JP2001109221A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001109221A
JP2001109221A JP28784799A JP28784799A JP2001109221A JP 2001109221 A JP2001109221 A JP 2001109221A JP 28784799 A JP28784799 A JP 28784799A JP 28784799 A JP28784799 A JP 28784799A JP 2001109221 A JP2001109221 A JP 2001109221A
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color
image forming
color image
toner
developing
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English (en)
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Noriyuki Tajima
典幸 田島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トータルの印刷時間を短縮することができ、
コストパフォーマンスに優れたカラー画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 1枚のカラー画像を形成するイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B
k)のトナーによる4回の現像及び1次転写のうち、最
終色であるブラックのトナーによる現像及び1次転写を
他の色のトナーによる現像及び1次転写とは異なる速度
で行う。また、2次転写及び定着を、最終色であるブラ
ックのトナーによる現像及び1次転写と同じ速度で行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機、カラーファクシミリ等に適用されるカラ
ー画像形成装置に関し、特に、電子写真方式を用いて多
色のトナー像を重ね合わせることによってカラー画像を
形成するタイプのカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置としては、例
えば、特開平9−304996号公報に開示されている
ものが知られている。
【0003】以下、従来のカラー画像形成装置につい
て、図15、図16を参照しながら説明する。図15は
従来のカラー画像形成装置の全体構成を示す断面図、図
16は従来のカラー画像形成装置の画像形成動作を示す
タイムチャートである。
【0004】図15に示すように、中間転写ベルトユニ
ット201は、中間転写ベルト202、第1転写ローラ
203、第2転写ローラ204、クリーナローラ20
5、廃トナー溜め206などを備えており、中間転写ベ
ルト202上で各色のトナー像を重ね合わせることがで
きるようにされている。本カラー画像形成装置の中央に
は現像ユニット群208が設けられている。現像ユニッ
ト群208は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
用の4組の断面略扇形状の現像ユニット207Y、20
7M、207C、207Bkからなっており、これらの
現像ユニット207Y、207M、207C、207B
kは円環状に配置されている。これらの現像ユニット2
07Y、207M、207C、207Bkは本カラー画
像形成装置内に正規に装着され、現像ユニット207
Y、207M、207C、207Bkと、本カラー画像
形成装置の他の部分との機械駆動系統及び電気回路系統
が相互カップリング部材を介して結合することにより、
両者は機械的・電気的に一体化されている。ここで、現
像ユニット207Y、207M、207C、207Bk
は支持体に支持されており、全体として駆動モータによ
って回転駆動されることにより、回転しない円筒状の軸
209の周りを回転することができる。また、像形成時
において、現像ユニット207Y、207M、207
C、207Bkは、回転移動によって中間転写ベルト2
02を支持する第1転写ローラ203に対向した像形成
位置210に順次位置することができる。この像形成位
置210は、レーザ信号光211による露光位置でもあ
る。
【0005】本カラー画像形成装置内には、現像ユニッ
ト群208の下方に位置してレーザ露光装置212が水
平状態で設けられている。レーザ信号光211は、マゼ
ンタ用の現像ユニット207Mとシアン用の現像ユニッ
ト207Cとの間に形成された光路用窓213と、軸2
09の一部に開けられた窓を通って、軸209内に位置
し装置本体に固定されたミラー214に入射する。
【0006】待機状態においては、通常、ブラック用の
現像ユニット207Bkが像形成位置210に位置して
いるので、まず、現像ユニット群208を90度回転さ
せることによってイエロー用の現像ユニット207Yを
像形成位置210に移動させる。ミラー214に入射し
たレーザ信号光211は、反射されて像形成位置210
に位置するイエロー用の現像ユニット207Yの露光窓
215から現像ユニット207Y内に進入する。この場
合、レーザ信号光211は、現像ユニット207Y内に
上下に配設されている現像器216とクリーナ217と
の間の光路用空間を通って感光体218の左側面の露光
部に入射して、感光体218の母線方向に走査される。
これにより、感光体218が露光され、静電潜像が形成
される。そして、この静電潜像が現像器216によって
現像されることにより、感光体218の表面にトナー像
が形成される。
【0007】感光体218に形成されたトナー像は中間
転写ベルト202に転写され、次いで、現像ユニット群
208が90度回転して、マゼンタ用の現像ユニット2
07Mが像形成位置210に位置する。そして、先のイ
エローのトナー像の形成と同じ動作が行われ、中間転写
ベルト202上のイエローのトナー像の上にマゼンタの
トナー像が重ね合わされる。同様の動作がさらにシア
ン、ブラック用の現像ユニット207C、207Bkを
用いて行われ、中間転写ベルト202上にフルカラー画
像が完成する。各色のトナー像の中間転写ベルト202
への転写は『1次転写』と呼ばれる。
【0008】最後のブラックのトナー像が転写された中
間転写ベルト202の画像先端部が2次転写位置に来た
とき、第3転写ローラ219が記録用紙を中間転写ベル
ト202に押し付け、記録用紙へのトナー像の2次転写
が開始し、中間転写ベルト202上の4色のトナー像が
一括して記録用紙に転写される。2次転写が開始した時
点では、感光体218上の像形成プロセスは継続してお
り、感光体218から中間転写ベルト202への1次転
写と中間転写ベルト202から記録用紙への2次転写が
同時に進行する。
【0009】感光体218から中間転写ベルト202へ
のブラックのトナー像の1次転写が完了したところで、
記録用紙に転写された4色のトナー像の先端部が定着器
220を通過し始める。これにより、4色のトナー像が
転写された記録用紙は定着され、装置外に排出される。
尚、感光体218から中間転写ベルト202へのブラッ
クのトナー像の1次転写が完了しても、中間転写ベルト
202から記録用紙への2次転写はまだ継続するので、
感光体218と中間転写ベルト202は回転を続ける。
このとき、レーザ信号光211は感光体218に照射さ
れず、感光体218や現像器はいわば空転状態となる。
【0010】中間転写ベルト202が合計4.5回転し
たところで、中間転写ベルト202から記録用紙へのト
ナー像の2次転写が完了し、感光体218と中間転写ベ
ルト202が停止する。
【0011】この後、現像ユニット群208が90度回
転して、再びイエローから順番に像形成が開始される。
【0012】以上の動作を繰り返すことにより、連続し
て複数枚のカラー画像の出力が行われる。
【0013】2次転写後に中間転写ベルト202上に残
留したトナーは、中間転写ベルト202に接触するクリ
ーナローラ205によって掻き取られ、掻き取られたト
ナーは廃トナー溜め206に収容される。
【0014】ところで、一般に、従来のカラー画像形成
装置においては、図16に示すように、4色の現像速度
及び1次転写速度が同一であり、現像速度及び1次転写
速度と2次転写速度及び定着速度も同一であった。
【0015】従って、例えば、キャリッジ2を90度回
転させて現像ユニット207を切り替える動作及び感光
体218のカップリング等に要する時間を1.0秒、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(Bk)の各トナーによる現像速度及び1次転写の速
度を100mm/秒、中間転写ベルト202の周長を3
77mmとすると、1枚のカラー画像を出力する時間
は、 T’=1.0×4+(377/100)×4.5=21
秒 となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】装置のコストパフォー
マンスを最大にするためには、上記のように現像、1次
転写、2次転写、定着のそれぞれの能力(=速度)を一
致させることが望ましいが、商品のシリーズ化やユニッ
ト・部品の共用化などの制約により、現実にはそれぞれ
の能力が一致することは稀なことである。その結果、例
えば、現像及び1次転写の能力に余裕があるにもかかわ
らず、2次転写及び定着の能力によって全体の画像形成
速度が決定されてしまうという問題がある。
【0017】また、イエロー、マゼンタ、シアンのカラ
ートナーと比べて、ブラックのトナーには色を重ね合わ
せたときの色合いやOHP印刷時の光透過性についての
制約が無いため、一般的に、カラートナーに比べて現像
能力を高めることが比較的容易であるが、従来のカラー
画像形成装置においては4色の現像速度を同一にしてい
るため、ブラックのトナーの特性を有効に活かし切れて
いなかった。
【0018】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、トータルの印刷時間
を短縮することができ、コストパフォーマンスに優れた
カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るカラー画像形成装置の第1の構成は、
表面に静電潜像が形成される感光体と、それぞれ異なる
色のトナーと現像手段とを有する複数の現像ユニット
と、前記複数の現像ユニットを選択的に像形成位置とそ
の他の位置に移動させて切り替える現像ユニット移動手
段と、前記複数の現像ユニットによって前記感光体上に
形成されたトナー像を順次色重ねして中間転写体上に転
写することにより複数の色のトナー像を重ねたカラー画
像を前記中間転写体上に形成する1次転写手段と、前記
中間転写体を所定の速度で駆動する中間転写体駆動手段
と、前記中間転写体上に重ねて1次転写されたカラー画
像を印刷媒体上に転写する2次転写手段と、前記印刷媒
体上のカラー画像を前記印刷媒体上に定着する定着手段
とを備えたカラー画像形成装置であって、1枚のカラー
画像を形成する複数色のトナーによる複数回の1次転写
のうち、最終色のトナーによる1次転写を他の色のトナ
ーによる1次転写とは異なる速度で行うことを特徴とす
る。
【0020】このカラー画像形成装置の第1の構成によ
れば、最終色のトナーによる感光体上への現像及び中間
転写体上への1次転写と印刷媒体上への2次転写及び定
着を同時に行う場合に、最終色以外の他の色のトナーに
よる感光体上への現像の速度及び中間転写体上への1次
転写の速度を、印刷媒体上への2次転写の速度及び定着
の速度と異ならせることにより、カラー画像形成装置の
2次転写及び定着の能力を現像及び1次転写の能力とは
独立に設定することができる。その結果、2次転写手段
及び定着手段のコストパフォーマンスを最適に設定する
ことができる。従って、例えば、能力の高い現像速度及
び1次転写速度に2次転写速度及び定着速度を一致させ
るために、大型で高価な転写器、定着器を導入する必要
がない。
【0021】また、2次転写及び定着の能力が現像及び
1次転写の能力よりも高い場合、ブラックのトナーによ
る現像及び1次転写の能力を高め、最終色のトナーとし
てブラックのトナーを用いれば、トータルの印刷時間を
短縮することが可能となる。ブラックのトナーは他の色
のトナーに比べて透過性に関する制約が無いために基材
及び添加剤に選択肢が多く、ブラックのトナーのみ現像
及び1次転写の能力を高めることが比較的容易だからで
ある。
【0022】また、前記本発明のカラー画像形成装置の
第1の構成においては、前記1次転写手段による1次転
写位置から前記2次転写手段による2次転写位置までの
距離をL1、前記2次転写位置から前記定着手段による
定着位置までの距離をL2、前記印刷媒体の搬送方向の
長さをLpとしたとき、 L1<Lp、L2<Lp なる関係を満たすのが好ましい。この好ましい例によれ
ば、装置全体をコンパクトに構成することができる。こ
の場合、トータルのカラー印刷時間を最小にするには、
最終色の現像及び1次転写を行うと同時に2次転写を行
うことが必須となる。そして、このような構成の装置に
おいても、前記本発明のカラー画像形成装置の第1の構
成を適用することにより、前記第1の構成と同一の効果
が得られ、装置の有する能力を最大限有効に使うことが
可能となる。
【0023】また、前記本発明のカラー画像形成装置の
第1の構成においては、前記複数の現像ユニットが内蔵
するトナーの色がそれぞれイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色であり、1次転写における最終色が
イエロー又はブラックであるのが好ましい。この好まし
い例によれば、画像形成速度の違いによって色ズレが若
干増加しても、マゼンタ、シアンよりも目立ちにくい。
【0024】また、前記本発明のカラー画像形成装置の
第1の構成においては、前記複数の現像ユニットがそれ
ぞれ前記感光体を一体的に備えているのが好ましい。こ
の好ましい例によれば、共に消耗品である感光体とトナ
ーが現像ユニットに一体的に備わった構成であるため、
消耗品交換の頻度を小さくすることができると共に、消
耗品交換の操作性を向上させることができる。
【0025】また、本発明に係るカラー画像形成装置の
第2の構成は、表面に静電潜像が形成される感光体と、
それぞれ異なる色のトナーと現像手段とを有する複数の
現像ユニットと、前記複数の現像ユニットを選択的に像
形成位置とその他の位置に移動させて切り替える現像ユ
ニット移動手段と、印刷媒体を巻き付けることができ、
前記感光体上に形成されたトナー像を順次色重ねして前
記印刷媒体上に転写することにより複数の色のトナー像
を重ねたカラー画像を前記印刷媒体上に形成する転写ド
ラムと、前記印刷媒体上のカラー画像を前記印刷媒体上
に定着する定着手段とを備えたカラー画像形成装置であ
って、1枚のカラー画像を形成する複数色のトナーによ
る複数回の転写のうち、最終色のトナーによる転写を他
の色のトナーによる転写とは異なる速度で行うことを特
徴とする。
【0026】このカラー画像形成装置の第2の構成によ
っても、前記本発明のカラー画像形成装置の第1の構成
によって得られる効果と同一の効果が得られる。
【0027】また、前記本発明のカラー画像形成装置の
第2の構成においては、前記感光体上に形成されたトナ
ー像を順次色重ねして前記印刷媒体上に転写する転写位
置から前記定着手段による定着位置までの距離をL3、
前記印刷媒体の搬送方向の長さをLpとしたとき、 L3<Lp なる関係を満たすのが好ましい。
【0028】また、前記本発明のカラー画像形成装置の
第2の構成においては、前記複数の現像ユニットが内蔵
するトナーの色がそれぞれイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色であり、前記印刷媒体上に転写され
る最終色がイエロー又はブラックであるのが好ましい。
【0029】また、本発明に係るカラー画像形成装置の
第3の構成は、それぞれ異なる色のトナーと現像手段と
を有する複数の現像ユニットと、前記複数の現像ユニッ
トを選択的に像形成位置とその他の位置に移動させて切
り替える現像ユニット移動手段と、前記複数の現像ユニ
ットによって得られる複数色のトナー像を順次色重ねし
て形成されたカラー画像を受容することができる感光体
と、前記感光体上に形成されたカラー画像を印刷媒体上
に転写する転写手段と、前記印刷媒体上のカラー画像を
前記印刷媒体上に定着する定着手段とを備えたカラー画
像形成装置であって、1枚のカラー画像を形成する複数
色のトナーによる複数回の現像のうち、最終色のトナー
による現像を他の色のトナーによる現像とは異なる速度
で行うことを特徴とする。
【0030】このカラー画像形成装置の第3の構成によ
っても、前記本発明のカラー画像形成装置の第1の構成
によって得られる効果と同一の効果が得られる。
【0031】また、前記本発明のカラー画像形成装置の
第3の構成においては、前記現像ユニットによる前記感
光体への現像位置から前記転写手段による前記印刷媒体
上への転写位置までの距離をL4、前記転写位置から前
記定着手段による定着位置までの距離をL5、前記印刷
媒体の搬送方向の長さをLpとしたとき、 L4<Lp、L5<Lp なる関係を満たすのが好ましい。
【0032】また、前記本発明のカラー画像形成装置の
第3の構成においては、前記複数の現像ユニットが内蔵
するトナーの色がそれぞれイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色であり、前記現像ユニットによる前
記感光体への現像における最終色がイエロー又はブラッ
クであるのが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。
【0034】〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1
の実施の形態におけるカラー画像形成装置の全体構成を
示す断面図、図2はキャリッジ及び感光体の位置決め機
構及び駆動機構を示す分解斜視図、図3は像形成位置に
位置する現像ユニットの感光体軸を含むキャリッジの断
面図、図4はレーザ露光装置の外観を示す斜視図、図5
は感光体と中間転写ベルトを駆動する本体側の駆動機構
の伝動系を示す図、図6は現像ユニットの感光体と中間
転写ベルトとの位置関係を示す図である。
【0035】図1中、3はイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色ごとに感光体30の周りにプロセス
要素を配置して一体化された現像ユニットであり、それ
ぞれ以下の部品によって構成されている。
【0036】34は感光体30をマイナスに一様に帯電
するコロナ帯電器、35は現像ローラを含む現像器、3
9はトナーホッパである。トナーホッパ39内には、ポ
リエステル樹脂に顔料を分散したマイナス帯電性のトナ
ー32が入れられている。このトナー32は、現像器3
5の現像ローラの表面に担持され、感光体30を現像す
る。38は転写後の感光体30の表面に残ったトナーを
清掃するクリーナであり、このクリーナ38はゴム製の
クリーニングブレード36と廃トナーを収容する廃トナ
ー溜37とにより構成されている。33はレーザ光8が
現像ユニット3内に進入するために設けられた光路窓で
ある。感光体30の直径は約30mm、現像器35の現
像ローラの直径は約16mmであり、それぞれ現像ユニ
ット3の側壁に回転可能に支持されている。
【0037】転写ベルトユニット5は、像形成位置10
において感光体30上に形成されたトナー像を写し取
り、写し取ったトナー像を記録用紙に再転写するための
ものである。この転写ベルトユニット5は、中間転写ベ
ルト50と、中間転写ベルト50を懸架するガイドプー
リー群55a〜55dと、クリーナ51と、クリーニン
グ後の廃トナーを収容する廃トナーケース57とにより
構成され、これらは一体化されて装置本体1に着脱自在
に取り付けられている。クリーナ51は、中間転写ベル
ト50に残留したトナーを清掃するためのものであり、
ゴム製のクリーニングブレード53と掻き取ったトナー
を廃トナーケース57に搬送するためのスクリュー53
aとにより構成されている。
【0038】中間転写ベルト50は、厚さ約150μm
のエンドレスベルト状の半導電性(電気抵抗が中程度)
のポリカーボネートフィルムから構成されている。中間
転写ベルト50の周長は、A4サイズ又はレターサイズ
の紙にフルカラープリントすることができるように、A
4サイズの長手方向の長さ(297mm)に、感光体3
0(直径約30mm)の周長の半分よりも若干長い長さ
を足した377mmに設定されている。
【0039】中間転写ベルト50を懸架するガイドプー
リー群55a〜55dのうちのガイドプーリー55a
は、中間転写ベルト50を駆動する駆動プーリーであ
り、クリーニングブレード53のバックアップローラも
兼ねている。ガイドプーリー55bは、中間転写ベルト
50上のトナー像を記録用紙に転写する2次転写ローラ
9のバックアップローラである。ガイドプーリー55c
は、ガイドローラであり、感光体30から中間転写ベル
ト50上にトナー像を転写するための1次転写バイアス
を印加するローラも兼ねている。ガイドプーリー55d
は、中間転写ベルト50にテンションを与えるテンショ
ンローラである。中間転写ベルト50はこれらのガイド
プーリー55a〜55dに懸架されており、駆動プーリ
ー55aの回転に従って回転することができる。尚、5
6は中間転写ベルト50を保護するためのカバーであ
る。
【0040】図1において、右側端面が装置前面であ
り、装置本体1のほぼ中央にキャリッジ2、前面に前面
アリゲータ1A、天面には天面扉17が設けられてい
る。
【0041】キャリッジ2には、4色(イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラック)の現像ユニット3Y、3M、
3C、3Bkが収容されている。キャリッジ2は、装置
本体1に対して円管21を軸として回動自在に支持され
ている。これにより、各色の現像ユニット3の感光体3
0を、像形成位置10とその他の待避位置との間で順次
移動させて、現像ユニット3の切り替えを行うことがで
きる。
【0042】現像ユニット3は、装置本体1に着脱自在
に装着されており、現像ユニット3の交換が必要な場合
には、キャリッジ2を回転させて交換したい色の現像ユ
ニット3を天面扉17のすぐ下方に位置させ、天面扉1
7を開いて交換することができる。
【0043】現像ユニット3のキャリッジ2内での動作
位置は、感光体30にレーザ光8が照射され、転写ベル
トユニット5が接触する像形成位置10のみである。現
像ユニット3は、この像形成位置10において装置本体
1の駆動機構や電源と接続され、これにより像形成動作
が行われる。その他の位置は待避位置であり、この位置
ではどの現像ユニット3も動作しない。
【0044】前面アリゲータ1Aは、装置本体1にヒン
ジ軸によって蝶合されており、前面へ倒して開くことが
できる。前面アリゲータ1Aには、給紙ユニット12か
ら給紙ローラ14によって供給される記録用紙をガイド
するための紙ガイド13a、13b、13c、13dの
前面側と、中間転写ベルト50から記録用紙に2次転写
されたカラー画像を定着するための定着器15と、排紙
ローラ18等とが取り付けられており、前面アリゲータ
1Aを前方に倒すと、これらの構成物も同時に倒れる。
このため、装置本体1の前面を大きく開放することが可
能であり、この部分から転写ベルトユニット5を着脱す
ることができると共に、紙詰まり時にも記録用紙を容易
に除去することができる。
【0045】転写ベルトユニット5は、装置本体に装着
されたときに所定の位置に確実に位置決めされ、像形成
位置10に対面する部分が現像ユニット3の感光体30
に接触する。また、同時に、転写ベルトユニット5の各
部が本体側と電気的に接続されると共に、駆動プーリー
55aが本体側の駆動手段に連結されて、中間転写ベル
ト50が回転可能な状態となる。
【0046】図1、図3に示すように、キャリッジ2の
円管21内には、感光体30を露光するためのレーザ露
光装置6が配置されている。レーザ露光装置6は、光源
である半導体レーザユニット6a、ポリゴンミラー6
b、ミラー6c、レンズ6d等により構成され、これら
はユニット化されてケースに収納されている。画像情報
の時系列画素信号に対応したレーザ光8は、レーザ露光
装置6の半導体レーザユニット6aから出射され、キャ
リッジ2の円管21に設けられた露光窓22を通過し、
現像ユニット3に形成された光路窓33を通って、像形
成位置10に位置する現像ユニット3(3Y)内に進入
する。そして、このレーザ光8は、感光体30の左側面
の露光部に入射し、感光体30を母線方向に走査露光す
る。
【0047】図3、図4に示すように、レーザ露光装置
6のレーザ露光装置本体63の両側には、円板状の取り
付け板64R、64Lが固定されている。取り付け板6
4Rの中心には、位置決め用の突起101が設けられて
いる。また、取り付け板64Lにはねじ止め用の孔65
が設けられ、取り付け板64Rにはねじ孔66が設けら
れている。
【0048】取り付け板64R、64Lを含むレーザ露
光装置6は、装置本体1の左側板1L側から円管21内
に挿入され、右側板1Rに固定された軸受け46の中央
部に設けられた孔に突起101が挿入されることによっ
て位置決めされる。そして、左右の取り付け板64L、
64Rのねじ止め用孔65及びねじ孔66を用いてねじ
止め固定される。従って、レーザ露光装置6は、キャリ
ッジ2の回転とは無関係に常時静止状態を保つこととな
る。
【0049】図1〜図3に示すように、キャリッジ2の
中央の円管21には、右側壁20Rと左側壁20Lとが
固定されている。円管21には感光体露光用のレーザ光
8が通過する位置の4カ所に露光窓22が設けられてい
る。
【0050】また、右側壁20Rの外周には、現像ユニ
ット3の感光体30に固定されたカップリング板42を
受ける右切欠き26が設けられており、正規の位置では
カップリング板42と右側壁20Rとが接触しないよう
に、右切欠き26とカップリング板42との間には間隙
が設けられている。左側壁20Lの外周には、感光体3
0の軸(以下『感光体軸』という。)40の左端に設け
られたカラー43を受ける左切欠き29が設けられてお
り、正規の位置ではカラー43と左側壁20Lとが接触
しないように、左切欠き29とカラー43との間には間
隙が設けられている。
【0051】右側壁20R及び左側壁20Lの内側に
は、右切欠き26と左切欠き29に連続してそれぞれガ
イド溝25が形成されている。このガイド溝25は、現
像ユニット3の両側壁に設けられたガイドピン45R、
45Lを案内して現像ユニット3をキャリッジ2内で概
略位置決めするためのものである。尚、現像ユニット3
がキャリッジ2内に装着された状態では、現像ユニット
3は、キャリッジ2に対してガイドピン45R、45L
を中心としてカップリング板42と右切り欠き26との
間隙分だけ、また、カラー43と左切り欠き29との隙
間分だけ回動可能な状態となる。
【0052】4個の現像ユニット3がキャリッジ2に収
容された状態において、現像ユニット3の廃トナーケー
ス37の壁面は、隣接する現像ユニット3のトナーホッ
パ39の壁面に対面している。このような構造により、
キャリッジ2の円筒状空間が無駄無く有効に利用されて
いる。尚、図示は省略するが、キャリッジ2の両側壁2
0R、20Lの外周部に内側へ突出する突起部又は部材
を設けることにより、現像ユニット3がキャリッジ2か
ら外れないようにされている。
【0053】図2、図3において、28はキャリッジ2
の左側壁20Lに固定されたキャリッジギアであり、こ
のキャリッジギア28は本体側に設けられたキャリッジ
駆動機構86と連結されている。キャリッジ駆動機構8
6は、キャリッジ駆動モータ100に連結されたウォー
ムギア89と、ウォームギア89に噛み合うウォームホ
イール88と、ウォームホイール88と一体化され、キ
ャリッジギア28と噛み合うギア87とにより構成され
ている。尚、キャリッジ2は、左右の本体側壁1L、1
Rに軸受け46を介して回転自在に支持されている。
【0054】図7に、半導体レーザユニット及びキャリ
ッジ駆動モータを制御する制御回路のブロック図を示
す。図7に示すように、半導体レーザユニット6a及び
キャリッジ駆動モータ100を制御する制御回路は、大
きく分けて、システムコントローラ102とプリンタエ
ンジン103とからなる。システムコントローラ102
は、CPU104とメモリ105とを有し、プリンタエ
ンジン103は、CPU106とモータドライバ107
とからなるエンジンコントローラ108を有している。
半導体レーザユニット6aには、システムコントローラ
102のCPU104から画像情報の時系列画素信号
(画像出力信号(ビデオ・データ))が入力される。こ
れにより、半導体レーザユニット6aから画像情報の時
系列画素信号に対応したレーザ光8が出射される。ま
た、エンジンコントローラ108のCPU106には、
システムコントローラ102のCPU104から印刷色
指定信号が入力される。これにより、エンジンコントロ
ーラ108のCPU106からモータドライバ107を
介してキャリッジ駆動モータ100にキャリッジ駆動モ
ータ制御信号が入力され、ウォームギア89、ウォーム
ホイール88、ギア87を介してキャリッジ2の左側壁
20Lに固定されたキャリッジギア28が所定角度だけ
回転される。そして、このキャリッジギア28の回転に
伴って、キャリッジ2が回転し、印刷色指定信号に対応
した現像ユニット3が像形成位置10に移動する。
【0055】図2、図3に示すように、装置本体1の両
側壁1R、1Lには、感光体30を像形成位置10に正
確に位置決めするために、それぞれ感光体駆動機構60
とディテント機構80が設けられている。
【0056】感光体駆動機構60は右本体壁1Rに設け
られており、出力軸70と、出力軸70と一体的に回転
するカップリング板61と、出力軸駆動ギア71と、こ
れらを駆動する駆動機構とにより構成されている。出力
軸70は、右本体壁1Rとこれに平行に固定された基板
67とにそれぞれ設けられた軸受け77に軸方向に移動
可能かつ回転可能に支持されている。
【0057】出力軸70の一端には、感光体軸40の右
端に形成された凹状テーパ面48に対応する凸状テーパ
面を有する先端テーパ部75が形成されており、出力軸
70の他端は、スラスト軸受け69に小さい面積で接触
するように球面状に形成されている。出力軸駆動ギア7
1は回転方向と同じ方向の左ねじれのハスバ歯車であ
り、この出力軸駆動ギア71は原動側ギア72と噛み合
った状態で出力軸70に固定されている。74は軸受け
77と出力軸駆動ギア71との間に挿入された圧縮バネ
であり、この圧縮バネ74は、出力軸70のカップリン
グ板61を感光体30のカップリング板42から離間し
た位置に常時付勢しておくためのものである。出力軸7
0は、スラスト軸受け69によって軸方向に移動可能で
ある。出力軸70が軸方向に移動しても、出力軸駆動ギ
ア71が原動側ギア72に常時噛み合った状態となるよ
うに、原動側ギア72は軸方向に十分な長さを有してい
る。出力軸70が軸方向に移動するとき、出力軸駆動ギ
ア71と原動側ギア72は互いに歯面で滑りながら相対
的に移動する。
【0058】次に、左本体壁1Lに設けられたディテン
ト機構80について説明する。
【0059】図2、図3に示すように、ディテント機構
80は、ガイド板81と、ディテントレバー82と、デ
ィテントレバー82を動かすソレノイド85等とにより
構成されている。ガイド板81は、像形成位置10の近
傍で感光体軸40の左端に設けられたカラー43をガイ
ドし、キャリッジ2の中心位置から正規の遠心方向位置
にカラー43を位置決めするためのものであり、左本体
壁1Lに固定されている。ディテントレバー82は、支
軸83によって左本体壁1Lに回転自在に取り付けられ
ており、先端のV溝によってカラー43をガイド板81
に押し付けてカラー43を正確に位置決めする。ディテ
ントレバー82は、ソレノイド85のプランジャーに接
続されている。このように構成したことにより、ディテ
ントレバー82をソレノイド85のプランジャーの吸引
力によって揺動させ、ディテントレバー82のV溝によ
ってカラー43をガイド板81に強く押し付けることが
できる。
【0060】尚、感光体駆動機構60の出力軸70の軸
心とディテント機構80のV溝のセンターとを結ぶ直線
がレーザ露光装置6の軸と正確に平行となるように、各
部品が配置されている。また、軸受けの遊びは最小限に
抑えられている。このため、感光体駆動機構60とディ
テント機構80が動作したとき、感光体30は常に像形
成位置10に精度良く位置決めされる。
【0061】次に、感光体30と中間転写ベルト50と
を駆動する駆動機構について説明する。
【0062】図5において、90は感光体30と中間転
写ベルト50とを駆動する駆動機構であり、駆動源とし
ての第1モータ95と、これに連結された減速ギア9
2、93とにより構成されている。減速ギア93は、転
写ベルトユニット5が装着されたときに、駆動プーリー
55aに固定されたプーリーギア94に噛み合うように
構成されている。また、減速ギア92は出力軸駆動ギア
71に噛み合って感光体30を回転させる。91は減速
ギア92とアイドラギア96に噛み合うモータギアであ
る。尚、これらのギアの回転比は、中間転写ベルト50
の1回転に対し、すべて整数比となるように設定されて
いる。駆動プーリー55aの外径は約30mmであり、
駆動プーリー55aの4回転で周長約377mmの中間
転写ベルト50が正確に一回転する構成となっている。
また、駆動プーリー55aに固定されたプーリーギア9
4と減速ギア93との回転比は1対2、減速ギア93と
モータギア91の回転比は1対3に設定されている。ま
た、感光体30の外径も30mmであり、感光体30
は、中間転写ベルト50が1回転する間に4回転し、駆
動プーリー55aの回転と同期する。出力軸駆動ギア7
1と減速ギア92との回転比は1対2、減速ギア92と
モータギア91との回転比は1対3である。尚、転写の
中抜けを防止するために感光体30の周速と中間転写ベ
ルト50の周速とを異ならせる場合、又は、中間転写ベ
ルト50の厚さのばらつきによってベルトの周速が変化
する場合等においては、感光体30の外径、駆動プーリ
ー55aの外径、及びベルト周長を適切に調整してもよ
い。この場合にも、中間転写ベルト50の1回転に対す
る駆動プーリー55aの回転比及び感光体30の回転比
はそれぞれ整数倍に設定される。
【0063】図6において、転写ベルトユニット5は、
装置本体1の左右の側壁1L、1R間に位置決め固定さ
れている。このとき、像形成位置10に位置決めされた
感光体30の外周は、ガイドローラ55cとテンション
ローラ55dの共通接線よりもベルトの内側に約1mm
程度食い込んだ位置にある。このため、中間転写ベルト
50に与えられた張力によって中間転写ベルト50と感
光体30の外周面には一定の圧接力が与えられ、両者が
均一に接触する。例えば、図6に矢印で示すように、テ
ンションローラ55dに約20〜30Nのバネ力を付与
することにより、十分な転写性能が得られた。このとき
の中間転写ベルト50の幅は約250mmであった。
【0064】尚、キャリッジ2が回転して現像ユニット
3が切り替えられるとき、感光体30は中間転写ベルト
50の表面を擦りながら移動することになる。しかし、
中間転写ベルト50は一色のトナー像を転写するたびに
一回転し、画像が形成されない無像領域が感光体30に
接した状態で停止する。従って、色切替時に画像が乱さ
れることはない。
【0065】次に、上記のように構成されたカラー画像
形成装置の動作について、図8を参照しながら説明す
る。図8は本発明の第1の実施の形態におけるカラー画
像形成装置の画像形成動作を示すタイムチャートであ
る。
【0066】図1に示すように転写ベルトユニット5と
各色の現像ユニット3がそれぞれ所定の位置に装着され
た状態で、装置本体1の電源を投入すると、定着器15
が昇温し、レーザ露光装置6のポリゴンミラー6bが回
転を開始して、準備が完了する。尚、電源投入直後に感
光体30や中間転写ベルト50の状態を整えるイニシャ
ライズモードを動作させる場合もある。
【0067】準備が完了すると、イエロー用の現像ユニ
ット3Yによる像形成が開始する。待機状態において
は、通常、ブラック用の現像ユニット3Bkが像形成位
置10に位置しているので、まず、キャリッジ2を90
度回転させることによってイエロー用の現像ユニット3
Yを像形成位置10に移動させる。つまり、キャリッジ
駆動モータ100を回転させて、図2のウォームギア8
9を回転させ、キャリッジ2を図1に示す矢印の方向に
回転させて、イエロー用の現像ユニット3Yを像形成位
置10に移動させる。
【0068】キャリッジ2が回転する際、感光体駆動機
構60の出力軸70は圧縮バネ74に付勢されて後退
し、先端テーパ部75とカップリング板61は感光体3
0側のカップリング板42から離間した状態となる。ま
た、この場合、ディテント機構80のソレノイド85も
オフ状態となり、ディテントレバー82は待機位置に待
避した状態となる。また、この場合、感光体30と中間
転写ベルト50を駆動する第1モータ95は停止した状
態となる。イエロー用の現像ユニット3Yの感光体30
が中間転写ベルト50の表面を擦りながら移動して像形
成位置10の近傍に来ると、キャリッジ駆動モータ10
0が停止してウォームギア89が停止し、キャリッジ2
はその位置でロックされる。
【0069】キャリッジ2が停止すると、ディテント機
構80のソレノイド85が直ちにオン状態となり、ディ
テントレバー82が感光体軸40のカラー43をガイド
板81に押し付ける方向に付勢され、ディテントレバー
82のV溝とガイド板81との間にカラー43を挟み付
けて規定位置に位置決めする。
【0070】同時に、スラスト軸受け69がバネ力に抗
して出力軸70を図3の左方向に押し出す。このように
出力軸70が図3の左方向に押し出されると、出力軸7
0の先端テーパ部75が感光体軸40の凹状テーパ面4
8に係合し始め、感光体軸40を出力軸70の軸心に合
わせるように移動させながら前進する。さらにスラスト
軸受け69が出力軸70を押し付けると、先端テーパ部
75と凹状テーパ面48とが係合し、感光体軸40の軸
心と出力軸70の軸心が完全に一致した状態となる。こ
れにより、感光体30は像形成位置10に正確に位置決
めされる。そして、先端テーパ部75が凹状テーパ面4
8と係合すると、カップリング板42とカップリング板
61も互いに係合し、出力軸70の回転力を感光体30
に伝達することができる状態となる。
【0071】感光体30の位置決め及びカップリングが
完了すると、感光体30と中間転写ベルト50を駆動す
る第1モータ95が回転を開始し、イエロー用の感光体
30Yと中間転写ベルト50が回転を開始する。これら
が動き始めると同時に、現像器35、コロナ帯電器34
も動き始める。駆動プーリー55aが駆動され、その摩
擦力によって中間転写ベルト50が図1の矢印方向に回
動する。このとき、感光体30の周速度と中間転写ベル
ト50の周速度はほぼ等しくなる。また、2次転写ロー
ラ9とクリーニングブレード53は中間転写ベルト50
から離間した状態となっている。
【0072】感光体30と中間転写ベルト50が定常速
度になり、かつ、感光体30の表面の一様に帯電された
部分が露光位置に達する頃に中間転写ベルト50の先頭
位置が検出されると、レーザ露光装置6からのレーザ光
8の照射が開始される。一様に帯電された感光体30上
に画像出力信号によって変調されたレーザ光8が照射さ
れると、画像出力信号に応じた静電潜像が形成され、こ
の静電潜像が現像器35によって順次顕像化されてトナ
ー像が形成される。
【0073】感光体30上に形成されたトナー像は、感
光体30の回転により、中間転写ベルト50に接触する
1次転写位置まで移動し、この1次転写位置において中
間転写ベルト50に順次写し取られる。この動作がA4
一画面分継続する。この間、出力軸70はスラスト軸受
け69によって図2の左方に押し付けられ、また、ソレ
ノイド85はオン状態を保ち、ディテントレバー82は
カラー42を挟み続ける。イエローの像形成動作は、画
像の終端が中間転写ベルト50に転写された後に終了
し、第1モータ95の停止によって感光体30と中間転
写ベルト50が停止する。
【0074】感光体30と中間転写ベルト50が停止す
ると、ソレノイド85がオフ状態となり、ディテントレ
バー82が解除される。これと同時に、スラスト軸受け
69が図2の右方向に後退し、圧縮バネ74の復元力に
よって出力軸70が右方向に後退し、カップリング板6
1及び先端テーパ部75がカップリング板42及び感光
体軸40から離間する。以上の動作により、感光体軸4
0と出力軸70とのカップリングが解除され、キャリッ
ジ2の回転移動が可能となる。
【0075】感光体軸40と出力軸70とのカップリン
グが解除されると、キャリッジ駆動モータ100が再び
回転を開始し、ウォームギア89が再び回転して、キャ
リッジ2が図1の矢印方向に90度だけ回転する。これ
により、次のマゼンタ用の現像ユニット3Mが像形成位
置10近傍に移動して停止する。そして、再びディテン
ト機構80と感光体駆動機構60とが作動して、マゼン
タ用の感光体30が位置決めされる。その後、感光体軸
40と出力軸70とのカップリング動作が行われ、第1
モータ95が回転を開始して、2色目のマゼンタの像形
成動作が開始される。その結果、中間転写ベルト50上
にはイエローとマゼンタのトナー像が重ねて形成され
る。
【0076】このように順次現像ユニット3の切り替え
動作と像形成動作とが3色目のシアン、4色目のブラッ
クと繰り返され、中間転写ベルト50上に4色のトナー
像が重ねて形成される。
【0077】最後のブラックのトナー像が転写された中
間転写ベルト50の画像先端部が2次転写位置に来たと
き、2次転写ローラ9が記録用紙を中間転写ベルト50
に押し付け、記録用紙へのトナー像の2次転写が開始
し、中間転写ベルト50上の4色のトナー像が一括して
記録用紙に転写される。2次転写が開始した時点では、
感光体30上の像形成プロセスは継続しており、感光体
30から中間転写ベルト50への1次転写と中間転写ベ
ルト50から記録用紙への2次転写が同時に進行する。
【0078】感光体30から中間転写ベルト50へのブ
ラックのトナー像の1次転写が完了したところで、記録
用紙のに転写された4色のトナー像の先端部が定着器1
5を通過し始める。これにより、4色のトナー像が転写
された記録用紙は定着され、排紙ローラ18によって装
置外に排出される。尚、感光体30から中間転写ベルト
50へのブラックのトナー像の1次転写が完了しても、
中間転写ベルト50から記録用紙への2次転写はまだ継
続するので、感光体30と中間転写ベルト50は回転を
続ける。このとき、レーザ光8は感光体30に照射され
ず、感光体30や現像器35はいわば空転状態となる。
【0079】中間転写ベルト50が合計4.5回転した
ところで、中間転写ベルト50から記録用紙へのトナー
像の2次転写が完了し、感光体30と中間転写ベルト5
0が停止する。
【0080】この後、感光体30と本体とのカップリン
グ及びディテントが解除され、キャリッジ2が90度回
転して、再びイエローから順番に像形成が開始される。
【0081】以上の動作を繰り返すことにより、連続し
て複数枚のカラー画像の出力が行われる。
【0082】2次転写後に中間転写ベルト50上に残留
したトナーは、中間転写ベルト50に接触するクリーニ
ングブレード53によって掻き取られ、掻き取られたト
ナーはスクリュー53aによって廃トナーケース57に
運ばれる。
【0083】上記画像形成動作において、1枚のカラー
画像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(Bk)のトナーによる4回の現像
及び1次転写のうち、最終色であるブラックのトナーに
よる現像及び1次転写は他の色のトナーによる現像及び
1次転写とは異なる速度で行われる。本実施の形態にお
いて、最終色であるブラックのトナーによる現像及び1
次転写は他の色のトナーによる現像及び1次転写よりも
遅い速度で行われる。また、2次転写及び定着は、最終
色であるブラックのトナーによる現像及び1次転写と同
じ速度で行われる。
【0084】上記のように最終色であるブラックのトナ
ーによる感光体30上への現像及び中間転写ベルト50
上への1次転写と記録用紙上への2次転写及び定着を同
時に行う場合に、ブラック以外の他の色のトナーによる
感光体30上への現像の速度及び中間転写ベルト50上
への1次転写の速度を、記録用紙上への2次転写の速度
及び定着の速度と異ならせることにより、カラー画像形
成装置の2次転写及び定着の能力を現像及び1次転写の
能力とは独立に設定することができる。その結果、2次
転写ローラ9及び中間転写ベルト50(2次転写手段)
及び定着器15(定着手段)のコストパフォーマンスを
最適に設定することができる。従って、例えば、能力の
高い現像速度及び1次転写速度に2次転写速度及び定着
速度を一致させるために、大型で高価な転写器、定着器
を導入する必要がない。
【0085】また、2次転写及び定着の能力が現像及び
1次転写の能力よりも高い場合、ブラックのトナーによ
る現像及び1次転写の能力を高め、上記のように最終色
のトナーとしてブラックのトナーを用いれば、トータル
の印刷時間を短縮することが可能となる。ブラックのト
ナーは他の色のトナーに比べて透過性に関する制約が無
いために基材及び添加剤に選択肢が多く、ブラックのト
ナーのみ現像及び1次転写の能力を高めることが比較的
容易だからである。
【0086】例えば、キャリッジ2を90度回転させて
現像ユニット3を切り替える動作及び感光体30のカッ
プリング等に要する時間を1.0秒、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)の各トナーによる現像速
度及び1次転写の速度を150mm/秒、ブラック(B
k)のトナーによる現像速度及び1次転写の速度を10
0mm/秒、中間転写ベルト50の周長を377mmと
すると、1枚のカラー画像を出力する時間は、 T=1.0×4+(377/150)×3+(377/100)×1.5 =17.2秒 となり、従来のカラー画像形成装置の場合(21秒)に
比べて18%の高速化が可能となる。
【0087】また、上記カラー画像形成装置において
は、像形成位置10に位置する感光体30と中間転写ベ
ルト50とが圧接する1次転写位置から2次転写ローラ
9とガイドプーリー55bとが中間転写ベルト50を介
して圧接する2次転写位置までの中間転写ベルト50の
進行方向に沿った距離をL1、2次転写位置から定着器
15(定着位置)までの紙ガイド13cに沿った距離を
L2、記録用紙の搬送方向の長さをLpとしたとき(図
1参照)、 L1<Lp、L2<Lp なる関係を満たしている。かかる関係を満たすことによ
り、装置全体がコンパクトに構成されている。この場
合、トータルのカラー印刷時間を最小にするには、上記
のように最終色であるブラックのトナーによる感光体3
0上への現像及び中間転写ベルト50上への1次転写を
行うと同時に記録用紙上への2次転写を行うことが必須
となる。そして、このような構成の装置においても、最
終色であるブラックのトナーによる感光体30上への現
像及び中間転写ベルト50上への1次転写と、他の色の
トナーによる現像及び1次転写とを異なる速度で行うこ
とにより、装置の有する能力を最大限有効に使うことが
可能となる。
【0088】尚、本実施の形態においては、複数の現像
ユニット3が各々感光体30を一体的に備えている場合
を例に挙げて説明したが、必ずしもこの構成に限定され
るものではなく、感光体30は現像ユニット3と別個独
立に設けられていてもよい。
【0089】また、本実施の形態においては、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを内蔵した
4個の現像ユニットを備え、1次転写における最終色が
ブラックであるカラー画像形成装置を例に挙げて説明し
たが、1次転写における最終色がイエロー又はブラック
であれば、画像形成速度の違いによって色ズレが若干増
加しても、マゼンタ、シアンよりも目立ちにくい。
【0090】また、本実施の形態においては、キャリッ
ジ2が装置本体に回転支持され、現像ユニット3が回転
駆動するタイプのカラー画像形成装置を例に挙げて説明
したが、本発明は必ずしもこの構成のものに限定される
ものではなく、図9に示すような構成のカラー画像形成
装置にも適用することができる。図9は本発明の第1の
実施の形態におけるカラー画像形成装置の他の例の全体
構成を示す断面図、図10は感光体ベルトと中間転写ベ
ルトを駆動する本体側の駆動機構の伝動系を示す図であ
る。
【0091】以下に、図9に示す構成のカラー画像形成
装置の動作について、図10を参照しながら説明する。
【0092】まず、高圧電源に接続された帯電器109
内の帯電線110に高圧を印加してコロナ放電を行わ
せ、感光体ベルト111の表面を一様に−700V程度
に帯電する。次いで、モータ112の回転によってアイ
ドラギア113を介して感光体ベルト駆動ギア114を
回転させることにより、感光体ベルト111を矢印A方
向に回転させ、一様に帯電した感光体ベルト111の表
面上にイエロー(Y)に相当するレーザビームの露光光
線115を照射する。これにより、感光体ベルト111
上の照射された部分は電荷が消え、静電潜像が形成され
る。尚、このとき、モータ112の回転によってアイド
ラギア116、117を介して中間転写ベルト駆動ギア
118が回転し、これにより中間転写ベルト119は矢
印C方向に回転した状態となっている。一方、イエロー
用の現像ユニット120Yは、中間転写ベルト基準検知
センサ121が基準マークを検出してから所定時間経過
後に、離接カム122Yの回転によって矢印B方向に押
されて感光体ベルト111に当接する。この当接に伴
い、感光体ベルト111上に形成された静電潜像部にイ
エローのトナーが付着して現像が完了する。現像が完了
したイエロー用の現像ユニット120Yは、離接カム1
22Yの180度回転によって感光体ベルト111との
当接位置から離間位置へ移動する。現像ユニット120
Yによって感光体ベルト111上に形成されたイエロー
のトナー像は、中間転写ベルト119を感光体ベルト1
11と接触させるために配置された中間転写ローラ12
3に高圧を印加することにより、中間転写ベルト119
に転写される(1次転写)。
【0093】次に、マゼンタ(M)が選択されると、離
接カム122Mが回転し、今度はマゼンタ用の現像ユニ
ット120Mを感光体ベルト111の方向へ押し、感光
体ベルト111に当接させて、マゼンタの現像を開始す
る。そして、この現像の動作をシアン(C)、ブラック
(Bk)と続けて行い、中間転写ベルト119上にイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(Bk)のトナー像を重ねてカラー画像を形成する。こ
のようにして形成された中間転写ベルト119上のカラ
ー画像は、それまで離間していた記録用紙転写ローラ1
24を中間転写ベルト119に接触する方向に動かし、
かつ、記録用紙転写ローラ124に高圧を印加し、記録
用紙カセット125から用紙搬送路126に沿って送ら
れてきた記録用紙を、記録用紙転写ローラ124が中間
転写ベルト119に押し付けることにより、記録用紙に
一括して2次転写される。
【0094】本構成のカラー画像形成装置においても、
2次転写が開始した時点では、感光体ベルト111上へ
の最終色であるブラック(Bk)の像形成プロセスは継
続しており、感光体ベルト111から中間転写ベルト1
19への1次転写と中間転写ベルト119から記録用紙
への2次転写が同時に進行する。
【0095】次に、カラー画像が2次転写された記録用
紙は、定着器127に送られ、ここでヒートローラ12
8の熱と加圧ローラ129の挟持圧によって定着され、
装置外に排出される。
【0096】この構成のカラー画像形成装置において
も、1枚のカラー画像を形成するイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナー
による4回の現像及び1次転写のうち、最終色であるブ
ラックのトナーによる現像及び1次転写は他の色のトナ
ーによる現像及び1次転写とは異なる速度で行われる。
また、2次転写及び定着は、最終色であるブラックのト
ナーによる現像及び1次転写と同じ速度で行われる。
【0097】また、この構成のカラー画像形成装置にお
いても、中間転写ローラ123が位置する1次転写位置
から記録用紙転写ローラ124が位置する2次転写位置
までの中間転写ベルト119の進行方向に沿った距離を
L1、2次転写位置から定着器127が位置する定着位
置までの記録用紙の搬送路に沿った距離をL2、記録用
紙の搬送方向の長さをLpとしたとき、 L1<Lp、L2<Lp なる関係を満たしている。
【0098】また、本実施の形態においては、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを内蔵した
4個の現像ユニットが装着されたカラー画像形成装置を
例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこの構成のカ
ラー画像形成装置に限定されるものではなく、例えば、
3色あるいは5色の現像ユニットが装着されたカラー画
像形成装置にも適用することができる。
【0099】〈第2の実施の形態〉図11は本発明の第
2の実施の形態におけるカラー画像形成装置の全体構成
を示す断面図、図12は感光体ドラムと転写ドラムを駆
動する本体側の駆動機構の伝動系を示す図である。
【0100】図11において、感光体ドラム130は矢
印方向に常時回転し、その回転方向に沿って、感光体ド
ラム130を一様に帯電する帯電器131、それぞれイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(Bk)のトナーを内蔵し、露光後の静電潜像の現像
を行う4つの現像ユニット132Y、132M、132
C、132Bk、現像後のトナー像を記録用紙に転写す
る転写ドラム133、感光体ドラム130上の残留トナ
ーを除去するクリーナ134がそれぞれ配置されてい
る。
【0101】感光体ドラム130への静電潜像の形成は
次のようにして行われる。すなわち、ホストコンピュー
タ(図示せず)からの画像信号に基づいてプリンタコン
トローラ(図示せず)によって生成されたビデオ信号に
より、半導体レーザ135が駆動されて、レーザビーム
136を発光する。半導体レーザ135から発光され、
画像信号によって変調されたレーザビーム136は、回
転ミラー137、結像レンズ138、反射レンズ139
を通って感光体ドラム130上をラスタ走査する。これ
により、感光体ドラム130上に静電潜像が形成され
る。
【0102】また、各現像ユニット132Y、132
M、132C、132Bkは、これら現像ユニット13
2Y、132M、132C、132Bkを各別に駆動す
る駆動制御回路140Y、140M、140C、140
Bkを備えており、これら駆動制御回路140Y、14
0M、140C、140Bkは制御手段(図示せず)に
よって複数の記録サイクルに応じて順次オン/オフさ
れ、感光体ドラム130上に形成された静電潜像を所定
の色のトナーによって可視画像に現像する。すなわち、
駆動制御回路140Y、140M、140C、140B
k及び制御手段は、現像ユニット132Y、132M、
132C、132Bkを選択的に像形成位置とその他の
位置に移動させて切り替える。
【0103】図12に示すように、感光体ドラム130
は、モータ141の回転によってアイドラギア142を
介して感光体ドラム駆動ギア143を回転させることに
より、矢印方向に回転する。このとき、モータ141の
回転によってアイドラギア144、145を介して転写
ドラム駆動ギア146も回転し、転写ドラム133は矢
印方向に回転した状態となる。
【0104】図11に示すように、転写ドラム133
は、その中心において矢印方向に回転自在に軸支されて
おり、感光体ドラム130の表面と接触した状態、ある
いは僅かに離れた状態で、感光体ドラム130と対峙し
ている。この転写ドラム133は、給紙カセット147
からレジストローラ対148、給紙ガイド149を介し
て供給される記録用紙150をグリッパ151及び吸着
ローラ152によって挟持、静電吸着保持し、搬送す
る。さらに、転写ドラム133の外部には、その回転方
向に沿って、転写ドラム133に転写バイアスを付与す
るためのバイアス印加装置153、トナー像が転写され
た記録用紙150を転写ドラム133から分離するため
の分離除電器154、155、分離を補助し、分離後の
記録用紙150を定着器156に搬送する記録用紙搬送
路に導くための分離爪157、記録用紙分離後の転写ド
ラム133の表面に付着したトナーを除去するための転
写ドラムクリーナ158、転写ドラム133に印加され
た転写バイアスを除去し、初期化するための除電器15
9がそれぞれ配置されている。
【0105】上記のように構成されたカラー画像形成装
置は、電源投入時に、転写ドラム133を一定時間動作
させ、その後、転写ドラム133を停止させて、図示し
ないホストコンピュータ又はプリンタコントローラから
のプリント開始信号を待つ。このプリント開始信号を受
信した後、画像形成工程における感光体ドラム130及
び転写ドラム133の回転工程が開始される。そして、
ホストコンピュータ又はプリンタコントローラからの画
像信号に基づいて、対応する現像ユニットの駆動制御回
路140が動作して駆動源が駆動する。これにより、対
応する現像ユニット132の現像スリーブが駆動され、
同時に所定のバイアス電圧が印加され、帯電、露光の工
程によって感光体ドラム130上に形成された静電潜像
が現像され、可視画像となる。この可視画像は、転写領
域において転写ドラム133に担持された記録用紙15
0に転写される。
【0106】上記帯電、露光、現像、転写の工程がイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(Bk)の順に繰り返され、転写ドラム133に担持さ
れた記録用紙150に所定のカラー画像が形成される。
そして、所定のカラー画像が形成された記録用紙150
は、転写ドラム133から分離された後、定着器156
内を通過して定着され、装置外に排出される。
【0107】本実施の形態のカラー画像形成装置におい
ては、1枚のカラー画像を形成するイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナ
ーによる4回の現像及び転写のうち、最終色であるブラ
ックのトナーによる現像及び転写は他の色のトナーによ
る現像及び転写とは異なる速度で行われる。また、定着
は、最終色であるブラックのトナーによる現像及び1次
転写と同じ速度で行われる。これにより、上記第1の実
施の形態と同様の効果が得られる。
【0108】また、本実施の形態のカラー画像形成装置
においては、記録用紙150に可視画像(トナー像)を
転写する転写位置(転写ドラム133が感光体ドラム1
30の表面と接触した状態、あるいは僅かに離れた状態
で感光体ドラム130と対峙している位置)から定着位
置(記録用紙150が定着器156と接触する位置)ま
での記録用紙150の搬送路に沿った距離をL3、記録
用紙150の搬送方向の長さをLpとしたとき、 L3<Lp なる関係が満たされている。これにより、上記第1の実
施の形態と同様に、装置全体をコンパクトに構成するこ
とができる。
【0109】尚、本実施の形態においては、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを内蔵した4個
の現像ユニットを備え、記録用紙150への転写におけ
る最終色がブラックであるカラー画像形成装置を例に挙
げて説明したが、記録用紙150への転写における最終
色がイエロー又はブラックであれば、画像形成速度の違
いによって色ズレが若干増加しても、マゼンタ、シアン
よりも目立ちにくい。
【0110】また、本実施の形態においては、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを内蔵した
4個の現像ユニットが装着されたカラー画像形成装置を
例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこの構成のカ
ラー画像形成装置に限定されるものではなく、例えば、
3色あるいは5色の現像ユニットが装着されたカラー画
像形成装置にも適用することができる。
【0111】〈第3の実施の形態〉図13は本発明の第
3の実施の形態におけるカラー画像形成装置の全体構成
を示す断面図、図14は感光体ドラムを駆動する本体側
の駆動機構の伝動系を示す図である。
【0112】図13において、160は感光体ドラム、
161は矢印方向に回転する感光体ドラム160の表面
を一様に帯電する帯電器である。プラテンガラス162
の上に載置された原稿(図示せず)が画像読取装置16
3によって読み取られ、画像読取装置163によって読
み取られた原稿の画像データは画像処理された後にレー
ザ露光装置164に供給される。レーザ露光装置164
からは、原稿の画像データに基づいて変調された画像光
が感光体ドラム160に照射され、この画像光により、
帯電器161によって一様に帯電された感光体ドラム1
60の表面に静電潜像が形成される。
【0113】図14に示すように、感光体ドラム160
は、モータ165の回転によってアイドラギア166を
介して感光体ドラム駆動ギア167を回転させることに
より、矢印方向に回転する。
【0114】図13に示すように、感光体ドラム160
の外部には、その回転方向に沿って、それぞれイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナーを内蔵
し、露光後の静電潜像の現像を行う3つの現像ユニット
168Y、168M、168C、現像後のトナー像を供
給装置169から供給される記録用紙に転写する転写器
170、トナー像が転写された記録用紙を感光体ドラム
160から分離する分離器171、感光体ドラム160
上の残留トナーを除去するクリーニング装置172がそ
れぞれ配置されている。また、173は記録用紙上のト
ナー像を定着する定着ローラ、174は感光体ドラム1
60から分離された記録用紙を定着ローラ173に搬送
する搬送手段である。ここで、図示しないCPU等から
なる現像ユニット移動手段は、現像ユニット168Y、
168M、168Cを選択的に像形成位置とその他の位
置に移動させて切り替える。
【0115】感光体ドラム160の表面に形成された静
電潜像は、まず、マゼンタ(M)用の現像ユニット16
8Mによって現像され、感光体ドラム160の表面にマ
ゼンタのトナー像が形成される。続いて、シアン(C)
用の現像ユニット168C、イエロー(Y)用の現像ユ
ニット168Yによって順次静電潜像が現像され、最終
的に各色のトナー像が重ね合わされたカラー画像が感光
体ドラム160上に形成される。
【0116】このようにして形成されたカラー画像(ト
ナー像)は、供給装置169から供給される記録用紙に
転写器170によって転写される。カラー画像(トナー
像)が転写された記録用紙は、分離器171によって感
光体ドラム160から分離された後、搬送手段174に
よって定着ローラ173に搬送されて定着され、装置外
に排出される。
【0117】本実施の形態のカラー画像形成装置におい
ては、1枚のカラー画像を形成するマゼンタ(M)、シ
アン(C)、イエロー(Y)のトナーによる3回の現像
及び転写のうち、最終色であるイエローのトナーによる
現像及び転写は他の色のトナーによる現像及び転写とは
異なる速度で行われる。また、定着は、最終色であるイ
エローのトナーによる現像及び1次転写と同じ速度で行
われる。これにより、上記第1の実施の形態と同様の効
果が得られる。
【0118】また、本実施の形態のカラー画像形成装置
においては、感光体ドラム160上にカラー画像(トナ
ー像)を形成する現像位置から記録用紙にカラー画像
(トナー像)を転写する転写位置(転写器170位置)
までの感光体ドラム160の外周に沿った距離をL4、
転写位置から定着位置(定着ローラ173の位置)まで
の記録用紙の搬送路に沿った距離をL5、記録用紙の搬
送方向の長さをLpとしたとき、 L4<Lp、L5<Lp なる関係が満たされている。これにより、上記第1の実
施の形態と同様に、装置全体をコンパクトに構成するこ
とができる。
【0119】尚、本実施の形態においては、それぞれイ
エロー、マゼンタ、シアンのトナーを内蔵し、露光後の
静電潜像の現像を行う3つの現像ユニット168Y、1
68M、168Cを備え、感光体ドラム160への現像
における最終色がイエローであるカラー画像形成装置を
例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこの構成のカ
ラー画像形成装置に限定されるものではなく、さらにブ
ラックのトナーを内蔵する現像ユニットを備えたカラー
画像形成装置あるいは5色の現像ユニットが装着された
カラー画像形成装置にも適用することができる。この場
合、感光体ドラムへの現像における最終色がイエロー又
はブラックであれば、画像形成速度の違いによって色ズ
レが若干増加しても、マゼンタ、シアンよりも目立ちに
くい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トータルの印刷時間を短縮することができ、コストパフ
ォーマンスに優れたカラー画像形成装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置の全体構成を示す断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置のキャリッジ及び感光体の位置決め機構及び駆
動機構を示す分解斜視図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置の像形成位置に位置する現像ユニットの感光体
軸を含むキャリッジの断面図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置のレーザ露光装置の外観を示す斜視図
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置の感光体と中間転写ベルトを駆動する本体側の
駆動機構の伝動系を示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置の現像ユニットの感光体と中間転写ベルトとの
位置関係を示す図
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置の半導体レーザユニット及びキャリッジ駆動モ
ータを制御する制御回路のブロック図
【図8】図8は本発明の第1の実施の形態におけるカラ
ー画像形成装置の画像形成動作を示すタイムチャート
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
形成装置の他の例の全体構成を示す断面図
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画
像形成装置の他の例の感光体ベルトと中間転写ベルトを
駆動する本体側の駆動機構の伝動系を示す図
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるカラー画
像形成装置の全体構成を示す断面図
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるカラー画
像形成装置の感光体ドラムと転写ドラムを駆動する本体
側の駆動機構の伝動系を示す図
【図13】本発明の第3の実施の形態におけるカラー画
像形成装置の全体構成を示す断面図
【図14】本発明の第3の実施の形態におけるカラー画
像形成装置の感光体ドラムを駆動する本体側の駆動機構
の伝動系を示す図
【図15】従来のカラー画像形成装置の全体構成を示す
断面図
【図16】従来のカラー画像形成装置の画像形成動作を
示すタイムチャート
【符号の説明】
2 キャリッジ 3、120、132、168 現像ユニット 9 2次転写ローラ 15、127、156 定着器 28 キャリッジギア 30 感光体 50、119 中間転写ベルト 87 ギア 88 ウォームホイール 89 ウォームギア 100 キャリッジ駆動モータ 111 感光体ベルト 123 中間転写ローラ 124 記録用紙転写ローラ 130、160 感光体ドラム 133 転写ドラム 170 転写器 173 定着ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 EB04 EC20 ED01 ED08 ED16 ED24 ED25 ED30 EE03 EE04 EE07 EF09 2H030 AA06 AB02 AD04 AD05 BB23 BB33 BB42 BB44 BB53 BB63 2H032 AA02 AA05 BA09 BA16 BA19 BA21 BA23 CA01 CA13 2H077 AD02 AD06 BA03 BA10 DB14 DB15 DB16 EA24 GA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像が形成される感光体と、
    それぞれ異なる色のトナーと現像手段とを有する複数の
    現像ユニットと、前記複数の現像ユニットを選択的に像
    形成位置とその他の位置に移動させて切り替える現像ユ
    ニット移動手段と、前記複数の現像ユニットによって前
    記感光体上に形成されたトナー像を順次色重ねして中間
    転写体上に転写することにより複数の色のトナー像を重
    ねたカラー画像を前記中間転写体上に形成する1次転写
    手段と、前記中間転写体を所定の速度で駆動する中間転
    写体駆動手段と、前記中間転写体上に重ねて1次転写さ
    れたカラー画像を印刷媒体上に転写する2次転写手段
    と、前記印刷媒体上のカラー画像を前記印刷媒体上に定
    着する定着手段とを備えたカラー画像形成装置であっ
    て、 1枚のカラー画像を形成する複数色のトナーによる複数
    回の1次転写のうち、最終色のトナーによる1次転写を
    他の色のトナーによる1次転写とは異なる速度で行うこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記1次転写手段による1次転写位置か
    ら前記2次転写手段による2次転写位置までの距離をL
    1、前記2次転写位置から前記定着手段による定着位置
    までの距離をL2、前記印刷媒体の搬送方向の長さをL
    pとしたとき、 L1<Lp、L2<Lp なる関係を満たす請求項1に記載のカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の現像ユニットが内蔵するトナ
    ーの色がそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
    クの4色であり、1次転写における最終色がイエロー又
    はブラックである請求項1に記載のカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の現像ユニットがそれぞれ前記
    感光体を一体的に備えた請求項1に記載のカラー画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 表面に静電潜像が形成される感光体と、
    それぞれ異なる色のトナーと現像手段とを有する複数の
    現像ユニットと、前記複数の現像ユニットを選択的に像
    形成位置とその他の位置に移動させて切り替える現像ユ
    ニット移動手段と、印刷媒体を巻き付けることができ、
    前記感光体上に形成されたトナー像を順次色重ねして前
    記印刷媒体上に転写することにより複数の色のトナー像
    を重ねたカラー画像を前記印刷媒体上に形成する転写ド
    ラムと、前記印刷媒体上のカラー画像を前記印刷媒体上
    に定着する定着手段とを備えたカラー画像形成装置であ
    って、 1枚のカラー画像を形成する複数色のトナーによる複数
    回の転写のうち、最終色のトナーによる転写を他の色の
    トナーによる転写とは異なる速度で行うことを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記感光体上に形成されたトナー像を順
    次色重ねして前記印刷媒体上に転写する転写位置から前
    記定着手段による定着位置までの距離をL3、前記印刷
    媒体の搬送方向の長さをLpとしたとき、 L3<Lp なる関係を満たす請求項5に記載のカラー画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記複数の現像ユニットが内蔵するトナ
    ーの色がそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
    クの4色であり、前記印刷媒体上に転写される最終色が
    イエロー又はブラックである請求項5に記載のカラー画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 それぞれ異なる色のトナーと現像手段と
    を有する複数の現像ユニットと、前記複数の現像ユニッ
    トを選択的に像形成位置とその他の位置に移動させて切
    り替える現像ユニット移動手段と、前記複数の現像ユニ
    ットによって得られる複数色のトナー像を順次色重ねし
    て形成されたカラー画像を受容することができる感光体
    と、前記感光体上に形成されたカラー画像を印刷媒体上
    に転写する転写手段と、前記印刷媒体上のカラー画像を
    前記印刷媒体上に定着する定着手段とを備えたカラー画
    像形成装置であって、 1枚のカラー画像を形成する複数色のトナーによる複数
    回の現像のうち、最終色のトナーによる現像を他の色の
    トナーによる現像とは異なる速度で行うことを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記現像ユニットによる前記感光体への
    現像位置から前記転写手段による前記印刷媒体上への転
    写位置までの距離をL4、前記転写位置から前記定着手
    段による定着位置までの距離をL5、前記印刷媒体の搬
    送方向の長さをLpとしたとき、 L4<Lp、L5<Lp なる関係を満たす請求項8に記載のカラー画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記複数の現像ユニットが内蔵するト
    ナーの色がそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
    ックの4色であり、前記現像ユニットによる前記感光体
    への現像における最終色がイエロー又はブラックである
    請求項8に記載のカラー画像形成装置。
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WO2004053598A1 (ja) * 2002-12-10 2004-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トナーと二成分現像剤及び画像形成方法
WO2004055600A1 (ja) * 2002-10-30 2004-07-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 二成分現像剤及びこれを用いた画像形成方法

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