JP2001108831A - ランタニド錯体色素を含むディスコティック液晶膜からなる偏光シート - Google Patents

ランタニド錯体色素を含むディスコティック液晶膜からなる偏光シート

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JP2001108831A
JP2001108831A JP28807899A JP28807899A JP2001108831A JP 2001108831 A JP2001108831 A JP 2001108831A JP 28807899 A JP28807899 A JP 28807899A JP 28807899 A JP28807899 A JP 28807899A JP 2001108831 A JP2001108831 A JP 2001108831A
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discotic liquid
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polarizing
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Ken Kawada
憲 河田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高耐久性と高偏光度とを両立し、かつ簡便な
製造方法の採用により色素型偏光膜を安価に提供するこ
と。また、紫外域から近赤外域までの高波長域で高い偏
光特性を有する色素偏光膜を提供すること。 【解決手段】 シート平面に垂直に、かつ一軸に配向し
た状態で固定されたディスコティック液晶性分子によ
り、同じくシート平面に垂直に、かつ一軸に配向した状
態で配置されたサンドウィッチ構造のフタロシアニンと
ポルフィリンとのランタニド(III)錯体色素からなるデ
ィスコティック液晶膜を含む偏光シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色素の二色性を利
用する色素型偏光シート、および該偏光シートを備えた
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の液晶ディスプレイは、室内用のみ
ならず、屋外や車載用途など用途の広がりに伴い、ます
ますその耐久性の向上が望まれている。液晶ディスプレ
イの表示様式としては、最近、偏光膜(偏光板、偏光フ
ィルム、偏光シート)を用いないで表示画像の明るさに
特徴を求めた光散乱型も提案されている。しかし、通常
用途の液晶ディスプレイとしては、依然として、偏光膜
を備えたものが大半を占めている。上記のように、近年
では液晶ディスプレイが屋外や乗用車などのような厳し
い環境条件で利用されるようになったため、液晶ディス
プレイに従来より増して高い耐久性が要求されるように
なってきており、その液晶ディスプレイに装着される偏
光膜についても高い耐久性が要求されるようになってい
る。
【0003】従来の液晶ディスプレイには、高い偏光度
を示すヨウ素型偏光板が一般的に利用されてきた。この
ヨウ素型偏光板は、延伸ポリビニルアルコールにヨウ素
の多核錯体を吸着させた構成を有する。しかし、このヨ
ウ素型偏光板に用いられるヨウ素の多核錯体は熱安定性
が低いため、環境条件の厳しい場所で用いられる液晶デ
ィスプレイに装着して利用するには充分な耐久性を示さ
ないという問題があった。このため、ヨウ素型偏光板に
比較して耐久性が優れている、延伸ポリビニルアルコー
ルにアゾ系二色性染料を染着させた色素型偏光板の需要
が近年益々伸びてきている。
【0004】しかし、アゾ系二色性染料を染着させた色
素型偏光板では、可視領域の全域の光を偏光するため
に、数種類のアゾ系染料を組合わせて用いる必要があ
り、それらの染料を各々を適切、かつ一定のバランスの
濃度で長時間連続的に延伸ポリビニルアルコールなどの
支持体に染着させるためには、厳しい製造工程の管理が
必要となる。なお、アゾ系染料の光熱耐久性を向上さ
せ、さらに二色性の向上を同時に図るべく、アゾ系染料
を錯体化する技術も提案されているが、溶解度や染着性
の低下が大きくいため、革新的な性能の向上にはさほど
寄与しておらず、また現時点では、安価な偏光板を提供
するに至っていない。また、一般的に、高偏光度の色素
型偏光膜を得るためには、ヨウ素型偏光板と同様に数ミ
クロンの色素の支持体としてポリビニルアルコール薄膜
を用いる必要があり、従って、その薄膜の保護のために
は、セルローストリアセテート(TAC)などの光学フ
ィルムで挟む構成をとる必要があって、偏光板全体とし
て厚くならざるをえない。偏光板の厚みが大きくなれ
ば、視認性の向上のためには大きな障害となる。
【0005】上記のように、現在知られている色素系偏
光膜では、高耐久性と高偏光度との両立が困難である
か、あるいはその製造のためには高いコストの負担が必
要となる。また、これまでの色素系偏光膜では、最近の
薄膜化による高視認性の要求にも応えることができな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来と全く
異なる材料系を使用することで、高耐久性と高偏光度と
が両立し、かつ、簡便な方法で製造が可能な色素型偏光
膜を提供することを、主な課題とする。本発明はまた、
近赤外吸収型色素をも利用することができ、このため、
紫外域から近赤外域までの広い波長域で高い偏光特性を
示すことが可能な色素型偏光膜を提供することも、その
課題とする。さらに、本発明は、用いる色素の膜厚方向
の吸収の寄与によって斜め方向からの光漏れを顕著に低
減させる効果も得ることができ、かつ薄膜化が可能で、
飛躍的に視認性が向上した液晶ディスプレイの製造に利
用することができる色素型偏光膜を提供することも、そ
の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート平面に
垂直に、かつ一軸に配向した状態で固定されたディスコ
ティック液晶性分子により、同じくシート平面に垂直
に、かつ一軸に配向した状態で配置されたサンドウィッ
チ構造のフタロシアニンとポルフィリンとのランタニド
(III)錯体色素からなるディスコティック液晶膜を含む
偏光シートにある。
【0008】本発明の偏光シートの好ましい態様は、以
下の通りである。 (1)ディスコティック液晶膜が、垂直配向膜を有する
支持体表面の上に形成されていることを特徴とする偏光
シート。 (2)250nm乃至700nmの波長領域における偏
光度と単板透過率との積が0.25以上の値を持つこと
を特徴とする偏光シート。 (3)400nm乃至900nmの波長領域における偏
光度と単板透過率との積が0.25以上の値を持つこと
を特徴とする偏光シート。 (4)250nm乃至900nmの波長領域における偏
光度と単板透過率との積が0.25以上の値を持つこと
を特徴とする偏光シート。 (5)800nm乃至1000nmの波長領域における
偏光度と単板透過率との積が0.30以上の値を持つこ
とを特徴とする偏光シート。 (6)ディスコティック液晶膜が、ディスコティックネ
マティック相を示すことを特徴とする偏光シート。 (7)ディスコティック液晶性分子として、光重合性基
を有するディスコティック液晶性分子を用い、そのディ
スコティック液晶性分子が光重合によって重合体となる
ことにより、ディスコティック液晶膜中にて固定状態に
あることを特徴とする偏光シート。
【0009】本発明は、また、支持体上に形成された垂
直配向膜上に、光重合性基を有するディスコティック液
晶性分子と、サンドウィッチ構造のフタロシアニンとポ
ルフィリンとのランタニド(III)錯体色素とからなる塗
布層を形成し、次いで液晶形成温度に加熱することによ
り、該ディスコティック液晶性分子と該錯体色素とを垂
直、かつ一軸配向させた後に、該一軸配向されたディス
コティック液晶性分子を光重合により硬化固定してディ
スコティック液晶膜を形成することを特徴とする偏光シ
ートの製造方法にもある。
【0010】本発明は、さらに、液晶表示素子の両側に
本発明の偏光シートを備えてなる液
【0011】本明細書において、「垂直配向」とは、ラ
ンタニド(III)錯体色素を形成するフタロシアニンおよ
びポルフィリンの円盤面が何れも支持体平面と実質的に
垂直な位置関係にあることを意味する。
【0012】
【発明の実施の形態】一般的に、ディスコティック液晶
性分子は、その母核に円盤状の部分構造を有する。側鎖
部を除いた母核部分の円盤状構造は、下記(1)〜
(4)または下記(1)、(2)、(3’)〜(5’)
により得られる長さa、b、cで定義できる。 (1)ディスコティック液晶性分子の円盤状構造につい
て、できる限り平面に近い分子構造を構築する。結合距
離および結合角としては、軌道の混成に応じた標準値を
用いることが好ましい。標準値については、日本化学会
編、化学便覧改定4版基礎編、第II分冊15章(199
3年刊 丸善)に記載がある。 (2)上記(1)で得られた構造を初期値として、分子
軌道法や分子力場法により構造を最適化する。最適化方
法としては、Gaussian92、MOPAC93 、CHARMm/QUANTAお
よびMM3が適用できる。特に好まい方法はGausian92であ
る。 (3)構造が最適化された円盤状構造中の各原子に、フ
ァンデルワールス半径で定義される球を付与し、これに
よって分子の形状を記述する。 (4)上記(3)で形状が得られた円盤状構造が入り得
る最小の直方体の三個の稜をa、b、cとする。
【0013】任意性を小さくするためには、上記(3)
〜(4)に代えて、下記(3’)〜(5’)を行うこと
が好ましい。 (3’)構造最適化によって得られた構造の重心を原点
に移動させ、座標軸を慣性主軸(慣性テンソル楕円体の
主軸)にとる。 (4’)各原子にファンデルワールス半径で定義される
球を付与し、これによって分子の形状を記述する。 (5’)ファンデルワールス表面上で各座標軸方向の長
さを計測し、それらそれぞれをa、b、cとする。 以上の手順により求められたa、b、cを用いて定義す
ると、好ましい円盤状構造では、a≧b>cかつa≧b
≧a/2の関係を満足する。さらに好ましい円盤状構造
は、a≧b>cかつa≧b≧0.7aの関係を満足す
る。また、b/2>cであることも好ましい。
【0014】ディスコティック液晶性分子としては、既
に様々な化合物が提案されている(例えば、C.Destrad
eらの研究報告、Mol.Cryst.Liq.Cryst.71巻、111頁
(1981年);日本化学会編、季刊化学総説No.22液晶の
化学第5章及び第10章(1994年刊);B.Kohneらの研究報
告、Angew.Chem.96巻、70頁(1984年)J.M.Lehnら
の研究報告、J.Chem.Soc.Chem.Commun.、1794頁
(1985年);J.Zhang、J.S.Mooreらの研究報告、J.
Am.Chem.Soc.、116巻、2655頁(1994年)に記載)。中
心部分の円盤状構造の例には、ベンゼン環、シクロヘキ
サン環、トリフェニレン環、トルキセン環、コロネン
環、フタロシアニン環、ポルフィリン環、アザクラウン
環、アセチレンマクロサイクル環およびβ−ジケトン系
金属錯体環が含まれる。円盤状構造の例は、日本化学会
編、“化学総説No.15、新しい芳香族の化学”(1977年
東京大学出版会刊)にも記載がある。また、金属錯体
のように、水素結合や配位結合により、複数の分子の集
合体を形成して円盤状構造を形成してもよい。
【0015】ディスコティック液晶性分子は、中心部分
の円盤状構造から放射状に、複数個の互いに同一または
異なる側鎖部分が伸びた構造を有する化合物である。側
鎖部分の例としては、アルカノイルオキシ基、アルキル
スルホニル基、アルキルチオ基、アルコキシ基、2−
(4−アルキルフェニル)エチニル基、末端ビニルアル
コキシ基、4−アルコキシフェニル基、アルコキシメチ
ル基、アルキルチオメチル基、2−アルキルチオエトキ
シメチル基、2−アルコキシエトキシメチル基、2−ア
ルコキシカルボニルエチル基、コレステリルオキシカル
ボニル、4−アルコキシフェノキシカルボニル基、4−
アルコキシベンゾイルオキシ基、4−アルキルベンゾイ
ルオキシ基、4−アルコキシベンゾイル基、4−アルコ
キシシンナモイルオキシ基、4−アルキルシンナモイル
オキシ基および4−アルコキシシンナモイル基が挙げら
れる。
【0016】アルカノイルオキシ基の例には、ヘキサノ
イルオキシ、ヘプタノイルオキシ、オクタノイルオキ
シ、ノナノイルオキシ、デカノイルオキシおよびウンデ
カノイルオキシが含まれる。アルキルスルホニル基の例
には、ヘキシルスルホニル、ヘプチルスルホニル、オク
チルスルホニル、ノニルスルホニル、デシルスルホニル
およびウンデシルスルホニルが含まれる。アルキルチオ
基の例には、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、オクチルチ
オ、ノニルチオ、デシルチオ、ウンデシルチオおよびド
デシルチオが含まれる。アルコキシ基の例には、ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキ
シ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシおよ
びウンデシルオキシが含まれる。2−(4−アルキルフ
ェニル)エチニル基の例には、2−(4−メチルフェニ
ル)エチニル、2−(4−エチルフェニル)エチニル、
2−(4−プロピルフェニル)エチニル、2−(4−ブ
チルフェニル)エチニル、2−(4−ペンチルフェニ
ル)エチニル、2−(4−ヘキシルフェニル)エチニ
ル、2−(4−ヘプチルフェニル)エチニル、2−(4
−オクチルフェニル)エチニルおよび2−(4−ノニル
フェニル)エチニルが含まれる。末端ビニルアルコキシ
基の例には、4−ビニルブトキシ、5−ビニルペンチル
オキシ、6−ビニルヘキシルオキシ、7−ビニルヘプチ
ルオキシ、8−ビニルオクチルオキシおよび9−ビニル
ノニルオキシが含まれる。
【0017】4−アルコキシフェニル基のアルコキシ部
分の例は、上記アルコキシ基の例と同様である。アルコ
キシメチル基のアルコキシ部分の例は、上記アルコキシ
基の例と同様である。アルキルチオメチル基のアルキル
チオ部分の例は、上記アルキルチオ基の例と同様であ
る。2−アルキルチオエトキシメチル基のアルキルチオ
部分の例は、上記アルキルチオ基の例と同様である。2
−アルコキシカルボニルエチル基のアルコキシ部分の例
は、上記アルコキシ基の例と同様である。4−アルコキ
シフェノキシカルボニル基のアルコキシ部分の例は、上
記アルコキシ基の例と同様である。4−アルコキシベン
ゾイルオキシ基のアルコキシ部分の例は、上記アルコキ
シ基の例と同様である。4−アルキルベンゾイルオキシ
基の例には、4−メチルベンゾイルオキシ、4−エチル
ベンゾイルオキシ、4−プロピルベンゾイルオキシ、4
−ブチルベンゾイルオキシ、4−ペンチルベンゾイルオ
キシ、4−ヘキシルベンゾイルオキシ、4−ヘプチルベ
ンゾイルオキシ、4−オクチルベンゾイルオキシおよび
4−ノニルベンゾイルオキシが含まれる。4−アルコキ
シベンゾイル基のアルコキシ部分の例は、上記アルコキ
シ基の例と同様である。
【0018】4−アルコキシシンナモイルオキシ基のア
ルコキシ部分の例は、上記アルコキシ基の例と同様であ
る。4−アルキルシンナモイルオキシ基の例には、4−
メチルシンナモイルオキシ、4−エチルシンナモイルオ
キシ、4−プロピルシンナモイルオキシ、4−ブチルシ
ンナモイルオキシ、4−ペンチルシンナモイルオキシ、
4−ヘキシルシンナモイルオキシ、4−ヘプチルシンナ
モイルオキシ、4−オクチルシンナモイルオキシおよび
4−ノニルシンナモイルオキシが含まれる。4−アルコ
キシシンナモイル基のアルコキシ部分の例は、上記アル
コキシ基の例と同様である。側鎖部分は、上記各例のフ
ェニルの部分が、他のアリール基(例、ナフチル、フェ
ナンスリル、アントラセニル)に置き換わっていてもよ
い。以上の各例は、さらに置換基を有していてもよい。
でもよしい、また前述の置換基に加えて更に置換されて
いても良い。また、側鎖部分は、上記各例のフェニルの
部分が、芳香族性を有する複素環基(例、ピリジル、ピ
リミジル、トリアジニル、チエニル、フリル、ピロリ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、チアゾ
リル、オキサゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリ
ル、キノリル、イソキノリル)に置き換わっていてもよ
い。
【0019】有機金属錯体からなるディスコティック液
晶性分子には、ジイソブチルシランジオールのような有
機ケイ素系金属錯体(Eaborn他、J.Chem.Soc.、 54
9頁、1955年)、β−ジケトン系金属錯体(太田他、J.
Chem.Soc.、Chem.Commun.、1099頁、1984年)、長
鎖置換フタロシアニン系金属錯体(Simon他、J.Amer.
Chem.Soc.、104巻、5244頁、1982年)、ジチオレン系
金属錯体(太田他、J.Chem.Soc.、Chem.Commun.、
883頁、1986年)、ポルフィリン系金属錯体(清水
他、Chem.Lett.、1041頁、1986年)、金属(II)カル
ボキシレート系複核錯体(Giroud他、J.Phys.Let
t.、45巻、L−681頁、1984年)、イミン系のPd複核錯
体(Simon他、Liq.Cryst.、4巻、707頁、1989年)お
よびビス(グリオキシマート)金属(II)系錯体(太田
他、Mol.Cryst.Liq.Cryst.、203 巻、43頁、1991
年)が含まれる。有機金属錯体系の液晶は、従来の液晶
にはない新規な物性を利用して、(1)サーモクロミズ
ムやエレクトロクロミズムのような変色性の利用、
(2)錯体本来がもつ濃厚な有色性を利用した色素液晶
への応用、(3)一次元電導体への応用および(4)強
磁性体への応用のような、新たな用途の可能性を有して
いる。
【0020】ディスコティック液晶相は、ディスコティ
ックネマティック相とカラムナー相とに分類され、カラ
ムナー相は、さらにヘキサゴナル相、レクタンギュラー
相およびテトラゴナル相に分類される(H.Zimmermanら
の研究報告、Israel Journal of Chemistry,23巻,
341頁(1983年)に記載)。最近では、さらに、ディス
コティックラメラ相やカイラルディスコティックネマテ
ィック相も報告されている。本発明では、ディスコティ
ック液晶性分子は、ディスコティックネマティック相を
形成することが好ましい。
【0021】サンドウィッチ構造のフタロシアニンとポ
ルフィルンとのランタニド(III)錯体色素に関しては、K
asugaらによる報告(Coord.Chem.Rev.、32巻、67
頁、1980年)、M.Hanackらによる報告(Coord.Chem.
Rev.、83巻、115頁、1988年)、および M.Hanackら
による報告(Adv.Mater.、6巻、819頁、1994年)に詳
細に述べられている。ランタニド(III)錯体色素は、紫
外域から近赤外域までの非常に広い範囲の強い吸収帯を
有する。ランタニド(III)錯体色素は、一般的に、フタ
ロシアニンのジリチウム塩とテトラフェニルポルフィリ
ンのアセチルアセトナートランタン(III)錯体から合成
することができ、下記に記載のフタロシアニンおよびポ
ルフィルンを適宜組み合わせて用いることが好ましい。
サンドウィッチ構造のフタロシアニンとポルフィルンと
のランタニド(III)錯体色素は、フタロシアニン(ある
いはポルフィリン)−ランタニド(III)−フタロシアニ
ン(あるいはポルフィリン)−ランタニド(III)−ポル
フィリン(あるいはフタロシアニン)のように、いわゆ
る二量体を形成しているものであってもよい。但し、フ
タロシアニンおよびポルフィリンを少なくとも一つ含
む。ランタニド(III)としては、Sm、Eu、Gd等を
用いることが好ましい。
【0022】以下に、好ましいフタロシアニンおよびポ
ルフィリンの具体例を順に示す。
【0023】
【化1】
【0024】
【化2】
【0025】上記ディスコティック液晶性分子と、サン
ドウィッチ構造のフタロシアニンとポルフィリンとのラ
ンタニド(III)錯体色素とは、混合物として薄膜状に塗
布されるために、互いに相溶性があることが好ましい。
一般的に、上記のランタニド(III)錯体色素は、吸収係
数の高いものが多く、色素の混合比として0.001乃
至50モル%の範囲で用いられ、好ましくは0.1乃至
10モル%の範囲で用いられる。
【0026】垂直一軸配向とは、ディスコティック液晶
性分子の光軸がほぼ一定方向に向いて基板面に対して垂
直配向(実質的に60乃至90度の角度範囲で配向)し
ている状態を示す。そのような配向を実現する垂直配向
膜としては、排除体積効果の期待できる嵩高いコレステ
ロールのようなステロイド基、ビフェニル基、トラン基
などのかなり剛直で棒状な構造の官能基が、ポリイミド
(あるいはポリアミック酸)、ポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸などのポリマー主鎖に置換したものを用
いることが好ましい。垂直配向したディスコティック液
晶性分子、および垂直配向したサンドウィッチ構造のフ
タロシアニンとポルフィルンのランタニド(III)錯体色
素は、その配向が強固に固定されていることが好まし
い。具体的には、ディスコティック液晶性分子および該
錯体色素は、その側鎖末端に、アクリロイル基、メタア
クリロイル基、ビニル基、シンナモイル基、エポキシ
基、グリシジル基等の光重合可能な官能基(光重合性
基)を有することが好ましい。即ち、配向の固定は、光
重合性基を有するディスコティック液晶性分子および光
重合性基を有する該錯体色素の光重合により行われるこ
とが好ましい。光重合反応には、光重合開始剤を用い
る。該錯体色素の垂直配向とは、フタロシアニンおよび
ポルフィリンの円盤状平面が何れも、ディスコティック
液晶性分子の円盤状平面と実質的に平行な位置関係(前
者平面が、後者平面に対して、0乃至30度の角度範囲
にある位置関係)にあることを意味する。
【0027】本発明の偏光シートは、支持体上に形成さ
れた垂直配向膜上に、光重合性基を有するディスコティ
ック液晶性分子、サンドウィッチ構造のフタロシアニン
とポルフィリンとのランタニド(III)錯体色素、および
必要に応じて光重合開始剤等の他の添加剤を含む塗布液
を塗布し、塗布層を形成する工程、塗布層を液晶形成温
度に加熱することにより、該ディスコティック液晶性分
子および該錯体色素を垂直に一軸配向させる工程、そし
て、該一軸配向されたディスコティック液晶性分子を光
重合により硬化固定する工程によって製造することがで
きる。
【0028】光重合開始剤の例には、α−カルボニル化
合物(米国特許2367661号、同2367670号
の各明細書記載)、アシロインエーテル(米国特許24
48828号明細書記載)、α−炭化水素置換芳香族ア
シロイン化合物(米国特許2722512号明細書記
載)、多核キノン化合物(米国特許3046127号、
同2951758号の各明細書記載)、トリアリールイ
ミダゾールダイマーとp−アミノフェニルケトンとの組
み合わせ(米国特許3549367号明細書記載)、ア
クリジンおよびフェナジン化合物(特開昭60−105
667号公報、米国特許4239850号明細書記載)
およびオキサジアゾール化合物(米国特許421297
0号明細書記載)が含まれる。
【0029】光重合開始剤の使用量は、塗布液の固形分
の0.01乃至20重量%であることが好ましく、0.
5乃至5重量%であることがさらに好ましい。ディスコ
ティック液晶性分子の重合のための光照射は、紫外線を
用いることが好ましい。照射エネルギーは、20mJ/
cm2 乃至50J/cm2 であることが好ましく、10
0乃至2000mJ/cm2 であることがさらに好まし
い。光重合反応を促進するため、加熱条件下で光照射を
実施してもよい。支持体としては、配向色素相が重合架
橋された高強度の薄膜の場合は、現行のヨウ素系偏光膜
のようにセルローストリアセテート(TAC)で挟む必
要がなく、塗布による自由界面側は保護する必要がない
ため、どのような支持体を用いることも原理的には可能
である。
【0030】支持体としては、光学的異方性が小さいポ
リマーフイルムを用いることが好ましい。支持体が透明
であるとは、光透過率が80%以上であることを意味す
る。光学的異方性が小さいとは、具体的には、面内レタ
ーデーション(Re)が20nm以下であることが好ま
しく、10nm以下であることがさらに好ましく、5n
m以下であることが最も好ましい。また、厚み方向のレ
ターデーション(Rth)は、100nm以下であること
が好ましく、50nm以下であることがさらに好まし
く、30nm以下であることが最も好ましい。面内レタ
ーデーション(Re)と厚み方向のレターデーション
(Rth)は、それぞれ下記式で定義される。 Re=(nx−ny)×d Rth=[{(nx+ny)/2}−nz]×d 式中、nxおよびnyは、透明支持体の面内屈折率であ
り、nzは透明支持体の厚み方向の屈折率であり、そし
てdは透明支持体の厚さである。
【0031】ポリマーの例には、セルロースエステル、
ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホ
ン、ポリアクリレートおよびポリメタクリレートが含ま
れる。セルロースエステルが好ましく、アセチルセルロ
ースがさらに好ましく、トリアセチルセルロースが最も
好ましい。ポリマーフイルムは、ソルベントキャスト法
により形成することが好ましい。
【0032】支持体の厚さは、20乃至500μmであ
ることが好ましく、50乃至200μmであることがさ
らに好ましい。支持体とその上に設けられる層との接着
を改善するため、支持体に表面処理(例、グロー放電処
理、コロナ放電処理、紫外線(UV)処理、火炎処理)
を実施してもよい。支持体の上に、接着層(下塗り層)
を設けてもよい。
【0033】ディスコティック液晶膜製造用の塗布液の
調製に使用する溶媒としては、有機溶媒が好ましく用い
られる。有機溶媒の例には、アミド(例、N,N−ジメ
チルホルムアミド)、スルホキシド(例、ジメチルスル
ホキシド)、ヘテロ環化合物(例、ピリジン)、炭化水
素(例、ベンゼン、ヘキサン)、アルキルハライド
(例、クロロホルム、ジクロロメタン)、エステル
(例、酢酸メチル、酢酸ブチル)、ケトン(例、アセト
ン、メチルエチルケトン)、エーテル(例、テトラヒド
ロフラン、1,2−ジメトキシエタン)が含まれる。ア
ルキルハライドおよびケトンが好ましい。二種類以上の
有機溶媒を併用してもよい。塗布液の塗布は、公知の方
法(例、押し出しコーティング法、ダイレクトグラビア
コーティング法、リバースグラビアコーティング法、ダ
イコーティング法)により実施できる。
【0034】液晶表示装置は、偏光膜を用いて光の透過
を制御する様式であれば、透過型でも反射型でもどのよ
うなものをも用いることができる。
【0035】偏光膜の偏光能は、偏光度ρによって表さ
れるが、より実際系に即した透過率Y1およびY2を用
いて、下記式(I)により定義される。
【0036】(I) ρ(%)=(√(Y1−Y2)/(Y1+Y2))×1
00
【0037】上記式中、平行位透過率Y1は、偏光膜の
偏光軸を互いに同一方向にして二枚重ねたときの透過率
を、直交位透過率Y2は、偏光膜の偏光軸を互いに垂直
方向にして二枚重ねたときの透過率を表す。
【0038】しかし、偏光膜の光学性能は、偏光度ρの
みでは決定することができない。
【0039】 (II) ρ(%)=(√(Y1−Y2)/(Y1+Y2))×100 =(T1−T2)/(T1+T2) =(T1−T2)/(2×単板透過率T)
【0040】上記式中、T1およびT2は、それぞれ、
偏光膜の吸収軸方向(偏光軸に垂直)の透過率、偏光膜
の偏光軸方向の透過率を表す。ここで、T1およびT2
は、偏光膜に固有の値であるから、下記式(III)で
表される偏光度ρと単板透過率Tとの積は一定値とな
り、偏光度ρと単板透過率Tとは、反比例の関係にある
ことが分かる。
【0041】(III) ρ×T= (T1−T2)/2
【0042】従って、偏光板の(単板での)透過率Tが
小さくなると逆に偏光度ρの値は大きくなるので、性能
を実施的に評価するには、偏光度ρと単板透過率Tとの
積の値で比較するのがよいと考えられる。
【0043】この積の値は、250nm乃至700nm
の波長領域(即ち、紫外域乃至可視域)において、0.
25以上であり、0.33以上であることが好ましく、
0.37以上であることがより好ましく、0.41以上
であることが特に好ましい。この積の値は、400nm
乃至900nmの波長領域(即ち、可視域乃至近赤外
域)において、0.25以上であり、0.33以上であ
ることが好ましく、0.37以上であることがより好ま
しく、0.41以上であることが特に好ましい。。この
積の値は、250nm乃至900nmの波長領域(即
ち、紫外域乃至近赤外域)において、0.25以上であ
り、0.33以上であることが好ましく、0.37以上
であることがより好ましく、0.41以上であることが
特に好ましい。この積の値は、800nm乃至1000
nmの波長領域(即ち、近赤外域)において、0.30
以上であり、0.33以上であることが好ましく、0.
37以上であることがより好ましく、0.41以上であ
ることが特に好ましい。
【0044】本発明の偏光シートは、一般的な液晶表示
装置に装着して利用することができる。偏光シート(偏
光膜、偏光フィルム、偏光板)を用いる液晶表示装置に
ついては各種の構成が知られているが、本発明の偏光シ
ートは、それらの液晶表示装置の何れにも有効に利用す
ることができる。
【0045】
【実施例】[実施例1] (錯体色素の調製)下記式のポルフィリン(TTP−
3)(0.1ミリモル)と、サマリウムのアセチルアセ
トナート錯体(Sm(acac)3・nH2O)(約0.
3ミリモル)とを、1,2,4−トリクロロベンゼン
(20mL)に溶解し、窒素雰囲気下にて4時間加熱環
流した。冷却後、下記式のフタロシアニン(DPc−
3)のジリチウム塩(0.15ミリモル)を添加し、さ
らに3時間加熱環流し、冷却後に溶媒を留去して、目的
の錯体色素Aを残渣として得た。
【0046】
【化3】TTP−3
【0047】
【化4】DPc−3
【0048】厚さ100μm、サイズ270mm×10
0mmのトリアセチルセルロースフィルム(フジタッ
ク、富士写真フィルム(株)製)を透明基板として用い
た。下記式で表される変性ポリビニルアルコールを、N
−メチルピロリドンとメチルエチルケトンとの混合溶媒
(容積比=20/80)に溶解して5重量%溶液を調製
した。この溶液を、バーコータを用いて透明基板の上に
塗布した。塗布層を80℃の温風で10分間乾燥し、表
面をラビング処理して、垂直配向膜を形成した。
【0049】
【化5】変性ポリビニルアルコール
【0050】上記の垂直配向膜の上に、以下の組成の塗
布液をエクストルージョン法により塗布した。
【0051】 ──────────────────────────────────── 塗布液 ──────────────────────────────────── 下記のディスコティック液晶性分子D 100重量部 上記の錯体色素A 1重量部 光重合開始剤(イルガキュア907、日本チバガイギー(株)製) 日本チバガイギー(株)製) 0.2重量部 メチルエチルケトン 185重量部 ────────────────────────────────────
【0052】
【化6】ディスコティック液晶性分子D
【0053】塗布層を130℃に加熱して、ディスコテ
ィック液晶性分子と錯体色素との混合物を垂直に配向さ
せた。塗布層を130℃に加熱した状態で、4秒間紫外
線を照射し、ディスコティック液晶性分子の末端ビニル
基を重合させ、配向状態を固定した。このようにして、
色素型偏光シートを作成した。この偏光シートの吸収軸
方向(偏光軸に垂直)の透過率、偏光シートの偏光軸方
法の透過率および単板透過率を450nmにおいて測定
したところ、得られた偏光度と単板透過率との積は0.
425であった。550nmにおいて測定したところ、
得られた偏光度と単板透過率との積は0.375であっ
た。650nmにおいて測定したところ、得られた偏光
度と単板透過率との積は0.405であった。800n
mにおいて測定したところ、得られた偏光度と単板透過
率との積は0.355であった。尚、この色素膜を85
℃、90%で1000時間放置した後、同様の測定を行
ったが、偏光度と単板透過率との積は実質的に変化して
いなかった。
【0054】
【発明の効果】ディスコティック液晶性分子とサンドウ
ィッチ構造のフタロシアニンとポルフィリンとのランタ
ニド(III)錯体色素の混合物の垂直配向化膜を光重合に
より固定化した偏光シートは、紫外域から近赤外域まで
高い偏光度と高い耐久性とを両立した。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート平面に垂直に、かつ一軸に配向し
    た状態で固定されたディスコティック液晶性分子によ
    り、同じくシート平面に垂直に、かつ一軸に配向した状
    態で配置されたサンドウィッチ構造のフタロシアニンと
    ポルフィリンとのランタニド(III)錯体色素からなるデ
    ィスコティック液晶膜を含む偏光シート。
  2. 【請求項2】 ディスコティック液晶膜が、垂直配向膜
    を有する支持体表面の上に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の偏光シート。
  3. 【請求項3】 250nm乃至700nmの波長領域に
    おける偏光度と単板透過率との積が0.25以上の値を
    持つことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の偏光
    シート。
  4. 【請求項4】 400nm乃至900nmの波長領域に
    おける偏光度と単板透過率との積が0.25以上の値を
    持つことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の偏光
    シート。
  5. 【請求項5】 250nm乃至900nmの波長領域に
    おける偏光度と単板透過率との積が0.25以上の値を
    持つことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の偏光
    シート。
  6. 【請求項6】 800nm乃至1000nmの波長領域
    における偏光度と単板透過率との積が0.30以上の値
    を持つことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の偏
    光シート。
  7. 【請求項7】 ディスコティック液晶膜が、ディスコテ
    ィックネマティック相を示すことを特徴とする請求項1
    もしくは2に記載の偏光シート。
  8. 【請求項8】 ディスコティック液晶性分子として、光
    重合性基を有するディスコティック液晶性分子を用い、
    そのディスコティック液晶性分子が光重合によって重合
    体となることにより、ディスコティック液晶膜中にて固
    定状態にあることを特徴とする請求項1乃至7の内の何
    れかの項に記載の偏光シート。
  9. 【請求項9】 支持体上に形成された垂直配向膜上に、
    光重合性基を有するディスコティック液晶性分子と、サ
    ンドウィッチ構造のフタロシアニンとポルフィリンとの
    ランタニド(III)錯体色素とからなる塗布層を形成し、
    次いで液晶形成温度に加熱することにより、該ディスコ
    ティック液晶性分子と該錯体色素とを垂直、かつ一軸配
    向させた後に、該一軸配向されたディスコティック液晶
    性分子を光重合により硬化固定してディスコティック液
    晶膜を形成することを特徴とする請求項1に記載の偏光
    シートの製造方法。
  10. 【請求項10】 液晶表示素子の両側に請求項1乃至8
    の内の何れかの項に記載の偏光シートを備えてなる液晶
    表示装置。
JP28807899A 1999-10-08 1999-10-08 ランタニド錯体色素を含むディスコティック液晶膜からなる偏光シート Withdrawn JP2001108831A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1355913A4 (en) * 2001-01-05 2006-04-26 Lee Seung Yong COMPOUNDS BASED ON PARAMAGNETIC METAL COMPLEXES AND PHTALOCYANINE AND CONTRAST AGENT COMPRISING THESE COMPOUNDS
JP2015004974A (ja) * 2013-05-23 2015-01-08 富士フイルム株式会社 フィルムおよびその製造方法ならびにフィルムを有するディスプレイ
WO2020258671A1 (zh) * 2019-06-24 2020-12-30 Tcl华星光电技术有限公司 彩色光刻胶组合物

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JP2015004974A (ja) * 2013-05-23 2015-01-08 富士フイルム株式会社 フィルムおよびその製造方法ならびにフィルムを有するディスプレイ
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