JP2001108672A - 採尿用カップ - Google Patents

採尿用カップ

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JP2001108672A
JP2001108672A JP28627799A JP28627799A JP2001108672A JP 2001108672 A JP2001108672 A JP 2001108672A JP 28627799 A JP28627799 A JP 28627799A JP 28627799 A JP28627799 A JP 28627799A JP 2001108672 A JP2001108672 A JP 2001108672A
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cup
urine
tongue
cup body
test
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JP28627799A
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Naoyoshi Sugihara
直佳 杉原
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TAKATSUKA YAKUHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 採尿用カップに収容された被検尿が少な
い場合であっても、被検尿の流出等の危険性が少なく又
は該危険性を伴わない、該被検尿へ容易に尿検査用試験
紙を浸浸することができる採尿用カップを提供する。 【解決手段】 有底筒状のカップ本体と、該カップ本体
の上縁部に沿って折り曲げ可能に該上縁部の一部に取り
付けられた舌部と、を有する、採尿用カップである。ま
た、有底筒状のカップ本体と、該カップ本体の内側面と
その表面とが所定の隙間を介して相対し得るように該カ
ップ本体に取り付けられた板状の薄板部材と、を有し、
想定される液面下に前記薄板部材の少なくとも一部が潜
入し、該液面よりも上に該隙間が存するものである、採
尿用カップである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿検査を行う際に
採尿及び検査に用いる採尿用カップに関し、より詳細に
は、採尿用カップに収容されている被検尿が少ない場合
でも検査等を行う際に該被検尿に尿検査用試験紙(ディ
ップアンドリード法に用いる試験紙)を浸漬しやすい採
尿用カップに関する。
【0002】
【従来の技術】尿検査は腎や尿路の疾患のみならず心
臓、肝、内分泌腺、その他諸器官の機能や状態をも知り
うる手段の一つとして医療分野等において多用されてい
る。尿検査は、例えば、被検者が採尿用カップに自己の
尿(被検尿)を採取(採尿)し、検査者が該採尿用カッ
プに採取された被検尿に試験紙(ディップアンドリード
法用)を浸漬し、該試験紙が示す色彩等に応じて該被検
尿に含まれる蛋白、糖、ケトン体、pH、潜血、ウロビ
リノーゲン、ビリルビン等の項目に対する検査結果を得
る(検査)ものである。
【0003】ここに採尿用カップとしては、通常、紙製
のカップ(紙製コップと同様のもの)が用いられること
が多く、使用を便ならしめる等のため、中にはその外側
面に被検者の氏名等を記入する欄や収容された被検尿の
量を示す目盛等が設けられたり、その内底面に尿混濁を
確認するための標識が設けられているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の採尿用カップは、該採尿用カップに収容された
被検尿が少ない場合(被検尿の深さが小さい場合)で
は、該採尿用カップの上縁部から被検尿の液面までの距
離が大きく、このためそのままでは被検尿へ尿検査用の
試験紙を浸浸することが困難であるという問題を有して
いた。特に、最近の尿検査用試験紙は、一枚の試験紙で
多種の検査を行うものが多く、このような試験紙の場
合、細長い試験紙の長手方向に沿って複数の試験部分
(そこに被検尿が付着することによる変色等によって所
望の検査結果を知らしめる部分であり、通常、検査薬等
が塗布されている。)が形成されていることが多い。か
かる複数の試験部分を有する試験紙を用いて尿検査を行
おうとすると、細長い試験紙の長手方向に沿って形成さ
れた該複数の試験部分のそれぞれに十分に被検尿を付着
させる必要がある。しかしながら、採尿用カップに収容
された被検尿が少ない場合(被検尿の深さが小さい場
合)では、細長い試験紙の長手方向に沿って形成された
該複数の試験部分の全てを被検尿に浸浸することは困難
であることが多かった(該細長い試験紙の一端を手等で
把持して該複数の試験部分を被検尿に浸浸させるが、採
尿用カップに収容された被検尿が少ない場合では該複数
の試験部分の全てを被検尿に浸浸しにくい。)。かかる
問題を解決するために、被検尿を収容した採尿用カップ
を傾けて該上縁部と該液面とを近づけて被検尿へ該試験
紙を浸浸することも行われてきたが、採尿用カップを傾
けた状態では採尿用カップが小さな揺動や振動をしても
それに収容された被検尿が流出するという問題があっ
た。この流出は、被検尿による汚染を引き起こし、特
に、病原菌等を含む被検尿の場合、尿検査を行う検査者
への衛生上の問題をも生じさせ得る。
【0005】そこで本発明では、採尿用カップに収容さ
れた被検尿が少ない場合であっても、被検尿の流出等の
危険性が少なく又は該危険性を伴わない、該被検尿へ容
易に尿検査用試験紙を浸浸することができる採尿用カッ
プを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(第一の採尿用カップ)
本発明の第一の採尿用カップ(以下、「第一カップ」と
いう。)は、有底筒状のカップ本体と、該カップ本体の
上縁部に沿って折り曲げ可能に該上縁部の一部に取り付
けられた舌部と、を有する、採尿用カップである。該カ
ップ本体は、従来から用いられてきた採尿用カップと同
様のもので、内部空間によって連絡された2個の開口の
うち一方が底によって塞がれた筒状(有底で無蓋の筒
状)をしている。ここに「筒」とは、従来の採尿用カッ
プにように略円錐台筒のみならず、円筒、楕円筒、半円
筒、角筒(三角筒、四角筒、五角筒、六角筒等)、角錐
台筒等を広く含む。該舌部は、カップ本体の底を下方に
向けて水平面上に載置した際の該カップ本体の上部に形
成された開口を規定する該上縁部に沿って折り曲げ可能
に該上縁部の一部に取り付けられる。このため第一カッ
プに収容された被検尿が少ない場合、該舌部が取り付け
られた該上縁部の該一部が、該上縁部のうち最下部に位
置するように第一カップを傾け、該舌部が該一部よりも
少なくとも上方に位置する部分を有するようにすれば、
従来の採尿用カップにおいて被検尿が最も流出しやすか
った該最下部近傍からの流出を有効に防止することがで
き、被検尿へ容易に試験紙を浸浸することができる。そ
して、該舌部が該カップ本体の上縁部に沿って折り曲げ
可能にされていることで、第一カップに収容された被検
尿が多く第一カップを傾ける必要がない場合には、該舌
部先端をカップ本体の底方向に向くように折り曲げてお
くことができるので、該上縁部を介して被検尿に試験紙
を浸浸することを該舌部が邪魔することがない(もし、
カップ本体の底を下方に向けて水平面上に載置した際、
該舌部が略上方に向かって突出したままであれば該上縁
部を介して被検尿に試験紙を浸浸するとき該舌部が検査
者の手腕等に干渉する等の問題が発生する。)。
【0007】前記舌部と前記カップ本体とが一体に形成
されたものであってもよい。こうすることで舌部を別途
形成し、形成された舌部をカップ本体に取り付ける必要
がないことから、第一カップの製造工程を簡素化するこ
とができ、第一カップの製造コストを低減することがで
きると共に第一カップ製造の効率化を図ることができ
る。前記舌部と前記カップ本体とを一体に形成する方法
は、様々な方法が用いられてよいが、カップ本体の側面
部を構成する部分のうちカップ本体の上縁部となる部分
の所定位置に舌部となる部分を設けておくことを例示す
ることができる。なお、舌部とカップ本体とが一体に形
成される場合、舌部がカップ本体の上縁部に沿って折り
曲げ可能にされるには、舌部とカップ本体とを形成する
材料等に応じて様々な方法が用いられてよく、例えば、
従来から知られている紙製コップを形成している程度の
紙を該材料とする場合であれば、舌部とカップ本体との
間になる上縁部に沿って折り曲げ癖(該上縁部に沿って
一度折り曲げることで形成される。)をつけることによ
ってもよい。
【0008】前記舌部が取り付けられた前記上縁部の前
記一部が、曲がっている(直線ではない)ものであって
もよい。舌部が取り付けられた前記上縁部の前記一部
(舌部が折り曲げられる部分)が曲がっていることで、
舌部を前記上縁部に沿って折り曲げる際に抵抗が生じ、
舌部が所定状態(例えば、舌部がカップ本体の上縁部に
沿って折り曲げられる折り曲げ線に対して垂直な断面で
見たときに舌部とカップ本体とが折れ曲がっていない状
態)から不意に折り曲がることを防止することができ
る。このため該上縁部の該一部が、該上縁部のうち最下
部に位置するように第一カップを傾けた際に、舌部が不
意に折れ曲がることを防止し(舌部に被検尿の重さが加
わった際においても不意の折れ曲がりを有効に防止す
る)、舌部が該一部よりも少なくとも上方に位置する部
分を確実に有するようにすることができ、該最下部近傍
からの被検尿の流出を有効に防止することができる。前
記舌部が取り付けられた前記上縁部の前記一部の曲がり
方は、舌部を前記上縁部に沿って折り曲げる際に生じる
抵抗をどの程度にするか等によって適宜定められてよい
が、例えば、カップ本体が略円錐台筒形であれば前記上
縁部は略円形となるので前記一部は弧(曲がっている)
になることによってもよい。
【0009】(第二の採尿用カップ)本発明の第二の採
尿用カップ(以下、「第二カップ」という。)は、有底
筒状のカップ本体と、該カップ本体の内側面とその表面
とが所定の隙間を介して相対し得るように該カップ本体
に取り付けられた板状の薄板部材と、を有し、想定され
る液面下に前記薄板部材の少なくとも一部が潜入し、該
液面よりも上に該隙間が存するものである、採尿用カッ
プである。該カップ本体については、第一カップについ
て説明したカップ本体と同様であるのでここでは説明を
省略する。該薄板部材は、板状をしており、その表面が
カップ本体の内側面と所定の隙間(後述の尿検査用試験
紙を該隙間に入れていない際には、該隙間は0であって
もよい)を介して相対し得るようにカップ本体に取り付
けられている。第二カップに収容される被検尿の想定さ
れる液面下に該薄板部材の少なくとも一部が潜入し、該
液面よりも上に該隙間が存する。ここに「想定される液
面」とは、第二カップを必ずしも水平面に載置した場合
の液面のみならず第二カップを傾けた場合の液面であっ
てもよい。第二カップに収容される被検尿の想定される
液面下に該薄板部材の少なくとも一部が潜入すること
で、該薄板部材の表面とカップ本体の内側面とが相対し
て両者の間に形成される該所定の隙間に被検尿が浸入す
る。該所定の隙間に浸入した被検尿は、該所定の隙間に
よって生じる毛管現象によって、該液面よりも上に存す
る該隙間へと上昇する。この上昇によって、該隙間内の
液面は該隙間外の液面に比して高くなり、第二カップの
上方から被検尿に試験紙を浸浸する際に該隙間内の液面
に試験紙を浸浸すれば該隙間外の液面に試験紙を浸浸す
る場合に比して容易に行うことができる。
【0010】前記薄板部材と前記カップ本体とが一体に
形成されたものであってもよい。こうすることで薄板部
材を別途形成し、形成された薄板部材をカップ本体に取
り付ける必要がないことから、第二カップの製造工程を
簡素化することができ、第二カップの製造コストを低減
することができると共に第二カップ製造の効率化を図る
ことができる。前記薄板部材と前記カップ本体とを一体
に形成する方法は、様々な方法が用いられてよいが、カ
ップ本体の側面部を構成する部分が、平板状の平板材の
一辺と他の一辺とを接合することによって形成する場合
であれば、該一辺又は該他の一辺の所定位置に薄板部材
となる部分を設けておくことを例示することができる。
【0011】前記隙間の大きさが調節できるように前記
薄板部材の一端が回動可能に前記カップ本体へ取付られ
たものであってもよい。こうすることで該隙間を広げて
おいて該隙間に尿検査用の試験紙を挟み、その後、薄板
部材の該一端を回動させて該隙間を狭めることによって
該試験紙に容易かつ確実に被検尿を付着させることがで
きる。また、用いる試験紙の厚みがある程度変化して
も、薄板部材の該一端を回動させて該隙間の大きさを自
在に調節できるので、様々な試験紙を用いることができ
使用可能な試験紙の自由度が大きい。
【0012】前記隙間の大きさが調節できるように前記
薄板部材の一端が回動可能に前記カップ本体へ取付られ
ている場合、前記薄板部材の回動の回動中心軸が、前記
カップ本体の中心軸を含む平面に略含まれるものであっ
てもよい。こうすることでカップ本体の形状が一般的に
採用されることが多い円錐台筒形や円筒形であっても、
薄板部材の回動を円滑に行うことができる。これはカッ
プ本体の内側面と相対し前記隙間を形成する前記薄板部
材の前記表面が細長い略四角形状であり、該略四角形の
長辺が前記回動中心軸にほぼ一致するようにしてもよ
い。検尿用試験紙は、通常、細長い長方形状(短冊状)
をしており、薄板部材の前記表面を細長い略四角形状と
することで、前記表面と前記内側面との間に形成される
隙間の形状が検尿用試験紙の形状に対応することから検
尿用試験紙を該隙間にうまく保持すると共に検尿用試験
紙に被検尿をむらなく付着させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。しかしながら、これらによって本
発明は何ら制限されるものではない。
【0014】(第一カップ)図1は、一実施形態の第一
カップ11を示す斜視図であり、図2は、図1に示され
た第一カップ11の平面図(図1中、矢印Aの方向から
見たところ)である。図1及び図2を参照して、一実施
形態の第一カップ11について説明する。第一カップ1
1は、カップ本体21と舌部31とを有しており、全て
紙によって形成されている。カップ本体21は、略円盤
状(高さが小さい円柱形)の底部23と、略円錐台筒状
(円錐台の側面から一定の距離だけ該円錐台内側に離れ
た面によって該円錐台をくり抜いた筒形状をした部分)
の側面部25と、を有している。側面部25は、一の扇
形から該一の扇形に比して半径が小さく該一の扇形と中
心位置と中心角とが同じ他の扇形を切り取った残部から
形成されており、該一の扇形において半径を構成してい
た両辺の一部である該残部の両辺近傍を接合して形成さ
れている。側面部25が形成する円錐台筒状が有する2
の開口のうち小さな方の開口の近傍に該小さな方の開口
を塞ぐように底部23が側面部25の内側面25aに取
り付けられている(底部23が形成する円柱の中心軸
と、側面部25が形成する円錐台筒状の中心軸と、は同
一の直線上に略存している。)。なお、これら底部23
と側面部25との関係は既知の紙製コップ等に見られる
ものと同様である。カップ本体21を構成する側面部2
5の外側面25bには、被検者の氏名と採尿日とを記載
する記載欄27が設けられると共に、被検尿の量を測定
するための目盛29が設けられている。一方、底部23
の上面(即ち、カップ本体21の内底面を構成する面)
には、被検尿の尿混濁を確認するための標識24が形成
されている(図2において、標識24は、図示を容易に
するために簡略化して示している。)。
【0015】舌部31は、略等脚台形(等脚を構成する
2辺以外の2辺は長さが異なる)をしており、等脚を構
成する2辺以外の2辺のうち長い方の長辺がカップ本体
21(側面部25)の上縁部21aに沿って取り付けら
れている。なお、本実施形態では、舌部31とカップ本
体21とが一体に形成されているが、舌部31とカップ
本体21との間に折り曲げ癖33(上縁部21aに沿っ
てつけられている)がつけられており、これによって舌
部31がカップ本体21の上縁部21aに沿って折り曲
げ可能になっている。なお、舌部31が取り付けられた
上縁部21aの部分の、上縁部21a全体に対する割合
(長さ又は中心角基準)は、あまり大きいと舌部31を
上縁部21aに沿って折り曲げることが困難になり、逆
にあまり小さいと上縁部21aからの被検尿の不意の流
出を効果的に防止できなくなるので、舌部31を形成し
ている材質等に応じてこれら両条件を満足する範囲とさ
れることが好ましく、通常、第一カップ11が紙製であ
れば、好ましくは10%以上とされ、より好ましくは1
5%以上とされ、最も好ましくは20%以上とされ、好
ましくは50%以下とされ、より好ましくは40%以下
とされ、最も好ましくは35%以下とされる。上縁部2
1aは、カップ本体21の上部に形成された開口22を
規定しており、開口22を介して被検尿が第一カップ1
1の内部に収容される(採尿)。なお、本実施形態で
は、舌部31とカップ本体21とを一体に形成する方法
として、側面部25を形成する前記残部のうちカップ本
体21の上縁部21aとなる所定位置に舌部31となる
部分(略等脚台形部分)を一体に設けておくことによっ
た。
【0016】舌部31が取り付けられた上縁部21aの
一部(ここでは折り曲げ癖33に一致する)が、曲がっ
ている(直線ではない)。該一部(ここでは折り曲げ癖
33)はほぼ弧を形成しており、舌部31を上縁部21
aに沿って(例えば、図2中、矢印C方向に)折り曲げ
ようとすると抵抗が生じ、舌部31が所定状態(例え
ば、図1及び図2で示した状態、即ち、舌部31がカッ
プ本体21の上縁部21aに沿って折り曲げられる折り
曲げ線(ここでは折り曲げ癖33)に対して垂直な断面
で見たときに舌部31とカップ本体21(側面部25)
とが折れ曲がっていない状態)から不意に折り曲がるこ
とを防止することができる。
【0017】図3は、第一カップ11の舌部31が、カ
ップ本体21(側面部25)の上縁部21aに沿って下
方に向けて折り曲げられた状態を示す斜視図(図1中、
矢印B方向から見たところ)である。図3を参照して、
舌部31を下方に向けて折り曲げられた状態について説
明する。舌部31とカップ本体21との間に形成された
折り曲げ癖33を境に舌部31が下方に向けて折り曲げ
られており、これによって舌部31がカップ本体21の
上縁部21aに沿って折り曲げられている(折り曲げ癖
33は、上縁部21aに沿ってつけられている)。な
お、舌部31の上縁部21aに沿った折り曲げは、舌部
31を手(図示せず)によって把持等し舌部31を下方
に向けるように力を加えることで、折り曲げ過程(図1
の状態から図3の状態への遷移過程)においてカップ本
体21と舌部31とがやや変形することで達成される。
下方に折り曲げられた舌部31(図3の状態)から上方
に向いて折り曲げられていない舌部31(図1の状態)
への遷移は、舌部31を手によって把持等し舌部31を
上方に向けるように力を加えることで同様に達成され
る。このように舌部31を下方に折り曲げた状態(図3
の状態、舌部31先端をカップ本体の底方向に向くよう
に折り曲げた状態)にすることで、第一カップ11内部
に収容された被検尿に上縁部21aを介して尿検査用試
験紙を浸浸することを舌部31が邪魔することがなく
(図1のように、舌部31が略上方に向かって突出した
ままであれば上縁部21aを介して被検尿に該試験紙を
浸浸するとき舌部31が検査者の手腕等に干渉する等の
問題が発生しうる。)、そして舌部31が突出していな
いので第一カップ11の搬送や採尿に際して舌部31が
邪魔にならない。
【0018】図4は、第一カップ11の使用方法を示す
側面図である。図4を参照して、第一カップ11の使用
方法について説明する。第一に、図3に示した状態の第
一カップ11に被検者(図示せず。例えば、患者)が被
検尿として自己の尿を採尿し(ここでは採尿された被検
尿量が少ないものとする。)、検査者(例えば、医師や
臨床検査技師等)に手渡す。なお、採尿に用いる第一カ
ップ11は図1に示す状態のものであってもよい。第二
に、該検査者は、一方の手(図示せず)で第一カップ1
1のカップ本体21を把持し、舌部31が下方に折り曲
げられていれば(図3の状態)他方の手(図示せず)で
舌部31を把持し舌部31を上方に向くように(図1の
状態)する。第三に、該検査者は、一方の手(図示せ
ず)で第一カップ11のカップ本体21を把持した状態
で、舌部31が取り付けられた上縁部21aの一部(こ
こでは折り曲げ癖33に略一致する)が、上縁部21a
のうち最下部に位置する方向に第一カップ11を傾け
る。第四に、該検査者は、他方の手(図示せず)の指5
3a、53bで検尿用の試験紙51を把持し、傾けられ
た第一カップ11内部に収容された被検尿55の液面5
5a下に試験紙51を潜入させ試験紙51に被検尿を付
着させる。このときの状態を示したものが図4である。
舌部31が、上縁部21aのうち該最下部よりも少なく
とも上方に位置する部分を有するので、従来の採尿用カ
ップにおいて被検尿55が最も流出しやすかった該最下
部近傍からの流出を有効に防止することができ、被検尿
55へ容易に試験紙51を浸浸すること(ここでは被検
尿55の液面55a下に試験紙51を潜入させ試験紙5
1に被検尿を付着させること)できる。例えば、図4の
状態では、舌部31を有さない従来の採尿用カップを用
いると被検尿55が流出するが、第一カップ11では舌
部31によって被検尿55の流出を防止している。第五
に、該検査者は、被検尿を付着させた試験紙51を被検
尿55から取り出し、試験紙51が示している状態から
尿検査結果を決定する。余った被検査尿55は廃棄さ
れ、紙製の第一カップ11も同様に廃棄され、尿検査が
終了する。
【0019】(第二カップ)図5は、一実施形態の第二
カップ61を示す斜視図であり、図6は、図5に示され
た第二カップ61の平面図(図5中、矢印Fの方向から
見たところ)である。図5及び図6を参照して、一実施
形態の第二カップ61について説明する。第二カップ6
1は、カップ本体71と薄板部材81とを有しており、
全て紙によって形成されている。カップ本体71は、第
一カップ11を構成するカップ本体21と同様のもので
あり、略円盤状(高さが小さい円柱形)の底部73と、
略円錐台筒状の側面部75と、を有している。側面部7
5が形成する円錐台筒状が有する2の開口のうち小さな
方の開口の近傍に該小さな方の開口を塞ぐように底部7
3が側面部75の内側面75aに取り付けられている
(底部73が形成する円柱の中心軸と、側面部75が形
成する円錐台筒状の中心軸と、は同一の直線上に略存し
ている。)。カップ本体71は、第一カップ11を構成
するカップ本体21と同様に、カップ本体71を構成す
る側面部75の外側面75bには、被検者の氏名と採尿
日とを記載する記載欄と被検尿の量を測定するための目
盛とが設けられると共に、底部73の上面(即ち、カッ
プ本体71の内底面を構成する面)には、被検尿の尿混
濁を確認するための標識が形成されているが、ここでは
図示を省略している。
【0020】薄板部材81は、その表面が細長い長方形
状の厚みが小さい(薄い)板状をしており、カップ本体
71(側面部75)の内側面75aとその表面とが所定
の隙間を介して相対し得るようにカップ本体71の一部
である側面部75に取り付けられている。本実施形態で
は、薄板部材81とカップ本体71の側面部75とが一
体に形成されている。これは具体的には、カップ本体7
1の側面部75は、一の扇形から該一の扇形に比して半
径が小さく該一の扇形と中心位置と中心角とが同じ他の
扇形を切り取った残部を用い、該一の扇形において半径
を構成していた両辺の一部である該残部の両辺近傍を接
合して形成されているが、該接合される該残部の該両辺
のうち一方の辺の所定位置に薄板部材81となる部分
(ここでは表面が細長い長方形状の厚みが小さい(薄
い)板状)を設けておくことによって薄板部材81と側
面部75とを一体に形成している。
【0021】薄板部材81の一端は、カップ本体71の
側面部75に回動可能に取付られている。ここでは薄板
部材81とカップ本体71の側面部75とが一体に形成
されているが、薄板部材81と側面部75との間に折り
曲げ癖83がつけられており、これによって薄板部材8
1がカップ本体21の側面部75に対して回動自在にな
っている。薄板部材81がカップ本体21の側面部75
に対して回動することで、カップ本体71(側面部7
5)の内側面75aと薄板部材81の表面との間に形成
される隙間の大きさを調節することができる。折り曲げ
癖83は、薄板部材81の回動の回動中心軸となってい
るが、カップ本体71の中心軸101(ここではカップ
本体71が形成する円錐台筒形の中心軸)を含む平面に
略含まれている。そして前述のように、薄板部材81の
表面は細長い長方形状(細長い略四角形状)であり、該
長方形の長辺が折り曲げ癖83(回動中心軸)にほぼ一
致するようになっている。これは、第二カップ61に収
容した被検尿が少ない等の場合、前記隙間内に保持され
た試験紙に第二カップ61を傾けて被検尿を付着させる
とき、カップ本体71が本実施形態のように円錐台筒形
であれば(円筒形でも同様)、第二カップ61を傾ける
とカップ本体71の中心軸101を含む鉛直平面とカッ
プ本体71の内側壁75aとの交線に沿って被検尿が存
するようになるので、前記回動中心軸がカップ本体71
の中心軸101を含む平面に略含まれるようになってい
ることで、前記隙間内に保持された試験紙に第二カップ
61を傾けて被検尿をうまく付着させることができる。
【0022】そして本実施形態では、第二カップ61の
内部に収容される被検尿の想定される液面としては、薄
板部材81の最下部81aよりも上方でありかつカップ
本体71の上縁部71aよりも下である。このため該想
定される液面下に薄板部材81の少なくとも一部が潜入
し、該液面よりも上に前記隙間(カップ本体71(側面
部75)の内側面75aと薄板部材81の表面との間に
形成される隙間)が存する。従って、第二カップ61に
収容される被検尿の液面下に薄板部材81の少なくとも
一部が潜入することで、薄板部材81の表面とカップ本
体71(側面部75)の内側面75aとが相対して両者
の間に形成される隙間に被検尿が浸入し、該隙間に浸入
した被検尿は、該隙間によって生じる毛管現象によっ
て、該液面よりも上に存する該隙間へと上昇する。この
上昇によって、該隙間内の液面は該隙間外の液面に比し
て高くなり、該隙間内の液面に試験紙を浸浸すれば該隙
間外の液面に試験紙を浸浸する場合に比して容易に被検
尿へ試験紙を浸浸することができる。
【0023】図7は第二カップ61の使用方法を示す側
面図であり、図8は第二カップ61の使用方法を示す平
面図(図7中、矢印J方向から見たところ)である。図
7及び図8を参照して、第二カップ61の使用方法につ
いて説明する。第一に、第一カップ11の場合と同様
に、被検者が被検尿として自己の尿を第二カップ61へ
採尿し(ここでは採尿された被検尿量が少ないものとす
る。)、検査者に手渡す。第二に、該検査者は、一方の
手(図示せず)で第二カップ61のカップ本体71を把
持するか、底を下方に向けて第二カップ61を略水平面
に載置する。第三に、該検査者が、カップ本体71(側
面部75)の内側面75aと薄板部材81の表面との間
に隙間が形成される位置に検尿用試験紙51を配置す
る。検尿用試験紙51の配置は、検尿用試験紙51を図
示しない指等によって把持し行えばよい。第四に、該検
査者が、自己の指88によって薄板部材81の上部をカ
ップ本体71(側面部75)の内側面75aに近づける
ように力を加え、薄板部材81の表面と内側面75aと
を相対させる。このときの状態を示したものが図7及び
図8である。第二カップ61の内部の被検尿55の液面
55aは、薄板部材81の最下部81aよりも上方であ
りかつカップ本体71の上縁部71aよりも下であるの
で、液面55a下に薄板部材81の少なくとも一部が潜
入し、液面55aよりも上に前記隙間(内側面75aと
薄板部材81の表面との間に形成される隙間)が存す
る。このとき薄板部材81の表面と内側面75aとは、
両者の間に挟まれた試験紙51の厚みと略同じ距離の前
記所定の隙間を介して相対している。この状態におい
て、薄板部材81の表面と内側面75aとの間の隙間、
薄板部材81の表面と試験紙51との間の隙間、内側面
75aと試験紙51との間の隙間等によって生じる毛管
現象によって、被検尿がこれらの隙間中で上昇し試験紙
51に付着する(即ち、この毛管現象がなければ、図7
に示す液面55aから下方に存する試験紙51の部分に
しか被検尿55が付着しないが、この毛管現象によって
液面55aよりも上方に存する試験紙51の部分にも被
検尿55が付着する。なお、図4に示した試験紙51と
図7に示した試験紙51とは同じものであり、いずれも
細長い試験紙でありその長手方向に沿って複数の試験部
分が形成されている。)。第五に、該検査者は、第一カ
ップ11の場合と同様に、被検尿を付着させた試験紙5
1を被検尿55から取り出し、試験紙51が示している
状態から尿検査結果を決定する。余った被検査尿55は
廃棄され、紙製の第二カップ61も同様に廃棄され、尿
検査が終了する。
【0024】図9は、他の実施形態の本発明の採尿用カ
ップ91を示す斜視図である。図9を参照して、採尿用
カップ91について説明する。採尿用カップ91は、第
二カップ61に、第一カップ11が有していた舌部31
と同様の舌部93を取り付けたものである。舌部93
は、半円形をしており、半円形の直径を構成する直線状
の辺がカップ本体71の上縁部71aに沿って取り付け
られている。もっとも舌部93は、第一カップ11が有
していた舌部31と同様の形状を有するものであっても
よい。本実施形態では、舌部93とカップ本体71とが
一体に形成されているが、舌部93とカップ本体71と
の間に形成された折り曲げ癖92(上縁部71aに沿っ
てつけられている)によって舌部93がカップ本体71
の上縁部71aに沿って折り曲げ可能になっている。本
実施形態では、舌部93とカップ本体71とを一体に形
成する方法として、側面部75を形成する部分のうち上
縁部71aとなる所定位置に舌部93となる部分(半円
形部分)を一体に設けておくことによった。舌部93が
取り付けられた上縁部71aの一部(ここでは折り曲げ
癖92に一致する)が、曲がっている(直線ではな
い)。該一部(ここでは折り曲げ癖92)はほぼ弧を形
成している。
【0025】そしてカップ本体71(側面部75)の内
側面75aと薄板部材81の表面とが相対して内側面7
5aと薄板部材81の表面との間に形成される隙間を通
過しかつカップ本体71の中心軸101を含む平面のう
ち少なくとも一平面が舌部93を通過する(本実施形態
では、該平面の全てが舌部93を通過することに加え、
該平面の全てが上縁部71aに関して舌部93の中央部
分を通過するようになっている。)。このため採尿用カ
ップ91に収容された被検尿が少量の場合、尿検査用試
験紙を前記隙間に挟み(図7及び図8参照)、該尿検査
用試験紙に被検尿を十分付着させるため採尿用カップ9
1を傾けても舌部93によって被検尿が不意に流出する
ことを有効に防止することができる。即ち、採尿用カッ
プ91を用いることで、第二カップ61を用いる場合に
比してより少量の被検尿であっても尿検査を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の第一カップを示す斜視図である。
【図2】図1に示された第一カップの平面図である。
【図3】第一カップの舌部が、カップ本体の上縁部に沿
って下方に向けて折り曲げられた状態を示す斜視図であ
る。
【図4】第一カップの使用方法を示す側面図である。
【図5】一実施形態の第二カップを示す斜視図である。
【図6】図5に示された第二カップの平面図である。
【図7】第二カップの使用方法を示す側面図である。
【図8】第二カップの使用方法を示す平面図である。
【図9】他の実施形態の本発明の採尿用カップを示す斜
視図である。
【符号の説明】
11 第一カップ 21、71 カップ本体 21a、71a 上縁部 22 開口 23、73 底部 24 標識 25、75 側面部 25a、75a (側面部の)内側面 25b、75b (側面部の)外側面 27 記載欄 29 目盛 31、93 舌部 33、83、92 折り曲げ癖 51 (検尿用)試験紙 53a、53b、88 指 55 被検尿 55a 液面 61 第二カップ 81 薄板部材 81a (薄板部材の)最下部 91 他の実施形態の本発明の採尿用カップ 101 中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 1/10 G01N 1/10 N

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒状のカップ本体と、 該カップ本体の上縁部に沿って折り曲げ可能に該上縁部
    の一部に取り付けられた舌部と、を有する、採尿用カッ
    プ。
  2. 【請求項2】前記舌部と前記カップ本体とが一体に形成
    されたものである、請求項1に記載の採尿用カップ。
  3. 【請求項3】前記舌部が取り付けられた前記上縁部の前
    記一部が、曲がっているものである、請求項1又は2に
    記載の採尿用カップ。
  4. 【請求項4】有底筒状のカップ本体と、該カップ本体の
    内側面とその表面とが所定の隙間を介して相対し得るよ
    うに該カップ本体に取り付けられた板状の薄板部材と、
    を有し、想定される液面下に前記薄板部材の少なくとも
    一部が潜入し、該液面よりも上に該隙間が存するもので
    ある、採尿用カップ。
  5. 【請求項5】前記薄板部材と前記カップ本体とが一体に
    形成されたものである、請求項4に記載の採尿用カッ
    プ。
  6. 【請求項6】前記隙間の大きさが調節できるように前記
    薄板部材の一端が回動可能に前記カップ本体へ取付られ
    たものである、請求項4又は5に記載の採尿用カップ。
  7. 【請求項7】前記薄板部材の回動の回動中心軸が、前記
    カップ本体の中心軸を含む平面に略含まれるものであ
    る、請求項6に記載の採尿用カップ。
  8. 【請求項8】前記薄板部材の前記表面が細長い略四角形
    状であり、該略四角形の長辺が前記回動中心軸にほぼ一
    致するものである、請求項7に記載の採尿用カップ。
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