JP2001108327A - 保温装置 - Google Patents

保温装置

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JP2001108327A
JP2001108327A JP28866899A JP28866899A JP2001108327A JP 2001108327 A JP2001108327 A JP 2001108327A JP 28866899 A JP28866899 A JP 28866899A JP 28866899 A JP28866899 A JP 28866899A JP 2001108327 A JP2001108327 A JP 2001108327A
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battery
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polymer battery
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Shigeya Yasui
重哉 安井
Hiroshi Benno
博 辨野
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物を冷却する場合及び加熱する場合の両
方に使用可能で、かつゼーベック効果によって内部に備
えるポリマーバッテリを充電する。 【解決手段】 複数個のペルチェ素子をシート状に敷設
した保温部10と、ペルチェ素子の電源となるポリマー
バッテリ20と、放熱面を使用する場合,吸熱面を使用
する場合,あるいは両面の温度差を増大させることによ
ってポリマーバッテリ20を充電する場合のそれぞれに
対応した電流の方向を選択する電流制御回路とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペルチェ素子を用
いた保温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ペルチェモジュールは、p型(+)の熱
電材料と、n型(−)の熱電材料とを一対にしたペルチ
ェ素子を複数個並べ、電極を通じて電流を流すことによ
り熱エネルギーの移動を行って、モジュールの一方の面
で吸熱を、他方の面で放熱を行うものである。
【0003】このペルチェモジュールは、フロンガス等
の冷媒を一切使用せず、また、振動の大きいコンプレッ
サも使用することなく冷却が可能である等の利点が多
く、パーソナルコンピュータのCPU(Central
Processing Unit)を冷却する冷却装
置や、小型冷蔵庫に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ペルチェ素子は、放熱
及び吸熱が可能であるという特徴を有しているにもかか
わらず、冷却に利用されているのみであった。また、冷
媒及びコンプレッサ等を必要とすることなく比較的簡素
な構造で吸熱または放熱機構となり得るが、限られた範
囲にわずかに利用されているのみであった。
【0005】本発明は、このような従来の実状に鑑みて
提案されたものであり、対象物の冷却状態及び加熱状態
を保持することが可能で、かつゼーベック効果によって
内部に備えるポリマーバッテリを充電することが可能な
保温装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明に係る保温装置は、複数個のペルチェ素子を敷設
したシート状の保温部と、ペルチェ素子の電源となるポ
リマーバッテリとを備える。
【0007】以上のような保温装置は、保温部に備えら
れるペルチェ素子によって、上記保温部の一方の主面に
おいて放熱を行い、他方の主面において吸熱を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。本発明を適用した
保温装置1は、図1に詳細を示すように、複数個のペル
チェ素子を有するシート状の保温部10と、保温部10
の発熱する第1の主面10aと略同形の主面形状を有す
るポリマーバッテリ20とが、第1の主面10a上で貼
り合わされ、さらに外装材30で覆われてなるものであ
る。電流の方向を制御する電流制御回路は、図示しない
が保温装置1の任意の箇所に設けられている。
【0009】保温部10は、図2に示すように、複数個
のペルチェ素子が、放熱端を同一方向に向けて、支持シ
ート11aと支持シート11bとに挟持されてなるもの
である。また、ペルチェ素子は、第1の熱電材料12と
第2の熱電材料13とが金属片14によって直列に接合
され、基板15を介して支持シート11a,11bに接
合されている。この複数個のペルチェ素子に電流が流れ
ることによって、保温部10の一方の主面と他方の主面
との間に温度差が生じる。このときペルチェ素子からの
放熱によって発熱する一方の主面を第1の主面10aと
し、ペルチェ素子の吸熱によって冷却される主面を第2
の主面10bとする。
【0010】直列に接合された複数個のペルチェ素子
は、電流制御回路を介して、ポリマーバッテリ20と接
続されている。
【0011】支持シート11a,11bには、可撓性を
有し、吸熱及び放熱を効率良く行うことのできる材料を
用いる。
【0012】ポリマーバッテリ20は、詳細を後述する
が、薄型に成形されたものであり、保温部10の発熱す
る第1の主面10aと略同形の主面形状に成形され、第
1の主面10aに貼り合わされている。また、ポリマー
バッテリ20は、電流制御回路を介して保温部10と電
気的に接続されている。
【0013】電流制御回路は、ポリマーバッテリ20と
ペルチェ素子との間に設けられ、発熱面である第1の主
面10aを使用する場合、吸熱面である第2の主面10
bを使用する場合、あるいは両面の温度差を増大させる
ことによってポリマーバッテリ20を充電する場合のそ
れぞれに対応した電流の方向を選択する。
【0014】以上のような保温装置1を使用する具体的
な場合について示す。例えば、冬のような温度が低い環
境の下で、暖かい飲み物を封入した容器を高温に保つ場
合について示す。この場合、対象物である容器に第1の
主面10aを接触させ、第2の主面10bを冷たい外気
に触れるように向けて保温装置1を駆動させる。このと
き保温部10の第1の主面10aでは発熱が起こり、こ
れによって容器は加熱される。この場合、電流制御回路
は、第1の主面10aが発熱される電流の方向を選択す
る。
【0015】次に、夏のような暑い環境の下で、冷たい
飲み物を封入した容器を低温に保つ場合について示す。
この場合、対象物である容器に第2の主面10bを接触
させ、第1の主面10aを暖かい外気にふれるように向
けて保温装置1を駆動させる。このとき保温部10の第
2の主面10bでは吸熱が起こり、これによって容器は
冷却される。この場合、電流制御回路は、第2の主面1
0bが冷却される電流の方向を選択する。
【0016】さらに、ゼーベック効果を用いて、保温装
置1に内蔵されるポリマーバッテリ20を充電する場合
について示す。この場合、電流制御回路は、充電のため
の電流の方向を選択する。第1の主面10aと、第2の
主面10bとの温度差を増大させることによって、ポリ
マーバッテリ20を充電することができる。このとき、
第1の主面10aと第2の主面10bとの温度差が大き
いほど、ポリマーバッテリ20は効率よく充電される。
【0017】以上説明したように、保温装置1は、複数
個のペルチェ素子を敷設したシート状の保温部10によ
って、冷却と加熱とを行うことが可能となる。さらに、
ゼーベック効果によって、内部に備えるポリマーバッテ
リ20を充電することが可能となる。
【0018】また、保温装置1は、電源としてポリマー
バッテリ20を用いることによって、漏液の心配がな
く、電解液を用いる電池以上に高い安全性を得ることが
できる。
【0019】以下、ポリマーバッテリ20を詳細に説明
する。上述のポリマーバッテリ20は、非水電解質電池
(いわゆるリチウムイオン二次電池)であり、例えば完
全固体電解質電池、固体電解質電池、またはゲル状電解
質電池である。具体的には、ポリマーバッテリ20は、
図3に示すように、負極21と、負極21と対向して配
された正極22と、負極21と正極22との間に配され
た高分子固体電解質23とを備え、絶縁材料からなる外
装膜24により覆われて密閉されてなるものである。そ
して、負極21には負極端子25が、正極22には正極
端子26がそれぞれ接続されており、これら負極端子2
5と正極端子26は、外装膜24の周縁部から外装膜2
4の外方へと引き出され、電流制御回路の必要箇所に接
続されている。
【0020】負極21は、負極活物質を含有する負極活
物質層21aが、負極集電体21b上に形成されてなる
ものである。この負極集電体21bとしては、例えば銅
箔等の金属箔が用いられる。負極活物質層21aに含有
される負極活物質としては、作製する電池の種類により
異なり、特に限定されるものではない。例えば、リチウ
ム電池あるいはリチウムイオン電池を作製する場合、負
極活物質としては、リチウム金属やリチウム金属を含む
合金、並びに、リチウム金属の吸蔵放出が可能な炭素質
材料や、リチウム金属の吸蔵放出が可能な無機材料が用
いられる。
【0021】リチウム金属を含む合金としては、リチウ
ム−アルミニウム合金、リチウム−亜鉛合金、リチウム
−スズ合金、リチウム−鉛合金、リチウム−インジウム
合金等が挙げられる。
【0022】また、リチウム等のアルカリ金属の吸蔵放
出が可能な炭素質材料としては、例えば、ポリアセチレ
ンやポリピロール等の導電性ポリマ、熱分解炭素類、コ
ークス類(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コ
ークス等)、黒鉛類、難黒鉛化炭素類、ガラス状炭素
類、有機高分子化合物焼成体(有機高分子材料を500
℃以上の適温にて、真空下あるいは不活性ガス気流下で
焼成したもの。)、炭素繊維、活性炭等が挙げられる。
また、リチウムの吸蔵放出が可能な無機材料としては、
酸化スズ、酸化鉄、酸化チタン等の酸化物、ケイ素質材
料またはその化合物、スズ化合物等が挙げられる。この
ような材料から負極を形成するに際しては、公知の結着
剤等を添加することができる。
【0023】正極22は、正極活物質を含有する正極活
物質層22aが、正極集電体22b上に形成されてなる
ものである。この正極集電体22bとしては、例えばア
ルミニウム箔等の金属箔が用いられる。正極活物質は、
作製する電池の種類によって異なり、特に限定さるもの
ではない。
【0024】例えば、正極活物質は、リチウム電池、あ
るいはリチウムイオン電池を作製する場合、リチウムの
吸蔵放出が可能な材料であればよく特に限定されない。
例えば、正極活物質は、目的とする電池の種類に応じ
て、TiS2,MoS2,NbSe2,V25等のリチウ
ムを含有しない金属酸化物や金属硫化物、または一般式
LixMO2(ただしMは、Co,Ni,Mn等の遷移
金属を表し、0.05≦x≦1.10である。)、また
はLiNipM1qM2r2(ただしM1及びM2は、A
l,Mn,Fe,Co,Ni,Cr,Ti,Znから選
ばれる少なくとも1種の元素であるか、またはP,B等
の非金属元素でも良い。また、p+q+r=1であ
る。)で表すことのできるリチウム遷移金属複合酸化物
が用いられる。特に、正極活物質としては、高電圧及び
高エネルギー密度が得られ、サイクル特性に優れる点か
ら、リチウムコバルト酸化物やリチウムニッケル酸化物
を用いることが好ましい。
【0025】特に、これらリチウム遷移金属複合酸化物
は、高電圧を発生でき、エネルギー密度的に優れた正極
活物質となる。正極には、これらの正極活物質の複数種
を併せて使用しても良い。また、以上のような正極活物
質を使用して正極を形成するに際して、公知の導電剤や
結着剤等を添加することができる。
【0026】ポリマーバッテリ20に用いる固体電解質
としては、溶媒を一切含まない完全固体電解質を用いる
ことができる。溶媒を含まない完全固体電解質として
は、イオン伝導性高分子を用いた高分子固体電解質、更
にはイオン伝導性セラミクスあるいはイオン伝導性ガラ
スを用いた無機固体電解質電池等を用いることができ
る。
【0027】例えば高分子固体電解質を形成するには、
ポリエチレンオキサイドに代表されるようなエーテル結
合を有する高分子マトリクス中に電解質を相溶させた高
分子複合体を使用することができる。このとき、電解質
としては、やはり通常の電池電解質に用いられる電解質
を用いることができ、LiPF6、LiClO4、LiA
sF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3
22、LiC(CF3SO23、LiAlCl4、Li
SiF6等のリチウム塩を用いることができる。
【0028】高分子マトリクスとしては、上述したポリ
エチレンオキシドのような直鎖状の高分子だけでなく、
側鎖構造を有した櫛形高分子、あるいは主鎖にシロキサ
ン構造、ポリフォスファゼン構造等の無機高分子構造を
有したもの等も使用することができるが、勿論、これら
に限られるものではない。
【0029】あるいは、ポリマバッテリ20は、通常の
固体電解質電池、ゲル状電解質電池とすることも可能で
ある。固体電解質電池、またはゲル状電解質電池を考え
た場合、高分子固体電解質23に使用する高分子材料と
しては、シリコンゲル、アクリルゲル、アクリロニトリ
ルゲル、ポリフォスファゼン変成ポリマ、ポリエチレン
オキサイド、ポリプロピレンオキサイド、及びこれらの
複合ポリマや架橋ポリマ、変成ポリマ等、若しくはフッ
素系ポリマとして、例えばポリ(ビニリデンフルオロラ
イド)やポリ(ビニリデンフルオロライド−co−ヘキ
サフルオロプロピレン)、ポリ(ビニリデンフルオロラ
イド−co−テトラフルオロエチレン)、ポリ(ビニリ
デンフルオロライド−co−トリフルオロエチレン)等
及びこれらの混合物が各種使用できるが、これらに限定
されるものではない。
【0030】負極活物質層21aまたは正極活物質層2
2aに積層されている固体電解質、またはゲル状電解質
は、高分子化合物と電解質塩と溶媒、(ゲル電解質の場
合は、更に可塑剤)からなる溶液を、負極活物質層21
aまたは正極活物質層22aに含浸させ、溶媒を除去
し、固体化したものである。負極活物質層21aまたは
正極活物質層22aに積層された固体電解質、またはゲ
ル状電解質は、その一部が負極活物質または正極活物質
に含浸されて固体化されている。架橋系の場合は、その
後、光または熱で架橋して固体化される。
【0031】ゲル状電解質は、リチウム塩を含む可塑剤
と2重量%以上〜30重量%以下のマトリクス高分子か
らなる。このとき、エステル類、エーテル類、炭酸エス
テル類等を単独または可塑剤の1成分として用いること
ができる。
【0032】ゲル状電解質を調製するにあたり、このよ
うな炭酸エステル類をゲル化するマトリクス高分子とし
ては、ゲル状電解質を構成するのに使用されている種々
の高分子が利用できるが、酸化還元安定性から、例えば
ポリ(ビニリデンフルオロライド)やポリ(ビニリデン
フルオロライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)等
のフッ素系高分子を用いることが望ましい。
【0033】高分子固定電解質23は、リチウム塩とそ
れを溶解する高分子化合物からなり、高分子化合物とし
ては、ポリ(エチレンオキサイド)や同架橋体等のエー
テル系高分子、ポリ(メタクリレート)エステル系、ア
クリレート系、ポリ(ビニリデンフルオロライド)やポ
リ(ビニリデンフルオロライド−co−ヘキサフルオロ
プロピレン)等のフッ素系高分子等を単独、または混合
して用いることができるが、酸化還元安定性から、例え
ばポリ(ビニリデンフルオロライド)やポリ(ビニリデ
ンフルオロライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)
等のフッ素系高分子を用いることが望ましい。
【0034】リチウム塩は、電解質塩自体が上記ポリエ
ーテル共重合体に溶解して、イオン伝導性を示すもので
あれば良く、特に限定されるものではない。例えば、六
フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、過塩素酸リチウ
ム(LiClO4)、六フッ化ヒ素リチウム(LiAs
6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、トリフ
ルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、
ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム
([LiN(CF3SO22])等の従来公知のリチウ
ム塩を用いることができる。これらリチウム化合物は、
単独で用いても複数を混合して用いても良い。
【0035】上述のようにポリマーバッテリ20は、電
解液を必要としないことから、液状の電解質を有する電
池と比較して、電池容器を簡易にすることができ、軽量
且つ柔軟にできる。そのためポリマーバッテリ20は、
軽量及び柔軟性が要求される保温装置1に用いられて
も、漏液の心配もなく、電解液を用いる電池以上に高い
安全性を得ることができる。
【0036】また、ポリマーバッテリ20を保温部10
の放熱面である第1の主面10aへ装着することは、ポ
リマーバッテリ20自体の性能を考慮した上でも有利で
ある。ポリマーバッテリ20は、一般に高温特性が良
く、温度が高い状態で、十分に能力を発揮することがで
きる。したがって、ポリマーバッテリ20は、保温部1
0の放熱面に装着されることによって効率的に動作す
る。ただし、ポリマーバッテリ20は、厚さが0.1m
m程度に成形することが可能であるため、ポリマーバッ
テリ20を発熱側に設けても、第1の主面10aで発生
した熱はポリマーバッテリ20を介して外部へと放熱さ
れ、第1の主面10aの発熱を損なうことにはならな
い。
【0037】また、ペルチェ素子は、重ね合わせること
によって、より大きな温度差を生じるため、ペルチェ素
子を敷設しシート状にしたも保温部10の複数枚を、第
1の主面10aと第2の主面10bとが接するように積
層して用いても良い。
【0038】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではない。保温装置1は、保温部10の両
面が自在に使用できる形状であればよく、例えば放熱効
果を高めるために、全体形状を蛇腹状とされていても良
く、表裏両面使用可能な袋状に形成されていてもよい。
【0039】さらに、保温装置1は、ポリマーバッテリ
20の電力を他の電子機器へと供給するための接続端子
を備えていても良い。この場合、保温装置1は、対象物
を保温するだけでなく、ゼーベック効果によって得られ
た電力を、他の電子機器へと供給可能な電子機器の補助
電源として機能することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る保温装置は、複数個のペル
チェ素子を敷設したシート状の保温部と、上記ペルチェ
素子の電源となるポリマーバッテリとを備える。
【0041】したがって、本発明に係る保温装置は、対
象物の冷却状態を保持する場合及び加熱状態を保持する
場合の両方に使用可能で、かつゼーベック効果によって
内部に備えるポリマーバッテリを充電することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す保温装置の断面
図である。
【図2】本発明の実施の形態として示す保温装置の保温
部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図3】ポリマーバッテリの一構成例を示す要部概略断
面図である。
【符号の説明】
0 保温装置、10 保温部、10a 第1の主面、1
0b 第2の主面、11a,11b 支持シート、12
第1の熱電材料、13 第2の熱電材料、20 ポリ
マーバッテリ、21 負極、22 正極、23 高分子
固体電解質、24 外装膜、25 負極端子、26 正
極端子、30 外装材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のペルチェ素子を敷設したシート
    状の保温部と、 上記ペルチェ素子の電源となるポリマーバッテリとを備
    えることを特徴とする保温装置。
  2. 【請求項2】 上記保温部の第1の主面において放熱を
    行い、第2の主面において吸熱を行うことを特徴とする
    請求項1記載の保温装置。
  3. 【請求項3】 上記ポリマーバッテリは、二次電池であ
    り、ペルチェ素子が有するゼーベック効果によって充電
    されることを特徴とする請求項1記載の保温装置。
  4. 【請求項4】 上記ポリマーバッテリは、第1の主面と
    略同形の主面形状を有し、 上記ポリマーバッテリは、第1の主面で上記保温部と重
    ね合わされ、 上記保温部と上記ポリマーバッテリとが外装材によって
    覆われていることを特徴とする請求項1記載の保温装
    置。
  5. 【請求項5】 可撓性を有することを特徴とする請求項
    4記載の保温装置。
JP28866899A 1999-10-08 1999-10-08 保温装置 Withdrawn JP2001108327A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013179301A (ja) * 2005-10-05 2013-09-09 Beretich Thomas 熱的に制御可能なエネルギ生成システム

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JP2013179301A (ja) * 2005-10-05 2013-09-09 Beretich Thomas 熱的に制御可能なエネルギ生成システム

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