JP2001107722A - ターボ過給機付エンジンの排気装置 - Google Patents

ターボ過給機付エンジンの排気装置

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JP2001107722A
JP2001107722A JP28590799A JP28590799A JP2001107722A JP 2001107722 A JP2001107722 A JP 2001107722A JP 28590799 A JP28590799 A JP 28590799A JP 28590799 A JP28590799 A JP 28590799A JP 2001107722 A JP2001107722 A JP 2001107722A
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engine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過給機付エンジンにおいて触媒の早期活性によ
る排気エミッションの改善と運転性の向上とを両立する 【解決手段】主排気通路に接続しターボ過給機をバイパ
スする排気バイパス通路に、触媒を介装することなく、
排気バイパス通路を流れる排気流を制御可能な排気バイ
パス弁のみを配設すると共に、主排気通路における排気
バイパス通路の分岐部から合流部に至るまでの間であっ
てタービンの上流側或いは下流側に、ターボ過給機のタ
ービンヘの排気流を制御可能な排気カット弁を設ける。
そして、エンジン高負荷運転を除く触媒の非活性時は
(S3,S4)、排気カット弁を全閉すると共に排気バ
イパス弁を開弁する(S5)。また、エンジン高負荷運
転および触媒活性の少なくとも一方の成立時は、排気カ
ット弁を開弁してターボ過給機を作動させ、排気カット
弁と排気バイパス弁との少なくとも一方を用いて過給圧
制御を行う(S7,S9,S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒の早期活性に
よる排気エミッションの改善と運転性の向上とを両立し
得る過給機付エンジンの排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ターボ過給機付エンジン
は、排気通路の触媒上流にターボ過給機のタービンが配
設されるため、エンジンの排気ポートから触媒に至るま
での排気通路長が自然吸気式エンジンに比べて長く、排
気通路長の増加およびターボ過給機により熱容量が増加
し、且つ、熱放射面積が増加する。
【0003】このため、過給機付エンジンは、エンジン
からの排気ガスが触媒に至るまでの間に排気温度が低下
し、特に、エンジン冷態始動後において、触媒が活性温
度に上昇するまでに時間を要し、排気エミッションの悪
化を招く。
【0004】これに対処するに、本出願人は、特開平1
1―141332号公報に示されるように、ターボ過給
機をバイパスして主排気通路のタービン上流側から分岐
しタービン下流側の触媒に至るまでの間で主排気通路に
合流する排気バイパス通路を設け、排気バイパス通路に
プリ触媒を介装すると共に開閉弁を配設し、さらに、主
排気通路における排気バイパス通路の分岐部から合流部
に至るまでの間であってタービンの上流側に、ターボ過
給機のタービンヘの排気流を制御可能な排気カット弁を
設け、エンジン冷態時、排気カット弁を閉弁すると共に
排気バイパス通路に介装された開閉弁を開弁すること
で、排気の全量を排気バイパス通路に流し、排気バイパ
ス通路に配設されたプリ触媒を早期に昇温して活性化さ
せ、プリ触媒により排気浄化し排気エミッションの悪化
を防止する技術を提案した。
【0005】そして、この技術は、エンジンの暖機完了
に至るまでの間、段階的に排気バイパス通路に配設され
た開閉弁を閉弁すると共に排気カット弁を開弁すること
で、ターボ過給機による過給作動に移行させると共に、
主排気通路に配設された主触媒を昇温し、プリ触媒によ
る排気浄化から漸次的に主触媒による排気浄化に移行さ
せている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先行例
は、排気バイパス通路にプリ触媒を配設し、エンジン運
転状態に拘らず、エンジン冷態時には排気の全量を排気
バイパス通路に流して、排気浄化をプリ触媒で担い、エ
ンジン暖機に移行するに従い、開閉弁を閉弁して排気バ
イパス通路に流れる排気流量を減じると共に排気カット
弁を開弁して主排気通路の排気流量を増加することで対
処しているため、特に、エンジン冷態時ないしエンジン
暖機完了に至るまでの間、エンジン高負荷運転時であっ
ても、ターボ過給機による過給が得られず、或いは、過
給圧が抑制されることになり、エンジン出力の低下によ
り運転性が悪化する不都合がある。
【0007】また、エンジン暖機完了後において、排気
バイパス通路に配設された開閉弁の開度制御により過給
圧制御機能(ウエストゲート機能)を持たせた場合は、
高負荷運転時に、高温の排気ガスが排気バイパス通路に
配設された比較的小容量のプリ触媒に多量に流れること
になり、プリ触媒の劣化や破損を生じる虞がある。
【0008】このため、第2の排気バイパス通路として
ターボ過給機にタービンをバイパスするウエストゲート
通路を設け、ウエストゲート弁と上述の開閉弁及び排気
カット弁との共働により対処することも考えられるが、
この場合には、排気系の熱容量の増加及び熱放射面積の
増加により、触媒の早期活性効果が低下する。
【0009】本発明は上記事情に鑑み、触媒の早期活性
による排気エミッションの改善と運転性の向上とを両立
することが可能な過給機付エンジンの排気装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、エンジンの排気ポートから
ターボ過給機のタービンを経由し更に触媒を経て外気に
開放される主排気通路と、ターボ過給機をバイパスして
主排気通路のタービン上流側から分岐しタービン下流側
の触媒に至るまでの間で主排気通路に合流する排気バイ
パス通路とを備え、該排気バイパス通路に開閉弁を配設
した過給機付エンジンの排気装置において、上記排気バ
イパス通路に、触媒を介装することなく、排気バイパス
通路を流れる排気流を制御可能な排気バイパス弁のみを
配設し、上記主排気通路における排気バイパス通路の分
岐部から合流部に至るまでの間であってタービンの上流
側或いは下流側に、ターボ過給機のタービンヘの排気流
を制御可能な排気カット弁を設け、エンジン高負荷運転
を除く触媒の非活性時は、上記排気カット弁を全閉する
と共に上記排気バイパス弁を開弁し、エンジン高負荷運
転および触媒活性の少なくとも一方の成立時は、排気カ
ット弁を開弁して該排気カット弁と上記排気バイパス弁
との少なくとも一方により過給圧制御を行う制御手段を
備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記制御手段は、エンジン始動時、上記排
気カット弁を全閉すると共に上記排気バイパス弁を全開
することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1或いは請
求項2記載の発明において、上記制御手段は、エンジン
発生トルク抑制要求時に、上記排気カット弁を全開ない
し小開し、且つ、排気バイパス弁を小開ないし微開する
ことを特徴とする。
【0013】すなわち、請求項1記載の発明は、主排気
通路に接続しターボ過給機をバイパスする排気バイパス
通路に、触媒を介装することなく、排気バイパス通路を
流れる排気流を制御可能な排気バイパス弁のみを配設す
ると共に、主排気通路における排気バイパス通路の分岐
部から合流部に至るまでの間であってタービンの上流側
或いは下流側に、ターボ過給機のタービンヘの排気流を
制御可能な排気カット弁を設ける。そして、エンジン高
負荷運転を除く触媒の非活性時は、排気カット弁を全閉
すると共に排気バイパス弁を開弁し、ターボ過給機への
排気供給を遮断し、ターボ過給機を介することなく排気
バイパス通路によってエンジンからの排気の全量を直接
触媒に供給することで、触媒を早期に活性化する。ま
た、エンジン高負荷運転および触媒活性の少なくとも一
方の成立時は、排気カット弁を開弁してターボ過給機を
作動させ、排気カット弁と排気バイパス弁との少なくと
も一方を用いて過給圧制御を行うことで、ターボ過給機
を有効に過給動作することを可能とし、エンジン出力特
性を犠牲とすることなく運転性を向上する。また、プリ
触媒を配設することなく実現可能なため、プリ触媒の劣
化や破損を考慮することなく実現できる。
【0014】また、請求項2記載の発明は、エンジン始
動時、排気カット弁を全閉すると共に排気バイパス弁を
全開し、触媒の非活性時には、エンジン始動から直ちに
排気の全量をターボ過給機を介することなく触媒に供給
可能とする。
【0015】さらに、請求項3記載の発明は、エンジン
発生トルク抑制要求時、排気カット弁を全開ないし小開
し、且つ、排気バイパス弁を小開ないし微開する。すな
わち、エンジン発生トルク抑制要求が有った時は、排気
カット弁全開の下で排気バイパス弁を小開し、ないし
は、排気カット弁の小開と共に排気バイパス弁を微開す
ることで、ターボ過給機に供給される排気量を減少させ
て、ターボ過給機の過給動作を規制し、過給圧を低下さ
せる。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。先ず、本発明が適用される過給機付エ
ンジンの全体構成について、図6に従い説明する。同図
において符号1は過給機付エンジン(以下「エンジン」
と略記する)であり、本形態においては水平対向式4気
筒ガソリンエンジンを示す。エンジン1のシリンダブロ
ック2の左右バンクにそれぞれシリンダヘッド3を備
え、燃焼室4、吸気ポート5、排気ポート6、点火プラ
グ7、動弁機構8等が設けられている。
【0017】排気系として、各排気ポート6に連通する
排気マニホルド9により排気が合流され、排気マニホル
ド9に排気管10が接続される。そして、排気管10に
ターボ過給機11のタービン11aが介装され、その下
流に触媒12、マフラ13が配設されて大気に開放され
る。すなわち、排気マニホルド9と排気管10により主
排気通路が構成される。
【0018】そして、ターボ過給機11をバイパスして
排気管10のタービン11a上流側から分岐して、ター
ビン11a下流と触媒12との間で排気管10に合流す
る排気バイパス通路14が設けられている。
【0019】一方、吸気系としては、エアクリーナ15
に接続しレゾネータチャンバ16を介装した吸気管17
がターボ過給機11のコンプレッサ11bに連通され、
このコンプレッサからの吸気管18がインタークーラ1
9に連通される。そして、インタークーラ19からスロ
ットル弁20を有するスロットルボディ21を介してチ
ャンバ22に連通され、チャンバ22から吸気マニホル
ド23を介して左右バンクの各気筒の吸気ポート5に連
通されている。
【0020】また、アイドル制御系として、スロットル
弁20をバイパスしてレゾネータチャンバ16と吸気マ
ニホルド23とを連通するバイパス通路24に、アイド
ル制御弁(ISC弁)25と負圧で開く逆止弁26とが
設けられ、アイドル時や減速時に吸入空気量を制御する
ようになっている。
【0021】また、吸気マニホルド23の各気筒におけ
る吸気ポート5直上流にインジェクタ27が配設され、
更に、点火系として、各点火プラグ7毎にイグナイタ内
蔵イグニッションコイル28からの点火信号が入力する
よう接続されている。
【0022】ここで、排気制御系について説明する。タ
ーボ過給機11は、タービン11aに導入する排気のエ
ネルギによりコンプレッサ11bが回転駆動され、空気
を吸入、加圧して過給するものであり、排気管10にお
ける排気バイパス通路14の分岐部から合流部に至る間
であってタービン11aの上流側に、アクチュエータ2
9を備えた排気カット弁30が設けられている。また、
排気バイパス通路14には、排気バイパス通路14を流
れる排気流を制御可能なアクチュエータ31を備えた排
気バイパス弁32のみが配設されている。
【0023】これら各弁作動用のアクチュエータ29,
31は、後述の制御装置50からのデューテイ信号等の
制御信号によって作動し、排気カット弁30,排気バイ
パス弁32を開度制御することが可能に構成されてい
る。
【0024】次に、各種のセンサについて説明する。絶
対圧センサ33が吸気管圧力/大気圧切換ソレノイド弁
34によりスロットル弁20下流の吸気管圧力(吸気マ
ニホルド23内の吸気圧)と大気圧とを選択して検出す
るよう設けられている。また、シリンダブロック2にノ
ックセンサ35が取付けられると共に、左右両バンクを
連通する冷却水通路36に冷却水温センサ37が臨まさ
れ、排気管10における排気バイパス通路14の分岐部
上流にO2センサ38が装着され、触媒12の温度を検
出する触媒温度センサ39が配設されている。さらに、
スロットル弁20にスロットル開度センサ40が連設さ
れ、エアクリーナ15の直下流に吸入空気量センサ41
が配設されている。
【0025】また、エンジン1のクランクシャフト42
にクランクロータ43が軸着され、このクランクロータ
43の外周に電磁ピックアップ等からなるクランク角セ
ンサ44が対設されている。さらに、動弁機構8におけ
るカムシャフト45に連設するカムロータ46に、電磁
ピックアップ等からなる気筒判別センサ47が対設され
ている。
【0026】クランク角センサ44、気筒判別センサ4
7は、それぞれクランクロータ43、カムロータ46に
所定間隔毎に形成された突起をエンジン運転に伴い検出
し、クランクパルス、気筒判別パルスを出力する。そし
て、制御装置50において、クランクパルスの間隔時間
(突起の検出間隔)からエンジン回転数を算出すると共
に、点火時期及び燃料噴射時期等を演算し、さらに、ク
ランクパルス及び気筒判別パルスの入力パターンから気
筒判別を行う。
【0027】次に、図7に基づき電子制御系の構成につ
いて説明する。制御装置(ECU)50は、CPU5
1、ROM52、RAM53、バックアップRAM5
4、カウンタ・タイマ群55、及びI/0インターフェ
イス56をバスラインを介して接続したマイクロコンピ
ュータを中心として構成され、各部に所定の安定化電源
を供給する定電圧回路57、駆動回路58、A/D変換
器59等の周辺回路を備えている。
【0028】尚、カウンタ・タイマ群55は、フリーラ
ンカウンタ、気筒判別センサ信号(気筒判別パルス)の
入力計数用カウンタ等の各種カウンタ、燃料噴射用タイ
マ、点火用タイマ、定期割込みを発生させるための定期
割込み用タイマ、及びシステム異常監視用のウオッチド
ッグタイマ等の各種タイマを便宜上総称するものであ
り、その他、各種のソフトウエアカウンタ・タイマを含
む。
【0029】定電圧回路57は、2回路のリレー接点を
有する電源リレー60の第1のリレー接点を介してバッ
テリ61に接続され、電源リレー60は、そのリレーコ
イルの一端が接地され、リレーコイルの他端が駆動回路
58に接続されている。尚、電源リレー50の第2のリ
レー接点には、バッテリ61から各アクチュエータに電
源を供給するための電源線が接続されている。バッテリ
61には、イグニッションスイッチ62の一端が接続さ
れ、このイグニッションスイッチ62の他端がI/Oイ
ンターフェイス56の入力ポートに接続されている。
【0030】更に、定電圧回路47は、直接、バッテリ
61に接続され、バッテリ61に接続されるイグニッシ
ョンスイッチ62のONがI/Oインターフェイス56
の入力ポートで検出されて電源リレー60の接点が閉と
なると、ECU50内の各部へ電源を供給する一方、イ
グニッションスイッチ62のON,OFFに拘らず、常
時、バックアップRAM54にバックアップ用の電源を
供給する。
【0031】また、I/Oインターフェイス56の入力
ポートには、ノックセンサ35、クランク角センサ4
4、気筒判別センサ47、車速センサ48が接続され、
更に、A/D変換器59を介して吸入空気量センサ4
1、スロットル開度センサ40、冷却水温センサ37、
O2センサ38、絶対圧センサ33、触媒温度センサ3
9が接続されると共に、バッテリ電圧VBが入力されて
モニタされる。
【0032】一方、I/Oインターフェイス56の出力
ポートには、ISC弁25、インジェクタ27、排気カ
ット弁作動用アクチュエータ29、排気バイパス弁作動
用アクチュエータ31、吸気管圧力/大気圧切換ソレノ
イド弁34、及び、電源リレー60のリレーコイルが駆
動回路58を介して接続されると共に、イグナイタ内蔵
イグニッションコイル28のイグナイタが接続されてい
る。
【0033】さらに、ECU50には、インターフェイ
スを介して周知のトラクション制御装置(図示せず;以
下「TCS」と略記する)が接続されており、双方向通
信によりECU50とTCS間でデータ授受可能に構成
されている。
【0034】そして、イグニッションスイッチ62がO
Nされると、電源リレー60がONし、定電圧回路57
を介して各部に定電圧が供給され、ECU50が各種制
御を実行する。すなわち、ECU50においてCPU5
1が、ROM52に格納されている制御プログラムに基
づき、I/Oインターフェイス56を介して各種センサ
からの検出信号を入力処理し、RAM53及びバックア
ップRAM54に記憶されている各種データ、ROM5
2に格納されている固定データに基づき、各種制御量を
演算する。
【0035】そして、駆動回路58を介して排気カット
弁作動用アクチュエータ29、排気バイパス弁作動用ア
クチュエータ31にデューティ信号等の制御信号を出力
して排気制御及び過給圧制御を行い、演算した燃料噴射
量を定める駆動パルス幅信号を所定のタイミングで該当
気筒のインジェクタ27に出力して燃料噴射制御を行
い、また、所定のタイミングでイグナイタに点火信号を
出力して点火時期制御を実行し、ISC弁25に制御信
号を出力してアイドル回転数制御等を実行する。
【0036】以上の制御系において、過給圧制御を含む
ECU50による排気制御は、エンジン高負荷運転を除
く触媒12の非活性時には、ターボ過給機11のタービ
ン11a上流側に配設された排気カット弁30を全閉し
てターボ過給機11への排気供給を遮断すると共に、排
気バイパス通路14に介設された排気バイパス弁32を
開弁する。これにより、エンジン高負荷運転を除く触媒
12の非活性時は、ターボ過給機11を介することなく
排気バイパス通路14によってエンジン1からの排気の
全量を直接触媒12に供給し、触媒12を早期に活性化
する。
【0037】また、エンジン高負荷運転および触媒活性
の少なくとも一方の成立時は、排気カット弁30を開弁
してターボ過給機11を過給作動させ、排気カット弁3
0と排気バイパス弁32との少なくとも一方を用い弁開
度制御により過給圧制御を行う。これにより、エンジン
高負荷運転および触媒活性の少なくとも一方の成立時
は、ターボ過給機11を有効に過給動作することを可能
とし、エンジン出力特性を犠牲とすることなく運転性を
向上する。
【0038】すなわち、ECU50は、本発明に係る制
御手段の機能を実現し、具体的には、図1〜図5に示す
各ルーチンにより制御手段機能を実現する。
【0039】以下、過給圧制御を含むECU50による
排気制御に係わる処理について、図1〜図5のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0040】図1は、排気カット弁30と排気バイパス
弁32とを作動対象として排気流を制御する排気制御ル
ーチンを示し、イグニッションスイッチ62がONされ
てシステムに電源が投入され、システムがイニシャライ
ズ(各フラグ、各カウント値のクリア等)された後、所
定周期毎(設定時間毎)に実行される。
【0041】この排気制御ルーチンは、先ず、ステップ
S1で、エンジン回転数を設定値(例えば、500rp
m)と比較する等によりエンジン始動時か否かを判断す
る。尚、エンジン始動時判断は、エンジン回転数による
判断のみならず、例えば、スタータスイッチがONされ
てからスタータスイッチのOFF後、設定時間(例え
ば、数sec)に達するまでの期間をエンジン始動時と
定め、これにより判断を行うようにしてもよい。
【0042】そして、エンジン回転数が設定値以下のエ
ンジン始動時は、ステップS2へ進み、図2に示す始動
時モード・触媒活性化モードサブルーチンを実行して、
ルーチンを抜ける。
【0043】すなわち、エンジン始動時は、始動時モー
ド・触媒活性化モードサブルーチンヘ移行し、ステップ
S21で、排気カット弁作動用アクチュエータ29によ
り排気カット弁30を全閉すると共に、排気バイパス弁
作動用アクチュエータ31により排気バイパス弁32を
開弁(全開)する。
【0044】これにより、エンジン始動時は、排気カッ
ト弁30の全閉によりターボ過給機11への排気供給が
遮断され、排気バイパス弁32の全開によりエンジン始
動から直ちに排気の全量をターボ過給機11を介するこ
となく触媒12に供給することが可能となる。
【0045】また、ステップS1において、エンジン回
転数が設定値を越えるエンジン運転に移行後は、ステッ
プS3へ進み、触媒1tが活性化しているか否かを、触
媒温度センサ39による触媒温度を予め設定された判定
しきい値と比較する等により判断する。尚、触媒活性判
断は、触媒温度による判断のみならず、エンジン冷却水
温度やエンジン運転状態、または排気温度等により判断
してもよい。
【0046】そして、触媒温度が判定しきい値未満で触
媒11の非活性時は、ステップS4へ進み、エンジン負
荷を表す基本噴射パルス幅Tp(=K×Q/N;Qは吸
入空気量、Nはエンジン回転数、Kは定数)を予め設定
された判定しきい値と比較する等により、エンジン高負
荷運転状態か否かを判断する。尚、判定しきい値をエン
ジン回転数に応じて可変設定し、エンジン回転数の上昇
に応じ排気流量が増加するため、エンジン回転数の上昇
に応じ判定しきい値を漸次的に減少するようにしてもよ
い。また、エンジン高負荷運転状態の判断は、基本噴射
パルス幅Tpに代えて、吸気管圧力やスロットル開度、
或いは、1行程当たりの吸入空気量(Q/N)等を適宜
採用し得る。
【0047】そして、ステップS4における判断の結
果、エンジン負荷を表す基本噴射パルス幅Tpが判定し
きい値未満でエンジン高負荷運転を除く運転状態のと
き、すなわち、エンジン高負荷運転を除く触媒11の非
活性時は、ステップS5へ進み、上述の図2の始動時モ
ード・触媒活性化モードサブルーチンを実行し、ステッ
プS21で、排気カット弁30を全閉すると共に排気バ
イパス弁32を開弁(全開)して、ルーチンを抜ける。
【0048】このため、エンジン高負荷運転を除く触媒
11の非活性時は、ターボ過給機11のタービン11a
上流側に配設された排気カット弁30の全閉により、タ
ーボ過給機11への排気供給が遮断され、排気バイパス
通路14に介設された排気バイパス弁32の全開によ
り、排気の全量がターボ過給機11を介することなく排
気バイパス通路14によって、直接、触媒12に供給さ
れる。
【0049】従って、エンジン高負荷運転を除く触媒1
2の非活性時は、エンジン1からの排気が、ターボ過給
機11により熱を奪われることなく、直接、触媒12に
供給され、且つ、図6に示すように排気バイパス通路1
4により、ターボ過給機11を介する排気管10による
通路長に対し、短い通路長によってエンジン1からの排
気が触媒11に至る。これにより、熱容量及び熱放射面
積を著しく減少して、エンジン1からの排気を触媒12
に供給することが可能となり、排気熱により触媒12が
早期に昇温して活性化され、触媒12の早期活性により
排気エミッションを改善することが可能となる。
【0050】一方、ステップS4において、エンジン負
荷を表す基本噴射パルス幅Tpが判定しきい値以上のエ
ンジン高負荷運転時は、ステップS6へ進み、触媒活性
化モードを禁止して、ステップS7で、図3に示す過給
圧制御モードサブルーチンを実行して、ルーチンを抜け
る。
【0051】すなわち、触媒12が非活性であっても、
エンジン高負荷時は、過給圧制御モードサブルーチンヘ
移行し、ステップS31で、排気カット弁作動用アクチ
ュエータ29により排気カット弁30を開弁(全開)す
ると共に、エンジン運転状態に基づいて設定される目標
過給圧と絶対圧センサ33により検出される実過給圧と
の比較に応じてPI制御(比例積分制御)等により排気
バイパス弁作動用アクチュエータ31に対するデューテ
ィ比を設定し、このデューティ比による制御信号を排気
バイパス弁作動用アクチュエータ31に出力して排気バ
イパス弁32を過給圧に応じ微開して過給圧フィードパ
ック制御を行う。
【0052】これにより、触媒12が非活性であっても
エンジン高負荷運転時は、排気カット弁30を開弁(全
開)してターボ過給機11を過給作動させ、ターボ過給
機11をバイパスする排気バイパス通路14に配設され
た排気バイパス弁32によりウエストゲート機能を持た
せ過給圧制御を行うことで、ターボ過給機11を有効に
過給動作することが可能となり、エンジン出力特性を犠
牲とすることなく運転性を向上することが可能となる。
【0053】また、エンジン高負荷運転時は、エンジン
1からの排気熱が上昇し且つ排気流量が多いため、相対
的にターボ過給機11や排気管10による熱容量の影響
や熱放射面積の影響が減少し、触媒12の非活性状態で
エンジン高負荷運転に移行し、ターボ過給機11を介し
て排気が流れても温度低下の少ない排気が触媒12に流
れることになり、この場合においても、触媒12は早期
に昇温して、触媒12の早期活性により排気エミッショ
ンが改善される。
【0054】尚、本実施の形態においては、排気バイパ
ス弁32を用いて過給圧制御を行うようにしているが、
排気カット弁30の開度制御により排気カット弁30に
ウエストゲート機能を持たせ、排気カット弁30を用い
て過給圧制御を行うようにしてもよく、また、排気カッ
ト弁30と排気バイパス弁32との双方により過給圧制
御を行うようにしてもよい。
【0055】一方、ステップS3において触媒温度が判
定しきい値以上で触媒11が活性化している時は、ステ
ップS8へ進み、上述のステップS4と同様に、エンジ
ン高負荷運転状態か否かを判断する。
【0056】そして、高負荷運転を除く状態にあると
き、すなわち、触媒12が活性状態であってエンジン
低、中負荷運転時は、ステップS9へ進み、図4に示す
パーシャルモードサブルーチンを実行して、ルーチンを
抜ける。
【0057】すなわち、触媒12の活性状態下において
エンジン低、中負荷運転時は、パーシャルモードサブル
ーチンヘ移行し、ステップS41で、排気バイパス弁作
動用アクチュエータ31により排気バイパス弁32を閉
弁(全閉)すると共に、エンジン運転状態に基づいて設
定される目標過給圧と絶対圧センサ33により検出され
る実過給圧との比較に応じてPI制御(比例積分制御)
等により排気カット弁作動用アクチュエータ29に対す
るデューティ比を設定し、このデューティ比による制御
信号を排気カット弁作動用アクチュエータ29に出力し
て排気カット弁30を過給圧に応じ開度制御して過給圧
フィードバック制御を行う。
【0058】これにより、触媒12が活性している状態
下において、エンジン高負荷運転時に対し排気流量の低
下するエンジン低、中負荷運転時は、排気バイパス弁3
2の全閉により排気バイパス通路14を遮断し、排気の
全量を排気管10を介してターボ過給機11側に流し、
排気カット弁30により過給圧制御を行うことで、ター
ボ過給機11を有効に過給作動させる。
【0059】また、ステップS8においてエンジン高負
荷運転時は、ステップS10へ進み、車両のスリップ等
の検出によりTCSからエンジン発生トルク抑制要求
(トラクション要求)のデータ送信が有ったか否かを判
断する。
【0060】そして、TCSからのエンジン発生トルク
抑制要求時は、ステップS11へ進み、図5に示すトラ
クション制御モードサブルーチンを実行して、ルーチン
を抜ける。
【0061】すなわち、触媒12が活性状態且つエンジ
ン高負荷運転下において、スリップ等の発生によりTC
Sからエンジン発生トルク抑制要求が有った時は、トラ
クション制御モードサブルーチンヘ移行し、ステップS
51で、排気カット弁作動用アクチュエータ29により
排気カット弁30を全開ないし小開すると共に、排気バ
イパス弁作動用アクチュエータ31により排気バイパス
弁32を小開ないし微開する。
【0062】これにより、エンジン発生トルク抑制要求
時は、排気カット弁30の全開の下で排気バイパス弁3
2を小開し、ないしは、排気カット弁30の小開と共に
排気バイパス弁32を微開することで、ターボ過給機1
1に供給される排気量を減少させて、ターボ過給機11
の過給動作を規制し、過給圧の低下によりエンジン発生
トルクを抑制する。
【0063】一方、ステップS10においてエンジン発
生トルク抑制要求(トラクション要求)が無いときは、
上述のステップS7へ進み、過給圧制御モードサブルー
チンを実行してルーチンを抜ける。
【0064】すなわち、触媒12が活性状態且つエンジ
ン高負荷運転下において、エンジン発生トルク抑制要求
が無い時は、排気カット弁30を全開すると共に、排気
バイパス弁32を過給圧に応じ微開して過給圧制御を行
い、ターボ過給機11を有効に過給動作し、運転性の向
上を図る。
【0065】尚、本発明は、上記実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であり、
適宜の手段を採用し得ることは云うまでもない。
【0066】例えば、実施の形態においては、排気管1
0における排気バイパス通路14の分岐部から合流部に
至る間で、排気カット弁30をターボ過給機11のター
ビン11a上流側に配設しているが、排気カット弁30
をタービンtlaの下流側に配設してもよく、この場合
においても同様の作用効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、主排気通路に接続しターボ過給機をバイパ
スする排気バイパス通路に、触媒を介装することなく、
排気バイパス通路を流れる排気流を制御可能な排気バイ
パス弁のみを配設すると共に、主排気通路における排気
バイパス通路の分岐部から合流部に至るまでの間であっ
てタービンの上流側或いは下流側に、ターボ過給機のタ
ービンヘの排気流を制御可能な排気カット弁を設ける。
そして、エンジン高負荷運転を除く触媒の非活性時は、
排気カット弁を全閉すると共に排気バイパス弁を開弁す
るので、ターボ過給機への排気供給を遮断し、ターボ過
給機を介することなく排気バイパス通路によってエンジ
ンからの排気の全量を直接触媒に供給することが可能と
なる。従って、エンジン高負荷運転を除く触媒の非活性
時は、エンジンからの排気が、ターボ過給機により熱を
奪われることなく、直接、触媒に供給され、且つ、排気
バイパス通路により、ターボ過給機を介装する主排気通
路による通路長に対し、短い通路長によってエンジンか
らの排気が触媒に至るため、熱容量及び熱放射面積を著
しく減少して、エンジンからの排気を触媒に供給するこ
とができ、排気熱により触媒が早期に昇温して活性化
し、触媒の早期活性により排気エミッションを改善する
ことができる。
【0068】また、エンジン高負荷運転および触媒活性
の少なくとも一方の成立時は、排気カット弁を開弁して
ターボ過給機を作動させ、排気カット弁と排気バイパス
弁との少なくとも一方を用いて過給圧制御を行うので、
ターボ過給機を有効に過給動作することができ、エンジ
ン出力特性を犠牲とすることなく運転性を向上すること
ができる。特に、エンジン高負荷運転時は、エンジンか
らの排気熱が上昇し且つ排気流量が多いため、相対的に
ターボ過給機や排気管による熱容量の影響や熱放射面積
の影響が減少し、触媒の非活性状態でエンジン高負荷運
転に移行し、ターボ過給機を介して排気が流れても温度
低下の少ない排気が触媒に流れることになり、この場合
においても、触媒は早期に昇温して、触媒の早期活性に
より排気エミッションが改善される。
【0069】従って、過給機付エンジンにおいて、触媒
の早期活性による排気エミッションの改善と運転性の向
上との両立を確実に達成することができる。
【0070】更に、プリ触媒を配設することなく実現可
能なため、プリ触媒の劣化や破損を考慮することなく実
現できる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、エンジン始
動時、排気カット弁を全閉すると共に排気バイパス弁を
全開するので、上記請求項1記載の発明の効果に加え、
触媒の非活性時には、エンジン始動から直ちに排気の全
量をターボ過給機を介することなく触媒に供給すること
ができ、触媒の早期活性効率を更に向上することができ
る。
【0072】請求項3記載の発明によれば、エンジン発
生トルク抑制要求時、排気カット弁全開の下で排気バイ
パス弁を小開し、ないしは、排気カット弁の小開と共に
排気バイパス弁を微開するので、上記請求項1或いは請
求項2記載の発明の効果に加え、エンジン発生トルク抑
制要求が有った時は、ターボ過給機に供給される排気量
を減少させて、ターボ過給機の過給動作を規制して過給
圧の低下によりエンジン発生トルクを確実に抑制するこ
とができる。従って、エンジン発生トルク抑制要求に対
し、確実にエンジン発生トルクを抑制することができ、
車両のスリップ等を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排気制御ルーチンを示すフローチャート
【図2】始動時モード・触媒活性化モードサブルーチン
を示すフローチャート
【図3】過給圧制御モードサブルーチンを示すフローチ
ャート
【図4】パーシャルモードサブルーチンを示すフローチ
ャート
【図5】トラクション制御モードサブルーチンを示すフ
ローチャート
【図6】過給機付エンジンの全体構成図
【図7】電子制御系の回路構成図
【符号の説明】
1 過給機付エンジン 6 排気ポート 9 排気マニホルド(主排気通路) 10 排気管(主排気通路) 11 ターボ過給機 11a タービン 12 触媒 14 排気バイパス通路 30 排気カット弁 32 排気バイパス弁 50 制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 37/02 F02B 37/12 302E 37/18 302Z 37/12 302 37/00 303Z 37/12 301E Fターム(参考) 3G005 EA04 EA16 FA35 GA02 GB28 GD00 GD07 GD13 GD14 GE01 GE10 HA18 JA06 JA12 JA16 JA26 JA39 JA42 JA45 JB05 JB24 3G091 AA10 AA17 AA23 AA28 AA29 AB01 BA03 CA13 CB02 CB03 CB05 CB07 CB08 DA01 DA02 DA03 DA05 DB04 DB06 DB10 DC01 DC05 EA01 EA03 EA05 EA06 EA07 EA12 EA14 EA16 EA18 EA28 EA30 EA31 EA34 EA39 FA02 FA04 FA12 FA13 FA14 FA19 FB02 FC07 HA36 HA39 HB02 HB03 HB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気ポートからターボ過給機の
    タービンを経由し更に触媒を経て外気に開放される主排
    気通路と、ターボ過給機をバイパスして主排気通路のタ
    ービン上流側から分岐しタービン下流側の触媒に至るま
    での間で主排気通路に合流する排気バイパス通路とを備
    え、該排気バイパス通路に開閉弁を配設した過給機付エ
    ンジンの排気装置において、 上記排気バイパス通路に、触媒を介装することなく、排
    気バイパス通路を流れる排気流を制御可能な排気バイパ
    ス弁のみを配設し、 上記主排気通路における排気バイパス通路の分岐部から
    合流部に至るまでの間であってタービンの上流側或いは
    下流側に、ターボ過給機のタービンヘの排気流を制御可
    能な排気カット弁を設け、 エンジン高負荷運転を除く触媒の非活性時は、上記排気
    カット弁を全閉すると共に上記排気バイパス弁を開弁
    し、エンジン高負荷運転および触媒活性の少なくとも一
    方の成立時は、排気カット弁を開弁して該排気カット弁
    と上記排気バイパス弁との少なくとも一方により過給圧
    制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする過給機付
    エンジンの排気装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、エンジン始動時、上記排
    気カット弁を全閉すると共に上記排気バイパス弁を全開
    することを特徴とする請求項1記載の過給機付エンジン
    の排気装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、エンジン発生トルク抑制
    要求時に、上記排気カット弁を全開ないし小開し、且
    つ、排気バイパス弁を小開ないし微開することを特徴と
    する請求項1或いは請求項2記載の過給機付エンジンの
    排気装置。
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