JP2001107610A - 保管庫およびその鍵管理システム - Google Patents

保管庫およびその鍵管理システム

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JP2001107610A
JP2001107610A JP29092499A JP29092499A JP2001107610A JP 2001107610 A JP2001107610 A JP 2001107610A JP 29092499 A JP29092499 A JP 29092499A JP 29092499 A JP29092499 A JP 29092499A JP 2001107610 A JP2001107610 A JP 2001107610A
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Hiroshi Sato
博 佐藤
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MAKOMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鍵の管理が容易で、安全性の高く、しかも簡易
な保管庫の鍵管理システムを提供する。 【解決手段】複数の貴重品保管庫を単一の親機で管理す
る保管庫の鍵管理システムであって、鍵のメモリに有効
期限情報を書き込み新鍵を発行する親機と、この新鍵の
メモリに書き込まれた有効期情報を自己のメモリに書き
込むとともに鍵のメモリに特定のコードを書き込み、自
己の鍵として登録する機能を有する保管庫とを備える。
保管庫は、新鍵の有効期限情報に基づきクロックを動作
し、クロックの動作中のみ差し込まれた鍵のコート照合
を行い、自己の鍵として登録した鍵に対してのみ開扉す
る。クロックカウントダウン後は待機状態となり、新た
な鍵の差し込みまで非動作状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は病院、特別養護施
設、ホテル、宿泊施設等の入所の際に貴重品を保管する
ための貴重品保管庫に関し、特に鍵の管理が容易で且つ
安全性の高い保管庫の鍵管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】病院や宿泊施設等に設置される貴重品保
管庫は、利用者のみが開扉可能な錠システムを有してい
る。錠システムの最も簡易なものとしては、鍵とその鍵
との機械的な係合によって開扉する機構があり、このシ
ステムでは、使用者が退所時に返却した鍵を再使用する
ことが前提であった。このため使用者が鍵を持ち帰って
しまったり、紛失した場合には、保管の安全性を確保す
るために、管理者側において従前の鍵を無効とし、新た
な鍵を使用可能にする手続きが必要であった。
【0003】近年、機械的な係合によらず、電子鍵と電
子錠に記載された識別コードの照合によって開扉する錠
システムが一般的になっている。この錠システムでは、
使用者が変わるたびに従前の識別コードを書き換えるこ
とができ、これによりたとえ使用者が鍵を持ち帰ってし
まうことがあっても保管の安全性が確保できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような電子
鍵および電子錠による錠システムを宿泊施設の貴重品保
管庫に応用した場合、新たな鍵を発行するために、鍵と
保管庫の両方のデータを書き換える必要があり、多数の
保管庫を管理する場合、管理側に多大な負担を伴う。管
理側と保管庫をオンラインで接続しておくことにより、
管理を容易にすることが可能であるが、この場合、施設
全体の改造を伴う設備が必要となる。
【0005】そこで本発明は鍵の管理が容易で、安全性
の高く、しかも簡易な保管庫の鍵管理システムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の保管庫は、保管庫本体に対し開閉可能な扉と、扉
を前記本体にロックするロック機構と、前記ロック機構
に開扉信号を出力し、前記ロック機構を電気的に制御す
る開錠手段とを備え、 前記開錠手段は、有効期限情報
が書き込まれた書き込み読み出し可能メモリを有し携帯
可能な鍵と、前記保管庫側に固定され、前記鍵と電気的
に接続可能な制御手段とからなり、
【0007】前記制御手段は、特定の個別コードが書き
込まれたメモリと、前記鍵のメモリに前記個別コードま
たはそれを暗号化したコードを書き込む手段と、前記鍵
の有効期限情報に基づき動作する計時手段と、前記鍵の
メモリに書き込まれた個別コードまたは暗号化コードを
照合し、照合結果に基づき前記ロック機構に開扉信号を
出力する手段とを有することを特徴とする。
【0008】この保管庫では、鍵の発行に当たって鍵側
のメモリに有効期限情報を書き込むだけで、発行された
鍵の受付および受付後の鍵の適否の判断をすべて保管庫
側が管理することができるので、保管庫と管理側をオン
ラインで接続する必要がなく、非常に簡易なシステムと
することができる。また管理側は単に有効期限を書き込
んだ新鍵の発行のみを行えばよいので、繁雑な管理が不
要となる。
【0009】このような保管庫において制御手段が行う
制御は、たとえば、 1)前記計時手段が非動作のときに、電気的接続状態と
なった鍵に書き込まれた有効期限を自己のメモリに取り
込み、当該鍵のメモリに特定のコードをライトするステ
ップ 2)前記電気的接続手段に接続された鍵に書き込まれた
有効期限を自己のメモリに取り込んだときに、前記計時
手段をセットし、前記鍵の有効期限に対応するクロック
数カウントダウンするようにし、カウントダウン終了後
リセットするステップ、および 3)前記計時手段の動作時に、電気的に接続された鍵に
書き込まれた特定のコードと自己のメモリ内のコ―ドと
を照合し、両者が一致したときに開扉信号を出力するス
テップを含む。
【0010】本発明の保管庫の鍵管理システムは、上述
の保管庫を複数有し、これら複数の保管庫を管理する単
一の親機を備えた保管庫の鍵管理システムであって、前
記親機は、前記鍵のメモリに有効期限情報を書き込む機
能を有し、前記保管庫の制御手段は、前記電気的に接続
された鍵のメモリに書き込まれた有効期情報を自己のメ
モリに書き込むとともに前記鍵のメモリに特定のコード
を書き込み、以後当該特定のコードの照合によって開扉
の管理を行うものである。
【0011】親機は鍵の発行時に有効期限情報を書き込
むだけで、その後は保管庫が開扉の照合に必要な特定の
コードを鍵に書き込み、自己管理することができので、
鍵を変えた場合にも管理が容易である。
【0012】親機は、好適には保管庫のメモリに個別コ
ードを書き込む機能を備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の保管庫とその鍵管
理システムの好適な実施形態について図面を参照して説
明する。
【0014】図1は、複数の保管庫の鍵管理システムの
概要を示す図で、複数の保管庫および鍵を管理するため
のマイクロプロセッサ(CPU)内蔵の親機1と、CPU内蔵
の保管庫2と、各保管庫2を開扉するための鍵3とから
なる。保管庫2および鍵3は、それぞれこの管理システ
ムを動作させるのに必要な情報を記憶するためのメモリ
を備えている。保管庫2および鍵3のメモリは、書き込
み読み出しが可能で電源が切れても記憶されたデータが
保持されるメモリ、例えばE2ROMである。
【0015】親機1は、保管庫2および鍵3の各メモリ
に必要な情報を書き込むためのCPUを内蔵するととも
に、必要に応じてこれらと接続するための機構を備えて
いる。すなわち親機1は、保管庫2を各部屋に設置する
前に、保管庫2にこのシステムのコード(以下、施設コ
ード)と保管庫2の個別コードを書き込む。このため親
機1は、後述する鍵3と同じ端子構造を有し、この端子
構造を各保管庫の鍵穴に差し込むことによって、保管庫
2のメモリに必要な情報を書き込むことができる。尚、
親機1は必ずしも、この保管庫2に書き込む機能を備え
ていなくてもよい。例えば、保管庫2への個別コード等
の書き込みは保管庫2の製造時に行ってもよい。
【0016】また親機1は、保管庫2の利用者に鍵を渡
す際に、鍵3のメモリに施設コードおよび有効期限情報
を書き込む。このため親機1は、後述する保管庫2の鍵
穴と同様の構造を有し、この鍵穴構造に鍵3を差し込む
ことにより鍵3のメモリに必要な情報を書き込むことが
できる。親機1が行う機能は、上述した保管庫2および
鍵3の各メモリへの書き込みのみであり、それ以外の管
理は行わない。
【0017】保管庫2は、図2に示すように貴重品等を
収納する本体21と、本体21に対し開閉可能な扉22と、扉
22を本体にロックする機構23とを備え、本体21または扉
22に鍵3を差し込むための鍵穴24が形成されている。さ
らに保管庫2は、鍵穴24に差し込まれた鍵3と電気的に
接続するとともに鍵3のメモリに書き込まれた情報を照
合しロックを解除する制御部(CPU)25が備えられてい
る。制御部25は図示しない電源(具体的には電池)に接
続される。
【0018】ロック機構23は、例えば図2(b)示すよ
うに閉扉時に扉の裏面が当接することによってオンする
リミットスイッチ231と、扉22に固定されたピン221と係
合するロック部材232と、ロック部材232を駆動するソレ
ノイド233と、これらリミットスイッチ231、ロック部材
232およびソレノイド233を収納する筐体234とからな
り、筐体234の扉側前面には閉扉時にピン221が挿入され
る孔235が形成されている。
【0019】このような構成のロック機構23は、閉扉
時、孔235に挿入された扉のピン221がロック部材232と
係合し、扉はロック状態となる。このとき扉の裏面がリ
ミットスイッチ231の作動部を押すことにより、リミッ
トスイッチ231がオンする。これにより、制御部(CPU2
5)は電源と接続し、動作可能な状態となる。一方、開
扉時にはCPU25からの開信号によってソレノイド233がオ
ンすると、ロック部材232の先端が回動し、ピン221との
係合を解く。同時にリミットスイッチ231の作動部がス
プリングの付勢力により扉側に移動し、扉22を開くこと
が可能な状態となる。このときリミットスイッチ231は
オフとなり、制御部は電源と非接続となり、不要な電力
消費を防止することができる。
【0020】鍵穴24は上述したロック機構23と機械的に
は関連がなく、従って使用者が操作しやすい場所であれ
ば保管庫の本体21または扉22の任意の位置に設けること
ができる。図2(c)に、このような鍵穴24の機構の一
実施例を示す。この鍵穴24は、鍵が差し込まれるガイド
241と、ガイド241に沿って差し込まれた鍵3の先端(接
続端子)を両側から挟持する一対のプローブ242と、一
対のプローブ242を弾性的に保持する保持部材243と、鍵
3の挿入を制限するストッパ用バネを兼ねたリミットス
イッチ244とを備えている。
【0021】保持部材243は、各プローブ242を収納する
一対の保持部を、一対のリンクで連結した構造を有し、
鍵が差し込まれていない状態では、一対のプローブ242
の間に鍵の挿入を許容する間隔をもってプローブ242を
保持する。
【0022】リミットスイッチ244は、クリック感を有
するスイッチで、鍵の挿入を物理的に制限するとともに
操作者に差し込み終了の感覚を与える。またリミットス
イッチ244は、制御部に信号を送り、これによって制御
部は鍵のメモリに対する読み込み要求を出力することが
できる。
【0023】このような構成において鍵穴24に鍵3を差
し込み、鍵3の先端がリンクに当接すると、一対のプロ
ーブ242は鍵3側に回動し、鍵3の接触端子に接触す
る。さらに差込動作を続けることによりプローブ242が
鍵3の接続端子をワイピング(引っ掻き動作)し、接続
端子との確実な接触を図ることができる。また鍵の先端
によって押されたリンクがストッパ用バネ兼用リミット
スイッチ244に当接すると、リンクはわずかに押し戻さ
れ、クリック感が得られる。
【0024】鍵3は、図3に示すようにメモリ(E2RO
M) 31および接続端子32が形成されたプリント基板30か
らなり、プリント基板30は、接続端子32部分を残してエ
ポキシ系樹脂等の被覆材33により保護されている。接続
端子32は、前述の保管庫2の鍵穴24に係合する形状を有
し、鍵3の接続端子32側を保管庫2の鍵穴に挿入したと
きに接続端子32と鍵穴側に形成された接続端子(プロー
ブ)242とが電気的に接続される。
【0025】メモリ31は接続端子32を介して親機1又は
保管庫2のCPUと接続され、読み込み書き込みが行われ
るとともに電源が供給される。既に述べたように鍵が発
行された状態では、メモリ31には親機1によって予め施
設コードおよび有効期限情報が書き込まれている。
【0026】次に保管庫2の制御部25について説明す
る。制御部25は、図2(c)に示すように、CPU(マイ
クロプロセッサ)251と、メモリ252と、CPU251からの指
令によってセット/リセットされるカウンタ(計時手
段)253と、これらの駆動電源(図示せず)を備えてい
る。メモリ252には、既に述べたように保管庫2の設置
時或いは出荷時に施設コードと個別コードが書き込まれ
ている。CPU251は、信号線S2によって上述のプローブ24
2と接続され、この信号S2線およびプローブ242を介して
鍵穴24に差し込まれた鍵(E2ROM31)3の情報を読み込
み、或いは書き込むことができる。
【0027】CPU251は、具体的には、1)メモリ31に特
定のコード、例えば個別コードを暗号化したもの、を書
き込む機能、2)メモリ31に書き込まれた有効期限情報
によってカウンタ253をセットする機能、3)メモリ31
に書き込まれた情報(コード)を読み取り、メモリ252
内の対応するコードと照合する機能、4)照合の結果に
よりロック機構23に扉開信号を送る機能などを実行す
る。これら機能を達成するためのプログラムがCPU251に
は組み込まれている。
【0028】次にこの鍵管理システムの動作について説
明する。
【0029】図4は保管庫2のCPU251による鍵管理のフ
ローを示す図である。まず、保管庫2を各部屋に設置、
固定する前に、保管庫2の鍵穴に親機1の端子構造を接
続する(401)。CPU251は親機1に施設コードと個別コ
ードをライト要求し(402、403)、これを自己のメモリ
に書き込む(404)。次いで親機1のコードと自己のメ
モリに登録されたコードとの照合を行い(405、406)、
一致していればこの手続きを終了する。これによって保
管庫2には、親機1が管理する施設共通のコードと、そ
の保管庫だけの個別コードが書き込まれる。この手続き
は施設内に設置される全ての保管庫について行われ、そ
の後、それぞれ所定の場所に設置される。なおこの手続
きは、親機1ではなく保管庫の製造出荷時に製造者側で
行ってもよい。
【0030】次に、施設利用者に対し、その利用者が使
用する保管庫の鍵を発行する場合は、鍵3を親機1の鍵
穴に差込み、親機1は施設コードおよび有効期限を示す
コード(有効期限コード)のみを鍵3のメモリに書き込
む。この手続きは鍵が再使用のものである場合でも同様
である。
【0031】この時点で鍵3のメモリには保管庫の個別
コードは書き込まれていない。従って親機1によって発
行した鍵3は、この時点で保管庫2は特定されていな
い。
【0032】一方、保管庫2は上述した設置前手続きの
後、新たな鍵3が挿入されるまでは待機状態であり、新
たな鍵3の登録(鍵の挿入)が行われると動作状態とな
る。すなわち、図5に示すように、手順501で待機状態
で新たな鍵3が鍵穴に挿入されると、保管庫2のCPU251
は、鍵3のメモリの施設コードおよび個別コードに割り
当てられたアドレスの情報を順次読み出す。
【0033】まず鍵のメモリに書き込まれた施設コード
が、自己(保管庫)のメモリに書き込まれた施設コードと
一致するか否かを判断し、一致しない場合には、待機状
態に戻る(502)。一致した場合には、鍵の個別コード
のアドレスに書き込まれた情報によって、鍵が新鍵か否
かを判断する(503)。新しい鍵の場合には、個別コー
ドのアドレスには情報はない(0である)ので、次のス
テップ504に進み、鍵に書き込まれた有効期限コードを
読み込み、その有効期限コードを自己のメモリに書き込
むとともに鍵3のメモリに個別コード或いはそれを暗号
化した特定のコードを書き込む(504、505)。
【0034】待機状態で差し込まれた鍵が新しい鍵でも
なく、またマスター鍵でもない場合には待機状態に戻
る。マスター鍵の場合には、開錠する(506、507)。
尚、マスター鍵は独自のコードを有し、それを保管庫側
で判断するようにしてもよいし、例えば有効期限コード
を“0”コードにしておき、個別コードおよび有効期限
コードのいずれもが“0”コードの場合、マスター鍵と
判断するようにしてもよい。
【0035】一方、新しい鍵の場合には、上述したよう
にその鍵のメモリに個別コード(或いは暗号化したコー
ド)を書き込んだ後、開錠するとともにクロックを動作
させてカウントを開始する(507、508)。尚、暗号化
は、鍵のメモリに書き込むすべての情報にスクランブル
をかけることを意味し、個別の保管庫および本管理シス
テムを悪意の他者から保護するために暗号化することが
好ましいが、本管理システムにおいて暗号化は必須では
ない。クロックは有効期限コードによって決まるクロッ
ク数をカウントダウンし、このクロックのカウントダウ
ン動作中(509)は、保管庫2は動作状態となる。
【0036】この動作状態で、次に鍵3が差し込まれる
と、その個別コード或いは暗号化コードを読み込み、自
己のメモリ内に格納されたコードと一致すれば開錠する
(511、507)。一致しない場合には、開錠しない。この
ようにクロックがセットされている動作状態では、差し
込まれた鍵3の個別コード或いは暗号の照合のみで扉の
開閉を制御する。
【0037】クロックが設定されたクロック数カウント
終了すると、CPU25は暗号を発行している場合にはそれ
を無効化する処理512をした後、待機状態に戻る。この
待機状態で、期限切れの鍵を差し込んでも手順503にお
いて、適正な鍵ではないと判断され、開扉されない。
【0038】このように保管庫2は、待機状態では新鍵
かマスター鍵しか受け付けない状態となり、また動作状
態では自己が書き込んだコードと同じコードが書き込ま
れた鍵の挿入時にのみ開扉する。
【0039】次に動作状態において鍵の紛失や有効期限
の変更等があった場合を説明する。例えば利用者が有効
期限が切れる前に鍵を返却したり、鍵を紛失した場合に
は、マスター鍵を差し込むことにより、保管庫2は自動
的に待機状態に戻るとともにクロックがリセットされる
(513、514)。これによってそれまで使用していた鍵は
使用できない状態となり(512)、新しい鍵かマスター
鍵でなければ開扉しない状態となる。従って紛失してい
た鍵が見つかった場合にも、その鍵で開扉することはな
い。閉扉状態で鍵を紛失し、保管されているものを取り
出すために開扉する必要がある場合には、上述したよう
に一度マスター鍵で待機状態に戻した上で、新たに発行
した鍵を差し込むことにより或いはもう一度マスター鍵
を差し込むことにより開扉することができる。
【0040】また有効期限後にも利用を延長する場合に
は、管理側で新たに鍵を発行してもよいが、鍵のメモリ
に延長の情報を与え、この延長情報が書き込まれた場合
には、クロックのみを再動作させるようにすることも可
能である。この場合、鍵のメモリに延長の情報を書き込
むアドレスを設定し、鍵発行の時点では“0”としてお
き、延長の希望があった場合には、期限切れとなる前
に、親機1においてこのアドレスに延長を意味するコー
ド(延長コード)を書き込む。
【0041】保管庫2側では、その動作状態で、即ち有
効期限が切れる前に鍵が差し込まれたときに、鍵の個別
コードのみならず延長コードに割り当てたアドレスに書
き込まれた情報ついても読み込み要求を出力する。そし
て、そのアドレスに延長コードが書き込まれていた場合
には、クロックが0になった時点で再度カウンタを開始
する。或いはクロックをセットし直す。
【0042】この場合、システムを簡単にするために
は、延長できる期間を予め設定しておき、例えば最初に
クロックに設定される期間と同じに設定しておき、延長
要求によって有効期限について設定されたクロック数と
同じクロック数のカウントダンウを開始する。メモリに
書き込み情報を多くするとともにCPU251の判断手順を増
やすことにより、有効期限とは異なるクロック数とする
ことも可能である。
【0043】上述した延長コードの判断ルーティンを加
えることにより、管理者が保管庫に行かなくても、即ち
マスター鍵を用いなくても、使用者が鍵の更新(期限延
長手続き)を行うだけで、使用期限の延長を行うことが
できる。尚、使用者が期限切れ前に更新を行うことが可
能なように、期限までの時間が所定の時間、例えば24時
間に達した時点で、LEDや点滅ランプ等による警告を与
えるようにしてもよい。
【0044】以上、本発明の保管庫およびその鍵管理シ
ステムの実施例を説明したが、この保管庫およびその鍵
管理システムが採用するロック機構や鍵穴の機構等は、
種々の変更が可能であり、例えばロック機構としてソレ
ノイドの代わりにモータ等を採用することも可能であ
る。またロック機構或いは鍵穴の機構において採用する
リミットスイッチは省略することも可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明の保管庫鍵管理システムは、上記
のように保管庫側に鍵を管理する機能を持たせたことに
より、多数の保管庫の鍵の管理を容易にし、しかも鍵の
紛失や使用者による持ち帰り等があっても保管庫の安全
性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保管庫の施錠システムの構成を示
す図
【図2】本発明に係る保管庫の全体および各要部を示す
【図3】本発明に係る保管庫の鍵を示す図
【図4】保管庫の鍵管理システムの行う管理手順を示す
フロー図
【図5】本発明の鍵管理システムの行う管理手順を示す
フロー図
【符号の説明】
1…親機 2…保管庫 3…鍵

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に対し開閉可能な扉と、扉を前記本体
    にロックするロック機構と、前記ロック機構に開扉信号
    を出力し、前記ロック機構を電気的に制御する開錠手段
    とを備えた保管庫において、 前記開錠手段は、有効期限情報が書き込まれた書き込み
    読み出し可能メモリを有し携帯可能な鍵と、前記保管庫
    側に固定され、前記鍵と電気的に接続可能な制御手段と
    からなり、 前記制御手段は、特定の個別コードが書き込まれたメモ
    リと、前記鍵のメモリに前記個別コードまたはそれを暗
    号化したコードを書き込む手段と、前記鍵の有効期限情
    報に基づき動作する計時手段と、前記鍵のメモリに書き
    込まれた個別コード或いは暗号化コードを照合し、照合
    結果に基づき前記ロック機構に開扉信号を出力する手段
    とを有することを特徴とする保管庫。
  2. 【請求項2】前記制御手段が行う制御は、 1)前記計時手段が非動作のときに、電気的接続状態と
    なった鍵に書き込まれた有効期限を自己のメモリに取り
    込み、当該鍵のメモリに特定のコードをライトするステ
    ップ 2)前記電気的接続手段に接続された鍵に書き込まれた
    有効期限を自己のメモリに取り込んだときに、前記計時
    手段をセットし、前記鍵の有効期限に対応するクロック
    数カウントダウンするようにし、カウントダウン終了後
    リセットするステップ、および 3)前記計時手段の動作時に、電気的に接続された鍵に
    書き込まれた特定のコードと自己のメモリ内のコ―ドと
    を照合し、両者が一致したときに開扉信号を出力するス
    テップを含むことを特徴とする請求項1記載の保管庫。
  3. 【請求項3】請求項1記載の保管庫を複数有し、これら
    複数の保管庫を管理する単一の親機を備えた保管庫の鍵
    管理システムであって、 前記親機は、前記鍵のメモリに有効期限情報を書き込む
    機能を有し、前記保管庫の制御手段は、前記電気的に接
    続された鍵のメモリに書き込まれた有効期情報を自己の
    メモリに書き込むとともに前記鍵のメモリに特定のコー
    ドを書き込み、以後当該特定のコードの照合によって開
    扉の管理を行うことを特徴とする保管庫の鍵管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項4記載の保管庫の鍵管理システムで
    あって、前記親機は、前記保管庫のメモリに個別コード
    を書き込む機能を備えたことを特徴とする保管庫の鍵管
    理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095913A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Tokai Riken Kk デジタルキーボックス

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JP2010095913A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Tokai Riken Kk デジタルキーボックス

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