JP2001107329A - 除雪機の過負荷防止機構 - Google Patents

除雪機の過負荷防止機構

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JP2001107329A JP28488899A JP28488899A JP2001107329A JP 2001107329 A JP2001107329 A JP 2001107329A JP 28488899 A JP28488899 A JP 28488899A JP 28488899 A JP28488899 A JP 28488899A JP 2001107329 A JP2001107329 A JP 2001107329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除雪の作業性を高めることができる除雪機を
提供する。 【解決手段】 過負荷防止機構は、回転軸15に掛るト
ルクをスラストに変更するトルク検出機構51を、第2
回転軸25に備え、前記スラストを第1回転軸16外へ
取出すスラストロッド60を回転軸15に軸方向移動可
能に備え、このスラストロッド60が一定距離以上移動
したことを検出するスイッチ手段62を第1回転軸16
外に備え、このスイッチ手段62の情報に基づいてロー
ラ移動モータ66を回動することで駆動ベルト33,3
3を緩める制御をなす制御部63を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーガ及びブロア
を備えた除雪機の過負荷防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】路面上の積雪を除去する除雪機に関し
て、例えば実公昭51−34111号公報「除雪機」が
提案されている。この技術は、同公報の第1図に示され
るように、エンジン側プーリ及び回転軸側プーリに駆動
ベルトを巻掛けることにより、エンジンの回転をエンジ
ン側プーリ→回転軸側プーリ→回転軸に伝え、回転軸で
オーガ及びブロアを回転するものである。この除雪機に
よれば、路面上の積雪をオーガで集め、集めた雪をブロ
アで吹き飛ばすことができる。
【0003】ところで、路面には凹凸やうねりがあり、
除雪中にオーガが路面の凸部に干渉してオーガに一時的
に(瞬時に)過負荷がかかることがある。また、積雪の
中に異物(例えば、石、木片や氷)が含まれており、除
雪中に、オーガとハウジングとの間の隙間に異物を噛み
込んでオーガがロック状態になることがある。このた
め、オーガに連続的に過負荷がかかることがある。
【0004】オーガに一時的に又は連続的に過負荷がか
かると、オーガが静止して駆動装置(動力伝達機構やエ
ンジン)に過大なトルクが発生する。このため、駆動装
置に過大なトルクが発生することを考慮して、駆動装置
の構成部材の強度を大幅に高める必要があり、そのこと
がコストアップの要因になる。この対策を施した除雪機
として、例えば実開昭50−14720号公報「除雪機
に於けるオーガ回転軸の安全装置」が提案されている。
【0005】この技術によれば、オーガに過負荷がかか
ったときに、シャーボルト(以下、「シャーピン(shea
r pin)」という)が破断し、駆動装置はオーガから離
れる。このため、駆動装置側に過大なトルクが発生する
ことを防ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シャーピン
が破断した後、除雪作業を復帰させるためには破断した
シャーピンを新たなシャーピンに交換する必要がある。
しかし、シャーピンはオーガの奥に取付けてあり、作業
者はオーガの外側から手を差し込んでシャーピンを交換
するので、シャーピンの交換作業がやりにくい。従っ
て、シャーピンの交換に時間がかかるので、除雪機の休
車時間が比較的長くなり除雪作業に影響がでることもあ
る。
【0007】そこで、本発明の目的は、除雪の作業性を
高めることができる除雪機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、原動機側プーリ及び回転軸側プーリに駆
動ベルトを巻掛け、テンションローラを移動させるロー
ラ移動モータを回動することで駆動ベルトにテンション
ローラを押し付け、原動機側プーリの回転を回転軸側プ
ーリを介して回転軸に伝え、回転軸でオーガを回転する
除雪機において、前記回転軸に掛るトルクをスラストに
変更するトルク検出機構を、回転軸に備え、前記スラス
トを回転軸外へ取出すスラストロッドを回転軸に軸方向
移動可能に備え、このスラストロッドが一定距離以上移
動したことを検出するスイッチ手段を回転軸外に備え、
このスイッチ手段の情報に基づいて前記ローラ移動モー
タを回動することで駆動ベルトを緩める制御をなす制御
部を備えたことを特徴とする。
【0009】回転軸に過大トルクが掛ったときに、トル
ク検出機構でスラストロッドを一定距離以上移動し、ス
ラストロッドの移動をスイッチ手段で検出する。制御部
はスイッチ手段の情報に基づいてローラ移動モータを駆
動して駆動ベルトを緩める。従って、原動機側プーリを
スリップさせることができる。また、除雪作業を復帰さ
せるときには、ローラ移動モータを駆動して駆動ベルト
に張力を与えるだけでよいので、従来のようにシャーピ
ンを交換する必要はない。従って、除雪作業の中断時間
を短くすることができる。
【0010】請求項2は、トルク検出機構をトルクリミ
ッタとし、オーガに過負荷がかかったときにトルクリミ
ッタをスリップさせるようにしたことを特徴とする。
【0011】トルク検出機構をトルクリミッタにして、
オーガに過負荷がかかったときにトルクリミッタをスリ
ップさせる構成にした。従って、例えばオーガに一時的
に(瞬時に)過負荷がかかったときには、トルクリミッ
タをスリップさせるだけで原動機側に過大なトルクが発
生することを防ぐことができる。一方、オーガに連続的
に過負荷がかかったときには、テンションローラを待機
位置に戻すことで、駆動ベルトを緩く巻掛けた状態にす
ることができる。このため、原動機側プーリをスリップ
させて、原動機側に過大なトルクが発生することを防ぐ
ことができる。従って、トルクリミッタを連続的に作動
させる必要はない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る除雪機の断面図であ
る。除雪機10は、除雪機本体11に取付けた原動機1
2と、原動機12の下方の支持部材14(除雪機本体1
1の一部)に取付けた回転軸15と、回転軸15に駆動
軸13の回転を伝えるベルト伝達手段30と、回転軸1
5と一体に回転するブロア34と、回転軸15にトルク
検出機構(後述する)を介してつないだギヤ伝達機構3
5と、ギヤ伝達機構35につないだオーガ40と、ブロ
ア34及びオーガ40を収納するハウジング42と、ハ
ウジング42に取付けたシュータ46と、オーガ40に
過負荷がかかったときに作動する過負荷防止機構50と
からなる。
【0013】回転軸15は、原動機12の駆動軸13に
ベルト伝達手段30を介してつないだ第1回転軸16
と、第1回転軸16に取付けるとともに外周にブロア3
4を取付けた筒体20と、筒体20に取付けた第2回転
軸25とからなる。
【0014】第1回転軸16は、支持部材14に軸受1
7,17を介して回転自在に支え、軸線上に中空部16
aを備えた中空軸である。筒体20は、第1回転軸16
に第1筒体21を回転自在に嵌め込み、第1筒体21の
フランジ21aに第2筒体22のフランジ22aをボル
ト止めするとともに第2筒体22を第1回転軸16の先
端に嵌め込み、第2筒体22と第1回転軸16とをキー
24で一体的につないだものである。
【0015】第2回転軸25は、後端を第2筒体22に
差し込むとともにキー26で第2筒体22と一体的につ
なぎ、軸受27でケース28に回転自在に支え、軸線上
に中空部25aを備えた中空軸である。従って、第1回
転軸16の回転は、筒体20を介して第2回転軸25に
伝わる。
【0016】ベルト伝達手段30は、原動機12の駆動
軸13に原動機側プーリ31を取付け、かつ第1回転軸
16の後端16bに回転軸側プーリ32を取付け、原動
機側プーリ31及び回転軸側プーリ32に駆動ベルト3
3を巻掛け、駆動ベルト33にテンションローラ(後述
する)を押し付けたものである。従って、駆動軸13の
回転は、原動機側プーリ31→駆動ベルト33→回転軸
側プーリ32を介して第1回転軸16に伝わる。
【0017】ギヤ伝達機構35は、ケース28に軸受3
6を介してピニオンベベルギヤ37aを回転自在に支
え、ピニオンベベルギヤ37aにベベルギヤ37bを噛
み合わせ、ベベルギヤ37bと同軸のピニオンギヤ37
cにギヤ37dを噛み合わせ、各ギヤ37b,37c,
37dをギヤケース38で回転自在に支えたものであ
る。オーガ40は、ギヤ37dのギヤ軸39にオーガ軸
41を同軸上に取付けたものである。従って、ピニオン
ベベルギヤ37aの回転は、ピニオンベベルギヤ37a
の回転がベベルギヤ37b→ピニオンギヤ37c→ギヤ
37dを介してオーガ40に伝わる。
【0018】ハウジング42は、除雪機本体11に取付
けることでブロア34を収納するブロアハウジング43
と、ブロアハウジング43に取付けることでオーガ40
を収納するオーガハウジング44とからなり、オーガハ
ウジング44に連結部材45でギヤケース38をつない
だものである。シュータ46は、ブロアハウジング43
の上端に取付けて、ブロア34で蹴り上げた雪を案内し
て所望の方向に吹き飛ばすガイドである。
【0019】除雪機の過負荷防止機構50は、回転軸1
5(第2回転軸25)にトルク検出機構(トルクリミッ
タ)51を備え、回転軸15(第1、第2回転軸16,
25)にスラストロッド60を軸方向移動可能に備え、
スラストロッド60が一定距離以上移動したことを検出
するスイッチ手段62を回転軸15の外側に備え、スイ
ッチ手段62の情報に基づいて図3に示すローラ移動手
段65(ローラ移動モータ66)を駆動することで駆動
ベルト33を緩める制御をなす制御部63を備えたもの
である。
【0020】図2は図1の2部拡大図である。トルクリ
ミッタ51は、ピニオンベベルギヤ37aの後端にボル
ト52で取付けた従動部53と、従動部53に噛み合い
且つ第2回転軸25の先端にスプライン54で結合した
駆動部55と、駆動部55を従動部53に噛み合わせる
ためにフランジ56及びストッパ57間に配置した圧縮
ばね58とからなり、回転軸15に掛るトルクをスラス
トに変更するものである。なお、ストッパ57は第2回
転軸25のフランジ25bで所定位置に位置決めしたも
のである。
【0021】従動部53は、後端に3個の爪53a(図
3も参照)を等間隔に形成したものである。駆動部55
は、筒形に形成した部材であって、従動部53の爪53
aに噛み合う3個の爪55a(図3も参照)を等間隔に
形成し、第2回転軸25の先端にスプライン54で結合
し、内周壁55bにフランジ61でスラストロッド60
の先端60aを取付けたものである。従って、第2回転
軸25の回転をスプライン54を介して駆動部55に伝
えることができ、かつ駆動部55を第2回転軸25の軸
方向(前後方向)に移動することができる。
【0022】スラストロッド60は、トルクリミッタ5
1で回転軸15に掛るトルクをスラストに変更したと
き、変更したスラストを回転軸15の外へ取出す部材で
ある。詳しくは、スラストロッド60は、第1回転軸1
6の中空部16a(図1に示す)と、第2回転軸25の
中空部25aに軸方向に移動自在に収納したものであっ
て、先端60aを駆動部55と一体に後方に移動して、
図1に示す後端60bを第1回転軸16の後端16bか
ら外へ一定距離以上突出する部材である。
【0023】図3は本発明に係る除雪機の過負荷防止機
構(第1実施の形態)の斜視図である。前述したトルク
リミッタ51は、通常の除雪作業時に、従動部53の爪
53a・・・と駆動部55の爪55a・・・とを圧縮ばね58
で噛み合わせることで駆動部55の回転を従動部53に
伝え、オーガ40(図1に示す)に過負荷がかかって従
動部53が静止したときに、駆動部55の爪55a・・・
が圧縮ばね58のばね力に抗して従動部53の爪53a
・・・を乗り越えて単独で回転する。
【0024】このトルクリミッタ51は、連続的に作動
すると駆動部55の爪55a・・・や従動部53の爪53
a・・・が破損することがある。このため、トルクリミッ
タ51を連続的に作動させないようにする必要がある。
以下、この方法について説明する。
【0025】トルクリミッタ51は、駆動部55の爪5
5a・・・が従動部53の爪53a・・・を乗り越える毎に、
駆動部55が軸方向後方に移動してスラストロッド60
の後端60bが第1回転軸16の後端16bから一定距
離突出する。駆動部55及び従動部53は各々3個づつ
爪55a・・・,53a・・・を備えているので、従動部53
を静止させた状態で駆動部55を1回転させると、駆動
部55が第2回転軸25の軸方向後方に3回移動する。
駆動部55が後方に移動する毎に、スラストロッド60
の後端60bが第1回転軸16の後端16bから3回突
出する。
【0026】ここで、駆動部55の爪55a・・・が従動
部53の爪53a・・・を乗り越えるときの、第1回転軸
16の1分間の回転数を、例えば800rpmとする
と、スラストロッド60が1秒間に突出する回数は、
(800×3)/60=40回である。以下、この突出
回数(40回)をしきい値Nsとして説明する。
【0027】スラストロッド60の突出回数がしきい値
Ns以下のときは、駆動部55の爪55a・・・が従動部5
3の爪53a・・・を乗り越える回数が少ないので、駆動
部55の爪55a・・・や従動部53の爪53a・・・は破損
しない。スラストロッド60の突出回数がしきい値Ns
以下になる例としては、オーガが路面の凹凸やうねりに
干渉して一時的に静止した場合が該当する。
【0028】一方、スラストロッド60の突出回数がし
きい値Nsを越えるときは、駆動部55の爪55a・・・が
従動部53の爪53a・・・を乗り越える回数が多いの
で、駆動部55の爪55a・・・や従動部53の爪53a・
・・が破損することがある。スラストロッド60の突出回
数がしきい値Nsを越える例としては、オーガに異物を
噛み込んで、オーガがロック状態になり連続的に静止し
た場合が該当する。
【0029】このため、制御部63にしきい値Nsを予
め入力しておいて、スイッチ手段62からの検知信号が
しきい値Ns以下のときにはトルクリミッタ51で過大
なトルクの発生を防止する。一方、スイッチ手段62か
らの検知信号がしきい値Nsを越えたときには、トルク
リミッタ51を連続的に作動させないでテンションロー
ラ72を駆動ベルト33,33から離して過大なトルク
の発生を防止する。以下、スイッチ手段62及び制御部
63について説明する。
【0030】スイッチ手段62は、第1回転軸16の後
端16b側の除雪機本体11(図1に示す)に取付け
て、検知ピン62aが第1回転軸16の後端16bに対
向するように配置したプッシュセンサ(リミットスイッ
チ)である。このスイッチ手段62は、スラストロッド
60が第1回転軸16の後端16bから一定距離以上移
動して、スラストロッド60の後端60bがスイッチ手
段62の検知ピン62aを押圧したときオンになり、検
知信号を制御部63に伝え、スラストロッド60の後端
60bが検知ピン62aの押圧を解除したときオフにな
るスイッチである。
【0031】制御部63は、しきい値Nsを予め入力し
ておいて、スイッチ手段62から伝えられた検知信号と
しきい値Nsとを比較し、検知信号がしきい値Ns以下の
ときにはローラ移動手段65に駆動信号を伝えないよう
にし、検知信号がしきい値Nsを越えたときにはローラ
移動手段65に駆動信号を伝えるようにするものであ
る。
【0032】また、制御部63は、スイッチ手段62か
らの検知信号を受けたときに、表示部64に表示信号を
伝えるものである。表示部64は、制御部63からの信
号に基づいてオーガ40に過負荷がかかったことを作業
者に知らせる警報ランプである。
【0033】ローラ移動手段65は、制御部63からの
駆動信号で駆動するローラ移動モータ66と、ローラ移
動モータ66の駆動軸67に取付けたピニオンギヤ68
と、ピニオンギヤ68に噛み合わせた扇形ギヤ69と、
扇形ギヤ69の軸70に取付けて扇形ギヤ69と一体に
揺動するアーム71と、アーム71の先端71aに回転
自在に取付けたテンションローラ72とからなる。
【0034】このローラ移動手段65は、ローラ移動モ
ータ66を矢印a方向に回転(回動)することによりテ
ンションローラ72を待機位置に移動し、ローラ移動モ
ータ66を矢印b方向に回転(回動)することによりテ
ンションローラ72を使用位置に移動するものである。
【0035】テンションローラ72が使用位置のとき、
テンションローラ72で駆動ベルト33,33を押し付
けて駆動ベルト33,33に張力をかけることにより、
原動機側プーリ31と回転軸側プーリ32とに駆動ベル
ト33,33をきつく巻掛けた状態にする。これによ
り、原動機側プーリ31の回転を回転軸側プーリ32に
伝えることができる。
【0036】一方、テンションローラ72が待機位置の
とき、テンションローラ72の押付を解除して、原動機
側プーリ31と回転軸側プーリ32とに駆動ベルト3
3,33を緩めた状態にする。従って、原動機側プーリ
31がスリップして原動機側プーリ31の回転を回転軸
側プーリ32に伝えないようにすることができる。この
ため、オーガに過負荷が掛っても、回転軸15に過大ト
ルクが発生することを防ぐことができる。
【0037】そして、待機位置のテンションローラ72
を使用位置まで戻すときには、ローラ移動モータ66を
駆動させるだけでよいので、オーガに過負荷が掛って除
雪作業が中断した場合でも、除雪作業を簡単に復帰させ
ることができる。この結果、従来のようにシャーピンを
交換する必要はない。従って、除雪作業の中断時間を短
くすることができる。
【0038】次に、除雪機の過負荷防止機構の作用を説
明する。先ず、除雪機10のオーガ40が路面の凹凸や
うねりに干渉した例を示す。図4(a),(b)は本発
明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実施の形態)の
第1作用説明図である。なお、(b)は除雪作業の際の
トルクを示すグラフであり、縦軸はトルクを示し、横軸
は除雪時間を示す。
【0039】(a)において、オーガ40及びブロア3
4を回転しながら除雪機10を前進させることにより、
路面80上の積雪をオーガ40で集め、集めた雪をブロ
ア34で跳ね上げてシュータ46から吹き飛ばす。路面
80に凹凸やうねり81がある場合、オーガ40が路面
80の凸部81aに干渉してオーガ40に一時的に(瞬
時に)過負荷がかかることがある。
【0040】(b)において、除雪時のトルクTは15
kgf・mであり、オーガが路面の凸部に干渉して一時
的に静止すると、トルクTは除雪時の15kgf・mか
ら過大トルクTm(80kgf・m)まで上昇する。こ
の後、オーガが路面の凸部を通過して凹部に到達する
と、オーガは路面との干渉が解除されて正常に回転す
る。このとき、トルクTは過大トルクTm(80kgf
・m)から除雪作業時の15kgf・mまで下がる。従
って、過大トルクTmが発生するのは一時的(瞬時)で
ある。ここで、原動機側の許容トルクを60kgf・m
とし、以下、しきい値Tsを60kgf・mとして説明
する。
【0041】図5(a)〜(c)は本発明に係る除雪機
の過負荷防止機構(第1実施の形態)の第2作用説明図
である。なお、(c)はトルクリミッタの作動状態とト
ルク変動との関係を示すグラフであり、縦軸はトルクを
示し、横軸は除雪時間を示す。(a)において、オーガ
が路面の凸部に干渉して静止することでトルクリミッタ
51の従動部53が静止する。このため、回転軸15
(第1、第2回転軸16,25)の回転が抑えられて回
転軸15に発生するトルクTは高くなる。(b)におい
て、トルクTがしきい値Ts(図4(b)参照)を越え
たとき、駆動部55の爪55a・・・が従動部53の爪5
3a・・・を乗り越えて、回転軸15を矢印の如く回転
する。これで、トルクTをしきい値Ts以下に抑える。
【0042】ところで、駆動部55の爪55a・・・が従
動部53の爪53a・・・を乗り越えるとき、駆動部55
が矢印の如く移動する。従って、スラストロッド60
の後端60bが第1回転軸16の後端16bから一定距
離Lだけ突出してスイッチ手段62の検知ピン62aを
押圧する。これで、スイッチ手段62がオンになり検知
信号を制御部63に伝える。
【0043】駆動部55の爪55a・・・は従動部53の
爪53a・・・を一時的に(瞬時に)乗り越えるだけなの
で、スラストロッド60の突出回数はしきい値Nsを越
えない。従って、制御部63はローラ移動手段65に駆
動信号を伝えないので、テンションローラ72(図3に
示す)は使用位置に静止したままである。ここで、トル
クTが過大トルクTm(80kgf・m)になるのは一
時的(瞬時)なので、駆動部55の爪55a・・・は従動
部53の爪53a・・・を一時的に(瞬時に)乗り越える
だけである。従って、駆動部55の爪55a・・・や従動
部53の爪53a・・・は破損しない。
【0044】このように、オーガに一時的に(瞬時に)
過負荷がかかったときには、トルクリミッタ51のみで
過大トルクTm(80kgf・m)の発生を抑えること
ができる。従って、過負荷が取り除かれれば、トルクリ
ミッタ51が自動的に非作動状態に復帰する。このた
め、除雪作業への復帰がより簡単になり、除雪機の使い
勝手がより良くなる。
【0045】(c)において、除雪作業の際に15kg
f・mのトルクが発生し、オーガが路面の凸部に干渉し
て一時的に(瞬時に)静止することにより、トルクTは
15kgf・mより高くなりしきい値Tsまで上昇す
る。トルクTがしきい値Tsを越えたときトルクリミッ
タが作動する。これで、回転軸が回転してトルクTをし
きい値Ts以下に抑える。
【0046】次に、除雪機10のオーガ40に積雪の中
に異物を噛み込んだ例を示す。図6(a),(b)は本
発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実施の形態)
の第3作用説明図である。なお、(b)は除雪作業時の
トルク変動を示すグラフであり、縦軸はトルクを示し、
横軸は除雪時間を示す。
【0047】(a)において、図4(a)と同様に除雪
機10で除雪作業を行う。積雪中に、オーガ40とオー
ガハウジング44との間の隙間に異物85を噛み込ん
で、オーガ40がロック状態になることがある。(b)
において、除雪時のトルクTは15kgf・mであり、
オーガに異物を噛み込んで、オーガがロック状態になり
静止する。これで、トルクTは15kgf・mからしき
い値Ts(60kgf・m)を越えてエンジンが停止す
るまで上昇する。このときの、過大トルクTmは80k
gf・mより大きく、例えば90kgf・mである。
【0048】図7(a),(b)は本発明に係る除雪機
の過負荷防止機構(第1実施の形態)の第4作用説明図
である。(a)において、オーガに異物を噛み込むこと
でトルクリミッタ51の従動部53が静止する。このた
め、回転軸15(第1、第2回転軸16,25)の回転
が抑えられて回転軸15に発生するトルクTは高くな
る。トルクTがしきい値Ts(図6(b)参照)を越え
たとき、駆動部55の爪55a・・・が従動部53の爪5
3a・・・を連続的に乗り越えて第1回転軸16が矢印
の如く回転する。これで、トルクTをしきい値Ts以下
に抑える。
【0049】ところで、駆動部55の爪55a・・・が従
動部53の爪53a・・・を乗り越えるとき、駆動部55
が矢印の如く移動する。このため、スラストロッド6
0の後端60bが第1回転軸16の後端16bから一定
距離Lだけ突出してスイッチ手段62の検知ピン62a
を押圧する。これで、スイッチ手段62がオンになり検
知信号を制御部63に伝える。
【0050】駆動部55の爪55a・・・は従動部53の
爪53a・・・を連続的に乗り越えるので、スイッチ手段
62から制御部63に伝える検知信号はしきい値Nsを
越える。このため、制御部63からローラ移動手段65
に駆動信号が伝わり、ローラ移動モータ66を駆動す
る。
【0051】ローラ移動モータ66を駆動することによ
り、駆動軸67でピニオンギヤ68を矢印の如く回転
し、ピニオンギヤ68で扇形ギヤ69を矢印の如く揺
動する。扇形ギヤ69が揺動することで軸70を介して
アーム71が矢印の如く揺動する。従って、テンショ
ンローラ72が使用位置から待機位置まで移動する。
【0052】同時に、制御部63から表示部64に表示
信号を伝えることにより、表示部64が点灯して、作業
者にオーガがロック状態になっていることを知らせる。
【0053】(b)において、テンションローラ72を
待機位置まで移動することにより、駆動ベルト33,3
3が原動機側プーリ31と回転軸側プーリ32とに緩く
巻掛けた状態になる。従って、原動機側プーリ31はス
リップして、原動機側プーリ31の回転は回転軸側プー
リ32に伝わらない。このため、トルクリミッタ51を
作動させないでトルクTをしきい値Ts以下に抑えるこ
とができ、駆動部55の爪55a・・・や従動部53の爪
53a・・・が破損することはない。
【0054】一方、除雪作業を復帰させるときには、ロ
ーラ移動モータ66でテンションローラ72を使用位置
に戻すだけでよいので、従来のようにシャーピンを交換
する必要はない。従って、除雪作業の中断時間を短くし
て除雪の作業性を高めることができる。また、作業者は
テンションローラを簡単に使用位置に戻すことができる
ので、作業者にかかる負担を軽くすることができる。
【0055】図8は本発明に係る除雪機の過負荷防止機
構(第1実施の形態)の第5作用説明図であり、過負荷
防止機構50の作動状態とトルク変動との関係を示すグ
ラフである。なお、縦軸はトルクを示し、横軸は除雪時
間を示す。除雪作業の際に15kgf・mのトルクが発
生する。オーガに異物を噛み込んでオーガが連続的に静
止することにより、トルクTは15kgf・mより高く
なりしきい値Tsまで上昇する。トルクTがしきい値Ts
を越えたときトルクリミッタが作動して駆動部の爪が従
動部の爪を乗り越える。これで、回転軸が回転してトル
クをしきい値Ts以下に抑える。
【0056】ところで、オーガがロック状態なのでトル
クリミッタが連続的に作動する。トルクリミッタの作動
時間が時間t1を経過するとスラストロッドの突出回数
がしきい値Nsを越える。従って、制御部からローラ移
動手段に駆動信号を伝えてテンションローラを待機位置
まで移動する。これで、駆動ベルトが原動機側プーリと
回転軸側プーリとに緩く巻掛けた状態になり、原動機側
プーリをスリップさせることができる。従って、トルク
リミッタを作動させないで、トルクTをT1(5kgf
・m)まで下げることができる。
【0057】次に、第2実施の形態を説明する。図9は
本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第2実施の形
態)の要部拡大図である。なお、第1実施の形態と同一
部材については同一符号を付して説明を省略する。除雪
機の過負荷防止機構90は、トルク検出機構91を備
え、その他の構成部材は第1実施の形態と同じである。
【0058】トルク検出機構91は、ピニオンベベルギ
ヤ37aの後端にボルト52(図2参照)で取付けた環
体92と、環体92のカム孔93にピン94を差し込ん
で第2回転軸25に移動自在にスプライン結合した移動
体95と、移動体95の外側に嵌入してフランジ56及
びストッパ57間に取付けた圧縮ばね58とからなり、
移動体95内にスラストロッド60の先端60aをフラ
ンジ61(図2に示す)を介して取付けたものである。
移動体95の後端とストッパ57との間隔はL+αであ
る。
【0059】図10は本発明に係る除雪機の過負荷防止
機構(第2実施の形態)の作用説明図である。トルク検
出機構91によれば、除雪中にオーガ40(図1に示
す)に過負荷がかかってピニオンベベルギヤ37a及び
環体92が静止すると、ピン94がカム孔93に沿って
矢印の如く移動する。このとき、ピン94は一定距離
Lだけ後方に移動する。
【0060】ピン94は移動体95に一体に形成されて
いるので、ピン94の移動で移動体95が圧縮ばね58
のばね力に抗して矢印の如く一定距離Lだけ移動す
る。このため、スラストロッド60の後端60bを第1
回転軸16の後端16bから一定距離Lだけ突出する。
【0061】突出したスラストロッド60が第1回転軸
16の後端16bから一定距離Lだけ移動してスラスト
ロッド60の後端60bがスイッチ手段62の検知ピン
62aを押圧したときオンになる。スイッチ手段62か
ら検知信号を制御部63に伝えることにより、図7
(a)に示すように、制御部63からローラ移動手段6
5のローラ移動モータ66に駆動信号を伝えてテンショ
ンローラ72を使用位置から待機位置まで移動する。
【0062】このため、原動機側プーリ31と回転軸側
プーリ32とに駆動ベルト33,33を緩く巻掛けた状
態にして、原動機側プーリ31をスリップさせる。従っ
て、原動機側プーリ31の回転は回転軸側プーリ32に
伝わらないので、第1実施の形態と同様に、トルクTを
しきい値Ts以下に抑えることができる。
【0063】一方、除雪作業を復帰させるときには、ロ
ーラ移動モータ66でテンションローラ72を使用位置
に戻すだけでよいので、従来のようにシャーピンを交換
する必要はない。従って、除雪作業の中断時間を短くし
て除雪の作業性を高めることができる。また、作業者は
テンションローラ72を簡単に使用位置に戻すことがで
きるので、作業者にかかる負担を軽くすることができ
る。
【0064】なお、前記実施の形態では、スイッチ手段
62としてリミットスイッチを使用した例を説明した
が、その他に電磁式近接センサなどを使用してもよい。
また、表示部64として警報ランプを点滅させることに
より、オーガ40が路面80の凸部81aに干渉した状
態や、オーガ40に異物85が噛み込んだ状態を知らせ
る例を説明したが、警報ランプに代えて警報ブザーなど
で知らせることも可能である。さらに、前記実施の形態
では、オーガがロックしたときに表示部64を点灯させ
る例を説明したが、その他オーガが一時的に静止したと
きにも表示部64を点灯させるように構成してもよい。
【0065】また、前記実施の形態では、トルク検出機
構としてトルクリミッタ51やカム機構タイプ91を使
用した例を説明したが、その他のトルク検出機構を使用
してもよい。すなわち、トルク検出機構はねじりトルク
をスラスト方向の力に代える機構を備えていればよい。
さらに、本発明に係る過負荷防止機構50,90を除雪
機10に取付けた例を説明したが、その他の作業装置
(農業用機械)に適用することも可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の除雪機の過負荷防止機構によれば、回
転軸に過大トルクが掛ったとき、トルク検出機構でスラ
ストロッドを一定距離以上移動し、スラストロッドの移
動をスイッチ手段で検出する。そして、制御部は、スイ
ッチ手段の情報に基づいてローラ移動モータを駆動して
駆動ベルトを緩めることができる。この結果、原動機側
プーリをスリップさせることができるので、原動機側に
過大なトルクが発生することを防ぐことができる。
【0067】また、除雪作業を復帰させるときには、ロ
ーラ移動モータを駆動して駆動ベルトに張力を与えるだ
けでよい。この結果、従来のようにシャーピンを交換す
る必要がないので、除雪作業の中断時間を短くして除雪
の作業性を高めることができる。さらに、ローラ移動モ
ータを駆動することは、例えば操作ボタンを押すだけで
簡単にできるので、作業者にかかる負担を軽くすること
ができる。
【0068】請求項2は、トルク検出機構をトルクリミ
ッタにして、オーガに過負荷がかかったときにトルクリ
ミッタをスリップさせる構成にした。従って、例えばオ
ーガに一時的に(瞬時に)過負荷がかかったときには、
トルクリミッタをスリップさせるだけで原動機側に過大
なトルクが発生することを防ぐことができる。このと
き、トルクリミッタは一時的に(瞬時に)作動するだけ
なので、トルクリミッタは破損しない。この結果、オー
ガに一時的に(瞬時に)過負荷がかかったときには、テ
ンションローラを待機位置に移動する必要がないので、
除雪作業への復帰がより簡単になり、除雪機の使い勝手
がよりよくなる。
【0069】一方、オーガに連続的に過負荷がかかった
ときには、テンションローラを待機位置に戻すことで、
駆動ベルトを緩く巻掛けた状態にすることができる。こ
のため、原動機側プーリをスリップさせて、原動機側に
過大なトルクが発生することを防ぐことができる。従っ
て、トルクリミッタを連続的に作動させる必要がないの
で、トルクリミッタが破損することを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除雪機の断面図
【図2】図1の2部拡大図
【図3】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実
施の形態)の斜視図
【図4】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実
施の形態)の第1作用説明図
【図5】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実
施の形態)の第2作用説明図
【図6】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実
施の形態)の第3作用説明図
【図7】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実
施の形態)の第4作用説明図
【図8】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第1実
施の形態)の第5作用説明図
【図9】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第2実
施の形態)の要部拡大図
【図10】本発明に係る除雪機の過負荷防止機構(第2
実施の形態)の作用説明図
【符号の説明】
10…除雪機、15…回転軸、16…第1回転軸、25
…第2回転軸、31…原動機側プーリ、32…回転軸側
プーリ、33…駆動ベルト、40…オーガ、50,90
…過負荷防止機構、51,91…トルク検出機構、60
…スラストロッド、62…スイッチ手段、63…制御
部、65…ローラ移動手段、66…ローラ移動モータ、
72…テンションローラ、L…一定距離。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 35/10 F16H 35/10 G (72)発明者 黒岩 堅治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J049 AA02 AB01 BB05 BB11 BB23 BC04 BC06 BG10 CA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機側プーリ及び回転軸側プーリに駆
    動ベルトを巻掛け、テンションローラを移動させるロー
    ラ移動モータを回動することで駆動ベルトにテンション
    ローラを押し付け、原動機側プーリの回転を回転軸側プ
    ーリを介して回転軸に伝え、回転軸でオーガを回転する
    除雪機において、 前記回転軸に掛るトルクをスラストに変更するトルク検
    出機構を、回転軸に備え、前記スラストを回転軸外へ取
    出すスラストロッドを回転軸に軸方向移動可能に備え、
    このスラストロッドが一定距離以上移動したことを検出
    するスイッチ手段を回転軸外に備え、このスイッチ手段
    の情報に基づいて前記ローラ移動モータを回動すること
    で駆動ベルトを緩める制御をなす制御部を備えたことを
    特徴とする除雪機の過負荷防止機構。
  2. 【請求項2】 前記トルク検出機構をトルクリミッタと
    し、オーガに過負荷がかかったときにトルクリミッタを
    スリップさせるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の除雪機の過負荷防止機構。
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