JP2001107287A - Sn−Cu合金めっき浴 - Google Patents

Sn−Cu合金めっき浴

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JP2001107287A
JP2001107287A JP28674899A JP28674899A JP2001107287A JP 2001107287 A JP2001107287 A JP 2001107287A JP 28674899 A JP28674899 A JP 28674899A JP 28674899 A JP28674899 A JP 28674899A JP 2001107287 A JP2001107287 A JP 2001107287A
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芳明 村松
Yoshihiko Yada
佳彦 矢田
Hideki Miyazaki
秀樹 宮崎
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香苗 時尾
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    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錯化剤等を使用することなく、Cu2+の置換
析出やSnO2の濁り発生を防ぐことができる酸性Sn
−Cu合金めっき浴を提供すること。 【解決手段】 次の成分(a)〜(c) (a)Sn2+イオンおよびCu2+イオン、(b)アルカ
ンスルホン酸、アルカノールスルホン酸および硫酸から
選ばれる酸の1種以上、および(c)チオ尿素系化合物
を含有する酸性Sn−Cu合金めっき浴および被めっき
物を当該酸性Sn−Cu合金めっき浴中、陰極電解する
Sn−Cu合金めっき方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、酸性Sn−Cu合
金めっき浴に関し、更に詳細には、実際の工業的実施に
おいて大きな問題となるCuの置換析出を防止すること
のできる酸性Sn−Cu合金めっき浴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、Sn−Cu合金めっきは、ブ
ロンズめっきとして装飾めっきの分野において利用され
ていたが、近年は、ハンダめっき(Sn−Pb合金めっ
き)に代わるめっきとして注目を集めている。
【0003】このSn−Cu合金めっきについては、シ
アン化銅−スズ酸アルカリ浴(特開昭52−96936
号)や、ピロリン酸浴(特開昭56−72196号およ
び特開昭61−272394号)あるいはシアン化銅−
ピロリン酸銅浴(特開昭57−60091号)が知られ
ており、また、酸性浴についても、液のpHを2.0以
下に保つのに十分な量の無機酸を用いたSn−Cu合金
めっき浴が特開昭57−177987号に開示されてい
る。
【0004】上記各浴のうち酸性浴は、他の浴に比べ電
流効率が良いため、工業的には有利と考えられるが、実
際には大きな問題があり、実用化が難しいとされてい
た。すなわち、上記特開昭57−177987号では言
及されていないが、酸性のSn−Cu合金めっき浴で
は、Cu2+が遊離の状態で存在するため、めっき製品の
素材がFe、Ni等電位的にCuより卑な金属である場
合は、Cuが置換析出し、被膜の密着性が著しく低下す
るという問題がある。また、アノードとしてSn金属を
使用する場合もこの表面にCuが析出し、アノードが溶
解しにくくなるとともにめっき浴組成の安定性を阻害す
るという問題も生じていた。更に、Sn2+、Cu2+が共
存するとSnO2の濁りを生じ易いという問題もあっ
た。
【0005】このような問題を改善する手段としては、
Cu2+を安定化するために、錯化剤の使用が考えられる
が、錯化剤は廃水処理性を阻害するものであり、老廃液
の処理を困難にするという新しい問題が生じるおそれが
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、錯化剤等を使
用することなく、Cu2+の置換析出やSnO2の濁り発
生を防ぐことができる酸性Sn−Cu合金めっき浴の開
発が求められており、本発明はこのような酸性Sn−C
u合金めっき浴の提供をその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、Sn及びCuとそ
れを溶解するのに十分な量のアルカンスルホン酸、アル
カノールスルホン酸、硫酸等の酸溶液にチオ尿素系化合
物を添加することによって、錯化剤を用いなくてもCu
の置換析出とめっき液の濁りを防止できることを見出
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明は、次の成分(a)〜
(c) (a)Sn2+イオンおよびCu2+イオン、(b)アルカ
ンスルホン酸、アルカノールスルホン酸および硫酸から
選ばれる酸の1種以上、および(c)チオ尿素系化合物
を含有する酸性Sn−Cu合金めっき浴を提供するもの
である。
【0009】また本発明は、上記成分(a)〜(c)の
他、更に非イオン性界面活性剤を含有する酸性Sn−C
u合金めっき浴を提供するものである。
【0010】更に本発明は、被めっき物を上記何れかの
酸性Sn−Cu合金めっき浴中、陰極電解することを特
徴とするSn−Cu合金めっき方法を提供するものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の酸性Sn−Cu合金めっ
き浴(以下、「Sn−Cuめっき浴」という)は、
(a)Sn2+イオンおよびCu2+イオン、(b)アルカ
ンスルホン酸、アルカノールスルホン酸および硫酸から
選ばれる酸の1種以上、並びに(c)チオ尿素系化合物
を必須成分として調製される。
【0012】このうち、(a)成分であるSn2+イオン
およびCu2+イオンは、建浴当初はそれぞれの酸化物、
すなわち酸化第一スズや、酸化第二銅等に成分(b)で
あるアニオンを加えることにより、あるいは、Sn2+
オンやCu2+イオンの成分(b)のアニオンの塩、例え
ば、メタンスルホン酸スズ、メタンスルホン酸銅、エタ
ンスルホン酸スズ、エタンスルホン酸銅、イソプロパノ
ールスルホン酸スズ、イソプロパノールスルホン酸銅、
硫酸スズ、硫酸銅等を水に溶解することにより得られ
る。また、めっき中においては、Sn2+およびCu2+
アノードあるいはそれらのアニオン塩からそれぞれ補給
される。
【0013】一方、(b)成分であるアルカンスルホン
酸、アルカノールスルホン酸および硫酸から選ばれる酸
は、遊離酸の形かあるいは(a)成分であるSn2+イオ
ンやCu2+イオンとの塩の形で供給される。
【0014】更に、(c)成分であるチオ尿素系化合物
としては、チオ尿素、ジエチルチオ尿素、フェニルチオ
尿素、アリルチオ尿素、アセチルチオ尿素、ジフェニル
チオ尿素、ベンゾイルチオ尿素等が挙げられる。
【0015】本発明のSn−Cuめっき浴において、
(a)成分のSn2+イオンおよびCu 2+イオンは、それ
ぞれ、0.5〜20重量%および0.01〜2重量%の範
囲で使用することが好ましく、特に1〜5重量%および
0.02〜0.2重量%の範囲で用いることが好ましい。
このSn2+イオンとCu2+イオンの比率は、目的とする
析出合金被膜の組成によって変化させることができ、例
えば、SnとCuの共晶合金である、Sn99.3%、
Cu0.7%程度の合金被膜を得るためには、Sn 2+
Cu2+の濃度を50:1から100:1程度とすればよ
い。
【0016】また、(b)成分であるアルカンスルホン
酸、アルカノールスルホン酸、硫酸は、Sn−Cuめっ
き浴中、5〜300g/l程度、好ましくは50〜15
0g/l程度とすればよい。
【0017】更に、(c)成分であるチオ尿素系化合物
は、Sn−Cuめっき浴中、0.1〜20g/l程度、
好ましくは1〜10g/l程度とすることが好ましい。
なお、このチオ尿素系化合物はCuの析出を阻害する作
用を有するものであるから、Cu2+イオンの量が多いと
きは多めに添加・維持することが好ましい。
【0018】本発明のSn−Cuめっき浴には、上記各
必須成分の他、非イオン性界面活性剤(成分(d))を
加えることができ、めっき皮膜に平滑性を付与すること
ができる。具体的な成分(d)の例としては、下記一般
式(1)〜(4)の何れかで表される化合物を主成分と
するものが挙げられる。
【0019】
【化1】
【0020】[式中、R1は、炭素数8〜22の脂肪族
アルコール、炭素数1〜25のアルキル基で置換された
フェノール、炭素数1〜25のアルキルで置換されたβ
−ナフトール、炭素数1〜25のアルコキシル化リン
酸、炭素数8〜22の脂肪酸でエステル化したソルビタ
ンもしくはスチレン化フェノール(そのフェノール核の
水素は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基で置
換されてもよい)からそれらの水酸基の水素原子を除い
て得られる残基または水素原子を示し、R2は炭素数8
〜18のアルキル基を、R3およびR4は水素原子または
炭素数1〜5のアルキル基を示し、Aは−CH2CH2
−を、Bは−CH2CH(CH3)O−を示し、m1およ
びn1は0〜30の整数、m2、n2、m3およびn3は0
〜40の整数、m4およびn4は0〜20の整数をそれぞ
れ示す。 但し、m1とn1、m2とn2、m3とn3および
4とn4がそれぞれ同時に0となることはなく、m1
4およびn1〜n4は、置換基における総数を意味し、
AとBの存在位置は限定されないものとする]
【0021】これらの非イオン界面活性剤は、いずれも
対応する脂肪族アルコール、置換フェノール、アルキル
で置換β−ナフトール、アルコキシル化リン酸、エステ
ル化したソルビタン、スチレン化フェノール、エチレン
ジアミン、モノアルキルアミン、アルキル置換されてい
ても良いジフェノールにエチレンオキサイドおよび/ま
たはプロピレンオキサイドを所定のモル数付加させるこ
とによって調製できるものであるが、また、市販品とし
ても容易に入手できるものである。
【0022】市販品の例としては、前記式(1)で表さ
れるものとして、プルラファックLF401(BASF
社製)等が、式(2)で表されるものとして、テトロニ
ックTR−702(旭電化工業社製)等がそれぞれ挙げ
られ、また、式(3)で表されるものはナイミーンL−
207(日本油脂社製)等、式(4)で表されるもの
は、リポノックスNC−100(ライオン社製)等を挙
げることができ、一般には0.5〜30g/l程度の濃
度でSn−Cuめっき浴中に添加することができる。
【0023】更に本発明のSn−Cuめっき浴中には、
別の金属イオンを加え、スズおよび銅を中心とする3元
あるいはそれ以上の合金めっきとすることもできる。添
加することのできる金属イオンとしては、Bi3+、Ag
+等が挙げられる。
【0024】本発明のSn−Cuめっき浴を用いてSn
−Cu合金めっきを行うには、上記のようにして調製し
ためっき浴中に被めっき物を浸漬し、これを陰極として
電解すれば良い。具体的には、アノードとして金属ス
ズ、スズ−銅合金等の電極を用い、カソードロック、噴
流等の撹拌下、10〜50℃程度の温度条件で、0.1
〜100A/dm2程度で電解すればよい。
【0025】以上の本発明のSn−Cuめっき浴では、
チオ尿素系化合物(成分(c))の作用によりめっき浴
中に存在するCu2+の置換析出が抑えられているので、
素材がFe、Ni等電位的にCuより卑な金属である被
めっき物についても密着不良等の問題を起こすことなく
Sn−Cuめっきすることができるという利点がある。
【0026】また、チオ尿素系化合物がCu2+の作用を
抑えるため、Sn2+が酸化されにくく、SnO2の濁り
が生じにくいという利点もある。
【0027】
【実施例】次に試験例および実施例を挙げ本発明を更に
詳しく説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるも
のでない。
【0028】試 験 例 1 Cuのアノードへの置換量測定:下記の2種の酸性Sn
−Cu合金めっき浴を調製し、それぞれの液の中に金属
Snアノードを浸漬した。24時間後にSnアノードを
取り出し、アノード表面状態を目視により観察した。ま
た、浸漬前とアノードを引き上げた後のめっき液中のC
u濃度を原子吸光により分析した。これらの結果を表1
に示す。
【0029】( 酸性Sn−Cu合金めっき浴組成 ) 組成: 基本液(Sn2+ 20g/l、Cu2+ 1g/l、メタン
スルホン酸150g/l) 組成: 基本液 + チオ尿素6g/l
【0030】( 結 果 )
【表1】
【0031】表1から明らかなように、組成では外観
的にもSnアノード上にCuが析出していることが認め
られた。また、原子吸光法による分析でも、組成では
Cuの減少が大きく、Snアノード上にCuが析出して
いることが確認された。これに対し、組成ではSnア
ノード上にCuが析出していないことが示された。
【0032】実 施 例 1 酸性Sn−Cu合金めっき浴(1):下記組成で、酸性
Sn−Cu合金めっき浴を調製した。このめっき浴を用
い、下記条件でめっきしたところ、約8μmのSn−C
u合金めっき層を得た。この合金めっき層の組成を調べ
たところ、Sn96%、Cu4%であった。
【0033】 ( めっき浴組成 ) 酸化第一スズ 20g/l 酸化第二銅 2g/l メタンスルホン酸 180g/l チオ尿素 6g/l ノニルフェノールエトキシレートの エチレンオキサイド12mol付加物 5g/l
【0034】( めっき条件 ) アノード: 金属Sn 撹 拌: カソードロック 電流密度: 10A/dm2 めっき時間: 2分間
【0035】実 施 例 2 酸性Sn−Cu合金めっき浴(2):下記組成で、酸性
Sn−Cu合金めっき浴を調製した。このめっき浴を用
い、下記条件でめっきしたところ、約8μmのSn−C
u合金めっき層を得た。この合金めっき層の組成を調べ
たところ、Sn98%、Cu2%であった。
【0036】 ( めっき浴組成 ) 酸化第一スズ 20g/l 酸化第二銅 1g/l イソプロパノールスルホン酸 200g/l アリルチオ尿素 3g/l ジエチルチオ尿素 3g/l ラウリルアミンの エチレンオキサイド7モル付加物 6g/l
【0037】( めっき条件 ) アノード: 金属Sn 撹 拌: カソードロック 電流密度: 10A/dm2 めっき時間: 2分間
【0038】実 施 例 3 酸性Sn−Cu合金めっき浴(3):下記組成で、酸性
Sn−Cu合金めっき浴を調製した。このめっき浴を用
い、下記条件でめっきしたところ、約5μmのSn−C
u合金めっき層を得た。この合金めっき層の組成を調べ
たところ、Sn98%、Cu2%であった。
【0039】 ( めっき浴組成 ) 硫酸スズ 30g/l 硫酸銅 2g/l 硫酸 120g/l チオ尿素 5g/l β−ナフトールの エチレンオキサイド8モル付加物 8g/l
【0040】( めっき条件 ) アノード: 金属Sn 撹 拌: カソードロック 電流密度: 2A/dm2 めっき時間: 5分間
【0041】実 施 例 4 酸性Sn−Cu合金めっき浴(4):下記組成で、酸性
Sn−Cu合金めっき浴を調製した。このめっき浴を用
い、下記条件でめっきしたところ、約10μmのSn−
Cu合金めっき層を得た。この合金めっき層の組成を調
べたところ、Sn99%、Cu1%であった。
【0042】 ( めっき浴組成 ) 酸化第一スズ 30g/l 酸化第二銅 0.5g/l メタンスルホン酸 200g/l アセチルチオ尿素 6g/l オクチルフェノールエトキシレートの エチレンオキサイド10モル付加物 8g/l カテコール 1g/l
【0043】( めっき条件 ) アノード: 金属Sn 撹 拌: カソードロック 電流密度: 15A/dm2 めっき時間: 2分間
【0044】実 施 例 5 酸性Sn−Cu合金めっき浴:下記組成で、酸性Sn−
Cu合金めっき浴を調製した。このめっき浴を用い、下
記条件でめっきしたところ、約8μmのSn−Cu合金
めっき層を得た。この合金めっき層の組成を調べたとこ
ろ、Sn99%、Cu1%であった。
【0045】 ( めっき浴組成 ) 酸化第一スズ 80g/l 酸化第二銅 2g/l メタンスルホン酸 200g/l ジエチルチオ尿素 8g/l ノニルフェノールエトキシレートの エチレンオキサイド12モル付加物 10g/l
【0046】( めっき条件 ) アノード: 金属Sn 撹 拌: 噴流 電流密度: 50A/dm2 めっき時間: 20秒間
【0047】実 施 例 6 酸性Sn−Cu−Bi合金めっき浴:下記組成で、酸性
Sn−Cu−Bi合金めっき浴を調製した。このめっき
浴を用い、下記条件でめっきしたところ、約10μmの
Sn−Cu−Bi合金めっき層を得た。この合金めっき
層の組成を調べたところ、Sn97%、Cu1%、Bi
2%であった。
【0048】 ( めっき浴組成 ) 酸化第一スズ 30g/l 酸化第二銅 0.5g/l 酸化ビスマス 1g/l メタンスルホン酸 200g/l チオ尿素 4g/l フェニルチオ尿素 2g/l ノニルフェノールエトキシレートの エチレンオキサイド12モル付加物 8g/l
【0049】( めっき条件 ) アノード: 金属Sn 撹 拌: カソードロック 電流密度: 5A/dm2 めっき時間: 4分間
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、酸性浴でありながらC
uの置換析出が防止されたSn−Cuめっき浴を得るこ
とができる。そして、この浴は酸性浴であるため電流効
率が高く、しかもCuの置換析出が防止されているた
め、銅に比べイオン的に卑である被めっき物の密着不良
や、Snアノードを析出銅が被覆するという問題が生じ
ない。更に本発明のSn−Cuめっき浴は、錯化剤を必
要としないため、廃水処理性も良好である。
【0051】従って本発明のSn−Cuめっき浴は、工
業的に有利にSn−Cu合金被膜あるいはこれに更に他
の金属を含む三元合金被膜を得るために有利に利用する
ことができるものである。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 秀樹 神奈川県藤沢市善行坂1−1−6 荏原ユ ージライト株式会社中央研究所内 (72)発明者 時尾 香苗 神奈川県藤沢市善行坂1−1−6 荏原ユ ージライト株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4K023 AB34 BA29 CA04 CB13 DA06 DA07 DA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(c) (a)Sn2+イオンおよびCu2+イオン、 (b)アルカンスルホン酸、アルカノールスルホン酸お
    よび硫酸から選ばれる酸の1種以上、および (c)チオ尿素系化合物 を含有する酸性Sn−Cu合金めっき浴。
  2. 【請求項2】 更に、非イオン界面活性剤を含有する請
    求項第1項記載の酸性Sn−Cu合金めっき浴。
  3. 【請求項3】 被めっき物を請求項第1項または第2項
    記載の酸性Sn−Cu合金めっき浴中、陰極電解するこ
    とを特徴とするSn−Cu合金めっき方法。
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