JP2001105830A - 車両用空気調和ユニット - Google Patents

車両用空気調和ユニット

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JP2001105830A
JP2001105830A JP28576999A JP28576999A JP2001105830A JP 2001105830 A JP2001105830 A JP 2001105830A JP 28576999 A JP28576999 A JP 28576999A JP 28576999 A JP28576999 A JP 28576999A JP 2001105830 A JP2001105830 A JP 2001105830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来品と比べて小型化することができる車両
用空気調和ユニットを提供する。 【解決手段】 ユニットケース2内の送風路4に冷却用
熱交換器5を設ける。この冷却用熱交換器5の送風下流
側に、冷却用熱交換器5を通過した送風を加熱する加熱
用熱交換器6と、冷却用熱交換器5を通過した送風が加
熱用熱交換器6を迂回して流れるバイパス通路21と、
このバイパス通路21を通過する送風と加熱用熱交換器
6を通過する送風とを適宜の比率で配分する回動式のエ
アミックスドア31とを設ける。加熱用熱交換器6は、
冷却用熱交換器5の横で冷却用熱交換器5から離間し、
かつ、加熱用熱交換器6の幅方向に沿った中心線の延長
線CLが冷却用熱交換器5の送風流出面5aと交差する
ように配設する。バイパス通路21は、冷却用熱交換器
5と加熱用熱交換器6との間に設ける。エアミックスド
ア31は、加熱用熱交換器6の送風下流側でバイパス通
路21の近傍に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車に
用いられる車両用空気調和ユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来品の一例を示す断面図であ
る。この図に示す車両用空気調和ユニットAは、特開平
9−267620号公報に開示されているものであっ
て、ユニットケースB内の送風路Cに、送風を冷却する
冷却用熱交換器Dが配設されている。この冷却用熱交換
器Dより下流側の送風路Cには、冷却用熱交換器Dを通
過した送風を加熱する加熱用熱交換器Eが配設されてい
ると共に、冷却用熱交換器Dを通過した送風が加熱用熱
交換器Eを迂回して流れるバイパス通路Fが設けられて
いる。
【0003】冷却用熱交換器Dと加熱用熱交換器Eとの
間には、バイパス通路Fを通過する送風と加熱用熱交換
器Eを通過する送風とを適宜の比率で配分する回動式の
エアミックスドアGが配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用空気
調和ユニットAでは、回動式のエアミックスドアGは、
冷却用熱交換器Dと加熱用熱交換器Eとの間に配設され
ている。このため、冷却用熱交換器Dと加熱用熱交換器
Eとの間に、少なくともエアミックスドアGの回動半径
分の間隔を設ける必要がある。
【0005】従って、車両用空気調和ユニットAでは、
ユニットケースBの大きさを決定する主要因の一つであ
る冷却用熱交換器Dと加熱用熱交換器Eとの車輌前後方
向の最大離隔距離Lがどうしても長くなってしまい、そ
の結果、ユニットケースBが大きくなり、車両用空気調
和ユニットAそのものが大きくなってしまう。そして、
車両用空気調和ユニットAそのものが大きくなると、そ
の大きくなった分、車両用空気調和ユニットAを車両に
搭載させるための設計の自由度が小さくなってしまう。
【0006】そこで、本発明では、従来品と比べて小型
化することができる車両用空気調和ユニットを提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ユニ
ットケース内の送風路に、送風を冷却する冷却用熱交換
器と、該冷却用熱交換器を通過した送風を加熱する加熱
用熱交換器と、冷却用熱交換器を通過した送風が加熱用
熱交換器を迂回して流れるバイパス通路と、該バイパス
通路を通過する送風と加熱用熱交換器を通過する送風と
を適宜の比率で配分する回動式のエアミックスドアとを
備えている車両用空気調和ユニットにおいて、加熱用熱
交換器は、冷却用熱交換器の横で冷却用熱交換器から離
間し、かつ、加熱用熱交換器の幅方向に沿った中心線の
延長線が冷却用熱交換器の送風流出面と交差するように
配設され、バイパス通路は、冷却用熱交換器と加熱用熱
交換器との間に設けられ、エアミックスドアは、加熱用
熱交換器の送風下流側でバイパス通路の近傍に配設され
ていることを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
空気調和ユニットであって、冷却用熱交換器は、直立状
態から適宜の傾きをもって配設され、加熱用熱交換器
は、略水平に配設され、加熱用熱交換器より下流側の送
風路は、加熱用熱交換器から上方へ延びていることを特
徴としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の車両用
空気調和ユニットであって、ユニットケースの加熱用熱
交換器側の周壁に、加熱用熱交換器を通過した送風を冷
却用熱交換器側へ向かって斜め上方へ導く第1ガイド壁
が設けられ、該第1ガイド壁によって導かれる送風とバ
イパス通路を通過する送風との合流部にエアミックスド
アが配設され、該エアミックスドアを通過する送風を第
1ガイド壁の上端から前記周壁まで該周壁へ向かって斜
め上方へ導く第2ガイド壁が前記周壁に設けられ、第2
ガイド壁にフット吹出口が開口し、ユニットケース内
に、第1及び第2の両ガイド壁と前記周壁とで囲まれた
フット通路が形成されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明では、回動式のエアミッ
クスドアは加熱用熱交換器の送風下流側に配設されてい
るので、加熱用熱交換器を冷却用熱交換器に従来品より
近づけて配置することができる。従って、冷却用熱交換
器の横で冷却用熱交換器から離間し、かつ、加熱用熱交
換器の幅方向に沿った中心線の延長線が冷却用熱交換器
の送風流出面と交差するように配設された加熱用熱交換
器と、冷却用熱交換器との配置よって規制されるユニッ
トケースの大きさを従来品より小さくすることができ
る。
【0011】しかも、バイパス通路は冷却用熱交換器と
加熱用熱交換器との間に設けられ、エアミックスドアは
バイパス通路の近傍に配設されているので、加熱用熱交
換器と冷却用熱交換器との配置によって規制されるユニ
ットケースの大きさが拡大するのを抑えてユニットケー
ス内に、バイパス通路とエアミックスドアとを設けるこ
ともできる。従って、ユニットケースの大きさを従来品
より小さくすることができ、車両用空気調和ユニットそ
のものの大きさを従来品より小型化することができる。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加えて、冷却用熱交換器は直立状態から適宜の傾き
をもって配設され、加熱用熱交換器は略水平に配設され
ているので、冷却用熱交換器を直立に配設した場合と比
べてユニットケースの高さを低くし、車両用空気調和ユ
ニットそのものの高さを低くして、車両用空気調和ユニ
ットそのものの周方向及び上下方向の大きさをバランス
良く抑え、車両用空気調和ユニット全体の大きさを最小
にすることができる。
【0013】ところで、フルクール時には、冷却用熱交
換器を通過した冷風の一部は、冷却用熱交換器と加熱用
熱交換器との間に設けられたバイパス通路へ加熱用熱交
換器の下方から流れ込む。しかし、加熱用熱交換器は略
水平に配設されているので、加熱用熱交換器の下方から
バイパス通路へ流れ込む冷風が加熱用熱交換器に沿って
流れるのを抑えることができる。従って、フルクール時
には、加熱用熱交換器の下方からバイパス通路へ流れ込
む冷風が加熱用熱交換器で暖められるのを抑えることが
でき、各種吹出口からの吹き出し温度の上昇を抑えるこ
とができる。
【0014】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加えて、ユニットケースの加熱用熱交換器側の周壁
に、加熱用熱交換器を通過した送風を冷却用熱交換器側
へ向かって斜め上方へ導く第1ガイド壁が設けられ、該
第1ガイド壁によって導かれる送風とバイパス通路を通
過する送風との合流部にエアミックスドアが配設されて
いるので、エアミックスドアによって加熱用熱交換器の
全面を塞ぐ必要がなく、従って、エアミックスドアの回
動半径となるエアミックスドアの幅を必要最小限に抑え
ることができ、車両用空気調和ユニットの小型化を図る
ことができる。
【0015】また、ユニットケース内に、ユニットケー
スの加熱用熱交換器側の周壁と第1及び第2の両ガイド
壁とで囲まれたフット通路が形成されているので、フッ
ト通路をユニットケース外に設ける必要がなく、この点
でも車両用空気調和ユニットの小型化を図ることができ
る。しかも、加熱用熱交換器を通過する送風は第1ガイ
ド壁によってエアミックスドアへ導かれ、エアミックス
ドアを通過する送風は第2ガイド壁によって上方へ導か
れるので、送風路の通気抵抗の上昇を抑えてユニットケ
ース内にフット通路を形成することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の一
例を示す断面図である。図2は、図1に示すもののユニ
ットケースを示す斜視図である。図1に示す車両用空気
調和ユニット1は、自動車に搭載されるものであり、ユ
ニットケース2内に、ファンモータ3に装着されたシロ
ッコファン3aからの送風を導く略U字状の送風路4が
形成されている。シロッコファン3aは、送風路4の上
流側頂部に組み込まれており、シロッコファン3aの周
囲の送風路4は、シロッコファン3aを中心とした渦巻
き状に形成されている。
【0017】図2に示すように、ユニットケース2の右
側壁2a上部には、シロッコファン3aを送風路4に組
み込むための取付口11が開口し、この取付口11と対
抗する位置の左側壁2bには、ユニットケース2内の送
風路4に自動車外の外気又は車室内の内気を流入させる
流入口12が開口している。図1に示すように、送風路
4の底部には、送風を冷却する冷却用熱交換器5と、こ
の冷却用熱交換器5を通過した送風を加熱する加熱用熱
交換器6とが配設されている。
【0018】冷却用熱交換器5は、直立状態から頂部を
加熱用熱交換器6側へ適宜傾斜させた状態で配設されて
いる。加熱用熱交換器6は、冷却用熱交換器5の横で略
水平に冷却用熱交換器5から離間して配設されていると
共に、加熱用熱交換器6の幅方向に沿った中心線の延長
線CLが冷却用熱交換器5の送風流出面5aと交差する
ように配設されている。
【0019】冷却用熱交換器5と加熱用熱交換器6との
間には、冷却用熱交換器5を通過した送風が加熱用熱交
換器6を迂回して流れるバイパス通路21が設けられて
いる。冷却用熱交換器5の上流側の送風路4には、冷却
用熱交換器5の前面に隣接した位置に、送風中の塵埃を
除去するフィルタ7が冷却用熱交換器5の全前面を覆っ
て配設されている。加熱用熱交換器6より下流側の送風
路4は、加熱用熱交換器6から上方へ延びている。
【0020】送風路4を形成するユニットケース2の底
壁2cは、冷却用熱交換器5側から加熱用熱交換器6側
へ向かって斜め上方へ傾斜しており、冷却用熱交換器5
の下方に、冷却用熱交換器5で除湿された水分を溜める
ドレン溜まり22が形成されている。このドレン溜まり
22には、前記水分をユニットケース2外へ排出する排
水口13が開口している。底壁2cの中央部には、ドレ
ン溜まり22に溜まった水が自動車の急停車時等に底壁
2cを駆け上がるのを防止する防水壁2dが突設されて
いる。
【0021】ユニットケース2の加熱用熱交換器6側の
周壁である前壁2eには、加熱用熱交換器6を通過した
送風を冷却用熱交換器5側へ向かって斜め上方へ導く第
1ガイド壁2fと、この第1ガイド壁2fの上端から前
壁2eまで前壁2eへ向かって斜め上方へ送風を導く第
2ガイド壁2gとが設けられている。第1ガイド壁2f
は、加熱用熱交換器6を通過した送風が流れる温風通路
23を形成している。
【0022】この温風通路23を流れる送風とバイパス
通路21を流れる送風との合流部には、温風通路23を
閉鎖してバイパス通路21を開放する冷風位置と、温風
通路23を開放してバイパス通路21を閉鎖する温風位
置との間を移動し、バイパス通路21を通過する送風と
加熱用熱交換器6を通過する送風とを適宜の比率で配分
する回動式のエアミックスドア31が配設されている。
【0023】このエアミックスドア31の回動軸部31
aは、加熱用熱交換器6を保持する保持部材41の冷却
用熱交換器5側の端部上面に配設されている。エアミッ
クスドア31の先端シール部31bは、前記冷風位置で
は、第1ガイド壁2fと第2ガイド壁2gとの合体部を
シールし、前記温風位置では、冷却用熱交換器5を保持
する保持部材42の送風下流側の上端部をシールするよ
うになっている。従って、エアミックスドア31は、加
熱用熱交換器6の下流側であって、かつ、バイパス通路
21の近傍に配設されている。第2ガイド壁2gは、エ
アミックスドア31を通過する送風を前壁2eへ向かっ
て斜め上方へ導くようになっている。
【0024】エアミックスドア31の下流は、バイパス
通路21を通過した冷風と加熱用熱交換器6を通過した
温風とを混合させるエアミックス室24とされている。
このエアミックス室24を臨む第2ガイド壁2gにはフ
ット吹出口14が開口し、ユニットケース2内には、第
1及び第2の両ガイド壁2f,2gと前壁2eとで囲ま
れたフット通路25が形成されている。第2ガイド壁2
gのフット吹出口14上縁部には、エアミックス室24
の下流側を閉鎖してフット吹出口14を開放する開放位
置と、エアミックス室24の下流側を開放してフット吹
出口14を閉鎖する閉鎖位置との間を移動する回動式の
フットドア32が配設されている。
【0025】このフットドア32は、フットモード時に
は、エアミックス室24の下流側を閉鎖してエアミック
ス室24をフット通路25に連通させ、バイレベルモー
ド時には半開状態となるように作動制御される。フット
通路25は、フット吹出口14から流入する送風を乗員
の足許に配風するフットダクトの一部を構成し、ユニッ
トケース2の左右両側壁2b,2aにそれぞれ開口して
いる(図2参照)。
【0026】エアミックス室24の上方に位置するユニ
ットケース2の上壁2hには、ベント吹出口15が開口
し、このベント吹出口15に隣接する前壁2e上部に
は、デフロスタ吹出口16が開口している。ベント吹出
口15とデフロスタ吹出口16との分岐部には、エアミ
ックス室24を上昇してくる送風のベント吹出口15と
デフロスタ吹出口16とへの配風を切り換える回動式の
切換ドア33が配設されている。
【0027】ところで、図3に図示する従来品では、回
動式のエアミックスドアGは、冷却用熱交換器Dと加熱
用熱交換器Eとの間に配設されている。このため、冷却
用熱交換器Dと加熱用熱交換器Eとの間に、少なくとも
エアミックスドアGの回動半径分の間隔を設ける必要が
あり、冷却用熱交換器Dと加熱用熱交換器Eとの車両前
後方向の最大離隔距離Lが長くなってしまう。
【0028】これに対し、車両用空気調和ユニット1で
は、回動式のエアミックスドア31は加熱用熱交換器6
の送風下流側に配設されているので、従来品より加熱用
熱交換器6を冷却用熱交換器5に近づけて配設すること
ができる。従って、冷却用熱交換器5の横で冷却用熱交
換器5から離間し、かつ、加熱用熱交換器6の幅方向に
沿った中心線の延長線CLが冷却用熱交換器5の送風流
出面5aと交差するように配設された加熱用熱交換器6
と、冷却用熱交換器5との前後方向の最大離隔距離Lを
従来品より短くすることができ、加熱用熱交換器6と冷
却用熱交換器5との配置よって規制されるユニットケー
ス2の大きさを従来品より小さくすることができる。
【0029】しかも、バイパス通路21は冷却用熱交換
器5と加熱用熱交換器6との間に設けられ、エアミック
スドア31はバイパス通路21の近傍に配設されている
ので、加熱用熱交換器6と冷却用熱交換器5との配置に
よって規制されるユニットケース2の大きさが拡大する
のを抑えてユニットケース2内に、バイパス通路21と
エアミックスドア31とを設けることもできる。従っ
て、ユニットケース2の大きさを従来品より小さくする
ことができ、車両用空気調和ユニット1そのものの大き
さを従来品より小型化することができる。
【0030】また、図3に図示する従来品では、冷却用
熱交換器5が直立状態で配設されているのに対し、車両
用空気調和ユニット1では、冷却用熱交換器5は直立状
態から適宜の傾きをもって配設されている。このため、
車両用空気調和ユニット1では、ユニットケース2の高
さを従来品より低くし、ユニットケース2の前後方向及
び上下方向の大きさをバランス良く抑えて、車両用空気
調和ユニット1全体の大きさを最小にすることもでき
る。
【0031】なお、冷却用熱交換器5を直立状態から傾
斜させると、その傾斜角度が大きい程、ユニットケース
2の高さを低くすることができるが、その反面、ユニッ
トケース2の前後方向の長さは長くなってしまう。従っ
て、ユニットケース2の前後方向及び上下方向の大きさ
をバランス良く抑えて車両用空気調和ユニット1全体の
大きさを小さくするには、冷却用熱交換器5の直立状態
からの傾斜角度は、30度以内が好ましく、20度程度
が特に好ましい。加熱用熱交換器6の水平状態からの傾
斜角度は、10度以内が好ましい。
【0032】図3に図示する従来品では、フット通路H
がユニットケースB外に配設されているのに対し、車両
用空気調和ユニット1では、フット通路25はユニット
ケース2内に設けられている。従って、車両用空気調和
ユニット1では、フット通路25をユニットケース2外
に設ける必要が無く、この点でも、車両用空気調和ユニ
ット1そのものの大きさを従来品より小型化することが
できる。
【0033】しかも、フット通路25は、第1及び第2
の両ガイド壁2f,2gとユニットケース2の前壁2e
とで囲まれており、第1ガイド壁2fは、加熱用熱交換
器6を通過する送風をエアミックスドア31へ導き、第
2ガイド壁2gは、エアミックスドア31を通過する送
風を斜め上方へ導くので、送風路4の通気抵抗の上昇を
抑えてユニットケース2内にフット通路25を形成する
こともできる。
【0034】また、車両用空気調和ユニット1では、加
熱用熱交換器6を通過し第1ガイド壁2fによって斜め
上方へ導かれる送風と、バイパス通路21を通過する送
風との合流部にエアミックスドア31が配設されている
ので、エアミックスドア31によって加熱用熱交換器6
の全面を塞ぐ必要がない。従って、エアミックスドア3
1の回動半径となるエアミックスドア31の幅、すなわ
ち、エアミックスドア31の回動軸部31aから先端シ
ール部31bまでの長さを必要最小限に抑えることがで
き、この点でも車両用空気調和ユニット1の小型化を図
ることができる。
【0035】ところで、車両用空気調和ユニット1で
は、温風通路23がエアミックスドア31によって閉鎖
されるフルクール時に、冷却用熱交換器5を通過した冷
風の一部は、加熱用熱交換器6の下方からバイパス通路
へ流れ込む。しかし、加熱用熱交換器6は略水平に配設
されているので、加熱用熱交換器6の下方からバイパス
通路へ流れ込む冷風が加熱用熱交換器6に沿って流れる
のを抑えることができる。従って、フルクール時には、
加熱用熱交換器6の下方からバイパス通路21へ流れ込
む冷風が加熱用熱交換器6で暖められるのを抑えること
ができ、その結果、各種吹出口からの吹き出し温度の上
昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示すもののユニットケースを示す斜視図
である。
【図3】従来品の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車両用空気調和ユニット 2 ユニットケース 2e 前壁(加熱用熱交換器側の周壁) 2f 第1ガイド壁 2g 第2ガイド壁 4 送風路 5 冷却用熱交換器 5a 冷却用熱交換器の送風流出面 6 加熱用熱交換器 14 フット吹出口 21 バイパス通路 25 フット通路 31 エアミックスドア CL 中心線の延長線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットケース(2)内の送風路(4)
    に、送風を冷却する冷却用熱交換器(5)と、該冷却用
    熱交換器(5)を通過した送風を加熱する加熱用熱交換
    器(6)と、冷却用熱交換器(5)を通過した送風が加
    熱用熱交換器(6)を迂回して流れるバイパス通路(2
    1)と、該バイパス通路(21)を通過する送風と加熱
    用熱交換器(6)を通過する送風とを適宜の比率で配分
    する回動式のエアミックスドア(31)とを備えている
    車両用空気調和ユニットにおいて、加熱用熱交換器
    (6)は、冷却用熱交換器(5)の横で冷却用熱交換器
    (5)から離間し、かつ、加熱用熱交換器(6)の幅方
    向に沿った中心線の延長線(CL)が冷却用熱交換器
    (5)の送風流出面(5a)と交差するように配設さ
    れ、バイパス通路(21)は、冷却用熱交換器(5)と
    加熱用熱交換器(6)との間に設けられ、エアミックス
    ドア(31)は、加熱用熱交換器(6)の送風下流側で
    バイパス通路(21)の近傍に配設されていることを特
    徴とする車両用空気調和ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用空気調和ユニット
    であって、 冷却用熱交換器(5)は、直立状態から適宜の傾きをも
    って配設され、加熱用熱交換器(6)は、略水平に配設
    され、加熱用熱交換器(6)より下流側の送風路(4)
    は、加熱用熱交換器(6)から上方へ延びていることを
    特徴とする車両用空気調和ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用空気調和ユニット
    であって、 ユニットケース(2)の加熱用熱交換器(6)側の周壁
    (2e)に、加熱用熱交換器(6)を通過した送風を冷
    却用熱交換器(5)側へ向かって斜め上方へ導く第1ガ
    イド壁(2f)が設けられ、該第1ガイド壁(2f)に
    よって導かれる送風とバイパス通路(21)を通過する
    送風との合流部にエアミックスドア(31)が配設さ
    れ、該エアミックスドア(31)を通過する送風を第1
    ガイド壁(2f)の上端から前記周壁(2e)まで該周
    壁(2e)へ向かって斜め上方へ導く第2ガイド壁(2
    g)が前記周壁(2e)に設けられ、第2ガイド壁(2
    g)にフット吹出口(14)が開口し、ユニットケース
    (2)内に、第1及び第2の両ガイド壁(2f,2g)
    と前記周壁(2e)とで囲まれたフット通路(25)が
    形成されていることを特徴とする車両用空気調和ユニッ
    ト。
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