JP2001105039A - ワーク振動装置 - Google Patents

ワーク振動装置

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JP2001105039A
JP2001105039A JP28043399A JP28043399A JP2001105039A JP 2001105039 A JP2001105039 A JP 2001105039A JP 28043399 A JP28043399 A JP 28043399A JP 28043399 A JP28043399 A JP 28043399A JP 2001105039 A JP2001105039 A JP 2001105039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音の発生を抑制することで、粉体の充填お
よび排出の作業環境が改善されるワーク振動装置を提供
する。 【解決手段】 本体フレーム2に防振ゴム8を介して設
置されたパーツフィーダ3と、パーツフィーダ3が作動
されることで振動される振動ユニット6と、振動ユニッ
トに取付けられてワークを振動ユニットに保持するワー
ク保持部11とにより、ワーク振動装置を構成した。こ
のように構成することで、ワークをワーク保持部11に
保持させて振動ユニット6に装着して、パーツフィーダ
3を動作させることで振動ユニット6が振動してワーク
が加振されるので、エアハンマー等でワークを直接打撃
するのと比較して騒音の発生を大幅に抑制することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに加振する
ことで、ワークに粉体を充填する若しくは充填された粉
体を排出させるワーク振動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図11に示すような二重管71
をパイプベンダー等で曲げるには、二重管71の外管7
2と内管73との間の空間74にセラミックスボール等
の粉体75を充填して、外管72に作用した曲げの圧力
が充填された粉体75を介して内管73に作用するよう
にして、外管72と内管73とを同時に曲げることが行
われている。このような二重管71では、図11に示す
ように、外管72と内管73との間の空間74が一方の
端で閉塞されており、他方の端から外管72と内管73
との間の空間74に充填材としての粉体75を注入し
て、次に、エアハンマー77(図12参照)で外管72
を打撃して粉体75に加振することで、外管72と内管
73との間に粉体75を充填させていた。そして、粉体
75の充填後、二重管71の粉体注入口78に栓部材7
9を嵌合して、パイプベンダー等で二重管71を曲げた
後、二重管71に嵌合された栓部材79を治具等を使用
して取外し、図12に示すように、再びエアハンマー7
7で二重管71を打撃することで充填剤としての粉体7
5を粉体注入口78から排出させることが従来から行わ
れていた。
【0003】しかしながら、従来のエアハンマー77で
二重管71を打撃して充填材としての粉体75を充填す
る若しくは充填された粉体75を排出させる方法では、
エアハンマーの打撃により製品である二重管71が傷付
いてしまうため、傷を補修するための工程が増えて作業
効率が悪かった。また、エアハンマー77と二重管71
とが衝突する際の大きな騒音と振動とが作業環境を悪化
させ、さらに、粉塵が雰囲気中に浮遊して機械の摺動部
や制御装置に付着することにより、周囲の機械の故障の
原因となることがあった。また、二重管71を曲げ加工
することで、二重管71の断面形状が変形されるので、
曲げ加工後に栓部材79を取外すのは労力のいる面倒な
作業であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、ワークに傷を付けること
なく充填材としての粉体を充填する若しくは充填された
粉体を排出することができると共に、騒音および振動の
発生を抑制して作業環境を改善するワーク振動装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ワークに粉
体を充填する若しくは充填された粉体を排出させるワー
ク振動装置であって、フレームに免振部材を介して設置
された発振手段と、発振手段に設置された振動ユニット
と、振動ユニットに選択的に配設されてワークを保持す
るワーク保持部とを具備することを特徴とする。
【0006】このように構成することで、ワーク振動装
置は、発振手段により振動ユニットを振動させること
で、ワーク保持部に保持されたワークを加振することが
できるので、ワークに充填材としての粉体を充填する若
しくは充填された粉体を排出することができる。また、
振動ユニットは、免振部材を介在してワーク振動装置の
フレームに設置されるので、フレームに伝わる振動を低
減することができる。
【0007】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、ワークは外管と内管とからなる二重管であって、ワ
ーク振動装置は、粉体収容部とワーク案内部とを有する
粉体供給部と、粉体供給部を駆動する第一のシリンダ
と、内管の開口部を閉塞する内管蓋体と、内管蓋体を駆
動する第二のシリンダとを具備する充填装置であること
を特徴とする。
【0008】このように構成することで、ワーク振動装
置は、第一のシリンダで粉体供給部を駆動することによ
り、ワークがワーク案内部に案内されると共に、粉体供
給部がワークに連結されて、第二のシリンダで内管蓋体
を駆動することにより、内管蓋体が内管の開口部を閉塞
して内管の開口部に充填材としての粉体が流入するのを
防止することができる。
【0009】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、ワークは外管と内管とからなる二重管であって、ワ
ーク振動装置は、粉体の注入後に二重管の粉体注入口に
嵌合される栓部材の溝部に係合する係合部と、係合部を
支持するスライドベースと、スライドベースを駆動する
第三のシリンダと、栓部材の溝部に係合した係合部を打
撃するハンマーと、ハンマーを駆動する第四のシリンダ
とを具備する排出装置であることを特徴とする。
【0010】このように構成することで、ワーク振動装
置は、第三のシリンダを駆動してスライドベースをスラ
イド移動することにより、ワークに嵌合された栓部材の
溝部に係合部を係合して、次に、第四のシリンダを駆動
して栓部材に係合した係合部を打撃することにより、栓
部材をワークから脱落させることができる。
【0011】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、発振手段は、振動周波数制御手段により制御されて
いることを特徴とする。
【0012】このように構成することで、ワーク振動装
置は、振動周波数制御手段により、発振手段の振動周波
数を容易に調整することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のワーク振
動装置を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施
の形態のワーク振動装置は、発振手段としてのパーツフ
ィーダによりワークを加振することで、充填材としての
セラミックスボールをワークに充填させる充填装置と、
充填されたセラミックスボールをワークから排出させる
排出装置とが有り、ワークとしての二重管を振動ユニッ
トに装着すると共にワーク保持部で保持させて、発振手
段としてのパーツフィーダにより振動ユニットを振動さ
せてワークを加振することにより、二重管の外管と内管
との間の空間に充填材としてのセラミックスボールを充
填する若しくは充填されたセラミックスボールを排出さ
せる構造になっている。
【0014】次に、ワーク振動装置である充填装置1の
概略の構成を説明する。本実施の形態の充填装置1は、
図1および図2に示すように、本体フレーム2と、本体
フレーム2に設置された発振手段としてのパーツフィー
ダ3と、パーツフィーダ3の振動子4に設置されてワー
クとしての二重管5が装着される振動ユニット6とで構
成され、パーツフィーダ3を作動して振動ユニット6を
振動させることでワークとしての二重管5を加振するこ
とにより、二重管5に充填材としてのセラミックスボー
ル7(図3参照)を充填させる構造になっている。
【0015】次に、充填装置1の構成を詳細に説明す
る。発振手段としてのパーツフィーダ3は、図1に示す
ように、免振部材としての防振ゴム8を介して本体フレ
ーム2に設置されることにより、発振手段としてのパー
ツフィーダ3の振動を本体フレーム2に伝達しない構造
になっている。また、パーツフィーダ3は、振動周波数
制御手段としての周波数制御装置(図示せず)により制
御されており、振動周波数を所望に調整できるよう構成
されている。
【0016】また、振動ユニット6は、図1および図2
に示すように、パーツフィーダ3の振動子4に取付けら
れる基板9に、ワークの上端部を支持すると共に充填材
としてのセラミックスボール7を収容する粉体供給部1
0と、ワークを保持するワーク保持部11と、ワークの
下端部を支持するワーク支持部12とを設けて構成され
ており、ワーク支持部12でワークとしての二重管5を
支持すると共にワーク保持部11でワークを保持して、
パーツフィーダ3の振動によりワークとしての二重管を
加振して粉体供給部10に収容されたセラミックスボー
ル7を二重管5の外管13と内管14との間の空間15
(図3参照)に充填する構造になっている。
【0017】粉体供給部10は、図3に示すように、充
填材としてのセラミックスボール7を収容する粉体収容
部16と、ワークとしての二重管5の上部を案内して上
端部を支持するワーク案内部17とで構成されており、
基板9に設けられた第一のシリンダ18(図1参照)を
駆動することで昇降するよう構成され、第一のシリンダ
18を駆動して粉体供給部10を下降させることで、二
重管5の内管14がワーク案内部17の内壁17aに設
けられた爪部19に案内されて、外管13の端部13a
がワーク案内部17の開口部に段差を設けることで形成
された当接部17bに当接される構造になっている。ま
た、粉体供給部10には、図1ないし図3に示すよう
に、内管14の開口部14aを閉塞して内管14の開口
部14bにセラミックスボール7が流入されるのを防ぐ
内管蓋体20が設けられており、粉体供給部10のフレ
ーム21に設けられた第二のシリンダ22の駆動により
内管蓋体20が昇降されて、第二のシリンダ22を駆動
して内管蓋体20を下降させることで、内管14の開口
部14aが閉塞される構造になっている。
【0018】また、ワーク支持部12は、図2に示すよ
うに、略コの字状に形成された支持枠23を基板9上か
ら垂下するようにして設けると共に、支持部材25を支
持枠23の桟部23aにボルト51で固定するようにし
て構成されており、図4に示すように、予め外管13と
内管14との間の空間15が閉塞されている側の端の開
口部5bを支持部材25に嵌合することでワークとして
の二重管5を支持する構造になっている。また、ワーク
保持部11は、略コの字状のブロックで構成されてお
り、振動ユニット6の基板9には、ワークとしての二重
管5の外径に適合したワーク保持部11が選択されて設
置される構造になっている。なお、ワーク保持部11の
略コの字状の内側部分には、ワークとしての二重管5が
傷付くのを防ぐためのナイロン樹脂等の板が取付けられ
ている。
【0019】次に、ワーク振動装置である排出装置30
の概略について説明する。なお、前述した充填装置1と
構成が同じ部分については同じ名称および符号を用いて
該説明を省く。本実施の形態の排出装置30は、図6お
よび図7に示すように、本体フレーム2と、本体フレー
ム2に設置された発振手段としてのパーツフィーダ3
と、パーツフィーダ3の振動子4に取付けられて曲げ加
工後の二重管5が装着される振動ユニット6と、充填材
としてのセラミックスボール7が充填された後に二重管
5の粉体注入口5aに嵌合される栓部材31を抜き取る
栓抜ユニット32とで構成されており、曲げ加工後の二
重管5を振動ユニット6に装着して、栓抜ユニット32
で二重管5に嵌合された栓部材31を抜き取ることで二
重管5の粉体注入口5aを開口させて、パーツフィーダ
3を駆動して振動ユニット6を振動させることでワーク
としての二重管に加振することにより、二重管5の外管
13と内管14との間の空間15に充填された充填材と
してのセラミックスボール7を排出させる構造になって
いる。
【0020】次に、本実施の形態の排出装置30の構成
を詳細に説明する。まず、振動ユニット6は、図6およ
び図7に示すように、発振手段としてのパーツフィーダ
3の振動子4に取りつけられた基板9に、ワークとして
の二重管5を保持するワーク保持部11と、外管13か
ら突出された内管14(図5参照)を支持することで二
重管5を支持するワーク支持部12とを配設することで
構成されており、パーツフィーダ3を駆動して振動ユニ
ット6を振動させて二重管5を加振することにより、二
重管5に充填された充填材としてのセラミックスボール
7を排出させる構造になっている。
【0021】また、ワーク支持部12は、図7に示すよ
うに、略コの字状に形成された支持枠23を基板9上か
ら垂下するようにして設けると共に、支持部33を支持
枠23の桟部23aに形成することで構成されており、
二重管5の外管13から突出された内管14の開口部1
4a(図5参照)を支持部33に嵌合することでワーク
としての二重管5の下端部を支持する構造になってい
る。また、ワーク保持部11は、略コの字状のブロック
で構成されており、振動ユニット6の基板9には、ワー
クとしての二重管5の外径に適合したワーク保持部11
が選択されると共に、該ワーク保持部11を二重管5の
曲げ形状に合わせて配設して構成されている。なお、ワ
ーク保持部11の略コの字状の内側部分には、ワークと
しての二重管5が傷付くのを防ぐためのナイロン樹脂等
の板が取付けられている。
【0022】次に、栓抜ユニット32について説明す
る。二重管5には、図6に示すように、充填材としての
セラミックスボール7の充填後に、粉体注入口5a(図
5参照)に、側面に溝部31aが形成されたリング形状
の栓部材31が嵌合される。排出装置30は、栓抜ユニ
ット32により二重管5から栓部材31を抜き取り、粉
体注入口5aを開口させることで粉体注入口5aから充
填材としてのセラミックスボール7を排出する構造にな
っている。また、栓抜ユニット32は、図6および図7
に示すように、栓部材31に設けられた溝部31aに係
合するようにして形成された係合部34と、係合部34
を支持するスライドベース35と、スライドベース35
を摺動自在に支持する一対のレールガイド36と、本体
フレーム2の所定の位置に設けられスライドベース35
を図6の矢印A方向にスライド移動させる第三のシリン
ダ37とを具備しており、第三のシリンダ37を駆動し
てスライドベース35を図8の矢印B方向に移動させる
ことにより係合部34が栓部材31の溝部31aに係合
されて(図9参照)、次に、本体フレーム2に取付けら
れた第四のシリンダ39を駆動することでハンマー部3
8により係合部34を打撃して栓部材31を脱落させる
構造になっている。
【0023】スライドべース35には、図8に示すよう
に、ベースプレート35a上に、一対のガイドポスト4
0およびエアシリンダ41が配設されており、エアシリ
ンダ41をシャフトを突出させる方向に駆動すること
で、係合部34がガイドポスト40に案内されて押し上
げられると共に、ガイドポスト40により栓部材31に
形成された溝部31aに係合される高さに保持される構
造になっている。また、栓抜ユニット32は、図6およ
び図9に示すように、第三のシリンダ37を駆動してス
ライドベース35を前進移動(図8の矢印B方向)させ
ることで、係合部34が栓部材31の溝部31aに係合
されると共に、スライドベース35のベースプレート3
5aの上面でワーク支持部12の支持枠23の桟部23
a底面に形成されたスペーサ23bを受ける構造になっ
ている。
【0024】また、二重管5から排出された充填材とし
てのセラミックスボール7は、図7に示すように、フェ
ンス42で周囲への飛散が防止されてネット部材43の
ネット上に落下して、ネット部材43を本体フレーム2
に設けられた第五のシリンダ44で振動させることによ
り、破損したセラミックスボール7の破片等がネット部
材43の下方に載置された廃棄用ボックス45に集積さ
れると共に、リサイクル可能なセラミックスボール7が
ネット部材43に形成された図示しない通路を通ってリ
サイクル用ボックス46に集積される構造になってい
る。
【0025】このような構成において、本実施の形態の
ワーク振動装置における作用について説明する。以下
に、ワークとしての二重管5の曲げの工程に基づいて、
ワーク振動装置としての充填装置1および排出装置30
の作用について説明する。
【0026】まず、図4に示すように、二重管5の開口
部5bを充填装置1のワーク支持部12に取付けられた
支持部材25に嵌合することでワークとしての二重管5
の下端部を支持させると共に、二重管5をワーク保持部
11で保持させることで、図2に示すように、ワークと
しての二重管5を充填装置1の振動ユニット6に載置す
る。
【0027】次に、第一のシリンダ18を駆動すること
で、粉体供給部10がワーク案内部17に設けられた爪
部19で外管13から突出された内管14を案内しなが
ら下降して、図3に示すように、ワーク案内部17の開
口部に形成された当接部17bが外管13の端部13a
に当接することで、ワーク支持部11とワーク案内部1
7とで外管13が挟持され、第二のシリンダ22を駆動
することにより、内管蓋体20が下降して外管13から
突出した内管14の開口部14aを閉塞すると共に、ワ
ーク支持部11と内管蓋体20とで内管14が挟持され
て、充填装置1の振動ユニット6にワークとしての二重
管5のセットが終了する。
【0028】次に、粉体収容部16に充填材としてのセ
ラミックスボール7を投入して、発振手段としてのパー
ツフィーダ3を作動させ振動ユニット6を振動させるこ
とにより、粉体収容部16に収容されたセラミックスボ
ール7が加振されて、二重管5の粉体注入口5aから外
管13と内管14との間の空間15に流入して、二重管
5の外管13と内管14との間の空間15に充填材とし
てのセラミックスボール7を充填することができる。こ
の際に、振動周波数制御手段としての周波数制御装置に
よりパーツフィーダ3の振動周波数を調整することで、
二重管5に効率的にセラミックスボール7を充填させる
パーツフィーダ3の振動周波数を容易に得ることができ
る。
【0029】二重管5にセラミックスボール7が充填さ
れた後、第二のシリンダ22を駆動して内管蓋体20を
上昇させ、第一のシリンダ18を駆動して粉体供給部1
0を上昇させることで、二重管5の粉体注入口5aが開
口されて、二重管5を充填装置1から取外した後で該開
口された粉体注入口5aに、図示しない圧入機によりリ
ング形状の栓部材31が嵌合される。
【0030】二重管5をパイプベンダ等により曲げ加工
して、曲げ加工終了後、図6および図7に示すように、
外管13から突出した内管14の開口部14aを排出装
置30のワーク支持部12の支持部33に嵌合する(図
8参照)と共に、ワークの外管13部分をワーク保持部
11に保持させることで、二重管5を排出装置30の振
動ユニット6に装着する。
【0031】次に、第三のシリンダ37を駆動してスラ
イドベース35を図8の矢印B方向にスライド移動する
ことで、図9に示すように、ベースプレート35aがワ
ーク支持部12の底面に形成されたスペーサ23bを載
置するような位置に位置されると共に、係合部34が栓
部材31の溝部31aに係合されて、第四のシリンダ3
9を駆動してハンマー部38で係合部34を打撃するこ
とにより、図10に示すように、二重管5に嵌合された
栓部材31が脱落して、充填材としてのセラミックスボ
ール7を排出するための粉体注入口5aが開口される。
【0032】次に、発振手段としてのパーツフィーダ3
を作動することで、振動ユニット6に装着された二重管
5が加振されて、二重管5の粉体注入口5aからセラミ
ックスボール7が排出される。排出されたセラミックス
ボール7は、排出装置30の本体フレーム2に設けられ
たネット部材43上に落下して、第五のシリンダ44を
駆動してネット部材43を加振することで、廃棄するセ
ラミックスの破片がネット部材43の下方に載置された
廃棄用ボックス45に集積されると共に、リサイクルさ
れるセラミックスボール7がリサイクル用ボックス46
に集積される。また、振動周波数制御手段としての周波
数制御装置によりパーツフィーダ3の振動周波数を調整
することで、二重管5から効率的にセラミックスボール
7が排出されるパーツフィーダ3の振動周波数を得るこ
とができる。
【0033】したがって、本実施の形態のワーク振動装
置は、発振手段としてのパーツフィーダ3を装備するこ
とで、パーツフィーダ3の振動により振動ユニット6に
装着されたワークが加振されるので、ワークを直接打撃
することがなく製品の表面を傷付けてしまうことがな
い。また、騒音を発生することがないので、防音設備を
設置する必要がなく、装置全体を小型化することができ
る。また、発振手段としてのパーツフィーダ3の振動周
波数は、周波数制御装置により制御されているので、パ
ーツフィーダ3の振動周波数の調整が簡単で、充填材と
してのセラミックスボール7の充填および充填されたセ
ラミックスボール7の排出をより効率的に行うことがで
きる。また、充填材が粒子の微細な粉体である場合に
は、周波数制御手段により発振手段としてのパーツフィ
ーダ3の振動周波数を調整することで発生する粉塵の量
を調節することができ、作業環境を改善することができ
る。また、ワーク振動装置は、ワーク形状に合わせてワ
ーク支持部12に設けられた支持部材25を交換すると
共に、ワーク形状に合わせてワーク保持部11を配設す
ることで、容易に多様な形状のワークに対応させること
ができる。また、排出装置30においては、係合部34
をワークに嵌合された栓部材31の溝部31aに係合さ
せて、該係合部34をハンマー部38で打撃することに
より栓部材31を脱落させることができ、充填材を排出
させるための開口部(粉体注入口5a)を容易に開口さ
せることができ、作業を効率化することができる。さら
に、排出装置30は、ワークから排出された充填材とし
てのセラミックスボール7を廃棄用とリサイクル用とに
分別して集積することができるので、後処理が容易で環
境および作業者への負担を軽減することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明のうち請求項1に記載の発明によ
れば、発振手段としてのパーツフィーダにより振動ユニ
ットを振動させることで、ワーク保持部に保持されたワ
ークが加振されるので、エアハンマー等でワークを打撃
して製品の表面を傷付けてしまうことなく、充填材とし
ての粉体を充填する若しくは排出させることができ、ま
た、騒音が抑制されているので防音設備が不要となり、
装置全体を小型化することができる。さらに、粉塵の発
生が少なく、また、免振部材により振動が本体フレーム
に伝達されないので、装置の故障を防止することができ
る。また、ワークが変更される場合には、ワーク支持部
に着脱自在に設けられた支持部を交換するすることによ
り対応することができるので、容易に多様なワークに適
合させることができる。
【0035】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
によれば、充填装置において、ワークが二重管の場合に
は、第一のシリンダを駆動することにより、粉体供給手
段としての粉体供給部がワーク案内部により内管を案内
しながら下降して外管の端部に当接することでワークと
しての二重管に連結されて、第二のシリンダを駆動する
ことにより、内管の開口部が内管蓋体で閉塞されるの
で、発振手段により振動ユニットを振動させることで、
外管と内管との間の空間に、粉体収容部に収容された充
填材としての粉体を容易に注入して充填させることがで
きる。
【0036】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
によれば、排出装置において、第三のシリンダを駆動す
ることにより、スライドベースがスライド移動されて係
合部がワークに嵌合された栓部材の溝部に係合されて、
第四のシリンダを駆動することにより、ハンマー部が栓
部材の溝部に係合した係合部を打撃して栓部材をワーク
から脱落させるので、ワークに嵌合された栓部材を容易
に取り外すことができ、作業の効率を向上させることが
できる。
【0037】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
によれば、振動周波数制御手段としての周波数制御装置
により発振手段としてのパーツフィーダの振動周波数が
制御されているので、振動ユニットの振動を容易に調整
して振動ユニットの振動を調整することができ、ワーク
への充填材としての粉体の充填および充填された粉体の
排出を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の充填装置の構造を示す
側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の充填装置の構造を示す
正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態の充填装置の粉体供給部
の説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態の充填装置の支持部材に
二重管の下端部が支持された状態を示す説明図である。
【図5】外管から内管が突出された状態を示す二重管の
説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態の排出装置の構造を示す
側面図である。
【図7】本発明の一実施の形態の排出装置の構造を示す
正面図である。
【図8】本発明の一実施の形態の栓抜ユニットの構造を
示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態の係合部が栓部材の溝部
に嵌合された状態を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態の栓抜ユニットにより
栓部材が脱落された状態を示す説明図である。
【図11】二重管に充填材としての粉体が充填されて、
粉体注入口に栓部材が嵌合された状態を示す説明図であ
る。
【図12】従来のエアハンマーで打撃することにより、
ワークとしての二重管に加振する状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 充填装置 2 本体フレーム 3 パーツフィーダ(発振手段) 5 二重管 5a 粉体注入口 6 振動ユニット 7 セラミックスボール(粉体) 8 防振ゴム(免振部材) 10 粉体供給部 11 ワーク保持部 13 外管 14 内管 14a 開口部 16 粉体収容部 17 ワーク案内部 18 第一のシリンダ 20 内管蓋体 22 第二のシリンダ 30 排出装置 31 栓部材 31a 溝部 34 係合部 35 スライドベース 37 第三のシリンダ 38 ハンマー部 39 第四のシリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに粉体を充填する若しくは充填さ
    れた粉体を排出させるワーク振動装置であって、 フレームに免振部材を介して設置された発振手段と、前
    記発振手段に設置された振動ユニットと、前記振動ユニ
    ットに選択的に配設されて前記ワークを保持するワーク
    保持部とを具備することを特徴とするワーク振動装置。
  2. 【請求項2】 前記ワークは外管と内管とからなる二重
    管であって、前記ワーク振動装置は、粉体収容部とワー
    ク案内部とを有する粉体供給部と、前記粉体供給部を駆
    動する第一のシリンダと、前記内管の開口部を閉塞する
    内管蓋体と、前記内管蓋体を駆動する第二のシリンダと
    を具備する充填装置であることを特徴とする請求項1に
    記載のワーク振動装置。
  3. 【請求項3】 前記ワークは外管と内管とからなる二重
    管であって、前記ワーク振動装置は、粉体の注入後に前
    記二重管の粉体注入口に嵌合される栓部材の溝部に係合
    する係合部と、前記係合部を支持するスライドベース
    と、前記スライドベースを駆動する第三のシリンダと、
    前記栓部材の前記溝部に係合した前記係合部を打撃する
    ハンマーと、前記ハンマーを駆動する第四のシリンダと
    を具備する排出装置であることを特徴とする請求項1に
    記載のワーク振動装置。
  4. 【請求項4】 前記発振手段は、振動周波数制御手段に
    より制御されていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のワーク振動装置。
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