JP2001104504A - チューブ状空間の煙層制御システム - Google Patents

チューブ状空間の煙層制御システム

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JP2001104504A
JP2001104504A JP28369799A JP28369799A JP2001104504A JP 2001104504 A JP2001104504 A JP 2001104504A JP 28369799 A JP28369799 A JP 28369799A JP 28369799 A JP28369799 A JP 28369799A JP 2001104504 A JP2001104504 A JP 2001104504A
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tubular space
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smoke
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Hitoshi Kurioka
均 栗岡
Hiroomi Sato
博臣 佐藤
Hideaki Kuwana
秀明 桑名
Taishi Oka
泰資 岡
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル等のチューブ状空間にて火災が発生
した場合であっても、高温煙層6の遡上および高温領域
の拡散を確実に阻止する。 【解決手段】 チューブ状空間1内で火災が発生した際
の発熱状態を検出する検出手段2と、そのチューブ状空
間1の空間特性に関する情報を保持する保持手段と、前
記検出手段2による検出結果と前記保持手段が保持して
いる情報とから前記チューブ状空間1内における煙遡上
位置Cを演算により求める演算手段と、前記チューブ状
空間1内への送風を行うとともに前記演算手段による演
算結果に応じてその送風量を可変し得る送風手段5とを
備えて、チューブ状空間の煙層制御システムを構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばトンネル、
地下通路、建築物内の廊下等といったチューブ状空間に
て火災が発生した場合に、そのチューブ状空間内におけ
る高温煙層の遡上および高温領域の拡散を防止するため
に用いられるチューブ状空間の煙層制御システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トンネル等のチューブ状空間内
では、送風ファンや給気ダクト等からなる換気設備を設
置して外気を供給することでその空間内の換気を行って
いるものがあるが、このような空間内で火災が発生する
と、火災により生じた高温流体と給気される流体との間
の密度差等に起因して、火源からの煙が風上方向に遡上
してしまい、その結果高温領域の発達拡大を招いてしま
うことがある。
【0003】チューブ状空間内における高温煙層の遡上
は、過去の研究成果等から、火源の発熱速度、空間内の
換気速度および空間の形状等の空間特性によってその位
置が定まり、火源の発熱量が増大するとそれに伴い遡上
を阻止し得る風速も増大する傾向にあることが知られて
いる。ただし、現実には、火源が大きくなった場合で
も、風速をそれほど大きくすることなく遡上の阻止が可
能であることも経験的に知られている。
【0004】これらのことから、従来、チューブ状空間
内では、一般的に発生することが懸念される車両事故等
による火災を想定して発熱速度を定め、その発熱速度を
基に火災発生時の高温煙層の遡上阻止を図るべく、例え
ば3〜4m/s程度といった一定の風速による換気を行
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のチューブ状空間内における場合のように、一定
風速で換気を行っていたのでは、高温煙層の遡上および
高温領域の拡散を完全に阻止することができないおそれ
がある。例えば、火源の発熱速度が想定値をはるかに超
えていたり、空間内に勾配があるなど空間特性が特殊で
ある場合には、3〜4m/s程度の一定風速で換気を行
っても、高温煙層が風上側に遡上してしまうこと可能性
がある。また、例えば、火源の発熱速度が想定値に満た
ない場合には、3〜4m/s程度の一定風速で換気を行
うことによって、風下側に大きな拡散(高温流体の混
合)を伴った排気が行われる可能性がある。このような
高温煙層の遡上および高温領域の拡散は、消防活動や救
援活動等の妨げとなるとともに、火災領域の拡大にも繋
がることが考えられる。
【0006】そこで、本発明は、チューブ状空間にて火
災が発生した場合であっても、高温煙層の遡上および高
温領域の拡散を確実に阻止することのできるチューブ状
空間の煙層制御システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたチューブ状空間の煙層制御シス
テムで、チューブ状空間内で火災が発生した際の発熱状
態を検出する検出手段と、前記チューブ状空間の空間特
性に関する情報を保持する保持手段と、前記検出手段に
よる検出結果と前記保持手段が保持している情報とから
前記チューブ状空間内における煙遡上位置を演算により
求める演算手段と、前記チューブ状空間内への送風を行
うとともに前記演算手段による演算結果に応じてその送
風量を可変し得る送風手段とを備えることを特徴とする
ものである。
【0008】上記構成の煙層制御システムによれば、チ
ューブ状空間内で火災が発生すると、演算手段は、検出
手段による発熱状態の検出結果と、保持手段が保持して
いる空間特性に関する情報とを基に、そのチューブ状空
間内における煙遡上位置を演算により求める。そして、
送風手段は、演算手段による演算結果に応じた送風量
で、そのチューブ状空間内への送風を行う。したがっ
て、チューブ状空間内では、発生した火災に応じた送風
量での換気が行われることとなり、高温煙層の遡上およ
び高温領域の拡散が生じることがなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
チューブ状空間の煙層制御システムについて説明する。
図1は、本発明に係る煙層制御システムの実施形態の一
例を示す概念図である。
【0010】本実施形態における煙層制御システムは、
チューブ状空間の一例であるトンネル内にて火災が発生
した場合に、そのトンネル内における高温煙層の遡上お
よび高温領域の拡散を阻止するために用いられるもので
ある。
【0011】そのために、この煙層制御システムでは、
図1に示すように、トンネル1内の天井近傍(例えば天
井から10cm程度下がった箇所)に、そのトンネル1
の貫通方向に沿って所定間隔で配列された温度センサー
群2を有している。温度センサー群2は、それぞれが熱
電対や光ケーブル等からなるもので、トンネル1内で火
災が発生した際の発熱状態を検出するためのものであ
る。温度センサー群2の配列間隔は、後述するように発
熱状態を検出精度に影響を及ぼすものであるが、例えば
50m間隔程度とすることが考えられる。
【0012】なお、温度センサー群2の設置箇所には、
トンネル1内における煙の有無を検出するための煙感知
器(ただし不図示)を設けるようにしてもよい。
【0013】また、トンネル1内の天井近傍には、トン
ネル1内における換気の風速を検出するための風速計3
が配設されている。この風速計3は、トンネル1内に分
岐がなければ、少なくともトンネル1端近傍の一箇所に
設けられていればよい。
【0014】これら温度センサー群2、煙感知器および
風速計3による検出結果は、耐火被覆後にトンネル1の
天井内に埋め込まれた光ケーブル等の通信回線4を通じ
て、図示しない制御盤コンピュータへ送信されるように
なっている。
【0015】また、トンネル1内の天井近傍には、トン
ネル1内の換気のための一方向(例えば図中の左側から
右側方向)へ向けて送風を行う換気ファン5が、少なく
とも一つ設けられている。この換気ファン5は、給気ダ
クト等を介して外気を取り入れて換気を行うものであっ
ても、単にトンネル1内の空気を一方向へ送るものだけ
のものであってもよい。ただし、換気ファン5は、制御
盤コンピュータからの指示に従って、例えば動作回転速
度を変化させることにより、送風量を可変し得るように
なっているものとする。
【0016】制御盤コンピュータは、トンネル1内では
なく、そのトンネル1の管理を行う制御室等に設置され
たもので、所定プログラムを実行することにより、以下
に述べるような制御処理を行うものである。
【0017】ここで、この制御盤コンピュータにおける
処理動作例、特にトンネル1内にて火災が発生した場合
の処理動作例について詳しく説明する。図2は、本発明
に係る煙層制御システムにおける処理動作の一例を示す
流れ図である。
【0018】トンネル1内にて火災が発生すると、温度
センサー群2は、そのときのトンネル1内における温度
を検出して(ステップ11、以下ステップを単にSと略
す)、その検出結果に関する情報を制御盤コンピュータ
へ通知する(S12)。また、煙感知器および風速計3
も、検出結果に関する情報を制御盤コンピュータへ通知
する。
【0019】これらの情報は、制御盤コンピュータ内で
一旦保持蓄積される。また、このとき、制御盤コンピュ
ータでは、管理対象となるトンネル1について、その断
面の形状や高さ、断面積、勾配の有無等といった空間特
性に関する情報を、予め保持している(S13)。な
お、これらの保持は、例えば制御盤コンピュータが有す
るRAM(Random Access Memory) やHDD(Hard Dis
k Drive)等の記憶装置を用いて行えばよい。
【0020】そして、制御盤コンピュータは、保持して
いる各種情報を基に、火災によるトンネル1内の発熱状
態の解析を開始する(S14)。先ず、制御盤コンピュ
ータは、所定間隔で配列された温度センサー群2による
それぞれの検出結果から、トンネル1内の天井近傍にお
ける最高温度およびその位置(以下「天井近傍最高温度
点」と称す)Aを特定する。そして、その天井近傍最高
温度点Aに基づいて、風速計3による検出結果およびト
ンネル1の空間特性を考慮しつつ、火災の火源の位置B
を特定する。このときの特定精度は、温度センサー群2
の配列間隔によって影響される。例えば、温度センサー
群2が50m間隔程度で配列されていれば、25m前後
の誤差で火源の位置Bを特定することができるようにな
る。
【0021】火源の位置Bを特定すると、続いて、制御
盤コンピュータは、温度センサー群2によるそれぞれの
検出結果を基に、風速計3による検出結果およびトンネ
ル1の空間特性を考慮しつつ、火源の発熱速度を推定す
る。発熱速度とは、火源から単位時間当たりに発生する
熱エネルギーのことをいう。
【0022】その後、制御盤コンピュータは、特定した
火源位置Bおよび推定した発熱速度、並びに、風速計3
による検出結果およびトンネル1の空間特性とに基づい
て、高温煙層6の先端位置(すなわち高温煙層6の遡上
位置)Cを求める。このとき、制御盤コンピュータで
は、過去の研究成果(例えば、岡 泰資等,日本建築学
会構造系論文集第520号,第147頁乃至第154
頁,1999年6月 参照)等から導かれる計算式、ま
たは、模型若しくは実大実験で得られた計算式を、予め
制御プログラムの一部としてプログラミングしておき、
その計算式を用いて高温煙層6の先端位置Cを演算によ
り求めるようにすればよい。
【0023】また、このときに、制御盤コンピュータ
は、高温煙層6の先端位置Cと共に、その先端温度等に
ついて同様にして求めるようにしてもよい。
【0024】なお、これら高温煙層6の先端位置Cの算
出等は、時々刻々と変化する温度センサー群2等での検
出結果に対応するために、その検出結果が変化する毎
に、あるいは予め定められた周期に従って、その都度行
われるものとする。
【0025】そして、制御盤コンピュータは、特定した
火源位置Bや演算により求めた高温煙層6の先端位置C
等を、この制御盤コンピュータが有するCRT(Cathod
e Ray Tube)等のディスプレイ装置を用いて表示出力す
る。この表示出力は、排煙、消火、救援活動の計画に用
いることができる。すなわち、消防活動者等は、表示出
力された内容を評価することによって(S15)、より
安全で確実な消防活動、救援活動等を計画、実行するこ
とが可能となる。
【0026】また、制御盤コンピュータは、高温煙層6
の先端位置C等を求めると、その先端位置Cの遡上を防
止するために必要となる適正な換気風速を、上述した場
合と同様に演算により求める。そして、求めた換気風速
でトンネル1内の換気を行うように、換気ファン5に対
して動作指示を与える(S16)。このときの動作指示
としては、求めた換気風速での換気を行うために、例え
ば動作回転速度を指示したり、動作する換気ファン5の
台数を指定する、といったことが考えられる。
【0027】これにより、トンネル1内では、発生した
火災に応じた適正な換気風速が空間に与えられるので、
高温煙層6が風上側に遡上してしまうことがなくなる。
さらには、風下側に大きな拡散(高温流体の混合)を伴
った排気が行われる可能性も少なくなる。
【0028】ところで、制御盤コンピュータは、高温煙
層6の遡上を防止するだけでなく、その先端位置Cを火
源側に後退させる、といったことも実現可能である。例
えば、ディスプレイ装置への表示出力内容を消防活動者
等が評価した結果、例えば救援活動等のために高温煙層
6の先端位置Cを火源位置B側に後退させる必要がある
と判断した場合に、その判断結果が制御盤コンピュータ
の管理者等によって入力されると、制御盤コンピュータ
は、その入力内容を実現するために必要となる適正な換
気風速、すなわち遡上防止ではなく遡上位置後退のため
に適正となる換気風速を、上述した場合と同様に演算に
より求める。そして、求めた換気風速でトンネル1内の
換気を行うように、換気ファン5に対して動作指示を与
える。
【0029】これにより、トンネル1内では、換気ファ
ン5が制御盤コンピュータからの指示に従って換気を行
うことで、高温煙層6の先端位置Cが火源位置B側に後
退することとなり、より安全で確実な消防活動、救援活
動等を行うことが可能となる。
【0030】以上のように、本実施形態の煙層制御シス
テムによれば、請求項1に記載の発明の如く、トンネル
1内で火災が発生すると、温度センサー群2による検出
結果等と予め保持しているトンネル1の空間特性に関す
る情報とを基に、制御盤コンピュータが高温煙層6の先
端位置Cを演算により求めるようになっている。これに
より、火災が発生した際の高温煙層6の遡上位置等を判
定できるので、その結果に応じた送風量で換気ファン5
に送風を行わせることが可能となる。したがって、トン
ネル1内では、発生した火災に応じた適正な換気風速が
空間に与えられ、高温煙層6が風上側に遡上したり、風
下側に大きな拡散(高温流体の混合)を伴った排気が行
われることがなくなる。さらには、高温煙層6の先端位
置Cを火源位置B側に後退させることも可能になる。つ
まり、この煙層制御システムによれば、火災が発生した
際の高温煙層6の遡上および高温領域の拡散を確実に阻
止するとともに、その高温煙層6の遡上位置を火災の状
況、消防活動や救援活動の状況等に応じて変化させるこ
とができるので、従来よりも安全性の高い消防活動また
は救援活動を行うことが可能となる。
【0031】また、本実施形態の煙層制御システムで
は、請求項2に記載の発明の如く、トンネル1内の天井
近傍に所定間隔で配列された温度センサー群2を用い
て、そのトンネル1の発熱状態を検出するようになって
いる。そのため、トンネル1内で火災が発生しても、所
定間隔で配列された温度センサー群2によって、火源の
位置Bが比較的精度良く求まるので、結果として高温煙
層6の遡上位置等の演算精度を向上させることが可能と
なる。
【0032】また、本実施形態の煙層制御システムで
は、請求項3に記載の発明の如く、制御盤コンピュータ
が高温煙層6の遡上位置を求めるのに際して、温度セン
サー群2による検出結果のみならず、風速計3による検
出結果をも基にしているため、トンネル1内での空気の
流れによって火源からの火炎が傾斜している場合であっ
ても、火源の位置Bを精度良く特定することができる。
なお、トンネル1内での空気の流れは、換気ファン5の
送風量から推測することも考えられるが、本実施形態の
ように風速計3を用いて検出すれば、例えば自然外乱
(外部からの自然風等)がある場合でも精度良く求まる
ようになる。
【0033】また、本実施形態の煙層制御システムにお
いて、請求項4に記載の発明の如く、温度センサー群2
に加えて煙感知器を設けた場合には、火災による発熱状
態のみならず、高温煙層6と煙を伴わない高温流体との
相違をも検出し得るようになるので、制御盤コンピュー
タがより一層高温煙層6の遡上位置を精度良く求めるこ
とができるようになる。
【0034】なお、本実施形態では、チューブ状空間の
一例であるトンネル1に対して用いられる煙層制御シス
テムを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば地下通路や建築物内の廊下等と
いった他のチューブ状空間であっても、全く同様に適用
できることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るチ
ューブ状空間の煙層制御システムは、検出手段による発
熱状態の検出結果と保持手段が保持している空間特性に
関する情報とを基に、演算手段がチューブ状空間内にお
ける煙遡上位置を演算により求めるとともに、送風手段
がその演算結果に応じた送風量でチューブ状空間内への
送風を行うようになっている。したがって、この煙層制
御システムを用いれば、チューブ状空間内では、発生し
た火災に応じた送風量での換気が行われることとなり、
高温煙層の遡上および高温領域の拡散が生じることがな
くなる。つまり、この煙層制御システムによれば、火災
が発生した際の高温煙層の遡上および高温領域の拡散を
確実に阻止するとともに、その高温煙層の遡上位置を火
災の状況、消防活動や救援活動の状況等に応じて変化さ
せることができるので、従来よりも安全性の高い消防活
動または救援活動を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチューブ状空間の煙層制御システ
ムの実施形態の一例を示す概念図である。
【図2】本発明に係るチューブ状空間の煙層制御システ
ムにおける処理動作の一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1…トンネル、2…温度センサー群、3…風速計、5…
換気ファン、6…高温煙層
フロントページの続き (72)発明者 桑名 秀明 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 岡 泰資 神奈川県横浜市港南区日野6−11−11− 105

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状空間内で火災が発生した際の
    発熱状態を検出する検出手段と、 前記チューブ状空間の空間特性に関する情報を保持する
    保持手段と、 前記検出手段による検出結果と前記保持手段が保持して
    いる情報とから前記チューブ状空間内における煙遡上位
    置を演算により求める演算手段と、 前記チューブ状空間内への送風を行うとともに前記演算
    手段による演算結果に応じてその送風量を可変し得る送
    風手段とを備えることを特徴とするチューブ状空間の煙
    層制御システム。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記チューブ状空間内
    の天井近傍に所定間隔で配列された温度センサー群を有
    してなるものであることを特徴とする請求項1記載のチ
    ューブ状空間の煙層制御システム。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記温度センサー群に
    加えて前記チューブ状空間内の風速を検出する風速セン
    サを有したものであることを特徴とする請求項2記載の
    チューブ状空間の煙層制御システム。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記温度センサー群に
    加えて煙感知器を有したものであることを特徴とする請
    求項2または3記載のチューブ状空間の煙層制御システ
    ム。
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