JP2001104025A - 発光ステッキ - Google Patents

発光ステッキ

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JP2001104025A
JP2001104025A JP32592599A JP32592599A JP2001104025A JP 2001104025 A JP2001104025 A JP 2001104025A JP 32592599 A JP32592599 A JP 32592599A JP 32592599 A JP32592599 A JP 32592599A JP 2001104025 A JP2001104025 A JP 2001104025A
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sheath
column
pin
light
stick
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JP32592599A
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Akira Okabe
岡部  明
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の背丈に合わせてステッキの長さが調
節でき、且つ、夜間に明るく美しい発光機能を有するス
テッキを得る。 【解決手段】握り部1の内部に二次電池6を収納し、鞘
2には透明なパイプによる支柱3の上部が挿入され、ス
テッキの長さがある範囲において調節できるように、複
数の支柱ピン孔を設け、鞘の外から連結ピン10を差し
込むことより段階的に支柱が固定できる一方、透明なパ
イプによる支柱3の内壁には全長にわたり、発光塗料8
が塗布され、且つ、支柱の下端内部に発光体9を取り付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光機能付ステッ
キに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の発光機能付ステッキとし
ては、図7に示す、取手イとLEDロおよび透明なアク
リル製パイプで出来た点灯部ハとステンレスで出来た杖
下部ニを一体的に連結した光点灯杖や、図8に示す、本
体ホの下部にある発光手段ヘにより下方にある透明部分
トに光を供給する照明灯付き歩行杖などが知られている
(例えば、実開平5−15824号公報及び特表平9−
501072号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち前者においては、LEDにより、夜間遠方から
視認できるものの、光源であるLEDが杖の上部に有
り、且つ杖下部はステンレスなど不透明な材質を使用し
ているので、足元の照明には無理があり、また高価なリ
チュウム電池を頻繁に取り替えることは不経済であり、
さらに棒状のものでは体重が掛けにくいという問題点を
有していた。
【0004】また、後者においては、使用者の足元に投
光ができるものの、高価なステッキとしては使用者の身
長に合わせた長さの調節が出来ないという問題点を有し
ていた。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、夜間歩行中に遠くから接近してくる自転車や自
動車等から、容易に歩行者有りと視認できるように、支
柱全体を発光部として、目に優しい有色の光を発し、同
時に歩行者の足元の照明にも役立ち、且つ歩行者の背丈
に合わせてステッキの長さが調節できる優れた、発光ス
テッキを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における発光ステッキは、握り部の内部に二
次電池を収納し、握り部の先端には電源スイッチのノブ
を出し、このノブの両脇にはノブの防護壁を備え、前記
握り部の他端にはジャックを配し、鞘には透明なパイプ
による支柱の上部が挿入され、ステッキの長さがある範
囲において調節できるように、また鞘の内側にある支柱
には、複数の支柱ピン孔を設け、前記鞘の外から連結ピ
ンを差し込むことより段階的に固定できる一方、前記支
柱には、軸方向に沿って細長いスリットを支柱ピン孔の
方向とは直角の位置に設け、前記スリットの中に鞘に固
定されたノックピンを突き出すことにより、支柱の回転
および引き抜けを防ぎ、さらに透明なパイプによる支柱
の内壁には全長にわたり、発光塗料が塗布され、そして
支柱の下端内部に発光体を設けてなるものである。
【0007】上記に使用する二次電池には、充電可能な
Ni−Cd電池を用い、充電のためにはAC100Vの
電源から電池の充電に適したアダプターにより、アダプ
ター側のプラグをステッキの握り部に設けてあるジャッ
クに差し込むことにより、手軽に充電できるようにして
おくとよい。
【0008】また、握り部の先端に取り付ける電源スイ
ッチのノブは、立て掛けてあるステッキが転倒したと
き、ノブが床面に叩かれて壊れる危険があるので、ノブ
の高さより僅かに高い防護壁をノブの両側に適当な空間
を隔てて設けておくことよい。
【0009】そして、ステッキの長さをある範囲におい
て段階的に調節し、支柱を固定するために、鞘の軸方向
で略中央部に鞘を周方向に貫通できる一組の孔を設けて
おき、更に支柱の側にも周方向に貫通する一組の孔を、
支柱の軸方向に複数段設けておき、鞘の外から連結ピン
などを差し込んで、鞘と支柱をくし刺しに貫通させるこ
とにより、支柱の上下左右の動きを固定するとよい。
【0010】また、上記連結ピンは、鞘から脱落しない
ように、ステンレスなどによるピンの一端にマグネット
を取り付けておき、鞘側のピン孔の周辺部に、マグネッ
トの平面形状よりやや大きい形状で、かつ連結ピンのピ
ンが楽に通る孔の開いた鉄片などによる磁性体のピン座
を取り付けておくとよい。
【0011】さらに、連結ピンに用いるマグネットに
は、吸着力を強化するためにマグネットの外側を、鉄板
よる当て金で覆い被せておくことが好ましい。
【0012】そして、この支柱の長さの調節範囲は、一
般にステッキの最適長さが使用者の身長の半分にプラス
3cm位が適当とされていることから、背の高い人と低
い人の身長差を想定し、その差の半分が支柱の調節範囲
となるように、支柱に設けてある複数段のピン孔の最上
段と最下段の位置を決め、この間に等間隔で複数段のピ
ン孔を設けることが好ましい。
【0013】また、連結ピンの差し替え時に、支柱が鞘
から抜けたり、回転して支柱側のピン孔を見失わないよ
うに、支柱の軸方向に沿って細長いスリットを開口し、
このスリットの中に、鞘に固定したノックピンを突き出
しておくのがよい。
【0014】そして、透明な支柱には、例えばアクリル
管などを用い、管の内壁には全長にわたり発光力の強い
発光塗料を塗布しておく。
【0015】さらに、発光体は、支柱の最下端に取り付
け、発光力が強く、且つ消費電力の少ない LED、例
えば緑色の光を放つものなどを取り付けておくのがよ
い。
【0016】また、支柱の最下端には、支柱の先端の磨
耗を防止する他、ステッキの滑り止めや、地面との接触
音を和らげることを目的に、ゴムブッシュを取り付けて
おくのがよい。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1に示される実施例で
は、握り部1の先端に電源スイッチのノブ5が突起して
おり、このノブ5の両脇にある防護壁14により、前方
からの衝撃に対してノブ5が保護されている。スリーブ
23には、鞘2が差し込まれ握り部1と固定されてお
り、この鞘2の内側に支柱3の上部が、ある範囲でトロ
ンボーンのように出し入れ出来るようになっている。こ
の支柱3を適当な位置に固定するため、鞘2の略中央
に、連結ピン10が支柱3を貫通して差し込まれ、連結
ピンのマグネット20がピン座17に吸着しており、鞘
2を貫通したピン先はピン受け18に納まっている。そ
して鞘2の下端には、軟質のプラスチック等によるカラ
ー11が取り付けられ、また支柱の下端にはゴムブッシ
ュ15が取り付けられている。
【0018】図2において、電源スイッチ4は、握り部
1の内部に取り付けられており、ON・OFF操作用の
ノブ5が、握り部1の先端に出ている。そして握り部1
の内部には二次電池6として、定格1.2V、600m
Ah,直径17mm.長さ27mmの特殊サイズのNi
−Cd電池3本が直列に接続され、合計3.6Vの電圧
が供給できるように収納されている。また握り部1の他
端には、二次電池への充電用ジャック7が取り付けられ
ている。このジャック7には、充電のために別に用意さ
れたAC100Vのアダプターのプラグが差し込めるよ
うになっている。また、握り部1とスリーブ23は硬質
プラスチックにより一体物として成形されている。
【0019】図3および図4に示す実施例では、鞘2
は、支柱3の外形より僅かに大きい内径を持ち、外側が
有色のプラスチックで被覆された鋼管を用い、上端はス
リーブ23の内側に取り付けられている。鞘2の中に隠
れる支柱3の部分は、上下方向7ヵ所に連結ピン10の
ピン25が貫通できる支柱ピン孔#1〜#7が各段とも
同じ方向に開けられている。一方スリット12は、支柱
3の管壁を軸方向に切り込まれて開口しており、この開
口部には鞘2に取り付けられているノックピン13の先
端がスリットの開口部に差し込まれている。
【0020】図5において、連結ピン10は、3面が当
て金21に覆われたマグネット20の中心にステンレス
のピン25を植え込んだ形で構成されている。
【0021】図3および図6において、支柱3の内壁に
は、上部の支柱ピン孔の近傍を除き全域にわたり発光塗
料8が塗布されている。この発光塗料には、根本特殊化
学のN夜光G−300Mを使用している。
【0022】図6において、支柱3の下端には、発光体
取り付け用のソケット24を挿入し、この座の上辺中央
部に発光体を上に向けて取り付けている。この発光体に
は豊田合成の超超光輝度緑(5600mcd)のLED
1個を取り付けている。そして、支柱3の先にはゴムブ
ッシュ15が取り付けられている。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記する効果を奏する。
【0024】夜間、スイッチを入れると、発光体である
LED に電流が流れ、強力な緑色の発光が起こり、こ
の光が更に支柱の内面に塗布してある発光塗料を励起し
て輝くので、支柱全体が幻想的な発光体となるので外観
的にも美しい。
【0025】また、夜の散歩や、夜間の徒歩による外出
には、この発光ステッキを持ち歩くことにより、遠方か
ら容易に視認できるので、道行く自転車や自動車から身
の安全を確保することができる。
【0026】そして、発光体が支柱の下端に取り付けら
れているので、支柱の長さ調節の影響を受けない。
【0027】さらに、鞘に取り付けてある連結ピンによ
り、特殊な工具を用いることなく、簡単に使用者の背丈
に合わせることができる。
【0028】また、電源スイッチのノブが握り部の先端
に有るので、ステッキを握っている手の指で点灯、消灯
が簡単に確実にできる。
【0029】そして、暗闇では、発光塗料の自発光によ
り、電源を投入しなくても明確に輝くので、その所在を
容易に確認できる。
【0030】また、電池は充電式なので放電しても、電
池を取り替える必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光ステッキの外観図である。
【図2】握り部の要部断面図である。
【図3】鞘内部の要部断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】連結ピンの外観図である。
【図6】支柱下端部の要部断面図である。
【図7】従来の点灯杖に係わる要部断面図である。
【図8】従来の照明付き歩行杖に係わる外観図である。
【符号の説明】
1 握り部 2 鞘 3 支柱 4 電源スイッチ 5 ノブ 6 二次電池 7 ジャック 8 発光塗料 9 発光体 10 連結ピン 12 スリット 13 ノックピン 14 防護壁 15 ゴムブッシュ 18 ピン受け 24 ソケット 22 保護壁 #1〜#n 支柱ピン孔
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月18日(2000.2.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部(1)の内部に二次電池(6)を
    収納し、握り部(1)の先端には電源スイッチ(4)の
    ノブ(5)を出し、このノブ(5)の両脇には保護壁
    (14)を備え、前記握り部(1)の他端にはジャック
    (7)を配し、鞘(2)には、透明なパイプによる支柱
    (3)の上部が挿入され、ステッキの長さがある範囲に
    おいて調節できるように、また鞘(2)の内側にある支
    柱(3)には、複数の支柱ピン孔(#1〜#n)を設
    け、前記鞘(2)の外から連結ピン(10)を差し込む
    ことより段階的に固定できる一方、前記支柱(3)に
    は、軸方向に沿って細長いスリット(12)を支柱ピン
    孔(#1〜#n)の方向とは直角の位置に設け、前記ス
    リット(12)の中に鞘(2)に固定されたノックピン
    (13)を突き出すことにより、支柱(3)の回転およ
    び引き抜けを防ぎ、さらに透明なパイプによる支柱
    (3)の内壁には全長にわたり発光塗料(8)が塗布さ
    れ、そして支柱(3)の下端内部に発光体(9)を設け
    てなる発光ステッキ。
JP32592599A 1999-10-12 1999-10-12 発光ステッキ Pending JP2001104025A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045727A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Yky:Kk 展示用システム機材
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