JP2001103783A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2001103783A
JP2001103783A JP27819599A JP27819599A JP2001103783A JP 2001103783 A JP2001103783 A JP 2001103783A JP 27819599 A JP27819599 A JP 27819599A JP 27819599 A JP27819599 A JP 27819599A JP 2001103783 A JP2001103783 A JP 2001103783A
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Yasunori Sakugi
康憲 柵木
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ本体の機械的構造を変更することな
く、モータの温度に対応してコギングトルクを低減でき
るモータ制御装置を実現する。 【解決手段】 d軸電流指令値演算部は、モータ回転角
速度演算部から出力されたモータ回転角速度ωθを読込
み(S10)、d軸電流指令値マップを参照して上記読
込んだモータ回転角速度ωθが、(−ωθ1)≦ωθ≦
ωθ1の範囲にあるか否かを判定し(S12)、その範
囲にある場合は(S12:Yes)、d軸電流指令値マ
ップからd軸電流指令値(−id1* )を選択して偏差
演算部16へ出力する(S14)。これにより、励磁電
流が小さくなるため、コギングトルクを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータに発生す
るコギングトルクを低減できるモータ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえばブラシレスDCモー
タでは、モータが回転しているとき、モータ内部のロー
タがその周囲の永久磁石に吸引されたり、反発したりす
るため、モータトルクの脈動、いわゆるコギングトルク
が発生することが知られている。特に、ブラシレスDC
モータを用いて操舵力をアシストする電気式動力舵取装
置にあっては、ブラシレスDCモータにコギングトルク
が発生すると、ステアリングを介してドライバーの手に
微振動として伝わるため、操舵フィーリングが悪くなる
という問題が発生する。そこで、従来、上記コギングト
ルクを低減するため、永久磁石の極数および電機子鉄
心の突極数の最小公倍数が大きくなる構成にする、電
機子鉄心の突極に補助溝を設ける、永久磁石または電
機子鉄心をスキューする、などの手法が考えられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コギングト
ルクの大きさは、モータに装着された永久磁石の磁束に
比例し、磁束は温度が上昇すると小さくなり、温度が低
下すると大きくなる特性がある。しかし、上記従来の
〜の手法は、いずれもモータ本体の機械的構造を変更
するものであるため、モータの温度変化に対応してコギ
ングトルクを減少させることができないという問題があ
る。しかも、上記従来の〜の手法は、いずれもモー
タ本体の機械的構造を変更するものであるため、加工や
組付の工程数が多くなるので、製造コストが高いという
問題がある。また、上記従来の〜の手法は、理論的
にはコギングトルクを低減できるが、加工精度や組付精
度のばらつきなどが原因で、コギングトルクを思うよう
に低減できないという問題がある。
【0004】そこで、この発明は、モータ本体の機械的
構造を変更することなく、モータの温度に対応してコギ
ングトルクを低減できるモータ制御装置を実現すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用および発明の効果】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の
発明では、モータに流れる3相交流電流を、前記モータ
の回転子の回転角を用いてトルク電流値および励磁電流
値からなる2相に変換する3相/2相変換手段と、この
モータに付与するトルク電流指令値および前記トルク電
流値の偏差と、励磁電流指令値および前記励磁電流値の
偏差とを演算する偏差演算手段と、前記演算された各偏
差に対応した3相の電圧指令値を出力する電圧指令値出
力手段とを備え、それらの電圧指令値に基づいて前記モ
ータを駆動するモータ制御装置において、前記モータの
回転子の回転角速度を演算する回転角速度演算手段と、
その演算された回転角速度が所定値の場合に所定の負の
励磁電流指令値を前記偏差演算手段に出力する励磁電流
指令値出力手段とを備えるという技術的手段を用いる。
【0006】つまり、モータの回転子の回転角速度が所
定値の場合に所定の負の励磁電流指令値を偏差演算手段
に出力することにより、励磁電流を負の方向に大きくで
きるため、モータのマグネットの磁束を弱めることがで
きるので、コギングトルクのレベルを低下させることが
できる。たとえば、電気式動力舵取装置において操舵力
をアシストするために装着されたブラシレスDCモータ
にコギングトルクが発生すると、ステアリングホイール
を介してドライバーに微振動として伝わるため、操舵フ
ィーリングが悪くなる。特に、ステアリングホイールの
回転角速度が低速である程、上記微振動を感じやすい。
そこで、ステアリングホイールの回転角速度、すなわち
ブラシレスDCモータの回転角速度が所定値の場合に所
定の負の励磁電流指令値を偏差演算手段に出力すること
により、コギングトルクのレベルを低下させることがで
きるため、ステアリングホイールに伝わる微振動を小さ
くできるので、操舵フィーリングを向上させることがで
きる。
【0007】請求項2に記載の発明では、モータに流れ
る3相交流電流を、前記モータの回転子の回転角を用い
てトルク電流値および励磁電流値からなる2相に変換す
る3相/2相変換手段と、このモータに付与するトルク
電流指令値および前記トルク電流値の偏差と、励磁電流
指令値および前記励磁電流値の偏差とを演算する偏差演
算手段と、前記演算された各偏差に対応した3相の電圧
指令値を出力する電圧指令値出力手段とを備え、それら
の電圧指令値に基づいて前記モータを駆動するモータ制
御装置において、前記モータの上位側から付与される、
トルクの大きさに対応した値が所定値の場合に前記所定
の負の励磁電流指令値を前記偏差演算手段に出力する励
磁電流指令値出力手段を備えるという技術的手段を用い
る。
【0008】つまり、このモータに付与される、トルク
の大きさに対応した値が所定値以下の場合に所定の負の
励磁電流指令値を偏差演算手段に出力することにより、
励磁電流を負の方向に大きくできるため、モータのマグ
ネットの磁束を弱めることができるので、コギングトル
クのレベルを低下させることができる。たとえば、前述
の電気式動力舵取装置では、操舵時の車速が低速になる
程、大きいトルクがブラシレスDCモータに発生するよ
うに制御するため、モータのトルクに対するコギングト
ルクの割合が小さくなるので、コギングトルクによる微
振動を感じ難くなるが、逆に、操舵時の車速が高速にな
る程、モータに発生するトルクが小さくなるため、モー
タのトルクに対するコギングトルクの割合が大きくなる
ので、コギングトルクによる微振動を感じやすくなる。
そこで、モータに付与される、トルクの大きさが所定値
の場合に所定の負の励磁電流指令値を偏差演算手段に出
力することにより、コギングトルクのレベルを低下させ
ることができるため、ステアリングホイールに伝わる微
振動を小さくできるので、操舵フィーリングを向上させ
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るモータ制御
装置の一実施形態について図を参照して説明する。な
お、以下に述べる各実施形態では、この発明に係るモー
タ制御装置として、電気式動力舵取装置に備えられたブ
ラシレスDCモータを制御するモータ制御装置を例に挙
げて説明する。 [電気的構成]図1は、第1実施形態に係る電気式動力
舵取装置に備えられたブラシレスDCモータの制御装置
の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。ブラ
シレスDCモータMのu相およびv相に流れる電流は、
それぞれモータ制御装置10を構成する電流検出器20
によって検出され、それぞれA/D変換回路22によっ
てデジタルの検出電流値に変換される。その変換された
検出電流値iu,ivは、d/q変換部23に取り込ま
れ、d/q変換(2相変換)される。ここで、d/q変
換とは、回転子と共に回転するd軸(励磁電流)および
q軸(トルク電流)からなる直交座標を設定し、その直
交座標に対して各相に流れる交流電流のベクトルを写像
することにより、交流を直流として演算する手法であ
る。
【0010】回転子の回転角を検出する回転角センサE
により検出された検出信号nは、モータ回転角演算部2
4に取り込まれ、モータ回転角演算部24は、図示しな
いsinテーブルを参照し、検出信号nに対応するモー
タ回転角θを選択する。モータ角速度演算部25は、モ
ータ回転角演算部24により演算されたモータ回転角θ
を取り込んで、微分を行うことにより、モータ回転角速
度ωθを演算する。そして、検出電流値iu,ivは、
d/q変換部23においてモータ回転角θを用いてd/
q変換され、それぞれq軸電流値iq,d軸電流値id
として出力される。また、図示しない電気式動力舵取装
置に備えられたトルクセンサ40からは、操舵トルクに
対応したトルク信号が出力され、そのトルク信号に対応
したアシストトルクがアシストマップ41から抽出され
る。続いて、その抽出されたアシストトルクは、乗算部
42において、たとえば図示しない車速センサから出力
された車速に対応した係数が乗算されてモータトルク指
令値Taとなる。
【0011】続いて、モータ回転角速度演算部25によ
って演算された回転角速度ωθの大きさによって、すな
わちステアリングホイールの回転速度が高速であるか低
速であるかによって対応するiq−トルクマップ12を
選択し、その選択したiq−トルクマップ12からモー
タトルク指令値Taに対応するq軸電流指令値iq*
抽出する。そして、偏差演算部13は、その抽出された
q軸電流指令値iq*と、d/q変換部23から送出さ
れたq軸電流値iqとの偏差ΔIqを演算する。続いて
補償部14は、偏差ΔIqを取り込んで比例積分すると
ともに、電圧方程式を用いてq軸電圧指令値Vq* をd
/q逆変換部15に出力する。
【0012】[d軸電流指令処理]ここで、d軸電流指
令処理について図2および図3を参照して説明する。図
2は、d軸電流指令値id* と回転角速度ωθとを対応
付けたd軸電流指令値マップを示す説明図であり、図3
は、図1に示すd軸電流指令値演算部30の処理の流れ
を示すフローチャートである。図2に示すように、d軸
電流指令値マップ30aは、d軸電流指令値id* と回
転角速度ωθとを対応付けて構成されており、ωθはブ
ラシレスDCモータMの正回転を示し、(−ωθ)は逆
回転を示す。回転角速度ωθが、(−ωθ1)≦ωθ≦
ωθ1の範囲になった場合にd軸電流指令値id*
(−id1* )となる。なお、d軸電流指令値マップ3
1aは、たとえば図示しない車両のECU(電子制御装
置)に備えられたROMなどに記憶されている。
【0013】図3に示すように、d軸電流指令値演算部
30は、モータ回転角速度演算部25から出力されたモ
ータ回転角速度ωθを読込み(ステップ(以下、Sと略
す)10)、d軸電流指令値マップ31aを参照して、
上記読込んだモータ回転角速度ωθが、(−ωθ1)≦
ωθ≦ωθ1の範囲にあるか否かを判定し(S12)、
その範囲にある場合は(S12:Yes)、d軸電流指
令値マップ31aからd軸電流指令値(−id1* )を
選択して偏差演算部16へ出力する(S14)。また、
d軸電流指令値演算部30は、モータ回転角速度ωθ
が、(−ωθ1)≦ωθ≦ωθ1の範囲にないと判定し
た場合は(S12:No)、d軸電流指令値id* を0
に設定する(S16)。
【0014】そして、図1において偏差演算部16は、
d軸電流指令値演算部30から出力されたd軸電流指令
値id* と、d/q変換部23から出力されたd軸電流
idとの偏差ΔIdを演算する。ここで、d軸電流指令
値id* が0の場合は、偏差演算部16おいて演算され
る偏差ΔIdは、0−id=(−id)となる。一方、
d軸電流指令値id* が(−id1* )の場合は、偏差
演算部16において演算される偏差ΔIdは、(−id
* −id)となり、d軸電流指令値id* が0の場合
よりも(−id1* )分、偏差ΔIdが負の方向へ大き
くなる。つまり、励磁電流を弱める方向に作用する。続
いて、補償部17は、取り込んだ偏差ΔIdを比例積分
するとともに、電圧方程式を用いてd軸電圧指令値Vd
* を演算し、そのd軸電圧指令値Vd* をd/q逆変換
部15に出力する。
【0015】そして、d/q逆変換部15は、取り込ん
だq軸電圧指令値Vq* およびd軸電圧指令値Vd*
d/q逆変換(3相変換)し、電圧指令値Vu*,V
*,Vw* をパルス幅変調(PWM)部18へ出力す
る。そして、パルス幅変調部18は、入力した電圧指令
値Vu*,Vv*,Vw* にそれぞれ対応するパルス幅を
有するパルス信号をインバータ構成の駆動回路19へ出
力し、駆動回路19は、u,v,wの各相へ駆動電圧を
印加する。以上のように、この第1実施形態に係るモー
タ制御装置10を使用すれば、モータ回転角速度ωθ
が、(−ωθ1)≦ωθ≦ωθ1の範囲である場合は、
負のd軸電流指令値id* を出力して励磁電流を小さく
できるため、マグネットの磁束を弱めることができるた
め、コギングトルクを小さくすることができる。したが
って、コギングトルクのレベルを低下させることができ
るため、ステアリングホイールに伝わる微振動を小さく
できるので、操舵フィーリングを向上させることができ
る。ところで、本発明者は、上記モータ制御装置10を
使用した場合に、コギングトルクがどう低下するかを推
定した。図7は、その推定において補正前のコギングト
ルクと補正後のコギングトルクとを比較するための説明
図である。図7から、補正後の1サイクル分のコギング
トルクT2は、補正前の1サイクル分のコギングトルク
T1に対して約20%小さくなることが推定された。
【0016】[第2実施形態]次に、この発明の第2実
施形態に係るモータ制御装置について図4ないし図6を
参照して説明する。この第2実施形態に係るモータ制御
装置は、操舵トルクが小さい場合に負のd軸電流指令値
を出力することにより、コギングトルクを小さくするこ
とを特徴とする。図4は、この第2実施形態に係るモー
タ制御装置の主な電気的構成をブロックで示す説明図で
ある。図5は、d軸電流指令値マップを示す説明図であ
り、図6は、図4に示すd軸電流指令値演算部31の処
理の流れを示すフローチャートである。なお、d軸電流
指令値演算部31の処理以外は、第1実施形態と同じで
あるため、その同じ部分の説明を省略する。
【0017】電気式動力舵取装置では、操舵時の車速が
低速になる程、大きいトルクがブラシレスDCモータに
発生するように制御するため、モータのトルクに対する
コギングトルクの割合が小さくなるので、コギングトル
クによる微振動を感じ難くなるが、逆に、操舵時の車速
が高速になる程、モータに発生するトルクが小さくなる
ため、モータのトルクに対するコギングトルクの割合が
大きくなるので、コギングトルクによる微振動を感じや
すくなる。そこで、操舵トルクが小さい場合に負のd軸
電流指令値を出力することにより、コギングトルクを小
さくする。図5に示すように、d軸電流指令値マップ3
1aは、d軸電流指令値id* とq軸電流指令値iq*
とを対応付けて構成される。そして、図4に示すよう
に、d軸電流指令値演算部31は、q軸電流指令値iq
* を読込み、その取り込んだq軸電流指令値iq* が所
定値である場合にd軸電流指令値id* を出力する。
【0018】つまり、図6に示すように、d軸電流指令
値演算部31は、q軸電流指令値iq* を読込み(S2
0)、その読込んだq軸電流指令値iq* が−iq1*
≦iq* ≦iq1* の範囲である場合は(S22:Ye
s)、d軸電流指令値id*を(−id1* )に設定し
て出力する(S24)。また、q軸電流指令値iq*
(−iq1* ≦iq* ≦iq1* の範囲外ある場合は
(S22:No)、d軸電流指令値id* を0 に設定
して出力する(S26)。以上のように、この第2実施
形態に係るモータ制御装置10を使用すれば、q軸電流
指令値iq* が(−iq1* ≦iq* ≦iq1* の範
囲である場合は、負のd軸電流指令値id* を出力して
励磁電流を小さくできるため、マグネットの磁束を弱め
ることができるため、コギングトルクを小さくすること
ができる。したがって、コギングトルクのレベルを低下
させることができるため、ステアリングホイールに伝わ
る微振動を小さくできるので、操舵フィーリングを向上
させることができる。また、モータトルク指令値Ta
(図1)を取り込んで、そのモータトルク指令値Taが
所定値である場合に、d軸電流指令値id* として(−
id1* )を出力するように構成することもできる。
【0019】なお、上述の各実施形態では、d軸電流指
令値演算部30,31は、一定のd軸電流指令値(−i
d1* )を出力したが、d軸電流指令値マップ30a,
31aを回転角速度ωθ,q軸電流指令値iq* の大き
さに対応した複数のd軸電流指令値を設定し、負のd軸
電流指令値を細かく設定するように構成してもよい。ま
た、上述の各実施形態では、モータ回転角θの検出にモ
ータ回転角センサ21を用いたが、操舵角センサを用い
ることもできる。さらに、上述の各実施形態では、電気
式動力舵取装置に備えられたブラシレスDCモータMを
制御する場合を説明したが、他の装置に備えられたブラ
シレスDCモータなどにこの発明を適用できることは勿
論である。
【0020】ところで、q軸電流値iqが、この発明の
トルク電流値に対応し、d軸電流値idが励磁電流値に
対応し、d軸電流指令値(−id1* )が所定の負の励
磁電流指令値に対応し、q軸電流指令値iq* がトルク
電流指令値に対応する。また、(−ωθ1)≦ωθ≦ω
θ1が請求項1に記載の所定値に対応し、(−iq
* ≦iq* ≦iq1* が請求項2に記載の所定値に
対応する。さらに、モータ回転角センサ21、A/D変
換回路22、モータ回転角演算部24およびd/q変換
部23が、3相/2相変換手段に対応し、偏差演算部1
3,16が偏差演算手段に対応し、補償部14,17、
d/q逆変換部15が電圧指令値出力手段に対応する。
またさらに、モータ回転角速度演算部25が回転角速度
演算手段に対応し、d軸電流指令値演算部30,31お
よびd軸電流指令値マップ30a,31aが励磁電流指
令値出力手段に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る電気式動力舵取
装置に備えられたブラシレスDCモータの制御装置の主
な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図2】第1実施形態におけるd軸電流指令値マップを
示す説明図である。
【図3】図1に示すd軸電流指令値演算部30の処理の
流れを示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態に係る電気式動力舵取装置に備え
られたブラシレスDCモータの制御装置の主な電気的構
成をブロックで示す説明図である。
【図5】第2実施形態におけるd軸電流指令値マップを
示す説明図である。
【図6】図4に示すd軸電流指令値演算部31の処理の
流れを示すフローチャートである。
【図7】補正前のコギングトルクと補正後のコギングト
ルクとを比較する説明図である。
【符号の説明】
10 モータ制御装置 13,16 偏差演算部(偏差演算手段) 15 d/q逆変換部(電圧指令値出力手段) 25 モータ回転角速度演算部(回転角速度演算手
段) 23 d/q変換部(3相/2相変換手段) 30 d軸電流指令値演算部(励磁電流指令値出力手
段) 30a,31a d軸電流指令値マップ id 励磁電流値 iq トルク電流値 id1* d軸電流指令値(励磁電流指令値) iq* q軸電流指令値(トルク電流指令値) M ブラシレスDCモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに流れる3相交流電流を、前記モ
    ータの回転子の回転角を用いてトルク電流値および励磁
    電流値からなる2相に変換する3相/2相変換手段と、 このモータに付与するトルク電流指令値および前記トル
    ク電流値の偏差と、励磁電流指令値および前記励磁電流
    値の偏差とを演算する偏差演算手段と、 前記演算された各偏差に対応した3相の電圧指令値を出
    力する電圧指令値出力手段とを備え、それらの電圧指令
    値に基づいて前記モータを駆動するモータ制御装置にお
    いて、 前記モータの回転子の回転角速度を演算する回転角速度
    演算手段と、 その演算された回転角速度が所定値の場合に所定の負の
    励磁電流指令値を前記偏差演算手段に出力する励磁電流
    指令値出力手段と、 を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 モータに流れる3相交流電流を、前記モ
    ータの回転子の回転角を用いてトルク電流値および励磁
    電流値からなる2相に変換する3相/2相変換手段と、 このモータに付与するトルク電流指令値および前記トル
    ク電流値の偏差と、励磁電流指令値および前記励磁電流
    値の偏差とを演算する偏差演算手段と、 前記演算された各偏差に対応した3相の電圧指令値を出
    力する電圧指令値出力手段とを備え、それらの電圧指令
    値に基づいて前記モータを駆動するモータ制御装置にお
    いて、 前記モータの上位側から付与される、トルクの大きさに
    対応した値が所定値の場合に前記所定の負の励磁電流指
    令値を前記偏差演算手段に出力する励磁電流指令値出力
    手段を備えることを特徴とするモータ制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100369375C (zh) * 2002-11-28 2008-02-13 日本精工株式会社 电机及其驱动控制装置
JP2008172866A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Jtekt Corp モータ制御装置および電気式動力舵取装置

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