JP2001103544A - 帯域割り当て方法および移動通信網 - Google Patents

帯域割り当て方法および移動通信網

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JP2001103544A
JP2001103544A JP27797699A JP27797699A JP2001103544A JP 2001103544 A JP2001103544 A JP 2001103544A JP 27797699 A JP27797699 A JP 27797699A JP 27797699 A JP27797699 A JP 27797699A JP 2001103544 A JP2001103544 A JP 2001103544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドオーバ時にデータの損失を防ぐ経路切り
替え方式において、収容呼量を増加することができる帯
域割り当て方法および装置を提供すること。 【解決手段】ハンドオーバ呼帯域の帯域割り当て要求
は、必要最小限の帯域、残りの帯域の2段階で要求を行
い、それぞれ個別のキューにFIFO形式でキューイングし
てその要求の受け付けを行う。これにより無駄な帯域の
確保を減少させることができる。更に、新規呼帯域、ハ
ンドオーバ呼帯域(必要最小限)、ハンドオーバ呼帯域
(残り)の割り当て要求をキューイングしているキューか
ら、空き帯域に対して事前に設定した重みの比率で、あ
るいはそのときキューイングされている要求数の比率で
要求の受け付けを行う。これらによってシステムの状況
変化に応じた割り当て制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帯域割り当て方
法及び移動通信網に関し、特にセルラー方式の移動通信
網にATM方式を適用した際の、ハンドオーバ(端末の移
動にともなう通信先基地局の切り換え)呼と、新規呼へ
の帯域割り当てを効率的に行う帯域割り当て方法及び移
動通信網に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信において高速・マルチメ
ディア伝送に関する研究・開発が盛んに行われている。
このようなシステムでは、送信電力を低く抑えるため
に、これまでの自動車・携帯電話において一つの無線基
地局がカバーする無線通話範囲が数Km(マクロセル)で
あるのに対し、100 m程度の無線通話範囲(マイクロセ
ル)になるとされている。このように無線通話範囲が小
さいと、高速で移動する移動局はすぐに通話範囲外に出
てしまうので、無線基地局間のハンドオーバを行う機能
が必要とされる。なお、ハンドオーバとは移動局が通話
中に無線ゾーン間を移動しても通話を継続させるために
無線基地局を切り換えることをいう。
【0003】従来、無線通話範囲100 m程度の狭いシス
テムとしてはPHSがあるが、通話の対象として歩行者程
度の速度で移動する移動局を前提にしており、高速で移
動する移動局のハンドオーバはできない。そして、従来
の自動車電話システムでは通話中のチャネル切り替え時
には0.7〜0.8秒の瞬断がある。これはハンドオーバ中に
伝送路に流れているデータが単に捨てられてしまうため
に起こるものである。
【0004】このような瞬断が発生すると音声や動画像
伝送の場合には音飛び、画質劣化等の現象として現れ、
コンピュータデータ伝送の場合はデータ損失となり、デ
ータの再送が発生して、トラフィックの混雑を招くとい
う問題点がある。マイクロセルの場合にはマクロセルに
比べて短い周期でハンドオーバが発生するので、この問
題はより顕著となる。このような瞬断の問題を解決する
ためには無線レベルのチャネル切り替え技術のみなら
ず、通信システム全体としてデータを損失しない技術が
必要となる。
【0005】また、移動通信システムでは、移動局と無
線基地局間の無線部分と、無線基地局、在圏制御局、関
門制御局を結ぶ有線部分とが存在する。この有線部分と
して、自動車・携帯電話システムでは専用網、PHSではN
-ISDN網が用いられているが、いずれもサービス品質と
して音声を前提としており、動画像やコンピュータデー
タをも統合して伝送するには能力不足であるとい問題点
がある。そこで高速・マルチメディア伝送を行う有線網
としてATM(Asynchronous Transfer Mode : 非同期転送
モード)方式によるネットワークが有望視されている。
【0006】ATMでは、データはセルと呼ばれるヘッダ
部分5バイト、ペイロード部分48バイトの計53バイト固
定長の形式で運ばれる。ヘッダ部分には仮想パス及び仮
想チャネルと呼ばれるルーティングのための情報が記述
されているが、これは送信源ノード(交換機)から最終目
的ノードに至るまで同じ設定がなされているわけではな
くて、通常各ATMノード間でのみ有効で、各ATMノードに
入力時適宜変更される。またその際出力伝送路が決定さ
れる。
【0007】頻繁にハンドオーバが発生するような移動
体通信網の有線部分にATM方式を採用するためには、通
信中に経路を切り替え、かつデータを損失しない技術が
必要となる。そこでハンドオーバ処理を開始する前にセ
ルを蓄積し、ハンドオーバ処理が終了した後、出力伝送
路を変更し、その後蓄積していたセルを送出する方法が
考えられる。この技術に関して、特開平10-224375号公
報には本願の発明者が提案した技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のATM交
換機において、ハンドオーバ処理中に交換機に到着した
セルは、交換機の入り口に設けられたフロー制御モジュ
ールのバッファに蓄積される。そして、次回のハンドオ
ーバではこの交換機が通信経路から外れる可能性がある
ため、ハンドオーバ処理後、次のハンドオーバが発生す
るまでにバッファ内のセルの蓄積を解消しておく必要が
ある。しかし、蓄積解消中にも通常伝送で新たなセルが
到着するため、蓄積解消時間中はバースト伝送速度(通
常伝送速度+ 余裕伝送速度)で送出する必要がある。
【0009】通常伝送速度をv、バースト伝送速度をv +
v / n、蓄積時間をt、蓄積解消時間をTとすると、蓄積
時間中に通常伝送速度で到着したセルと蓄積解消時間中
に通常伝送速度で到着したセルの合計をバースト伝送速
度で蓄積解消時間送出することになるため、 (v + v / n)T = vt + vT これを書き換えると、 T = nt となる。
【0010】つまり、蓄積解消時間は、通常伝送速度と
余裕伝送速度の比と蓄積時間との積である。このような
無線通信システムでは余裕伝送速度考慮した帯域(以
下、単位時間当たりの伝送量=伝送速度と同じ意味で使
用する)割り当て方法が必要である。しかしながら、ハ
ンドオーバ呼に対して常にバースト伝送帯域を割り当て
たのでは収容呼数が減少するという問題点があった。
【0011】本発明の目的は、前記したような従来技術
の問題点を解決し、ハンドオーバ時にデータの損失を防
ぐ経路切り替え方法において、より多くの呼を収容でき
る帯域割り当て方法及び帯域割り当て方法を実施する移
動通信網を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、新規呼帯域の
割り当て要求と、通信中の移動端末が該無線ゾーンに進
入することに伴うハンドオーバ呼帯域の帯域割り当て要
求を、それぞれ個別のキューにFIFO形式でキューイング
してその要求の受け付けを行う帯域割り当て方法であっ
て、ハンドオーバ呼帯域の帯域割り当て要求は、必要最
小限の帯域、残りの帯域の2段階で要求を行い、それぞ
れ個別のキューにFIFO形式でキューイングして周期的に
その要求の受け付けを行うことを特徴とする。また、新
規呼帯域、ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)、ハンドオ
ーバ呼帯域(残り)の割り当て要求をキューイングしてい
るキューから、空き帯域に対して、事前に設定した重み
の比率で要求の受付を行うことにも特徴がある。
【0013】更に、新規呼帯域、ハンドオーバ呼帯域
(必要最小限)、ハンドオーバ呼帯域(残り)の割り当て要
求をキューイングしているキューから、そのときキュー
イングされている要求数の比率で要求の受付を行うこと
にも特徴がある。更に、新規呼帯域、ハンドオーバ呼帯
域(必要最小限)、ハンドオーバ呼帯域(残り)の割り当て
要求をキューイングしているキューから、そのときキュ
ーイングされている要求数と事前に設定した重みの積の
比率で要求の受付を行うことにも特徴がある。本発明に
おいては、ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)とハンドオ
ーバ呼帯域(残り)を同時に確保しなくてすみ、帯域資源
を節約することによってより多くの呼を収容することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。図7は、本発明が適用
される交換機の構成を示すブロック図である。移動体通
信網は例えば階層構造を有しており、図示しない関門制
御局であるATMノード(交換機)が階層の最上位に位置
し、下位に位置する在圏制御局交換機10と接続されてい
ると共に、他の通信網とも接続されている。
【0015】在圏制御局交換機10は関門制御局の下位に
位置するATMノードであり、複数階層になっていてもよ
い。最下位の在圏制御局交換機10はそれぞれ入出力ATM
伝送路13、14によって無線基地局15、16と接続されてい
る。各無線基地局15、16はそれぞれ所定のサービスエリ
ア内に位置する移動局20との無線接続を行う。在圏制御
局交換機10は、セルスイッチ80、セルスイッチ制御装置
81、入力ATM伝送路毎に存在する入力制御モジュール8
2、90、出力バッファ84及び出力先テーブル83、91を備
えている。出力バッファ84は入力ATM伝送路において、
セルスイッチ80の前段に配置されるセルのバッファメモ
リである。出力先テーブル83、91は、それぞれ入力ATM
伝送路におけるセルスイッチ80の前段に設けられ、セル
の入力時のATM仮想チャネル識別子から、そのセルのセ
ルスイッチ通過時の仮想チャネル識別子(、出力時のATM
仮想チャネル識別子)および出力ATM伝送路情報が検索で
きるテーブルである。
【0016】入力制御モジュール82、90は、それぞれ入
力ATM伝送路を監視し、入力したセルのATM仮想チャネル
識別子で出力先テーブル83、91を検索し、その出力ATM
伝送路情報が”保留”であれば、そのセルを出力バッフ
ァ84へ格納する。また、”保留”でなければセルスイッ
チ通過時の仮想チャネル識別子に書き換え、セルスイッ
チ80へ渡す。なお、呼設定等の接続制御用の情報セルは
セルスイッチ80を経由して、セルスイッチ制御装置81に
転送される。更に”保留”が解除されたとき、設定され
た伝送速度でバッファ84に蓄積されているセルをセルス
イッチ80へ送出する。
【0017】バッファ用端末装置85は、入力バッファ8
6、87、88とセル送出モジュール89を備えている。入力
バッファ86、87、88はFIFO動作を行うセルのバッファメ
モリであり、仮想チャネル毎に必要に応じて確保・解放
される。セル送出モジュール89は、後述する帯域管理装
置(12)によって仮想チャネル毎に設定された伝送速度で
セルを送出する。
【0018】ハンドオーバ処理時には、ハンドオーバ処
理を開始する前に入力伝送路をバッファ用端末装置85に
切り換えて入力バッファ86〜88内にセルを蓄積すると共
に、無線基地局15、16の切り換えを実行する。そして、
ハンドオーバ処理が終了した後、バッファ用端末装置85
の出力と新基地局16とを接続して蓄積していたセルを移
動局へバースト送出し、送出が完了すると、元の伝送路
へ切り戻す。
【0019】図1は、本発明が適用される移動通信シス
テムの要部構成を示すブロック図である。旧基地局15は
旧基地局への伝送路13を介して交換機10に接続されてお
り、新基地局16は新基地局への伝送路14を介して交換機
10に接続されている。交換機10には各伝送路13、14毎
(各基地局対応)に帯域管理装置11、12が設けられてい
る。旧基地局15と通信中の移動端末20は、例えば発呼時
に要求した帯域が割り当てられており、新基地局16にハ
ンドオーバするとき、旧基地局15を介してハンドオーバ
呼帯域(必要最小限)割り当て要求32を交換機10に送信す
る。この、ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当て要
求32の要求量は、例えば発呼時に要求した帯域と同じで
もよい。
【0020】新基地局16にハンドオーバした移動端末21
は、新基地局16を介してハンドオーバ呼帯域(残り)割り
当て要求33を交換機10に送信する。ハンドオーバ呼帯域
(残り)割り当て要求33の要求量は、前記したハンドオー
バ呼帯域(必要最小限)割り当て要求32の要求量に加算さ
れて、ハンドオーバ中に保留されたセルを移動端末21に
バースト転送するための帯域であり、発呼時の割当量を
1とすると例えば0.1〜2程度の量であってもよい。
【0021】新基地局16の無線ゾーン18に在圏し、現在
通信中でない移動端末22が発呼する場合には、新基地局
16を介して新規呼帯域割り当て要求31を交換機10に送信
する。各帯域割り当て要求31、32、33は交換機10のセル
スイッチ制御装置81において実行される機能である(新
基地局側)帯域管理装置12に渡される。
【0022】図2は、(新基地局側)帯域管理装置12の構
成を示すブロック図である。帯域管理装置12には、新規
呼帯域割り当て要求キュー51、ハンドオーバ呼帯域(必
要最小限)割り当て要求キュー52、ハンドオーバ呼帯域
(残り)割り当て要求キュー53、空き帯域管理テーブル50
を設ける。渡された新規呼帯域割り当て要求31は新規呼
帯域割り当て要求キュー51に、ハンドオーバ呼帯域(必
要最小限)割り当て要求32はハンドオーバ呼帯域(必要最
小限)割り当て要求キュー52に、ハンドオーバ呼帯域(残
り)割り当て要求はハンドオーバ呼帯域(残り)割り当て
要求キュー53にそれぞれキューイングされる。
【0023】帯域管理装置12は、空き帯域管理テーブル
50から空き帯域を検出すると新規呼帯域割り当て要求キ
ュー51から要求を取り出し、空き帯域を割り当てる。ま
た、帯域管理装置12は、空き帯域管理テーブル50から空
き帯域を検出するとハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割
り当て要求キュー52から要求を取り出し、空き帯域を割
り当てる。さらに、帯域管理装置12は、空き帯域管理テ
ーブル50から空き帯域を検出するとハンドオーバ呼帯域
(残り)割り当て要求キュー53から要求を取り出し、空き
帯域を割り当てる。以上の様な構成および動作によっ
て、必要な帯域を必要な時に割り当てるので、無駄な帯
域の割り当てが減少し、許容トラフィック量が増加す
る。
【0024】図3は、各キュー毎に受け付け重み記憶手
段を設けた帯域管理装置12の構成を示すブロック図であ
る。帯域管理装置12には、空き帯域管理テーブル50、新
規呼帯域割り当て要求キュー51、ハンドオーバ呼帯域
(必要最小限)割り当て要求キュー52、ハンドオーバ呼帯
域(残り)割り当て要求キュー53、及び各要求の受け付け
重み記憶手段61、62、63を設ける。各要求の受け付け重
み記憶手段61、62、63には事前に値が設定される。
【0025】渡された新規呼帯域割り当て要求31は新規
呼帯域割り当て要求キュー51に、ハンドオーバ呼帯域
(必要最小限)割り当て要求32はハンドオーバ呼帯域(必
要最小限)割り当て要求キュー52に、ハンドオーバ呼帯
域(残り)割り当て要求はハンドオーバ呼帯域(残り)割り
当て要求キュー53にそれぞれキューイングされる。帯域
管理装置12は、空き帯域管理テーブル50から空き帯域を
検出すると、各要求の受け付け重みの比率に応じて空き
帯域を割り当てる。
【0026】具体的には、帯域管理装置12は所定の周期
(例えば1秒ごと)で空き帯域を検出し、ある時点で空
き帯域が16単位存在したとする。各要求の受け付け重
みW1〜W3の比率が2:5:1であったとすると、新
規呼に対して4単位、ハンドオーバ呼(必要最小限)に対
して10単位、ハンドオーバ呼(残り)に対して2単位が
割り当てられる。そして、割り当てられた各空き帯域の
範囲内において、各要求キュー51〜53から順に要求が取
り出されて帯域が割り当てられる。以上の様な構成およ
び動作によって、要求の種別に応じて必要な帯域を割り
当てるので、例えばハンドオーバ時に帯域が優先的に確
保でき、通信の品質が向上する。
【0027】図4は、各キュー毎にキュー長モニタ手段
71、72、73を設けた帯域管理装置12の構成を示すブロッ
ク図である。帯域管理装置12には、空き帯域管理テーブ
ル50、新規呼帯域割り当て要求キュー51、ハンドオーバ
呼帯域(必要最小限)割り当て要求キュー52、ハンドオー
バ呼帯域(残り)割り当て要求キュー53、及び各要求キュ
ー長モニタ手段71、72、73を設ける。
【0028】渡された新規呼帯域割り当て要求31は新規
呼帯域割り当て要求キュー51に、ハンドオーバ呼帯域
(必要最小限)割り当て要求32はハンドオーバ呼帯域(必
要最小限)割り当て要求キュー52に、ハンドオーバ呼帯
域(残り)割り当て要求はハンドオーバ呼帯域(残り)割り
当て要求キュー53にそれぞれキューイングされる。帯域
管理装置12は、例えば所定の周期で空き帯域管理テーブ
ル50から空き帯域を検出し、各要求キュー長に応じて空
き帯域を割り当てる。例えば、割り当て数は下記のよう
に算出する。
【0029】P1 = E * L1 / (L1 + L2 + L3) P2 = E * L2 / (L1 + L2 + L3) P3 = E * L3 / (L1 + L2 + L3) 。
【0030】ここで、Eは空き帯域の総量であり、L1〜
L3は各要求キュー51〜53のキュー長である。そして、割
り当てられた各空き帯域P1〜P3の範囲内において、各要
求キュー51〜53から順に要求が取り出されて帯域が割り
当てられる。以上の様な構成および動作によって、トラ
フィックの状態に応じて必要な帯域を割り当てるので、
空きを効率よく利用可能となり、許容トラフィック量が
増加する。
【0031】図5は、各キュー毎に受け付け重み記憶手
段61、62、63とキュー長モニタ手段71、72、73を設けた
帯域管理装置12の構成を示すブロック図である。帯域管
理装置12には、空き帯域管理テーブル50、新規呼帯域割
り当て要求キュー51、ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)
割り当て要求キュー52、ハンドオーバ呼帯域(残り)割り
当て要求キュー53、及び各要求の受け付け重み記憶領域
61、62、63、各要求キュー長モニタ手段71、72、73を設
ける。
【0032】渡された新規呼帯域割り当て要求31は新規
呼帯域割り当て要求キュー51に、ハンドオーバ呼帯域
(必要最小限)割り当て要求32はハンドオーバ呼帯域(必
要最小限)割り当て要求キュー52に、ハンドオーバ呼帯
域(残り)割り当て要求はハンドオーバ呼帯域(残り)割り
当て要求キュー53にそれぞれキューイングされる。帯域
管理装置12は、所定の周期で空き帯域管理テーブル50か
ら空き帯域を検出し、各要求の受け付け重みとキュー長
に応じて空き帯域を割り当てる。例えば、割り当て数は
次のように算出する。
【0033】K1 = w1 * L1 K2 = w2 * L2 K3 = w3 * L3 P1 = E * K1 / (K1 + K2 + K3) P2 = E * K2 / (K1 + K2 + K3) P3 = E * K3 / (K1 + K2 + K3) 。
【0034】ここで、Eは空き帯域の総量であり、L1〜
L3は各要求キュー51〜53のキュー長、w1〜w3は各要求の
受け付け重みである。そして、割り当てられた各空き帯
域P1〜P3の範囲内において、各要求キュー51〜53から順
に要求が取り出されて帯域が割り当てられる。以上の様
な構成および動作によって、要求の種別およびトラフィ
ックの状態に応じて必要な帯域を割り当てるので、例え
ばハンドオーバ時に帯域が優先的に確保でき、通信の品
質が向上すると共に、空きを効率よく利用可能となり、
許容トラフィック量が増加する。
【0035】図6は、ハンドオーバ時の動作を示す説明
図である。また、図6の下方のグラフは、ハンドオーバ
時の移動端末20の通信帯域の変化および交換機において
蓄積されるセル量の変化を示している。旧基地局、新基
地局、次の基地局の無線ゾーン17、18、19は一次元的に
配置されており、いくらかのオーバラップ幅で重なり合
っているものとする。旧基地局の無線ゾーン17に在圏す
る移動端末20が新基地局の無線ゾーン18の境界を通過し
たときハンドオーバが発生し、ハンドオーバ呼帯域(必
要最小限)割り当て要求を送信する。新基地局で使用す
る帯域に関する情報は旧基地局経由で入手するので、ハ
ンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当て要求は旧基地局
の無線ゾーン17を通過するまでに受け付けられる必要が
ある。
【0036】ハンドオーバ中に交換機に到着したデータ
は交換機のバッファ(76〜78)に蓄積される。ハンドオ
ーバ後にはこの蓄積を解消するために通常よりも速い伝
送速度で送出する必要がある。このためハンドオーバ終
了後さらにハンドオーバ呼帯域(残り)割り当て要求を行
う。つまり、この帯域はハンドオーバが終了するまでは
確保する必要がない。また、現在の交換機が経路からは
ずれてしまう可能性があるので次のハンドオーバが始ま
る所定時間前までにハンドオーバ呼帯域(残り)割り当て
要求が受け付けられる必要がある。
【0037】以上、実施例を開示したが、本発明におい
ては下記に示すような変形例も考えられる。実施例にお
いては、ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当て要求
量は例えば通常時の割当量と同じ例を開示したが、本発
明におけるハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当て要
求量は、ハンドオーバ呼帯域(残り)割り当て要求を伝送
することができる帯域であればよく、ハンドオーバ呼帯
域(必要最小限)割り当て要求量が通常時の帯域より少な
くてもハンドオーバは可能である。この場合には、バー
スト伝送後に帯域を通常時の帯域に戻す。また、ハンド
オーバ呼帯域(残り)割り当て要求は、ハンドオーバ後直
ちに割り当てられる必要はなく、交換機においてセルを
保留できれば、ハンドオーバ後更に所定時間経過後にハ
ンドオーバ呼帯域(残り)を割り当ててもデータが消滅す
ることはない。従って、本発明によれば、ハンドオーバ
時の帯域確保がより柔軟に実施可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ハ
ンドオーバ呼帯域(必要最小限)とハンドオーバ呼帯域
(残り)を同時に確保しなくてすみ、帯域資源を節約する
ことによってより多くの呼を収容することができるとい
う効果がある。また、ハンドオーバ開始時にバースト伝
送用の帯域(残り)を確保できなくてもハンドオーバが
可能であり、ハンドオーバに伴い呼が切断される可能性
が小さくなり、通話品質が向上するという効果もある。
更に、要求の種別やトラフィック状態に基づいて帯域の
割り当てを行うことにより、通話品質が向上する、ある
いはより多くの呼を収容することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される移動通信網の要部構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である、帯域管理装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例である、各要求割り当ての重
みを参照する場合の帯域管理装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の一実施例である、各要求キュー長を参
照する場合の帯域管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の一実施例である、各要求割り当ての重
みと各要求キュー長を同時に参照する場合の帯域管理装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明におけるハンドオーバ時の動作を示す説
明図である。
【図7】本発明が適用される交換機の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】 【符号の説明】
10…交換機、11…(旧基地局側)帯域管理装置、12
…(新基地局側)帯域管理装置、13…(旧基地局側)伝送
路、14…(新基地局側)伝送路、15…旧基地局、16
…新基地局、17…旧基地局の無線ゾーン、18…新基
地局の無線ゾーン、19…次基地局の無線ゾーン、20
…移動端末1、21…移動端末2、22…移動端末3、
31…新規呼帯域割り当て要求、32…ハンドオーバ呼
帯域(必要最小限)割り当て要求、33…ハンドオーバ呼
帯域(残り)割り当て要求、41…新規呼帯域割り当て、
42…ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当て、43
…ハンドオーバ呼帯域(残り)割り当て、50…空き帯域
管理テーブル、51…新規呼帯域割り当て要求キュー、
52…ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当て要求キ
ュー、53…ハンドオーバ呼帯域(残り)割り当て要求キ
ュー、61…新規呼帯域割り当て重み記憶手段、62…
ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当て重み記憶手
段、63…ハンドオーバ呼帯域(残り)割り当て重み記憶
手段、71…新規呼帯域割り当てキュー長モニタ手段、
72…ハンドオーバ呼帯域(必要最小限)割り当てキュー
長モニタ手段、73…ハンドオーバ呼帯域(残り)割り当
てキュー長モニタ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K034 AA02 EE03 EE13 HH23 HH54 MM08 5K067 AA13 AA23 BB03 EE02 EE61 GG02 GG11 HH05 HH11 JJ02 JJ11 JJ35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルラー方式の無線通信システムにおける
    帯域割り当て方法であって、 移動端末の発呼に伴う新規呼帯域の割り当て要求を受け
    付ける工程と、 移動端末のハンドオーバの開始に伴うハンドオーバ呼の
    第1の帯域の割り当て要求を受け付ける工程と、 移動端末のハンドオーバの終了に伴うハンドオーバ呼の
    第2の帯域の割り当て要求を受け付ける工程と、 周期的に前記受け付けた要求に対して空き帯域を割り当
    てる工程とを含むことを特徴とする帯域割り当て方法。
  2. 【請求項2】前記新規呼帯域の割り当て、ハンドオーバ
    呼の第1および第2の帯域割り当てにおいて、割り当て
    要求をキューイングしているキューから、空き帯域に対
    して、事前に設定した重みの比率で割り当てを行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の帯域割り当て方法。
  3. 【請求項3】前記新規呼帯域の割り当て、ハンドオーバ
    呼の第1および第2の帯域割り当てにおいて、割り当て
    要求をキューイングしているキューから、空き帯域に対
    して、そのときキューイングされている要求量の比率で
    割り当てを行うことを特徴とする請求項1に記載の帯域
    割り当て方法。
  4. 【請求項4】前記新規呼帯域の割り当て、ハンドオーバ
    呼の第1および第2の帯域割り当てにおいて、割り当て
    要求をキューイングしているキューから、空き帯域に対
    して、事前に設定した重みの比率およびそのときキュー
    イングされている要求量の比率で割り当てを行うことを
    特徴とする請求項1に記載の帯域割り当て方法。
  5. 【請求項5】各基地局対応に帯域管理手段が設けられた
    交換機を有する、セルラー方式のATM移動通信網にお
    いて、前記帯域管理手段は、 前記基地局のサービスエリアに在圏する移動端末の発呼
    に伴う新規呼帯域の割り当て要求をキューイングする第
    1のキュー手段と、 他のエリアから移動してくる移動端末からのハンドオー
    バ開始前のハンドオーバ呼の第1の帯域割り当て要求を
    キューイングする第2のキュー手段と、 当該エリアへのハンドオーバ完了後の移動端末からのハ
    ンドオーバ呼の第2の帯域割り当て要求をキューイング
    する第3のキュー手段と、 前記第1のキュー手段、第2のキュー手段および第3の
    キュー手段に蓄積された帯域の割り当て要求に基づき、
    帯域割り当てを実行する帯域割り当て手段とを備えたこ
    とを特徴とする移動通信網。
  6. 【請求項6】前記帯域割り当て手段は、基地局を経由す
    る回線の空き帯域に対して、事前に設定した重みの比率
    およびそのときキューイングされている要求量の比率の
    内の少なくとも一方の比率に基づいて割り当てを行うこ
    とを特徴とする請求項5に記載の移動通信網。
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