JP2001103011A - 光伝送装置の焦点調整機構 - Google Patents

光伝送装置の焦点調整機構

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JP2001103011A
JP2001103011A JP27594999A JP27594999A JP2001103011A JP 2001103011 A JP2001103011 A JP 2001103011A JP 27594999 A JP27594999 A JP 27594999A JP 27594999 A JP27594999 A JP 27594999A JP 2001103011 A JP2001103011 A JP 2001103011A
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movable
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condensing lens
transmission device
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Tatsu Ashikawa
達 芦川
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成を有する安価な装置を使用して正
確に焦点及び光軸を合わせることが可能な光伝送装置の
焦点調整機構を提供する。 【解決手段】 筐体1と、筐体1の内部に備えられた少
なくとも1枚の集光用レンズ2と、少なくとも1枚の集
光用レンズ2と一体的に形成され、回動することによ
り、少なくとも1枚の集光用レンズ2をその光軸に沿っ
て平行移動させる移動手段3、4、5と、移動手段3、
4、5を筐体1の外部から回動させる操作部5と、少な
くとも1枚の集光用レンズ2の焦点位置に配置され、照
射される光の光路が少なくとも1枚の集光用レンズ2の
光軸と一致する発光部8と、少なくとも1枚の集光用レ
ンズ2によって結像された像を観察するための接眼レン
ズ7とを備えた光伝送装置の焦点調整機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送装置の焦点
調整機構に関し、特に、光を用いた空間伝送装置におけ
る送受信機間の光軸を一致させるため等に使用される光
伝送装置の焦点調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】光空間伝送装置の送受信機の設置作業を
行う場合には、送信機から送出された送信光の光軸を受
信機の受光部に正確に合わせることが光通信を成立させ
るためには必要不可欠となっている。
【0003】ここで、有視光を通信媒体とする場合に
は、作業者が、送信機から放射された光を見ながら受信
機の受光部に最も良く光が当たるように送信機または受
信機の位置を変化させながら両者の光軸を合わせるのが
一般的である。
【0004】また、光媒体が赤外線の場合には、送信機
に有視光の発光源と赤外光の発光源の両方を設け、予め
有視光によって前述のような位置合わせを行った後、光
媒体を赤外線に切り替えることにより送受信機間の光軸
を合わせる方法が用いられている。
【0005】さらに、送受信機を相対向する位置に設置
し、光学系または電気系の機器を使用して受信信号が最
大レベルになるように相互の送受信機の位置合わせを調
整することも行われている。一例として、特開平2−1
37531号公報には、ハーフミラーを内蔵したコリメ
ートスコープと望遠鏡とを組み合わせ、コリメートスコ
ープの水平軸及び垂直軸を回転させ、望遠鏡の光軸に対
象物を捕らえる方法を採用した光伝送装置が開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術においては、送信機より照射された有視光は、一般的
に光量が少なく、太陽光の直下で有視光を認識すること
は極めて困難であるため、直射日光が当たらないように
ひさし等を設けて送受信機の設置作業を行ったり、夜間
に設置工事を行う必要があった。
【0007】また、赤外光の場合には、目視にてビーム
を見ることができず、また、レーザー光の場合には、出
力光の強度によっては眼球に損傷の危険があるため、直
接目視にてビームを見ることを避ける必要がある。その
ため、光学系または電気系の機器を使用して光軸を合わ
せることが行われているが、送受信機を相対向させて受
信信号が最大レベルになるように相互の送受信機の位置
合わせを行うと、赤外光やレーザー光はビーム幅が狭
く、送信機の角度が僅かに変化しても到達距離が長いと
かなりの偏位となるため、送受信機の設置作業に長時間
を要するという問題があった。
【0008】さらに、上記のような光学系及び電気系の
機器による方法では、ハーフミラーやコリメートスコー
プ及びプリズム等の精密な光学系部品を必要とし、光を
電気信号に変換して電気信号により光学系機構の調整を
行うため、制御系機構が多く複雑なシステム構成とな
り、装置全体の価格が上昇するという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記従来の技術における
問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成を有
する安価な装置を使用して正確に焦点及び光軸を合わせ
ることが可能な光伝送装置の焦点調整機構を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、光伝送装置の焦点調整機構
であって、筐体と、該筐体の内部に備えられた少なくと
も1枚の集光用レンズと、該少なくとも1枚の集光用レ
ンズと一体的に形成され、回動することにより、前記少
なくとも1枚の集光用レンズをその光軸に沿って平行移
動させる移動手段と、前記移動手段を前記筐体の外部か
ら回動させる操作部と、前記少なくとも1枚の集光用レ
ンズの焦点位置に配置され、照射される光の光路が前記
少なくとも1枚の集光用レンズの光軸と一致する発光部
と、前記少なくとも1枚の集光用レンズによって結像さ
れた像を観察するための接眼レンズとを備えたことを特
徴とする。
【0011】そして、請求項1記載の発明によれば、少
なくとも1枚の集光用レンズによって結像された像を目
視で確認しながら、筐体の外部から移動手段を回動させ
て焦点を調整することにより、光伝送装置の送受信機の
光軸を一致させることができるため、操作性が良く、短
い時間で送受信機の設置作業を行うことができる。
【0012】また、焦点調整機構を構成する移動手段
は、少なくとも1枚の集光用レンズと一体に形成されて
いるため、光学系機構の制御系が不要で安価な焦点調整
機構を提供することができる。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、前記
光伝送装置の焦点調整機構の好ましい一態様として、前
記移動手段を、前記少なくとも1枚の集光用レンズと一
体的に形成された円筒状の焦点調整用可動部と、該焦点
調整用可動部の外周部に固着された可動用回転体とで構
成することができ、前記操作部を、前記筐体に形成され
た開口部から外部に突出した前記可動用回転体の一部と
することができ、簡易な構成を有する焦点調整機構を提
供することができる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、前記光伝送
装置の焦点調整機構の好ましい一態様として、前記移動
手段を、前記少なくとも1枚の集光用レンズと一体的に
形成された円筒状の焦点調整用可動部と、該焦点調整用
可動部の外周部に固着され外周面に一定の間隔で穴部を
備えたリング状の可動用回転体とで構成することがで
き、前記操作部を、前記筐体に形成された開口部から前
記焦点調整用可動部の前記穴部に挿入可能な調整棒とす
ることができ、調整棒が脱着可能となっているため、可
動用回転体の径を小さく形成することができ、よりコン
パクトな焦点調整機構を提供することができる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、前記光伝送
装置の焦点調整機構の好ましい一態様として、前記移動
手段を、前記少なくとも1枚の集光用レンズと一体的に
形成された円筒状の焦点調整用可動部と、該焦点調整用
可動部の外周部に固着された可動用歯車と、該可動用歯
車と螺合する駆動用歯車とで構成することができ、前記
操作部を、前記筐体に形成された開口部から外部に突出
した前記駆動用歯車の一部とすることができる。
【0016】請求項5記載の発明によれば、前記光伝送
装置の焦点調整機構の好ましい一態様として、前記移動
手段を、前記少なくとも1枚の集光用レンズと一体的に
形成された円筒状の焦点調整用可動部と、該焦点調整用
可動部の外周部に固着された可動用歯車と、該可動用歯
車と螺合する2枚の駆動用歯車とで構成して、該2枚の
駆動用歯車は互いに異なる歯数を有するように構成する
ことができ、前記操作部を、前記筐体に形成された開口
部から外部に突出した前記2枚の駆動用歯車の各々の一
部とすることができる。
【0017】これによって、2枚の駆動用歯車の各々を
同一角度回転した場合でも前記可動用歯車の回転角度が
異なるため、焦点合わせにおける粗調整または微調整を
容易に切り替えることができる。
【0018】請求項6記載の発明は、前記操作部を覆う
カバーを前記筐体に備えることを特徴とする。これによ
って、誤って前記操作部または前記移動手段に接触する
ことを防止することができ、より操作性の良い光伝送装
置の焦点調整機構を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる光伝送装置
の焦点調整機構の実施の形態の具体例を図面を参照しな
がら説明する。
【0020】図1は、本発明にかかる光伝送装置の焦点
調整機構を備えた光伝送装置の送信機の基本構成を示
し、この送信機100は、筐体1の内部に、焦点を調整
するための集光用レンズ群2と、この集光用レンズ群2
を構成するレンズと一体的に形成され、このレンズを前
後方向(紙面の左右方向)に移動させて焦点距離を調整
する円筒状の焦点調整用可動部3と、焦点調整用可動部
3の外周部に固着され、焦点調整用可動部3が回転した
際に前後方向に移動する距離よりも幅広に形成された可
動用回転体4と、可動用回転体4に連動するとともに、
その一部が筐体1の外部に突出した駆動用回転体5と、
駆動用回転体5を覆うカバー6と、集光用レンズ群2に
よって結像された像を確認する接眼レンズ7と、データ
伝送用駆動回路を内蔵した発光部8と、筐体1の全体を
回動可能に支持するとともに、上下左右方向に調整でき
る雲台9とで構成されている。ここで、発光部8は、予
め集光用レンズ群2の光軸上でかつその焦点位置に正確
に設置されているものとする。
【0021】図2は、本発明にかかる焦点調整機構の第
1実施例として、図1における各々1つの可動用回転体
4及び駆動用回転体5を設けた場合を示している。
【0022】本実施例では、上記集光用レンズ群2とし
ての望遠鏡12を設け、可動用回転体4及び駆動用回転
体5に歯車を使用し、駆動用回転体5の一部が筐体1の
外部に一箇所突出している。尚、以下の説明において、
可動用回転体4及び駆動用回転体5を各々可動用歯車1
4、駆動用歯車15と呼称する。
【0023】筐体1の内部には、望遠鏡12と、望遠鏡
12のレンズを前後方向に移動させて焦点距離を調整す
るための円筒状の焦点調整用可動部3と、焦点調整用可
動部3の外周部に固着された幅20〜30mmの可動用
歯車14と、可動用歯車14に連動して一部が筐体1の
外部に3〜5mm突出するとともに、幅が10〜15m
mの駆動用歯車15が備えられ、さらに、駆動用歯車1
5を覆うカバー6と、筐体1の外部からの水の侵入を防
ぐパッキン10とが備えられる。
【0024】次に、上記光伝送装置の焦点調整機構の動
作について図2を参照しながら説明する。
【0025】まず、上記焦点調整機構を備えた光伝送装
置の送信機100(図1)と、図示しない受信機を相対
向する位置に配置する。
【0026】次に、送信機100の駆動用歯車15を左
右に回転させることにより、駆動用歯車15に連動して
可動用歯車14が回転し、望遠鏡12の焦点調整用可動
部3が前後に動き、望遠鏡12の焦点距離が可変とな
る。ここで、望遠鏡12の焦点が受信機に合うように駆
動用歯車15を回転させ、受信機の受光部の中心が接眼
レンズ7の視野に入るように送信機100を動かして雲
台9を仮止めする。
【0027】次に、接眼レンズ7の視野の中心に受信機
の図示しない受光部の中心を合わせ、駆動用歯車15を
回転させて望遠鏡12の像の焦点を合わす。これによ
り、発光部8は予め正確に望遠鏡12の光軸上に設置さ
れているため、光伝送装置を構成する送信機100と受
信機との光軸は、発光部8から照射される光の光軸に合
致したこととなる。
【0028】さらに、受信機にて受信レベルを確認し、
受信レベルが最大になるように送信機100及び受信機
の向きを微調整する。微調整が終了し、受信レベルが最
大になったところで送信機100及び受信機双方の雲台
9を固定する。
【0029】最後に、カバー6を、パッキン10を介し
て筐体1より突出した駆動用歯車15を覆うように筐体
1に固定する。
【0030】尚、上記実施例において例示した寸法につ
いては、本発明の構成を限定するものではなく、また、
可動用歯車14及び駆動用歯車15の材質は、ゴム等の
摩擦係数の大きいものであれば特に制限はない。さら
に、駆動用歯車15が筐体1から外部へ突出する箇所
(操作部)は、上部に1箇所設けた場合の例を挙げた
が、例えば、左右各々1箇所としても略々同様の動作を
行うことができることはもちろんである。
【0031】次に、本発明にかかる焦点調整機構の第2
実施例として、焦点調整用可動部3を移動させるための
回転体が1つの場合を図3を参照しながら説明する。
【0032】本実施例では、集光用レンズ群2としての
望遠鏡12を設け、可動用回転体としての可動用回転体
11の一部が筐体1の外部に1箇所突出している。
【0033】筐体1の内部には、望遠鏡12と、望遠鏡
12のレンズを前後方向に移動させて焦点距離を調整す
るための円筒状の焦点調整用可動部3と、焦点調整用可
動部3の外周部に固着され、一部が筐体1の外部に3〜
5mm突出するとともに、幅が10〜15mmの可動用
回転体11が備えられ、さらに、可動用回転体11を覆
うカバー6と、筐体1の外部からの水の侵入を防ぐパッ
キン10とが備えられる。
【0034】次に、上記光伝送装置の焦点調整機構の動
作について図3を参照しながら説明する。
【0035】まず、上記焦点調整機構を備えた光伝送装
置の送信機100と、図示しない受信機を相対向する位
置に配置する。
【0036】次に、可動用回転体11を左右に回転させ
ることにより、望遠鏡12の焦点調整用可動部3が前後
に動き、望遠鏡12の焦点距離が可変となる。ここで、
望遠鏡12の焦点が受信機に合うように可動用回転体1
1を回転させ、受信機の受光部の中心が接眼レンズ7の
視野に入るように送信機100を動かして雲台9を仮止
めする。
【0037】次に、接眼レンズ7の視野の中心に受信機
の受光部の中心を合わせ、可動用回転体11を回転させ
て望遠鏡12の像の焦点を合わす。これにより、発光部
8は予め正確に望遠鏡12の光軸上に設置されているた
め、光空間伝送装置を構成する送信機100と受信機と
の光軸は、発光部8から照射される光の光軸に合致した
こととなる。
【0038】さらに、受信機にて受信レベルを確認し、
受信レベルが最大になるように送信機100及び受信機
の向きを微調整する。微調整が終了し、受信レベルが最
大になったところで送信機100及び受信機双方の雲台
9を固定する。
【0039】最後に、カバー6を、パッキン10を介し
て筐体1より突出した可動用回転体11を覆うように筐
体1に固定する。
【0040】尚、上記実施例において例示した寸法につ
いては、本発明の構成を限定するものではなく、また、
可動用回転体11の材質は、ゴム等の摩擦係数の大きい
ものであれば特に制限はない。さらに、可動用回転体1
1が筐体1から外部へ突出する箇所(操作部)は、上部
に1箇所設けた場合の例を挙げたが、例えば、左右各々
1箇所としても略々同様の動作を行うことができること
はもちろんである。
【0041】次に、本発明にかかる焦点調整機構の第3
実施例を図4を参照しながら説明する。
【0042】本実施例では、焦点調整用可動部3を移動
させるための可動用回転体として、焦点調整用可動部3
の外周部に30°の間隔で直径5mm、深さ5mmの穴
部22aが形成された幅10mmのリング状の可動用回
転体22が固着されている。
【0043】また、可動用回転体22には、直径4m
m、長さ40mm程度の調整棒13を装着でき、この調
整棒13は、可動用回転体22の穴部22aに挿入した
際に、筐体1より外部に20〜25mm突出する構造に
なっている。
【0044】次に、上記光伝送装置の焦点調整機構の動
作について図4を参照しながら説明する。
【0045】まず、上記焦点調整機構を備えた光伝送装
置の送信機100と、図示しない受信機を相対向する位
置に配置する。
【0046】次に、調整棒13を可動用回転体22の穴
部22aに差し込み、調整棒13を左右に動かすことに
より、可動用回転体22が左右に回転し、望遠鏡12の
焦点調整用可動部3が前後に動いて望遠鏡12の焦点を
調整することができる。ここで、望遠鏡12の焦点が受
信機に合うように調整棒13により可動用回転体22を
回転させ、受信機の中心が接眼レンズ7の視野に入るよ
うに送信機100を動かし、雲台9を仮止めする。
【0047】次に、接眼レンズ7の視野の中心に受信機
の受光部の中心に合わせ、調整棒13により可動用回転
体11を回転させて望遠鏡12の像の焦点を合わす。こ
れにより、発光部8は予め正確に望遠鏡12の光軸上に
設置されているため、光空間伝送装置を構成する送信機
100と受信機との光軸は、発光部8から照射される光
の光軸に合致したこととなる。
【0048】さらに、受信機にて受信レベルを確認し、
受信レベルが最大になるように送信機100及び受信機
の向きを微調整する。微調整が終了し、受信レベルが最
大になったところで送信機100及び受信機双方の雲台
9を固定する。
【0049】最後に、調整棒13を可動用回転体22よ
り取り外し、カバー6をパッキン10を介して筐体1よ
り突出した駆動用歯車5を覆うように筐体1に固定す
る。
【0050】尚、上記実施例において例示した寸法及び
角度については、本発明の構成を限定するものではな
い。また、図示していないが、筐体1の上部の可動用回
転体22が突出する穴部1a近傍に可動用回転体22の
回転方向に沿って目盛りを記載することにより、上記送
受信機間の光軸調整作業をより容易に行うことができ
る。尚、可動用回転体22が筐体1の外部に突出する箇
所(操作部)は、上部に1箇所設けた場合の例を挙げた
が、例えば、左右に各々1箇所としても略々同様の動作
を行うことができることは言うまでもない。
【0051】次に、本発明にかかる焦点調整機構の第4
実施例を図5を参照しながら説明する。
【0052】本実施例では、図1における可動用回転体
4に相当する1つの可動用歯車24と、駆動用回転体5
に相当する2つの駆動用歯車25(25A、25B)が
備えられる。
【0053】本実施例では、集光用レンズ群2としての
望遠鏡12を設け、各々の駆動用歯車25A、25Bの
一部が筐体1の外部に突出している。
【0054】筐体1の内部には、赤外光及び接眼レンズ
から覗いた像の焦点を調整するための望遠鏡12と、望
遠鏡12の一部であって、レンズを前後方向に移動させ
て焦点距離を調整するための円筒状の焦点調整用可動部
3と、焦点調整用可動部3の外周部に固着された幅20
〜30mmの可動用歯車24と、可動用歯車24に連動
し、その一部が筐体1の外部に3〜5mm突出し、幅が
10〜15mmの駆動用歯車25A、25Bとが備えら
れ、さらに、可動用歯車24及び駆動用歯車25を覆う
カバー6(6A、6B)と、筐体1の外部から水の侵入
を防ぐパッキン10(10A、10B)とが備えられ
る。
【0055】駆動用歯車25Aと、駆動用歯車25Bと
は歯数が異なり、可動用歯車24と駆動用歯車25A及
び駆動用歯車25Bとの回転比は、可動用歯車24:駆
動用歯車25A:駆動用歯車25B=8:2:1となっ
ている。
【0056】そして、駆動用歯車25Aまたは駆動用歯
車25Bを左右に回転することにより、駆動用歯車25
Aまたは駆動用歯車25Bに連動して可動用歯車24が
回転し、望遠鏡12の焦点調整用可動部3が前後に動い
て望遠鏡12の焦点の調整を行うことができる。このと
き、駆動用歯車25Aを1回転させると、可動用歯車2
4は1/4だけ回転し、駆動用歯車25Bを1回転させ
ると、可動用歯車24は1/8だけ回転するため、駆動
用歯車25Aによって粗調整を行い、駆動用歯車25B
によって微調整を行うことができる。
【0057】次に、上記光伝送装置の焦点調整機構の動
作について図5を参照しながら説明する。
【0058】まず、上記構成を有する光伝送装置の送信
機100と、図示しない受信機を相対向する位置に配置
する。
【0059】次に、駆動用歯車25Aを左右に回転させ
ることにより、可動用歯車24が回転し、望遠鏡12の
焦点調整用可動部3が前後に動いて望遠鏡12の焦点の
粗調整を行う。すなわち、望遠鏡12の焦点が受信機の
受光部に合うように駆動用歯車25Aを回転させ、受信
機の受光部中心が接眼レンズ7の視野に入るように送信
機100を動かし、雲台9を仮止めする。
【0060】次に、接眼レンズ7の視野の中心に受信機
の受光部の中心を合わせ、駆動用歯車25Bを回転させ
て望遠鏡12の像の焦点を合わす。これにより、発光部
8は予め正確に望遠鏡12の光軸上に設置されているた
め、光空間伝送装置を構成する送信機100と受信機と
の光軸は、発光部8から照射される光の光軸に合致した
こととなる。
【0061】さらに、受信機にて受信レベルを確認し、
受信レベルが最大になるように送信機100及び受信機
の向きを微調整する。微調整が終了し、受信レベルが最
大になったところで送信機100及び受信機双方の雲台
9を固定する。
【0062】最後に、カバー6をパッキン10を介して
筐体1より突出した駆動用歯車25A、25Bを覆うよ
うに筐体1に固定する。
【0063】尚、上記実施例において例示した寸法及び
回転比については、本発明の構成を限定するものではな
い。また、可動用歯車24、駆動用歯車25A及び25
Bの材質は、ゴム等の摩擦係数の大きいものであれば特
に制限はない。さらに、駆動用歯車25A及び25Bが
筐体1の外部に突出する箇所(操作部)が各々1箇所存
在する例を挙げたが、例えば、上下左右に各々1箇所と
しても略々同様の動作を行うことができることは言うま
でもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも1枚の集光用レンズによって結像された像を
目視で確認しながら筐体の外部から移動手段を回動させ
て焦点を調整することにより、光伝送装置の送受信機の
光軸を一致させることができるため、操作性が良く、短
時間で送受信機の設置作業を行うことが可能な光伝送装
置の焦点調整機構を提供することができる。
【0065】また、上記に加えて、焦点調整機構を構成
する移動手段を、少なくとも1枚の集光用レンズと一体
に形成することができるため、光学系機構の制御系が必
要なく、安価な焦点調整機構を提供することができる。
【0066】さらに、前記操作部を覆うカバーを前記筐
体に設けることにより、誤って前記操作部または前記移
動手段に接触することを防止することができ、より操作
性の良い光伝送装置の焦点調整機構を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光伝送装置の焦点調整機構を備
えた送信機の基本構成を示す横断面図である。
【図2】本発明にかかる光伝送装置の焦点調整機構の第
1実施例を示す詳細図である。
【図3】本発明にかかる光伝送装置の焦点調整機構の第
2実施例を示す詳細図である。
【図4】本発明にかかる光伝送装置の焦点調整機構の第
3実施例を示す詳細図である。
【図5】本発明にかかる光伝送装置の焦点調整機構の第
4実施例を示す詳細図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a 穴部 2 集光用レンズ群 3 焦点調整用可動部 4 可動用回転体 5 駆動用回転体 6(6A、6B) カバー 7 接眼レンズ 8 発光部 9 雲台 10(10A、10B) パッキン 11 可動用回転体 12 望遠鏡 13 調整棒 14 可動用歯車 15 駆動用歯車 22 可動用回転体 22a 穴部 24 可動用歯車 25(25A、25B) 駆動用歯車 100 送信機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 該筐体の内部に備えられた少なくとも1枚の集光用レン
    ズと、 該少なくとも1枚の集光用レンズと一体的に形成され、
    回動することにより、前記少なくとも1枚の集光用レン
    ズをその光軸に沿って平行移動させる移動手段と、 前記移動手段を前記筐体の外部から回動させる操作部
    と、 前記少なくとも1枚の集光用レンズの焦点位置に配置さ
    れ、照射される光の光路が前記少なくとも1枚の集光用
    レンズの光軸と一致する発光部と、 前記少なくとも1枚の集光用レンズによって結像された
    像を観察するための接眼レンズとを備えたことを特徴と
    する光伝送装置の焦点調整機構。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、前記少なくとも1枚の
    集光用レンズと一体的に形成された円筒状の焦点調整用
    可動部と、該焦点調整用可動部の外周部に固着された可
    動用回転体とで構成され、 前記操作部は、前記筐体に形成された開口部から外部に
    突出した前記可動用回転体の一部であることを特徴とす
    る請求項1記載の光伝送装置の焦点調整機構。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記少なくとも1枚の
    集光用レンズと一体的に形成された円筒状の焦点調整用
    可動部と、該焦点調整用可動部の外周部に固着され外周
    面に一定の間隔で穴部を備えたリング状の可動用回転体
    とで構成され、 前記操作部は、前記筐体に形成された開口部から前記焦
    点調整用可動部の前記穴部に挿入可能な調整棒であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光伝送装置の焦点調整機
    構。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、前記少なくとも1枚の
    集光用レンズと一体的に形成された円筒状の焦点調整用
    可動部と、該焦点調整用可動部の外周部に固着された可
    動用歯車と、該可動用歯車と螺合する駆動用歯車とで構
    成され、 前記操作部は、前記筐体に形成された開口部から外部に
    突出した前記駆動用歯車の一部であることを特徴とする
    請求項1記載の光伝送装置の焦点調整機構。
  5. 【請求項5】 前記移動手段は、前記少なくとも1枚の
    集光用レンズと一体的に形成された円筒状の焦点調整用
    可動部と、該焦点調整用可動部の外周部に固着された可
    動用歯車と、該可動用歯車と螺合する2枚の駆動用歯車
    とで構成され、該2枚の駆動用歯車は互いに異なる歯数
    を有し、 前記操作部は、前記筐体に形成された開口部から外部に
    突出した前記2枚の駆動用歯車の各々の一部であること
    を特徴とする請求項1記載の光伝送装置の焦点調整機
    構。
  6. 【請求項6】 前記操作部を覆うカバーを前記筐体に備
    えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の光伝送装置の焦点調整機構。
JP27594999A 1999-09-29 1999-09-29 光伝送装置の焦点調整機構 Withdrawn JP2001103011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030083963A (ko) * 2002-04-24 2003-11-01 에어로컴 (주) 이미지 촬영장치를 이용한 레이저 전송장치의 정렬 시스템및 정렬 방법

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