JP2001102966A - 無線通信方法およびこの無線通信方法を使用した装置 - Google Patents

無線通信方法およびこの無線通信方法を使用した装置

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JP2001102966A
JP2001102966A JP27977999A JP27977999A JP2001102966A JP 2001102966 A JP2001102966 A JP 2001102966A JP 27977999 A JP27977999 A JP 27977999A JP 27977999 A JP27977999 A JP 27977999A JP 2001102966 A JP2001102966 A JP 2001102966A
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wireless communication
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JP27977999A
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English (en)
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Masanori Kurita
昌典 栗田
Kazuhiro Matsumoto
一弘 松本
Kazunori Matsumoto
万典 松本
Takayuki Arai
隆之 新居
Takashi Saeki
隆 佐伯
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子レンジから発せられる放射雑音に影響を
受けずにスペクトラム拡散方式で確実に通信が可能な無
線通信方法およびこの無線通信方法を使用した装置を提
供する。 【解決手段】 電子レンジ200に供給される電流値を
モニタする電流モニタ部21と、電流モニタ部21でモ
ニタした電流値の変化量を基にして電子レンジ200の
オン・オフを検出するオン・オフ判定部22と、オン・
オフ判定部22で電子レンジ200のオン状態が検出さ
れると、電子レンジ200から発せられる放射雑音の分
布周波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッピング
スペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数を
周波数ホッピングして無線通信を行なう無線制御部11
とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジから発
せられる放射雑音に影響を受けるため無線通信が困難と
なるような無線通信方法およびこの無線通信方法を使用
した装置に関し、特に、スペクトラム拡散方式を用いる
無線通信方法およびこの無線通信方法を使用した装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジを使用する環境下で無
線LANなどの無線通信を行なう際、特に、2.4GH
z(ギガヘルツ)ISM(Industrial Scientific and
Medical )バンドのしかも無線LANでのスペクトラム
拡散方式では、電子レンジから発せられる放射雑音の周
波数帯がISMバンドの通信周波数帯と一部重なるた
め、通信が妨害されるという不具合が発生していた。こ
の問題を回避するため、誤り訂正符号を付加してパケッ
ト送信をしたり、受信機側で受信後にパケット誤り判定
をし、パケット誤り発生時にはパケット再送要求を行な
うなどしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の無線通信方法およびこの無線通信方法を使
用した装置では、電子レンジから発せられる放射雑音の
強度が上がったり、通信装置間の誤り訂正能力を超える
ほど頻繁にエラーが発生すると、再送パケットを繰り返
して送受信することになり、通信のスループットが著し
く低下して送受信が行なえなくなるという問題は依然、
根本的には解決されていなかった。
【0004】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、電子
レンジから発せられる放射雑音に影響を受けずにスペク
トラム拡散方式で確実に通信が可能な無線通信方法およ
びこの無線通信方法を使用した装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
方法にあっては、電子レンジに供給される電流値をモニ
タし、このモニタした電流値の変化量を基にして電子レ
ンジのオン・オフを検出し、電子レンジのオン状態を検
出すると、電子レンジから発せられる放射雑音の分布周
波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッピングスペ
クトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数を周波
数ホッピングすることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の無線通信装置にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタする電流モニタ
部と、この電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を
基にして電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ
判定部と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状
態が検出されると、電子レンジから発せられる放射雑音
の分布周波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッピ
ングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波
数を周波数ホッピングして無線通信を行なう無線制御部
とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の無線通信方法にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタし、このモニタ
した電流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフ
を検出し、電子レンジのオン状態を検出すると、周波数
ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通
信周波数が、電子レンジから発せられる放射雑音の分布
周波数帯に属する場合には、通信データをダミーデータ
として通信し、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信
方式に使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せ
られる放射雑音の分布周波数帯を外れる場合には、通信
データを伝送データとして通信することを特徴とする。
【0008】請求項4記載の無線通信装置にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタする電流モニタ
部と、この電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を
基にして電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ
判定部と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状
態が検出されると、周波数ホッピングスペクトラム拡散
通信方式に使用する無線通信周波数が、電子レンジから
発せられる放射雑音の分布周波数帯に属する場合には、
通信データをダミーデータとして無線通信し、周波数ホ
ッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信
周波数が、電子レンジから発せられる放射雑音の分布周
波数帯を外れる場合には、通信データを伝送データとし
て無線通信を行なう無線制御部と、を備えることを特徴
とする。
【0009】請求項5記載の無線通信方法にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタし、このモニタ
した電流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフ
を検出し、電子レンジのオン状態を検出すると、電子レ
ンジから発せられる放射雑音の発生周期を検出し、放射
雑音の発生タイミングおよびその近傍の期間では、放射
雑音の分布周波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホ
ッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信
周波数を周波数ホッピングし、放射雑音の発生タイミン
グおよびその近傍を除く期間では、放射雑音の分布周波
数帯をも対象周波数帯にして、周波数ホッピングスペク
トラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数を周波数
ホッピングすることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の無線通信装置にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタする電流モニタ
部と、この電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を
基にして電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ
判定部と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状
態が検出されると、電子レンジから発せられる放射雑音
の発生周期を検出し、放射雑音の発生タイミングおよび
その近傍の期間では、放射雑音の分布周波数帯を避けた
周波数帯に限り、周波数ホッピングスペクトラム拡散通
信方式に使用する無線通信周波数を周波数ホッピング
し、放射雑音の発生タイミングおよびその近傍を除く期
間では、放射雑音の分布周波数帯をも対象周波数帯にし
て、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用
する無線通信周波数を周波数ホッピングして無線通信を
行なう無線制御部と、を備えることを特徴とする。
【0011】請求項7記載の無線通信方法にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタし、このモニタ
した電流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフ
を検出し、電子レンジのオン状態を検出すると、電子レ
ンジから発せられる放射雑音の発生周期を検出し、放射
雑音の発生タイミングおよびその近傍の期間では、動画
像の偶数番目の画像フレームデータを含めた送受信を行
ない、放射雑音の発生タイミングおよびその近傍を除く
期間では、動画像の奇数番目の画像フレームデータを含
めた送受信を行なうことを特徴とする。
【0012】請求項8記載の無線通信装置にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタする電流モニタ
部と、この電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を
基にして電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ
判定部と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状
態が検出されると、電子レンジから発せられる放射雑音
の発生周期を検出し、放射雑音の発生タイミングおよび
その近傍の期間では、動画像の偶数番目の画像フレーム
データを含めた送受信を行ない、放射雑音の発生タイミ
ングおよびその近傍を除く期間では、動画像の奇数番目
の画像フレームデータを含めた送受信を行なう無線制御
部と、を備えることを特徴とする。
【0013】請求項9記載の無線通信方法にあっては、
電子レンジに供給される電流値をモニタし、このモニタ
した電流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフ
を検出し、電子レンジのオン状態を検出すると、周波数
ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通
信周波数が、電子レンジから発せられる放射雑音の分布
周波数帯に属する場合には、通信データに動画像の偶数
番目の画像フレームデータを含めて送受信を行ない、周
波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無
線通信周波数が、電子レンジから発せられる放射雑音の
分布周波数帯を外れる場合には、通信データに動画像の
奇数番目の画像フレームデータを含めて送受信を行なう
ことを特徴とする。
【0014】請求項10記載の無線通信装置にあって
は、電子レンジに供給される電流値をモニタする電流モ
ニタ部と、この電流モニタ部でモニタした電流値の変化
量を基にして電子レンジのオン・オフを検出するオン・
オフ判定部と、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信
方式に使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せ
られる放射雑音の分布周波数帯に属する場合には、通信
データに動画像の偶数番目の画像フレームデータを含め
て送受信を行ない、周波数ホッピングスペクトラム拡散
通信方式に使用する無線通信周波数が、電子レンジから
発せられる放射雑音の分布周波数帯を外れる場合には、
通信データに動画像の奇数番目の画像フレームデータを
含めて送受信を行なう無線制御部と、を備えることを特
徴とする。
【0015】請求項11記載の無線通信方法にあって
は、請求項7または9に記載の無線通信方法において、
受信機側では、受信した動画像の画像フレームデータの
うち、パケット誤り率を基にして情報に誤りを含むと判
断した画像フレームデータを再送要求するかまたは破棄
するようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項12記載の無線通信装置にあって
は、請求項8または10に記載の無線通信装置におい
て、受信機では、受信した動画像の画像フレームデータ
のうち、パケット誤り率を基にして情報に誤りを含むと
判断した画像フレームデータを再送要求するかまたは破
棄するようにしたことを特徴とする。
【0017】請求項13記載の無線通信方法にあって
は、請求項1、3、5、7、9、11のいずれかに記載
の無線通信方法において、電子レンジに供給される交流
電源の電圧位相をモニタし、電子レンジから発せられる
放射雑音を検出し、放射雑音の発生タイミングを同タイ
ミングでの電圧位相と関連付けて記憶しておき、その電
圧位相を再度検出することで、放射雑音の発生タイミン
グを検出することを特徴とする。
【0018】請求項14記載の無線通信装置にあって
は、請求項2、4、6、8、10、12のいずれかに記
載の無線通信装置において、電子レンジに供給される交
流電源の電圧位相をモニタする電圧位相モニタ部を設
け、前記オン・オフ判定部で電子レンジのオン状態が検
出されると、電子レンジから発せられる放射雑音を検出
し、放射雑音の発生タイミングを同タイミングでの電圧
位相と関連付けて記憶しておき、その電圧位相を再度検
出することで、放射雑音の発生タイミングを検出する機
能を付加したことを特徴とする。
【0019】請求項15記載の無線通信装置にあって
は、1つのアンテナを受信部側または送信部側に切替接
続し受信または送信を行なう無線通信装置であって、電
子レンジが動作中であることを検出する電子レンジ雑音
検出部と、この電子レンジ雑音検出部の出力に基づき周
波数設定値を変更する周波数制御部と、この周波数制御
部の出力に基づきクロック信号を生成するクロック生成
部と、周波数制御部の出力に基づき局部発振周波数信号
を生成する局部発振部と、アンテナで受信した信号を増
幅する受信増幅部と、局部発振信号を用いて受信増幅部
の出力信号を中間周波数帯信号に変換する受信側周波数
変換部と、この受信側周波数変換部の出力信号の所要周
波数帯域成分を取り出す帯域通過フィルタと、クロック
信号を用いて帯域通過フィルタの所要周波数帯域成分出
力に逆拡散復調を行なう復調部と、クロック信号を用い
て拡散変調を行なう変調部と、局部発振周波数信号を用
いて変調部の拡散変調出力を無線周波数帯信号に変換す
る送信側周波数変換部と、この送信側周波数変換部から
の無線周波数帯信号出力を増幅してアンテナに送出する
送信増幅部と、を備え、周波数制御部は、電子レンジ雑
音検出部が電子レンジ雑音を検出中には、当該電子レン
ジ雑音の周波数帯を避けて局部発振周波数信号とクロッ
ク信号とを設定するよう動作することを特徴とする。
【0020】請求項16記載の無線通信装置にあって
は、1つのアンテナを受信部側または送信部側に切替接
続し受信または送信を行なう無線通信装置であって、受
信したデータからエラーを検知するエラー検知部と、電
子レンジ雑音周期を記憶したメモリ部と、エラー検知部
で検知したエラーの発生周期と電子レンジ雑音周期とを
比較するエラー周期比較部と、このエラー周期比較部で
の比較の結果、電子レンジ雑音発生期間ではダミーパケ
ットを送信し、電子レンジ雑音発生期間でない期間で
は、データパケットをそれぞれアンテナに送信させる送
信部とを備えることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る無線通信方法
およびこの無線通信方法を使用した装置の第1の実施の
形態を図1と図2に基づいて、第2の実施の形態と第3
の実施の形態とを図3に基づいて、第4の実施の形態を
図4に基づいて、第5の実施の形態を図5に基づいて、
第6の実施の形態を図6乃至図9に基づいて、第7の実
施の形態を図10乃至図12に基づいて、それぞれ説明
する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は無線通信装置
と電子レンジとの接続をあらわす説明図である。図2は
無線通信装置のモニタ機能付き電源アダプタのブロック
図である。本実施例は、請求項1、2、13、14の実
施例を説明するものである。
【0023】無線通信装置100は、通信本体10と、
モニタ機能付き電源アダプタ20とを備える。通信本体
10は、後述するように、無線通信を行なう無線制御部
11を備え、無線通信機能は全てこの通信本体10が担
う。モニタ機能付き電源アダプタ20は、図2に示すよ
うに、電流モニタ部21と、オン・オフ判定部22と、
電圧位相モニタ部23と、位相記憶部24と、電子レン
ジプラグ接続口25と、電源コンセント接続刃部26と
を備えて構成されている。電子レンジプラグ接続口25
は電子レンジ200のプラグ210を受け入れ接続し、
電源コンセント接続刃部26は電源コンセント300に
差込接続可能な接続刃部である。
【0024】電流モニタ部21は、電子レンジプラグ接
続口25に接続しており、電源コンセント300から電
子レンジ200に供給される電流値を、モニタする。オ
ン・オフ判定部22は、電流モニタ部21でモニタした
電流値の変化量を基にして電子レンジ200のオン・オ
フを検出する。電圧位相モニタ部23は、電流モニタ部
21と電源コンセント接続刃部26とに接続しており、
電子レンジ200に供給される交流電源の電圧位相をモ
ニタする。
【0025】位相記憶部24は、オン・オフ判定部22
で電子レンジ200のオン状態が検出されると、電子レ
ンジ200から発せられる放射雑音の発生タイミングを
同タイミングでの電圧位相と関連付けて記憶しておく。
なお、位相記憶部24は、電子レンジ200から発せら
れる放射雑音の発生タイミングを、無線制御部11から
通知されるのである。無線制御部11は、電子レンジ2
00から発せられる放射雑音を検出するためのキャリア
センス機能を備えるのである。無線通信機器の当業者に
おいては、一般に、電子レンジ200から発せられる放
射雑音は電子レンジ200の交流電源周期に同期して放
射されていることが知られている。つまり、電流モニタ
部21のみに頼る場合に比べて、電子レンジ200の交
流電源(電圧位相)周期をモニタすることで、電子レン
ジ200の放射雑音の発生タイミングを更に確実に検出
することができるのである。なお、電子レンジ200か
ら発せられる放射雑音には周期性があり、その周波数ス
ペクトルは、スペクトラム拡散方式に使用される周波数
帯域2.484±0.013(GHz )のうち、低域側半
領域に分布していることが当業者の間では知られてい
る。
【0026】無線制御部11は、オン・オフ判定部22
で電子レンジ200のオン状態が検出されると、電子レ
ンジ200から発せられる放射雑音の分布周波数帯を避
けた周波数帯に限り、周波数ホッピングスペクトラム拡
散通信方式に使用する無線通信周波数を周波数ホッピン
グして無線通信を行なう。つまり、無線制御部11は、
電子レンジ200がオン状態になることを知ると、無線
信号と、電子レンジ200から発せられる放射雑音との
混信を防ぐため、電子レンジ200から発せられる放射
雑音の周波数帯を避けるように通信周波数帯を変更する
のである。また、無線制御部11は、オン・オフ判定部
22で電子レンジ200のオン状態が検出されると、電
子レンジ200から発せられる放射雑音を先ず検出し、
同放射雑音の発生タイミングを、位相記憶部24により
同タイミングでの電圧位相と関連付けて記憶しておく。
その後、位相記憶部24がその電圧位相を再度検出する
ことで、放射雑音の発生タイミングを検出することとな
る。
【0027】従って、電子レンジ200に供給される電
流値をモニタする電流モニタ部21と、電流モニタ部2
1でモニタした電流値の変化量を基にして電子レンジ2
00のオン・オフを検出するオン・オフ判定部22と、
オン・オフ判定部22で電子レンジ200のオン状態が
検出されると、電子レンジ200から発せられる放射雑
音の分布周波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッ
ピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周
波数を周波数ホッピングして無線通信を行なう無線制御
部11とを備えるようにしたため、電子レンジ200か
ら発せられる放射雑音に影響を受けずにスペクトラム拡
散方式で確実に通信が可能な無線通信方法およびこの無
線通信方法を使用した装置を提供することができる。
【0028】また、電子レンジ200に供給される交流
電源の電圧位相をモニタする電圧位相モニタ部21を設
け、オン・オフ判定部22で電子レンジ200のオン状
態が検出されると、電子レンジ200から発せられる放
射雑音を検出し、放射雑音の発生タイミングを同タイミ
ングでの電圧位相と関連付けて記憶しておき、その電圧
位相を再度検出することで、放射雑音の発生タイミング
を検出する機能を付加したため、電子レンジ200から
発せられる放射雑音に影響を受けずにスペクトラム拡散
方式でさらに確実に通信が可能でありしかも伝送効率の
向上が可能な無線通信方法およびこの無線通信方法を使
用した装置を提供することができる。
【0029】[第2の実施の形態]図3は通信本体を説
明するブロック図である。本実施例は、請求項3と請求
項4の実施例を説明するものである。
【0030】この第2の実施の形態の無線通信方法およ
びこの無線通信方法を使用した装置が前述の第1の実施
の形態のものと異なり特徴となるのは、電子レンジ20
0から発せられる放射雑音の分布周波数帯をただ単に避
けるのではなく、放射雑音の分布周波数帯を使う場合に
はダミーデータで通信するようにした構成である。
【0031】通信本体10は、無線制御部11とアンテ
ナ12とを備え、FH(周波数ホッピング)スペクトラ
ム拡散方式で通信するものである。無線制御部11は、
電子レンジ雑音検出部11aと、ホッピングパターン制
御部11bと、局部発振部11cと、変調部11dと、
周波数変換部11eと、送信増幅部11fとを備えて構
成される。電子レンジ雑音検出部11aは、電子レンジ
200から発せられる放射雑音を検出する受信機であ
る。ホッピングパターン制御部11bは、電子レンジ雑
音検出部11aで検出した放射雑音を回避すべく周波数
ホッピングを行なう周波数制御器である。局部発振部1
1cは、ホッピングパターン制御部11bによる周波数
ホッピング結果を加味し、送信したい信号を局部発振信
号として生成する。変調部11dは、送信したいデータ
列を、搬送周波数を基にして変調周波数をかけ、変調信
号を生成する。周波数変換部11eは、局部発振部11
cから出力される局部発振信号と、変調部11から出力
される変調信号とを合成して、ベースバンド信号を無線
周波数で送出できるよう、周波数変換を行なう。送信増
幅部11fは、周波数変換部11eからの出力信号を増
幅し、アンテナ12に送波させる。
【0032】このように構成された無線通信装置100
では、上述の第1 の実施の形態と同様に、電子レンジ2
00に供給される電流値をモニタする電流モニタ部21
と、電流モニタ部21でモニタした電流値の変化量を基
にして電子レンジ200のオン・オフを検出するオン・
オフ判定部22と、電圧位相モニタ部23と、位相記憶
部24とを、モニタ機能付き電源アダプタ20に備えて
いる。
【0033】無線通信装置100は、電子レンジ200
から発せられる放射雑音を電子レンジ雑音検出部11a
で検出すると、ホッピング周波数が、スペクトラム拡散
方式に使用される周波数帯域2.484±0.013
(GHz )のうち、低域側半領域に属している場合には、
ダミーデータを送信し、ホッピング周波数が、スペクト
ラム拡散方式に使用される周波数帯域2.484±0.
013(GHz )のうち、低域側半領域に属していない場
合には、ダミーデータではなく実際に送信したいデータ
を伝送データとして送信する。
【0034】従って、電子レンジ200に供給される電
流値をモニタする電流モニタ部21と、電流モニタ部2
1でモニタした電流値の変化量を基にして電子レンジ2
00のオン・オフを検出するオン・オフ判定部22と、
オン・オフ判定部22で電子レンジ200のオン状態が
検出されると、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信
方式に使用する無線通信周波数が、電子レンジ200か
ら発せられる放射雑音の分布周波数帯に属する場合に
は、通信データをダミーデータとして無線通信し、周波
数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線
通信周波数が、電子レンジ200から発せられる放射雑
音の分布周波数帯を外れる場合には、通信データを伝送
データとして無線通信を行なう無線制御部11と、を備
えるようにしたため、電子レンジ200から発せられる
放射雑音に影響を受けずにスペクトラム拡散方式で確実
に通信が可能な無線通信方法およびこの無線通信方法を
使用した装置を提供することができる。しかも、電子レ
ンジ200から発せられる放射雑音の影響を強く受ける
周波数帯域(2.484±0.013(GHz )のうち、
低域側半領域)ではダミーデータを伝送するため、伝送
誤り確認やパケット再送をする必要はなく、電子レンジ
200から発せられる放射雑音の影響を受けない周波数
帯域(2.484±0.013(GHz )のうち、高域側
半領域)では確実にデータ伝送が行なえるので、パケッ
ト再送の必要性が低くなり、結果的には高いスループッ
トが得られるようになる。
【0035】[第3の実施の形態]本実施例は、請求項
5と請求項6との実施例を説明するものである。この第
3の実施の形態の無線通信方法およびこの無線通信方法
を使用した装置が前述の第1の実施の形態のものと異な
り特徴となるのは、電子レンジ200から発せられる放
射雑音の分布周波数帯を避けるのではなく、電子レンジ
200から発せられる放射雑音の発生タイミングによっ
て通信周波数を変えて通信を行なうようにした構成であ
る。
【0036】ホッピングパターン制御部11bは、電子
レンジ雑音検出部11aで検出した放射雑音を回避すべ
く周波数ホッピングを行なう周波数制御器である。詳し
くは、ホッピングパターン制御部11bは、オン・オフ
判定部22で電子レンジ200のオン状態が検出される
と、電子レンジ200から発せられる放射雑音の発生周
期を検出し、放射雑音の発生タイミングおよびその近傍
の期間では、放射雑音の分布周波数帯を避けた周波数帯
に限り、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に
使用する無線通信周波数を周波数ホッピングし、放射雑
音の発生タイミングおよびその近傍を除く期間では、放
射雑音の分布周波数帯をも対象周波数帯にして、周波数
ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通
信周波数を周波数ホッピングする。
【0037】従って、電子レンジ200に供給される電
流値をモニタする電流モニタ部21と、電流モニタ部2
1でモニタした電流値の変化量を基にして電子レンジ2
00のオン・オフを検出するオン・オフ判定部22と、
オン・オフ判定部22で電子レンジ200のオン状態が
検出されると、電子レンジ200から発せられる放射雑
音の発生周期を検出し、放射雑音の発生タイミングおよ
びその近傍の期間では、放射雑音の分布周波数帯を避け
た周波数帯に限り、周波数ホッピングスペクトラム拡散
通信方式に使用する無線通信周波数を周波数ホッピング
し、放射雑音の発生タイミングおよびその近傍を除く期
間では、放射雑音の分布周波数帯をも対象周波数帯にし
て、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用
する無線通信周波数を周波数ホッピングして無線通信を
行なう無線制御部11と、を備えるようにしたため、放
射雑音が発生していようがいまいが、通信を時間によっ
て途切れさせることなく行なえる。つまり、全時間にわ
たって通信周波数帯域を考慮した通信が行なえ、拡散利
得を損なうことが無く、電子レンジ雑音に因る影響を低
減できる。
【0038】[第4の実施の形態]図4は、動画像の画
像フレームデータを含めた送受信をあらわす模式的なタ
イムチャートである。本実施例は、請求項7、8、1
1、12の実施例を説明するものである。この第4の実
施の形態の無線通信方法およびこの無線通信方法を使用
した装置が前述の第1の実施の形態のものと異なり特徴
となるのは、動画像の画像フレームデータの送信にも対
処するようにした構成である。
【0039】無線制御部11は、オン・オフ判定部22
で電子レンジ200のオン状態が検出されると、電子レ
ンジ200から発せられる放射雑音の発生周期を検出
し、放射雑音の発生タイミングおよびその近傍の期間で
は、動画像の偶数番目の画像フレームデータを含めた送
受信を行ない、放射雑音の発生タイミングおよびその近
傍を除く期間では、動画像の奇数番目の画像フレームデ
ータを含めた送受信を行なう。
【0040】つまり、図4に示すように、動画像の奇数
番目の画像フレームデータ1、3、5、7・・・と、動
画像の偶数番目の画像フレームデータ2、4、6、・・
・とは、それらの順序に従って送信されるのであるが、
無線制御部11は、電子レンジ200から発せられる放
射雑音の発生タイミングを見計らって、同雑音の発生し
ていない間に、動画像の奇数番目の画像フレームデータ
1を送信するのである。次に、無線制御部11は、電子
レンジ200から発せられる放射雑音の発生タイミング
を見計らって、同雑音の発生している間に、動画像の偶
数番目の画像フレームデータ2を送信するのである。こ
のように、無線制御部11は、動画像の奇数番目の画像
フレームデータ1、3、5、7・・・と、動画像の偶数
番目の画像フレームデータ2、4、6、・・・とは、そ
れらの順序に従って送信する。
【0041】従って、電子レンジに供給される電流値を
モニタする電流モニタ部21と、電流モニタ部21でモ
ニタした電流値の変化量を基にして電子レンジ200の
オン・オフを検出するオン・オフ判定部22と、オン・
オフ判定部22で電子レンジ200のオン状態が検出さ
れると、電子レンジ200から発せられる放射雑音の発
生周期を検出し、放射雑音の発生タイミングおよびその
近傍の期間では、動画像の偶数番目の画像フレームデー
タを含めた送受信を行ない、放射雑音の発生タイミング
およびその近傍を除く期間では、動画像の奇数番目の画
像フレームデータを含めた送受信を行なう無線制御部1
1と、を備えるようにしたため、動画像無線伝送におい
ても、動画像の偶数番目の画像フレームデータを含めた
送受信には失敗しやすいものの、動画像の奇数番目の画
像フレームデータを含めた送受信には成功するので、画
像伝送のリアルタイム性をもちつつ、電子レンジ200
から発せられる放射雑音に影響を極力受けずにスペクト
ラム拡散方式で通信が可能な無線通信方法およびこの無
線通信方法を使用した装置を提供することができる。
【0042】なお、本実施の形態においては、受信機側
では、受信した動画像の画像フレームデータのうち、パ
ケット誤り率を基にして情報に誤りを含むと判断した画
像フレームデータを再送要求するかまたは破棄するよう
にしてもよい。このようにすれば、さらに確実に画像デ
ータの送受が行なえる。
【0043】[第5の実施の形態]図5は、動画像の画
像フレームデータを含めた送受信をあらわす模式的なタ
イムチャートである。本実施例は、請求項9、10、1
1、12の実施例を説明するものである。この第5の実
施の形態の無線通信方法およびこの無線通信方法を使用
した装置が前述の第4の実施の形態のものと異なり特徴
となるのは、動画像の画像フレームデータの送信を、タ
イミングによって行なうのではなく、送信周波数帯で分
けて対処するようにした構成である。無線制御部11
は、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用
する無線通信周波数が、電子レンジ200から発せられ
る放射雑音の分布周波数帯に属する場合には、通信デー
タに動画像の偶数番目の画像フレームデータを含めて送
受信を行ない、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信
方式に使用する無線通信周波数が、電子レンジ200か
ら発せられる放射雑音の分布周波数帯を外れる場合に
は、通信データに動画像の奇数番目の画像フレームデー
タを含めて送受信を行なう。
【0044】つまり、図5に示すように、動画像の奇数
番目の画像フレームデータ1、3、5、7・・・と、動
画像の偶数番目の画像フレームデータ2、4、6、・・
・とは、それらの順序に従って送信されるのであるが、
無線制御部11は、電子レンジ200から発せられる放
射雑音の発生タイミングを見計らって、同雑音の発生し
ていない間に、動画像の奇数番目の画像フレームデータ
1を、帯域A、すなわち、電子レンジ200から発せら
れる放射雑音の影響を受けない周波数帯域(2.484
±0.013(GHz )のうち、高域側半領域)を使って
送信するのである。次に、無線制御部11は、電子レン
ジ200から発せられる放射雑音の発生タイミングを見
計らって、同雑音の発生している間には、動画像の偶数
番目の画像フレームデータ2を、帯域B、すなわち、電
子レンジ200から発せられる放射雑音の影響を受ける
周波数帯域(2.484±0.013(GHz )のうち、
低高域側半領域)を使って送信するのである。このよう
に、無線制御部11は、動画像の奇数番目の画像フレー
ムデータ1、3、5、7・・・と、動画像の偶数番目の
画像フレームデータ2、4、6、・・・とは、それらの
順序に従って送信する。
【0045】従って、電子レンジ200に供給される電
流値をモニタする電流モニタ部21と、電流モニタ部2
1でモニタした電流値の変化量を基にして電子レンジ2
00のオン・オフを検出するオン・オフ判定部22と、
周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する
無線通信周波数が、電子レンジ200から発せられる放
射雑音の分布周波数帯に属する場合には、通信データに
動画像の偶数番目の画像フレームデータを含めて送受信
を行ない、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式
に使用する無線通信周波数が、電子レンジ200から発
せられる放射雑音の分布周波数帯を外れる場合には、通
信データに動画像の奇数番目の画像フレームデータを含
めて送受信を行なう無線制御部11と、を備えるように
したため、動画像無線伝送においても、動画像の偶数番
目の画像フレームデータを含めた送受信には失敗しやす
いものの、動画像の奇数番目の画像フレームデータを含
めた送受信には成功するので、画像伝送のリアルタイム
性をもちつつ、電子レンジ200から発せられる放射雑
音に影響を極力受けずにスペクトラム拡散方式で通信が
可能な無線通信方法およびこの無線通信方法を使用した
装置を提供することができる。
【0046】なお、本実施の形態においては、受信機側
では、受信した動画像の画像フレームデータのうち、パ
ケット誤り率を基にして情報に誤りを含むと判断した画
像フレームデータを再送要求するかまたは破棄するよう
にしてもよい。このようにすれば、さらに確実に画像デ
ータの送受が行なえる。
【0047】[第6の実施の形態]図6は無線通信装置
をあらわすブロック図である。図7は従来行われてきた
直接スペクトラム(所謂、Direct Sequen
ce)拡散通信方式の周波数スペクトルを説明ずる図
で、(a) ではRF帯を、(b) ではIF帯を、それぞれあ
らわしている。図8は図7と同様に従来行われてきた直
接スペクトラム(所謂、Direct Sequenc
e)拡散通信方式の周波数スペクトルを説明ずる図で、
(a) では電子レンジ雑音が存在する場合でのRF帯を、
(b) では電子レンジ雑音が存在する場合でのIF帯を、
それぞれあらわしている。図9は図6の無線通信装置が
行なう直接スペクトラム(所謂、Direct Seq
uence)拡散通信方式の周波数スペクトルを説明ず
る図で、(a) では電子レンジ雑音が存在する場合でのR
F帯を、(b) では電子レンジ雑音が存在する場合でのI
F帯を、それぞれあらわしている。
【0048】本実施例は、請求項15の実施例を説明す
るものである。この第6の実施の形態の無線通信装置が
前述の第1乃至第5の実施の形態のものと異なり特徴と
なるのは、無線通信装置が行なう通信方式が、直接スペ
クトラム(所謂、Direct Sequence)拡
散通信方式である点である。
【0049】図6に示すように、無線通信装置100
は、制御部(不図示)によって制御を受ける送受切替ス
イッチ13によって1つのアンテナ12を受信部側また
は送信部側に切替接続し受信または送信を行なう。無線
通信装置100は、電子レンジが動作中であることを検
出する電子レンジ雑音検出部11aと、この電子レンジ
雑音検出部の出力に基づき周波数設定値を変更する周波
数制御部11gと、この周波数制御部11gの出力に基
づきクロック信号を生成するクロック生成部11hと、
周波数制御部11gの出力に基づき局部発振周波数信号
を生成する局部発振部11cと、アンテナ12で受信し
た信号を増幅する受信増幅部11jと、局部発振信号を
用いて受信増幅部11jの出力信号を中間周波数帯信号
に変換する受信側周波数変換部11kと、受信側周波数
変換部11kの出力信号の所要周波数帯域成分を取り出
す帯域通過フィルタ11mと、クロック信号を用いて帯
域通過フィルタ11mの所要周波数帯域成分出力に逆拡
散復調を行なう復調部11nと、クロック信号を用いて
拡散変調を行なう変調部11dと、局部発振周波数信号
を用いて変調部11dの拡散変調出力を無線周波数帯信
号に変換する送信側周波数変換部11eと、この送信側
周波数変換部11eからの無線周波数帯信号出力を増幅
してアンテナ12に送出する送信増幅部11fと、を備
える。
【0050】なお、周波数制御部11gは、電子レンジ
雑音検出部11aが電子レンジ雑音を検出中には、当該
電子レンジ雑音の周波数帯を避けて局部発振周波数信号
とクロック信号とを設定するよう動作する。
【0051】図7(a) に示すように、2.4GHz帯I
SMバンドにおけるスペクトラム拡散無線通信を考え
る。この分野では一般的に、スペクトラム拡散通信方式
の1つとして、直接スペクトラム(所謂、Direct
Sequence)拡散通信方式を用いる。この方式
では、スペクトラム通信用に割り当てられている周波数
帯(2471〜2497MHz)を効率よく利用するた
めに、この全帯域を使用して通信を行なっている。ここ
で、中心周波数RF0は、局部発振部11cが生成する
局部発振周波数信号に因って決定される。また、周波数
帯域を決める帯域幅SCLK0は、クロック生成部11
hが生成するクロック信号の周波数SCLK0の値がそ
のまま利用される。
【0052】続いて、図7(a) から図7(b) 、つまりR
F帯からIF帯への周波数変換であるが、RF周波数信
号は、受信側周波数変換部11kによって、IF帯へ周
波数変換され、帯域通過フィルタ11mで所要の周波数
帯域成分のみを取り出されて復調部11nにて復調され
るのである。このとき、IF帯での周波数IFは、RF
帯での中心周波数RF0と、局部発振部11cが生成す
る局部発振周波数信号L00との、差によって得られる
のである。
【0053】このような従来の方法では、図8(a) に示
すように、RF帯において直接拡散スペクトルが電子レ
ンジ雑音により干渉妨害を受けてしまうと、受信側周波
数変換部11kによって変換されたあとも、図8(b) に
示すように、電子レンジ雑音の周波数帯と、肝心の無線
信号の周波数帯とが、一部重なっているため、通信エラ
ーとなってしまうことがある。
【0054】本実施例では、周波数制御部11gが、電
子レンジ雑音検出部11aが電子レンジ雑音を検出中に
は、当該電子レンジ雑音の周波数帯を避けて局部発振周
波数信号とクロック信号とを設定するよう動作するの
で、図9のように、局部発振周波数信号がL00からL
01に、クロック信号の周波数の値すなわち帯域幅SC
LK0がSCLK1に、それぞれ変更される。これによ
り、電子レンジ雑音の周波数帯と、肝心の無線信号の周
波数帯とが、一部たりとも重ならず、したがって、通信
エラーの発生は抑えられる。
【0055】[第7の実施の形態]図10は無線通信装
置をあらわすブロック図である。図11は無線通信装置
の動作の手順を概略であらわすフローチャートであり、
図12は無線通信装置の動作を、図11のうち対応する
3つのステップに限り、タイムチャートであらわしたも
のである。
【0056】本実施例は、請求項16の実施例を説明す
るものである。この第7の実施の形態の無線通信装置が
前述の第1乃至第5の実施の形態のものと異なり特徴と
なるのは、第6の実施の形態と同様に、無線通信装置が
行なう通信方式が、直接スペクトラム(所謂、Dire
ct Sequence)拡散通信方式である点であ
る。
【0057】図10に示すように、無線通信装置100
は、制御部(不図示)によって制御を受ける送受切替ス
イッチ13によって1つのアンテナ12を受信部14側
または送信部15側に切替接続し受信または送信を行な
う。無線通信装置100は、その他、受信したデータか
らエラーを検知するエラー検知部11pと、電子レンジ
雑音周期を記憶したメモリ部11qと、エラー検知部1
1pで検知したエラーの発生周期と電子レンジ雑音周期
とを比較するエラー周期比較部11rと、このエラー周
期比較部11rでの比較の結果、電子レンジ雑音発生期
間ではダミーパケットを送信し、電子レンジ雑音発生期
間でない期間では、データパケットをそれぞれ送信部1
5に送ってアンテナ12に送信させる送信部11sとを
備えるものである。
【0058】このような無線通信装置100の動作を、
図11のフローチャートおよび図12のタイムチャート
で簡単に説明する。通常、受信部14で受信したデータ
がパケットエラーEか否かを、エラー検知部11pで観
測しておく(ステップ100)。パケットエラーE発生
の際には、エラー検知部11pがエラー発生の周期dT
を測定し、エラー周期比較部11rに伝える(ステップ
110)。エラー周期比較部11rでは、エラーE発生
の周期dTと、メモリ部11qに記憶済みの電子レンジ
雑音Nの周期とを比較する。その結果、エラー周期比較
部11rは、エラーE発生の周期dTと、メモリ部11
qに記憶済みの電子レンジ雑音周期とが一致していると
みなせる範囲であれば、“一致”の旨の信号を、送信部
11sへ送る。また、一致しているとみなせなければ、
エラー周期比較部11rは、エラー検知部11pととも
に、動作をステップ100の段階に戻す(ステップ12
0)。
【0059】送信部11sは、ステップ120の結果、
“一致”の旨の信号をエラー周期比較部11rから受け
取ると、エラー発生のタイミングを基にして電子レンジ
雑音タイミングを推定し、送信を行なっても電子レンジ
雑音Nの影響により満足な送信ができそうにない期間で
は、ダミーパケットDを送信部15ひいてはアンテナ1
2に送信させる(ステップ130)。送信部11sは、
電子レンジ雑音タイミングが終了したと判断すると、次
の電子レンジ雑音タイミングがくるまでの間、本命の送
信データを含むデータパケットPを送信する(ステップ
140)。つまり、電子レンジ雑音Nの発生を常時観測
しておき、電子レンジ雑音Nが発生しないかぎり、通常
送受信を続け、いったん電子レンジ雑音が発生すると、
電子レンジ雑音Nの発生タイミングをまぬがれるように
して、本命の送信データを含むデータパケットの送信を
繰り返すのである。
【0060】このようにしたため、電子レンジ雑音の影
響を抑えることができ、パケット再送確率を低く抑える
ことができ、高スループットを得ることができるように
なる。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、電子レ
ンジに供給される電流値をモニタし、このモニタした電
流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
し、電子レンジのオン状態を検出すると、電子レンジか
ら発せられる放射雑音の分布周波数帯を避けた周波数帯
に限り、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に
使用する無線通信周波数を周波数ホッピングするように
したため、電子レンジから発せられる放射雑音に影響を
受けずにスペクトラム拡散方式で確実に通信が可能な無
線通信方法を提供することができる。
【0062】請求項2記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタする電流モニタ部と、こ
の電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を基にして
電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ判定部
と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状態が検
出されると、電子レンジから発せられる放射雑音の分布
周波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッピングス
ペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数を周
波数ホッピングして無線通信を行なう無線制御部とを備
えるようにしたため、電子レンジから発せられる放射雑
音に影響を受けずにスペクトラム拡散方式で確実に通信
が可能な無線通信装置を提供することができる。
【0063】請求項3記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタし、このモニタした電流
値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
し、電子レンジのオン状態を検出すると、周波数ホッピ
ングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波
数が、電子レンジから発せられる放射雑音の分布周波数
帯に属する場合には、通信データをダミーデータとして
通信し、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に
使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せられる
放射雑音の分布周波数帯を外れる場合には、通信データ
を伝送データとして通信するようにしたため、電子レン
ジから発せられる放射雑音に影響を受けずにスペクトラ
ム拡散方式で確実に通信が可能な無線通信方法を提供す
ることができる。しかも、電子レンジから発せられる放
射雑音の影響を強く受ける周波数帯域(2.484±
0.013(GHz )のうち、低域側半領域)ではダミー
データを伝送するため、伝送誤り確認やパケット再送を
する必要はなく、電子レンジから発せられる放射雑音の
影響を受けない周波数帯域(2.484±0.013
(GHz )のうち、高域側半領域)では確実にデータ伝送
が行なえるので、パケット再送の必要性が低くなり、結
果的には高いスループットが得られるようになる。
【0064】請求項4記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタする電流モニタ部と、こ
の電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を基にして
電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ判定部
と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状態が検
出されると、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方
式に使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せら
れる放射雑音の分布周波数帯に属する場合には、通信デ
ータをダミーデータとして無線通信し、周波数ホッピン
グスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数
が、電子レンジから発せられる放射雑音の分布周波数帯
を外れる場合には、通信データを伝送データとして無線
通信を行なう無線制御部と、を備えるようにしたため、
電子レンジから発せられる放射雑音に影響を受けずにス
ペクトラム拡散方式で確実に通信が可能な無線通信装置
を提供することができる。しかも、電子レンジから発せ
られる放射雑音の影響を強く受ける周波数帯域(2.4
84±0.013(GHz )のうち、低域側半領域)では
ダミーデータを伝送するため、伝送誤り確認やパケット
再送をする必要はなく、電子レンジから発せられる放射
雑音の影響を受けない周波数帯域(2.484±0.0
13(GHz )のうち、高域側半領域)では確実にデータ
伝送が行なえるので、パケット再送の必要性が低くな
り、結果的には高いスループットが得られるようにな
る。
【0065】請求項5記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタし、このモニタした電流
値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
し、電子レンジのオン状態を検出すると、電子レンジか
ら発せられる放射雑音の発生周期を検出し、放射雑音の
発生タイミングおよびその近傍の期間では、放射雑音の
分布周波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッピン
グスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数
を周波数ホッピングし、放射雑音の発生タイミングおよ
びその近傍を除く期間では、放射雑音の分布周波数帯を
も対象周波数帯にして、周波数ホッピングスペクトラム
拡散通信方式に使用する無線通信周波数を周波数ホッピ
ングするようにしたため、放射雑音が発生していようが
いまいが、通信を時間によって途切れさせることなく行
なえる。つまり、全時間にわたって通信周波数帯域を考
慮した通信が行なえ、拡散利得を損なうことが無く、電
子レンジ雑音に因る影響を低減できる無線通信方法を提
供できる。
【0066】請求項6記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタする電流モニタ部と、こ
の電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を基にして
電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ判定部
と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状態が検
出されると、電子レンジから発せられる放射雑音の発生
周期を検出し、放射雑音の発生タイミングおよびその近
傍の期間では、放射雑音の分布周波数帯を避けた周波数
帯に限り、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式
に使用する無線通信周波数を周波数ホッピングし、放射
雑音の発生タイミングおよびその近傍を除く期間では、
放射雑音の分布周波数帯をも対象周波数帯にして、周波
数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線
通信周波数を周波数ホッピングして無線通信を行なう無
線制御部と、を備えるようにしたため、放射雑音が発生
していようがいまいが、通信を時間によって途切れさせ
ることなく行なえる。つまり、全時間にわたって通信周
波数帯域を考慮した通信が行なえ、拡散利得を損なうこ
とが無く、電子レンジ雑音に因る影響を低減できる無線
通信装置を提供できる。
【0067】請求項7記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタし、このモニタした電流
値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
し、電子レンジのオン状態を検出すると、電子レンジか
ら発せられる放射雑音の発生周期を検出し、放射雑音の
発生タイミングおよびその近傍の期間では、動画像の偶
数番目の画像フレームデータを含めた送受信を行ない、
放射雑音の発生タイミングおよびその近傍を除く期間で
は、動画像の奇数番目の画像フレームデータを含めた送
受信を行なうようにしたため、動画像無線伝送において
も、動画像の偶数番目の画像フレームデータを含めた送
受信には失敗しやすいものの、動画像の奇数番目の画像
フレームデータを含めた送受信には成功するので、画像
伝送のリアルタイム性をもちつつ、電子レンジから発せ
られる放射雑音に影響を極力受けずにスペクトラム拡散
方式で通信が可能な無線通信方法を提供することができ
る。
【0068】請求項8記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタする電流モニタ部と、こ
の電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を基にして
電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ判定部
と、このオン・オフ判定部で電子レンジのオン状態が検
出されると、電子レンジから発せられる放射雑音の発生
周期を検出し、放射雑音の発生タイミングおよびその近
傍の期間では、動画像の偶数番目の画像フレームデータ
を含めた送受信を行ない、放射雑音の発生タイミングお
よびその近傍を除く期間では、動画像の奇数番目の画像
フレームデータを含めた送受信を行なう無線制御部と、
を備えるようにしたため、動画像無線伝送においても、
動画像の偶数番目の画像フレームデータを含めた送受信
には失敗しやすいものの、動画像の奇数番目の画像フレ
ームデータを含めた送受信には成功するので、画像伝送
のリアルタイム性をもちつつ、電子レンジから発せられ
る放射雑音に影響を極力受けずにスペクトラム拡散方式
で通信が可能な無線通信装置を提供することができる。
【0069】請求項9記載の発明にあっては、電子レン
ジに供給される電流値をモニタし、このモニタした電流
値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
し、電子レンジのオン状態を検出すると、周波数ホッピ
ングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波
数が、電子レンジから発せられる放射雑音の分布周波数
帯に属する場合には、通信データに動画像の偶数番目の
画像フレームデータを含めて送受信を行ない、周波数ホ
ッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信
周波数が、電子レンジから発せられる放射雑音の分布周
波数帯を外れる場合には、通信データに動画像の奇数番
目の画像フレームデータを含めて送受信を行なうように
したため、動画像無線伝送においても、動画像の偶数番
目の画像フレームデータを含めた送受信には失敗しやす
いものの、動画像の奇数番目の画像フレームデータを含
めた送受信には成功するので、画像伝送のリアルタイム
性をもちつつ、電子レンジから発せられる放射雑音に影
響を極力受けずにスペクトラム拡散方式で通信が可能な
無線通信方法を提供することができる。
【0070】請求項10記載の発明にあっては、電子レ
ンジに供給される電流値をモニタする電流モニタ部と、
この電流モニタ部でモニタした電流値の変化量を基にし
て電子レンジのオン・オフを検出するオン・オフ判定部
と、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用
する無線通信周波数が、電子レンジから発せられる放射
雑音の分布周波数帯に属する場合には、通信データに動
画像の偶数番目の画像フレームデータを含めて送受信を
行ない、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に
使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せられる
放射雑音の分布周波数帯を外れる場合には、通信データ
に動画像の奇数番目の画像フレームデータを含めて送受
信を行なう無線制御部と、を備えるようにしたため、動
画像無線伝送においても、動画像の偶数番目の画像フレ
ームデータを含めた送受信には失敗しやすいものの、動
画像の奇数番目の画像フレームデータを含めた送受信に
は成功するので、画像伝送のリアルタイム性をもちつ
つ、電子レンジから発せられる放射雑音に影響を極力受
けずにスペクトラム拡散方式で通信が可能な無線通信装
置を提供することができる。
【0071】請求項11記載の発明にあっては、請求項
7または9に記載の発明の効果に加えて、受信機側で
は、受信した動画像の画像フレームデータのうち、パケ
ット誤り率を基にして情報に誤りを含むと判断した画像
フレームデータを再送要求するかまたは破棄するように
したため、さらに確実に画像データの送受が行なえる無
線通信方法を提供できる。
【0072】請求項12記載の発明にあっては、請求項
8または10に記載の発明の効果に加えて、受信機で
は、受信した動画像の画像フレームデータのうち、パケ
ット誤り率を基にして情報に誤りを含むと判断した画像
フレームデータを再送要求するかまたは破棄するように
したため、さらに確実に画像データの送受が行なえる無
線通信装置を提供できる。
【0073】請求項13記載の発明にあっては、請求項
1、3、5、7、9、11のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、電子レンジに供給される交流電源の電圧位
相をモニタし、電子レンジから発せられる放射雑音を検
出し、放射雑音の発生タイミングを同タイミングでの電
圧位相と関連付けて記憶しておき、その電圧位相を再度
検出することで、放射雑音の発生タイミングを検出する
ようにしたため、電子レンジから発せられる放射雑音に
影響を受けずにスペクトラム拡散方式でさらに確実に通
信が可能でありしかも伝送効率の向上が見込める無線通
信方法を提供することができる。
【0074】請求項14記載の発明にあっては、請求項
2、4、6、8、10、12のいずれかに記載の発明の
効果に加えて、電子レンジに供給される交流電源の電圧
位相をモニタする電圧位相モニタ部を設け、オン・オフ
判定部で電子レンジのオン状態が検出されると、電子レ
ンジから発せられる放射雑音を検出し、放射雑音の発生
タイミングを同タイミングでの電圧位相と関連付けて記
憶しておき、その電圧位相を再度検出することで、放射
雑音の発生タイミングを検出する機能を付加したため、
電子レンジから発せられる放射雑音に影響を受けずにス
ペクトラム拡散方式を使用し従来以上に確実に通信が可
能でありしかも伝送効率の向上が見込める無線通信装置
を提供することができる。
【0075】請求項15記載の発明にあっては、1つの
アンテナを受信部側または送信部側に切替接続し受信ま
たは送信を行なう無線通信装置であって、電子レンジが
動作中であることを検出する電子レンジ雑音検出部と、
この電子レンジ雑音検出部の出力に基づき周波数設定値
を変更する周波数制御部と、この周波数制御部の出力に
基づきクロック信号を生成するクロック生成部と、周波
数制御部の出力に基づき局部発振周波数信号を生成する
局部発振部と、アンテナで受信した信号を増幅する受信
増幅部と、局部発振信号を用いて受信増幅部の出力信号
を中間周波数帯信号に変換する受信側周波数変換部と、
この受信側周波数変換部の出力信号の所要周波数帯域成
分を取り出す帯域通過フィルタと、クロック信号を用い
て帯域通過フィルタの所要周波数帯域成分出力に逆拡散
復調を行なう復調部と、クロック信号を用いて拡散変調
を行なう変調部と、局部発振周波数信号を用いて変調部
の拡散変調出力を無線周波数帯信号に変換する送信側周
波数変換部と、この送信側周波数変換部からの無線周波
数帯信号出力を増幅してアンテナに送出する送信増幅部
と、を備え、周波数制御部は、電子レンジ雑音検出部が
電子レンジ雑音を検出中には、当該電子レンジ雑音の周
波数帯を避けて局部発振周波数信号とクロック信号とを
設定するよう動作するようにしたため、電子レンジ雑音
の周波数帯と、肝心の無線信号の周波数帯とが、一部た
りとも重ならないようにでき、したがって、通信エラー
の発生は抑えられる。
【0076】請求項16記載の発明にあっては、1つの
アンテナを受信部側または送信部側に切替接続し受信ま
たは送信を行なう無線通信装置であって、受信したデー
タからエラーを検知するエラー検知部と、電子レンジ雑
音周期を記憶したメモリ部と、エラー検知部で検知した
エラーの発生周期と電子レンジ雑音周期とを比較するエ
ラー周期比較部と、このエラー周期比較部での比較の結
果、電子レンジ雑音発生期間ではダミーパケットを送信
し、電子レンジ雑音発生期間でない期間では、データパ
ケットをそれぞれアンテナに送信させる送信部とを備え
るようにしたため、電子レンジ雑音の影響を抑えること
ができ、パケット再送確率を低く抑えることができ、高
スループットを得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の無線通信装置
の説明図である。
【図2】同上の第1の実施の形態の無線通信装置の説明
図である。
【図3】本発明に係る第2及び第3の実施の形態の無線
通信装置の説明図である。
【図4】本発明に係る第4の実施の形態の無線通信装置
の説明図である。
【図5】本発明に係る第5の実施の形態の無線通信装置
の説明図である。
【図6】本発明に係る第6の実施の形態の無線通信装置
をあらわすブロック図である。
【図7】従来行われてきた直接スペクトラム(所謂、D
irect Sequence)拡散通信方式の周波数
スペクトルを説明ずる図で、(a) ではRF帯を、(b) で
はIF帯を、それぞれあらわす。
【図8】図7と同様に従来行われてきた直接スペクトラ
ム(所謂、Direct Sequence)拡散通信
方式の周波数スペクトルを説明ずる図で、(a) では電子
レンジ雑音が存在する場合でのRF帯を、(b) では電子
レンジ雑音が存在する場合でのIF帯を、それぞれあら
わす。
【図9】本発明に係る第6の実施の形態の無線通信装置
が行なう直接スペクトラム(所謂、Direct Se
quence)拡散通信方式の周波数スペクトルを説明
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月1日(1999.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】本発明に係る第6の実施の形態の無線通信装置
が行なう直接スペクトラム(所謂、Direct Se
quence)拡散通信方式の周波数スペクトルを説明
ずる図で、(a) では電子レンジ雑音が存在する場合での
RF帯を、(b) では電子レンジ雑音が存在する場合での
IF帯を、それぞれあらわす。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】本発明に係る第7の実施の形態の無線通信装
置をあらわすブロック図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】追加
【補正内容】
【図11】同上の無線通信装置の動作の手順を概略であ
らわすフローチャートである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】追加
【補正内容】
【図12】同上の無線通信装置の動作を、図11のうち
対応する3つのステップに限り、タイムチャートであら
わしたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【符号の説明】11 無線制御部 21 電流モニタ部 22 オン・オフ判定部 23 電圧位相モニタ部 24 位相記憶部 100 無線通信装置 200 電子レンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 万典 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 新居 隆之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 佐伯 隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE04 EE21 5K046 AA05 EE61

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    し、このモニタした電流値の変化量を基にして電子レン
    ジのオン・オフを検出し、電子レンジのオン状態を検出
    すると、電子レンジから発せられる放射雑音の分布周波
    数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッピングスペク
    トラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数を周波数
    ホッピングすることを特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    する電流モニタ部と、この電流モニタ部でモニタした電
    流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
    するオン・オフ判定部と、このオン・オフ判定部で電子
    レンジのオン状態が検出されると、電子レンジから発せ
    られる放射雑音の分布周波数帯を避けた周波数帯に限
    り、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使用
    する無線通信周波数を周波数ホッピングして無線通信を
    行なう無線制御部とを備えることを特徴とする無線通信
    装置。
  3. 【請求項3】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    し、このモニタした電流値の変化量を基にして電子レン
    ジのオン・オフを検出し、電子レンジのオン状態を検出
    すると、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に
    使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せられる
    放射雑音の分布周波数帯に属する場合には、通信データ
    をダミーデータとして通信し、周波数ホッピングスペク
    トラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数が、電子
    レンジから発せられる放射雑音の分布周波数帯を外れる
    場合には、通信データを伝送データとして通信すること
    を特徴とする無線通信方法。
  4. 【請求項4】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    する電流モニタ部と、この電流モニタ部でモニタした電
    流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
    するオン・オフ判定部と、このオン・オフ判定部で電子
    レンジのオン状態が検出されると、周波数ホッピングス
    ペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数が、
    電子レンジから発せられる放射雑音の分布周波数帯に属
    する場合には、通信データをダミーデータとして無線通
    信し、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使
    用する無線通信周波数が、電子レンジから発せられる放
    射雑音の分布周波数帯を外れる場合には、通信データを
    伝送データとして無線通信を行なう無線制御部と、を備
    えることを特徴とする無線通信装置。
  5. 【請求項5】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    し、このモニタした電流値の変化量を基にして電子レン
    ジのオン・オフを検出し、電子レンジのオン状態を検出
    すると、電子レンジから発せられる放射雑音の発生周期
    を検出し、放射雑音の発生タイミングおよびその近傍の
    期間では、放射雑音の分布周波数帯を避けた周波数帯に
    限り、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に使
    用する無線通信周波数を周波数ホッピングし、放射雑音
    の発生タイミングおよびその近傍を除く期間では、放射
    雑音の分布周波数帯をも対象周波数帯にして、周波数ホ
    ッピングスペクトラム拡散通信方式に使用する無線通信
    周波数を周波数ホッピングすることを特徴とする無線通
    信方法。
  6. 【請求項6】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    する電流モニタ部と、この電流モニタ部でモニタした電
    流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
    するオン・オフ判定部と、このオン・オフ判定部で電子
    レンジのオン状態が検出されると、電子レンジから発せ
    られる放射雑音の発生周期を検出し、放射雑音の発生タ
    イミングおよびその近傍の期間では、放射雑音の分布周
    波数帯を避けた周波数帯に限り、周波数ホッピングスペ
    クトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数を周波
    数ホッピングし、放射雑音の発生タイミングおよびその
    近傍を除く期間では、放射雑音の分布周波数帯をも対象
    周波数帯にして、周波数ホッピングスペクトラム拡散通
    信方式に使用する無線通信周波数を周波数ホッピングし
    て無線通信を行なう無線制御部と、を備えることを特徴
    とする無線通信装置。
  7. 【請求項7】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    し、このモニタした電流値の変化量を基にして電子レン
    ジのオン・オフを検出し、電子レンジのオン状態を検出
    すると、電子レンジから発せられる放射雑音の発生周期
    を検出し、放射雑音の発生タイミングおよびその近傍の
    期間では、動画像の偶数番目の画像フレームデータを含
    めた送受信を行ない、放射雑音の発生タイミングおよび
    その近傍を除く期間では、動画像の奇数番目の画像フレ
    ームデータを含めた送受信を行なうことを特徴とする無
    線通信方法。
  8. 【請求項8】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    する電流モニタ部と、この電流モニタ部でモニタした電
    流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検出
    するオン・オフ判定部と、このオン・オフ判定部で電子
    レンジのオン状態が検出されると、電子レンジから発せ
    られる放射雑音の発生周期を検出し、放射雑音の発生タ
    イミングおよびその近傍の期間では、動画像の偶数番目
    の画像フレームデータを含めた送受信を行ない、放射雑
    音の発生タイミングおよびその近傍を除く期間では、動
    画像の奇数番目の画像フレームデータを含めた送受信を
    行なう無線制御部と、を備えることを特徴とする無線通
    信装置。
  9. 【請求項9】 電子レンジに供給される電流値をモニタ
    し、このモニタした電流値の変化量を基にして電子レン
    ジのオン・オフを検出し、電子レンジのオン状態を検出
    すると、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方式に
    使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せられる
    放射雑音の分布周波数帯に属する場合には、通信データ
    に動画像の偶数番目の画像フレームデータを含めて送受
    信を行ない、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信方
    式に使用する無線通信周波数が、電子レンジから発せら
    れる放射雑音の分布周波数帯を外れる場合には、通信デ
    ータに動画像の奇数番目の画像フレームデータを含めて
    送受信を行なうことを特徴とする無線通信方法。
  10. 【請求項10】 電子レンジに供給される電流値をモニ
    タする電流モニタ部と、この電流モニタ部でモニタした
    電流値の変化量を基にして電子レンジのオン・オフを検
    出するオン・オフ判定部と、周波数ホッピングスペクト
    ラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数が、電子レ
    ンジから発せられる放射雑音の分布周波数帯に属する場
    合には、通信データに動画像の偶数番目の画像フレーム
    データを含めて送受信を行ない、周波数ホッピングスペ
    クトラム拡散通信方式に使用する無線通信周波数が、電
    子レンジから発せられる放射雑音の分布周波数帯を外れ
    る場合には、通信データに動画像の奇数番目の画像フレ
    ームデータを含めて送受信を行なう無線制御部と、を備
    えることを特徴とする無線通信装置。
  11. 【請求項11】 受信機側では、受信した動画像の画像
    フレームデータのうち、パケット誤り率を基にして情報
    に誤りを含むと判断した画像フレームデータを再送要求
    するかまたは破棄するようにしたことを特徴とする請求
    項7または9に記載の無線通信方法。
  12. 【請求項12】 受信機では、受信した動画像の画像フ
    レームデータのうち、パケット誤り率を基にして情報に
    誤りを含むと判断した画像フレームデータを再送要求す
    るかまたは破棄するようにしたことを特徴とする請求項
    8または10に記載の無線通信装置。
  13. 【請求項13】 電子レンジに供給される交流電源の電
    圧位相をモニタし、電子レンジから発せられる放射雑音
    を検出し、放射雑音の発生タイミングを同タイミングで
    の電圧位相と関連付けて記憶しておき、その電圧位相を
    再度検出することで、放射雑音の発生タイミングを検出
    することを特徴とする請求項1、3、5、7、9、11
    のいずれかに記載の無線通信方法。
  14. 【請求項14】 電子レンジに供給される交流電源の電
    圧位相をモニタする電圧位相モニタ部を設け、前記オン
    ・オフ判定部で電子レンジのオン状態が検出されると、
    電子レンジから発せられる放射雑音を検出し、放射雑音
    の発生タイミングを同タイミングでの電圧位相と関連付
    けて記憶しておき、その電圧位相を再度検出すること
    で、放射雑音の発生タイミングを検出する機能を付加し
    たことを特徴とする請求項2、4、6、8、10、12
    のいずれかに記載の無線通信装置。
  15. 【請求項15】 1つのアンテナを受信部側または送信
    部側に切替接続し受信または送信を行なう無線通信装置
    であって、電子レンジが動作中であることを検出する電
    子レンジ雑音検出部と、この電子レンジ雑音検出部の出
    力に基づき周波数設定値を変更する周波数制御部と、こ
    の周波数制御部の出力に基づきクロック信号を生成する
    クロック生成部と、前記周波数制御部の出力に基づき局
    部発振周波数信号を生成する局部発振部と、前記アンテ
    ナで受信した信号を増幅する受信増幅部と、前記局部発
    振信号を用いて前記受信増幅部の出力信号を中間周波数
    帯信号に変換する受信側周波数変換部と、この受信側周
    波数変換部の出力信号の所要周波数帯域成分を取り出す
    帯域通過フィルタと、前記クロック信号を用いて前記帯
    域通過フィルタの所要周波数帯域成分出力に逆拡散復調
    を行なう復調部と、前記クロック信号を用いて拡散変調
    を行なう変調部と、前記局部発振周波数信号を用いて前
    記変調部の拡散変調出力を無線周波数帯信号に変換する
    送信側周波数変換部と、この送信側周波数変換部からの
    無線周波数帯信号出力を増幅して前記アンテナに送出す
    る送信増幅部と、を備え、前記周波数制御部は、前記電
    子レンジ雑音検出部が電子レンジ雑音を検出中には、当
    該電子レンジ雑音の周波数帯を避けて前記局部発振周波
    数信号と前記クロック信号とを設定するよう動作するこ
    とを特徴とする無線通信装置。
  16. 【請求項16】 1つのアンテナを受信部側または送信
    部側に切替接続し受信または送信を行なう無線通信装置
    であって、受信したデータからエラーを検知するエラー
    検知部と、電子レンジ雑音周期を記憶したメモリ部と、
    前記エラー検知部で検知したエラーの発生周期と前記電
    子レンジ雑音周期とを比較するエラー周期比較部と、こ
    のエラー周期比較部での前記比較の結果、電子レンジ雑
    音発生期間ではダミーパケットを送信し、電子レンジ雑
    音発生期間でない期間では、データパケットをそれぞれ
    前記アンテナに送信させる送信部とを備えることを特徴
    とする無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526369A (ja) * 2003-05-16 2006-11-16 松下電器産業株式会社 電灯線通信システム上でのパケットの分別及び連結
US10205540B2 (en) 2016-06-16 2019-02-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Signal detection device, wireless communication device, and wireless communication terminal

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