JP2001102955A - 無線通信装置及びその電源制御方法 - Google Patents

無線通信装置及びその電源制御方法

Info

Publication number
JP2001102955A
JP2001102955A JP28051999A JP28051999A JP2001102955A JP 2001102955 A JP2001102955 A JP 2001102955A JP 28051999 A JP28051999 A JP 28051999A JP 28051999 A JP28051999 A JP 28051999A JP 2001102955 A JP2001102955 A JP 2001102955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
unit
wireless
power
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28051999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3600491B2 (ja
Inventor
Takuya Kawamura
卓也 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28051999A priority Critical patent/JP3600491B2/ja
Publication of JP2001102955A publication Critical patent/JP2001102955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3600491B2 publication Critical patent/JP3600491B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリ駆動時において、長期間の待ち受け状
態後に、通常の通信可能状態に移行した場合でも動作可
能にする。 【解決手段】初期状態では、検波器12、識別部41及
び本体起動部42にのみ副電源部44から電力を供給す
る。これにより、電力消費は著しく低減される。検波器
12の出力によって、識別部41がコネクションの確立
が必要であると判断すると、本体起動部42は起動信号
をOS制御部21に出力し、主電源部30からの電力を
本体機能部20、無線送受信部10及び電源制御部40
に供給させる。待ち受け時の電力消費が極めて小さいの
で、長時間の待ち受け後でも、通信可能状態に移行可能
である。通信可能状態が終了すると、初期状態に自動復
帰して、電力消費を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報端末装置等の
電源制御に好適な無線通信装置及び電源制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信技術の発展によって、家
庭内やオフィス内において無線データ通信を利用した製
品が普及してきている。例えば、テレビ、ステレオ及び
エアコン等の家庭用電気機器においては、赤外線通信を
利用して、その操作を離れた位置から制御することがで
きるリモコン装置が不可欠なものとなっている。
【0003】このようなリモコン装置は、ユーザーのキ
ー入力操作に基づいた所定のコードを変調して、リモコ
ン信号を赤外線発光ダイオード等から出力する。一方、
家電製品本体側には、リモコン信号の受光部を備え、受
光したリモコン信号をデコードして、ユーザーのリモコ
ン操作に応答した動作を行うようになっている。
【0004】従って、リモコン装置によって家電製品の
制御を行うためには、家電製品側がリモコン信号に応答
して動作可能な状態、即ち、待ち受け状態になっている
必要がある。リモコン装置による遠隔操作を行うために
は、家電製品本体側の受信回路等が動作していなければ
ならないのである。つまり、リモコン装置によって家電
製品の電源をオフにした場合でも、家電製品本体側はス
タンバイ状態と呼ばれる低消費電力状態に遷移するだけ
であって、リモコン装置による電源オンを可能にするた
めには、家電製品本体側には常時電力を供給し続ける必
要がある。
【0005】図9は各種家電製品やノートパソコン等の
ポータブルコンピュータ等に組込まれる従来の無線通信
装置を示すブロック図である。
【0006】無線通信装置2をノートパソコンに適用し
た例で説明すると、本体機能部20内のOS制御部21
は、Windows95,Windows98,Win
dows2000,WindousNT等のオペレーシ
ョンシステム(OS)を制御する。通信プロトコル制御
部22は、例えばTCP/IPやNetBUEI等の通
信プロトコルを採用して、通信を可能にする。アプリケ
ーション制御部23は、例えば、各種アプリケーショ
ン、例えば、データを送受信することで動作するアプリ
ケーションを制御する。
【0007】無線送受信部10は、アンテナ11、検波
器12及び送信部13によって構成されている。アンテ
ナ11は、外部の機器との間で無線による信号の送受を
行う。検波器12はアンテナ11に誘起した信号を検波
して通信プロトコル制御部22に供給する。通信プロト
コル制御部22は、OS制御部21に制御されて所定の
通信プロトコルによるデータの送受を行う。検波器12
からの信号は通信プロトコル制御部22によってアプリ
ケーション制御部23に供給される。アプリケーション
制御部23は、OS制御部21に制御されて、伝送され
たデータを用いた所定の処理を行う。アプリケーション
制御部23からの送信データは、通信プロトコル制御部
22によって、所定のプロトコルで、送信部13に転送
される。送信部13は、入力された送信データをアンテ
ナ11を介して送信させる。
【0008】なお、ノートパソコンによっては、PCM
CIAカード等の外付け部品(無線LANカード)によ
って、無線送受信部10が構成されているものもある。
このような場合には、アンテナ11、検波器12及び送
信部13は、無線LANカード内に含まれている。
【0009】また、IrDAの赤外線送受信装置や、B
lueToothの無線送受信装置等が内蔵されたノー
トパソコンを想定した場合には、アンテナ11、検波器
12及び送信部13に相当する構成が、赤外線送受信装
置及び無線送受信装置等に含まれていると考えることが
できる。
【0010】図9の例では、主電源部30によって、無
線送受信部10及び本体機能部20に電源電圧が供給さ
れるようになっている。なお、ノートパソコンを想定し
た場合には、主電源部30は、AC電源や充電可能なバ
ッテリー等によって構成される。
【0011】ノートパソコン等のポータブルコンピュー
タについては、主電源部30を構成するバッテリの消費
を節減するために、低電力消費状態であるスタンバイ状
態に手動又は自動で設定することができるようになって
いる。スタンバイ状態においては、ポータブルコンピュ
ータのモニタやハードディスクヘの電力供給が停止され
る。
【0012】しかしながら、ポータブルコンピュータに
おいては、スタンバイ状態を管理するために、OS制御
部21等の本体機能部20に電源を供給しておく必要が
あり、主電源部30をバッテリのみで構成している場合
には、スタンバイ状態を長時間継続すると、バッテリ切
れによって、ポータブルコンピュータが使用不能になっ
てしまうことがある。このため、夜間等のように長時間
使用しない場合には、休止状態又はシャットダウンさせ
て電源をオフにする必要がある。
【0013】また、最近、軽量なノートパソコン、PD
A(Persona1 Digital Assistance)及び携帯電話等の
形態可能な情報処理端末が普及している。特に、PDA
や携帯電話に関しては、軽量化及び小型化によって常時
携帯されることが多い。これらのPDA、携帯電話及び
ノートパソコンが同一の無線通信機能を備えた場合に
は、PDA、携帯電話及びノートパソコン相互間でデー
タ交換等を行うことが可能である。例えば、PDAや携
帯電話を遠隔制御を行うリモコン装置として使用するこ
とで、直接触れることができないノートパソコンを制御
してデータ交換を行うというケースが考えられる。
【0014】しかしながら、この場合でも、ノートパソ
コン側を常時、信号待ち受け状態に設定しておく必要が
ある。即ち、ノートパソコンのOS制御部等に電源を供
給する必要があり、主電源部としてバッテリを使用する
場合には、信号待ち受け状態が長時間継続すると、通常
使用時の動作に十分なバッテリ残量が得られないという
問題がある。
【0015】また、一旦ノートパソコンがPDA等のリ
モコン機能により起動された場合には、その後必要なデ
ータ交換が終了した際に、ノートパソコンの電源が切ら
れるか、または、低消費電力の信号待ち受け状態になら
なければ、次回の使用時にバッテリ切れという事態が生
じる。
【0016】また、パソコン等でネットワーク接続を行
う場合には、過去に接続した機器の登録名が存在してい
たとしても、その登録機器と再び接続を試みる際には、
相手機器に電源が投入されていなければ接続不可能であ
る。例えば、オペレーティングシステム「ウィンドウズ
(WINDOWS )では、ネットワーク接続可能な機器Mに対
してネットワークドライブの割り当てを行うことができ
る。しかし、次回接続時に、機器Mに電源が投入されて
いなければ、既に割り当てたネットワークドライブを指
定してもネットワーク接続は不可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の無線通信装置においては、主電源部としてバッテ
リを使用している場合には、比較的長時間待ち受け状態
に設定されると、待ち受け状態時の電力消費によって、
機器本体の通常の動作のために十分なバッテリ残量を得
ることができないという問題点があった。また、待ち受
け状態から通常動作状態に移行後に待ち受け状態に自動
復帰することができないという問題点もあった。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、長時間の待ち受け状態から通常動作状態に
移行した場合でも、十分なバッテリ残容量を確保するこ
とができる無線通信装置を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、待ち受け状態から通常動
作状態への移行後に、再度待ち受け状態に自動復帰する
ことができる無線通信装置を提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
無線通信装置は、無線信号を受信する無線信号受信手段
と、無線信号を送信する無線信号送信手段と、前記無線
信号受信手段によって受信した前記無線信号に基づい
て、自無線通信装置と他の無線通信装置との無線通信路
の確立が必要であるか否かを識別する識別手段と、前記
識別手段が前記無線通信路の確立が必要であると判断し
た場合は、少なくとも前記他の無線通信装置と双方向無
線通信を行う無線通信機能、自無線通信装置におけるア
プリケーション制御機能、前記アプリケーション制御機
能及び前記無線通信機能を制御する制御機能を持つ本体
機能部を起動させる起動手段と、前記無線通信路の確立
時及び確立中には、少なくとも前記本体機能部及び前記
無線信号送信手段に電力を供給すると共に、前記無線通
信路が確立されていないときには、前記無線信号受信手
段、前記識別手段、前記起動手段にのみ電力を供給する
よう制御する電源切替手段とを具備したものであり、本
発明の請求項6に係る電源制御方法は、無線信号受信手
段によって他の無線通信装置からの信号を受信するステ
ップと、受信した信号によって自無線通信装置と他の無
線通信装置との無線通信路の確立が必要であるか否かを
識別手段によって識別するステップと、自無線通信装置
と他の無線通信装置との無線通信路の確立が必要である
と判断された場合には、起動手段によって、少なくとも
機器の機能を達成するための本体機能部及び送信部に電
力を供給すると共に、前記本体機能部を起動させるステ
ップと、自無線通信装置と他の無線通信装置との無線通
信路の確立が不要になったと判断された場合には、前記
本体機能部の動作を停止させる共に前記本体機能部及び
送信部への電力の供給を停止し、前記無線信号受信手
段、識別手段及び起動手段にのみ電力を供給するステッ
プとを具備したものである。
【0021】本発明の請求項1において、無線信号受信
手段が受信した信号によって、識別手段は、自無線通信
装置と他の無線通信装置との無線通信路の確立が必要で
あるか否かを識別する。無線通信路の確立が必要である
と判断した場合には、本体機能部を起動させ、本体機能
部及び送信部に電力を供給する。一方、無線通信路の待
ち受け時には、無線信号受信手段、識別手段及び本体起
動手段にのみ電力を供給することで、消費電力の削減を
図る。
【0022】本発明の請求項6において、識別手段は、
無線信号受信手段が受信した信号から自無線通信装置と
他の無線通信装置との無線通信路の確立が必要であるか
否かを識別する。無線通信路を確立する場合には、本体
機能部及び送信部に電力を供給し、本体機能部を動作さ
せる。無線通信路確立後において、識別手段が無線通信
路の確立が不要になったと判断すると、本体機能部及び
送信部への電力の供給を停止し、無線信号受信手段、識
別手段及び起動手段のみに電力を供給して待ち受け状態
に戻る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
無線通信装置の一実施の形態を示すブロック図である。
図1において図9と同一の構成要素には同一符号を付し
てある。
【0024】無線通信装置1は、無線送受信部10、本
体機能部20及び主電源部30を備えると共に、電源制
御部40を具備する。主電源部30は無線通信装置1の
通常動作を可能にするために、無線送受信部10、本体
機能部20及び電源制御部40に電源を供給することが
できるようになっている。なお、主電源部30は、後述
する本体起動部42によって電力供給のオン/オフが制
御されると共に、ユーザのスイッチ操作によっても電力
供給のオン/オフが制御されるようになっている。
【0025】無線送受信部10は、電波を送受信するた
めのアンテナ11を有している。アンテナ11は、誘起
した信号を検波器12に供給すると共に、送信部13か
らの送信信号を放射するようになっている。検波器12
は、アンテナ11による受信電波を検波し、電気信号と
して認識して通信プロトコル制御部22に出力するよう
になっている。
【0026】なお、電波には、赤外線や光も含まれるも
のとし、アンテナ11はこれらの全ての電波の送受信が
可能であるものとする。
【0027】送信部13は、OS制御部21に制御され
て、通信プロトコル制御部22からの送信データをアン
テナ11に供給して送信させるようになっている。ま
た、送信部13は、アンテナ11が電波を受信した場合
に、検波器12から出力される情報を利用してメディア
アクセス制御を行う機能を備えており、電波を送信可能
と判断したときに信号の送信を行うものとする。また、
送信部13は、送信データを送信可能な時間まで記憶す
るバッファも内部に備えている。
【0028】検波器12は、アンテナ11が受信した電
波を電気信号に変換する検波機能の外に、電気信号をデ
ータフレームとして認識する機能を有している。検波器
12は受信電波に関する情報を送信部13に出力するこ
とで、送信部13のメディアアクセス機能をサポートす
る。なお、検波器12は、受信データを一旦記憶するバ
ッファを内部に備えていてもよい。
【0029】本体機能部20は、アプリケーション制御
部23、通信プロトコル制御部22及びOS制御部21
によって構成される。なお、本体機能部20には、実際
の通信機器及び情報機器等が有する図示しないCPU及
びメモリ等の装置も備えているものとする。通信プロト
コル制御部22は、無線送受信部10を介した信号の送
受信を制御するものである。アプリケーション制御部2
3は、アプリケーションプログラムの動作を制御する。
【0030】通信プロトコル制御部22は検波器12に
よって受信した信号をアプリケーション制御部23に与
えてアプリケーションプログラムの動作に供すると共
に、アプリケーション制御部23がアプリケーションプ
ログラムの動作によって生じた信号を送信部13に出力
して送信させることができるようになっている。OS制
御部21は、通信プロトコル制御部22及びアプリケー
ション制御部23の動作を制御する。
【0031】本実施の形態においては、電源制御部40
は、副電源部44を有しており、電源制御部40は、副
電源部44の電力を電源制御部40の各部及び無線送受
信部10の検波器12にのみ供給することができるよう
になっている。即ち、電源制御部40は電源切替部43
を有しており、電源切替部43は、無線送受信部10へ
の電源供給元を主電源部30と副電源部44との間で切
替える。なお、電源切替部43は、本体機能部20及び
無線送信部10の送信部13には副電源部44からの電
力は供給しない。
【0032】即ち、副電源部44は、本体機能部20が
起動していない状態において、検波器12、識別部4
1、本体起動部42及び必要であれば電源切替部43に
対して電力を供給するための電源を構成する。本実施の
形態においては、副電源部44は充電不可能な一次電池
であってもよく、また、主電源部30が充電されるとき
に同時に充電される二次電池であってもよく、更に、太
陽電池のように自己発電可能な電池であってもよい。
【0033】また、電源制御部40は、識別部41及び
本体起動部42も有している。識別部41は、検波器1
2の出力が与えられ、アンテナ11の受信信号を通信プ
ロトコル制御部22に出力すると共に、アンテナ11に
よって自機を通常動作させるための信号が受信されたこ
とを識別し、識別結果を本体起動部42に供給するよう
になっている。
【0034】本体起動部42は、識別結果に基づいて、
主電源部30、OS制御部21及び電源切替部43の動
作を制御する。本体起動部42は、通常動作時にはOS
制御部21を通常動作させ、待ち受け状態時にはOS制
御部21の動作を停止させる。また、本体起動部42
は、通常動作時には電源切替部43を制御して主電源部
30から無線送受信部10に電力を供給させ、待ち受け
状態時には副電源部44から無線送受信部10の検波器
12に電力を供給させる。なお、本実施の形態において
は、待ち受け状態時には本体機能部20には主電源30
から電力を供給することはなく、本体機能部20は停止
状態となっている。
【0035】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0036】いま、通常動作状態に設定されているもの
とする。この場合には、本体起動部42は、主電源部3
0を制御して、本体機能部20及び無線送受信部10に
電力を供給させる。また、本体起動部42は、主電源部
30から電源制御部40にも電力を供給させる。
【0037】アプリケーション制御部23は、OS制御
部21に制御されて所定のアプリケーションを実行す
る。この実行に伴って生成されるデータを外部の機器に
無線送信する場合には、アプリケーション制御部23は
生成されたデータを通信プロトコル制御部22を介して
送信部13に供給する。送信部13は、本体機能部20
より入力されたデータフレームをアンテナ11から送信
できるように電気信号に変換する。こうして、送信デー
タがアンテナ11から電波として空間に放射される。
【0038】また、逆に、アンテナ11が他の機器から
アプリケーションに渡すデータを受信することもある。
この場合には、受信データは検波器12において検波さ
れた後、通信プロトコル制御部22を介してアプリケー
ション制御部23に供給される。
【0039】ここで、ユーザーによって待ち受け状態へ
の移行が指示されるものとする。そうすると、本体起動
部42は、主電源部30を制御して、無線送受信部1
0、本体機能部20及び電源制御部40への電力供給を
停止させる。また、本体起動部42は、電源切替部43
を制御して、副電源部44からの電力を、無線送受信部
10内の検波器12並びに電源制御部40内の識別部4
1及び本体起動部42にのみ供給させる。
【0040】即ち、待ち受け状態時には、本体機能部2
0への電力供給が行われず、本体機能部20において電
力が消費されないので、無線通信装置1の電力消費は著
しく低減される。また、副電源部44によって、検波器
12には電源が供給されており、アンテナ11に誘起し
た信号の受信が可能である。
【0041】ここで、他機から自機宛に、例えばアプリ
ケーションの実行の指示が送信されるものとする。この
指示のためのデータフレームはアンテナ11から検波器
12に供給されて検波される。副電源部44によって電
源が供給されている識別部41は、検波器12を介して
データフレームが入力されると、データフレームに含ま
れる宛先を示す識別子を確認する。識別子を確認した結
果、自機器の識別子が含まれていた場合には、識別部4
1は本体起動部42に起動信号を出力する。一方、自機
器の識別子が含まれていなかった場合は、データフレー
ムを廃棄する。即ち、自機器の識別子が含まれたデータ
フレームを受信するまでは、アンテナ11と検波器12
とのみが動作する。
【0042】なお、宛先を示す識別子は、他機の通信プ
ロトコル制御又は送信部の制御によってデータフレーム
に挿入されたものである。また、自機器の識別子は、無
線送受信部10が相手機器を識別するために利用するM
AC(Medium Access Control )アドレスであったり、
通信プロトコル制御部22が相手機器を識別するアドレ
スであってもよい。これらのアドレスは、予め無線送受
信部10に割り当てられているものでもよく、ユーザが
入力したものでもよく、また、サーバマシンによって割
り当てられたものでもよく、更に、他機器と情報を交換
することによって他機器のアドレスと衝突しないように
自機器内で自動的に生成したものであってもよい。
【0043】また、相手機器は、自機器と通信を行うこ
とで識別子を取得してもよく、全ての機器のアドレスを
管理しているサーバマシンが存在する場合にはこのサー
バマシンから識別子を取得してもよく、ユーザ入力によ
って識別子を取得してもよい。取得した識別子は、通信
プロトコル制御または送信部の制御によって送信するデ
ータフレームに挿入する。
【0044】本体起動部42は、識別部41から起動信
号が入力されると、本体機能部20が主電源部30から
電力の供給を受けるように制御すると共に、本体機能部
20のOS制御部21を起動させる。また、本体起動部
42は、電源切替部43を制御して、検波器12、識別
部41及び本体起動部42の駆動電源を副電源部44か
ら主電源部30に変更させる。また、無線送受信部10
の送信部l3に対しても、主電源部30から電力を供給
させる。なお、電源切替部43についても、駆動電源が
必要な場合には、本体起動部42は、駆動電源を副電源
部44から主電源部30に切換える。
【0045】結局、本体起動部42は、識別部41から
起動信号が入力されると、副電源部44に代えて主電源
部30から無線通信装置1の各部に電力を供給する。
【0046】本体機能部20は、主電源部30から電力
が供給されて動作し、無線送受信部10によって受信し
たデータを通信プロトコル制御部22を介して取込む。
アプリケーション制御部23は、取込んだデータに応答
して動作し、アプリケーションを実行する。
【0047】ここで、アプリケーション制御部23によ
るアプリケーションの実行が終了するものとする。OS
制御部21は、アプリケーション制御部23によるアプ
リケーション実行が終了して待ち受け状態に移行させる
ことを判断すると、本体起動部42に対して通常動作終
了の通知を発する。
【0048】通常動作終了を指示する信号は識別部41
から発せられることもある。識別部41は、起動信号を
出力した後、所定の時間以上自機器の識別子が含まれた
データフレームを受信しなかった場合には、本体起動部
42に終了信号を出力する。更に、通常動作終了を指示
する信号は外部の機器から発生することもある。外部機
器は、遠隔操作によって、本体機能部20の動作終了を
指示することもできる。例えば、相手機器は、相手機器
内の送信部によってデータフレームに遠隔操作する機器
の識別子と共に、通信終了を示す情報を付加して送信す
るのである。この場合には、終了信号はアンテナ11に
よって受信され、検波器12を介して識別部41に供給
される。識別部41は、自機宛の終了信号であって、且
つ、通信終了を示す特殊な情報が含まれていることを識
別すると、この終了信号を本体起動部42に供給する。
【0049】本体起動部42は、OS制御部21からの
通常動作終了の通知を受け取った場合、又は、識別部4
1からの終了信号を受け取った場合には、主電源部30
及び電源切替部43を制御して電源供給を待ち受け状態
に復帰させる。即ち、本体起動部42は、検波器12、
識別部41及び本体起動部42の駆動電源を主電源部3
0から副電源部44に変更する。また、本体起動部42
は、本体機能部20への電力供給を停止させる。
【0050】なお、ユーザが本体用の電源である主電源
部30のスイッチを手動で入れた場合には、本体起動部
42は通常動作時の電力供給を行い、ユーザが主電源部
30のスイッチを手動で切った場合には、本体起動部4
2は待ち受け状態時の電力供給を行うようになってい
る。こうして、無線通信装置1は、待ち受け状態に戻
る。
【0051】このように、本実施の形態においては、待
ち受け状態時には、本体機能部に対する電力供給を停止
し、検波器、識別部及び本体起動部のみに電力供給を行
っており、極めて低消費電力で待ち受けが可能である。
このため、待ち受け状態が長時間継続した場合でも、通
常動作させるためのバッテリ容量を確保しておくことが
できる。このため、例えば、パソコンを遠隔操作可能な
携帯機器等から、パソコン本体の電源を投入して、パソ
コンより必要なファイルを取得したり、パソコンのCP
Uを利用して計算を行うこと等が可能になる。また、待
ち受け状態から通常動作状態移行後に、本体機能部の動
作が終了すると、自動的に待ち受け状態に復帰させるこ
とができ、電力消費を著しく低減することが可能であ
る。
【0052】なお、主電源部30と副電源部44と別体
に構成したが、一体に構成して、本体起動部42によっ
て、待ち受け状態時には本体機能部20に電力を供給し
ないように構成してもよい。
【0053】図2及び図3は本発明の他の実施の形態を
説明するための説明図である。
【0054】本実施の形態は図1の実施の形態における
無線通信装置を利用して構成した通信システムの例を示
している。図2において、パソコン50と携帯機器5と
は無線伝送が可能である。パソコン50は図1の無線通
信装置1を含んで構成されている。即ち、パソコン50
に組込んだ無線送受信モジュール9は、図1の無線送受
信部10及び電源制御部40を含んだ構成である。パソ
コン50内に構成された本体機能部(図示省略)によっ
て、図1の本体機能部20が構成されている。また、パ
ソコン50は、図1の主電源部30と同一構成の主電源
部を有している。
【0055】携帯機器5はパソコン50に組込まれた無
線送受信モジュール9と通信可能に構成されている。即
ち、携帯機器5は無線送受信モジュール9と通信するた
めに、図1と同様の構成の無線送受信部、通信プロトコ
ル制御部及びアプリケーション制御部を少なくとも備え
ている。また、携帯機器5は、無線送受信モジュール9
からパソコン50を示す識別子を付加したデータパケッ
トを送信可能である。
【0056】図3はパソコン50がネットワークケーブ
ル51に接続されている例である。ネットワークケーブ
ル51にはプリンタ55が接続されている。パソコン5
0は、ネットワークケーブル51を介してプリンタ55
を駆動することができるようになっている。
【0057】次にこのように構成された実施の形態の動
作について説明する。
【0058】図2において、携帯機器5からパソコン5
0へ送信される無線信号をSi1、パソコン50から携
帯機器5へ送信される無線信号をSi2としている。
【0059】パソコン50は、初期状態では、主電源部
が起動しておらず、無線送受信モジュール9内のアンテ
ナ11及び検波器12(図1参照)が無線送受信モジュ
ール9内に含まれる副電源部44(図1参照)によって
動作している電波待ち受け状態であるものとする。携帯
機器5がパソコン50の識別子を含んだ通信要求信号S
i1を送信すると、パソコン50の無線送受信モジュー
ル9内の検波器12によって通信要求信号は検波され、
更に、識別部41によって、自機器宛の信号であること
が判断されて、本体起動部42に起動信号が供給され
る。
【0060】本体起動部42によって、パソコン50内
のOS制御部21が起動される。OS制御部21は通信
プロトコル制御部22を起動する。また、送信部13に
主電源部30からの電源が供給されて、パソコン50は
送受信可能な状態になる。パソコン50が送受信可能状
態になると、携帯機器5の通信プロトコル制御部とパソ
コン50の通信プロトコル制御部相互間で通信路を設定
することが可能である。
【0061】通信路が設定されると、無線信号Si1,
Si2を利用してデータ交換が可能であり、携帯機器5
を操作するだけで、パソコン50に保存されているファ
イルを携帯機器5において閲覧,取得することができ、
また、携帯機器5内において作成したファイルをパソコ
ン50内に保存することも可能となる。
【0062】更に、図3の例では、携帯機器5の指示に
従って、パソコン50は、ネットワークケーブル51を
経由してプリンタ55を制御し、指定したファイルに基
づくプリントをプリントアウトさせることもできる。
【0063】また、携帯機器5とパソコン50の通信プ
ロトコル制御部において、相手機器のアプリケーション
を起動する機能が含まれているものとすると、携帯機器
5で起動したアプリケーションに対応するアプリケーシ
ョンをパソコン50において起動することができる。
【0064】また、各通信プロトコル制御部が相手機器
のアプリケーションを立ち上げる機能を有していない場
合もある。この場合でも、パソコン50のOS制御部に
おいて、オペレーティングシステム起動後に自動的にア
プリケーションを起動させるようにしておくことで、携
帯機器5とパソコン50のアプリケーション制御部同士
が折衝を行い、パソコン50のアプリケーション制御部
が携帯機器5で起動したアプリケーションに対応するア
プリケーションを起動させることもできる。
【0065】このように、本実施の形態においては、図
1の無線通信装置1と同様の構成をパソコンに組込むこ
とで、携帯機器5からパソコンを遠隔制御することが可
能である。例えば、携帯機器5からパソコン50でアプ
リケーションを起動し、パソコン50内のCPU等を利
用して携帯機器5のみでは処理することが不可能な計算
を行うこと等も可能である。また、通信路を設定する以
前の電波待ち受け状態においては、電力消費量が極めて
小さく、通信路の確立後において十分な残容量のバッテ
リを用いた機器の駆動が可能である。従って、例えば、
長期間待ち受け状態にしたパソコンを遠隔操作によって
必要な時にのみ起動させて利用することも可能となる。
【0066】なお、本実施の形態では、携帯機器5とパ
ソコン50相互間は直接無線信号Si1,Si2によっ
て通信可能としているが、携帯機器5とパソコン50間
に有線の通信路が存在し、無線信号を一旦有線信号に変
換して送信し、更に、有線信号を無線信号に変換して相
手機器にデータを伝送するという通信システムにも適用
可能であることは明らかである。
【0067】図4及び図5本発明の他の実施の形態を示
す説明図である。図4及び図5において図2と同一の構
成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0068】本実施の形態は、携帯機器5が移動体電話
の機能を備えている場合の通信システムの例である。図
4において、家53内には、電話機7、携帯機器5及び
パソコン50が設けられる。電話機7は、家53の外の
携帯電話機6との間で無線信号Si3によってデータ伝
送が可能である。
【0069】図4の例においては、携帯電話機6によっ
てパソコン50等に対して所定の指示を与えることがで
きる。ユーザーは携帯電話機6によって、パソコン50
に対する指示操作を行う。この指示操作に基づく信号は
家53内の電話機7で受信され、電話機7は、無線信号
Si1,Si2によってパソコン50の無線送受信モジ
ュール9との間でデータの送受を行う。これにより、パ
ソコン50は、ユーザーの携帯電話機6の指示操作に基
づいて駆動される。
【0070】他の作用は図2の実施の形態と同様であ
る。
【0071】図5において、パソコン50は、蓋を閉じ
た状態で鞄54内に収納されている。鞄54の外に設け
られた携帯電話機6は、図2の携帯機器5と同様に、無
線信号Si1,Si2によって、パソコン50の無線送
受信モジュール9との間でデータの送受が可能である。
【0072】図5の例においては、人8は、鞄54内の
収納したパソコン50に対して携帯電話機6を介して、
情報の伝達が可能である。
【0073】このように、本実施の形態においては、図
1の無線通信装置1が組込まれた装置を直接遠隔制御す
るだけでなく、他の機器を介した遠隔制御も可能であ
る。
【0074】図6及び図7は本発明の他の実施の形態を
示すフローチャートである。本実施の形態は、図1の無
線通信装置1における電源制御方法を示している。図6
は無線通信装置1が初期状態から通信可能状態に遷移す
る動作を示し、図7は通信可能状態から初期状態に遷移
する動作を示している。
【0075】図6及び図7において初期状態とは、無線
通信装置1の各部が主電源部30を用いることなく副電
源部44のみから電力が供給されて動作している状態を
いう。初期状態では他機器に対して無線送信を行うこと
は不可能である。また、図6及び図7において、通信可
能状態とは、使用電源が主電源部30となって、他機器
との間で無線送受信によるデータ交換が可能な状態をい
う。なお、本実施の形態においては、無線通信装置1は
複数の機器とコネクション通信路を設定して通信を行う
ことが可能な機器であるものとする。
【0076】先ず、図6を参照して、無線通信装置1が
初期状態から通信可能状態に遷移する場合の電源制御方
法について説明する。
【0077】初期状態時に、アンテナ11が電波を受信
すると(ステップS1)、副電源部44のみで動作して
いる検波器12が検波を行い(ステップS2)、識別部
41がデータフレームの解析を行う(ステップS3)。
識別部41はデータフレームに自機器の識別子が含まれ
ているか否かを確認し(ステップS4)、その結果、自
機器の識別子が含まれていなければ、初期状態に戻る。
自機器の識別子が含まれていれば、識別部41の出力に
基づいて、本体起動部42は駆動電源を主電源部30と
し(ステップS5)、また、本体機能部20及びOS制
御部21を起動させる(ステップS6)。
【0078】本体を起動させた後、タイマーをスタート
させ、相手機器からのコネクション設定要求を待つ。タ
イムアウトするまでに、相手機器からコネクション設定
要求を受信しなかった場合には、ステップS7から初期
状態に戻る。タイムアウトするまでに、コネクション設
定要求を受信した場合には、ステップS8からステップ
S9に処理を移行して、相手機器にコネクション設定応
答を送信し、通信可能状態となる。
【0079】次に、図7を参照して、通信可能状態から
初期状態に遷移する場合の電源制御方法について説明す
る。
【0080】図7において、通信可能状態時にT1時間
自機器宛のデータフレームを受信しなかった場合には、
ステップS11において、自機器と通信を行う機器が存
在しなくなったものと判断して、主電源部30の電力が
無駄に消費されることを防ぐために、本体機能部20及
びOS制御部21を終了させ(ステップS12)、主電
源部30からの電力供給を停止して検波器12及び識別
部14を副電源部44のみで動作させるように制御を行
う(ステップS13)。通信可能状態時にT1時間のタ
イムアウトが発生しない状態において、既にコネクショ
ンを設定している以外の相手機器よりコネクション設定
要求を受信した場合には、ステップS14からステップ
S15に処理を移行して、その機器とコネクションを設
定するためにコネクション設定応答を作成し送信すると
共に、現在設定しているコネクション数の管理を行う
(ステップS16)。
【0081】なお、本実施の形態においては、コネクシ
ョン数の初期値を1としているが、図6の手順において
はコネクション数の変更に関する手順を省略したが、初
期値を0として図6のステップS9の後に図7のステッ
プS16と同様の処理を行ってもよい。また、通信可能
状態時にT1時間のタイムアウトが発生しない状態にお
いて、相手機器よりコネクション切断要求を受信した場
合には(ステップS17)、管理している設定したコネ
クション数を変更する(ステップS18)。その結果、
いずれの機器ともコネクションを設定していない状態に
なれば(ステップS19)、主電源部30の無駄な電力
消費を防ぐためにステップS12,S13において初期
状態に復帰させる。
【0082】このように、本実施の形態においては、初
期状態時の消費電力を極めて低減して、待ち受け状態を
可能にし、通信可能状態におけるバッテリ残容量を確保
すると共に、通信可能状態から自動的に初期状態に復帰
させることによって、バッテリ残容量の減少を抑制す
る。これにより、主電源部30の電力が無駄に消費され
ることを防止することができる。
【0083】図8は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図8において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
【0084】本実施の形態は副電源部61の残容量の低
下を抑制するためのものである。本実施の形態における
無線通信装置3は、副電源部44に代えて副電源部61
を用いた電源制御部60を採用すると共に、検波器12
に代えて検波器62を採用した点が図1の実施の形態の
無線通信装置1と異なる。
【0085】検波器62は、図1の検波器12と同様
に、アンテナ11の受信信号を検波機能を備えると共
に、アンテナ11が受信した電波を検波した際に発生す
る電力の一部を副電源部61に出力する機能を備えてい
る。例えば、検波器62は、誘電又は光電効果によって
電流を生成することができる。副電源部61は検波器6
2から供給された電力を蓄積し、主電源部30による電
力供給がない状態において、検波器62、識別部41、
本体起動部42及び電源切替部43を駆動するために必
要な電力を供給する。
【0086】このように構成された実施の形態において
は、主電源部30と副電源部61との切替えは図1の実
施の形態と同様である。本実施の形態においては、検波
器62は、検波の際に発生する電力の一部を副電源部6
1に供給するようになっている。副電源部61は、検波
器62からの電力を蓄積し、待ち受け状態における電力
消費に利用するようになっている。
【0087】他の作用は図1の実施の形態と同様であ
る。
【0088】本実施の形態においては、副電源部61が
検波器62で発生する電力の一部を蓄える機能を有して
いるので、副電源部61の残容量の低下を著しく抑制す
ることができ、副電源部61による待ち受け可能期間を
極めて図1の実施の形態よりも延長することができる。
【0089】なお、副電源部61としては、図1の実施
の形態と同様に、一次電池又は二次電池として、検波器
62から供給される電力を補助的に利用するように構成
してもよいことは明らかである。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
時間の待ち受け状態から通常動作状態に移行した場合で
も、十分なバッテリ残容量を確保することができるとい
う効果を有し、また、待ち受け状態から通常動作状態へ
の移行後に、再度待ち受け状態に自動復帰することがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す説明図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す説明図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す説明図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す説明図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すフローチャー
ト。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すフローチャー
ト。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図9】従来の無線通信装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1…無線通信装置、10…無線送受信部、12…検波
器、20…本体機能部、22…OS制御部、30…主電
源部、40…電源制御部、41…識別部、42…本体起
動部、43…電源切替部、44…副電源部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線信号を受信する無線信号受信手段
    と、 無線信号を送信する無線信号送信手段と、 前記無線信号受信手段によって受信した前記無線信号に
    基づいて、自無線通信装置と他の無線通信装置との無線
    通信路の確立が必要であるか否かを識別する識別手段
    と、 前記識別手段が前記無線通信路の確立が必要であると判
    断した場合は、少なくとも前記他の無線通信装置と双方
    向無線通信を行う無線通信機能、自無線通信装置におけ
    るアプリケーション制御機能、前記アプリケーション制
    御機能及び前記無線通信機能を制御する制御機能を持つ
    本体機能部を起動させる起動手段と、 前記無線通信路の確立時及び確立中には、少なくとも前
    記本体機能部及び前記無線信号送信手段に電力を供給す
    ると共に、前記無線通信路が確立されていないときに
    は、前記無線信号受信手段、前記識別手段、前記起動手
    段にのみ電力を供給するよう制御する電源切替手段とを
    具備したことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記識別手段は、前記無線信号受信手段
    が受信した信号に自無線通信装置を示す識別情報が含ま
    れているか否かによって無線通信路の確立が必要である
    か否かを識別することを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記識別手段は、自無線通信装置と他の
    無線通信装置との無線通信路の確立後において、前記無
    線信号受信手段によって通信終了を示す信号を受信した
    場合又は前記無線信号受信手段において所定の時間以上
    信号を受信していないと判断した場合に、前記無線通信
    路の確立が不要であると判断することを特徴とする請求
    項1に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記電源切替手段は、前記無線通信路の
    確立時及び確立中には、第1の電源によって少なくとも
    前記本体機能部及び前記無線信号送信手段に電力を供給
    し、前記無線通信路が確立されていないときには、第2
    の電源によって前記無線信号受信手段、前記識別手段、
    前記起動手段にのみ電力を供給することを特徴とする請
    求項1に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の電源は、前記無線信号受信手
    段が信号を受信した際に生じる電力を蓄積することによ
    って、前記無線信号受信手段、前記識別手段、前記起動
    手段に供給する電力の一部又は全部を得ることを特徴と
    する請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 無線信号受信手段によって他の無線通信
    装置からの信号を受信するステップと、 受信した信号によって自無線通信装置と他の無線通信装
    置との無線通信路の確立が必要であるか否かを識別手段
    によって識別するステップと、 自無線通信装置と他の無線通信装置との無線通信路の確
    立が必要であると判断された場合には、起動手段によっ
    て、少なくとも機器の機能を達成するための本体機能部
    及び送信部に電力を供給すると共に、前記本体機能部を
    起動させるステップと、 自無線通信装置と他の無線通信装置との無線通信路の確
    立が不要になったと判断された場合には、前記本体機能
    部の動作を停止させる共に前記本体機能部及び送信部へ
    の電力の供給を停止し、前記無線信号受信手段、識別手
    段及び起動手段にのみ電力を供給するステップとを具備
    したことを特徴とする電源制御方法。
JP28051999A 1999-09-30 1999-09-30 無線通信装置及びその電源制御方法 Expired - Fee Related JP3600491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28051999A JP3600491B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 無線通信装置及びその電源制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28051999A JP3600491B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 無線通信装置及びその電源制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001102955A true JP2001102955A (ja) 2001-04-13
JP3600491B2 JP3600491B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=17626245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28051999A Expired - Fee Related JP3600491B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 無線通信装置及びその電源制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3600491B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032317A1 (ja) * 2005-09-16 2007-03-22 Nec Corporation 無線通信機および無線通信機の電力制御方法ならびに無線ネットワーク
JP2009182565A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Sii Ido Tsushin Kk 通信装置、通信方法及び通信プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032317A1 (ja) * 2005-09-16 2007-03-22 Nec Corporation 無線通信機および無線通信機の電力制御方法ならびに無線ネットワーク
US7899435B2 (en) 2005-09-16 2011-03-01 Nec Corporation Wireless communication unit, power control method for wireless communication unit and wireless network
JP2009182565A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Sii Ido Tsushin Kk 通信装置、通信方法及び通信プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3600491B2 (ja) 2004-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3539326B2 (ja) 携帯機器の充電システム
US7023357B2 (en) Pluggable mechanism for wireless remote control
JP5939798B2 (ja) インテリジェント無線充電システム
JP5020494B2 (ja) 無線通信装置及びその制御方法
Heo et al. Design and implementation of control mechanism for standby power reduction
WO2022206182A1 (zh) 一种无线充电系统
US8332671B2 (en) Power supply device, and remote control device thereof
CN113473006B (zh) 信息处理设备、图像拾取设备、信息处理系统、信息处理方法和非暂时性计算机可读介质
JP2004334793A (ja) 周辺装置およびサーバ装置およびクライアントデバイスおよびネットワークデバイスシステムおよびデバイス検索方法およびコンピュータが読取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP2007529918A (ja) デジタル家電機器用無線制御システム
JPH1173247A (ja) I/oカード、電子機器、電子システム及び電子機器の立ち上げ方法
JP2003223245A (ja) 外部記憶装置及び外部記憶装置におけるバッテリ残量通知方法
US8352761B2 (en) Controlling a power state of a device
US20030108019A1 (en) Master communication apparatus used in radio lan system, and control method and control program of master communication apparatus
CN101513063A (zh) 监视系统
US9230204B2 (en) Image forming apparatus and method of reducing power consumption of communication module
US6684083B1 (en) Portable information terminal with standby power supply
JP2017188875A (ja) 通信装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及びおよび通信システム
JP3600491B2 (ja) 無線通信装置及びその電源制御方法
KR101599905B1 (ko) 네트워크의 자동 구성을 제공하는 무선 통신 모듈 및 방법
US20220271568A1 (en) Nfc charging
JP2002280925A (ja) 無線通信装置、記憶媒体およびプログラム
JP2001125839A (ja) 端末機器のメール送受信システム
CN205281402U (zh) 一种用于数据存储与同步的装置、可穿戴设备
JPH11313024A (ja) パーソナルコンピュータ用無線カード

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040916

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3600491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070924

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees