JP2001102383A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
て、信頼性の高い配線構造を有する半導体装置及びその
製造方法を提供すること。 【解決手段】 接続孔23、30を介して下層表面に接
続する導電性下地膜21,22、28、29と、上記接
続孔の内部に形成された高融点金属からなる埋込み層2
3、30と、上記接続孔の上方開口部において上記埋込
み層と接続している高融点金属からなるメッキ配線層2
4、31とを設けた。
Description
方法に関し、特に、メッキ配線層を用いた配線構造の形
成技術に関する。
造としては、図5に示すものがある。
は、不純物拡散された半導体拡散領域たるソース領域2
a,ドレイン領域2b及びゲート絶縁膜2cと、ゲート
絶縁膜2cの上面側のゲート電極部2dと、その側部の
サイドウォール2e,2fと、各領域の接続面たるTi
Si2層3a,3b,3cと、局所酸化膜(LOCO
S)4とが形成されている。この配線構造は、シリコン
基板1の上面側に堆積された第1の層間絶縁膜5と、そ
の接続孔6の底面で下層に接続する拡散反応防止膜たる
TiN層7と、その上面側に堆積されてこれらの接続孔
6の内部を埋める埋め込み層たるタングステン電極層8
と、タングステン電極層8の上面側に堆積された配線層
たるAl−Si−Cu合金層9と、その上面側に堆積さ
れた第2の層間絶縁膜10と、その接続孔11の底面で
下層たるAl−Si−Cu合金層9に接続する拡散反応
防止膜たるTiN12と、この上面側に被着されて接続
孔11を埋める埋め込み層たるタングステン電極層13
と、そのタングステン電極層13の上面側に被着された
配線層たるAl−Si−Cu合金層14と、この上面側
に堆積された表面保護膜たるシリコン酸化膜15とで構
成されている。
半導体装置においては、以下の問題点を有している。
層たるAl−Si−Cu合金層9,14と下地との密着
性を向上するため、400〜500℃でのアニールを必
要とする。しかし、このような熱処理を行うと、Al−
Si−Cu合金は低融点金属であるので、Siが拡散し
て、析出物16が発生し、接続抵抗の増大やバラツキが
生じる。また、後工程における加熱・冷却のサイクルに
よりAl−Si−Cu合金層14の端部のようにヒルロ
ック17が発生して、層間でのリーク電流が発生する。
層間絶縁膜の平坦化技術や保護膜形成技術が適用される
が、多くの場合それらめ技術には加熱処理を伴う。例え
ば、外界からのイオンや水分の汚染により、Al−Si
−Cu合金層14の端部のように腐食部18が発生する
ので、配線層の上面側には保護膜としてSi3N4層を使
用して外界からの汚染をブロッキングする場合がある。
しかし、Al−Si−Cu合金層14は低融点金属であ
ることから、高温熱処理を行えず、このためSi3N4層
の内部にH2が残留して圧縮応力を生じる。その応力に
より、Al−Si−Cu合金層14には強い引張応力が
残留するので、ノッチ19やクラック20が発生し易
い。さらには、ストレスマイグレーションによる断線も
発生し易い。このような熱処理に対する工程上の制約
は、半導体装置の信頼性の向上に支障となっている。
テン電極層8とは450℃以上で拡散反応を生じ、接続
孔6での接続抵抗が上昇し、さらには拡散領域への突き
抜けが生じる。
金属層たるメッキ配線層の採用によって、カバレッジを
向上させると共に熱的安定化を図り、配線抵抗及び接続
抵抗を低抵抗化すると共に耐エレクトロマイグレーショ
ン性,耐ストレスマイグレーション性及び耐腐食性を高
め、信頼性の高い配線構造を有する半導体装置及びその
製造方法を提供するものである。
めに、層間絶縁膜を介して下層と電気的接続する配線構
造を備えた半導体装置において、本発明が講じた手段
は、半導体基板の上面側に堆積された層間絶縁膜上に被
着されており、その接続孔を介して下層表面に接続する
導電性下地層と、接続孔の内部の導電性下地層の表面上
に堆積して接続孔内部を埋める高融点金属層たる埋め込
み層と、埋め込み層の表面上及び接続孔外部の導電性下
地層の表面上に被着された高融点金属層たるメッキ配線
層とを有するものである。
体基板の上面側に層間絶縁膜を堆積し、その層間絶縁膜
に接続孔を孔開けして下層表面を窓開けした後に、接続
孔の内面及び層間絶縁膜の表面側に導電性下地層を被着
して、この上面側に高融点金属層たる埋め込み層を堆積
して接続孔を埋めた後に、埋め込み層の表面側をエッチ
バックして接続孔の内部のみに埋め込み層を残し、次
に、埋め込み層の上面側に配線パターン領域を窓開けし
た第1のマスクを覆い、次に、第1のマスクの窓開け部
の埋め込み層及び導電性下地層の上面側にメッキにより
高融点金属層たるメッキ配線層を被着し、次に、第1の
マスクを除去し、しかる後に、メッキ配線層を第2のマ
スクとして導電性下地層を除去するものである。
性下地層の表面上に堆積して接続孔内部を埋めると共
に、接続孔外部の導電性下地層の表面上にも堆積してい
るものであり、このような半導体装置の製造方法は、前
述の製造方法における埋め込み層の表面側をエッチバッ
クする工程において、埋め込み層を接続孔の内部及びそ
の外部の導電性下地層の表面上に残すものである。
み層がタングステンからなることが効果的である。
それらの合金からなることが望ましい。
少なくとも有していることが好ましい。
i3N4層を有していることが望ましく、さらにはリフロ
ーされたボロン・リンガラス層またはリンガラス層を有
していることがより望ましい。
に接続する導電性下地層を被着して、この接続孔内部に
埋め込み層を形成し、その上面側にメッキ配線層を形成
すると、接続孔の上方開口部ではメッキ配線層と埋め込
み層が接続し、一方、接続孔の外部ではメッキ配線層と
導電性下地層が接続し、しかもメッキ配線層はメッキに
より被着されているので、カバレッジが良好で、密着性
も高いメッキ配線層を実現できる。また、埋め込み層及
びメッキ配線層にはいずれも、Alより融点が高い高融
点金属を使用しているため、後工程において熱処理を行
っても、配線層からの析出物またはヒルロック等は発生
しないので、信頼性が高い配線構造を実項できる。すな
わち、熱処理に対する工程上の制約条件がない。それ
故、熱処理を必要とする汚染防止技術や層間絶縁膜の平
坦化技術を採用でき、より信頼性の高い半導体装置を実
現できる。
て、埋め込み層を接続孔にCVD法により堆積する工程
を有しているので、埋め込み層は接続孔の内部を高いカ
バレージで埋めるため、その接続抵抗は低い。また埋め
込み層の表面側をエッチバックする工程を有しているの
で、その表面は平坦化されており、メッキ配線層は容易
に密着性良く被着することができる。しかも、エッチバ
ックによる埋め込み層の除去深さを浅くして、埋め込み
層を接続孔の内部及び接続孔外部の下地金属層の上面側
に残し、埋め込み層の表面上にメッキ配綿層を被着した
構造においても、同様の作用を得ることができる。よっ
て、エッチバックによる埋め込み層の除去深さの制御に
余裕が生じ、より実用的になると共に、配線構造をメッ
キ配線層の単層とした構造またはメッキ配線層の下面に
埋め込み層を有する複層構造のいずれをも形成でき、層
材料の性質に応じた配線層構造を実現できる。
め込み層にタングステンを用いると、その融点は341
0℃であるので熱安定性が高く、また接続孔の内部に高
くカバレージできて接続抵抗は低下し、さらに硬度は5
〜8であるのでエッチバックによる加工が容易にでき
る。
れらの合金を用いると、Au(融点は1063℃)また
はCu(融点は1083℃)はAl(融点は660℃)
に比較して融点が高い(高融点金属)ので熱安定性が高
く、また比抵抗が低いので配線抵抗を低下でき、さらに
化学的に安定であるので外界から不純物が侵入しても腐
食が発生しにくい。
有しているので、金属の拡散による合金化反応を防止で
き、経時的な接続抵抗の増加を防止できる。
半導体装置の断面図である図1を参照して以下に説明す
る。
には、従来の半導体装置と同様に、ソース領域2a,ド
レイン領域2b及びゲート絶縁膜2cと、ゲート絶縁膜
2cの上面側のゲート電極部2dと、その側部のサイド
ウォール2e,2fと、各領域の接続面たるTiSi2
層3a,3b,3cと、局所酸化膜(LOCOS)4と
が形成されている。この配線構造は、シリコン基板1の
上面側に堆積された第1の層間絶縁膜たるシリコン酸化
膜5と、この酸化膜5に被着されており、その接続孔6
を介して下層に接続している拡散反応防止膜(導電性下
地層)たるTiN層21と、この表面に被着されている
導電性下地層たるPt層22と、これらの接続孔6の内
部を埋める埋め込み層たるタングステン電極層23と、
この上面側でPt層22及びタングステン電極層23の
表面上に被着されたメッキ配線層たるメッキAu膜24
と、この上面側に形成されたSi3N4層25と、その上
面側に堆積された第2の層間絶縁膜たるボロン・リンガ
ラス(BPSG)層26と、このボロン・リンガラス層
26に被着され、その接続孔27を介して下層たるメッ
キAu膜24に接続するTiN層28と、この表面上に
被着されているPt層29と、この接続孔27を埋める
タングステン電極層30と、Pt層29及びタングステ
ン電極層30の表面上に被着されたメッキAu膜31
と、この上面側に堆積された表面保護膜たるリンガラス
(PSG)層32とで構成されている。
層25を得るまでのプロセスは、まず、図2(A)に示
すごとく、前述のシリコン基板1の上面側にプラズマC
VD法により第1の層間絶縁膜たるシリコン酸化膜5を
堆積した後、接続部を形成すべき領域に複数の接続孔6
を開孔する。次に、図2(B)に示す如く、この上面側
にスパッタ法により、厚さ約1000Åの拡散反応防止
層(導電性下地層)たるTiN層21及び厚さ約100
0Åの導電性下地層たるPt層22を順次被着する。こ
の状態でTiN層21は接続孔6の底面で下層と接続し
ている。次に、図2(C)の如く、Pt層22の表面上
に、WF6ガスを用いたCVD法により埋め込み層たる
タングステン電極層23を被着して接続孔内部を埋め
る。次に、図2(D)に示す如く、タングステン電極層
23の表面をSF6+O2によるエッチバック法により除
去し、接続孔6の外部のPt層22を露出するまで平坦
化して、接続孔6の内部のみにタングステン電極層23
を残し、タングステン電極層23を形成する。次に、図
2(E)に示す如く、この上面側に配線パターン領域を
窓開けしたフォトレジスト層33でマスキングした状態
で、Pt層22を電極としてシアン化金カリウムの酸性
浴中で電解メッキを行い、フォトレジスト層33の窓開
け部に厚さ約8000Åのメッキ配線層たるメッキAu
膜24を被着する。次に、フォトレジスト層33を除去
した後、メッキAu膜24をマスクとして、Pt層22
及びTiN層21をAr+によるイオンミリング法によ
り除去して、図2(F)の如く、配線パターンを形成す
る。しかる後に、図2(G)の如く、この上面側に外界
からの汚染のブロッキング層として、またメッキAu膜
24とこの上面側に堆積さるべき層との密着性改良層と
してSiH4+NH3によるプラズマCVD法によりSi
3N4層25を被着する。このようにして、第1実施例に
係る半導体装置が形成される。
24は接続孔6の上方開口部でタングステン電極層23
に被着し、また接続孔6の外部ではPt層22の表面上
にメッキにより被着されているので密着性は高い。さら
に、タングステン電極層23はCVD法により接続孔6
の内部を高いカバレージで埋めており、タングステン電
極層23の表面側をエッチバックにより平坦化した後
に、メッキAu層24を被着しているのでカバレージが
高く、接続抵抗が砥い。よって、アニールによる密着性
の向上操作を行うことなく密着性が高く、接続抵抗が低
い配線構造を実現できる。
の融点は3410℃であり、またメッキ配線層に使用し
たAuの融点は1063℃であり、いずれもAl(融点
は660℃)より融点の高い金属(本願における高融点
金属)を使用しているので、後の工程において熱処理を
行ってもメッキ配線層には支障がない。それ故、層間絶
縁膜の平坦化のためにボロン・リンガラス層26を堆積
して高温リフローによる平坦化を行っても、また、外界
からの汚染防止策として保護膜にSi3N4層25を形成
して熱処理を行っても、さらに、SOG法(塗布法)に
よってリンガラス層32を表面保護膜として形成しベー
キング(リフロー)を行っても、メッキ配線層には支障
がない。よって、熱処理を必要とする平坦化技術や外界
からの汚染防止技術を適用して、より信頼性の高い配線
構造を備えた半導体装置を実現できる。しかも、ボロン
・リンガラス層26を用いで層間絶縁膜を厚手化して
も、高アスペクト比の接続孔27にはタングステン電極
層30を介して配線されているので、接続抵抗を低く維
持したまま低寄生容量の配線構造を実現できる。
iN層21の中間層として、また電解メッキの電極と機
能すると共に、接続孔6の底部でタングステン電極層2
3とTiN層21の中間層として密着性を向上させ、接
続抵抗をより低下させている。
バックにより接続孔6の内部にのみ残した構造であるの
で、配線層は比抵抗の低いメッキAu膜24で構成され
ているため、配線抵抗が低下する。
るのでエッチバックによる加工が容易にでき、Auは化
学的に安定であるので外界から不純物が侵入しても腐食
が発生しにくい。
応防止膜たるTiN層6を含んでいるので、金属の拡散
による合金化は防止され、接続抵抗は経時的な増大を生
じない。
施例をその断面図である図3を参照して説明する。
電極層23',30'が接続孔6,27の内部を埋めると
共に、その外部のPt層22',29'の表面上にも堆積
されてメッキAu膜24',31'と配線層を構成してい
るものである。また、いずれのメッキAu膜24',3
1'の表面上にもSi3N4層25a,25bが形成され
たものであり、他の構成は第1実施例と同様である。
プロセスは、第1実施例の図2(D)に示したタングス
テン層23のエッチバック工程において、除去深さを浅
くして、図4に示す如く、接続孔6の内部及び外部にタ
ングステン層23'を残したものであり、他の工程は第
1実施例と同様である。
3'及びPt層22'をエッチバックしすぎると著しく密
着性が低下するので、タングステン層23'が残る程度
にエッチバックしたものである。この場合には、タング
ステン層23'を下地としてAuメッキを行うことがで
き、エッチバック工程の除去深さの制御に余裕を有す
る。
及び埋め込み層の材質としてはNi,Cu,Ru,R
h,Cr,Co,Pd,Ti,Ta,W,Au及びそれ
らの合金を単層でまたは積層で使用してもよいが、メッ
キ配線層としてAu,Cuまたはそれらの合金を、また
埋め込み層としてW(タングステン)を用いた場合に最
も良い特性が得られた。なお、メッキ法としては、電解
メッキ,無電解メッキ及びその組合せを用いてもよい。
たとえば、AuまたはCuのメッキ配線層の上に、さら
にRuを無電解メッキにより被着する二段階メッキによ
って、二層構造のメッキ配線層を用いて、AuまたはC
uと層間絶縁膜の密着性をより向上させてもよい。
体装置において、高融点金属層たる埋め込み層は接続孔
に埋め込まれ、この埋め込み層または導電性下地層に高
融点金属層たるメッキ配線層が被着されて配線構造が形
成されていることに特徴を有しているので、以下の効果
を奏する。
性下地層にメッキにより被着しており、また接続孔内部
にはカバレージの高い埋め込み層が接続しているので、
密着性が高いと共に、接続抵抗が低く、埋め込み層とメ
ッキ配線層が反応しない配線構造を実現できる。
れも高融点金属を使用しているので、後工程において熱
処理工程を行っても、配線層の信頼性は低下しない。す
なわち、熱処理に対する工程上の制約条件がない。その
結果、熱処理を必要とする汚染防止技術や層間絶縁膜の
平坦化技術を適用でき、より信頼性の高い半導体装置を
実現できる。
る工程を有しているので、平坦化した表面上にメッキ配
線層を形成することができ、容易に密着性が高く、接続
抵抗が低い配線構造を実現できる。
ると、配線層をメッキ配線層の単層またはメッキ配線層
と埋め込み層の複層のいずれの構造にも形成できるの
で、層材料の性質に応じた層構造を実現できる。
るボロン・リンガラスまたはリンガラスを用いて厚い層
間絶縁膜を形成した場合には、層間絶縁膜の平坦化と共
に、低寄生容量配線として伝達速度の速い回路構成が実
現できる。
線構造を示す断面図である。
装置の配線構造の製造方法を示す工程断面図である。
線構造を示す断面図である。
製造方法の一部を示す工程断面図である。
である。
下地層) 22,22',29,29'・・・導電性下地層たるPt
層 23,23',30,30'・・・埋め込み層たるタング
ステン電極層 24,24',31,31'・・・メッキ配線層たるメッ
キAu膜 26・・・層間絶縁膜たるボロン・リンガラス 33・・・フォトレジスト層
装置は、半導体基板の上方に形成され、接続孔を有する
層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜の上と上記接続孔の内部
とに被着された導電性下地層と、高融点金属からなり、
上記接続孔を埋める埋込み層と、高融点金属からなり、
上記埋込み層と上記導電性下地層との上に形成されたメ
ッキ配線層と、を備える半導体装置であって、上記メッ
キ配線層は上記導電性下地層をメッキ電極として形成さ
れるものであることを特徴とする。
上記埋込み層がタングステンを含むことを特徴とする。 (3)上記(1)の半導体装置において、上記埋込み層
はエッチバックを含む工程によって形成されているもの
であることを特徴とする。
板の上方に形成され、接続孔を有する層間絶縁膜と、上
記層間絶縁膜の上と上記接続孔の内部とに被着された導
電性下地層と、高融点金属からなり、上記接続孔と上記
導電性下地層を覆う接続層と、高融点金属からなり、上
記埋込み層の上に形成されたメッキ配線層と、を備える
ことを特徴とする。
上記接続層がタングステンを含むことを特徴とする。 (6)上記(4)の半導体装置において、上記接続孔は
異方性エッチングによって開孔されているものであるこ
とを特徴とする。 (7)上記(4)の半導体装置において、上記接続層は
エッチバックを含む工程によって形成されているもので
あることを特徴とする。 (8)上記(4)の半導体装置において、上記接続層は
CVD法またはスパッタ法によって形成されていること
を特徴とする。
半導体装置において、上記メッキ配線層がAu、Cuま
たはこれらの合金からなることを特徴とする。 (10)上記(1)乃至(9)のいずれかの半導体装置
において、上記導電性下地層が拡散反応防止層を備えて
いることを特徴とする。 (11)上記(1)乃至(10)のいずれかの半導体装
置において、上記層間絶縁膜が少なくともSi3N4層を
備えていることを特徴とする。 (12)上記(1)乃至(11)のいずれかの半導体装
置において、上記層間絶縁膜がリフローされたボロン・
リンガラス層またはリンガラス層を少なくとも備えてい
ることを特徴とする。 (13)上記(1)または(4)の半導体装置におい
て、上記層間絶縁膜を介して下層と電気的接続をする配
線構造を備えることを特徴とする。
は、半導体基板の上方に層間絶縁膜を形成する工程と、
上記層間絶縁膜に接続孔を形成する工程と、上記層間絶
縁膜の上面と上記接続孔の上面及び側面とに導電性下地
層を形成する工程と、上記接続孔内部のみに高融点金属
を充填して埋込み層を形成する工程と、上記導電性下地
層をメッキ電極として、上記導電性下地層の上に高融点
金属からなるメッキ配線層を形成する工程と、を備える
ことを特徴とする。
の製造方法において、上記埋込み層はエッチバックを含
む工程によって形成されることを特徴とする。 (16)上記(14)に記載の半導体装置の製造方法に
おいて、上記メッキ配線層を形成する工程は、上記埋込
み層の上方を第1のマスクで覆う工程と、上記第1のマ
スクを用いて、上記埋込み層と上記導電性下地層との上
にメッキ配線層を形成する工程と、上記第1のマスクを
除去する工程と、上記メッキ配線層を第2のマスクとし
て上記導電性下地層を除去する工程と、を備えることを
特徴とする。
Claims (9)
- 【請求項1】 層間絶縁膜を介して下層と電気的接続す
る配線構造を備えた半導体装置であって、半導体基板の
上面側に堆積された層間絶縁膜上に被着されており、そ
の接続孔を介して下層表面に接続する導電性下地層と、
該接続孔の内部の該導電性下地層の表面上に堆積して該
接続孔内部を埋める高融点金属層たる埋め込み層と、該
埋め込み層の表面上及び該接続孔外部の該導電性下地層
の表面上に被着された高融点金属層たるメッキ配線層
と、を有することを特徴とするメッキ配線層を備えた半
導体装置。 - 【請求項2】 層間絶縁膜を介して下層と電気的接続す
る配線構造を備えた半導体装置であって、半導体基板の
上面側に堆積された層間絶縁膜上に被着されており、そ
の接続孔を介して下層表面に接続する導電性下地層と、
該接続孔の内部の該導電性下地層の表面上に堆積して該
接続孔内部を埋めると共に、該接続孔外部の該導電性下
地層の表面上に堆積した高融点金属層たる埋め込み層
と、該埋め込み層の表面上に被着された高融点金属層た
るメッキ配線層と、を有することを特徴とするメッキ配
線層を備えた半導体装置。 - 【請求項3】 請求項第1項または第2項において、
該埋め込み層がタングステンからなることを特徴とする
メッキ配線層を備えた半導体装置。 - 【請求項4】 請求項第1項乃至第3項のいずれか1項
において、該メッキ配線層がAu,Cuまたはそれらの
合金からなることを特徴とするメッキ配線層を備えた半
導体装置。 - 【請求項5】 請求項第1項乃至第4項のいずれか1項
において、該導電性下地層が拡散反応防止層を少なくと
も有していることを特徴とするメッキ配線層を備えた半
導体装置。 - 【請求項6】 請求項第1項乃至第5項のいずれか1項
において、該層間絶縁膜が少なくともSi3N4層を有し
ていることを特徴とするメッキ配線層を備えた半導体装
置。 - 【請求項7】 請求項第1項乃至第6項のいずれか1項
において、該層間絶縁膜がリフローされたボロン・リン
ガラス層またはリンガラス層を少なくとも有しているこ
とを特徴とするメッキ配線層を備えた半導体装置。 - 【請求項8】 層間絶縁膜を介して下層と電気的接続す
る配線構造を備えた半導体装置の製造方法であって、半
導体基板の上面側に層間絶縁膜を堆積する工程と、該層
間絶縁膜に接続孔を孔開けして下層表面を窓開けする工
程と、該接続孔の内面及び該層間絶縁膜の表面側に該導
電性下地層を被着する工程と、該導電性下地層の上面側
に高融点金属層たる埋め込み層を堆積して該接続孔を埋
める工程と、該埋め込み層の表面側をエッチバックして
該接続孔の内部のみに埋め込み層を残す工程と、該埋め
込み層の上面側に配線パターン領域を窓開けした第1の
マスクを覆う工程と、該マスクの窓開け部の埋め込み層
及び導電性下地層の上面側にメッキにより高融点金属層
たるメッキ配線層を被着する工程と、第1のマスクを除
去する工程と、該メッキ配線層を第2のマスクとして該
導電性下地層を除去する工程と、を有することを特徴と
するメッキ配線層を備えた半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 層間絶縁膜を介して下層と電気的接続す
る配線構造を備えた半導体装置の製造方法であって、半
導体基板の上面側に層間絶縁膜を堆積する工程と、該層
間絶縁膜に接続孔を孔開けして下層表面を窓開けする工
程と、該接続孔の内面及び該層間絶縁膜の表面側に該導
電性下地層を被着する工程と、該導電性下地層の上面側
に高融点金属層たる埋め込み層を堆積して該接続孔を埋
める工程と、該埋め込み層の表面側をエッチバックして
該接続孔内部及び該接続孔外部の該導電性下地層の上面
側に該埋め込み層を残す工程と、該埋め込み層の上面側
に配線バターン領域を窓開けした第1のマスクを覆う工
程と、該マスクの窓開け部の埋め込み層の上面側にメッ
キにより高融点金属層たるメッキ配線層を被着する工程
と、第1のマスクを除去する工程と、該メッキ配線層を
第2のマスクとして該導電性下地層を除去する工程と、
を有することを特徴とするメッキ配線層を備えた半導体
装置の製造方法。
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