JP2001102106A - 圧接端子の絶縁構造 - Google Patents

圧接端子の絶縁構造

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JP2001102106A
JP2001102106A JP28180799A JP28180799A JP2001102106A JP 2001102106 A JP2001102106 A JP 2001102106A JP 28180799 A JP28180799 A JP 28180799A JP 28180799 A JP28180799 A JP 28180799A JP 2001102106 A JP2001102106 A JP 2001102106A
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JP28180799A
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Takaki Sugiyama
貴己 杉山
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する端子間隔が小さく構成された場合に
おいても、電流リークの危険性を防止でき、かつ電線が
圧接端子のスロットから脱落する電線抜けを防止できる
圧接端子の絶縁構造を提供する。 【解決手段】 被覆された電線1が圧接端子4のスロッ
ト5内に挿入されることにより、スロット5を構成する
スロット刃5aと電線1の芯線3とが接触する導通部分
7を備えており、導通部分7を含み前記スロット5を構
成する端子露出部分6が絶縁部材11により覆われてい
ることを特徴とする圧接端子の絶縁構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧接端子の絶縁構造に
関し、さらに詳しくは、被覆された電線が圧接端子のス
ロット内に挿入されてスロット刃と電線の芯線とが導通
する構造において、その絶縁を確実にできる圧接端子の
絶縁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワイヤーハーネスの接続構造
において、電線を交互に接続して適宜分岐する分岐回路
を集約して配置する分岐用の接続箱が用いられている。
この分岐用接続箱には、種々の形態が採用されており、
例えば、ケース本体に複数のコネクタ部分が突設され、
このコネクタそれぞれには圧接端子が突設された構造の
ものがある。
【0003】このような圧接端子を有する構造において
は、例えば図4に示すように、ケース本体48には、図
示しないコネクタ部分が突出した側とは反対側に、圧接
端子44の一部がU字状に露出しており、この露出した
部分に電線41が圧接されている。
【0004】この圧接構造は、例えば図5に示すような
圧接端子44に対して、適宜合成樹脂からなる被覆部4
2にて芯線43が被覆された電線41が、圧接端子44
のスロット47内に挿入されることにより、スロット刃
47aにより被覆部42が切断され、スロット刃47a
と芯線43とが導通するように構成されている。このよ
うな圧接構造によると、電線41をスロット47に押し
込むという極めて簡単な操作によって、端子44と電線
41とを導通することができ、多数の接続部分がある構
成においては、極めて有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上述のように電線41をスロット47に押し
込むだけであることから、圧接端子44のスロット47
のまわりが露出している状態のままである。したがっ
て、この露出部分によって、電流がリークする危険性が
たかかった。特に、近年においては、配線の集約度が高
くなってきており、端子間隔も狭くなる傾向にあり、隣
接する端子間隔(隣接端子間ピッチ)が小さく構成され
たものにおいては、圧接端子の露出部分が接近状態にな
らざるを得ず、電流リークの危険性が非常に高かった。
【0006】また、従来においては、上述のように電線
41をスロット47に押し込むだけであることから、電
線41がスロット47から脱落する、所謂電線抜けが発
生するという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、隣接する端子間隔(隣接端子間
ピッチ)が小さく構成された場合においても、電流リー
クの危険性を防止でき、かつ電線が圧接端子のスロット
から脱落する電線抜けを防止できる圧接端子の絶縁構造
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る圧接端子の
絶縁構造は、被覆された電線が圧接端子のスロット内に
挿入されることにより、該スロットを構成するスロット
刃と電線の芯線とが接触する導通部分を備えており、前
記導通部分を含み前記スロットを構成する端子露出部分
が絶縁部材により覆われていることを特徴とし、これに
よって前記目的を達成することができる。
【0009】また、本発明に係る前記圧接端子の絶縁構
造において、前記端子露出部分が保護壁に囲まれてお
り、該保護壁内に流動性を有する前記絶縁部材を詰め込
むように構成されたことを特徴とする。
【0010】(作用)本発明に係る圧接端子の絶縁構造
によれば、被覆された電線が圧接端子のスロット内に挿
入されることにより、該スロットを構成するスロット刃
と電線の芯線とが接触するように構成されていること
で、被覆された電線の接続は容易であり、また更に、絶
縁部材により、スロット刃と芯線との導通部分を含みか
つその周囲のスロットを構成する端子露出部分が覆われ
ていることにより、導通部分ならびにその近傍に配線構
造における露出部分がなくなり、電気絶縁性が高まる。
また、絶縁部材により導通部分およびその周りを固着す
るので、導通部分の固定が確実になる。
【0011】また、本発明に係る圧接端子の絶縁構造に
おいて、端子露出部分が保護壁に囲まれていることで、
保護壁内に流動性を有する絶縁部材を詰め込むことによ
り、圧接端子の固定がより確実にでき、また、絶縁部材
を必要以上に使用しなくてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る圧接端子の絶
縁構造の実施形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る圧接端子の絶縁構造における
第1の実施形態の要部概略斜視図、図2は、図1に示す
圧接端子の絶縁構造における組み立て途中の概略斜視
図、図3は、本発明に係る圧接端子の絶縁構造における
第2の実施形態の要部概略斜視図である。
【0013】(第1の実施形態)図1および図2に示す
本実施形態における圧接端子の絶縁構造は、例えば、ワ
イヤーハーネスにおける分岐回路を集中的に形成した周
知の分岐接続箱(全体構造について図示せず)における
絶縁構造である。
【0014】本実施形態における絶縁構造を施す前の構
造について、図2を参照して説明する。分岐接続箱など
のケース8の一部で、例えばコネクタ部分の裏面側に
は、圧接端子4を複数並べて装着するキャビティ10を
画成する保護壁9が形成されている。
【0015】圧接端子4は、キャビティ10内に、その
端子先端部分4aを先にして差し込むまれる。次に、被
覆された電線1が圧接端子4のスロット5内に挿入され
る。この操作により、スロット5を構成するスロット刃
5aと電線1の芯線3とが接触する。この電線1の芯線
3とが接触する導通部分7は、電線1の押し込み操作に
より、被覆部2が切れることによって形成される。この
ように導通部分7が形成されたのちに、図1に示すよう
に、絶縁部材11をキャビティ10内に充填する。
【0016】この絶縁部材11の充填の仕方としては、
例えば、棒状の絶縁素材13を適宜加熱することによ
り、解けた流動性のある絶縁性の樹脂を流し込む。この
ときの充填範囲としては、導通部分7を含みスロット5
を構成する端子露出部分6が絶縁部材11によってすべ
て覆われた状態(図1に示すような状態)となるように
する。
【0017】本実施の形態のように、絶縁部材11によ
り、スロット刃5aと芯線3との導通部分7を含みかつ
その周囲のスロット5を構成する端子露出部分6が覆わ
れていることにより、導通部分7ならびにその近傍に配
線構造における露出部分がなくなり、電気絶縁性が高ま
る。また、絶縁部材11により導通部分7およびその周
りを固着するので、導通部分7の固定が確実になる。
【0018】本実施形態における絶縁部材11は、ホッ
トメルト材であって、電気的絶縁性を有すること、加熱
により流動性が付与され、かつ冷却により固化するもの
であれば特に限定するものではなく、周知の種々の樹脂
を使用することができる。また、ホットメルト材でなく
ても、電気的絶縁性を有し、ある程度の形状を維持でき
且つ柔軟性のあるポッティング材を用いることもでき
る。
【0019】(第2の実施形態)本発明に係る圧接端子
の絶縁構造における第2の実施形態について、図3を参
照して説明する。図2に示すように、本実施形態におけ
る圧接端子の絶縁構造においては、端子露出部分26
が、前記第1の実施形態の場合と異なって保護壁9に囲
まれていない構成である。すなわち、圧接端子のスロッ
トを有する部分がケース28の壁面から大きく露出した
構造であって、露出部分26を覆うように絶縁部材21
が設けられている。
【0020】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明に係る圧接
端子の絶縁構造によれば、被覆された電線が圧接端子の
スロット内に挿入されることにより、該スロットを構成
するスロット刃と電線の芯線とが接触するように構成さ
れていることで、被覆された電線の接続は容易であるだ
けでなく、絶縁部材により、スロット刃と芯線との導通
部分を含みかつその周囲のスロットを構成する端子露出
部分が覆われているので、導通部分ならびにその近傍に
配線構造における露出部分がなくなり、電気絶縁性に優
れた圧接部材の絶縁構造を提供することができる。ま
た、本発明によれば、絶縁部材により導通部分およびそ
の周りを固着することができるので、導通部分の固定が
確実になる圧接部材の絶縁構造を提供することができ
る。
【0021】また、本発明に係る圧接端子の絶縁構造に
おいて、端子露出部分が保護壁に囲まれている構成によ
れば、保護壁内に流動性を有する絶縁部材を詰め込むこ
とにより、比較的少ない絶縁部材によって圧接端子の固
定がより確実にでき、圧接部材の絶縁構造を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧接端子の絶縁構造における第1
の実施形態の要部概略斜視図である。
【図2】図1に示す圧接端子の絶縁構造における組み立
て途中の概略斜視図である。
【図3】本発明に係る圧接端子の絶縁構造における第2
の実施形態の要部概略斜視図である。
【図4】従来の分岐接続箱における圧接端子と電線との
接続状態の一例を示す概略斜視図である。
【図5】従来における圧接端子と電線の接続構造を示す
概略斜視図である。
【符号の説明】
1 電線 2 被覆部 3 芯線 4 圧接端子 5 スロット刃 6 露出部 7 導通部 8 ケース 9 保護壁 10 キャビティ 11 絶縁部材 13 絶縁素材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆された電線が圧接端子のスロット内
    に挿入されることにより、該スロットを構成するスロッ
    ト刃と電線の芯線とが接触する導通部分を備えており、
    前記導通部分を含み前記スロットを構成する端子露出部
    分が絶縁部材により覆われていることを特徴とする圧接
    端子の絶縁構造。
  2. 【請求項2】 前記端子露出部分が保護壁に囲まれてお
    り、該保護壁内に流動性を有する前記絶縁部材を詰め込
    むように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    圧接端子の絶縁構造。
JP28180799A 1999-10-01 1999-10-01 圧接端子の絶縁構造 Abandoned JP2001102106A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117965B2 (en) 2002-11-06 2006-10-10 Nissan Motor Co., Ltd Control apparatus and method for taking failure countermeasure for hybrid vehicular drive system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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