JP2001102014A - 板状電池および携帯無線端末 - Google Patents

板状電池および携帯無線端末

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JP2001102014A
JP2001102014A JP27858799A JP27858799A JP2001102014A JP 2001102014 A JP2001102014 A JP 2001102014A JP 27858799 A JP27858799 A JP 27858799A JP 27858799 A JP27858799 A JP 27858799A JP 2001102014 A JP2001102014 A JP 2001102014A
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Japan
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electrode terminal
plate
negative electrode
positive electrode
terminal
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JP27858799A
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English (en)
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Kiyoshi Hanabusa
潔 花房
Hiroichi Ishida
博一 石田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極を容易に取出すことができる板状電池を
提供する。 【解決手段】 板状電池1は、電池コア6に接続された
正極端子4および負極端子5と、電池コア6を取囲むラ
ミネートフィルム2とを備える。ラミネートフィルム2
は、正極端子4および負極端子5を挟み込む封止部3を
有する。封止部3では、ラミネートフィルム2に切欠3
aが設けられて正極端子4および負極端子5の1つの面
が露出し、反対側の面がラミネートフィルム2bに沿う
ように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板状電池および
携帯無線端末に関し、特に、携帯無線端末に用いられる
板状電池と、その板状電池を用いた携帯無線端末に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やノート型パソコンの
普及に伴い、それらに用いられる板状電池の研究が進め
られている。
【0003】図32は、従来の板状電池の斜視図であ
る。図32を参照して、板状電池300は、ラミネート
フィルム301と、電池コア311と、正極端子312
と、負極端子313とにより構成される。
【0004】電池コア311は、正極端子312に接続
された薄板と、負極端子313に接続された薄板との間
にセパレータを介在させて積層体とし、この積層体を何
重にも巻き重ねることにより形成されたものである。そ
のため、電池コア311は、正極端子312および負極
端子313と電気的に接続されている。また、電池コア
311内では、薄板の間に電解質が充填されている。
【0005】電池コア311と、正極端子312の一部
と、負極端子313の一部とを覆うようにラミネートフ
ィルム301が設けられている。ラミネートフィルム3
01の端部同士がそれぞれ圧着されることにより、電極
封止部301cと封止部301dおよび301eが形成
されている。ラミネートフィルム301は、絶縁層、ア
ルミニウム箔および絶縁層の3層構造となっている。
【0006】電極封止部301cは、上下に位置するラ
ミネートフィルム301が互いに圧着されて正極端子3
12および負極端子313を挟み込んで封止することに
より形成されている。封止部301dおよび301e
は、上下に位置するラミネートフィルム301が互いに
圧着されて形成されている。
【0007】この電極封止部301cと封止部301d
および301eとにより電池コア311内の電解質が外
部へ漏れるのを防止することができる。
【0008】ラミネートフィルム301で覆われていな
い正極端子312および負極端子313は、携帯電話機
やノート型パソコン等の回路基板に電気的に接続され
る。これにより、携帯電話機等の回路基板へ電力が供給
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話機等の
小型化、軽量化のために、携帯電話機等に用いられる板
状電池も小型化、軽量化が進められている。そのため、
正極端子312および負極端子313を構成する材料も
軽量なアルミニウムとされ、さらに、その薄さも極めて
薄くされている。したがって、図32で示すような従来
の板状電池300では、ラミネートフィルム301から
露出した正極端子312および負極端子313が曲がり
やすい。その結果、正極端子312と負極端子313と
を、携帯電話機等の回路基板に接続された端子へ接続す
ることが困難な場合があり、電極を取出しにくいという
問題があった。
【0010】また、ラミネートフィルム301のアルミ
ニウム箔と回路基板とは、容量結合している。アルミニ
ウム箔の電位が変動すると、この変動が、回路基板を流
れる高周波に影響を与え、高周波の変調が生じる。具体
的には、高周波の位相がずれる。これにより、たとえ
ば、携帯電話機より伝達される音声の音質が低下するな
どの信頼性が低下という問題がある。
【0011】そこで、この発明は上述のような問題点を
解決するためになされたものである。この発明の1つの
目的は、電極を容易に取出すことができる板状電池を提
供することである。
【0012】この発明の別の目的は、信頼性の高い携帯
電話機等の携帯無線端末を提供することを目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に従った板状電
池は、発電要素に接続された正極端子および負極端子
と、発電要素を取囲む外装部材とを備える。外装部材
は、正極端子および負極端子を挟み込んで封止する封止
部を有する。封止部では、外装部材に切欠が設けられて
正極端子および負極端子の一方の面が露出し、反対側の
面が外装部材に沿うように設けられている。
【0014】このように構成された板状電池において
は、封止部において、正極端子および負極端子の一方の
面が露出し、反対側の面が外装部材に沿うように設けら
れている。このため、正極端子および負極端子が外装部
材に沿わずに露出している場合に比べて正極端子および
負極端子が曲がるのを防止することができ、正極端子お
よび負極端子を取出しやすくなる。
【0015】また好ましくは、封止部の一方の面に切欠
が設けられており、正極端子および負極端子が露出して
いる。
【0016】この場合、正極端子および負極端子が露出
した一方の面にプリント基板などを搭載できるので、板
状電池の厚みを薄くすることができる。
【0017】また好ましくは、封止部の一方の面に切欠
が設けられて正極端子が露出しており、封止部の他方の
面に切欠が設けられて負極端子が露出している。
【0018】この場合、プリント基板等を両方の面に搭
載し、封止部を挟み込むことにより、電極からの電力の
取出しを容易にすることができる。
【0019】また好ましくは、封止部において、外装部
材の長さは正極端子および負極端子の長さよりも長い。
【0020】この場合、金属などの導電体の上に板状電
池を載置した場合にも、正極端子および負極端子と、導
電体との間に長さの長い外装フィルムが介在するため、
正極端子および負極端子が導電体に接触することがな
い。そのため、板状電池がショートするのを防止するこ
とができる。
【0021】また好ましくは、封止部において、正極端
子および負極端子の長さは外装部材の長さよりも長い。
【0022】この場合、正極端子および負極端子が外装
部材から突出するため、正極端子および負極端子と、コ
ネクタとを接触させやすくなる。そのため、コネクタと
正極端子および負極端子との接触を容易にすることがで
きる。
【0023】また好ましくは、板状電池は、封止部にお
いて外装部材に接触するように設けられた板状部材をさ
らに備える。
【0024】この場合、板状部材が補強部材となり、封
止部が曲がるのを防止することができる。そのため、さ
らに正極端子および負極端子を取出しやすくなる。
【0025】また好ましくは、外装部材は、外装部材の
ほぼ全体に広がる導電性膜を有し、導電性膜は、封止部
に設けられた切欠により露出している。
【0026】この場合、導電性膜を他の電極と接触させ
ることができ、導電性膜の電位を任意に設定することが
できる。その結果、携帯無線端末が最適に動作する電位
に導電性膜の電位を設定することができる。
【0027】また好ましくは、外装部材は、外装部材の
ほぼ全体に広がる導電性膜を有し、導電性膜と正極端子
または負極端子のいずれか一方とが電気的に接続されて
いる。
【0028】この場合、外装部材の導電性膜の電位を正
極端子または負極端子のいずれかの電位と同一の一定電
位とすることができる。その結果、回路基板を流れる高
周波を変調することがない。
【0029】また好ましくは、板状電池は、正極端子ま
たは負極端子の一方と導電性膜とを貫通する導電性部材
をさらに備える。導電性部材が正極端子または負極端子
の一方と導電性膜とを電気的に接続している。
【0030】この場合、導電性部材が正極端子または負
極端子の一方と導電性膜とを貫通するように設けられる
ので、正極端子または負極端子の一方と導電性膜とをさ
らに確実に電気的に接続することができる。
【0031】また好ましくは、板状電池は、封止部にお
いて外装部材に接触するように設けられた板状部材と、
板状部材と正極端子または負極端子の一方と導電性膜と
を貫通する導電性部材とをさらに備える。導電性膜と正
極端子または負極端子の一方と板状部材は、導電性部材
により電気的に接続されている。
【0032】この場合、導電性部材は、板状部材と正極
端子または負極端子の一方と導電性膜とを貫通するた
め、これらを確実に電気的に接続することができる。
【0033】また、好ましくは、板状部材は半導体集積
回路装置を含む。この場合、保護回路などを搭載した半
導体集積回路装置を補強部材としての板状部材として使
用することができ、板状電池の大きさを必要以上に大き
くすることなく、正極端子および負極端子をさらに容易
に取出すことができる。
【0034】この発明に従った携帯無線端末は、ベース
体と、そのベース体に取付けられており、無線機用の集
積回路を搭載した回路基板と、ベース体に取付けられて
おり、集積回路に電力を供給する板状電池とを備える。
板状電池は、発電要素に接続された正極端子および負極
端子と、発電要素を取囲む外装部材を含む。外装部材
は、正極端子および負極端子を挟み込んで封止する封止
部を有する。封止部では、外装部材に切欠が設けられて
正極端子および負極端子の一方の面が露出し、反対側の
面が外装部材に沿うように設けられている。外装部材
は、外装部材のほぼ全体に広がる導電性膜を含む。導電
性膜と、正極端子または負極端子のいずれか一方とが電
気的に接続されている。
【0035】このように構成された携帯無線端末では、
発電要素を取囲む外装部材内の導電性膜は、正極端子ま
たは負極端子のいずれか一方と電気的に接続されてい
る。そのため、導電性膜の電位は、正極端子または負極
端子のいずれか一方の電位と同一で一定電位である。こ
のように、発電要素を取囲む導電性膜の電位が固定され
ているので、導電性膜と容量結合をしている回路基板に
影響を与えることがない。その結果、回路基板内の集積
回路を伝達する高周波を変調させることがなく、携帯無
線端末の信頼性を向上させることができる。
【0036】さらに、封止部において、正極端子および
負極端子の一方の面が露出し、反対側の面が外装部材に
沿うように設けられている。このため、正極端子および
負極端子が外装部材に沿わずに露出している場合に比べ
て正極端子および負極端子が曲がるのを防止することが
でき、正極端子および負極端子を取出しやすくなる。そ
のため、確実に携帯無線端末に電力を供給できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0038】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に従った板状電池の斜視図である。図1を参照
して、この発明の実施の形態1に従った板状電池1は、
正極端子4と、負極端子5と、発電要素としての電池コ
ア6と、外装部材としてのラミネートフィルム2とを備
える。
【0039】ラミネートフィルム2の材質としては、ア
ルミニウム箔をポリプロピレン、ポリエチレンなどの高
分子樹脂で挟んだものである。そのため、ラミネートフ
ィルム2は、高分子樹脂、アルミニウム箔および高分子
樹脂の3層構造となっている。また、ラミネートフィル
ム2の厚みは300μm以下であり、縦×横は60mm
×55mmである。
【0040】ラミネートフィルム2に取囲まれるように
電池コア6が設けられている。電池コア6は、正極端子
4に接続された薄板(集電体アルミニウム箔)と、負極
端子5に接続された薄板(集電体銅箔)とを、セパレー
タを介在させて積層体とし、この積層体を巻き重ねたも
のである。そのため、電池コア6は、正極端子4および
負極端子5と電気的に接続されている。
【0041】正極活物質は、リチウムを含有する金属酸
化物であり、これが集電体アルミニウム箔に塗布されて
いる。負極活物質は、リチウムを含有する有機物であ
り、これが集電体銅箔に塗布されている。
【0042】正極端子4の材質はアルミニウム箔であ
り、その厚みは0.2〜0.5mmであり、寸法は、縦
×横が7mm×4mmである。負極端子5の材質はアル
ミニウム箔であり、その厚みは0.2〜0.5mmであ
り、寸法は、縦×横が7mm×4mmである。なお、集
電体アルミニウム箔や集電体銅箔を複数積層して、容量
を増大させることも可能である。
【0043】正極端子4および負極端子5は、封止部3
により封止されている。封止部3は、一方のラミネート
フィルム2aと、他方のラミネートフィルム2bとで正
極端子4および負極端子5を挟み込んで封止するように
圧着して形成されている。ラミネートフィルム2aおよ
び2bの圧着方法としては、さまざまな方法が考えられ
るが、たとえば、ラミネートフィルム2aおよび2b間
に接着剤を塗布する方法が考えられる。
【0044】封止部3では、ラミネートフィルム2aを
切欠くことにより、切欠部3aが設けられている。切欠
部3aは、正極端子4および負極端子5の延びる方向に
対してほぼ垂直な方向にストライプ状(帯状)に延びる
ように形成されている。
【0045】切欠部3aでは、正極端子4および負極端
子5の一方の面は露出しており、他方の面は、ラミネー
トフィルム2bに沿うように位置している。切欠部3a
によって露出した正極端子4および負極端子5を携帯無
線端末の回路基板のコネクタに接触させる。
【0046】図2は、図1中のII−II線に沿って見
た断面を示す図である。図2を参照して、正極端子4お
よび負極端子5は、ラミネートフィルム2に取囲まれる
ように位置決めされている。正極端子4および負極端子
5と、ラミネートフィルム2との間には、有機材料から
なる接着剤7が設けられている。接着剤7は、正極端子
4とラミネートフィルム2とを接続する役割、負極端子
5とラミネートフィルム2とを接続する役割、正極端子
4と負極端子5とを絶縁する役割、ラミネートフィルム
2の重なり合った部分を接続する役割を果たす。
【0047】ラミネートフィルム2は、絶縁層2cおよ
び2eと、導電性膜としてのアルミニウム箔2dとによ
り構成される。絶縁層2cおよび2eは、ポリプロピレ
ンやポリエチレンなどの高分子樹脂により構成される。
アルミニウム箔2dは、絶縁層2cおよび2eの間に設
けられ、その厚みは約150μmである。
【0048】このように構成された板状電池1では、正
極端子4および負極端子5は、封止部3において、一方
の面が露出し、反対側の面がラミネートフィルム2bに
沿うように設けられている。そのため、正極端子4およ
び負極端子5が曲がるのを防止することができ、正極端
子4および負極端子5を取出しやすくなる。その結果、
正極端子4および負極端子5を他のコネクタなどと接触
させやすくなる。
【0049】(実施の形態2)図3は、この発明の実施
の形態2に従った板状電池の斜視図である。図3を参照
して、この発明の実施の形態2に従った板状電池11
は、正極端子4と、負極端子5と、電池コア6と、ラミ
ネートフィルム12とを有する。正極端子4、負極端子
5および電池コア6は、図1で示すものと同様である。
ラミネートフィルム12は、正極端子4、負極端子5お
よび電池コア6を取囲むように設けられている。
【0050】正極端子4および負極端子5は、板状電池
11の端部に設けられた封止部13により封止されてい
る。封止部13は、一方のラミネートフィルム12a
と、他方のラミネートフィルム12bとを、正極端子4
および負極端子5を挟み込んで封止するように圧着して
形成されている。
【0051】また、封止部13の先端ではラミネートフ
ィルム12aおよび12bが切欠かれて切欠部13aが
設けられている。切欠部13aでは、正極端子4aの一
方の面が露出し、他方の面がラミネートフィルム12a
に沿うように位置決めされている。また、切欠部13a
では、負極端子5の一方の面が露出し、他方の面がラミ
ネートフィルム12bに沿うように位置決めされてい
る。
【0052】すなわち、図1で示す板状電池1では、封
止部3において、一方のラミネートフィルム2aのみが
切欠かれることにより正極端子4および負極端子5が露
出していた。これに対し、図3で示す板状電池11で
は、封止部13において、両方のラミネートフィルム1
2aおよび12bが互いに交互に切欠かれることによ
り、正極端子4および負極端子5が露出した構造となっ
ている。
【0053】図4は、図3中のIV−IV線に沿って見
た断面を示す図である。図4を参照して、正極端子4お
よび負極端子5は、それぞれ、ラミネートフィルム12
に沿うように位置決めされている。ラミネートフィルム
12は、絶縁層12cおよび12eと、アルミニウム箔
12dの積層構造とされている。
【0054】絶縁層12cおよび12eは、図2で示す
絶縁層2cおよび2eと同様の材質であり、アルミニウ
ム箔12dは、図2中のアルミニウム箔2dと同様の材
質である。上下に位置するラミネートフィルム12は、
接着剤7により接続されている。また、正極端子4は、
接着剤7によりラミネートフィルム12に固定され、負
極端子5は、接着剤7によりラミネートフィルム12に
固定される。そのため、封止部では、一方の面に切欠が
設けられて正極端子4が露出し、他方の面に切欠が設け
られて負極端子5が露出しているといえる。
【0055】このように構成された板状電池において
は、正極端子4および負極端子5の一方の面が露出し、
他方の面がラミネートフィルム12aおよび12bに沿
うように設けられるため、正極端子4および負極端子5
が曲がるのを防止し、正極端子4および負極端子5を容
易に取出すことができる。そのため、正極端子4および
負極端子5を他のコネクタなどと接触させやすくなる。
【0056】また、封止部13の両方の面に切欠部13
aを設けているため、この両方の面にプリント基板7を
搭載することにより、それぞれの電極から電力を容易に
取出すことができる。
【0057】(実施の形態3)図5は、この発明の実施
の形態3に従った板状電池の斜視図である。図5を参照
して、この発明の実施の形態3に従った板状電池21
は、電池コア6と、正極端子4と、負極端子5と、ラミ
ネートフィルム22とを備える。ラミネートフィルム2
2は、電池コア6と、正極端子4および負極端子5の一
部分とを取囲むように形成されている。
【0058】ラミネートフィルム22には、封止部23
が形成されている。封止部23では、正極端子4および
負極端子5を挟み込んで封止するように一方のラミネー
トフィルム22aと他方のラミネートフィルム22bと
が圧着されている。圧着方法としては、実施の形態1に
おいてラミネートフィルム2aおよび2bを圧着したの
と同様の方法が挙げられる。
【0059】封止部23には、ラミネートフィルム22
aを切欠くことにより切欠部23aが設けられている。
切欠部23aは、正極端子4および負極端子5の延びる
方向とほぼ直交する方向にストライプ状に延びるように
形成されている。切欠部23aでは、正極端子4および
負極端子5の一方の面が露出し、反対側がラミネートフ
ィルム22bに沿うように位置している。また、ラミネ
ートフィルム22内のアルミニウム箔が露出してラミネ
ート電極26が形成されている。
【0060】図6は、図5中のVI−VI線に沿って見
た断面を示す図である。図6を参照して、正極端子4お
よび負極端子5は、接着剤7によりラミネートフィルム
22に固定されている。ラミネートフィルム22は、絶
縁層22cおよび22eとアルミニウム箔22dとによ
り形成される。絶縁層22cおよび22eとアルミニウ
ム箔22dは、実施の形態1の絶縁層2cおよび2eと
アルミニウム箔22dと同一の材質である。
【0061】正極端子4と負極端子5との間において、
アルミニウム箔22dが露出することによりラミネート
電極26が設けられている。そのため、ラミネート電極
26とアルミニウム箔22dとは電気的に接続されてい
る。
【0062】このように構成された板状電池において
は、まず、実施の形態1で示す板状電池と同様の効果が
ある。さらに、ラミネートフィルム内のアルミニウム箔
22dが露出してラミネート電極26を形成しているた
め、このラミネート電極26の電位を所定の値にするこ
とにより、ラミネートフィルム22内のアルミニウム箔
22dの電位を所定の値とすることができる。そのた
め、この電位を調整することにより、板状電池21が最
も効率よく動作するような環境とすることができる。
【0063】(実施の形態4)図7は、この発明の実施
の形態4に従った板状電池の断面図である。図7を参照
して、この発明の実施の形態4に従った板状電池31
は、電池コア6と、正極端子(図示せず)と、負極端子
5とを備える。正極端子は、実施の形態1で示す正極端
子4と同様のものであり、電池コア6に電気的に接続さ
れている。
【0064】ラミネートフィルム32は、電池コア6と
正極端子の一部と負極端子5の一部とを取囲むように形
成されている。ラミネートフィルム32は絶縁層32c
および32eと、アルミニウム箔32dにより形成され
ている。絶縁層32cおよび32eとアルミニウム箔3
2dは、図2で示す絶縁層2cおよび2eとアルミニウ
ム箔2dと同様の材質である。
【0065】板状電池31の端部には、封止部33が設
けられている。封止部33は板状電池31の端部のラミ
ネートフィルム32aおよび32bが正極端子および負
極端子5を挟み込んで圧着されることにより形成されて
いる。圧着方法としては、実施の形態1でラミネートフ
ィルム2aおよび2bを圧着したのと同様の方法を挙げ
ることができる。
【0066】封止部33では、ラミネートフィルム32
aが切欠かれて切欠部33aが形成されている。切欠部
33aでは、負極端子5と正極端子との一方の面が露出
し、反対側の面がラミネートフィルム32bに沿うよう
に位置している。封止部33において、ラミネートフィ
ルム32bの長さが最も長く、その次に、正極端子およ
び負極端子5の長さが長く、ラミネートフィルム32a
の長さが最も短い。
【0067】このように構成された板状電池31では、
まず、実施の形態1で示す板状電池と同様の効果があ
る。さらに、ラミネートフィルム32bが正極端子およ
び負極端子5に比べて長いため、ラミネートフィルム3
2bの下に金属板などの導電体が位置するように板状電
池31を導電板の上に載置しても、この導電板と正極端
子および負極端子5が直接接触することがない。そのた
め、正極端子と負極端子5とがショートするのを防止す
ることができる。
【0068】(実施の形態5)図8は、この発明の実施
の形態5に従った板状電池の断面図である。図8を参照
して、実施の形態5に従った板状電池42は、電池コア
6と、負極端子5と、正極端子(図示せず)と、ラミネ
ートフィルム32とを備える。正極端子は、実施の形態
1で示す正極端子4と同様のものであり、電池コア6に
接続されている。
【0069】電池コア6と、負極端子5の一部と、正極
端子の一部とを取囲むようにラミネートフィルム42が
設けられている。ラミネートフィルム42は、絶縁層4
2cおよび42eと、アルミニウム箔42dとにより構
成される。絶縁層42cおよび42eとアルミニウム箔
42dは、実施の形態1の図2で示す絶縁層2cおよび
2eとアルミニウム箔2dと同様の材質である。
【0070】板状電池41の端部では、封止部43が設
けられている。封止部43は、板状電池41の端部のラ
ミネートフィルム42aおよび42bが正極端子および
負極端子5を挟み込んで圧着されることにより形成され
ている。圧着方法としては、実施の形態1でラミネート
フィルム2aおよび2bを圧着したのと同様の方法が挙
げられる。
【0071】封止部43では、ラミネートフィルム42
aが切欠かれて切欠部43aが設けられている。切欠部
43aでは、負極端子5と正極端子との一方の面が露出
し、他方の面がラミネートフィルム42bに沿うように
形成されている。封止部43では、正極端子および負極
端子5の長さが最も長く、次にラミネートフィルム42
bの長さが長く、ラミネートフィルム42aの長さが最
も短い。
【0072】このように構成された板状電池41におい
ては、まず、実施の形態1で示した板状電池と同様の効
果がある。さらに、正極端子および負極端子5がラミネ
ートフィルム42aおよび42bから突出しているた
め、正極端子および負極端子5を他のコネクタなどに接
触させやすくなり、他の機器との電気的な接続をさらに
容易にすることができるという効果がある。また、正極
端子および負極端子5を他の端子で挟み込んで接触させ
ることができるので、押圧面積を広げることなく接触面
積を増加させることができる。
【0073】(実施の形態6)図9は、この発明の実施
の形態6に従った板状電池の断面図である。図9を参照
して、この発明の実施の形態6に従った板状電池51a
は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子(図示せ
ず)と、ラミネートフィルム52とを備える。正極端子
は、実施の形態1で示す正極端子4と同様のものであ
り、電池コア6に電気的に接続されている。ラミネート
フィルム52は、電池コア6と正極端子の一部と負極端
子5の一部とを取囲むように形成されている。ラミネー
トフィルム52は絶縁層52cおよび52eと、アルミ
ニウム箔52dにより構成される。絶縁層52cおよび
52eとアルミニウム箔52dは、実施の形態1の図2
で示す絶縁層2cおよび2eとアルミニウム箔2dと同
様の材質である。
【0074】板状電池51aの端部には封止部53が設
けられている。封止部53は、負極端子5と正極端子と
を挟み込んで封止するようにラミネートフィルム52a
および52b圧着して形成されている。
【0075】封止部53では、ラミネートフィルム52
aが切欠かれて切欠部53aが設けられている。切欠部
53aでは、正極端子および負極端子5を露出させる。
正極端子および負極端子5は、切欠部53aにおいて、
その一方の面が露出し、反対側の面がラミネートフィル
ム52bに沿うように設けられている。
【0076】また、ラミネートフィルム52bの面であ
って、正極端子および負極端子5が載置される面と反対
側の面には、補強部材としての板状部材59が設けられ
ている。板状部材59は、金属板または絶縁板により構
成される。
【0077】このように構成された板状電池51bで
は、まず、実施の形態1および実施の形態4で示す板状
電池と同様の効果がある。さらに、ラミネートフィルム
52bの下には補強部材としての板状部材59が設けら
れているため、封止部53が曲がるのを防止することが
できる。そのため、さらに電極を取出しやすくなるとい
う効果がある。
【0078】(実施の形態7)図10は、この発明の実
施の形態7に従った板状電池の断面図である。図10で
示す板状電池51bでは、板状部材としてのプリント基
板58が設けられている点で、ラミネートフィルム52
の下に金属板または絶縁板からなる板状部材59が設け
られている実施の形態6で示す板状電池51aと異な
る。なお、このプリント基板には、半導体集積回路が組
込まれている。
【0079】その他の点に関しては、図10で示す板状
電池51bは、図9で示す板状電池51aと同様の構成
である。
【0080】このように構成された板状電池51bにお
いては、まず、実施の形態6で示す板状電池51aと同
様の効果がある。さらに、補強部材としてプリント基板
58aを用いるため、プリント基板58aが、制御回路
および補強部材の2つの役割を果たす。そのため、装置
を小型化できるという効果がある。
【0081】(実施の形態8)図11は、この発明の実
施の形態8に従った板状電池の断面図である。図11を
参照して、この発明の実施の形態8に従った板状電池6
1は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子(図示せ
ず)と、ラミネートフィルム62とを備える。正極端子
は、実施の形態1で示す正極端子4と同様のものであ
り、電池コア6に電気的に接続されている。
【0082】ラミネートフィルム62は、電池コア6
と、負極端子5の一部と、正極端子の一部とを取囲むよ
うに形成されている。ラミネートフィルム62は、絶縁
層62cおよび62eと、アルミニウム箔62dにより
構成される。絶縁層62cおよび62eとアルミニウム
箔62dは、実施の形態1の図2で示す絶縁層2cおよ
び2eとアルミニウム箔2dと同様の材質により構成さ
れる。
【0083】板状電池61の端部では、封止部63が設
けられている。封止部63では、正極端子および負極端
子5を挟み込んで封止するように板状電池61の端部の
ラミネートフィルム62aとラミネートフィルム62b
とが圧着されている。
【0084】封止部63には、ラミネートフィルム62
aが切欠かれて切欠部63aが設けられている。切欠部
63aでは、正極端子および負極端子5の一方の面が露
出し、反対側の面がラミネートフィルム62bに沿うよ
うに位置している。
【0085】切欠部63aには、負極端子5とラミネー
トフィルム62bとを貫通するように、金属により構成
される導電性部材としてのハトメ66が設けられてい
る。このハトメ66は、負極端子5とアルミニウム箔6
2dとを電気的に接続する。そのため、負極端子5の電
位とアルミニウム箔62dとの電位を同一電位とするこ
とができる。封止部63では、正極端子および負極端子
5とラミネートフィルム62bが同一の長さで、ラミネ
ートフィルム62aが短い。
【0086】このような板状電池61では、まず、実施
の形態1で示した板状電池と同様の効果がある。さら
に、負極端子5とアルミニウム箔62dとをハトメ66
により確実に接続できるため、アルミニウム箔62dの
電位を一定とすることができる。その結果、アルミニウ
ム箔62dと他の機器とが容量結合していても、他の機
器に悪影響を及ぼすことがない。
【0087】(実施の形態9)図12は、この発明の実
施の形態9に従った板状電池の断面図である。図12を
参照して、この発明の実施の形態9に従った板状電池7
1は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子(図示せ
ず)と、ラミネートフィルム72とを備える。正極端子
は実施の形態1の正極端子4と同様のものであり、電池
コア6に電気的に接続されている。
【0088】ラミネートフィルム72は電池コア6と、
負極端子5の一部と、正極端子の一部とを取囲むように
形成されている。ラミネートフィルム62は、絶縁層7
2cおよび72eと、アルミニウム箔72dにより構成
され、これらは、実施の形態1の図2で示す絶縁層2c
および2eとアルミニウム箔2dと同様の材質である。
【0089】また、板状電池71の端部には、封止部7
3が設けられている。封止部73は、正極端子および負
極端子5を挟み込んで封止するように板状電池71の端
部のラミネートフィルム72aおよび72bを圧着して
形成されている。また、封止部73では、ラミネートフ
ィルム72aが切欠かれて切欠部73aが形成されてい
る。切欠部73aでは、正極端子および負極端子5の一
方の面が露出し、反対側の面がラミネートフィルム73
bに沿うように位置している。
【0090】切欠部73aには、負極端子5とラミネー
トフィルム72bとを貫通するように、導電性部材とし
ての金属製のハトメ76が設けられている。このハトメ
76により、負極端子5とアルミニウム箔72dとは電
気的に接続されるため、負極端子5の電位とアルミニウ
ム箔72dとの電位を同一電位である。
【0091】また、封止部73において、ラミネートフ
ィルム72bの長さが最も長く、次に、正極端子および
負極端子5の長さが長く、ラミネートフィルム72aの
長さが最も短い。さらに、ラミネートフィルム72bに
おいても、アルミニウム箔72dの長さが最も長く、絶
縁層72cおよび72eの長さは、アルミニウム箔72
dの長さに比べて短い。
【0092】このように構成された板状電池71では、
まず、実施の形態8で示す板状電池61と同様の効果が
ある。さらに、アルミニウム箔72dが突出するように
形成されているため、負極端子5を他のコネクタ等に接
触させるだけではなく、このアルミニウム箔72dを他
のコネクタ等に接触させることができる。そのため、さ
らに、接続が容易な板状電池を提供することができる。
【0093】(実施の形態10)図13は、この発明の
実施の形態10に従った板状電池の断面図である。図1
3を参照して、この発明の実施の形態10に従った板状
電池81は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子
(図示せず)と、ラミネートフィルム82とを備える。
正極端子は実施の形態1で示す正極端子4と同様であ
り、電池コア6に電気的に接続されている。
【0094】ラミネートフィルム82は電池コア6と正
極端子および負極端子5の一部とを取囲むように設けら
れている。ラミネートフィルム82は、絶縁層82cお
よび82eと、アルミニウム箔82dにより構成され
る。これらは、実施の形態1の図2の絶縁層2cおよび
2eとアルミニウム箔2dと同一の材質である。
【0095】また、板状電池81の端部には、封止部8
3が設けられている。封止部83では、正極端子および
負極端子5を挟み込んで封止するように板状電池81の
端部のラミネートフィルム82aおよび82bが圧着さ
れている。
【0096】また、封止部83では、ラミネートフィル
ム82aが切欠かれて切欠部83aが設けられている。
切欠部83aにより、正極端子および負極端子5が露出
するように形成されている。封止部83では、ラミネー
トフィルム82bの長さが一番長く、次に正極端子およ
び負極端子5の長さが長く、ラミネートフィルム82a
の長さが一番短い。
【0097】また、正極端子および負極端子5の一方の
面は切欠部83aにより露出しており、反対側の面はラ
ミネートフィルム82bに沿うように設けられている。
さらに、負極端子5とラミネートフィルム82とを貫通
するようにハトメ86が設けられている。このハトメ8
6により負極端子5とアルミニウム箔82dとが電気的
に接続されている。そのため、負極端子5の電位とアル
ミニウム箔82dの電位とは同一電位である。
【0098】このように構成された板状電池81では、
実施の形態8で示す板状電池と同様の効果がある。
【0099】(実施の形態11)図14は、この発明の
実施の形態11に従った板状電池の断面図である。図1
4を参照して、この発明の実施の形態11に従った板状
電池91は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子
(図示せず)と、ラミネートフィルム92とを備える。
正極端子は実施の形態1で示す正極端子4と同様のもの
であり、電池コア6に電気的に接続されている。
【0100】電池コア6と、正極端子および負極端子5
の一部とを取囲むようにラミネートフィルム92が設け
られている。ラミネートフィルム92は、絶縁層92c
および92eと、アルミニウム箔92dにより構成さ
れ、これらは、実施の形態1の絶縁層2cおよび2eと
アルミニウム箔2dと同様の材質である。
【0101】板状電池91の端部には、封止部93が設
けられている。封止部93は、正極端子および負極端子
5を挟み込んで封止するように板状電池91の端部のラ
ミネートフィルム92aおよび92bを圧着することに
より形成されている。
【0102】封止部93には、ラミネートフィルム92
aが切欠かれて切欠部93aが設けられている。切欠部
93aにより、正極端子および負極端子5が露出する。
正極端子および負極端子5の一方の面は切欠部93aに
より露出し、反対側の面はラミネートフィルム92bに
沿うように形成される。
【0103】また、封止部93では、ラミネートフィル
ム92aおよび92bと負極端子5とを貫通するように
導電性部材としての金属製のハトメ96が設けられてい
る。このハトメ96により、ラミネートフィルム92a
内のアルミニウム箔92dと、ラミネートフィルム92
b内のアルミニウム箔92dと負極端子5とが電気的に
接続される。
【0104】このような板状電池91では、まず、実施
の形態10で示す板状電池と同様の効果がある。さら
に、ハトメ96がラミネートフィルム92aおよび92
bを貫通するように設けられるため、ラミネートフィル
ム92aおよび92bがさらに確実に接続され、封止部
93でのラミネートフィルム92aおよび92bの剥が
れを防止することができる。
【0105】(実施の形態12)図15は、この発明の
実施の形態12に従った板状電池の断面図である。図1
5を参照して、この発明の実施の形態12に従った板状
電池101は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子
(図示せず)と、ラミネートフィルム102とを備え
る。正極端子は、実施の形態1で示す正極端子4と同様
のものであり、電池コア6に電気的に接続されている。
【0106】電池コア6と、正極端子および負極端子5
の一部とを取囲むようにラミネートフィルム102が形
成されている。ラミネートフィルム102は、絶縁層1
02cおよび102eと、アルミニウム箔102dによ
り構成され、これらは、実施の形態1の絶縁層2cおよ
び2eとアルミニウム箔2dと同様の材質である。
【0107】板状電池101の端部には、封止部103
が設けられている。封止部103は、正極端子および負
極端子5を挟み込んで封止するように板状電池101の
端部のラミネートフィルム102aおよび102bが圧
着されている。
【0108】また、封止部103には、ラミネートフィ
ルム102aが切欠かれて切欠部103aが設けられて
いる。正極端子および負極端子5の一方の面は切欠部1
03aにより露出し、反対側の面は、ラミネートフィル
ム102bに沿うように設けられている。ラミネートフ
ィルム102a上にプリント基板107が設けられてい
る。
【0109】プリント基板107とラミネートフィルム
102aおよび102bと負極端子5とを貫通するよう
に導電性部材としての金属製のハトメ106が設けられ
ている。このハトメ106により、プリント基板107
はラミネートフィルム102a上に固定される。また、
プリント基板107と、ラミネートフィルム102内の
アルミニウム箔102dと、負極端子5と、ラミネート
フィルム102b内のアルミニウム102dはハトメ1
06により電気的に接続される。
【0110】このように構成された板状電池101にお
いては、実施の形態11で示した板状電池91と同様の
効果がある。さらに、プリント基板107をラミネート
フィルム102a上に確実に固定できるという効果があ
る。
【0111】(実施の形態13)図16は、この発明の
実施の形態13の一つの局面に従った板状電池の断面図
である。図16を参照して、この発明の実施の形態13
に従った板状電池111は、電池コア6と、負極端子5
と、正極端子(図示せず)と、ラミネートフィルム11
2とを備える。正極端子は、実施の形態1で示す正極端
子4と同様のものであり、電池コア6と電気的に接続さ
れている。
【0112】ラミネートフィルム112は、電池コア6
と、正極端子および負極端子5の一部とを取囲むように
設けられている。板状電池111の端部では、封止部1
13が設けられている。封止部113では、正極端子お
よび負極端子5を挟み込んで封止するように、板状電池
111の端部のラミネートフィルム112aおよび11
2bが圧着されている。封止部113の一部では、ラミ
ネートフィルム112aが切欠かれて切欠部113aが
設けられている。正極端子および負極端子5の一方の面
は切欠部113aで露出しており、反対側の面はラミネ
ートフィルム112bに沿うように設けられている。ま
た、正極端子および負極端子5とラミネートフィルム1
12aの上に厚さ100μm程度の両面テープ116を
介在させて保護回路基板117が設けられている。この
保護回路基板117には板状電池111に、過電流もし
くは過電圧が印加されるのを防止するための保護回路が
形成されている。
【0113】ラミネートフィルム112は、絶縁層11
2cおよび112eとアルミニウム箔112dにより構
成され、これらは、実施の形態1の図2の絶縁層2cお
よび2eとアルミニウム箔2dと同様の材質である。
【0114】両面テープ116の厚さはラミネートフィ
ルム112の厚さ(100μm)とほぼ等しい。
【0115】このように構成された板状電池111で
は、まず、実施の形態1で示した板状電池1と同様の効
果がある。さらに、封止部113に保護回路基板117
を載置するため、板状電池111の大きさを大きくする
ことなく、保護回路基板を搭載することができる。
【0116】図17は、図16で示す板状電池111を
携帯電話内で用いた状態を説明するための断面図であ
る。図17を参照して、板状電池111を携帯電話内で
用いる場合には、携帯電話の本体回路119の下に板状
電池111を位置決めする。このとき、保護回路基板1
17を本体回路119に対して相対的に近い位置に位置
決めすることもでき、保護回路基板117を本体回路1
19に対して相対的に遠い位置に位置決めすることもで
きる。
【0117】この場合、本体回路119から保護回路基
板117が相対的に遠い部分に位置決めした場合の方が
好ましい。その理由として、本体回路から発生する電磁
波の影響を保護回路基板117が受けにくくなり、保護
回路の誤動作を防ぐことができるからである。
【0118】図18は、この発明の実施の形態13の別
の局面に従った板状電池の断面図である。図18で示す
板状電池のように、負極端子5の上にのみ両面テープ1
16が設けられており、その両面テープ116の上に保
護回路基板117が設けられていてもよい。
【0119】図19は、この発明の実施の形態13の別
の局面に従った板状電池を携帯電話機に装着した状態を
示す図である。図19を参照して、図18で示すような
板状電池でも、図16で示すような板状電池と同様に携
帯電話に装着できる。
【0120】図20は、この発明の実施の形態13のさ
らに別の局面に従った板状電池の断面図である。図20
で示す板状電池のように、ラミネートフィルム112の
上にのみ両面テープ116が設けられており、その両面
テープ116の上に保護回路基板117が設けられてい
てもよい。
【0121】図21は、この発明の実施の形態13のさ
らに別の局面に従った板状電池を携帯電話機に装着した
状態を示す図である。図21を参照して、図20で示す
ような板状電池でも、図16で示すような板状電池と同
様に携帯電話に装着できる。
【0122】(実施の形態14)図22は、この発明の
実施の形態14に従った板状電池の断面図である。図2
2を参照して、この発明の実施の形態14に従った板状
電池121は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子
(図示せず)と、ラミネートフィルム122とを備え
る。正極端子は、実施の形態1で示す正極端子4と同様
のものであり、電池コア6に電気的に接続されている。
【0123】電池コア6と、正極端子および負極端子5
の一部とを覆うようにラミネートフィルム122が設け
られている。ラミネートフィルム122は、絶縁層12
2cおよび122eとアルミニウム箔122dにより構
成され、これらは、実施の形態1で示す絶縁層2cおよ
び2eとアルミニウム箔2dと同様の材質である。
【0124】板状電池121の端部では、封止部123
が設けられている。封止部123では正極端子および負
極端子5を挟み込んで封止するように、板状電池121
の端部のラミネートフィルム122aおよび122bが
圧着されている。
【0125】また、封止部123には、ラミネートフィ
ルム122aが切欠かれて切欠部123aが設けられて
いる。正極端子および負極端子5の一方の面は切欠部1
23aにより露出し、反対側の面はラミネートフィルム
122bに沿うように設けられている。
【0126】切欠部123aには、負極端子5と、ラミ
ネートフィルム122の絶縁層122eおよびアルミニ
ウム箔122dを貫通する導電性部材としての金属のハ
トメ126が設けられている。このハトメ126は、ラ
ミネートフィルム122の絶縁層122eを除去し、ア
ルミニウム箔122dを露出させて形成されている。絶
縁層122eを除去する方法として、絶縁層122eを
炭酸ガスで冷却して固化し、その部分を除去する方法が
挙げられる。
【0127】このような図22で示す板状電池121で
は、まず、実施の形態8で示す板状電池61と同様の効
果がある。さらに、ハトメ126が絶縁層122e内の
孔に設けられるため、ハトメ126が他の部材と接触す
る可能性が低く、漏電などを防止することができる。
【0128】(実施の形態15)図23は、この発明の
実施の形態15に従った板状電池の断面図である。図2
3を参照して、この発明の実施の形態15に従った板状
電池131は、電池コア6と、負極端子5と、正極端子
(図示せず)と、ラミネートフィルム132とを有す
る。正極端子は、実施の形態1で示す正極端子4と同様
のものであり、電池コア6に電気的に接続されている。
【0129】ラミネートフィルム132は、電池コア6
と正極端子および負極端子5の一部とを覆うように設け
られている。ラミネートフィルム132は、絶縁層13
2cおよび132eとアルミニウム箔132dにより構
成され、これらは、実施の形態1の図2で示す絶縁層2
cおよび2eとアルミニウム箔2dと同様の材質であ
る。
【0130】板状電池131の端部では、封止部133
が設けられている。封止部133では正極端子および負
極端子5を挟み込んで封止するように、板状電池131
の端部のラミネートフィルム132aおよび132bが
圧着されている。
【0131】ラミネートフィルム132bの絶縁層13
2cには、アルミニウム箔132dを露出させる孔が設
けられており、この孔を介して負極端子135がアルミ
ニウム箔132dと電気的に接続されている。
【0132】封止部133では、ラミネートフィルム1
32aが切欠かれて切欠部133aが形成されている。
切欠部133aにおいて、正極端子および負極端子13
5の一方の面は露出し、反対側の面はラミネートフィル
ム132bに沿うように形成されている。
【0133】このような板状電池131に従えば、ま
ず、実施の形態8で示す板状電池61と同様の効果があ
る。さらに、負極端子135とアルミニウム箔132d
とを接続するのにハトメを用いないため、部品点数を増
やすことなく負極端子135aとアルミニウム箔132
dとを電気的に接続することができる。
【0134】(実施の形態16)図24は、この発明の
実施の形態16の一つの局面に従った板状電池の断面図
である。図24を参照して、この発明の実施の形態16
の一つの局面に従った板状電池141aは、電池コア6
と、負極端子145と、正極端子(図示せず)と、ラミ
ネートフィルム142とを備える。正極端子は、実施の
形態1で示す正極端子4と同様のものであり、電池コア
6に電気的に接続されている。
【0135】ラミネートフィルム142は、電池コア6
と、正極端子および負極端子145の一部とを取囲むよ
うに設けられている。ラミネートフィルム142は、絶
縁層142cおよび142eとアルミニウム箔142d
により構成され、これらは、実施の形態1で示す絶縁層
2cおよび2eとアルミニウム箔2dと同様の材質であ
る。
【0136】板状電池141aの端部では、封止部14
3が設けられている。封止部143では、正極端子およ
び負極端子145を挟み込んで封止するように、板状電
池141aの端部のラミネートフィルム142aおよび
142bが圧着されている。
【0137】封止部141には、ラミネートフィルム1
42aが切欠かれて切欠部143aが設けられている。
切欠部143aにより、正極端子および負極端子145
の一方の面が露出し、反対側の面がラミネートフィルム
142bに沿うように位置している。封止部143にお
いて、ラミネートフィルム142bより長い負極端子1
45の先端部は曲がった形状となっており、その先端に
は、保護回路などの電気回路146と、コネクタなどの
電気接続端子147が設けられている。この場合、負極
端子145の上側に電気接続端子147が設けられ、下
側に電気回路146が設けられている。
【0138】このような板状電池141aにおいては、
まず、実施の形態1で示す板状電池と同様の効果があ
る。さらに、電気接続端子147を負極端子145の先
端に設けているため、他の電気機器との接触を容易にす
ることができる。
【0139】図25は、この発明の実施の形態16の別
の局面に従った板状電池の断面図である。図25を参照
して、負極端子145で電気回路146を挟み込んで位
置決めしてもよい。この場合、電気回路146の上方に
電気接続端子147が設けられる。
【0140】図26は、この発明の実施の形態16のさ
らに別の局面に従った板状電池の断面図である。図26
を参照して、板状電池の小型化を図るため、負極端子1
45の長さを短くし、この短い負極端子145で電気回
路146を挟み込んで位置決めしてもよい。この場合、
電気回路146の上方に電気接続端子147が設けられ
る。
【0141】(実施の形態17)図27は、この発明の
実施の形態17の一つの局面に従った板状電池の断面図
である。図27を参照して、この発明の実施の形態17
の一つの局面に従った板状電池141bでは、負極端子
の上側に電気回路146および電気接続端子147が設
けられている点で、負極端子145の下側に電気回路1
46が設けられ、負極端子145の上側に電気接続端子
147が設けられている図24で示す板状電池141a
と異なる。その他の点については、図27で示す板状電
池141bは、図24で示す板状電池141aと同様の
構造である。
【0142】このような板状電池141bでも、板状電
池141aと同様の効果がある。図28は、この発明の
実施の形態17の別の局面に従った板状電池の断面図で
ある。図28を参照して、ラミネートフィルム142の
端面に接触するように負極端子145を設け、その負極
端子145の上に電気回路146および電気接続端子1
47を設けてもよい。
【0143】図29は、この発明の実施の形態17のさ
らに別の局面に従った板状電池の断面図である。図29
を参照して、板状電池の小型化を図るため、負極端子1
45の長さを短くし、ラミネートフィルム142の端面
に接触するように短い負極端子145を設け、その負極
端子145の上に電気回路146および電気接続端子1
47を設けてもよい。
【0144】(実施の形態18)図30は、この発明の
実施の形態18に従った板状電池の斜視図である。図3
0を参照して、この発明の実施の形態18に従った板状
電池1aでは、実施の形態1で示す板状電池1の切欠部
3aにおいて、ラミネートフィルム2b上に両面テープ
などの接着部材9を設けている。その他の点について
は、図30で示す板状電池1aは、図1で示す板状電池
1と同様の構成である。
【0145】このような板状電池1aでは、まず、実施
の形態1で示す板状電池1と同様の効果がある。さら
に、ラミネートフィルム2b上に設けられた接着部材9
により、この切欠部3aにより露出した正極端子4およ
び負極端子5を他の機器と接触させることが容易にな
る。また、接着部材9上に保護回路等の回路基板を搭載
することができる。
【0146】(実施の形態19)図31は、この発明の
実施の形態19に従った携帯電話機の側面図である。図
31を参照して、この発明の実施の形態19に従った携
帯無線端末としての携帯電話機200は、ベース体とし
ての本体筐体201および裏面筐体202と、携帯電話
の回路基板としての本体基板203と、板状電池209
とを備える。
【0147】本体筐体201および裏面筐体202に本
体基板203が取付けられている。裏面筐体202に板
状電池209が取付けられている。板状電池209と本
体基板203とは電気的に接続されている。本体基板2
03には、無線機用の集積回路が搭載されている。この
集積回路に板状電池209から電力が供給される。
【0148】板状電池209は、図11で示す板状電池
61と同じ構造である。すなわち、負極端子5とラミネ
ートフィルム62内のアルミニウム箔62dとが電気的
に接続され、負極端子5の電位とアルミニウム箔62d
の電位とが同一電位である板状電池である。本体基板2
03と、アルミニウム箔62dとは、絶縁層62eを介
して容量結合している。そのため、アルミニウム箔62
dの電位が変動すると、本体基板203がこの影響を受
け、本体基板203を流れる高周波が変調される。本発
明では、アルミニウム箔62dの電位が一定であるた
め、高周波が変調されず、携帯電話機200の音質の低
下を防止できる。
【0149】ここで、図32で示すような従来の板状電
池を搭載した携帯電話機と、図31で示すような、本発
明に従った板状電池を用いた携帯電話機200とを用意
した。このように本発明の板状電池を用いた携帯電話機
200と従来の板状電池を用いた携帯電話機とをそれぞ
れ液晶表示画面などの表面を上面に向けた状態で銅製の
金属板上に載置した。この携帯電話機のアンテナから発
信される電波をもとに、非接触方式の検出器を用いてそ
の電波の位相ずれを測定した。なお、この位相ずれとし
ては、設計時に規定した電波の位相と、実測した電波の
位相とのずれをいう。その結果を表1に示す。
【0150】
【表1】
【0151】表1において、位相ずれ量とは、従来の板
状電池を用いた携帯電話機での位相ずれ量を100とし
た場合に、本発明による板状電池を用いた携帯電話機2
00でどれだけ位相のずれが生じたかの量を相対的に示
すものである。
【0152】表1から明らかなように、本発明による板
状電池を用いれば、信号の位相ずれ量が低減されている
ことがわかる。
【0153】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、ここで示した実施の形態はさまざまなに変形す
ることが可能である。まず、すべての実施の形態におい
て、発電要素としての電池コアを包み込むラミネートフ
ィルムは3層構造としたが、3層構造に限られるもので
はなく、さらに多くの多層構造としてもよい。
【0154】また、図11、図12、図13、図14、
図15、図22、図23では、ラミネートフィルム内の
アルミニウム箔と負極端子とを電気的に接続したが、ラ
ミネートフィルム内のアルミニウム箔と正極端子とを電
気的に接続してもよい。また、本発明の板状電池をノー
ト型パソコンに用いて、携帯無線末端としてもよい。
【0155】さらに、上述の実施の形態では、リチウム
二次電池として用いる場合を説明したが、リチウム二次
電池に限らず、他の二次電池、たとえばニッケルカドミ
ウム電池などに適用してもよい。また、一次電池に適用
することも可能である。
【0156】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0157】
【発明の効果】請求項1〜11に記載の発明によれば、
電極を容易に取出すことができる板状電池を提供するこ
とができる。
【0158】請求項12に記載の発明に従えば、ノイズ
等の少ない信頼性の高い携帯無線端末を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従った板状電池の
斜視図である。
【図2】 図1中のII−II線に沿って見た断面を示
す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に従った板状電池の
斜視図である。
【図4】 図3中のIV−IV線に沿って見た断面を示
す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に従った板状電池の
斜視図である。
【図6】 図5中のVI−VI線に沿って見た断面を示
す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に従った板状電池の
断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に従った板状電池の
断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態6に従った板状電池の
断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態7に従った板状電池
の断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態8に従った板状電池
の断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態9に従った板状電池
の断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態10に従った板状電
池の断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態11に従った板状電
池の断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態12に従った板状電
池の断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態13の一つの局面に
従った板状電池の断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態13の一つの局面に
従った板状電池を携帯電話機に装着した状態を示す図で
ある。
【図18】 この発明の実施の形態13の別の局面に従
った板状電池の断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態13の別の局面に従
った板状電池を携帯電話機に装着した状態を示す図であ
る。
【図20】 この発明の実施の形態13のさらに別の局
面に従った板状電池の断面図である。
【図21】 この発明の実施の形態13のさらに別の局
面に従った板状電池を携帯電話機に装着した状態を示す
図である。
【図22】 この発明の実施の形態14に従った板状電
池の断面図である。
【図23】 この発明の実施の形態15に従った板状電
池の断面図である。
【図24】 この発明の実施の形態16の一つの局面に
従った板状電池の断面図である。
【図25】 この発明の実施の形態16の別の局面に従
った板状電池の断面図である。
【図26】 この発明の実施の形態16のさらに別の局
面に従った板状電池の断面図である。
【図27】 この発明の実施の形態17の一つの局面に
従った板状電池の断面図である。
【図28】 この発明の実施の形態17の別の局面に従
った板状電池の断面図である。
【図29】 この発明の実施の形態17のさらに別の局
面に従った板状電池の断面図である。
【図30】 この発明の実施の形態18に従った板状電
池の斜視図である。
【図31】 この発明の実施の形態19に従った携帯電
話機の側面図である。
【図32】 従来の板状電池の斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,11,21,31,41,51a,51b,
61,71,81,91,101,111,121,1
31,141a,142b 板状電池、2,12,2
2,32,42,52,62,72,82,92,10
2,112,122,132,142,152 ラミネ
ートフィルム、2d,12d,22d,32d,42
d,52d,62d,72d,82d,92d,102
d,112d,122d,132d,152d,172
d アルミニウム箔、3,13,23,33,43,5
3,63,73,83,93,103,113,12
3,133,143,153 封止部、3a,13a,
23a,33a,43a,53a,63a,73a,8
3a,93a,103a,113a,123a,133
a,143a,153a 切欠部、4 正極端子、5,
135,145,155負極端子、6 電池コア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA01 AA06 AA07 AA09 AA17 CC02 CC06 CC10 DD13 EE04 FF02 GG09 HH02 JJ25 JJ27 KK01 5H022 AA09 CC03 CC12 EE04 KK04 5K023 AA07 BB21 LL04 MM03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電要素に接続された正極端子および負
    極端子と、 前記発電要素を取囲む外装部材とを備えた板状電池であ
    って、 前記外装部材は前記正極端子および負極端子を挟み込ん
    で封止する封止部を有し、 前記封止部では、前記外装部材に切欠が設けられて前記
    正極端子および負極端子の一方の面が露出し、反対側の
    面が前記外装部材に沿うように設けられている、板状電
    池。
  2. 【請求項2】 前記封止部の一方の面に前記切欠が設け
    られており、前記正極端子および負極端子が露出してい
    る、請求項1に記載の板状電池。
  3. 【請求項3】 前記封止部の一方の面に前記切欠が設け
    られて前記正極端子が露出しており、前記封止部の他方
    の面に前記切欠が設けられて前記負極端子が露出してい
    る、請求項1に記載の板状電池。
  4. 【請求項4】 前記封止部において、前記外装部材の長
    さは前記正極端子および負極端子の長さよりも長い、請
    求項1から3のいずれか1項に記載の板状電池。
  5. 【請求項5】 前記封止部において、前記正極端子およ
    び負極端子の長さは前記外装部材の長さよりも長い、請
    求項1から3のいずれか1項に記載の板状電池。
  6. 【請求項6】 前記封止部において、前記外装部材に接
    触するように設けられた板状部材をさらに備えた、請求
    項1から5のいずれか1項に記載の板状電池。
  7. 【請求項7】 前記外装部材は、前記外装部材のほぼ全
    体に広がる導電性膜を有し、前記導電性膜は、前記封止
    部に設けられた前記切欠により露出している、請求項1
    から6のいずれか1項に記載の板状電池。
  8. 【請求項8】 前記外装部材は、前記外装部材のほぼ全
    体に広がる導電性膜を有し、前記導電性膜は、前記正極
    端子または負極端子の一方と電気的に接続されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の板状電池。
  9. 【請求項9】 前記正極端子または負極端子の一方と前
    記導電性膜とを貫通する導電性部材をさらに備え、前記
    導電性部材が前記正極端子または負極端子の一方と前記
    導電性膜とを電気的に接続している、請求項7または8
    に記載の板状電池。
  10. 【請求項10】 前記封止部において前記外装部材に接
    触するように設けられた板状部材と、前記板状部材と前
    記正極端子または負極端子の一方と前記導電性膜とを貫
    通する導電性部材とをさらに備え、前記導電性膜と前記
    正極端子または負極端子の一方と前記板状部材とは前記
    導電性部材により電気的に接続されている、請求項7ま
    たは8に記載の板状電池。
  11. 【請求項11】 前記板状部材は半導体集積回路を含
    む、請求項10に記載の板状電池。
  12. 【請求項12】 ベース体と、 そのベース体に取付けられており、無線機用の集積回路
    を搭載した回路基板と、 前記ベース体に取付けられており、前記集積回路に電力
    を供給する板状電池とを備え、 前記板状電池は、 発電要素に接続された正極端子および負極端子と、前記
    発電要素を取囲む外装部材とを含み、前記外装部材は前
    記正極端子および負極端子を挟み込んで封止する封止部
    を有し、前記封止部では、前記外装部材に切欠が設けら
    れて前記正極端子および負極端子の一方の面が露出し、
    反対側の面が前記外装部材に沿うように設けられてお
    り、前記外装部材は前記外装部材のほぼ全体に広がる導
    電性膜を含み、前記導電性膜と、前記正極端子または負
    極端子のいずれか一方とが電気的に接続されている、携
    帯無線端末。
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