JP2001101580A - 道路交通情報のデータブロック符号化方法 - Google Patents

道路交通情報のデータブロック符号化方法

Info

Publication number
JP2001101580A
JP2001101580A JP28219999A JP28219999A JP2001101580A JP 2001101580 A JP2001101580 A JP 2001101580A JP 28219999 A JP28219999 A JP 28219999A JP 28219999 A JP28219999 A JP 28219999A JP 2001101580 A JP2001101580 A JP 2001101580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
word
information
road
congestion
words
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28219999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3872618B2 (ja
Inventor
Tetsuo Yamamoto
哲生 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Vehicle Information and Communication System Center
Original Assignee
Vehicle Information and Communication System Center
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Vehicle Information and Communication System Center filed Critical Vehicle Information and Communication System Center
Priority to JP28219999A priority Critical patent/JP3872618B2/ja
Publication of JP2001101580A publication Critical patent/JP2001101580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3872618B2 publication Critical patent/JP3872618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 VICS情報伝送におけるリンク番号がスキ
ップする状態に適応し、同一リンクにおける複数の渋滞
情報、そして同一情報を効率よく少ないデータ量で伝送
する。 【解決手段】 交通情報をデータブロックとしてパケッ
ト形式で伝送するにあたり、データブロックを、それぞ
れの情報や、各種指定を表すワードを4ビット単位のビ
ット数で構成し、それぞれのリンクの渋滞度情報を表す
4ビットで構成したDワードを設け、このDワードか
ら、リンク番号操作を含むワード、種々の詳細な渋滞情
報のそれぞれのワード、同一情報数を示すワードへ選択
的に接続可能とし、さらに、データ操作上の数値設定を
する際にその数値に応じた4ビット単位のビット数のワ
ードとし、Dワードの拡張フラグにより後続させる拡張
データの有無を指定可能とし、渋滞先頭位置と渋滞長と
の2つのワードの組合せで、同一リンクに対する複数の
状態詳細情報を設定可能とする符号化方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VICS情報の伝
送に関する。具体的には、VICS情報の伝送上の効率
的なデータ構成あるいは符号化に関し、より詳しくは、
VICS情報のうちいわゆる渋滞情報を多量に、効率的
に、短時間に、伝送するための、データ構成方法あるい
は符号化に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、VICSについてその概要を説明
する。VICS(VehicleInformatio
n and Communication Syste
m)は、種々の手段で得た道路交通情報(渋滞、事故、
規制、駐車場、区間旅行時間)を、道路管理者および都
道府県警察が収集し、VICSセンターが処理・編集
し、カーナビゲーション等のVICS対応車載機にリア
ルタイムで提供するシステムである。提供された情報を
カーナビゲーションなどの車載機で受信し、渋滞や交通
規制などの道路交通情報を、文字・図形で、またはナビ
ゲーションのための地図上に表示することができる。こ
の提供手段には、電波ビーコン・光ビーコン・FM多重
放送があり、これらのメディアは、それぞれの特性に応
じた使い分けがなされている。
【0003】電波ビーコンは主に高速道路に設置され、
前方200km程度の高速道路と周辺一般道の情報、光
ビーコンは一般道に設置され、前方10〜30km程度
の一般道と高速道路の情報、FM多重放送は都道府県単
位の広域にわたる概要的な情報が提供されている。提供
されるVICS情報は、5分間隔で更新され、ビーコン
・FM多重放送とも24時間提供されている。
【0004】この情報のレベルには3段階あり、レベル
1は文字表示型、レベル2は簡易図形表示型、レベル3
は地図表示型となっている。このレベル3の地図表示型
は、車載機のディスプレイの地図表示画面に、渋滞情報
等を重ね書きするタイプである。この場合、自車の走行
地点と渋滞箇所との関係がひと目でわかるので、刻々と
変化する道路交通状況に合わせ、最短の旅行時間あるい
は渋滞を避けたコース(道路)選択が可能になってい
る。
【0005】このVICSの社会的意義は、1.交通の
円滑化、2.安全性の向上、3.環境保全、4.経済性
の向上、とされている。
【0006】提供される道路に関する交通情報は、道路
が管理単位で区分されており、その区分に単位の情報、
すなわち渋滞度(4段階)、渋滞長(距離表示)、旅行
時間(時間表示)などである。ここでは道路情報はリン
クと呼ばれ、例えば、ある管理対象道路について、その
管理対象道路の他の管理対象道路との接続点、または管
理対象交差点がある場合、ある交差点から次の交差点ま
でがその方向を含めて単一の番号が設定されている。あ
る道路のある方向のある複数の区間を指定する場合、そ
のそれぞれの区間毎に特有の単一のコードが振り当てら
れている。この単一のコードそれぞれが割り振られてい
る道路区分は、現在、VICSリンクと呼ばれており、
それぞれのコードはVICSリンク番号と呼ばれてい
る。ここでは、道路区分、VICSリンク、単にリンク
と表現しているものは同一のものを指している。同様
に、道路区分番号、リンク番号、VICSリンク番号も
同様である。
【0007】VICS情報には、道路種別があり、都市
間高速、都市内高速、一般道、その他有料道路など、の
4つの区分がなされている。これらの道路では、道路の
延長に従って、原則的には、連続したリンク番号、すな
わち、道路区分番号が割り振られている。しかしなが
ら、その後の、新たな道路の新設などで、その番号の連
続が崩れている箇所が少なからず存在している。
【0008】図1に、現在の交通情報の符号化の例を示
す。図1で示すように、基本情報として4バイト、デー
タ情報として1バイトの形式がD1およびD2として2
種類、拡張情報として2バイトの拡張情報K1と1バイ
トの拡張情報K2の2種類で構成されている。これらの
大枠で3種類、詳細には5種類の組合せで、VICS情
報、すなわち広義の渋滞情報を表している。基本情報
は、提供形態、時種、情報数、モードが各1ビット、連
続リンク数が12ビット、リンク種別が2ビット、先頭
リンク番号が12ビット、未定義が2ビットの計4バイ
ト、32ビットである。データ情報と拡張情報は、いわ
ゆる狭義の渋滞情報であり、VICSが目指す本来の情
報である。基本情報は、これら本来の情報に対するアド
レス、すなわち、道路情報の指定に使用されている。こ
の基本情報でリンク番号の連続する範囲の道路の指定を
行っている。また、この基本情報で、提供する情報の形
態を指定している。リンク種別は道路の種別であり、高
速、都市高速、幹線、その他、の区分を表し、時種は現
在データ/予測データを表し、渋滞度は、不明/渋滞無
し/混雑/渋滞、を表している。
【0009】ここでリンク番号の連続する範囲の交通情
報には、先ず基本情報があり、ここで指定されたリンク
情報を起点とし、それに接続されるリンク番号が連番と
なるリンク数を指定する。その後、基本情報で指定した
リンク数分のデータ情報が続く、そして必要がある場合
にそれぞれのデータ情報で指定した拡張情報(1バイト
〜3バイト)がそのデータ情報の後に続くようになって
いる。当然ながら、拡張情報のあとには、次のリンクの
データ情報が続く。
【0010】データ情報は、基本情報で指定する提供形
態により、2種類に区分される。旅行時間表現が可能な
提供形態と、旅行時間を含まない渋滞情報のみの提供形
態がある。前者の場合のデータ情報D1は、2ビットで
表されるそのリンクの渋滞度情報と6ビットで表される
拡張/リンク旅行時間であり、後者の場合のデータ情報
は、2ビットの拡張フラグと2ビットの渋滞度情報で、
2つのリンクの情報を表しているデータ情報D2であ
る。このデータ情報D1で1個、あるいはD2で2個送
られるデータの合計数は、指定した範囲のリンクの合計
数と、基本的には、一致している。ただし、連続リンク
数で指定した場合は、その範囲のリンクのデータは1個
のD1または1個のD2で代表される。
【0011】拡張情報は、その渋滞の様子をさらに詳細
に表すデータであり、拡張情報K1は、そのリンクの終
端から渋滞の先頭位置までの距離データを表す先頭位置
と、その渋滞の先頭から末尾まで距離データを表す渋滞
長のデータである。拡張情報K2は、そのリンクの始端
から終端までの通過時間を表す旅行時間である。
【0012】図1に示すように、2つの提供形態では、
データ情報と拡張情報の形式が異なっている。旅行時間
表現が可能な提供形態で、データ情報が拡張される場
合、拡張情報K1に続いて拡張情報K2が伝送される場
合と、拡張情報K1のみの場合がある。
【0013】広範囲のエリアの情報は、基本情報を最初
にして、データ情報と、必要がある場合、拡張情報を含
んだデータブロックが複数個集まって構成される。デー
タ情報は、リンク番号順に送出されている。その最初の
リンク番号は、基本情報で設定されている。
【0014】提供形態=0で、旅行時間表現が可能な形
態の場合、最初に基本情報が送られ、次にデータ情報D
1が送られる。拡張情報が使用されない場合、基本情報
により指定した範囲のリンクのデータが、データ情報D
1としてその指定した数分だけ後続する。その後は、基
本情報に戻る。基本情報で指定された範囲のデータが送
られると、次の道路範囲に対して設定が行われた基本情
報が後続し、同じようにその範囲のデータ情報が後続す
る。このようなことを繰り返し、伝送する範囲の全デー
タの伝送完了で終了する。
【0015】提供形態=1で、渋滞情報のみの提供形態
では、1ワード中に2つのリンクの情報を含ませること
ができるので、同じ範囲の情報伝送では、データ情報D
2の場合は、データ情報D1を使用した場合の半分のデ
ータ量になる。しかしながら、奇数の場合は、一方にダ
ミーデータを入れているので、現実問題としては完全に
半分になることは無い。以上において、拡張情報がある
場合は、データ情報D1の1つに対してはK1あるいは
K1+K2の拡張情報が、データ情報D2に関しては、
1つの拡張情報K1がデータ情報D2に後続する場合と
2つの拡張情報K1がデータ情報D2に後続する場合が
ある。
【0016】以上、説明したように、基本的には、リン
ク(道路区分)単位に、渋滞度のデータ、その区間の通
過時間を表すリンク旅行時間(これには、小旅行時間
と、これよりも大きな数値を表す拡張リンク旅行時間が
ある。)、渋滞の先頭位置、渋滞長のデータがある。ま
た、あるリンクを特定するために、道路種別、リンク番
号のデータがある。基本的には、これらのデータを、各
リンク単位に伝送すれば良いことになる。
【0017】あるエリアのVICS情報を伝送する場
合、その範囲の道路のリンク番号を、接続順にソートす
る。またはリンク番号順にソートする。そのソートした
リンク番号に欠番がある場合、すなわち番号がスキップ
する場合、ソートしたリンク番号の最初からそのスキッ
プする直前までを1ブロックとしてまとめ、このブロッ
クを基本情報で指定し、続いてその範囲の渋滞情報(デ
ータ情報、データ情報+拡張情報)を続けることにな
る。スキップしたリンク番号の区間は、改めて基本情報
を設定し、次にスキップするまでの区間に関するデータ
を続ける。すなわち、スキップ個所がN個有った場合に
は、その範囲の情報をすべて伝送するには、N+1回の
ブロックに区分し、その都度の基本情報の設定が必要に
なることがわかる。
【0018】したがって、将来の道路計画により、新た
に管理すべき区間が、既に設定されているリンクの中間
で発生した場合、その新たな部分に対して新たなリンク
番号が割り当てられ、その区間の前後において、リンク
番号のスキップが発生することになる。このことは、新
たなリンク番号を挿入するということは、伝送すべきデ
ータの増加を生じさせることになる。この場合、それ以
前に比べて、基本情報(4バイト)を2回余分に伝送す
る必要があるので、4×2=8バイトの伝送量の増加
を、確実に生じさせることになる。
【0019】他方のデータ情報であるデータ情報D1
は、渋滞度の2ビットと6ビットの拡張/リンク旅行時
間で構成されている。6ビットの拡張/リンク旅行時間
は、64通りの区分が可能であるが、そのうち、59通
りがリンク旅行時間を示し、残りの5つのうち2つは、
拡張情報1のみ、そして拡張情報1+拡張情報2を後続
させるコードとして、残った3つは、それ自信のデータ
の内容として、それぞれ、リンク旅行時間データ不明、
消失リンク/情報集約、未定義の指定をしている。
【0020】データ情報の1つであるデータ情報D2の
1バイトは、4ビットづつ区切られ、その内の2ビット
は拡張コードであり、2ビットが渋滞度を示し、計2つ
のリンクの情報が詰められている。したがって、基本情
報において奇数個のリンクを指定した場合は、偶数個に
するために、ダミーの4ビットが付加される。
【0021】渋滞度は2ビットで不明、渋滞無し、混
雑、渋滞の4段階が示される。このうち渋滞度情報=渋
滞が連続するリンクで発生している場合、それぞれのリ
ンクにおいて渋滞の詳細情報すなわち拡張情報をおくる
のではなく、最後のリンクのデータ情報に必要な拡張情
報を付加することで、データ量の削減を図っている。
【0022】以上、説明したように、それぞれの情報は
基本的には8ビットの1バイト構成を基本としている。
【0023】現在、このVICSのシステムは、GP
S、またはDGPSを使用した車載のカーナビゲーショ
ンシステムに組み込まれ、快適なドライブに欠かせない
ものとなっている。
【0024】しかしながら、現状においては、ビーコン
では情報提供されているが、FM多重放送では提供され
ていない路線がある場合がある。それは、FM多重放送
では広域情報を提供するため多大な情報の送出量にな
り、送出量の制約から一部の地方道を省略している場合
があるからである。
【0025】また、それぞれの道路に割り振られたリン
ク番号は、当初においては、連続する道路区間に対して
は連続する番号が割り振られていたが、道路が新しく造
られたり、交差点が立体交差になったり、交差点の形状
・接続道路の形態が変更されたりした場合に、その新た
な部分、新設道路は、新たな管理が必要になる。その場
合、その新たな部分に対して、従来のリンク番号に対し
て大幅に離れた番号のリンク番号が割り振られる。この
ような場合、同一道路上にリンク番号のスキップを生じ
させ、データ量を増化させる要因になる。
【0026】また、伝送すべきエリア内の、1つの道路
上の連続する区間のリンク番号にM回のスキップがあ
り、M+1個のそれぞれの連続するリンク数に奇数がm
回あるとすると、データ情報に4×m=4mのダミービ
ットが付加されることになる。
【0027】したがって、従来は、リンクの連続数が偶
数であった区間に新たな単一のリンク番号(奇数)が設
定されると、従来の区間情報の情報量に対し、基本情報
が+2回=8バイト、データ情報において4×3=12
ビットのダミー、拡張情報が使用されていた場合でスキ
ップするリンクを含んだ前後のリンクで使用する状況の
場合、拡張情報が+2〜3バイト×3、計72ビット以
上の増加が予測される。この場合、基本情報は確実に増
加する。
【0028】ここで、リンク番号のスキップとは、ある
道路の延長方向におけるリンク番号の不連続の場合と、
有る範囲のリンクの番号を番号順に並び替えた場合にお
ける番号の不連続の場合が2つある場合を指している。
【0029】また、現実の問題として、同一のリンク番
号、すなわち区間において、渋滞個所が複数個所生じて
いる場合があり、この場合、1つの基本情報に続くデー
タ情報では表現できず、再度基本情報を指定して2回目
のデータ情報で指定することで、対処している。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、広
範囲のエリアのVICS情報を効率よく伝送する場合に
は、道路の延長方向におけるリンク番号のスキップ、ま
たは送付すべき範囲内のリンク番号そのものの連続性の
欠落、連続するリンク番号が奇数の場合のダミービッ
ト、同一リンク番号区間で複数の渋滞個所の表現、また
連続するリンクにおいてデータが同一の場合の処理、等
の対応を如何にするかが重要となってくる。これらは、
効率的な伝送データの構成、あるいはデータ符号化の問
題として生じることになる。
【0031】よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、
広範囲のエリアのVICS情報を効率よく少ないデータ
量で伝送するに方法に関し、詳しくはFM多重放送で伝
送される渋滞情報符号化、あるいは渋滞情報のデータ構
成を改善する方法を提供することにある。別の視点で
は、渋滞情報を伝送するにあたって、伝送するそれぞれ
の情報・データ間の結合の方法を改善した伝送情報構成
方法を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る道路交通情報のデータブロック符号
化方法では、道路交通情報をデータブロックとしてパケ
ット形式で伝送するにあたり、前記道路交通情報のデー
タブロックは、道路種別、提供モード、道路区分番号操
作、渋滞度、渋滞先頭位置、渋滞長、道路区分旅行時間
についてそれぞれの情報設定のためのそれぞれのワード
と、数値設定のためのNワードと、数値のワードとを4
ビット単位のビット数からなるワードにより構成し、さ
らに、前記渋滞度情報を含んで構成されるDワードの指
定によりこのワードに後続する拡張のためのEワードを
含んで構成し、前記Dワードにおけるそれぞれの指定に
より、道路種別、道路区分番号操作および数値設定のた
めの前記それぞれのワード、あるいは拡張のための前記
Eワードを選択的にこの前記Dワードに後続させ、この
前記後続させたワードにおいてさらに後続させるワード
を指定し、ここで最後に後続したワードの次に新たなD
ワードを接続するようにし、前記データブロックの途中
においても、開始道路区分番号の指定、同一情報数の指
定、道路区分番号スキップの場合のスキップ数値の指
定、そして詳細渋滞情報の指定を行って指定した前記種
々のワードを接続するようにした。
【0033】また、前記道路交通情報のデータブロック
は、道路種別、提供モード、道路区分番号操作、渋滞
度、渋滞先頭位置、渋滞長、道路区分旅行時間について
それぞれの情報設定のためのそれぞれのワードと、数値
設定のためのNワードと、数値のワードとを4ビット単
位のビット数からなるワードにより構成し、対象道路区
分番号を特定するために、所定の道路区分番号操作のた
めのLワードを用いて設定し、前記Lワードあるいは前
記Lワードに後続された数値ワードの次に、Lワードに
より特定された対象道路区分番号の道路における渋滞度
情報を含むDワードを接続し、以後において、前記対象
道路区分番号を更新しながら、それぞれの対象道路区分
に対応する情報の前記Dワードを連続して接続するにあ
たり、ここで、連続して同一内容のDワードを接続する
ようになる場合に、その同一となる情報数を決定し、さ
らに該決定した情報数を表すに必要なビット数を決定
し、その同一となる最初のDワードに後続させてさらに
Dワードを後続させ、この後続させたDワードにより同
一情報が現在の対象道路区分番号に続くことを指示し、
さらに、決定した該ビット数を構成する数値設定ワード
あるいは数値ワードをさらに後続させ、そして次には、
新たな道路区分番号の道路における情報のDワードに接
続し、また、それまでの連続した番号となっていた道路
区分番号がスキップした番号の道路における情報のDワ
ードを接続するようになる場合には、そのスキップする
番号を決定し、さらに該決定した番号を表すに必要なビ
ット数を決定し、次に該Dワードを接続し、この該Dワ
ードにより現在の対象道路区分番号がスキップすること
を指示し、さらに、決定した該ビット数の数値設定ワー
ドあるいは数値ワードをさらに後続させ、そして次に
は、スキップした新たな道路区分番号の道路における情
報のDワードに接続するようにした。
【0034】また、前記道路交通情報のデータブロック
を、道路種別、提供モード、道路区分番号操作、渋滞
度、渋滞先頭位置、渋滞長、道路区分旅行時間について
それぞれの情報設定のためのそれぞれのワードと、数値
設定のためのNワードと、数値のワードと、拡張のため
のEワードを4ビット単位のビット数からなるワードに
より構成し、渋滞度情報を含んで構成されるDワードを
拡張フラグと渋滞度情報とで構成し、前記Dワードに対
して拡張情報を追加するようにする提供モード指定を前
記提供モードのMワードにより指定し、道路区分番号操
作のためのLワードを使用して、道路区分番号を指定
し、前記Lワードに接続され、これに次々と接続される
それぞれの情報内容をもつDワードにおいて、拡張フラ
グに指定拡張使用を設定した場合、これを設定したDワ
ードに対して、指定された拡張ワードを後続し、該拡張
ワードに後続して、この該拡張ワードに対応した道路区
分の次の新たな道路区分番号の道路に対する情報をもつ
新たなDワードを接続し、前記拡張フラグに拡張無しを
設定した場合、これを設定したDワードに対して、この
該Dワードに対応した道路区分の次の新たな道路区分番
号の道路に対する情報をもつ新たなDワードを接続する
ようにした。
【0035】また、ここで、前記それぞれのDワードに
接続して拡張情報を追加するようにする指定の場合であ
って、前記提供モードのMワードにより前記指定をした
場合、Dワードの拡張フラグで、拡張のためのコードを
指定し、そのDワードにより後続させたEワードによ
り、前記指定の内容を変更可能とした。
【0036】さらに、前記道路交通情報のデータブロッ
クは、道路種別、提供モード、道路区分番号操作、渋滞
度、渋滞先頭位置、渋滞長、道路区分旅行時間について
それぞれの情報設定のためのそれぞれのワードと、数値
設定のためのNワードと、数値のワードとを4ビット単
位のビット数からなるワードにより構成し、道路区分番
号操作のLワードにより、複数の数値を表すワードを後
続させ、この後続する数値ワードで、複数種類のリンク
番号操作をするようにし、渋滞度情報を含んで構成され
るDワードにより数値指定ワードを指定し、この数値指
定ワードで数種の数値ワードを後続させることを指定し
て所定の数値ワードを後続させ、この数値ワードで、同
一情報数あるいはリンク番号スキップの場合のスキップ
数値を指定し、さらに、前記Dワードの設定により前記
Lワードを後続させることを指定可能とした。
【0037】また、前記Dワードは、渋滞度情報と2ビ
ットの拡張フラグDfとを含んで構成し、前記フラグD
fの第1は、これを含むDワードに対して追加すべきデ
ータが無いことを表し、前記フラグDfの第2は、既に
指定されている拡張のためのワードを、このフラグDf
を含むDワードに後続させることを表し、前記フラグD
fの第3は、これを含むDワードに対して前記Eワード
を後続させて、このEワードによる指定で、渋滞先頭位
置、渋滞長、道路区分旅行時間を表すワードを選択的に
後続させることを表し、前記フラグDfの第4は、これ
を含むDワードは道路区分番号のデータとしての対応関
係を持たず、これを含むDワードの渋滞度を表すビット
の組合せにより、これを含むDワードに後続するワード
を指示する機能を表し、該機能の1つは、リンク番号に
対応させない次の新たなDワードを後続させ、該機能の
1つは、前記Nワードを後続してその数値により同一情
報数を表し、該機能の1つは、前記Nワードを後続させ
てその数値により対応する道路区分番号スキップ数を指
定し、さらに後続する渋滞度情報を含むDワードは該ス
キップ数だけスキップした道路区分番号の情報を表すよ
うにし、該機能の1つは、部分終了を表して、後続ワー
ドとしてRワードまたはLワードを予定するようにし
た。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明を適用した実施形態を、図
を参照して説明する。
【0039】図2は、本発明を適用した実施形態の例を
示す図であり、渋滞情報の符号化、あるいは渋滞情報を
構成するそれぞれのデータの結合の様子と、それぞれの
データの内容を、概略的に示す図である。この図は、本
発明の実施形態を、受信側からみた様子を示している。
【0040】図2において、四角枠の中の記号、R、
M、L、D、E、N、P、J、T、tはそれぞれのワー
ドを示し、横幅の大きさで、1つの四角枠のワードのビ
ット数を表している。また、w1〜w7、n1、n2の
セルは、特に名称を付してはいない。この図で、最小の
四角枠は4ビットであり、4ビット単位に構成してい
る。四角枠の横幅の大きさで、4ビットのワード構成、
8ビットのワード構成、12ビットのワード構成、16
ビットのワード構成のものも示している。
【0041】図3に上記それぞれのワードのビット数と
構成そして機能概要を示す。
【0042】Rワードは、4bit構成であり、最上位
ビットが1で、次の1ビットで2次メッシュ番号の有
無、残りの2ビットで4種の道路種別を表している。基
本的に最初に位置するワードであり、新たな道路種別を
指定する場合には、途中の位置にある場合もある。2次
メッシュ番号の有の場合は、このワードの4ビットの内
の1ビットを使用して有を表し、4ワードの数値ワード
が後続する。その後は、後述するMワードが後続する。
このRワードに後続するワードは必ずMワードである。
【0043】Mワードは、4bit構成であり、Rワー
ドの次に位置し、最上位ビットが1で、小旅行時間モー
ドまたは、後述するP、Jそれぞれのワードを拡張デー
タとして後述するDワードに後続させる標準モードを含
み、情報中断リンク情報、渋滞状況増大リンク情報、渋
滞状況減少リンク情報、渋滞状況差分情報、そして将来
的な拡張のためのモード、などを表している。小旅行時
間モードの場合、ここで指定することで、Dワードにt
ワードを後続させるようにしている。ただし、この場合
でも別途あるDワードに対してTワードを付属させた場
合は、そのDワードに対応するtワードは省かれる。こ
の小旅行時間モードでは、後述するDワードのb4〜b
1が0000のビット配列、すなわち、拡張フラグDf
が00で拡張なしのときにのみ、Dワードにtワードが
後続する。Mワードによる拡張モードは、後述するEワ
ードによる拡張指定のデフォルト値設定の位置づけにな
る。また、Mワードに後続するワードは、通常Lワード
であるが、Mワードを後続させる場合も有る。Mワード
に後続するワードの最上位ビットb4が1の場合そのワ
ードはMワードであり、最上位ビットb4が0の場合そ
のワードはLワードである。
【0044】Lワードは、4bit構成であり、Mワー
ドに後続し、最上位ビットが0で、残りの3ビットで指
定した4bit〜12ビットの数値ワードを後続させ
る。数値ワードを後続させた場合、4bitの数値ワー
ドを後続させて開始リンク番号(1〜16)の指定、8
bitの数値ワードを後続させて開始リンク番号(17
〜255)の指定、12bitの数値ワードを後続させ
て絶対リンク番号(1〜4095)の指定、4bitの
数値ワードを後続させて2次メッシュ増分(1〜15)
の指定、4bitの数値ワードを後続させて2次メッシ
ュ減分(1〜15)の指定、8bitの数値ワードを後
続させて次の2次メッシュ番号の増減値(±127)、
そして伝送するデータのEND(終了)、計7種の指定
項目を有している。ここでデータのENDを指定しない
場合、指定された数値ワードの後には、Dワードが接続
される。ここでデータのENDを指定した場合、送るデ
ータ、すなわちワードの部分終了ではなく、完全な終了
を表す。
【0045】以上説明したR、M、Lのワードは、通常
この順序で構成され、従来方法における基本情報の位置
づけの意味を持っている。ただし、データブロックにお
ける最初の指定を除き、2回目以降の指定では、省略さ
れる場合がある。その省略は、後述するDワードが部分
終了を表すコードの場合に、それに後続するワードの最
上位ビットが1の場合は、Rワードが後続し、0の場合
は、R、Mのワードが省略されて後続しているワードは
Lワードであるとしている。
【0046】図4は、Dワードについて示した図であ
り、その詳細は後述する。
【0047】Eワードは、4bit構成であり、Dワー
ドの拡張フラグDfにより指定された場合にそのDワー
ドに後続する。Eワードの4ビットのうちの1ビットで
時間種別、残りの3ビットで、後続させるP、J、Tそ
れぞれの組合せ指定を行っている。このEワードによる
拡張指定は、その後のDワードに後続する指定に対して
も有効に作用し、この拡張指定の変更は、Dワードによ
りにより新たなEワードを呼び込み、新たな拡張指定で
行い、そこで新たなP、J、Tの組合せが指定される。
ここで、Dワードの拡張フラグDfの拡張無しの指定
は、その時点のDワードに先行して行われている拡張指
定を、そのDワードに限って一時的に使用しないことを
意味させている。
【0048】図5は、Nワードの4bit構成と、それ
に続く数値ワードとの関係を示す図である。Nワード
は、同一情報数、リンク番号スキップ数の数値設定のた
めのワードである。このワードの指定により、n1およ
びn2のワードを後続させている。Nワードは、Dワー
ドに後続するワードである。このNワードの次、または
Nワードに後続する数値ワードの次には、Dワードが後
続する。Nワードで指定する数値、実施例では、同一情
報数、リンク番号スキップ数、としてはゼロや1は不要
であるため、このゼロと1を拡張コードとして用い、ゼ
ロの場合に4ッビトの数値ワードを後続させ、1の場合
には8ビットの数値ワードを後続させるようにしてい
る。
【0049】tワードは、4bit構成であり、Mワー
ドで設定される小旅行時間モード時に、Dワードに後続
する1ワード構成のワードで、小旅行時間、不明そして
集約の意味を持たせている。ただし、Dワードに後続す
るのは、その拡張フラグDfが、00で拡張無しの時の
みである。tワードの次は、Dワードが後続する。この
tワードで表現しきれない範囲の場合は、後述するTワ
ードを使用して表現することになる。
【0050】図6は、P、J、Tワードの構成を示す。
それぞれは8bit構成であり、PワードとJワード
は、通常、この順序で1組として使用される。Pワード
は、1ビットの単位と7ビットの渋滞位置先頭データで
あり、Jワードは1ビットの単位と7ビットの渋滞長デ
ータである。ともに、2ワード構成としている。ここで
PおよびJワードの単位データは1組とされ、2ビット
で、10m、100m、Kmの単位としてとして使用さ
れ、残りで部分渋滞指定を指定している。すなわち、1
つのリンク内の2つの渋滞を表現する場合、最初のPお
よびJの指定で部分渋滞指定をし、このあと再びPおよ
びJワードが後続すること示し、この後続するPおよび
Jワードでの単位指定を先行するPおよびJワードに適
用するようにしている。通常、Jワードの次は、Dワー
ドが後続する。
【0051】Tワードは、8bit構成であり、ビット
の単位と7ビットの旅行時間、不明を表し、2ワード構
成としている。このTワードはEワードで指定される場
合、Eワードに単独で後続する場合、PおよびJワード
の組のJワードに後続する場合、前回のEワードで指定
されている場合でDワードの拡張フラグDfで拡張無し
が指定されていない場合にDワードに後続する場合、そ
れぞれの場合がある。このTワードには次のDワードが
後続する。
【0052】しかしながら、前述した、P、J、Tそれ
ぞれのワードは、それぞれ単独でも使用可能であり、ま
た単独での使用そのものにも有効な意味がある。渋滞情
報の詳細を送る場合にも、これらすべてを送る場合、渋
滞情報のみを送り、先頭位置を省略してそのリンクの一
方の端部として先頭位置を規定する場合、等がある。E
ワードで、P、J、Tのワードが、色々な組合せで指定
可能であり、その場合で、いずれか2つ、または3つが
指定された場合、先ずPが送られ、次にJ、そしてTの
順に配置される。
【0053】前述したR、M、Lそれぞれのワードは、
従来例における基本情報のような役目を果たしている。
ある道路の渋滞情報を伝送する場合、先ず、Rワード
(道路種別、2次メッシュ番号)が送られ、次にMワー
ド(提供モード)、そしてLワード(リンク指定)が送
られる。このMワードは、情報の形態を表しており、将
来新たな情報を送出できるように、余地を残しておく。
したがって、Mワードは必要なだけ継続が可能である
が、機器の販売時に決定していないモードは未定義とし
て、このコードが入ると、一連の処理を終了することを
決めておく、このようにして、将来のバージョンアップ
を可能にしている。
【0054】通常では、このLワードにより、リンク、
すなわち、道路情報やメッシュを指定するために、Lワ
ードの右下に図示する何らかの情報、w2〜w7のワー
ドが付加され、リンクやメッシュの指定等がなされる。
ついで、Dワードが接続される。
【0055】Dワードは、4bit構成であり、図4で
示すように、従来のデータ情報D1の4ビットと同じビ
ット形態を持っている。しかし、従来は、4ビットを2
ビットづつに区分し、一方を拡張フラグDf、他方を渋
滞度情報としてそれぞれ独立した意味付けがされてきて
いたが、本発明の実施形態では、4ビットで表現される
16通りの区分の一部を4ビット表現の符号として使用
することで、このDワード自身で、後続するワードの指
定をするようにしている。すなわち、渋滞度のデータを
表す場合があり、そうではなく後続するワードに渋滞の
詳細データを託す後続ワード指示子を表す場合がある。
【0056】Dワードの構成のうち、渋滞度情報は従来
と同じで、2ビットを使用し、不明、渋滞無し、混雑、
渋滞の4段階が示される。拡張フラグDfの2ビット
は、従来の拡張なし(0)、拡張1(1)、消失リンク
(2)、情報集約/無効(3)を改良して、拡張なし
(0)、既に指定されている拡張データが後続する
(1)、後続するEワードで指定する(2)、渋滞度の
ビットと併せた後述する4種類の指定(4)、の4種と
している。
【0057】このうちの渋滞度のビットと併せたコード
を使用し、4種類の指定をする場合、このDワードは、
渋滞度データを含まず、後続するワードを規定する4種
の後続ワード指示子の役目のみを持つことになる。この
後続ワード指示子の役目のみを持つDワードは、所定の
リンクに関する渋滞度データを持たないため、通常の渋
滞度データを持つDワードと区別される。通常のDワー
ドには、対応するリンク番号のインクリメント操作を含
む、リンク番号との対応があるが、後続ワード指示子の
みを示すこのDワードは、リンク番号の対応操作からは
外される。
【0058】この後続ワード指示子の第1は部分渋滞に
対応されたもので、前述したPおよびJワードによる部
分渋滞の表現をしない場合、すなわち、先頭位置を省略
し、Jワードで渋滞長のみを設定する場合を、等を考慮
して設けられている。別の視点では、リンク番号の操作
対象Dワードで、渋滞度情報を持ったDワードを後続さ
せるが、そのDワードに対して、リンク番号操作をさせ
ない指示を与える役割を持たせている。これは、同一リ
ンク番号において、複数渋滞があるが、それぞれが異な
る渋滞度の場合に、複数渋滞を表現するための機能でも
有る。前述のP、Jワードによる同一リンク内の複数渋
滞の指定は、同一渋滞度の複数渋滞を表すことに使用さ
れる。後者の場合、それぞれのP,Jワードの組に対し
て、Dワードによる渋滞度の指定ができないことによ
る。
【0059】第2の後続ワード指示子は、同一情報数指
定で、先のDワードの渋滞度あるいは渋滞の詳細情報
を、後続させるNワードで指定した情報数だけ指定す
る。すなわち、先のDワードで渋滞度を表したリンク番
号を含み、以降、連続して接続されるリンク番号に対し
ての同一情報の数を指定する。
【0060】第3の後続ワード指示子は、リンク番号ス
キップ数指定で、後続するNワードによりその数値を指
定する。
【0061】第4の後続ワード指示子は、最初に戻り、
R、M、Lのワードを後続させる意味を持たせている。
ただし、後続するワードの最上位ビットが1の場合は、
Rワードとなるが、0の場合は、Lワードに接続する。
言いかえれば、後者の場合、RとMのワードが省略さ
れ、そこにはLワードがあることになる。
【0062】このDワードは、ここで拡張フラグDfに
拡張指定が無い場合、次のDワードに接続される。ただ
し、先行するMワードで、小旅行時間モードが設定され
ている場合は、tワードに接続される。また、先行する
Eワードで拡張が指定されている場合、その指定データ
が接続される。先行するEワードで拡張指定をそのDワ
ードに限って使用しない場合は、このDワードの拡張フ
ラグで拡張無しを設定する。通常、上述した後続ワード
指示子としてDワードを使用した場合を除き、新たなD
ワードの処理は、それまでのデータ処理において対応さ
せてきたリンク番号を更新し、その更新されたリンク番
号に対してDワードのデータを対応させるようにしてい
る。ただし、直前のリンク番号操作、例えば、リンク番
号のスキップや、同一情報数処理、またはLワードによ
る新たなリンク番号の設定等が行われた場合は、リンク
番号の更新を行わないようにしている。
【0063】拡張機能については、Mワードにおける指
定とEワードによる指定がある。最初のR、M、Lワー
ドによって指定可能な範囲についての拡張の基本的な設
定はMワードで行う。それぞれのリンクについて個別に
拡張データを使用する場合は、Mワードによる拡張設定
を変更するような形で、Eワードを使用して設定する。
Eワードによる拡張指定は、Mワードによる指定を基本
から変更する場合もあり、また一時的に変更する場合も
ある。
【0064】拡張指定は、その指定後のすべてのDワー
ドに対しても有効に作用させることを可能にしている。
あるDワードに対してこの拡張指定を後続させない場合
は、Dワードの拡張フラグの拡張無しで指定する。ここ
で、Dワードの拡張フラグ00の拡張無しの指定は、そ
の時点のDワードに先行して行われている拡張指定を、
そのDワードに限って一時的に解除することを意味させ
ている。拡張指定を使用する場合、すなわち、その時点
での拡張指定通りにDワードに対して拡張データを後続
させる場合は、そのDワードの拡張フラグを01とし、
既に設定されている拡張指定を使用したモードとして動
作する。拡張指定そのものを基本から削除すること、す
なわち、そのDワードの拡張フラグを01としても、実
質上、拡張モードにならないようにする役目を持たせた
ワードは存在せず、またその存在を有効にするようなこ
とは、本発明の実施形態では考えてはいない。
【0065】基本的な拡張指定はMワードで行い、それ
ぞれのリンクに適用する拡張してはEワードで行い、さ
らに、既に指定されている拡張指定の使用/不使用をD
ワードの拡張フラグで行なうことは、同じ情報を少ない
ワード数で伝送することを可能にしている。
【0066】図7で、本発明の実施形態におけるそれぞ
れのワードの結合状況で、リンク番号の拡張機能を使用
しない場合を示す。最初のRワードで2次メッシュのX
Y座標を設定し、Mワードで提供形態が指定され,そし
てLワードへ接続し、Lワードで指定した4ビット〜1
6ビットの数値ワードで開始リンク番号等が指定され、
ついで渋滞度データが必要分の個数分、Dワード接続さ
れ、開始リンク番号とそれに続くリンク番号それぞれ
に、それぞれのDワードが順番に振り当てられる。
【0067】図においては、ワードの左側に、受信側か
ら見たその時々の対応するリンク番号を示している。L
ワードとそれに続く数値のワードで、最初のリンク番号
がnに設定される。次のDワードの渋滞度のデータは、
リンク番号nに、そして次のDワードはリンク番号n+
1に対応する。以下は同様である。
【0068】そして、R、M、Lのワードで指定したリ
ンクの範囲のデータが、同様な繰り返しが行われDワー
ドのデータ(渋滞度)で満たされた後に、すべてのビッ
トが1のDワードが続く。このDワードはDワードの部
分終了を示し、広い範囲の渋滞情報を送る場合で、別の
道路種別等の情報を送る場合は、すべてのビットが1の
Dワードに続けて、R、M、Lのワードが、またはLの
ワードが後続して、同様の動作が繰り返される。それら
がすべて送り終わった後にDワードで1111lが、そ
してLワードで0111が送られ、完全な終了となる。
図では、途中から省してある。
【0069】図8は、発明の実施形態におけるそれぞれ
のワードの結合状況で、Dワードで拡張し、渋滞詳細情
報を指定した場合を示す。ここでも、最初にRワード、
次にM、L(数値ワードを含む)、Dのワードが続く。
そして、この最初のDワードの拡張フラグDf=10で
Eワードを指定し、次のEワードでP、J、Tのワード
を指定し、そしてP、J、Tのワードを接続している。
ここまでの渋滞情報は、Lワードにより指定した数値ワ
ードにより指定された開始リンク(ある道路区分)番号
nに対するものである。このP、J、Tのワードでは、
部分渋滞を指定していない。通常、指定されたワードの
後には必ずDワードが接続されるようにしているので、
次には2つめのDワードが入る。このDワードは、前述
の開始リンク番号を1つインクリメントした番号のリン
クn+1に対する情報である。
【0070】ここで、最初のDワードによりEワードを
後続させて拡張指定しているので、このDワードの拡張
フラグDfで01を設定して現在の拡張形式を採用し、
前回と同様に、新たなリンクに対するP、J、Tのワー
ドが接続される。この後、この拡張指定を使用しない場
合は、Dワードの拡張フラグDfを00とし、拡張無
し、に設定する。
【0071】図9は、小旅行時間モードの場合で、Mワ
ードで小旅行時間モード(b4〜b1が1000)を設
定した場合におけるそれぞれのワードの結合状況の例を
示す図である。前例と同様に、R、M(1000)、L
(数値ワードを含む)のワードに続いて、Dワードが接
続される。ここで、小旅行時間モードが設定されている
ので、Dワードにはtワードが基本的に接続される。小
旅行時間モードは、他の拡張と異なり、ここにおけるD
ワードは前述したように、拡張フラグDf=00で、渋
滞度のビットが00のビット構成のワードである。tワ
ードの小旅行時間表現を超えた時間を設定する場合は、
このモードにおいてもDワードの拡張フラグDf=01
でEワードを指定し、そのEワードでTワード(旅行時
間)のみを指定して、後続するTワードでその旅行時間
を設定する。この場合、tワードは省略され、Tワード
の次には、つぎのDワードが接続される。この接続され
たDワードの拡張フラグDfで拡張無し、が設定されて
いない限り、TワードがこのDワードに接続される。こ
のような状態が繰り返され、あるDワードの拡張フラグ
Dfで00が設定されていると、そのDワードにはtワ
ードが接続される。このtワードの接続は、Mワードで
基本的な提供モードが小旅行時間モードに設定されてい
るからであり、Mワードにより小旅行時間モードに設定
されている場合、このモードの変更はMワードで行うこ
とになる。小旅行時間モードとEワードによる拡張は両
立する。
【0072】以上が繰り返され、あるリンクにおいて、
渋滞長をおくる必要がある場合、Dワードの拡張フラグ
Df=10でEワードを指定し、そのEワードでJワー
ドを指定し、渋滞長データを接続する。この後にはDワ
ードが接続され、その拡張フラグで指定される形態のデ
ータが同様な態様で接続される。
【0073】以上におけるそれぞれのワードと対応する
リンク番号の関係は、図の左に示しているようになる。
Lワードに後続する数値ワードでnが指定されので、最
初のDワードは、リンク番号nに対応し、m番目のDワ
ードは、リンク番号n+mに対応する。そして後続する
Dワードの拡張フラグDfでEワードを後続させ、この
ワードでTワードを後続させている。拡張フラグDfで
Eワードを後続させたDワードのデータは、リンク番号
n+m+1に対応し、最初のTワードによる旅行時間は
リンク番号n+m+1に対応する。リンク番号n+m+
2に対して、小旅行時間、すなわちtワードでは表現で
きない時間の場合、それに対応するDワードの拡張フラ
グDf=01により、指定されている拡張使用、を設定
し、直前のリンクと同様にTワードを後続させる。この
リンクが小旅行時間で表現可能な旅行時間であれば、そ
のDワードを0000として、tワードを後続させるこ
とになる。
【0074】図においては、その後のリンク番号n+q
に対して、Eワードにより渋滞長ワードJを後続させて
いる。
【0075】図10は、接続されるリンク番号の情報が
連続して同一情報の場合のワードの結合状況の例を示す
図である。R、M、Lワードは前述と同様である。この
例では、最初のリンク番号nの情報を1つのDワードで
表し、2つ目以降のリンクが、例えば、接続される順番
にN1個のリンクが同一のDワードで表すことが出きる
場合を示している。最初の情報をDワードで設定し、2
つ目以降のリンクの情報は、そのDワードを適用させる
リンク数を設定することで、それぞれのリンクに対して
Dワードを接続しなくても良いようにしている。ここで
は2つ目のDワードを1101のコードとし、Nワード
で8bitの数値ワードを後続させ、同一情報数N1
設定している。このように同一情報を表すDワードに後
続しているDワードを後続ワード指示子として用いてN
ワードを後続させ、このNワード(同一リンクの数に応
じて、数値ワードを1〜2ワード後続させる場合があ
る。)により、同一情報数を設定している。受信側で
は、コードが1101のDワードの前に位置するDワー
ドの渋滞度データを指定された数の連続リンク、この場
合、n〜n+(N1−1)の各リンクに対して振り当て
ることになる。前述したように、Dワードを後続ワード
指示子として用いた場合、そのDワードは、リンクに対
応する情報、すなわち渋滞度のデータとしては扱われな
い。
【0076】その後の異なる渋滞度情報は、Nワードに
よる数値ワードに後続するDワードで指定する。そのD
ワードの拡張フラグDfが00であるばあい、そのデー
タは、リンク番号n+N1のリンクのデータとなる。再
度、同一情報が続く場合は、前述したようなことが繰り
返される。
【0077】図11は、接続されるリンク番号にスキッ
プがある場合のワード結合状況の例を示す図である。こ
こでは、Lワードにより指定された最初のリンク番号n
とこれに接続されるリンク番号との間にスキップがある
場合を示している。R、M、Lのワードについては省略
する。最初のDワードで最初のリンクnの情報を設定
し、このリンクに接続している次のリンクで、スキップ
しているリンク番号のリンクを、Dワードを後続ワード
指示子として用い設定する。そのDワードでNワードを
指定し、ここで、番号をスキップする数値が設定され
る。この例では、Nに後続する2ワードの数値ワードで
スキップする数値N1を指定している。これに後続する
Dワードの情報は、この更新されたリンク番号n+N1
のデータとなる。さらにDワードが後続する場合、その
Dワードの情報は、更新されたリンク番号の次のリンク
番号n+N1+1に振り当てられる。以下、同様な態様
でそれぞれのワードが結合される。
【0078】図12は、部分渋滞、同一のリンク番号に
複数情報を指定する場合、すなわち連続するリンク番号
に対してそれぞれ異なる情報をそれぞれのDワードを使
用して表している途中で、1つのリンク上に、複数箇所
に渋滞があり、それを表現する場合の例を示す。最初に
Dワードのコード1100を使用する場合と、拡張フラ
グDfの01を使用する場合を示している。最初の複数
渋滞の部分は、渋滞度がそれぞれ異なる場合であり、次
の複数渋滞部分は渋滞度が同一の場合である。部分渋滞
を起こしているリンクn+2について、拡張フラグDf
=10としてEワードを後続させるようにし、渋滞度デ
ータを含めたDワードで設定する。そして指定したEワ
ードにより渋滞長Jワードを指定し、Jワードにより先
頭位置を省略(そのリンクの始まりが先頭位置の場合、
省略可能)して、渋滞長を後続させている。この渋滞長
の内容は、その前のDワードで示している渋滞度であ
る。そしてDワードが後続する。ここで、このDワード
のコードを1100として、部分渋滞を指定し、さらに
Dワードを後続指定している。このDワードにおいて次
の渋滞情報の渋滞度を新たに指定している。このDワー
ドの拡張フラグDf=10によるEワード後続指定によ
り、Eワードを後続させ、このEワードにより、P、J
ワードを後続指定し、PワードそしてJワードを続けて
いる。その後は新たなリンク番号n+3の情報をDワー
ドが後続することになる。ここまでのJ、P、Jそれぞ
れのワードは、リンク番号n+2に対する情報となる。
【0079】ここで、部分渋滞指定のDワードに後続す
るDワードは、渋滞度情報を持つDワードであり、本来
ならば、対応するリンク番号の更新を含む操作が行われ
るはずであるが、部分渋滞指定のDワードに後続するD
ワードであるので、対応リンク番号の操作は行われず、
対応リンク番号は不変である。
【0080】次に、リンク番号n+mのリンクにおい
て、3箇所の同一渋滞度の部分渋滞が有る場合で、Pお
よびJの単位ビットを使用して、P、J、Tのワード組
を、計3回後続させている。最初のP、Jのワードのb
it8はともに1であり、2回目のP、Jも同様であ
る。これは、部分渋滞を示し、さらにP、Jの組が後続
することを示している。3回目の組の組合せが、共に1
でない場合に、その組で終了し、その共に1ではないコ
ードがこの3組の数値の単位として定義される。ここ
で、P、J、Tの組となっているのは、提供モードでそ
のようにしているからである。そのために、P、Jと続
いたワードの次にはTワードが後続し、この後のP,
J,Tの順序でワードが続く。これらの3組のP、J、
Tの情報は、リンク番号n+mのリンクに対する情報と
して扱われる。PおよびJの単位ビットについては、図
6に示している。提供モードで、Tワードを指定してい
ない場合、この図から、Tワードは除かれる。
【0081】この後、新たなn+m+1のリンク番号に
対応するDワードが後続する。この後、その前と同じワ
ードが繰り返される。
【0082】ここで3組目のP、Jのワードの単位ビッ
トの組合せが部分渋滞を示さない場合には、それは部分
渋滞情報の終了を意味し、同時にその前の組のP、Jの
数値に対して距離の単位を与える。これらの3組のP、
J、Tによる情報は、リンク番号n+mに対するデータ
である。P、Jのワードは、Pの次にJの順序となり、
逆に設定することは無い。
【0083】以上、説明したように本発明の実施形態で
は、従来の基本情報の4バイトに含まれていたそれぞれ
の項目、すなわち、提供形態、時種、情報数、モード、
連続リンク番号、リンク種別、先頭リンク番号を分割し
て、基本的には4バイト単位に構成されるワードとし、
これらのワードを、いわゆるデータ情報、本発明の実施
形態ではDワードから単独に、あるいは複合して後続さ
せるようにしている。
【0084】具体的には、Dワードから、リンク番号操
作をするLワードを後続させること、さらに、連続する
リンク途中においてリンク同一情報数の指定およびリン
ク番号のスキップ状態に適応してリンク番号の操作を可
能にするNワードの指定、また、詳細な渋滞情報のP、
J、Tそれぞれのワードを柔軟に指定可能とする拡張の
ためのEワードの指定、また最初の設定の道路種別から
始める場合の指定、をさせている。
【0085】また別の視点では、最初にこそ従来の基本
情報における情報を、R、M、Lそれぞれのワードで構
成している形になっているが、その後は、Dワードを中
心にして必要な操作、すなわち、リンク番号の操作とそ
れぞれのリンク番号に対する情報の設定を柔軟に行える
ようにしている。
【0086】また、従来の基本情報に相当する、R、
M、Lのワードについても、そのワードを構成する特定
のビットを、R、Mワードを固定の1とし、Lワードは
0とすることで、コード1111のDワードから呼び出
された際に、この特定ビットを判断することでR、Mワ
ードの省略を可能としている。また同一種類のワード
(本発明の実施形態では、M、P、J、Tそれぞれのワ
ード)を複数指定して後続させるようにして複雑な指定
を可能としており、またMワードにおいては将来におけ
る拡張への余地を残している。
【0087】また、4ビット単位にそれぞれのワードを
構成したことで、伝送形式または符号化を統一するため
のダミーデータの発生を無くしている。
【0088】また、それぞれのワード、特に数値を扱う
ワードに関しても、その数値の大きさに応じて必要なビ
ット数、すなわち4ビットと8ビットのワードを選択可
能にしている。
【0089】また、一度、拡張を使用した場合、その後
におけるDワードにおいて、既に拡張指定されているそ
のDワードの拡張フラグDfで、その拡張の使用と不使
用を指定可能にしている。
【0090】具体的には、図2に示すように、リンクの
情報を表すDワードから、後続ワード指示詞としてのD
ワードを経由してダイレクトにR、Lのワードや同一情
報数やリンク番号スキップ数を表すNワードに、そして
渋滞の複数の部分渋滞を表す詳細データのP、J、Tの
ワードには拡張のためのEワードを経由しダイレクト
に、接続可能にしている。
【0091】後続ワード指示子としてのDワードの位置
づけは、Rワードにおいて後続される数値ワードを除い
て、何らかの形でワードに指定されそのワードに後続す
るワードの次には、約束事として必ずDワードが接続さ
れることにしているので、Dワードに分類している。受
信側で見た場合、後続ワード指示子としてのDワード
は、形式的にも、図4に示すことから理解されるよう
に、Dワードとしてのビット解析の結果として判断さ
れ、決定される。
【0092】以上において、本発明を、実施形態を例に
して説明してきたが、本発明の基本から逸脱することな
く、本発明を利用して色々な実施形態が考えられる。
【0093】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、従来
の基本情報の4バイトに含まれていたそれぞれの項目、
すなわち、提供形態、時種、情報数、モード、連続リン
ク番号、リンク種別、先頭リンク番号を分割して、基本
的には4バイト単位のビット数により構成されるワード
とし、これらのワードのそれぞれを、いわゆるデータ情
報、本発明の実施形態ではDワードから単独に、あるい
は複合して後続させるようにしたので、具体的には、D
ワードから、リンク番号操作をするLワードを後続させ
ること、さらに、連続するリンク途中においてリンク同
一情報数の指定およびリンク番号のスキップ状態に適応
してリンク番号の操作を可能にするNワードの指定、ま
た、詳細な渋滞情報のP、J、Tそれぞれのワードを柔
軟に指定可能とする拡張のためのEワードの指定、また
最初の設定の道路種別から始める場合の指定、をさせて
いるので、リンク番号のスキップの問題、同一リンク上
における複数の詳細な渋滞情報、同一情報等に対して、
少ないビット数を使用して、それぞれの状況における交
通情報を柔軟に構成することが可能になった。
【0094】また、最初にこそ従来の基本情報における
情報を、R、M、Lそれぞれのワードで構成している形
になっているが、その後は、Dワードを中心にして必要
な操作、すなわち、リンク番号の操作とそれぞれのリン
ク番号に対する情報の設定を柔軟に行えるようにし、従
来の基本情報に相当する、R、M、Lのワードについて
も、そのワードを構成する特定のビットを、R、Mワー
ドを固定の1とし、Lワードは0とすることで、コード
1111のDワードから呼び出された際に、この特定ビ
ットを判断することでR、Mワードの省略を可能とし、
また同一種類のワード(本発明の実施形態では、M、
P、J、Tそれぞれのワード)を複数指定して後続させ
るようにしているので、リンク番号のスキップの問題、
同一リンク上における複数の詳細な渋滞情報、同一情報
の問題に適応し、さらには、拡大するVICS対象エリ
アに備えての、伝送データの多量化に備えることを可能
にすることができる。
【0095】また、4ビット単位にそれぞれのワードを
構成したことで、伝送形式または符号化を統一するため
のダミーデータの発生を無くしている。
【0096】また、それぞれのワード、特に数値を扱う
ワードに関しても、その数値の大きさに応じて必要なビ
ット数、すなわち4ビットと8ビットのワードを選択可
能にしてビット数の低減を図ることができ、さらに、一
度、拡張を使用した場合、その後におけるDワードにお
いて、その拡張フラグDfで、既に拡張指定されている
その拡張の使用と不使用を指定可能にし、同様にビット
数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデータそれぞれの構成を示す図で、また
それぞれのデータの結合の概要を示す図である。
【図2】本発明を適用した実施形態の例を示す図であ
り、渋滞情報の符号化、あるいは渋滞情報を構成するそ
れぞれのデータの結合の様子と、それぞれのデータの内
容を、概略的に示す図である。また、本発明の実施形態
を、受信側からみた様子を示している図である。
【図3】本発明の実施形態におけるそれぞれのワードの
構成と機能概要を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるDワードの構成と機
能概要を示す図である。
【図5】本発明の実施形態におけるNワードの構成と機
能概要を示す図である。
【図6】本発明の実施形態におけるP、J、Tそれぞれ
のワードの構成と機能概要を示す図である。
【図7】本発明の実施形態におけるそれぞれのワードの
結合状況の1例を示す図であり、リンク番号の拡張機能
を使用しない場合を示す図である。
【図8】本発明の実施形態におけるそれぞれのワードの
結合状況の1例を示す図であり、Dワードで拡張し、渋
滞詳細情報を続く2つリンクで指定した場合を示す図で
ある。
【図9】本発明の実施形態におけるそれぞれのワードの
結合状況の1例を示す図であり、小旅行時間モードで、
一部にTワードで旅行時間を入れた場合を示す図であ
る。
【図10】本発明の実施形態におけるそれぞれのワード
の結合状況の1例を示す図であり、同一情報を処理する
場合を示す図である。
【図11】本発明の実施形態におけるそれぞれのワード
の結合状況の1例を示す図であり、リンク番号をスキッ
プする場合を示す図である。
【図12】本発明の実施形態におけるそれぞれのワード
の結合状況の1例を示す図であり、部分渋滞(リンク番
号同一の複数渋滞)を処理する場合を示す図である。
【符号の説明】
D1 データ情報1 D2 データ情報2 K1 拡張情報1 K2 拡張情報2 R Rワード M Mワード L Lワード D Dワード E Eワード N Nワード P Pワード J Jワード T Tワード t tワード w1〜w7 数値ワード n1、n2 数値 Df Dワードの拡張フラグ n、m、p、q 数値
フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AB12 AC02 AC09 AC13 AC16 5H180 AA01 CC01 CC12 EE18 FF01 FF05 FF12 FF13 FF22 FF32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーナビゲーション等の車載機に道路交
    通情報をリアルタイムで伝送する方法であって、前記道
    路交通情報をデータブロックとしてパケット形式で伝送
    するにあたり、 前記道路交通情報のデータブロックは、道路種別、提供
    モード、道路区分番号操作、渋滞度、渋滞先頭位置、渋
    滞長、道路区分旅行時間についてそれぞれの情報設定の
    ためのそれぞれのワードと、数値設定のためのNワード
    と、数値のワードとを4ビット単位のビット数からなる
    ワードにより構成し、 さらに、前記渋滞度情報を含んで構成されるDワードの
    指定によりこのワードに後続する拡張のためのEワード
    を含んで構成し、 前記Dワードにおけるそれぞれの指定により、道路種
    別、道路区分番号操作および数値設定のための前記それ
    ぞれのワード、あるいは拡張のための前記Eワードを選
    択的にこの前記Dワードに後続させ、 この前記後続させたワードにおいてさらに後続させるワ
    ードを指定し、ここで最後に後続したワードの次に新た
    なDワードを接続するようにすることで、 前記データブロックの途中においても、開始道路区分番
    号の指定、同一情報数の指定、道路区分番号スキップの
    場合のスキップ数値の指定、そして詳細渋滞情報の指定
    を行って指定した前記種々のワードを接続し、 効率的でしかも少ない容量のビット数で渋滞情報を伝送
    可能としたことを特徴とする道路交通情報のデータブロ
    ック符号化方法。
  2. 【請求項2】 カーナビゲーション等の車載機に道路交
    通情報をリアルタイムで伝送する方法であって、前記道
    路交通情報をデータブロックとしてパケット形式で伝送
    するにあたり、 前記道路交通情報のデータブロックは、道路種別、提供
    モード、道路区分番号操作、渋滞度、渋滞先頭位置、渋
    滞長、道路区分旅行時間についてそれぞれの情報設定の
    ためのそれぞれのワードと、数値設定のためのNワード
    と、数値のワードとを4ビット単位のビット数からなる
    ワードにより構成し、 対象道路区分番号を特定するために、所定の道路区分番
    号操作のためのLワードを用いて設定し、 前記Lワードあるいは前記Lワードに後続された数値ワ
    ードの次に、Lワードにより特定された対象道路区分番
    号の道路における渋滞度情報を含むDワードを接続し、 以後において、前記対象道路区分番号を更新しながら、
    それぞれの対象道路区分に対応する情報の前記Dワード
    を連続して接続するにあたり、 ここで、連続して同一内容のDワードを接続するように
    なる場合に、その同一となる情報数を決定し、さらに該
    決定した情報数を表すに必要なビット数を決定し、その
    同一となる最初のDワードに後続させてさらにDワード
    を後続させ、この後続させたDワードにより同一情報が
    現在の対象道路区分番号に続くことを指示し、さらに、
    決定した該ビット数を構成する数値設定ワードあるいは
    数値ワードをさらに後続させ、そして次には、新たな道
    路区分番号の道路における情報のDワードに接続し、 また、それまでの連続した番号となっていた道路区分番
    号がスキップした番号の道路における情報のDワードを
    接続するようになる場合には、そのスキップする番号を
    決定し、さらに該決定した番号を表すに必要なビット数
    を決定し、次に該Dワードを接続し、この該Dワードに
    より現在の対象道路区分番号がスキップすることを指示
    し、さらに、決定した該ビット数の数値設定ワードある
    いは数値ワードをさらに後続させ、そして次には、スキ
    ップした新たな道路区分番号の道路における情報のDワ
    ードに接続することで、 道路区分番号の非連続性に対応し、それぞれの道路区分
    番号の道路における情報を少ない容量のデータで伝送可
    能としたことを特徴とする道路交通情報のデータブロッ
    ク符号化方法。
  3. 【請求項3】 カーナビゲーション等の車載機に道路交
    通情報をリアルタイムで伝送する方法であって、前記道
    路交通情報をデータブロックとしてパケット形式で伝送
    するにあたり、 前記道路交通情報のデータブロックを、道路種別、提供
    モード、道路区分番号操作、渋滞度、渋滞先頭位置、渋
    滞長、道路区分旅行時間についてそれぞれの情報設定の
    ためのそれぞれのワードと、数値設定のためのNワード
    と、数値のワードと、拡張のためのEワードを4ビット
    単位のビット数からなるワードにより構成し、 渋滞度情報を含んで構成されるDワードを拡張フラグと
    渋滞度情報とで構成し、 前記Dワードに対して拡張情報を追加するようにする提
    供モード指定を前記提供モードのMワードにより指定
    し、 道路区分番号操作のためのLワードを使用して、道路区
    分番号を指定し、 前記Lワードに接続され、これに次々と接続されるそれ
    ぞれの情報内容をもつDワードにおいて、拡張フラグに
    指定拡張使用を設定した場合、これを設定したDワード
    に対して、指定された拡張ワードを後続し、該拡張ワー
    ドに後続して、この該拡張ワードに対応した道路区分の
    次の新たな道路区分番号の道路に対する情報をもつ新た
    なDワードを接続し、 前記拡張フラグに拡張無しを設定した場合、これを設定
    したDワードに対して、この該Dワードに対応した道路
    区分の次の新たな道路区分番号の道路に対する情報をも
    つ新たなDワードを接続し、 それぞれの道路区分番号の道路に対する情報の指定に対
    し、柔軟に適応するように構成したことを特徴とする道
    路交通情報のデータブロック符号化方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記それぞれのDワ
    ードに接続して拡張情報を追加するようにする指定の場
    合であって、前記提供モードのMワードにより前記指定
    をした場合、Dワードの拡張フラグで、拡張のためのコ
    ードを指定し、そのDワードにより後続させたEワード
    により、前記指定の内容を変更可能としたことを特徴と
    する道路交通情報のデータブロック符号化方法。
  5. 【請求項5】 カーナビゲーション等の車載機に道路交
    通情報をリアルタイムで伝送する方法であって、道路交
    通情報をデータブロックとしてパケット形式で伝送する
    にあたり、 前記道路交通情報のデータブロックは、道路種別、提供
    モード、道路区分番号操作、渋滞度、渋滞先頭位置、渋
    滞長、道路区分旅行時間についてそれぞれの情報設定の
    ためのそれぞれのワードと、数値設定のためのNワード
    と、数値のワードとを4ビット単位のビット数からなる
    ワードにより構成し、 道路区分番号操作のLワードにより、複数の数値を表す
    ワードを後続させ、この後続する数値ワードで、複数種
    類のリンク番号操作をするようにし、 渋滞度情報を含んで構成されるDワードにより数値指定
    ワードを指定し、この数値指定ワードで数種の数値ワー
    ドを後続させることを指定して所定の数値ワードを後続
    させ、この数値ワードで、同一情報数あるいはリンク番
    号スキップの場合のスキップ数値を指定し、 さらに、前記Dワードの設定により前記Lワードを後続
    させることを指定可能とし、 複数のリンク(道路区分)に対する道路区分番号のスキ
    ップを含む道路区分番号のランダム化と、複数のリンク
    (道路区分)に対する同一情報の指定に適応するように
    構成したことを特徴とする道路交通情報のデータブロッ
    ク符号化方法。
  6. 【請求項6】 カーナビゲーション等の車載機に道路交
    通情報をリアルタイムで伝送する方法であって、前記道
    路交通情報をデータブロックとしてパケット形式で伝送
    するにあたり、 前記道路交通情報のデータブロックを、4ビット単位の
    ビット数からなる複数のワードの組合せにより構成し、 道路区分番号の操作を表し、このビット構成により後続
    するデータ種類と数値のワード数を指定するリンク番号
    操作のためのLワードと、 単一の道路区分の渋滞度情報と拡張フラグを含み、拡張
    フラグの複数の特定コード時に渋滞度のコードと併せて
    複数の後続させるワード種類を指定するDワードと、 道路区分に関する数値設定、および同一情報数を指定す
    る数値設定ワードであり、そのビット構成で表される0
    〜31のバイナリ値の0と1を使用し、0の場合、1ワ
    ードを後続させ、1の場合、2ワードを後続させる数値
    設定のためのNワードと、 数値ビットとその単位ビットから構成されるワードであ
    り、渋滞先頭位置ワード(P)と渋滞長ワード(J)
    は、これらが1つづつ組み合わされた際に、両者の単位
    ビットの組合せの特定コード時に同一道路区分内で複数
    箇所の渋滞が発生していることを示し、この後に再び前
    記渋滞先頭位置ワードと前記渋滞長ワードの別の組を後
    続させ、その後続する前記渋滞先頭位置ワードと前記渋
    滞長ワードの組の単位ビットの組合せにより、前記2組
    それぞれの数値の単位を決定するようにしている渋滞先
    頭位置ワード(P)と渋滞長ワード(J)と、を含み、 道路区分番号のスキップ、同一道路区分上の複数箇所の
    渋滞指定、連続する複数の道路区分に対する同一情報数
    指定に適応するように構成したことを特徴とする道路交
    通情報のデータブロック符号化方法。
  7. 【請求項7】 カーナビゲーション等の車載機に道路交
    通情報をリアルタイムで伝送する方法であって、前記道
    路交通情報をデータブロックとしてパケット形式で伝送
    するにあたり、 前記道路交通情報のデータブロックは、道路種別のため
    のRワード、提供モード、道路区分番号操作のためのL
    ワード、渋滞度情報のためのDワード、渋滞先頭位置、
    渋滞長、道路区分旅行時間についてそれぞれの情報設定
    のためのそれぞれのワードと、数値設定のためのNワー
    ドと、数値のワードと、拡張のためのEワードを含んで
    構成し、 前記Dワードは、渋滞度情報と2ビットの拡張フラグD
    fとを含んで構成し、 前記フラグDfの第1は、これを含むDワードに対して
    追加すべきデータが無いことを表し、 前記フラグDfの第2は、既に指定されている拡張のた
    めのワードを、このフラグDfを含むDワードに後続さ
    せることを表し、 前記フラグDfの第3は、これを含むDワードに対して
    前記Eワードを後続させて、このEワードによる指定
    で、渋滞先頭位置、渋滞長、道路区分旅行時間を表すワ
    ードを選択的に後続させることを表し、 前記フラグDfの第4は、これを含むDワードは道路区
    分番号のデータとしての対応関係を持たず、これを含む
    Dワードの渋滞度を表すビットの組合せにより、これを
    含むDワードに後続するワードを指示する機能を表し、 該機能の1つは、リンク番号に対応させない次の新たな
    Dワードを後続させ、 該機能の1つは、前記Nワードを後続してその数値によ
    り同一情報数を表し、 該機能の1つは、前記Nワードを後続させてその数値に
    より対応する道路区分番号スキップ数を指定し、さらに
    後続する渋滞度情報を含むDワードは該スキップ数だけ
    スキップした道路区分番号の情報を表すようにし、 該機能の1つは、部分終了を表して、後続ワードとして
    RワードまたはLワードを予定するようにして、 効率的でしかも少ない容量のビット数で渋滞情報を伝送
    可能としたことを特徴とする道路交通情報のデータブロ
    ック符号化方法。
JP28219999A 1999-10-01 1999-10-01 道路交通情報提供システム Expired - Lifetime JP3872618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28219999A JP3872618B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 道路交通情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28219999A JP3872618B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 道路交通情報提供システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001101580A true JP2001101580A (ja) 2001-04-13
JP3872618B2 JP3872618B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=17649368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28219999A Expired - Lifetime JP3872618B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 道路交通情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3872618B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109173A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Clarion Co Ltd 道路走行支援方法及び道路走行支援用車載装置
JP2003109182A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Clarion Co Ltd 道路走行支援方法、道路走行支援システム及び道路走行支援用車載装置
CN115311846A (zh) * 2022-06-24 2022-11-08 华东师范大学 一种结合货车任务状态的厂区道路拥堵预测方法及预测系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109173A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Clarion Co Ltd 道路走行支援方法及び道路走行支援用車載装置
JP2003109182A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Clarion Co Ltd 道路走行支援方法、道路走行支援システム及び道路走行支援用車載装置
JP4675528B2 (ja) * 2001-09-27 2011-04-27 クラリオン株式会社 道路走行支援方法及び道路走行支援用車載装置
CN115311846A (zh) * 2022-06-24 2022-11-08 华东师范大学 一种结合货车任务状态的厂区道路拥堵预测方法及预测系统
CN115311846B (zh) * 2022-06-24 2023-08-11 华东师范大学 一种结合货车任务状态的厂区道路拥堵预测方法及预测系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3872618B2 (ja) 2007-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100576282C (zh) 用于提供包括道路的子道路的交通信息的方法和装置
EP0769181B1 (de) Einrichtung zur information eines fahrzeugführers
CA2734366C (en) Traffic information client device
US7046168B2 (en) Inter-vehicle communication method and device
CN101627282B (zh) 向用户提供拥塞和行程时间信息的方法和装置
KR100972064B1 (ko) 차량 운행을 위한 정보를 제공하고 이를 이용하는 방법
WO2003073396A1 (fr) Appareil et procede de transfert de releve de position
KR101054633B1 (ko) 메시지 코드화 방법, 메시지 디코드화 방법, 및 메시지를수신 및 평가하기 위한 수신기
US20080033632A1 (en) Apparatus for providing traffic information for each lane and using the information
EP2131340B1 (en) Transmitter and receiver of traffic information including generation time and corresponding methods
US6633808B1 (en) Method for transmitting traffic information
US6996089B1 (en) Method of transmitting digitally coded traffic information and radio receiver for same
KR20060119739A (ko) 구간 통과시간에 대한 예측정보를 제공하고 이를 이용하는방법 및 장치
KR20060119741A (ko) 소통상태의 추이정보를 제공하고 이를 이용하는 방법 및장치
EP1617179B1 (en) Position information identifier providing system, and position information identifier transmitting method and device
JPH0887234A (ja) 道路情報提供システム
KR100414355B1 (ko) 시변 지리 정보를 제공하는 방법과 시스템 및 이를 위한사용자 장치
EP1889241B1 (en) Providing traffic information including composite links
JP2002533854A (ja) セグメントの縦断的な状態識別方法及び装置
JP2001101580A (ja) 道路交通情報のデータブロック符号化方法
US20070252680A1 (en) Method for the Output of Text Information Via a Display
JPH08265281A (ja) ディジタルコーディングされ受信された交通情報メッセージの送出装置
JPH09212795A (ja) 無線呼出網を利用した交通状況情報提供システム及びその方法
JP2005117398A (ja) データ放送用情報生成プログラム、データ放送用情報送信装置、データ放送用情報受信装置ならびにvics情報生成プログラム、vics情報送信装置、vics情報受信装置
Davies The radio system-traffic channel

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060609

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20060711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060809

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3872618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term