JP2001101392A - 画像を自動的にレジストレーションする方法 - Google Patents

画像を自動的にレジストレーションする方法

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    • G06T2207/30004Biomedical image processing
    • G06T2207/30101Blood vessel; Artery; Vein; Vascular

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元ディジタル・サブトラクテッド血管造
影画像を回転血管造影シーケンスから再構成された3次
元画像に関するデータと比較することにより、2次元と
3次元の血管造影画像を自動的にレジストレーションす
る方法を提供すること。 【解決手段】 この回転血管造影シーケンスにおいて
は、画像内の歪み領域が評価され、円錐投影マトリック
スが評価され、かつその歪み領域および円錐投影マトリ
ックスに基づく初期レジストレーションと完全なレジス
トレーションとの間の差に等しい空間的固定変換に対す
る近似が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理の分野に関
し、詳細には2次元および3次元放射線画像の分野に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、放射線装置は、X線管な
どの放出手段と、この放出を受け取る手段とを備える。
この受け取り手段としては、半導体検出器、シンチレー
タあるいはCCDタイプのビデオ・カメラなどである。
【0003】X線の放出手段および受け取り手段は、1
つまたは複数の軸を有する可動システムにより支持され
ており、様々な入射角での撮影が可能である。受け取り
手段は画像処理手段と接続されており、受け取り手段が
収集した一連の2次元画像から3次元画像の作成を可能
にしている。
【0004】3次元画像と、血管造影部位内でのカテー
テルの配置など、患者がある具体的な処理を受けている
段階で撮影された2次元画像の間で良好な一致が得られ
ることが重要であり、これにより2次元画像内でのカテ
ーテルの動きを追跡することが可能となる。これは3次
元画像内でも同様である。
【0005】サブトラクテッド血管造影画像を自動的に
レジストレーションする方法は、CARS’99で出版
されたKERRIEN、LAUNAY、BERGER、
MAURINCOMME、VAILLANTおよびPI
CARDによる記事「Fully automatic
3D/2D Subtracted Angiogr
aphy Registration」(Procee
dings of the 13th Interna
tional Congress and Exhib
ition、Paris、1999年6月23〜26
日)より周知である。この記事には、脳血管新生の再構
成された3次元画像が多数のサブトラクテッド血管造影
画像から得られること、また介入的神経学(inter
ventional neurology)において
は、瞬時に撮られた複数の2次元画像上に、再構成され
た3次元ボリュームをレジストレーションすることは有
益であることが指摘されている。
【0006】介入的放射線学(interventio
nal radiology)においては、操作者が、
カテーテルが可能な最適な精度で患者の体内に位置して
いることを任意の時点で認識できることが望ましい。現
時点では、操作者はDSAと呼ばれるディジタル・サブ
トラクテッド血管造影画像からこの情報を引き出すこと
ができる。操作者はこのDSAを術前の磁気共鳴像と関
連付けるが、その関連付けは操作者の解剖学的知識に頼
っている。とりわけ、DSA画像により極めて高い空間
分解能をもつリアル・タイム撮像が提供される。さら
に、回転血管造影シーケンスによる「3DXA」と呼ば
れる血管の3次元再構成もまた、最近使用されている。
回転血管造影シーケンスは、出力上にこの3DXA画像
を作成するため、X線管およびカメラを半周以上高速に
回転させて、断層撮影アルゴリズムの入力上の投影であ
る約50枚のDSA画像を撮影する。本技法に関する詳
しい情報は、「Localization and 3
D reconstruction from ste
reotaxic angiograms」(Nati
onal Polytechnic Institut
e of Lorraine、Nancy、Franc
e、1996)と題するLAUNAYの博士論文を参照
されたい。
【0007】こうした再構成により血管構造を極めて妥
当に評価することが可能となる。さらに、これらの3次
元画像は、最大強度投影、アイソ・サーフェス、ボリュ
ーム・メルティング、バーチャル内視鏡、さらには再フ
ォーマット断面などの幾つかの視覚化のタイプに従って
リアル・タイムで使用することができる。さらに、これ
らの3次元画像は、操作者の診断に対する支援となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、レジストレ
ーション方法の改善に関するものである。
【0009】さらに、本発明は、短い計算時間でミリメ
ートル級あるいはミリメートル以下級の精度をもつレジ
ストレーション方法に関するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】自動的にレジストレーシ
ョンするこの方法は、2次元と3次元の血管造影画像を
目的とするものであり、2次元ディジタル・サブトラク
テッド血管造影画像を回転血管造影シーケンスから再構
成された3次元画像上のデータと比較することによる。
この回転血管造影シーケンスにおいて、画像内の歪み領
域が評価され、円錐投影マトリックスが評価され、つい
でその歪み領域および円錐投影マトリックスに基づく初
期レジストレーションと完全なレジストレーションとの
間の差に等しい空間的リジッド変換により近似が行われ
る。移動成分と回転成分より構成されるリジッド変換で
は、その回転成分は既知であるとして移動成分による近
似を行い、ディジタル・サブトラクテッド血管造影画像
と再構成された3次元画像データとの相関が最大となる
時点でその最適な変換が達成される。
【0011】残りのレジストレーション誤差は、撮像手
段の基準座標内で再構成された3次元画像の移動および
回転における位置決め誤差によるものと考えられる。
【0012】再構成された3次元画像データと2次元デ
ィジタル・サブトラクテッド血管造影画像との間の差
は、修正光束技法により決定されるリジッド変換にひき
続くわずかな変位によるものと見なすことができる。
【0013】再構成された3次元画像データは、再構成
された3次元画像の最大強度の円錐投影により得られた
2次元画像と関連させることが好ましい。このタイプの
投影では、単一のボクセルと各々のピクセルをリンクさ
せる。所与の瞬間における空間座標のうちの1つの値と
して選択されるボクセルの深度は、投影された各々のピ
クセルに適用することができる。
【0014】有利な点は、ディジタル・サブトラクテッ
ド血管造影画像の各変位において、再構成された3次元
画像の投影を新たに計算することなく、元の2次元画像
から新たな2次元画像が計算されることである。必要と
なる計算の継続時間は、数時間から1〜2分までかなり
軽減される。
【0015】本発明の第1の実施の態様では、その初期
レジストレーションは、既知の3次元位置のマーカー・
ユニットにより与えられる。
【0016】本発明の別の実施の態様では、その初期レ
ジストレーションは、血管造影装置の較正により与えら
れる。
【0017】したがって、初期レジストレーションから
始めて、ディジタル・サブトラクテッド血管造影画像と
再構成された3次元画像データとの間の相関を最大とす
ることにより、移動の初期誤差を少なくすることができ
る。また、修正光束技法によりレジストレーションを精
査することにより、手術の間、とりわけ介入的神経外科
学または放射線医学(interventional
neurosurgery or radiolog
y)の手術に実際に使用するのに十分な、ミリメートル
級あるいはミリメートル以下級の精度のレジストレーシ
ョン補正を行うことができる。このレジストレーション
のための計算は、たかだか数分(ないしは数十秒)で可
能である。
【0018】本発明は、具体的には、血管を観察できる
ようにした3次元画像を伴う放射線撮影に適用される。
こうした画像の情報内容はわずかである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、以下に述べる実施の形
態の詳細な説明を検討することによりさらに理解が深め
られるだろう。
【0020】本発明によりDSA画像と3DXA画像を
マッチングさせることができる。
【0021】本明細書において「DSA画像」とは、取
得したシーケンス内で第N行までの最大不透明度をもつ
画像のことである。すなわち、結果として得た画像の各
ピクセルはそのシーケンスのN枚の第1の画像上、また
は取得シーケンス内の第N行の画像上にある最小の値を
とる。その画像の第N行はユーザにより選択されるか、
あるいは取得の率に対して一定の値とする。
【0022】さらに、3DXAボリュームは円錐「MI
P」(最大強度投影)と呼ばれるビュー(view)に
投影される。3DXAボリュームの各ボクセルは、その
ボクセルのサイズに等しい半径をもつ球と見なすことが
でき、画像平面に投影される。各ピクセルの最終の値
は、その平面内に投影される最大値となる。このように
して得られた画像は、「MIP画像」と記載される。別
法として、各ピクセル内のボクセルの値を加算すること
により円錐投影を使用することも可能である。
【0023】2つの画像間のレジストレーションは、画
像の歪み領域を評価することにより実施できる。この技
法は、KERRIEN、VAILLANT、LAUNA
Y、BERGER、MAURINCOMMEおよびPI
CARDによる記事「Machine precisi
on assessment for 3D/2Ddi
gital subtracted angiogra
phy images registration」
(SPIE Medical Imaging、Vol
ume 3338、39〜49ページ、1998)によ
り知ることができる。
【0024】画像内の歪み領域の評価後、円錐投影マト
リックスによる評価が行われる。較正を行うと、このマ
トリックスの内因性パラメータを見つけ出すことがで
き、その外因性パラメータを以下に述べるようにして決
定できる。
【0025】一旦校較正されると、放射線装置は初期レ
ジストレーションを供給する。この初期レジストレーシ
ョンは、3次元空間におけるリジッド変換(回転+移
動)によって完全レジストレーションとして求められる
レジストレーションとは異なる。リジッド変換は、低振
幅の回転成分をもち、また移動成分は未知と考えること
ができる。
【0026】初めに、完全に既知である投影マトリック
スの回転成分を考察することにより移動成分が見つけ出
される。その最適位置は、DSA画像のMIP画像に対
するセンター標準化相関が最大となった時点において得
られる。残留レジストレーション誤差は、得られたレジ
ストレーションに対応するカメラ・マークでの3DXA
ボリュームの回転および移動の双方の僅かなポジショニ
ング誤差によるものと仮定できる。3DXAボリューム
は僅かなリジッド変換に従って移動するので、そのMI
P画像は時刻t1で得られたと考えられる。時刻t2で画
像が取得され、DSA画像が得られる。現在のMIP画
像とDSA画像の間で観察される見かけの動きにより、
求める僅かなリジッド変換に関する情報が与えられる。
この情報は、修正光束技法により引き出される。
【0027】DSA画像IdとMIP画像Imの間のセン
ター標準化相関は次式により定義される。
【数1】 上式において、Dは両画像に共通の領域、またI ̄d
よびI ̄m(本明細書において、 ̄はその左側の文字の
上に来るべきであるが、そのような処理ができないので
ずらして表示する)はそれぞれ画像IdおよびImの平均
である。ここで、現在のレジストレーションは投影マト
リックスMにより与えられると考えることができる。移
動D=(Dx、Dy、Dz)により、Mと異なるあらたな
投影マトリックスM’が求められる。そのボリュームを
マトリックスMに従いかつ移動の後に得られる最終画像
内の座標位置(u’、v’)に投影する。そして、これ
により得られる初期画像内の座標位置(u、v)に投影
される点Pを考えることで、次式が得られる。
【数2】
【0028】次いで、マトリックスMを、Toscan
iの方法(「System ofcalibratio
n and perception of movem
ent in artificial vision」
(G.Toscaniの博士論文、Universit
e de Paris Sud、Orsay、198
7))によって標準化し、これにより次式が導かれる。
【数3】
【0029】この式により移動D→(本明細書におい
て、→はその左側の文字の上に来るべきであるが、その
ような処理ができないのでずらして表示する)の読み取
りが可能となる。DxおよびDyにより初期画像の移動が
生じ、項Dzによりズームが生じる。画像の左上方の角
を中心にして、次いで画像内の構造の移動を伴わせる。
パラメータへの依存は最適化に有害である。
【0030】ここで、画像の中心(Uc、Vc)に対して
ある拡大率をもつ画像平面に平行な移動(du、dv)
の場合には、次式となる。
【数4】
【0031】これらのパラメータは独立であり、各々が
より直観的であるという事実のために、相関の最適化に
十分に役立つ。しかし、これらのパラメータはベクトル
D→と等価ではない。実際、sは点Pの座標X、Yおよ
びZによって決まる。したがって、発明者らはsがその
ボリュームを通して一定であると考えた。すなわち、こ
のボリュームが点であると考えたことと同じ意味であ
る。3DXAボリュームの再構成は、その焦点距離が例
えば1メートル程度である焦点とその画像平面との中間
に位置する、例えば直径が15cmの球を占めるものと
推定することができる。この近似は十分なものである。
というのは、得られたマトリックスにより、sの変動が
1%程度であることが示されているからである。したが
って、この前提は有効であり、上記の2つの式を確定
し、ベクトルD→と3つのパラメータ(du、dv、
G)の間の全単射(bijection)が決定され
る。
【0032】これら3つのパラメータの最適化の手順は
以下の通りである。・低分解能、例えば64×64ピク
セルの網羅的な探索。パラメータの変動の限界は血管造
影装置により設定されるか、あるいは粗い基準による。
これは、2つの画像がその表面の少なくとも4分の1に
わたって重なり合うことである。・パラメータの空間の
マークの各軸に沿った網羅的な探索よりなる最大分解能
探索。探索空間を作成するために修正するパラメータは
一度に1つだけとする。したがって、3つのパラメータ
の場合では、発明者らが行った相関計算は26回ではな
く、6回のみである。最後に、パラメータGはその大き
さおよび影響に関してduおよびdvと極めて異なるこ
とに留意すべきである。発明者らはパラメータGの最適
化と、duおよびdvの共通の最適化を交互に行ってい
る。(高分解能をもつ)軸平面で動作するパラメータ
と、(分解能のより低い)これに対する直交方向で影響
を与えるパラメータとは、このようにして区別される。
【0033】DSA画像とMIP画像の間の相関を最大
にするパラメータの値du、dvおよびGが見つかった
ら、その投影マトリックスMをこれに従って修正し、3
DXAボリュームを投影させて新たなMIP画像を作成
する。この新しい画像はDSAに十分に近いものである
ため、これを利用して光束の計算を行うことができる。
MIP画像とDSA画像との差は、カメラのマークでの
3DXAボリュームの位置に関する誤差により説明でき
る。この誤差は僅かなリジッド変位に類似したものであ
る。
【0034】時刻tにおける空間位置P=(X、Y、
Z)と、この位置Pから、僅かなリジッド変位により移
動した時刻t’の位置P’=(X’、Y’、Z’)を考
える。僅かなリジッド変位は、回転R=RAB
C(A、BおよびCは3次元基準座標系の基底ベクトル
の周りの回転の角度)と、移動T→=(U、V、W)よ
り構成されており、次式が得られる。
【数5】
【0035】移動が僅かであるという前提において、次
式が得られる。
【数6】
【0036】カメラの内部基準座標系において、点Pは
この画像の座標(u、v)のピクセル上に、次式に従っ
て投影される。
【数7】 ここで、αはそのカメラに関するピクセル・サイズに対
する焦点距離の比である。この式を時間に関して微分
し、前述の式を組み合わせることにより次式が得られ
る。
【数8】
【0037】1/Zの項を除けば、この式は、画像平面
の変換にほぼ対応する。これはP’−Pを規定している
式の見かけ上の移動による3次元移動の分解能により生
じた問題である。6つのパラメータのうち、解くことが
できるのは5つのパラメータのみである。というのは、
変数Zが与える視野内の対象の深度に関しては不確定の
ままだからである。対象が画像平面と平行に移動する
と、2倍の小ささで、光学中心から2倍の近さに位置
し、かつ第1の移動と平行であるが2倍の弱さの移動に
より駆動されるような対象と同じ見かけの移動を生じる
ことになる。しかし、発明者らはMIPタイプの投影を
利用することができる。実際に、この投影により単一の
ボクセルは各ピクセルに連結される。各ピクセルに対し
て、MIP投影の計算に関し、発明者らはZの値として
選択されたボクセルの深さを連結させている。uおよび
vの導関数を決定する式により、次いで画像内のピクセ
ルの座標を、求められた移動の6つのパラメータと完全
にリンクさせる。
【0038】決定すべき各ピクセルのuおよびvの値が
まだ残っている。光束の前提により、DSA画像とMI
P画像の間の対象の強度は一定である。このことは、2
つの画像が別々の手段により得られ、かつ同じ対象を正
確に表さず、あるケースでは実際の対象であっても、別
のケースでは断層画像再構成であるという意味におい
て、絶対的には守られない。しかし、この考え方に基づ
いて次のように書ける。
【数9】
【0039】この式を前述の式と組み合わせることによ
り、各ピクセルごとに、移動に関する6つのパラメータ
を考慮した2つの式が得られる。そして、発明者らは6
つの未知数に対して広範に決定するシステムに到達し
た。これら未知数は擬似逆数を決定し最小二乗法で解か
れる。
【0040】上述の2つの段階はそのボリュームの多数
のMIP投影に基礎を置いている。これは相関最適化手
順において明白である。
【0041】修正光束の場合では、その結果は定性的に
は良好であるが、定量的には良好ではない。その移動の
大きさは、その方向が正しい場合であっても極めて過小
評価される。そこで、僅かな残留移動の反復分解能が使
用される。この場合、多数のMIPタイプ投影、すなわ
ち一反復あたり1つの投影が必要となる。
【0042】現在、3DXAボリュームの円錐MIPタ
イプ投影の作成には1秒程度かかる。例えば、サイズが
64×64の低分解能画像の場合、低分解能相関の網羅
的計算で必要となる投影の数は、それぞれが32、32
および35に等しいパラメータdu、dvおよびGの各
値の数の積になる。したがって、35840回の相関計
算を実行する。この結果、MIPタイプ投影もこの数と
同じになる。1回の投影計算あたり1秒の割合では、そ
の時間は膨大となる。。
【0043】しかし、式u’およびv’を規定する式と
uおよびvを規定する式により、対応する移動のパラメ
ータ(相関ではdu、dvおよびG、また光束ではA、
B、C、U、VおよびW)が既知であればそれぞれに画
像平面の変換が規定される。したがって、平行移動また
は僅かなリジッド変位の移動を考慮して、3DXAボリ
ュームの再投影を経ることなく元のMIP画像から新た
なMIP画像を計算することができる。その計算時間は
かなり改善される。
【0044】修正光束の場合では、画像平面の変換は、
1/Zの項のために逆転させることができない。このた
め画像にアーチファクトが生じることになる。しかし、
劣化したゾーン、すなわち変換の及ばないピクセルはそ
の位置を特定することができ、式の組を確定する際にこ
れらのピクセルは排除することができる。
【0045】したがって、本発明によりDSA画像と3
DSXAボリュームの間で全体を自動的にレジストレー
ションすることが可能となる。定格が200MHzのU
ltraSparc(登録商標)ステーション上で、試
験を1.5分実施した。基準のレジストレーションは3
次元定位フレームを使用することにより与えることがで
きる。ほぼ垂直に撮影し3DXAボリュームでレジスト
レーションした2つのDSA画像を考えると、動脈の分
岐や顕著な湾曲などの具体的構造を目標として、3DX
Aボリュームで規定したようにカーソルの位置を再構成
することができる。
【0046】換言すれば、DSA画像の血管のボリュー
ム画像に対するレジストレーションの実施は、血管造影
装置の較正によるか、あるいはマーカーの使用により、
3次元平行移動の評価による初期誤差の低減の実施は、
DSA画像とそのボリュームの円錐投影画像、例えばM
IPとの間の相関を最大とし、かつレジストレーション
を精査するために修正光束技法を使用することによる。
【0047】
【発明の効果】したがって、3DXAボリューム内でカ
テーテルの位置を精密に特定すること、3DXAボリュ
ーム内で血流を視覚化すること、画像取得の間の血管造
影装置に対する患者の動きを評価すること、並びに患者
の治療に際し3次元定位フレームを使用せずに済むこと
が可能となる。さらに、実行が困難であり、大きな計算
能力を消費し、かつユーザによる結果の照合という手作
業段階が必要となる画像の事前セグメント化(pres
egmentation)の使用を回避することが可能
となる。さらに、セグメント化をすると、誤差、DSA
画像内での動脈の重ね合わせ、分岐、動脈の湾曲などの
ためにレジストレーションの結果が阻害され、さらに精
度に影響を及ぼす。画像のベース・データから算出され
た変数を使用することにより、高い精度が達成される。
【0048】当業者により、本発明の範囲を逸脱するこ
となく、構造および/またはステップおよび/または機
能に関し様々な修正が可能である。
フロントページの続き (72)発明者 ローレン・ローナイ フランス国・78470・サン レミー レ シェブロ・インパッセ デ サルジ・11 (72)発明者 レジ・ヴェイラン フランス国・91140・ヴィレボン シュー ル イヴェット・プレイス ラブレー・3

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元ディジタル・サブトラクテッド血
    管造影画像と、回転血管造影シーケンスから再構成され
    た3次元画像上のデータとを比較することにより、2次
    元と3次元の血管造影画像を自動的にレジストレーショ
    ンする方法であって、本方法は、 画像内の歪み領域が評価され、円錐投影マトリックスが
    評価され、歪み領域および円錐投影マトリックスに基づ
    く初期レジストレーションと完全なレジストレーション
    との間の差に等しい空間的リジッド変換により近似が行
    われ、 該リジッド変換が移動成分と回転成分とを含み、その回
    転成分を既知とみなして移動成分により近似を行い、 ディジタル・サブトラクテッド血管造影画像と再構成さ
    れた3次元画像データとの相関が最大となる時点でその
    最適な変換が達成される方法。
  2. 【請求項2】 残りのレジストレーション誤差が、撮像
    手段のマークでの再構成された3次元画像の移動および
    回転のポジショニング誤差によるものであると仮定する
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 再構成された3次元画像上の前記データ
    と2次元ディジタル・サブトラクテッド血管造影画像と
    の間の差が、修正光束技法により決定されるリジッド変
    換にひき続くわずかな変位によるものとする請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 再構成された3次元画像上の前記データ
    が、最大強度の円錐投影により、あるいは3次元の再構
    成画像のボクセルの値の加算により得られた2次元画像
    より構成されている前記請求項のいずれか一項に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 ディジタル・サブトラクテッド血管造影
    画像の変位の各々に関し、再構成された3次元画像の投
    影を新たに計算することなく元の2次元画像から新たな
    2次元画像を計算する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 初期レジストレーションが、既知の3次
    元位置のマーカー・ユニットにより与えられる前記請求
    項のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 初期レジストレーションが、血管造影装
    置の較正により与えられる請求項1ないし5のいずれか
    一項に記載の方法。
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