JP2001099213A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

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JP2001099213A
JP2001099213A JP27961299A JP27961299A JP2001099213A JP 2001099213 A JP2001099213 A JP 2001099213A JP 27961299 A JP27961299 A JP 27961299A JP 27961299 A JP27961299 A JP 27961299A JP 2001099213 A JP2001099213 A JP 2001099213A
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damping force
pilot
damping
piston
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Takashi Nezu
隆 根津
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、ピストン
速度の全域にわたって、また、ソフトからハード特性の
全域にわたって最適な減衰力特性を得る。 【解決手段】 シリンダ2にピストンロッド4を連結し
たピストン3を嵌装する。主通路11にメインバルブ13お
よびサブバルブ14を設け、副通路12に固定オリフィスお
よびパイロットバルブ16を設ける。パイロットバルブ16
の制御圧力を調整することにより、ピストン速度の低速
域の減衰力を直接制御するとともに、パイロット通路17
から導入されるパイロット圧力を変化させてメインバル
ブ13の開弁圧力を調整して高速域の減衰力を同時に制御
する。メインバルブ13の開弁時にサブバルブ14の減衰力
を付加することにより、ソフト特性時の減衰力の不足を
補って適切な減衰力を減る。サブバルブ14は、主通路11
のメインバルブ13の下流側に配置されているので、ハー
ド特性時のパイロット圧力には影響がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
懸架装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の懸架装置に装着される
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性を向上させるために減衰力を適宜調整で
きるようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】減衰力調整式油圧緩衝器は、一般に、油液
を封入したシリンダ内にピストンロッドを連結したピス
トンを摺動可能に嵌装してシリンダ内を2室に画成し、
ピストン部にシリンダ内の2室を連通させる主油液通路
およびバイパス通路を設け、主油液通路にはオリフィス
およびディスクバルブからなる減衰力発生機構を設け、
バイパス通路にはその通路面積を調整する減衰力調整弁
を設けた構成となっている。
【0004】そして、減衰力調整弁によってバイパス通
路を開いてシリンダ内の2室間の油液の流通抵抗を小さ
くすることにより減衰力を小さくし、また、バイパス通
路を閉じて2室間の流通抵抗を大きくすることにより減
衰力を大きくする。このように、減衰力調整弁の開閉に
より減衰力特性を適宜調整することができる。
【0005】しかしながら、上記のようにバイパス通路
の通路面積によって減衰力を調整するものでは、ピスト
ン速度の低速域においては、減衰力は油液通路のオリフ
ィスの絞りに依存するので、減衰力特性を大きく変化さ
せることができるが、ピストン速度の中高速域において
は、減衰力が主油液通路の減衰力発生機構(ディスクバ
ルブ等)の開度に依存するため、減衰力特性を大きく変
化させることができない。
【0006】そこで、例えば特開平10−61710号
公報に記載されているように、ピストンの摺動によって
油液を流通させる主通路および副通路を設け、主通路に
はパイロット型主減衰弁を設け、副通路には固定オリフ
ィスおよび可変副減衰弁を設け、副通路の固定オリフィ
スと可変副減衰弁との間の圧力をパイロット型減衰弁の
パイロット圧力とするようにした減衰力調整式油圧緩衝
器が知られている。
【0007】この減衰力調整式油圧緩衝器によれば、可
変副減衰弁の流通抵抗を調整することにより、シリンダ
内の2室間の連通路面積を調整するとともに、その圧力
損失によってパイロット圧力を変化させてパイロット型
減衰弁の開弁圧力を変化させることができる。このよう
にして、オリフィス特性(減衰力がピストン速度の2乗
にほぼ比例する)およびバルブ特性(減衰力がピストン
速度にほぼ比例する)を同時に調整することができ、減
衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0008】この場合、可変副減衰弁として可変圧力制
御弁を使用することにより、パイロット型減衰弁の開弁
後の減衰力特性がフラットになり、ピストン速度の増減
に対して、ほぼ一定の減衰力が発生するため、ピストン
速度にかかわらず減衰力を直接制御することができ、悪
路走行時等における制御の過剰による乗り心地の悪化を
防止することができ、また、ピストン速度の低速域にお
いても所望の減衰力を得やすくすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパイロット型減衰弁を用いた減衰力調整式油圧緩衝
器では、次のような問題があった。減衰力特性をソフト
側に調整した場合、オリフィス特性およびバルブ特性と
もに低下するため、充分な減衰力が得られないことがあ
る。そこで、上記公報記載の減衰力調整式油圧緩衝器で
は、主通路のパイロット型減衰弁および副通路の可変副
減衰弁の上流側に副減衰弁(圧力制御弁)を設けて、ソ
フト特性時の減衰力特性の最適化を図っている。
【0010】ところが、主通路のパイロット型減衰弁お
よび副通路の可変副減衰弁の上流側に副減衰弁を設けた
場合、ソフト特性時以外の減衰力特性もその影響を受け
て、ピストン速度の上昇に対する減衰力の増大傾向が高
まるので、ピストン速度の高速域において減衰力が過度
に大きくなるという問題を生じる。特に、可変副減衰弁
として可変圧力制御弁を使用した場合、ソフト特性以外
の減衰力特性も圧力制御弁の影響を受けて、減衰力がピ
ストン速度の増大にともなって大きくなるため、ピスト
ン速度にかかわらず減衰力を直接制御することができる
という利点が制約を受けるという問題を生じる。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ピストン速度の低速域から高速域まで、また、
減衰力特性のソフト側からハード側まで、全域にわたっ
て最適な減衰力特性を得ることができる減衰力調整式油
圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、油液が封入されたシリンダ
と、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、
一端が前記ピストンに連結され、他端が前記シリンダの
外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダに接
続され、前記ピストンの摺動によって油液を流通させる
主通路および副通路と、前記主通路に配置されたパイロ
ット型減衰弁と、前記副通路に直列配置された固定オリ
フィスおよび可変減衰弁とを備え、前記副通路の前記固
定オリフィスと前記可変減衰弁との間の圧力を前記パイ
ロット型減衰弁のパイロット圧力とする減衰力調整式油
圧緩衝器であって、前記主通路の前記パイロット型減衰
弁の下流側に副減衰弁を設けたことを特徴とする。
【0013】このように構成したことにより、可変減衰
弁によって、パイロット型減衰弁の開弁前の減衰力を直
接調整するとともに、パイロット圧力を変化させてパイ
ロット型減衰弁の開弁圧力を調整する。パイロット型減
衰弁の開弁時には、パイロット型減衰弁に加えて副減衰
弁によって減衰力が発生するが、副減衰弁は、主通路の
パイロット型減衰弁の下流側に設けられているので、副
通路のパイロット圧力に影響することがない。
【0014】また、請求項2の発明は、上記請求1の構
成において、前記パイロット型減衰弁は、内圧をパイロ
ット圧として前記主通路を開閉する弁体に閉弁方向に作
用させる背圧室を備え、前記弁体は、案内部材に摺動可
能に案内されて前記背圧室を画成しており、さらに、前
記弁体が前記主通路を閉じたとき、前記弁体が着座して
該弁体と前記案内部材との摺動部をシールするシール弁
座が設けられていることを特徴とする。
【0015】このように構成したことにより、パイロッ
ト型減衰弁の閉弁時には、弁体がシール弁座に着座し
て、弁体と案内部材との摺動部をシールするので、摺動
部のシール性にかかわらず、背圧室を確実にシールする
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第1実施形態につい
て、図1を参照して説明する。図1に示すように、本実
施形態の減衰力調整式油圧緩衝器1は、油液が封入され
たシリンダ2内にピストン3が摺動可能に嵌装されてお
り、このピストン3によってシリンダ2内がシリンダ上
室2aとシリンダ下室2bの2室に画成されている。ピスト
ン3には、ピストンロッド4の一端が連結されており、
ピストンロッド4は、シリンダ上室2aを通ってその他端
側がシリンダ2の外部へ延出されている。シリンダ下室
2bには、シリンダ2の底部に設けられたベースバルブ5
を介して油液およびガスが封入されたリザーバ6が接続
されている。
【0017】ピストン3には、シリンダ上下室2a,2b間
を連通させる油路7およびこの油路7のシリンダ下室2b
側からシリンダ上室2a側への油液の流通のみを許容する
逆止弁8が設けられている。また、ベースバルブ5に
は、シリンダ下室2bとリザーバ6とを連通させる油路9
およびこの油路9のリザーバ6側からシリンダ下室2b側
への油液の流通のみを許容する逆止弁10が設けられてい
る。
【0018】シリンダ上室2aは、主通路11およびこれと
並列に配置された副通路12を介してリザーバ6に接続さ
れている。主通路11には、パイロット型圧力制御弁であ
るメインバルブ13(パイロット型減衰弁)が設けられ、
その下流側に圧力制御弁であるサブバルブ14(副減衰
弁)が設けられている。したがって、図示のものでは、
サブバルブ14は、主通路11のメインバルブ13の下流側
で、副通路12との合流点Pの上流側に配置されている。
副通路12には、固定オリフィス15が設けられ、その下流
側に電磁式圧力制御弁であるパイロットバルブ16(可変
減衰弁)が設けられており、固定オリフィス15とパイロ
ットバルブ16との間に、メインバルブ13のパイロット通
路17が接続されている。
【0019】メインバルブ13は、その上流側の油液の圧
力を受けて開弁して、その開度に応じた減衰力を発生さ
せ、パイロット通路17から導入されるパイロット圧力に
応じて開弁圧力を調整するものである。サブバルブ14
は、その上流側の油液の圧力を受けて開弁し、油液の流
れに応じて所定の差圧を発生させて減衰力を発生させる
ものである。また、パイロットバルブ16は、その上流側
の油液の圧力を受けて開弁し、油液の流れに応じて所定
の差圧を発生し、ソレノイドへの通電電流に応じて差圧
を制御できるようになっている。
【0020】以上のように構成した本実施形態の作用に
ついて次に説明する。ピストンロッド4の伸び行程時に
は、ピストン3の移動によって、ピストン3の逆止弁8
が閉じてシリンダ上室2a側の油液が加圧され、副通路12
の固定オリフィス15およびパイロットバルブ16を通って
リザーバ6へ流れる。また、シリンダ上室2a側の圧力が
メインバルブ13の開弁圧力に達すると、主通路11のメイ
ンバルブ13およびサブバルブ14を通ってリザーバ6へ流
れる。このとき、ピストン3が移動した分の油液がリザ
ーバ6からベースバルブ5の逆止弁10を開いてシリンダ
下室2bへ流入する。
【0021】ピストンロッド4の縮み行程時には、ピス
トン3の移動によってピストン3の逆止弁8が開き、ベ
ースバルブ5の逆止弁10が閉じて、シリンダ下室2bの油
液が油路7を通ってシリンダ上室2aに流入し、ピストン
ロッド4がシリンダ2内へ侵入した分の油液がシリンダ
上室2aから上記伸び行程時と同じ経路を通ってリザーバ
4へ流れる。
【0022】したがって、伸び縮み行程共に、メインバ
ルブ13の開弁前(ピストン速度の低速域)においては、
固定オリフィス15およびパイロットバルブ16によって減
衰力が発生し、メインバルブ13の開弁後(ピストン速度
の高速域)は、メインバルブ13およびサブバルブ14によ
って減衰力が発生する。そして、ソレノイドへの通電に
よってパイロットバルブ16の制御圧力を調整することに
より、メインバルブ13の開弁前の減衰力をピストン速度
にかかわらず直接制御することができる。このとき、副
通路12のパイロットバルブ16の上流側と下流側との間に
その制御圧力に応じて差圧が発生し、その差圧の上昇に
よって、パイロット通路17からメインバルブ13に導入さ
れるパイロット圧力も上昇するので、パイロットバルブ
16の制御圧力を調整することによって、メインバルブ13
の開弁圧力を同時に調整することができる。
【0023】さらに、主通路11のメインバルブ13の下流
側にサブバルブ14を設けたので、ソフト特性時(メイン
バルブ13の開弁圧力が低い場合)には、メインバルブ14
による減衰力の不足を補って適度な減衰力を得ることが
できる(図8参照)。また、減衰力をソフト以外の特
性に調整した場合には、サブバルブ14によって発生した
差圧分だけメインバルブ13の上流側の圧力が上昇しよう
とするが、サブバルブ14の影響を受けない下流側(すな
わちリザーバ6側)の圧力を基準としてメインバルブ13
のパイロット圧力が制御されるため、結果的にメインバ
ルブは、サブバルブの負担分を相殺するように開度が増
大するので、サブバルブ14による影響を受けず、ピスト
ン速度に依らずパイロットバルブ16の制御圧力に応じ
て、ほぼ一定の減衰力を得ることができ、減衰力を直接
制御することができる(図8参照)。
【0024】これにより、ソフト特性については、車両
の重量、サスペンションのレバー比、ばね定数、車両の
性格等に合わせて、サブバルブ14の特性によって適宜設
定することができる。このとき、ソフト以外の減衰力特
性は、ピストン速度に依らずパイロットバルブ16のソレ
ノイドへの通電電流に応じてほぼ一定の減衰力を発生さ
せるものとなるので、ピストン速度の検出および制御シ
ステムの高い応答性を必要とすることなく、高精度のセ
ミアクティブダンパ制御を実現することができる。な
お、減衰力特性をソフト付近に調整した場合において、
ピストン速度が高速になると、図8に示すように、サブ
バルブ14の影響によって減衰力が上昇するので、ばね下
振動の制振に必要な減衰力を得ることができる。
【0025】上記第1実施形態では、可変減衰弁とし
て、圧力制御弁であるパイロットバルブ16を用いたもの
について説明しているが、本発明はこれに限らず、流量
制御弁を用いることもでき、この場合、流量制御弁の流
路を開いたときの減衰力特性(ソフト特性)をサブバル
ブの特性に応じて適宜設定することができる。
【0026】次に、本発明の第2実施形態について、図
2ないし図4を参照して説明する。図2に示すように、
第2実施形態の減衰力調整式油圧緩衝器18は、シリンダ
19の外側に外筒20を設けた二重筒構造となっており、シ
リンダ19と外筒20との間にリザーバ21が形成されてい
る。シリンダ19内には、ピストン22が摺動可能に嵌装さ
れており、このピストン22によってシリンダ19内がシリ
ンダ上室19a とシリンダ下室19b との2室に画成されて
いる。ピストン22には、略円筒状のピストンボルト23が
挿通されてナット24によって固定されている。ピストン
ボルト23の基端部には、ピストンロッド25の一端部に形
成されたソレノイドケース26が螺着され、ピストンロッ
ド25の他端側は、シリンダ上室19a を通り、シリンダ19
および外筒20の上端部に装着されたロッドガイド27およ
びオイルシール28に挿通されて、シリンダ19の外部へ延
出されている。シリンダ19の下端部には、シリンダ下室
19bとリザーバ21とを区画するベースバルブ29が設けら
れている。
【0027】ピストン22には、シリンダ上下室19a ,19
b 間を連通させるための伸び側油路30および縮み側油路
31が設けられている。ピストン22とナット24との間に
は、伸び側油路30の油液の流動を制御する伸び側減衰力
発生機構32が設けられている。ピストン22とピストンボ
ルト23の基端部との間には、縮み側油路31の油液の流動
を制御する縮み側減衰力発生機構33が設けられている。
【0028】ベースバルブ29には、シリンダ下室19b と
リザーバ21とを連通させる油路34,35と、油路34のリザ
ーバ21側からシリンダ下室19b 側への油液の流通のみを
許容する逆止弁36と、シリンダ下室19b 側の油液の圧力
が所定圧力に達したとき開弁して油路35を介してその油
液をリザーバ21側へ流すディスクバルブ37とが設けられ
ている。そして、シリンダ19内には油液が封入されてお
り、リザーバ21内には油液および所定圧力のガスが封入
されている。
【0029】伸び側減衰力発生機構32について図3およ
び図4を参照して説明する。図3および図4に示すよう
に、ピストン22のシリンダ下室19b 側の端面には、伸び
側油路30の開口部の外周に環状の主弁座38が突設され、
主弁座38の外周に環状の副弁座39が突設されている。ピ
ストンボルト23には、ピストン22とナット24との間に環
状の固定部材40が取付けられており、固定部材40の外周
には、これよりも軸方向に長い円筒状の副弁部材41(副
減衰弁)が摺動可能に嵌合されている。副弁部材41は、
一端がピストン22の副弁座39に着座し、他端に、固定部
材40とナットとの間にクランプされたディスク状の板ば
ね42が当接して副弁座39に押圧されている。副弁座39に
は、コイニング等によって形成された切欠が形成され
て、副弁部材41との間にオリフィス通路39a (副減衰
弁)を形成している。
【0030】ピストン22と固定部材40との間には、環状
の主弁部材43(パイロット型減衰弁)が配置されて、副
弁部材41の内周に摺動可能に嵌合されている。主弁部材
43は、その一端側外周部がピストン22の主弁座38に着座
し、他端側内周部の段部に、ピストン22と固定部材40と
の間にクランプされたディスク状の板ばね44が当接して
主弁座38に押圧されている。そして、主弁部材43および
板ばね44と固定部材40との間に、その内圧を主弁部材43
の閉弁方向に作用させる背圧室45が形成されている。
【0031】背圧室45は、板ばね44に設けられた固定オ
リフィス46を介して伸び側油路30に連通されており、ま
た、ピストンボルト23の側壁に設けられた油路47,48に
よって、ピストンボルト23の内部に設けられた伸び側圧
力制御弁49(可変減衰弁)を介して、固定部材40の反対
側に連通され、固定部材40に設けられた逆止弁50(ディ
スクバルブ)および板ばね42に設けられた油路42a (切
欠)を介してシリンダ下室19b に連通されている。固定
部材40には、逆止弁50を構成するディスクバルブが当接
する部位に、貼付防止用の凹凸50a が形成されている。
【0032】伸び側圧力制御弁49は、ピストンボルト23
内に摺動可能に嵌合されたスライダ51に取付けられたデ
ィスクバルブ52に作用する油液の圧力と、ピストンロッ
ド25のソレノイドケース26内に収容された比例ソレノイ
ド53の推力および戻しばね54のばね力とのバランスに基
づいて、比例ソレノイド53への通電電流に応じて油路4
7,48間の油液の圧力を制御するようになっている。な
お、比例ソレノイド53への通電は、中空のピストンロッ
ド25内を通って外部まで延ばされたリード線55(図2参
照)によって行う。
【0033】縮み側減衰力発生機構33は、上記伸び側減
衰力発生機構32と同様の構造であり、比例ソレノイド53
への通電電流に応じて油液の圧力を制御し、その圧力に
基づいて縮み側油路31の油液流動に対して減衰力を発生
させるようになっているので、その詳細な説明は省略す
る。なお、伸び側および縮み側減衰力発生機構32,33
は、一方の減衰力特性をハード側に調整すると他方はソ
フト側に調整され、また、一方をソフト側に調整すると
他方はハード側となり、いわゆるスカイフック理論に基
づくセミアクティブサスペンション制御に適した伸び側
縮み側反転特性が得られるようになっている。
【0034】以上のように構成した第2実施形態の作用
について次に説明する。ピストンロッド25の伸び行程時
には、ピストン22の移動にともない、シリンダ上室19a
側の油液が加圧され、伸び側油路30を通ってシリンダ下
室19b へ流れて、伸び側減衰力発生機構32によって減衰
力が発生する。このとき、ピストンロッド25がシリンダ
19から退出した分の油液がリザーバ21からベースバルブ
29の油路34の逆止弁36を開いてシリンダ下室19b へ流れ
る。
【0035】伸び側減衰力発生機構32では、伸び側油路
30からの油液は、主弁部材43の開弁前(ピストン速度の
低速域)においては、板ばね44の固定オリフィス46、背
圧室45、油路47、伸び側圧力制御弁49、油路48、逆止弁
50および板ばね42の油路42aを通ってシリンダ下室19b
へ流れる。また、シリンダ上室19a 側の油液の圧力が主
弁部材43の開弁圧に達すると(ピストン速度の高速
域)、主弁部材43を開き、さらに副弁部材41を介して、
シリンダ下室19b へ流入する。なお、逆止弁50によっ
て、ピストンロッド25の縮み行程時に、油液が伸び側通
路30を逆流するの防止している。
【0036】したがって、主弁部材43の開弁前(ピスト
ン速度の低速域)においては、固定オリフィス46および
伸び側圧力制御弁49によって減衰力が発生し、主弁部材
43の開弁後は、主弁部材43および副弁部材41(オリフィ
ス39a )によって減衰力が発生する。そして、比例ソレ
ノイド53への通電によって伸び側圧力制御弁49の制御圧
力を調整することにより、主弁部材43の開弁前の減衰力
をピストン速度にかかわらず直接制御することができ
る。このとき、伸び側圧力制御弁49の制御圧力の上昇に
ともなって背圧室45の圧力も上昇するので、主弁部材43
の開弁圧力を同時に調整することができる。
【0037】主弁部材43の下流側に副弁部材41を設けた
ので、上記第1実施形態と同様、ソフト特性時(主弁部
材43の開弁圧力が低い場合)には、主弁部材43による減
衰力の不足を副弁部材41(オリフィス39a )が補って適
度な減衰力を得ることができる。また、減衰力をソフト
以外の特性に調整した場合には、副弁部材41によって発
生した差圧分だけ主弁部材43の上流側の圧力が上昇しよ
うとするが、副弁部材41の影響を受けない下流側(すな
わちシリンダ下室19b 側)の圧力を基準として主弁部材
43の背圧室45の圧力が制御されるため、結果的に主弁部
材43は、副弁部材41の負担分を相殺するように開度が増
大するので、副弁部材41による影響を受けず、ピストン
速度に依らず伸び側圧力制御弁49の制御圧力に応じて、
ほぼ一定の減衰力を得ることができ、減衰力を直接制御
することができる。これにより、ピストン速度の低速域
から高速域まで、また、減衰力特性のソフト側からハー
ド側まで、全域にわたって最適な減衰力特性を得ること
ができる。
【0038】また、ピストンロッド25の縮み行程時に
は、ピストン22の移動にともない、ベースバルブ29の逆
止弁36が閉じて、シリンダ下室19b 側の油液が加圧され
て縮み側油路31を通ってシリンダ上室19a へ流れ、縮み
側減衰力発生機構33によって減衰力が発生する。なお、
ピストンロッド25がシリンダ19内へ侵入した分の油液が
シリンダ下室19b からベースバルブ29の油路35のディス
クバルブ37を開いてリザーバ21へ流れる。
【0039】そして、縮み側減衰力発生機構33では、上
記伸び側減衰力発生機構32と同様にして、比例ソレノイ
ド53への通電に応じてピストン速度の低速域および高速
域の減衰力を同時にピストン速度にかかわらず直接制御
することができる。さらに、ピストン速度の低速域から
高速域まで、また、減衰力特性のソフト側からハード側
まで、全域にわたって最適な減衰力特性を得ることがで
きる。
【0040】次に、上記第2実施形態の変形例について
図5および図6を参照して説明する。なお、上記第2実
施形態と同様の部分には同一の符号を付して異なる部分
についてのみ詳細に説明する。
【0041】図5に示す変形例では、上記第2実施形態
の主弁部材43の代わりに、ピストン22と固定部材40によ
って内周部がクランプされ、外周部が主弁座38に着座す
るディスクバルブ56が設けられており、ディスクバルブ
56の外周部背面側に、例えばPTFE製の環状のシール
リング57が当接されている。シールリング57の外周部
は、副弁部材41の内周部に摺動可能に嵌合されて背圧室
45が形成されている。シールリング57は、内周側がクラ
ンプされた板ばね58によって付勢されて、ディスクバル
ブ56を主弁座38に押圧している。また、背圧室45に連通
する固定オリフィス59は、ディスクバルブ56に設けられ
ている。これにより、上記第2実施形態と同様の作用、
効果を奏することができる。
【0042】図6に示す変形例は、図5に示す変形例に
対して、シールリングの形状が異なるものであり、例え
ばPTFEグラファイト製の断面形状が丸みをおびた略
L形のシールリング60が設けられている。これにより、
上記第2実施形態と同様の作用、効果を奏することがで
きる。
【0043】次に、本発明の第3実施形態について図7
を参照して説明する。なお、第3実施形態は、上記第2
実施形態に対して、パイロット型減衰弁および副減衰弁
の構造が異なる以外は概して同様の構造であるから、以
下、上記第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付
して異なる部分についてのみ詳細に説明する。また、伸
び側および縮み側の減衰力発生機構は、ほぼ同様の構造
であるから、伸び側減衰力発生機構についてのみ説明す
る。
【0044】図7に示すように、第3実施形態では、ピ
ストン32と固定部材40との間に、バルブ本体61が設けら
れ、固定部材40およびバルブ本体61の外周に円筒状の案
内部材62が液密的に嵌合され固定されている。バルブ本
体61には、固定部材40とバルブ本体61との間に形成され
る室63とピストン32の伸び側油路30とを連通させる内周
側の油路64および室63とシリンダ下室19b とを連通させ
る外周側の油路64が設けられている。
【0045】バルブ本体61の固定部材40側の端面には、
油路64から室63への油液の流通のみを許容する逆止弁66
が設けられている。また、逆止弁66の外周側には、2つ
の環状の弁座67および弁座68(シール弁座)が設けられ
ている。弁座67,68は、それぞれ油路65の内側および外
側に配置されて逆止弁66よりも高く突出されている。2
つの弁座67,68には、環状の主弁部材69(パイロット型
減衰弁)の一端部が着座されている。主弁部材69は、そ
の外周部が案内部材62の内周に0.02mm程度のクリアラン
スをもって摺動可能に嵌合されており、他端側内周部の
段部に、固定部材40とバルブ本体61との間にクランプさ
れたディスク状の板ばね70が当接されて、弁座67,68に
押圧されている。そして、主弁部材69、板ばね70、案内
部材62および固定部材40との間に、その内圧を主弁部材
69の閉弁方向に作用させる背圧室45が形成されている。
板ばね70には、室63と背圧室45とを常時連通させる固定
オリフィス71が設けられている。
【0046】バルブ本体61のピストン側の端面には、油
路65の外周部に環状の弁座72が突設されており、弁座72
に、ピストン32とバルブ本体61との間にクランプされた
サブディスクバルブ73(副減衰弁)が着座されている。
サブディスクバルブ73には、油路61とシリンダ下室19b
とを常時連通させるオリフィス74およびピストン32の油
路30とバルブ本体61の油路64とを連通させるための開口
75が設けられている。
【0047】このように構成したことにより、ピストン
ロッド25の伸び行程時には、シリンダ上室19a 側の油液
は、伸び側油路30から、バルブ本体61の油路64を通り、
逆止弁66を開いて室63に流入し、主弁部材69の開弁前
は、固定オリフィス71、背圧室45、油路47、伸び側圧力
制御弁49および油路48を通り、逆止弁50を開いてシリン
ダ下室19b 側へ流れる。シリンダ上室19a 側の油液の圧
力が主弁部材69の開弁圧力に達すると、主弁部材69が2
つの弁座67,68からリフトし、油液が室63から油路65を
通り、オリフィス74およびサブディスクバルブ74を介し
てシリンダ下室19b へ流れる。なお、逆止弁66によっ
て、ピストンロッド25の縮み行程時に、油液が伸び側通
路30を逆流するの防止している。50
【0048】これにより、上記第2実施形態のものと同
様、伸び側圧力制御弁49の制御圧力を調整することによ
り、主弁部材69の開弁前(ピストン速度の低速域)の減
衰力を直接制御するとともに、背圧室45の圧力によって
主弁部材69の開弁圧力を調整して、主弁部材69の開弁後
(ピストン速度の高速域)の減衰力を同時に制御するこ
とができる。
【0049】このとき、主弁部材69の下流側に設けたサ
ブディスクバルブ73およびオリフィス74によって、ハー
ド側の減衰力特性に影響することなく、ソフト特性時の
減衰力を適度に上昇させることができ、ピストン速度の
低速域から高速域まで、また、減衰力特性のソフト側か
らハード側まで、全域にわたって最適な減衰力特性を得
ることができる。縮み側についても、同様にして最適な
減衰力特性を得ることができる。
【0050】また、主弁部材69は、閉弁時に2つの弁座
67,68に着座することにより、室63と油路65との間を遮
断するとともに、室63と背圧室45との間を遮断するの
で、主弁部材69と案内部材62との摺動部のクリアランス
にかかわらず、室63と背圧室45との間のシールを確保す
ることができる。このため、主部材69と円筒部材64との
摺動部のクリアランスを大きく設定することが可能とな
り、摺動部の寸法精度を低くすることができるので、研
磨、ホーニング等の仕上げ工程を省略して製造コストを
低減することができる。摺動部のクリアランスを広げる
ことにより、油液中に摩耗粉等の異物が混入した場合で
も、安定した作動を維持することができる。また、摺動
部の軸方向長さを小さくすることが可能となり、小型化
および軽量化による応答性の向上を図ることができる。
【0051】なお、主弁部材69と案内部材62との間のリ
ークが問題となるのは、主にハード特性時の極低流量域
であり、ソフトないしミディアム特性時またはハード特
性時において主弁部材69が開弁している場合は、弁開口
面積に対するリーク量が充分小さくなるので、主弁部材
69と案内部材62との摺動部のクリアランスによるリーク
が問題となることはない。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る減
衰力調整式油圧緩衝器によれば、可変減衰弁によって、
パイロット型減衰弁の開弁前の減衰力を直接調整すると
ともに、パイロット圧力を変化させてパイロット型減衰
弁の開弁圧力を調整することができる。また、パイロッ
ト型減衰弁の開弁時には、パイロット型減衰弁に加えて
副減衰弁によって減衰力を発生させることができるが、
副減衰弁は、主通路のパイロット型減衰弁の下流側に設
けられているので、副通路のパイロット圧力に影響する
ことがない。その結果、ピストン速度の低速域から高速
域まで、また、減衰力特性のソフト側からハード側ま
で、全域にわたって最適な減衰力特性を得ることができ
る。
【0053】また、請求項2に係る減衰力調整式油圧緩
衝器によれば、パイロット型減衰弁の閉弁時には、弁体
がシール弁座に着座して、弁体と案内部材との摺動部を
シールするので、摺動部のシール性にかかわらず、背圧
室を確実にシールすることができる。その結果、摺動部
の寸法精度を低くすることができるので、研磨、ホーニ
ング等の仕上げ工程を省略して製造コストを低減するこ
とができる。摺動部のクリアランスを広げることによ
り、油液中に摩耗粉等の異物が混入した場合でも、安定
した作動を維持することができる。また、摺動部の軸方
向長さを小さくすることが可能となり、小型化および軽
量化による応答性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の減衰力調整式油圧緩衝
器の概略構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態の減衰力調整式油圧緩衝
器の縦断面図である。
【図3】図2の要部の拡大図である。
【図4】図2の減衰力調整式油圧緩衝器の端面図であ
る。
【図5】図2の実施形態の変形例を示す要部の拡大図で
ある。
【図6】図2の実施形態の他の変形例を示す要部の拡大
図である。
【図7】本発明の第3実施形態の減衰力調整式油圧緩衝
器の要部の拡大して示す縦断面図である。
【図8】図1の実施形態の減衰力調整式油圧緩衝器の減
衰力特性を示す図である。
【符号の説明】
1 減衰力調整式油圧緩衝器 2 シリンダ 3 ピストン 4 ピストンロッド 11 主通路 12 副通路 13 メインバルブ(パイロット型減衰弁) 14 サブバルブ(副減衰弁) 15 固定オリフィス 16 パイロットバルブ16(可変減衰弁)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
    ダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピ
    ストンに連結され、他端が前記シリンダの外部へ延出さ
    れたピストンロッドと、前記シリンダに接続され、前記
    ピストンの摺動によって油液を流通させる主通路および
    副通路と、前記主通路に配置されたパイロット型減衰弁
    と、前記副通路に直列配置された固定オリフィスおよび
    可変減衰弁とを備え、前記副通路の前記固定オリフィス
    と前記可変減衰弁との間の圧力を前記パイロット型減衰
    弁のパイロット圧力とする減衰力調整式油圧緩衝器であ
    って、 前記主通路の前記パイロット型減衰弁の下流側に副減衰
    弁を設けたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 前記パイロット型減衰弁は、内圧をパイ
    ロット圧として前記主通路を開閉する弁体に閉弁方向に
    作用させる背圧室を備え、前記弁体は、案内部材に摺動
    可能に案内されて前記背圧室を画成しており、さらに、
    前記弁体が前記主通路を閉じたとき、前記弁体が着座し
    て該弁体と前記案内部材との摺動部をシールするシール
    弁座が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の減衰力調整式油圧緩衝器。
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KR100914881B1 (ko) * 2009-03-26 2009-08-31 삼성탈레스 주식회사 중하중 안테나 전개를 위한 유압 회로
CN113586645A (zh) * 2021-06-08 2021-11-02 合肥工业大学 一种多级调节阻尼阀及使用该阻尼阀的减振器、悬架系统

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