JP2001098866A - 梯子落下防止用補助具 - Google Patents
梯子落下防止用補助具Info
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- E06C—LADDERS
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- E06C7/18—Devices for preventing persons from falling
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】作業者の梯子からの落下を防止することにあ
る。 【解決手段】補助具4は、ほぼ円形リング状の補助具本
体5と、補助具本体5の両端に設けられた、補助具本体
5を梯子1に着脱可能に装着するための一対の取付部6
とを備える。各取付部6は梯子1から容易に外れないよ
うに、梯子1に対して三点で支持される。作業者8は補
助具4と梯子1とによって形成された空間を通って梯子
1を昇降することができる。また、作業者8が誤って梯
子1から手や足を滑らせた時には、作業者8の背中や手
足が補助具4によって支持されるため、作業者8の梯子
1からの落下を防止することができる。
る。 【解決手段】補助具4は、ほぼ円形リング状の補助具本
体5と、補助具本体5の両端に設けられた、補助具本体
5を梯子1に着脱可能に装着するための一対の取付部6
とを備える。各取付部6は梯子1から容易に外れないよ
うに、梯子1に対して三点で支持される。作業者8は補
助具4と梯子1とによって形成された空間を通って梯子
1を昇降することができる。また、作業者8が誤って梯
子1から手や足を滑らせた時には、作業者8の背中や手
足が補助具4によって支持されるため、作業者8の梯子
1からの落下を防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業者が梯子から
落下するのを防止する補助具に関する。
落下するのを防止する補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】土木作業現場において、作業者が高所に
登るためには梯子が使われる。例えば立坑又は土留め材
を昇降する場合、梯子が立坑又は土留め材の壁面に固定
される。固定した梯子を昇降する時、作業者は墜落を防
止するために、梯子の昇降前に安全帯を装着する。この
時、安全帯から延びるロープの一端に設けたフックを命
綱に連結する必要があった。
登るためには梯子が使われる。例えば立坑又は土留め材
を昇降する場合、梯子が立坑又は土留め材の壁面に固定
される。固定した梯子を昇降する時、作業者は墜落を防
止するために、梯子の昇降前に安全帯を装着する。この
時、安全帯から延びるロープの一端に設けたフックを命
綱に連結する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
安全帯を梯子の昇降の度に装着することは、作業者にと
って煩雑であった。また、作業者が安全帯を装着した場
合であっても、作業者が梯子から手や足を滑らせて落下
すると宙吊りの状態となるため、作業者の不安を完全に
は拭えない感があった。
安全帯を梯子の昇降の度に装着することは、作業者にと
って煩雑であった。また、作業者が安全帯を装着した場
合であっても、作業者が梯子から手や足を滑らせて落下
すると宙吊りの状態となるため、作業者の不安を完全に
は拭えない感があった。
【0004】本発明の目的は、作業者の梯子からの落下
を防止するために梯子に取り付ける補助具を提供するこ
とにある。
を防止するために梯子に取り付ける補助具を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、一対の柱と、それらの柱
の間に所定の間隔を隔てて架設された複数の棒を有する
梯子に装着され、作業者がその梯子を昇降する際に作業
者の落下を防止するための補助具であって、その補助具
は補助具本体と、その補助具本体を梯子に着脱可能に装
着するための一対の取付部とを備え、前記取付部によっ
て補助具本体が梯子に取り付けられた時、その取付部に
より、前記補助具本体が梯子から所定の間隔をおいて離
間する使用位置と、梯子に沿って延びる不使用位置とに
切換可能に支持されることを特徴とする補助具をその要
旨としている。
に、請求項1に記載の発明は、一対の柱と、それらの柱
の間に所定の間隔を隔てて架設された複数の棒を有する
梯子に装着され、作業者がその梯子を昇降する際に作業
者の落下を防止するための補助具であって、その補助具
は補助具本体と、その補助具本体を梯子に着脱可能に装
着するための一対の取付部とを備え、前記取付部によっ
て補助具本体が梯子に取り付けられた時、その取付部に
より、前記補助具本体が梯子から所定の間隔をおいて離
間する使用位置と、梯子に沿って延びる不使用位置とに
切換可能に支持されることを特徴とする補助具をその要
旨としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の補助具において、前記補助具本体が使用位置に配置さ
れた時、その補助具本体と梯子との間の最大間隔は60
cm乃至80cmであることを特徴とする。
の補助具において、前記補助具本体が使用位置に配置さ
れた時、その補助具本体と梯子との間の最大間隔は60
cm乃至80cmであることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の補助具において、前記補助具本体はほぼリング状に形
成されると共に、互いに対向する一対の端部を備え、前
記各取付部は各端部に形成されていることを特徴とす
る。
の補助具において、前記補助具本体はほぼリング状に形
成されると共に、互いに対向する一対の端部を備え、前
記各取付部は各端部に形成されていることを特徴とす
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の補助具において、前記補助具本体が使用位置に配置さ
れた時、前記各取付部は梯子に対して3点で当接するこ
とを特徴とする。
の補助具において、前記補助具本体が使用位置に配置さ
れた時、前記各取付部は梯子に対して3点で当接するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の補助具において、前記補助具本体には彩色が施されて
いることをその要旨としている。請求項6に記載の発明
は、請求項1に記載の補助具において、前記補助具本体
は滑り止め用の複数の溝を備えた被覆部材によって被覆
されていることをその要旨としている。
の補助具において、前記補助具本体には彩色が施されて
いることをその要旨としている。請求項6に記載の発明
は、請求項1に記載の補助具において、前記補助具本体
は滑り止め用の複数の溝を備えた被覆部材によって被覆
されていることをその要旨としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を補助具に具体化し
た一実施形態を図1〜図5に従って詳述する。
た一実施形態を図1〜図5に従って詳述する。
【0011】図2に示すように、補助具4は、ほぼ円形
リング状の補助具本体5と、補助具本体5の両端に設け
られた一対の取付部6とから形成される。補助具本体5
のリングは、作業者が梯子1を上下に昇降する際に、補
助具本体5の中を通過するのに十分な大きさを有する。
補助具4は一本の丸鋼の曲げ加工によって製作され、取
付部6は、補助具本体5から横方向(内方)に延長され
た第1折曲部6aと、その第1折曲部6aからほぼ直角
に上方へ折り曲げられた第2折曲部6bと、その第2折
曲部6bから後方へほぼ直角に折り曲げられた第3折曲
部6cと、第3折曲部6cから外方へ直角に折り曲げら
れた第4折曲部6dと、その第4折曲部6dから前方へ
ほぼ直角に折り曲げられた第5折曲部6eとを有する。
第3乃至第5折曲部6c〜6eは、補助具本体5が配置
された平面とほぼ平行な平面内において、全体としてほ
ぼU字状をなしている。また、図3に示すように、第3
折曲部6cと第5折曲部6eとの間隔は、柱2の幅Wよ
りも大きく設定されている。補助具4の全体はメッキ仕
上げされる。
リング状の補助具本体5と、補助具本体5の両端に設け
られた一対の取付部6とから形成される。補助具本体5
のリングは、作業者が梯子1を上下に昇降する際に、補
助具本体5の中を通過するのに十分な大きさを有する。
補助具4は一本の丸鋼の曲げ加工によって製作され、取
付部6は、補助具本体5から横方向(内方)に延長され
た第1折曲部6aと、その第1折曲部6aからほぼ直角
に上方へ折り曲げられた第2折曲部6bと、その第2折
曲部6bから後方へほぼ直角に折り曲げられた第3折曲
部6cと、第3折曲部6cから外方へ直角に折り曲げら
れた第4折曲部6dと、その第4折曲部6dから前方へ
ほぼ直角に折り曲げられた第5折曲部6eとを有する。
第3乃至第5折曲部6c〜6eは、補助具本体5が配置
された平面とほぼ平行な平面内において、全体としてほ
ぼU字状をなしている。また、図3に示すように、第3
折曲部6cと第5折曲部6eとの間隔は、柱2の幅Wよ
りも大きく設定されている。補助具4の全体はメッキ仕
上げされる。
【0012】上記の補助具4を梯子1に取付ける場合に
ついて説明する。まず、図1に示すように、梯子1はほ
ぼ垂直な壁面(図示しない)に固定される。梯子1は、
チャンネル状の断面を有する一対の柱2と、それらの柱
2の間に所定の間隔を隔てて架設された円形状の断面を
有する複数の棒3とから構成される。作業者8は、作業
時の安全を確保するため及び両手を自由に使えるように
するために、安全帯9の一端を作業者8の腰に装着し、
先端に設けたフック10を梯子1の棒3(柱2でもよ
い)に取り付ける。作業者8は補助具4を梯子1の上方
から下方へ向かって取り付けていく。
ついて説明する。まず、図1に示すように、梯子1はほ
ぼ垂直な壁面(図示しない)に固定される。梯子1は、
チャンネル状の断面を有する一対の柱2と、それらの柱
2の間に所定の間隔を隔てて架設された円形状の断面を
有する複数の棒3とから構成される。作業者8は、作業
時の安全を確保するため及び両手を自由に使えるように
するために、安全帯9の一端を作業者8の腰に装着し、
先端に設けたフック10を梯子1の棒3(柱2でもよ
い)に取り付ける。作業者8は補助具4を梯子1の上方
から下方へ向かって取り付けていく。
【0013】図1において、作業者8は一つ目の補助具
4の取付を終了し、二つ目の補助具4を取り付けようと
している。二つ目の補助具4は、一つ目の補助具4を係
合させた棒3から二つ下の棒3に係合される。補助具4
を取り付ける時、作業者8は補助具本体5の取付部6に
近い部分を両手で把持する。次に、補助具本体5のリン
グの径を縮小させる方向(作業者8の両腕を互いに接近
させる方向)に向かって補助具本体5に力を加える。こ
の状態を保持したまま、作業者8は補助具4を必要に応
じて傾けながら梯子1よりも後方へ移動させて、隣り合
う二本の棒3と一対の柱2とに囲まれた矩形の領域11
を通過させる。取付部6のU字状の部分が、柱2を完全
に通過した後に、作業者8は加えていた力を緩め、取付
部6のU字状の部分を柱2の後方から柱2の後面に係合
させる。この時、図3に示すように、取付部6の第1折
曲部6aが柱2の前面に当接し、第3折曲部6cが棒3
の上部に当接し、第4折曲部6dが柱2の後面に当接す
る。よって、補助具4に下方へ向かう荷重が加わった場
合、取付部6は少なくとも3点で梯子1に当接してその
荷重を支持する。また、第3折曲部6cは、補助具本体
5の弾性により柱2の内面に向かって押圧される。第3
折曲部6cと第5折曲部6eとの間隔が柱2の幅Wより
も大きいため、取付部6によって柱2が囲まれる。従っ
て、一対の取付部6が互いに接近する方向に補助具本体
5に力が加わっても、折曲部6eが柱2に当接するのみ
であり、一旦取り付けた補助具4が梯子1から容易に脱
離することはない。即ち、折曲部6eは取付部6の脱落
防止の機能を有する。これにより二つ目の補助具4の取
付が終了する。以後、下方へ向かって補助具4の取付作
業が続行される。
4の取付を終了し、二つ目の補助具4を取り付けようと
している。二つ目の補助具4は、一つ目の補助具4を係
合させた棒3から二つ下の棒3に係合される。補助具4
を取り付ける時、作業者8は補助具本体5の取付部6に
近い部分を両手で把持する。次に、補助具本体5のリン
グの径を縮小させる方向(作業者8の両腕を互いに接近
させる方向)に向かって補助具本体5に力を加える。こ
の状態を保持したまま、作業者8は補助具4を必要に応
じて傾けながら梯子1よりも後方へ移動させて、隣り合
う二本の棒3と一対の柱2とに囲まれた矩形の領域11
を通過させる。取付部6のU字状の部分が、柱2を完全
に通過した後に、作業者8は加えていた力を緩め、取付
部6のU字状の部分を柱2の後方から柱2の後面に係合
させる。この時、図3に示すように、取付部6の第1折
曲部6aが柱2の前面に当接し、第3折曲部6cが棒3
の上部に当接し、第4折曲部6dが柱2の後面に当接す
る。よって、補助具4に下方へ向かう荷重が加わった場
合、取付部6は少なくとも3点で梯子1に当接してその
荷重を支持する。また、第3折曲部6cは、補助具本体
5の弾性により柱2の内面に向かって押圧される。第3
折曲部6cと第5折曲部6eとの間隔が柱2の幅Wより
も大きいため、取付部6によって柱2が囲まれる。従っ
て、一対の取付部6が互いに接近する方向に補助具本体
5に力が加わっても、折曲部6eが柱2に当接するのみ
であり、一旦取り付けた補助具4が梯子1から容易に脱
離することはない。即ち、折曲部6eは取付部6の脱落
防止の機能を有する。これにより二つ目の補助具4の取
付が終了する。以後、下方へ向かって補助具4の取付作
業が続行される。
【0014】補助具4の取付作業がすべて完了すると、
図4に示すように、補助具4は補助具本体5が梯子1か
ら所定の間隔をおいて離間した、使用位置に配置され
る。補助具4が使用位置に配置された時、補助具本体5
と梯子1との間隔Dは60cm〜80cmであり、作業
者8が補助具4の内部を通って梯子1を昇降できると同
時に、作業者8が誤って梯子1から落下しそうになって
も補助具本体5によって手足や背中を支えることができ
る。また、間隔Dを上記のようにすると、作業者8の腹
部から梯子1までの距離が20cm〜40cmとなるた
め、安全帯9や腰袋を装着している場合であっても、作
業者8は容易に補助具4と梯子1とによって形成された
空間を通過することができる。
図4に示すように、補助具4は補助具本体5が梯子1か
ら所定の間隔をおいて離間した、使用位置に配置され
る。補助具4が使用位置に配置された時、補助具本体5
と梯子1との間隔Dは60cm〜80cmであり、作業
者8が補助具4の内部を通って梯子1を昇降できると同
時に、作業者8が誤って梯子1から落下しそうになって
も補助具本体5によって手足や背中を支えることができ
る。また、間隔Dを上記のようにすると、作業者8の腹
部から梯子1までの距離が20cm〜40cmとなるた
め、安全帯9や腰袋を装着している場合であっても、作
業者8は容易に補助具4と梯子1とによって形成された
空間を通過することができる。
【0015】梯子1を使用し終えると、図5に示すよう
に、図4の使用位置から補助具4を梯子1と平行になる
ように持ち上げて、不使用位置に切り換えることができ
る。この時、補助具本体5と梯子1との間隔Dを、棒3
の配列ピッチPの2倍の値2Pとほぼ同じか又は小さく
すると、隣り合う補助具4が重ならないので、スペース
を取らずに補助具4を収納することができる。補助具本
体5と梯子1との間隔Dを棒3の配列ピッチPの2倍の
値2Pに等しくした場合、補助具4を不使用位置に配置
したときに、補助具本体5が棒3よりも上方へ突出する
ことがない。従って、補助具4を梯子1に装着したまま
の状態で、作業者8が梯子1を昇降しても、補助具4が
邪魔になることがない。梯子1を頻繁に使用する場合に
は、その都度補助具4を梯子1から取り外さなくても、
補助具4を不使用位置にしておき、梯子1を使用する際
に使用位置に切り換えることによって、作業を円滑に進
めることができる。
に、図4の使用位置から補助具4を梯子1と平行になる
ように持ち上げて、不使用位置に切り換えることができ
る。この時、補助具本体5と梯子1との間隔Dを、棒3
の配列ピッチPの2倍の値2Pとほぼ同じか又は小さく
すると、隣り合う補助具4が重ならないので、スペース
を取らずに補助具4を収納することができる。補助具本
体5と梯子1との間隔Dを棒3の配列ピッチPの2倍の
値2Pに等しくした場合、補助具4を不使用位置に配置
したときに、補助具本体5が棒3よりも上方へ突出する
ことがない。従って、補助具4を梯子1に装着したまま
の状態で、作業者8が梯子1を昇降しても、補助具4が
邪魔になることがない。梯子1を頻繁に使用する場合に
は、その都度補助具4を梯子1から取り外さなくても、
補助具4を不使用位置にしておき、梯子1を使用する際
に使用位置に切り換えることによって、作業を円滑に進
めることができる。
【0016】また、補助具4をしばらく使用しない場合
には、すべての補助具4を梯子1から取り外し、互いに
重ねてコンパクトに収納することができる。図1及び図
3に示すように、補助具4を梯子1から取り外すには、
補助具4を上方へ引き上げて、第1折曲部6aを棒3よ
りも上方に配置する。次に、補助具本体5のリングの径
を縮小させる方向に向かって補助具本体5に力を加え
る。この状態を保持したまま、作業者8は補助具4を必
要に応じて傾けながら梯子1よりも後方へ押して一対の
取付部6を対応する柱2からそれぞれ離脱させる。この
離脱作業は柱の幅Wよりも折曲部6cと6eとの間隔が
広く設定されているため、容易に行える。その状態で、
補助具4を梯子1よりも前方へ移動させて、領域11を
通過させる。これによって、補助具4は梯子1より取り
外される。
には、すべての補助具4を梯子1から取り外し、互いに
重ねてコンパクトに収納することができる。図1及び図
3に示すように、補助具4を梯子1から取り外すには、
補助具4を上方へ引き上げて、第1折曲部6aを棒3よ
りも上方に配置する。次に、補助具本体5のリングの径
を縮小させる方向に向かって補助具本体5に力を加え
る。この状態を保持したまま、作業者8は補助具4を必
要に応じて傾けながら梯子1よりも後方へ押して一対の
取付部6を対応する柱2からそれぞれ離脱させる。この
離脱作業は柱の幅Wよりも折曲部6cと6eとの間隔が
広く設定されているため、容易に行える。その状態で、
補助具4を梯子1よりも前方へ移動させて、領域11を
通過させる。これによって、補助具4は梯子1より取り
外される。
【0017】本実施形態の補助具4によれば、以下に示
す効果がある。 ・作業者8が梯子1から落下しそうになっても補助具本
体5によって背中や手足を支えることができ、梯子1を
昇降している際の安全性がより一層確保される。 ・補助具4が梯子1に対して着脱可能に取り付けられる
ので、補助具4を梯子1に取り付ける間隔を自由に変更
することができる。 ・補助具4は丸鋼によって軽量に形成されているため、
一人の作業者8によって容易に取付可能であり、取扱い
に便利である。 ・補助具本体5を円形リング状にすると、作業者8が補
助具本体5に捕まりやすく、また、作業者8が圧力を加
えたときにリングの直径を縮小させやすく、補助具4の
梯子1への取付・取り外しが容易となる。 ・補助具4の取付部6は梯子1の柱2を取り囲むように
梯子1に対して少なくとも3点で当接するので、外圧に
よって補助具4が梯子1から容易に外れることがない。 ・補助具4と作業者8、及び梯子1と作業者8との間に
適度な距離を設定でき、腰に安全帯9や腰袋を装着して
も、梯子1の昇降時に作業者8が補助具4を容易に通過
することができる。 ・補助具4を使用位置と不使用位置との間で切換可能な
ため、梯子1を使用するたびに補助具4を梯子1から取
り外さなくても、補助具4を不使用位置に配置した状態
で持ち運ぶことができ、かつスペースを取らずに梯子1
及び補助具4を収納することができる。 ・梯子1から補助具4を取り外した場合でも、補助具4
を互いに重ねて収納でき、スペースを必要としない。 ・補助具4が一本の丸鋼を曲げ加工することによって形
成されているため、構造が簡単で製造が容易であるとと
もに、製造コストの低減を図ることができる。
す効果がある。 ・作業者8が梯子1から落下しそうになっても補助具本
体5によって背中や手足を支えることができ、梯子1を
昇降している際の安全性がより一層確保される。 ・補助具4が梯子1に対して着脱可能に取り付けられる
ので、補助具4を梯子1に取り付ける間隔を自由に変更
することができる。 ・補助具4は丸鋼によって軽量に形成されているため、
一人の作業者8によって容易に取付可能であり、取扱い
に便利である。 ・補助具本体5を円形リング状にすると、作業者8が補
助具本体5に捕まりやすく、また、作業者8が圧力を加
えたときにリングの直径を縮小させやすく、補助具4の
梯子1への取付・取り外しが容易となる。 ・補助具4の取付部6は梯子1の柱2を取り囲むように
梯子1に対して少なくとも3点で当接するので、外圧に
よって補助具4が梯子1から容易に外れることがない。 ・補助具4と作業者8、及び梯子1と作業者8との間に
適度な距離を設定でき、腰に安全帯9や腰袋を装着して
も、梯子1の昇降時に作業者8が補助具4を容易に通過
することができる。 ・補助具4を使用位置と不使用位置との間で切換可能な
ため、梯子1を使用するたびに補助具4を梯子1から取
り外さなくても、補助具4を不使用位置に配置した状態
で持ち運ぶことができ、かつスペースを取らずに梯子1
及び補助具4を収納することができる。 ・梯子1から補助具4を取り外した場合でも、補助具4
を互いに重ねて収納でき、スペースを必要としない。 ・補助具4が一本の丸鋼を曲げ加工することによって形
成されているため、構造が簡単で製造が容易であるとと
もに、製造コストの低減を図ることができる。
【0018】なお、本実施形態は、以下のように変更す
ることも可能である。 ・梯子1の柱2は、チャンネル状の断面を有する柱の他
に、角パイプや、I形の断面を有する柱であってもよ
い。 ・補助具4を梯子1のそれぞれの棒3と対応するように
取り付ける。このようにすると落下防止機能が強化され
る。また、補助具4を梯子1に取り付ける間隔は、任意
に変更してもよい。 ・補助具本体5と取付部6とを別の部材から形成しても
よい。 ・補助具4の材料は、丸鋼以外に、ステンレス、プラス
チックとしてもよい。ステンレスは耐久性を有し、プラ
スチックは軽量で取扱いに便利である。 ・補助具4の材料の形状は、丸棒の他、丸パイプ、角パ
イプとしてもよい。 ・補助具本体5の形状は、円形リング状の他、楕円形、
角形としてもよい。 ・補助具4には、ペンキを塗装したり、スプレーを噴霧
したりしてもよい。このようにすることによって、錆止
め効果を付加することができる。また、ペンキ又はスプ
レーを黄色、橙色、赤色、又は黄と黒のゼブラ柄のよう
な彩色のものを施すことによって、外観を良好にできる
と同時に、作業者8の注意を喚起することができる。 ・補助具本体5の表面に滑り止めのための複数の溝、複
数の突起、又は複数の凹凸を施してもよい。このように
することによって、作業者が誤って梯子1から落下しそ
うになった際に、落下に対する抵抗を増加させることが
できる。 ・図6に示すように、補助具本体5を複数の溝を表面に
備えたビニールホース7で被覆してもよい。このように
した場合、ホース7が滑り止めの役割を果たし、作業者
8の昇降時の落下を一層確実に防止することができる。
ホース7を、黄色、橙色、赤色、又は黄と黒のゼブラ柄
のような彩色にすることによって、作業者8の注意を喚
起することができる。 ・ビニールホース7や補助具本体5の周囲に、作業者8
の注意を喚起するために、一定間隔で粘着テープを巻き
付けてもよい。 ・ビニールホース7の他に、補助具本体5を、ゴム、
布、プラスチック等の被覆材で被覆してもよい。更に、
該被覆材の表面には、複数の溝、複数の突起、又は複数
の凹凸を施してもよい。このようにすることによって作
業者8が手や足を梯子1から滑らせる危険性を少なくす
ることができる。
ることも可能である。 ・梯子1の柱2は、チャンネル状の断面を有する柱の他
に、角パイプや、I形の断面を有する柱であってもよ
い。 ・補助具4を梯子1のそれぞれの棒3と対応するように
取り付ける。このようにすると落下防止機能が強化され
る。また、補助具4を梯子1に取り付ける間隔は、任意
に変更してもよい。 ・補助具本体5と取付部6とを別の部材から形成しても
よい。 ・補助具4の材料は、丸鋼以外に、ステンレス、プラス
チックとしてもよい。ステンレスは耐久性を有し、プラ
スチックは軽量で取扱いに便利である。 ・補助具4の材料の形状は、丸棒の他、丸パイプ、角パ
イプとしてもよい。 ・補助具本体5の形状は、円形リング状の他、楕円形、
角形としてもよい。 ・補助具4には、ペンキを塗装したり、スプレーを噴霧
したりしてもよい。このようにすることによって、錆止
め効果を付加することができる。また、ペンキ又はスプ
レーを黄色、橙色、赤色、又は黄と黒のゼブラ柄のよう
な彩色のものを施すことによって、外観を良好にできる
と同時に、作業者8の注意を喚起することができる。 ・補助具本体5の表面に滑り止めのための複数の溝、複
数の突起、又は複数の凹凸を施してもよい。このように
することによって、作業者が誤って梯子1から落下しそ
うになった際に、落下に対する抵抗を増加させることが
できる。 ・図6に示すように、補助具本体5を複数の溝を表面に
備えたビニールホース7で被覆してもよい。このように
した場合、ホース7が滑り止めの役割を果たし、作業者
8の昇降時の落下を一層確実に防止することができる。
ホース7を、黄色、橙色、赤色、又は黄と黒のゼブラ柄
のような彩色にすることによって、作業者8の注意を喚
起することができる。 ・ビニールホース7や補助具本体5の周囲に、作業者8
の注意を喚起するために、一定間隔で粘着テープを巻き
付けてもよい。 ・ビニールホース7の他に、補助具本体5を、ゴム、
布、プラスチック等の被覆材で被覆してもよい。更に、
該被覆材の表面には、複数の溝、複数の突起、又は複数
の凹凸を施してもよい。このようにすることによって作
業者8が手や足を梯子1から滑らせる危険性を少なくす
ることができる。
【0019】次に、前記各実施形態から把握できる請求
項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの
効果と共に以下に記載する。 ・前記請求項1に記載の補助具において、補助具本体5
に複数の溝、複数の突起、又は複数の凹凸のうちの少な
くとも一つを施した補助具。このような構成にすれば、
作業者8が手や足を梯子1から滑らせる危険性を少なく
することができる。
項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの
効果と共に以下に記載する。 ・前記請求項1に記載の補助具において、補助具本体5
に複数の溝、複数の突起、又は複数の凹凸のうちの少な
くとも一つを施した補助具。このような構成にすれば、
作業者8が手や足を梯子1から滑らせる危険性を少なく
することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、取付部
によって補助具本体が梯子に取り付けられたとき、その
補助具本体を使用位置に配置することにより、作業者が
梯子から落下を防止することができる。また、梯子を使
用する度に補助具を着脱しなくても、補助具を不使用位
置に切り換えておくことにより、スペースを取らずに梯
子及び補助具を収納することができる。
によって補助具本体が梯子に取り付けられたとき、その
補助具本体を使用位置に配置することにより、作業者が
梯子から落下を防止することができる。また、梯子を使
用する度に補助具を着脱しなくても、補助具を不使用位
置に切り換えておくことにより、スペースを取らずに梯
子及び補助具を収納することができる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、作業者が梯子と補助具本体
との間を容易に通過することができる。請求項3に記載
の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、
補助具の製作が簡単になり、製造コストを低減すること
ができる。
に記載の発明の効果に加え、作業者が梯子と補助具本体
との間を容易に通過することができる。請求項3に記載
の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、
補助具の製作が簡単になり、製造コストを低減すること
ができる。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、補助具を一層強固に梯子に
装着することができる。請求項5に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加え、作業者の注意
を喚起することができる。
に記載の発明の効果に加え、補助具を一層強固に梯子に
装着することができる。請求項5に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加え、作業者の注意
を喚起することができる。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、作業者が誤って梯子から落
下する際に、落下に対する抵抗を増加させることがで
き、梯子の昇降時の安全性が向上する。
に記載の発明の効果に加え、作業者が誤って梯子から落
下する際に、落下に対する抵抗を増加させることがで
き、梯子の昇降時の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業者8が、梯子1に本発明の補助具を取り付
けている状態を示す説明図。
けている状態を示す説明図。
【図2】第1の実施形態の補助具を示す斜視図。
【図3】取付部6と、柱2及び棒3との位置関係を示す
図1の3−3線における拡大断面図。
図1の3−3線における拡大断面図。
【図4】梯子に対して使用位置に配置された図2の補助
具を示す斜視図。
具を示す斜視図。
【図5】梯子に対して不使用位置に配置された図2の補
助具を示す斜視図。
助具を示す斜視図。
【図6】補助具本体がビニールホースで被覆された補助
具を示す斜視図。
具を示す斜視図。
1…梯子、2…柱、3…棒、4…補助具、5…補助具本
体、6…取付部、8…作業者。
体、6…取付部、8…作業者。
Claims (6)
- 【請求項1】 一対の柱と、それらの柱の間に所定の間
隔を隔てて架設された複数の棒を有する梯子に装着さ
れ、作業者がその梯子を昇降する際に作業者の落下を防
止するための補助具であって、その補助具は補助具本体
と、 その補助具本体を梯子に着脱可能に装着するための一対
の取付部とを備え、 前記取付部によって補助具本体が梯子に取り付けられた
時、その取付部により、前記補助具本体が梯子から所定
の間隔をおいて離間する使用位置と、梯子に沿って延び
る不使用位置とに切換可能に支持されることを特徴とす
る補助具。 - 【請求項2】 前記補助具本体が使用位置に配置された
時、その補助具本体と梯子との間の最大間隔は60cm
乃至80cmであることを特徴とする請求項1に記載の
補助具。 - 【請求項3】 前記補助具本体はほぼリング状に形成さ
れると共に、互いに対向する一対の端部を備え、前記各
取付部は各端部に形成されていることを特徴とする請求
項1に記載の補助具。 - 【請求項4】 前記補助具本体が使用位置に配置された
時、前記各取付部は梯子に対して3点で当接することを
特徴とする請求項1に記載の補助具。 - 【請求項5】 前記補助具本体には彩色が施されている
請求項1に記載の補助具。 - 【請求項6】 前記補助具本体は滑り止め用の複数の溝
を備えた被覆部材によって被覆されている請求項1に記
載の補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449599A JP2001098866A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 梯子落下防止用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449599A JP2001098866A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 梯子落下防止用補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001098866A true JP2001098866A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17542490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27449599A Pending JP2001098866A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 梯子落下防止用補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001098866A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010229727A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 昇降式移動足場 |
ES2349601A1 (es) * | 2008-07-04 | 2011-01-07 | Sistema Tecnicos De Encofrados, S.A. | Panel para encofrado en altura, con plataforma incorporada y utlizacion del mismo. |
CN107288402A (zh) * | 2017-05-31 | 2017-10-24 | 中国铁塔股份有限公司长春市分公司 | 一种安全基站 |
KR102342420B1 (ko) * | 2020-06-24 | 2021-12-24 | 한국전력공사 | 추락방지용 작업발판이 구비된 안전사다리 |
CN114737873A (zh) * | 2022-04-05 | 2022-07-12 | 东台创跃机电有限公司 | 一种安全性高可加扩大保护范围的底坑扶梯及其使用方法 |
-
1999
- 1999-09-28 JP JP27449599A patent/JP2001098866A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2349601A1 (es) * | 2008-07-04 | 2011-01-07 | Sistema Tecnicos De Encofrados, S.A. | Panel para encofrado en altura, con plataforma incorporada y utlizacion del mismo. |
JP2010229727A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 昇降式移動足場 |
CN107288402A (zh) * | 2017-05-31 | 2017-10-24 | 中国铁塔股份有限公司长春市分公司 | 一种安全基站 |
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CN114737873A (zh) * | 2022-04-05 | 2022-07-12 | 东台创跃机电有限公司 | 一种安全性高可加扩大保护范围的底坑扶梯及其使用方法 |
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