JP2001097471A - ディスク型記憶媒体の収納ケースおよびこの収納ケースの製造方法 - Google Patents

ディスク型記憶媒体の収納ケースおよびこの収納ケースの製造方法

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JP2001097471A JP27931099A JP27931099A JP2001097471A JP 2001097471 A JP2001097471 A JP 2001097471A JP 27931099 A JP27931099 A JP 27931099A JP 27931099 A JP27931099 A JP 27931099A JP 2001097471 A JP2001097471 A JP 2001097471A
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正彦 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトディスクなどを収納する収納ケース
が完成するまでの作業数を減らし、完成までにかかる作
業性の煩雑さを減らすことで安価に製造できるのに加え
て、再生PET樹脂を原料としても黄ばみを生じさせる
ことのない収納ケースおよびこの収納ケースの製造方法
の提供を目的とする。 【解決手段】熱可塑性樹脂材料により形成されていると
ともに、ディスク型記憶媒体5が収納されるディスク収
納凹部20を備えたケース本体2と、ケース本体2の少
なくともディスク収納凹部20を覆う蓋体3とが、一体
成形ヒンジ4により連接されている構成としたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
クなどのディスク型記憶媒体を収納するディスク型記憶
媒体収納ケースおよびこの収納ケースの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】音楽やコンピュータープログラムなどの
情報を記憶したディスク型記憶媒体であるコンパクトデ
ィスク(以下、「CD」という。)などは、外部からの
衝撃からCD自身を保護するため、透明のプラスチック
製のディスク型記憶媒体収納ケース(以下、「収納ケー
ス」とのみ記す。)に収納されている。
【0003】上述した収納ケースの一般的な形態は、C
Dを収納するCD収納部が設けられたトレーと、このト
レーを嵌着させる凹部を有する底体と、前記底体に嵌着
されたトレーの少なくともCD収納部分を覆う蓋体との
3つの構成部品を備えている。すなわち、収納ケース
は、トレーを嵌着させた底体に、ヒンジを介して蓋体を
回動自在に取り付けた構造をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の収納ケースは、3つの構成部品を一旦別々に成形し
た後に、構成部品同士をさらに組み立てなければならな
いため、収納ケースが完成するまでに多くの作業数を必
要とし、完成までの作業性が煩雑となってしまうのに加
えて、完成までに要する時間もかかってしまうという弊
害がある。
【0005】また、従来の収納ケースにおけるヒンジ構
造は、底体または蓋体の何れか一方に突起部を設け、他
方に嵌合穴を設け、これら突起部と嵌合穴とを嵌合させ
ることで形成されている。このようなヒンジ構造では、
強度的にも弱く、たとえば、突起部を嵌合穴に嵌合させ
る際や、外部からの衝撃に対して割れが生じやすいとい
う弊害がある。
【0006】一方、近年では、強度や耐熱性に優れてい
るなどの理由で、ポリエチレンテレフタレート(以下、
「PET」とのみ記す。)樹脂を原料とした成形物が数
多く用いられている。特に、清涼飲料水などの容器とし
て、PET樹脂製の容器は非常に数多く用いられてお
り、これらのリサイクルを有効に行うことが環境的にも
課題となっている。しかし、単に、収納容器の材料とし
て再生PET樹脂を用いようとしても、従来の収納容器
の製造方法として用いられている射出成形では、劣化し
たPET樹脂を原料とした場合、焼けて黄ばみが顕著に
なるため、収納ケースの透明度が悪くなってしまうおそ
れがある。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点を鑑みて、
収納ケースが完成するまでの作業数を減らし、完成まで
にかかる作業性の煩雑さを減らすことで安価に製造でき
るのに加えて、再生PET樹脂を原料としても黄ばみを
生じさせることのない収納ケースおよびこの収納ケース
の製造方法の提供を目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかる収納ケースは、熱可塑性
樹脂材料により形成されているとともに、ディスク型記
憶媒体が収納されるディスク収納凹部を備えたケース本
体と、このケース本体の少なくともディスク収納凹部を
覆う蓋体とが、一体成形ヒンジにより連接されている構
成とした。
【0009】上記構成において、熱可塑性樹脂材料と
は、熱可塑性を有する樹脂であれば特に限定されない
が、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリカーボネート、PET樹脂などのポリエス
テル、ポリアクリル、アクリロニトリルブタジエンスチ
レン(ABS)樹脂などの樹脂、あるいはこれらの樹脂
の組み合わせが挙げられる。
【0010】この中でも特に、請求項2のように熱可塑
性樹脂材料として、再生PET樹脂を用いると、PET
樹脂のリサイクルに貢献するため好ましい。ここで、再
生PET樹脂とは、特に限定されないが、たとえば、清
涼飲料水の容器などとして用いられているPET樹脂製
の容器などのPET樹脂製成形物の使用済み成形物や、
これら成形物の製造途中で発生した不良成形物などをフ
レーク状以下の大きさに粉砕し樹脂材料として再利用し
たものなどをいう。このように、収納ケースを形成する
樹脂材料としてPET樹脂を用いると、従来収納ケース
の樹脂材料として一般的に用いられていたスチレン系樹
脂と比べて強度が増し、収納ケースの厚みを薄くするこ
とができるという効果も有する。
【0011】また、ディスク型記憶媒体とは、ディスク
形状をした記憶媒体であれば特に限定されないが、たと
えば、音楽用ディスクやビデオディスク、あるいはコン
ピュータープログラムが記録されたROMやRAMなど
のCD類やDVDなどが挙げられる。また、CDの大き
さは、一般に約8cmのものと約12cmのものとがあ
るが、どちらの大きさをしていてもよく、特に限定され
ない。
【0012】さらに、ケース本体は、請求項3のように
ケース本体におけるディスク収納凹部を備えている側と
反対側の面に設けられた印刷物を収納する印刷物収納凹
部と、この印刷物収納凹部に設けられた前記印刷物収納
凹部に収納された前記印刷物の離脱を防止する離脱防止
手段とを備えていることが好ましい。
【0013】また、上述したようなディスク型記憶媒体
の収納ケースの製造方法としては、従来より行われてい
る射出成形よりも、請求項4に記載しているように、熱
可塑性樹脂材料を押出成形することにより、シート成形
体を形成する第一工程と、前記シート成形体をシートフ
ォーミングすることにより、ケース本体と、蓋体と、一
体成形ヒンジとを形成させる第二工程とを備えているよ
うにすることが好ましい。
【0014】なお、上記構成において、第一工程で行う
押出成形方法とは、熱可塑性樹脂を押出機中で加熱、加
圧して流動状態にし、ダイから連続的に押し出すことに
より成形する成形方法をいう。シート成形体の厚みは、
熱可塑性樹脂材料により性質が異なるため、特に限定さ
れないが、請求項2に記載したように再生PET樹脂を
樹脂材料とした場合、0.6mm〜0.7mmの厚みの
範囲とするのが好ましく、特に0.65mm前後の厚み
とすることが好ましい。
【0015】すなわち、0.7mmよりもシート成形体
の厚みが厚ければ、シート成形体の中心部と表面部との
間に温度差が生じ、表面に粒状のざらつきが生じるおそ
れがある。また、0.6mmよりもシート成形体の厚み
が薄ければ強度的に弱く、ディスク型記憶媒体の保護を
図ることができない場合がある。
【0016】また、第二工程で行うシートフォーミング
とは、加熱して軟化させたシート成形体に外力を加えて
変形させ、そのまま冷却して成形品を作る方法をいい、
真空成形や圧縮空気圧成形などが挙げられる。
【0017】ここで、真空成形とは、シート成形体を型
の上にクランプしたまま加熱軟化させ、型とシート成形
体との隙間を真空にして、シート成形体を型に密着させ
て成形し、冷却後真空を解除して成形品を取り出す成形
方法をいう。また、圧縮空気圧成形とは、シート成形体
を型の上にクランプしたまま加熱軟化させ、圧縮空気の
力でシート成形体を引き延ばして型に沿わせ、成形品を
得る成形方法をいう。
【0018】また、上記製造方法を行う際に、第二工程
においてシートフォーミングとして真空成形または圧縮
空気圧成形を行うのと同時に、あるいは真空成形または
圧縮空気圧成形を行った後、一体成形ヒンジが形成され
る部分に薄肉部を形成させるための熱プレス加工(たた
き)を行うようにすることが好ましい。たとえば、この
ような方法で収納ケースを製造すると、ヒンジの屈曲性
を向上させることができ、収納ケースの蓋体の開閉をよ
り円滑に行うことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるディスク
型記憶媒体の収納ケースの実施の形態を図面に基づいて
詳細に説明する。図1は、本発明にかかるディスク型記
憶媒体の収納ケース(以下、「収納ケース」とのみ記
す。)1の上方視斜視図である。図2は、図1に示した
収納ケース1の下方視斜視図である。図3は、図1に示
した収納ケース1の蓋体3にジャケット7を収納させる
様子を示した上方視斜視図である。
【0020】図1、図2および図3に示したように、収
納ケース1は、熱可塑性樹脂材料として再生PET樹脂
が用いられており、ケース本体2と、蓋体3と、一体成
形ヒンジ4とを備えている。ケース本体2は、平面視略
正方形をしており、図1に示したように、その表面側に
ディスク型記憶媒体としてのCD5が収納される円形の
ディスク収納凹部20と、ディスク取り出し補助凹部2
00とを備えている。また、ディスク収納凹部20に
は、CD5の中心に設けられている孔51の大きさに合
わせた保持突起21が設けられている。さらに、ケース
本体2は、ディスク収納凹部20を取り囲んでいる凸部
22aの外周側壁部分に蓋体3を係止する係止凹部25
が設けられている。
【0021】また、ケース本体2は、図2に示したよう
に、その裏面側に歌詞カードなどの印刷物6を収納する
印刷物収納凹部22と、この印刷物収納凹部22に収納
された印刷物6の離脱を防止する離脱防止手段として印
刷物離脱防止用のトレー23と、トレー係止用の突起2
4とを備えている。
【0022】印刷物収納凹部22は、図2に示したよう
にディスク収納凹部20の裏面側の出っ張っている凸部
20aの周囲を取り囲むように4つの側壁を有してい
る。また、図5に示したように、前記4つの側壁の高さ
Hは、凸部20aの立ち上がっている高さhよりも高く
なっている。
【0023】トレー23は、印刷物収納凹部22の開口
部分の大きさに合わせて形成されており、印刷物6を裏
面側から支える役割を有するようになっている。突起2
4は、印刷物収納凹部22の開口部分近傍で各側壁にそ
れぞれ2箇所づつ設けられており、印刷物6とともにト
レー23を印刷物収納凹部22内に収納させたとき、こ
のトレー23の周壁部分を係止することで、印刷物6が
印刷物収納凹部22から離脱するのを防止するようにな
っている。
【0024】蓋体3は、図1及び図3に示したように、
ケース本体2の凸部22aを嵌合させる凹み30が設け
られている。凹み30の開口部分近傍には、図1に示し
たように、ケース本体2の係止凹部25に係止させる突
起31が設けられており、蓋体3を閉じた状態が保持さ
れるようになっている。また、突起31は、図3に示し
たようにCD6のタイトルなどの情報が記載されたジャ
ケット7を凹み30内に収納させたとき、このジャケッ
ト7を係止させることもできるようになっている。
【0025】一体成形ヒンジ4は、図1〜図4に示した
ように、ケース本体2の一側端と、蓋体3の一側端との
間を介在し、屈曲性を向上させるため薄肉部40がケー
ス本体2の一側端および蓋体3の一側端に平行となるよ
うに2本備わっている。以上のような構成をしている収
納ケース1は、再生PET樹脂を原料としているため、
社会問題となっているPET樹脂製の容器などの資源ご
みの再利用の促進化に貢献することとなる。
【0026】また、強度、耐熱性に優れているPET樹
脂を用いることにより、従来のスチロール系の樹脂を原
料とした収納ケースと比べて収納ケース1の肉厚を薄く
抑えることが出来る。すなわち、収納ケース1の肉厚を
薄く抑えることによって、収納効率が高まり、所定のス
ペースにより多くの収納ケースを収納することができる
ため、音楽用のCDに限らず、コンピューターのプログ
ラムなどを記録するCD−ROMや、CD−Rなどの収
納ケースなどとしても好適に用いることができる。ま
た、ケース本体2のディスク収納凹部20には保持突起
21が設けられているため、CDをより安定した状態で
収納保持することができる。
【0027】さらに、収納ケース1は、蓋3の凹み30
にジャケット7を容易に収納保持させることができるよ
うになっているとともに、印刷物収納凹部22に歌詞カ
ードなどの印刷物6を収納させることも容易に行えるた
め、タイトルジャケットや歌詞カードなどを収納させる
必要のある音楽用のCDなどの収納ケースとして最適で
ある。
【0028】次に、PET容器の廃棄物を原料として、
収納ケース1を連続的に製造する方法を説明する。 まず、清涼飲料水などに用いられているPET樹脂
製の容器をフレーク状に粉砕した後、押出成形機にかけ
て押出成形を行いシート成形体を形成する。なお、押出
成形における条件としては、加熱温度を260℃〜30
0℃となるようにし、得られるシート成形体の厚みを
0.6mm〜0.7mmとなるようにする(第一工
程)。
【0029】 の工程により得られたシート成形体
をケース本体2および蓋体3を形成する真空成形金型に
入れ、120℃前後の温度下で真空成形を行う。また、
一体成形ヒンジ4もケース本体2および蓋体3と同様に
真空成形を行うが、真空成形だけでは屈曲性を十分に確
保することが困難なため、真空成形を行った後、さらに
熱プレス加工(たたき)を行い、この一体成形ヒンジ4
に臨んでいるケース本体2の一端および蓋体3の一端と
平行に、屈曲性を向上させるための薄肉部40を2本溝
状に形成させる(第二工程)。
【0030】上記製造方法は、押出成形を行った後真空
成形を行うため、射出成形を行うときと比べて、成形機
にかかる費用を安く抑えることができるのに加えて、射
出成形のように原料をペレット状に加工した後さらに結
晶化させることなく、フレーク状に破砕するだけで使用
することができ、しかも連続的に成形物を得ることがで
きるため、製造コストを安く抑えることができる。
【0031】また、押出成形は、樹脂を溶解させた後、
所定の厚みのシート形状に成形されるのと同時に冷却さ
れるため、射出成形のように、樹脂を金型内で長時間高
温状態におくことがなく、劣化の激しい再生PET樹脂
を樹脂材料として用いた場合であっても黄ばみを生じさ
せにくい。さらに、真空成形は、シート成形体を溶解さ
せる温度まで加熱させる必要がなく、低い温度で成形す
ることができる(PET樹脂の場合120℃前後)た
め、成形時に黄ばみを生じさせることがない。
【0032】したがって、本発明の製造方法で収納ケー
スを製造すると、再生PET樹脂を原料として用いて
も、黄ばみが生じることなく、透明性の高い収納容器を
製造することができる。なお、一体成形ヒンジ4の薄肉
部40は、真空成形に加えて熱プレス加工を行うため、
透明度が他の部分より悪くなってしまうおそれがある
が、一体成形ヒンジ4は透明性よりも屈曲性を向上させ
ることのほうが優先されるため特に支障はない。
【0033】なお、上記の製造方法により得られた収納
ケース1に歌詞カードなどの印刷物6やタイトルなどが
印刷されているジャケット7を取り付けるには、以下の
ように行う。 図2に示したように、印刷物収納凹部22に、歌詞
などの情報が印刷されている印刷物6を、この印刷され
ている情報が収納ケースの外部から視認できるように収
納させた後、印刷物離脱防止用のトレー23を印刷物6
の外側から収納させて、トレー係止用の突起24に係止
させる。 図3に示したように、タイトルなどの情報が記載さ
れているとともに対向する2辺が情報記載面と反対側に
折り曲げられているジャケット7を、蓋体3の凹みに収
納させた後、ジャケット7の折り曲げ部分を突起31に
係止させる。 このように、収納ケース1は容易に印刷物6やジャケッ
ト7を取り付けることができる。
【0034】以上に本発明にかかる収納ケースの一実施
の形態である収納ケース1およびその製造方法について
説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されな
い。たとえば、上記実施の形態では、離脱防止手段とし
てトレー23とトレー係止用の突起24が設けられてい
たが、印刷物6を厚紙にすることでトレー23を用いる
ことなく、印刷物を直接係止させるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、一体成形ヒンジ4の薄肉部
40は、真空成形を行った後に熱プレス加工(たたき)
を行うようになっていたが、真空成形を行うのと同時に
熱プレス加工(たたき)を行うようにしても良い。さら
に、押出し成形を行う際に、一体成形ヒンジ部分を薄肉
にして成形するようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上のことより、本発明の請求項1に示
したディスク型記憶媒体の収納ケースは、熱可塑性樹脂
材料により形成されているとともに、ディスク型記憶媒
体が収納されるディスク収納凹部を備えたケース本体
と、このケース本体の少なくともディスク収納凹部を覆
う蓋体とが、一体成形ヒンジにより連接されているとい
う構成をしているため、構成部品を成形した後に、これ
ら構成部品同士を組み立てたりする必要がなくなり、収
納ケースを完成するまでの作業数を減らすことができ、
結果として安価に収納ケースを提供することができるよ
うになる。
【0036】また、本発明の請求項2に示したディスク
型記憶媒体の収納ケースは、請求項1の効果に加えて熱
可塑性樹脂材料が、使用済みのPET樹脂製の成形物を
利用したものであるため、PET樹脂製の成形物の再利
用化を図ることに貢献する。
【0037】また、本発明の請求項3に示したディスク
型記憶媒体の収納ケースは、請求項1または請求項2の
効果に加えて、ケース本体におけるディスク収納凹部を
備えている側と反対側の面に設けられた印刷物を収納す
る印刷物収納凹部と、この印刷物収納凹部に設けられた
前記印刷物収納凹部に収納された前記印刷物の離脱を防
止する離脱防止手段とを備えているため、歌詞カードな
どの情報が記録された印刷物を取り付けることができる
ため、音楽用のCDなどの収納ケースとして好適に用い
ることが出来る。
【0038】また、本発明の請求項4に示したディスク
型記憶媒体の収納ケースの製造方法は、熱可塑性樹脂材
料を押出成形することにより、シート成形体を形成させ
る第一工程と、前記シート成形体をシートフォーミング
することにより、ケース本体と、蓋体と、一体成形ヒン
ジとを形成させる第二工程とを備えているため、樹脂原
料として劣化したPET樹脂などを用いた場合であって
も、黄ばみを生じさせることなく、透明度の高い収納ケ
ースを安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る収納ケースの上方
視斜視図である。
【図2】図1に示した収納ケースの下方視斜視図であ
る。
【図3】図1に示した収納ケースの蓋体にジャケットを
収納させる様子を示した斜視図である。
【図4】図1に示した収納ケースの側面視断面図であ
る。
【図5】図1に示した収納ケースのケース本体の断面図
である。
【符号の説明】
1 (ディスク型記憶媒体)収納ケース 2 ケース本体 20 ディスク収納凹部 22 印刷物収納凹部 23 トレー(離脱防止手段) 24 突起(離脱防止手段) 3 蓋体 4 一体成形ヒンジ 5 CD(ディスク型記憶媒体) 6 印刷物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂材料により形成されていると
    ともに、ディスク型記憶媒体が収納されるディスク収納
    凹部を備えたケース本体と、このケース本体の少なくと
    もディスク収納凹部を覆う蓋体とが、一体成形ヒンジに
    より連接されているディスク型記憶媒体の収納ケース。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂材料が、再生ポリエチレンテ
    レフタレート樹脂を含む請求項1に記載のディスク型記
    憶媒体収納ケース。
  3. 【請求項3】ケース本体におけるディスク収納凹部を備
    えている側と反対側の面に設けられた印刷物を収納する
    印刷物収納凹部と、この印刷物収納凹部に設けられた前
    記印刷物収納凹部に収納された前記印刷物の離脱を防止
    する離脱防止手段とを備えている請求項1または請求項
    2に記載のディスク型記憶媒体収納ケース。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂材料を押出成形することによ
    り、シート成形体を形成させる第一工程と、前記シート
    成形体をシートフォーミングすることにより、ケース本
    体と、蓋体と、一体成形ヒンジとを形成させる第二工程
    とを備えている請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のディスク型記憶媒体の収納ケースの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005507803A (ja) * 2001-10-25 2005-03-24 ファウンテン パテンツ ベー.フェー.イー.オー. 薄肉の製品を形成する方法および装置、ならびにそれによって製造される製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005507803A (ja) * 2001-10-25 2005-03-24 ファウンテン パテンツ ベー.フェー.イー.オー. 薄肉の製品を形成する方法および装置、ならびにそれによって製造される製品

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