JP2001097414A - 容器の口部の構造 - Google Patents
容器の口部の構造Info
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
- B05B11/1009—Piston pumps actuated by a lever
- B05B11/1011—Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリガーと称される引金状の部材を引くこと
によって各種薬品類等の液体容器の内部の液体を噴霧す
るためのトリガー式のスプレーポンプや、頭部を押圧し
てシャンプーや化粧品類等の液体容器の内部の液体を吐
出させるポンプディスペンサー等のキャップ部が螺合さ
れる容器の口部の構造の改良に関し、容器に対するポン
プの付け替えを困難にすることなく、しかもキャップ部
が不用意に緩んでポンプ本体が不用意に回転して、ポン
プ類が容器から外れるのを防止することを課題とする。 【解決手段】 容器内の内容物を噴霧，吐出可能なポン
プ類のキャップ部が螺合される容器の口部の構造であっ
て、該口部の外周面に形成されたねじ部に、前記ポンプ
類のキャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗付与手段が
設けられてなることを特徴とする。
によって各種薬品類等の液体容器の内部の液体を噴霧す
るためのトリガー式のスプレーポンプや、頭部を押圧し
てシャンプーや化粧品類等の液体容器の内部の液体を吐
出させるポンプディスペンサー等のキャップ部が螺合さ
れる容器の口部の構造の改良に関し、容器に対するポン
プの付け替えを困難にすることなく、しかもキャップ部
が不用意に緩んでポンプ本体が不用意に回転して、ポン
プ類が容器から外れるのを防止することを課題とする。 【解決手段】 容器内の内容物を噴霧，吐出可能なポン
プ類のキャップ部が螺合される容器の口部の構造であっ
て、該口部の外周面に形成されたねじ部に、前記ポンプ
類のキャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗付与手段が
設けられてなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の口部の構
造、さらに詳しくは、トリガーと称される引金状の部材
を引くことによって各種薬品類等の液体容器の内部の液
体を噴霧するためのトリガー式のスプレーポンプや、頭
部を押圧してシャンプーや化粧品類等の液体容器の内部
の液体を吐出させるポンプディスペンサー等のキャップ
部が螺合される容器の口部の構造の改良に関する。
造、さらに詳しくは、トリガーと称される引金状の部材
を引くことによって各種薬品類等の液体容器の内部の液
体を噴霧するためのトリガー式のスプレーポンプや、頭
部を押圧してシャンプーや化粧品類等の液体容器の内部
の液体を吐出させるポンプディスペンサー等のキャップ
部が螺合される容器の口部の構造の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種のトリガー式スプレーポ
ンプやポンプディスペンサー等のポンプ類は、ポンプ本
体と、その本体の下部に設けられ、容器に螺合可能なキ
ャップ部とで構成されているものである。このようなキ
ャップ部を液体容器の口部に装着することによってポン
プ類を取り付け、組み立てた状態でトリガーを引くこと
によって液体容器の内部の液体を噴霧し、或いは頭部を
押圧することによって内部の液体を吐出する構造とした
ものである。
ンプやポンプディスペンサー等のポンプ類は、ポンプ本
体と、その本体の下部に設けられ、容器に螺合可能なキ
ャップ部とで構成されているものである。このようなキ
ャップ部を液体容器の口部に装着することによってポン
プ類を取り付け、組み立てた状態でトリガーを引くこと
によって液体容器の内部の液体を噴霧し、或いは頭部を
押圧することによって内部の液体を吐出する構造とした
ものである。
【０００３】このようなポンプ類は、キャップ部を液体
容器の口部に螺合して装着した状態において、はじめて
ポンプ本体が固定された状態となって不用意に回転する
ことがないような構造とされている。また、方向性のあ
るデザインの容器に対し、吐出方向を定めて取り付ける
ことができるよう、ポンプ本体が容器の口部に対して回
転自在に取り付けられる構造となっている。
容器の口部に螺合して装着した状態において、はじめて
ポンプ本体が固定された状態となって不用意に回転する
ことがないような構造とされている。また、方向性のあ
るデザインの容器に対し、吐出方向を定めて取り付ける
ことができるよう、ポンプ本体が容器の口部に対して回
転自在に取り付けられる構造となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そして、ポンプ類の容
器への装着は、キャップ部の内周面に形成されたねじ部
を、容器の口部に形成されたねじ部に螺合することによ
ってなされているが、上述のように、ポンプ類の本体
は、キャップ部が液体容器の口部に装着されていない限
り、キャップ部に対して回転自在であるため、不可抗力
によってキャップ部の容器の口部に対する螺合状態が緩
むと、ポンプ本体の固定状態も解除されて、ポンプ本体
が不用意に回転するおそれがあった。
器への装着は、キャップ部の内周面に形成されたねじ部
を、容器の口部に形成されたねじ部に螺合することによ
ってなされているが、上述のように、ポンプ類の本体
は、キャップ部が液体容器の口部に装着されていない限
り、キャップ部に対して回転自在であるため、不可抗力
によってキャップ部の容器の口部に対する螺合状態が緩
むと、ポンプ本体の固定状態も解除されて、ポンプ本体
が不用意に回転するおそれがあった。
【０００５】この結果、使用中に容器がポンプ本体から
不用意に抜け落ちるおそれがあり、また容器からポンプ
本体が外れるおそれがあった。さらに、容器が抜け落ち
ない場合であっても、上記のようにキャップ部の緩みに
よってポンプ本体が緩むと密封性が悪くなり、容器を傾
けて内容物を吐出させる場合等に、その内容物が不用意
に漏れるおそれがあった。
不用意に抜け落ちるおそれがあり、また容器からポンプ
本体が外れるおそれがあった。さらに、容器が抜け落ち
ない場合であっても、上記のようにキャップ部の緩みに
よってポンプ本体が緩むと密封性が悪くなり、容器を傾
けて内容物を吐出させる場合等に、その内容物が不用意
に漏れるおそれがあった。
【０００６】また、このようなキャップ部の緩みによっ
てポンプ本体が緩むと、容器の使用時のみならず、たと
えば店頭や輸送中においても、キャップ部が緩むことに
よる密封性の悪さによって内容物が不用意に漏れるおそ
れがあった。
てポンプ本体が緩むと、容器の使用時のみならず、たと
えば店頭や輸送中においても、キャップ部が緩むことに
よる密封性の悪さによって内容物が不用意に漏れるおそ
れがあった。
【０００７】いずれにしても、従来では、ポンプが装着
された容器の口部における螺合構造で緩みにくくしてい
るので、キャップ部が緩むだけで、ポンプ本体が緩むこ
ととなっていた。
された容器の口部における螺合構造で緩みにくくしてい
るので、キャップ部が緩むだけで、ポンプ本体が緩むこ
ととなっていた。
【０００８】しかるに、この種のトリガー式スプレーポ
ンプやポンプディスペンサー等のポンプ類は、ポンプ本
体を容器の口部に対して付け替えるのを前提として使用
され、また内容物もガスが発生するような薬剤等もある
ため、上記のようなキャップ部の緩みに伴うポンプ本体
の緩みや、内容物の不用意な漏れは、重大な問題であ
る。
ンプやポンプディスペンサー等のポンプ類は、ポンプ本
体を容器の口部に対して付け替えるのを前提として使用
され、また内容物もガスが発生するような薬剤等もある
ため、上記のようなキャップ部の緩みに伴うポンプ本体
の緩みや、内容物の不用意な漏れは、重大な問題であ
る。
【０００９】このようなポンプ本体の緩みを防止するた
めに、たとえばポンプ本体のキャップ部と容器の肩部の
一部にストッパー等を設けて回転による緩みを強固に防
止することもできるが、この場合には、ポンプ本体の付
け替えが困難になるという問題がある。そして、ポンプ
本体の付け替え使用を前提とするこの種のポンプ類にと
って、このような問題も致命的なものである。
めに、たとえばポンプ本体のキャップ部と容器の肩部の
一部にストッパー等を設けて回転による緩みを強固に防
止することもできるが、この場合には、ポンプ本体の付
け替えが困難になるという問題がある。そして、ポンプ
本体の付け替え使用を前提とするこの種のポンプ類にと
って、このような問題も致命的なものである。
【００１０】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、容器に対するポンプの付け替えを
困難にすることなく、しかもキャップ部が不用意に緩ん
でポンプ本体が不用意に回転して、ポンプ類が容器から
外れるのを防止することを課題とする。
めになされたもので、容器に対するポンプの付け替えを
困難にすることなく、しかもキャップ部が不用意に緩ん
でポンプ本体が不用意に回転して、ポンプ類が容器から
外れるのを防止することを課題とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決す
るための手段は、容器内の内容物を噴霧，吐出可能なポ
ンプ類のキャップ部が螺合される容器の口部の構造であ
って、該口部の外周面に形成されたねじ部に、前記ポン
プ類のキャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗付与手段
が設けられてなることを特徴とする。
題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決す
るための手段は、容器内の内容物を噴霧，吐出可能なポ
ンプ類のキャップ部が螺合される容器の口部の構造であ
って、該口部の外周面に形成されたねじ部に、前記ポン
プ類のキャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗付与手段
が設けられてなることを特徴とする。
【００１２】一般に、ねじは螺旋状の軌道を描いて構成
されており、スプレーポンプのキャップ部と、容器本体
の口部との螺合状態においても、それぞれのねじ部はと
もに螺旋状の軌道を描いているので、締めつける操作を
スムーズに行うことができる。
されており、スプレーポンプのキャップ部と、容器本体
の口部との螺合状態においても、それぞれのねじ部はと
もに螺旋状の軌道を描いているので、締めつける操作を
スムーズに行うことができる。
【００１３】しかし、本発明においては、キャップ部の
回転に抵抗を付与する抵抗付与手段が容器口部のねじ部
に設けられているために、このような抵抗付与手段によ
って使用中にキャップ部が不用意に緩むことがないの
で、ポンプ本体も不用意に緩むことがない。
回転に抵抗を付与する抵抗付与手段が容器口部のねじ部
に設けられているために、このような抵抗付与手段によ
って使用中にキャップ部が不用意に緩むことがないの
で、ポンプ本体も不用意に緩むことがない。
【００１４】キャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗付
与手段としては、容器の口部２のねじ部３に形成された
段部４のようなものが挙げられる。
与手段としては、容器の口部２のねじ部３に形成された
段部４のようなものが挙げられる。
【００１５】このような段部４が形成されているため
に、キャップ部を容器の口部２に螺合させた状態におい
て、その段部４がキャップ部のねじ部のねじ山を強制的
に挟み込むような状態となり、キャップ部の緩み方向の
不用意な回転が阻止されてキャップ部の緩みが防止され
ることとなる。
に、キャップ部を容器の口部２に螺合させた状態におい
て、その段部４がキャップ部のねじ部のねじ山を強制的
に挟み込むような状態となり、キャップ部の緩み方向の
不用意な回転が阻止されてキャップ部の緩みが防止され
ることとなる。
【００１６】また、段部４を形成して、ねじ部３が略階
段状の軌道を描くように形成することも可能である。
段状の軌道を描くように形成することも可能である。
【００１７】このような略階段状の軌道を描くように形
成されているために、そのような略階段状の軌道を描く
ように形成された段部４が楔作用を生じさせ、従って容
器の口部２のねじ部３とキャップ部のねじ部とが螺合さ
れた状態で、キャップ部の緩み方向の回転に対して抵抗
を生じさせることとなる。
成されているために、そのような略階段状の軌道を描く
ように形成された段部４が楔作用を生じさせ、従って容
器の口部２のねじ部３とキャップ部のねじ部とが螺合さ
れた状態で、キャップ部の緩み方向の回転に対して抵抗
を生じさせることとなる。
【００１８】従って、キャップ部の不用意な緩みが好適
に防止される。
に防止される。
【００１９】さらに、容器本体１の口部２のねじ部３の
下側ほど段部４の段差が大きくなるように形成した場合
には、楔作用がより好適に生じる。
下側ほど段部４の段差が大きくなるように形成した場合
には、楔作用がより好適に生じる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に従って説明する。
て、図面に従って説明する。
【００２１】図１は、一実施形態の容器の口部の構造を
示す概略正面図である。
示す概略正面図である。
【００２２】図１において、１は容器本体、２は該容器
本体１の口部で、該口部２にはねじ部３が形成されてい
る。
本体１の口部で、該口部２にはねじ部３が形成されてい
る。
【００２３】そのねじ部３の軌道は、図２に示すように
略階段状の軌道を描くように形成されている。
略階段状の軌道を描くように形成されている。
【００２４】すなわち、等角間隔ごと（本実施形態では
90度ごと）に、段部４…が形成されている。
90度ごと）に、段部４…が形成されている。
【００２５】図３には、ねじ部３が断面として表されて
おり、さらに図４には、ねじ部３の他に段部４も断面と
して表されている。
おり、さらに図４には、ねじ部３の他に段部４も断面と
して表されている。
【００２６】次に、上記のような構造の容器本体１の口
部２に、トリガー式スプレーポンプを取り付けて使用す
る場合について説明する。
部２に、トリガー式スプレーポンプを取り付けて使用す
る場合について説明する。
【００２７】先ず、このトリガー式スプレーポンプの構
造を説明すると、図５に示すようにスプレーポンプ本体
５は、スプレーポンプボデイ ６と、該スプレーポンプボ
デイ６に外嵌着されたカバー体７と、液を噴射すべく前
記スプレーポンプボデイ ６の前部に設けられたノズル部
８と、その液の噴射の際の引き金として機能するトリガ
ー９とを具備している。
造を説明すると、図５に示すようにスプレーポンプ本体
５は、スプレーポンプボデイ ６と、該スプレーポンプボ
デイ６に外嵌着されたカバー体７と、液を噴射すべく前
記スプレーポンプボデイ ６の前部に設けられたノズル部
８と、その液の噴射の際の引き金として機能するトリガ
ー９とを具備している。
【００２８】10は、容器内の液を吸引するためのチュー
ブで、スプレーポンプボデイ ６からキャップ部11にかけ
て挿通され、その先端はキャップ部11の下方に裸出され
ている。
ブで、スプレーポンプボデイ ６からキャップ部11にかけ
て挿通され、その先端はキャップ部11の下方に裸出され
ている。
【００２９】12は、前記スプレーポンプボデイ ６の内部
からキャップ部11に跨がって設けられた内筒、13はその
内筒12の下部に取り付けられたパッキンを示す。
からキャップ部11に跨がって設けられた内筒、13はその
内筒12の下部に取り付けられたパッキンを示す。
【００３０】14はシリンダー、15はそのシリンダー14内
を往復動するピストンである。
を往復動するピストンである。
【００３１】このピストン15の前部に前記トリガー９が
連結され、トリガー９の揺動運動がピストン15の往復運
動に変換されるように構成されている。
連結され、トリガー９の揺動運動がピストン15の往復運
動に変換されるように構成されている。
【００３２】そして、このような構成からなるトリガー
式スプレーポンプを上記の容器の口部に取り付ける場合
には、先ず、上記のようなトリガー式スプレーポンプの
キャップ部11のねじ部16を容器本体１の口部２のねじ部
３に螺合する。
式スプレーポンプを上記の容器の口部に取り付ける場合
には、先ず、上記のようなトリガー式スプレーポンプの
キャップ部11のねじ部16を容器本体１の口部２のねじ部
３に螺合する。
【００３３】この状態で、トリガー９を操作すると、ピ
ストン14がシリンダ15内を往動し、それによって、容器
本体１内の液体がチューブ10によって吸引され、スプレ
ーポンプボデイ ６の内部を通過し、ノズル部８から液が
噴霧されることとなる。
ストン14がシリンダ15内を往動し、それによって、容器
本体１内の液体がチューブ10によって吸引され、スプレ
ーポンプボデイ ６の内部を通過し、ノズル部８から液が
噴霧されることとなる。
【００３４】この場合において、スプレーポンプ本体５
とキャップ部11とに跨がって内筒12が設けられているた
め、不可抗力によってキャップ部11が緩むと、スプレー
ポンプ本体５も緩むこととなり、その結果、容器本体１
がスプレーポンプから抜け落ちるおそれがあり、またス
プレーポンプが容器本体１から外れるおそれがある。
とキャップ部11とに跨がって内筒12が設けられているた
め、不可抗力によってキャップ部11が緩むと、スプレー
ポンプ本体５も緩むこととなり、その結果、容器本体１
がスプレーポンプから抜け落ちるおそれがあり、またス
プレーポンプが容器本体１から外れるおそれがある。
【００３５】さらに、内容物が漏洩するおそれもある。
【００３６】しかし、本実施形態では、上述のように、
容器の口部２の外面のねじ部３に等角間隔ごとに段部４
…が形成されて、そのねじ部３の軌道が、略階段状の軌
道を描くように形成されているため、この段部４により
楔作用が生じ、これがポンプのキャップ部11の回転に対
して抵抗となり、上述のように不可抗力等によっても、
ねじ部３が容器の口部２に対して不用意に緩むことがな
く、従ってスプレーポンプ本体１も不用意に緩むことが
ない。
容器の口部２の外面のねじ部３に等角間隔ごとに段部４
…が形成されて、そのねじ部３の軌道が、略階段状の軌
道を描くように形成されているため、この段部４により
楔作用が生じ、これがポンプのキャップ部11の回転に対
して抵抗となり、上述のように不可抗力等によっても、
ねじ部３が容器の口部２に対して不用意に緩むことがな
く、従ってスプレーポンプ本体１も不用意に緩むことが
ない。
【００３７】このため、ポンプから容器が不用意に抜け
落ち、或いは容器からポンプが外れるおそれもなく、ま
た内容物が不用意に漏洩するおそれもない。
落ち、或いは容器からポンプが外れるおそれもなく、ま
た内容物が不用意に漏洩するおそれもない。
【００３８】特に、本実施形態においては、容器本体１
の口部２のねじ部３の下側ほど段部４の段差が大きくな
るように形成されているため、楔作用がより好適に生じ
る一方で、付け替え容器に使用する際のポンプの容器本
体１の口部２への取り付けや取り外しに支障を生ずるよ
うなこともないのである。
の口部２のねじ部３の下側ほど段部４の段差が大きくな
るように形成されているため、楔作用がより好適に生じ
る一方で、付け替え容器に使用する際のポンプの容器本
体１の口部２への取り付けや取り外しに支障を生ずるよ
うなこともないのである。
【００３９】尚、上記実施形態では、口部２の外面のね
じ部３に90度ごとに段部４…が形成されているが、これ
に限らず、たとえば120 度ごと或いは60度ごとに形成さ
れていてもよい。
じ部３に90度ごとに段部４…が形成されているが、これ
に限らず、たとえば120 度ごと或いは60度ごとに形成さ
れていてもよい。
【００４０】また、段部４は必ずしも等角間隔ごとに形
成される必要はない。
成される必要はない。
【００４１】さらに、該実施形態では、容器本体１の口
部２のねじ部３の下側ほど段部４の段差が大きくなるよ
うに形成したため、上記のような好ましい効果が得られ
たが、このように形成することは本発明に必須の条件で
はない。
部２のねじ部３の下側ほど段部４の段差が大きくなるよ
うに形成したため、上記のような好ましい効果が得られ
たが、このように形成することは本発明に必須の条件で
はない。
【００４２】さらに、上記実施形態では、口部２のねじ
部３の軌道が、略階段状の軌道を描くように形成するこ
とによって、抵抗を付与する構造としたが、ねじ部３の
容器の口部に対する緩みを防止する手段はこれに限定さ
れるものではなく、たとえば突起のごときものをねじ部
３の軌道上に形成するような手段であってもよい。
部３の軌道が、略階段状の軌道を描くように形成するこ
とによって、抵抗を付与する構造としたが、ねじ部３の
容器の口部に対する緩みを防止する手段はこれに限定さ
れるものではなく、たとえば突起のごときものをねじ部
３の軌道上に形成するような手段であってもよい。
【００４３】また、ねじ部３を鋸歯状に形成するような
手段であってもよい。
手段であってもよい。
【００４４】要は、容器１の口部２のねじ部３に、ポン
プのキャップ部11の回転に抵抗を付与する抵抗付与手段
が設けられていればよいのである。
プのキャップ部11の回転に抵抗を付与する抵抗付与手段
が設けられていればよいのである。
【００４５】また、容器の口部に取り付けるスプレーポ
ンプの内部の構造も上記実施形態に限定されるものでは
なく、任意に設計変更可能である。
ンプの内部の構造も上記実施形態に限定されるものでは
なく、任意に設計変更可能である。
【００４６】さらに、上記実施形態では、トリガーを具
備したトリガー式スプレーポンプに使用する場合につい
て説明したが、これに限らず、たとえばポンプディスペ
ンサーに使用することも可能であり、要は、この種のポ
ンプ類であれば使用可能である。
備したトリガー式スプレーポンプに使用する場合につい
て説明したが、これに限らず、たとえばポンプディスペ
ンサーに使用することも可能であり、要は、この種のポ
ンプ類であれば使用可能である。
【００４７】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、容器の口部の
外周面に形成されたねじ部に、ポンプ類のキャップ部の
回転に抵抗を付与する抵抗付与手段を設けたものである
ため、使用中にキャップ部が不用意に緩むことがなく、
従ってポンプ類の不用意な緩みも防止することができ
る。
外周面に形成されたねじ部に、ポンプ類のキャップ部の
回転に抵抗を付与する抵抗付与手段を設けたものである
ため、使用中にキャップ部が不用意に緩むことがなく、
従ってポンプ類の不用意な緩みも防止することができ
る。
【００４８】従って、使用中に容器がポンプ本体から不
用意に抜け落ち、或いはポンプ本体が容器から外れるお
それもなく、また容器を傾けて内容物を吐出させる場合
において、その内容物が不用意に漏れるおそれがない。
用意に抜け落ち、或いはポンプ本体が容器から外れるお
それもなく、また容器を傾けて内容物を吐出させる場合
において、その内容物が不用意に漏れるおそれがない。
【００４９】そして、キャップ部の緩みによる上記のよ
うな内容物の不用意な漏れは、店頭や輸送中においても
全く生じさせるおそれがない。
うな内容物の不用意な漏れは、店頭や輸送中においても
全く生じさせるおそれがない。
【００５０】このように、本発明においては、付け替え
容器の交換を行う場合に、強制的に容器の口部からポン
プの取り外しが行うことはできても、不可抗力でポンプ
が自然に緩むことが防止されるため、付け替え容器に適
した口部の構造を提供できるという効果がある。
容器の交換を行う場合に、強制的に容器の口部からポン
プの取り外しが行うことはできても、不可抗力でポンプ
が自然に緩むことが防止されるため、付け替え容器に適
した口部の構造を提供できるという効果がある。
【００５１】さらに、上記のような抵抗付与手段とし
て、キャップ部の内面側に形成されたねじ部に段部を形
成した場合には、その段部がキャップ部のねじ部のねじ
山を強制的に挟み込むような状態となり、キャップ部の
回転が阻止されてキャップ部の緩みが好適に防止され
る。
て、キャップ部の内面側に形成されたねじ部に段部を形
成した場合には、その段部がキャップ部のねじ部のねじ
山を強制的に挟み込むような状態となり、キャップ部の
回転が阻止されてキャップ部の緩みが好適に防止され
る。
【００５２】さらに、ねじ部が略階段状の軌道を描くよ
うに形成した場合には、キャップ部が容器の口部に螺合
された状態において、上記のような段部が容器の口部の
内面側のねじ部にいわゆる楔作用を生じさせてより好適
に抵抗を付与させることができる。
うに形成した場合には、キャップ部が容器の口部に螺合
された状態において、上記のような段部が容器の口部の
内面側のねじ部にいわゆる楔作用を生じさせてより好適
に抵抗を付与させることができる。
【００５３】さらに、容器本体の口部のねじ部の下側ほ
ど段部の段差が大きくなるように形成した場合には、楔
作用がより好適に生じる一方で、ポンプの容器の口部へ
の取り付けや取り外しに支障を生ずるようなこともない
という効果がある。
ど段部の段差が大きくなるように形成した場合には、楔
作用がより好適に生じる一方で、ポンプの容器の口部へ
の取り付けや取り外しに支障を生ずるようなこともない
という効果がある。
【図１】一実施形態としての容器の口部の構造を示す概
略正面図。
略正面図。
【図２】口部のねじ部の展開状態を示す概略正面図。
【図３】ねじ部の要部拡大断面図。
【図４】ねじ部の段部を有する部分の要部拡大断面図。
【図５】使用状態の断面図。
１…容器本体 ２…口部 ３…ねじ部 ４…段部
Claims (4)
- 【請求項１】 容器内の内容物を噴霧，吐出可能なポン
プ類のキャップ部が螺合される容器の口部２の構造であ
って、該口部２の外周面に形成されたねじ部３に、前記
ポンプ類のキャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗付与
手段が設けられてなることを特徴とする容器の口部の構
造。 - 【請求項２】 キャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗
付与手段が、容器の口部２のねじ部３に形成された段部
４である請求項１記載の容器の口部の構造。 - 【請求項３】 キャップ部の回転に抵抗を付与する抵抗
付与手段が、容器の口部のねじ部に段部４を形成して、
該ねじ部３が略階段状の軌道を描くように形成する手段
である請求項１又は２記載の容器の口部の構造。 - 【請求項４】 容器本体１の口部２のねじ部３の下側ほ
ど段部４の段差が大きくなるように形成されてなる請求
項２又は３記載の容器の口部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27260199A JP2001097414A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 容器の口部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27260199A JP2001097414A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 容器の口部の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001097414A true JP2001097414A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17516209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27260199A Pending JP2001097414A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 容器の口部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001097414A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8537211B2 (en) | 2011-03-25 | 2013-09-17 | Olympus Medical Systems Corp. | Image managing apparatus |
| JP2014511307A (ja) * | 2011-02-04 | 2014-05-15 | アルキメデス ディヴェロプメント リミテッド | 改良型容器 |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27260199A patent/JP2001097414A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014511307A (ja) * | 2011-02-04 | 2014-05-15 | アルキメデス ディヴェロプメント リミテッド | 改良型容器 |
| US9731869B2 (en) | 2011-02-04 | 2017-08-15 | Archimedes Development Limited | Container |
| US8537211B2 (en) | 2011-03-25 | 2013-09-17 | Olympus Medical Systems Corp. | Image managing apparatus |
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