JP2001097308A - ペール缶のバンドの開き装置及び締め装置 - Google Patents

ペール缶のバンドの開き装置及び締め装置

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JP2001097308A
JP2001097308A JP30981199A JP30981199A JP2001097308A JP 2001097308 A JP2001097308 A JP 2001097308A JP 30981199 A JP30981199 A JP 30981199A JP 30981199 A JP30981199 A JP 30981199A JP 2001097308 A JP2001097308 A JP 2001097308A
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band
arm
pail
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Koichi Ikemoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペール缶のバンド1を自動的に開き、ペール
缶の蓋部に締める装置を提供する。 【解決手段】 バンド1を台板21上に載せておき、リ
ンク4とアーム3を結合するピン5部分を外方へ押し、
アームを開かせる。2の爪部46を有する拡開装置41
で、開いたバンドの上端部を引掛けて拡開させ、このバ
ンド外周をバンド保持部材42,43で上下に移動しな
いように保持し、このバンド内にペール缶10の容器1
1の蓋12部分を嵌めた後、拡開装置を上昇させてバン
ドを縮小させ、さらに、アーム押し部材44でアームを
押して閉じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常18リットル
入りのペール缶の蓋を止めるために使用されるバンドを
開く装置並びに閉じるで蓋を閉める装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ペール缶のバンド1
は、図1〜5に示すように、概ね、本体部2、アーム3
及びリンク4,4からなる。本体部2は、断面形及び平
面形が略C型であり、ペール缶10の容器11と蓋12
とを重ねて外周から挟み、締付けることができる。アー
ム3は、本体部2の一端にピン5でピン結合される。リ
ンク4,4は、本体部2の他端とアーム3の中間部をピ
ン6,7で結合する。
【0003】アーム3先端を本体部2に沿わせるように
すると(図3参照)、全体は円形になり、ペール缶10
の容器11と蓋12とを重ねて外周から挟み、締付けて
止めることができる。また、アーム3先端を本体部2か
ら離すと(図5参照)、全体は広がり、ペール缶10か
ら外すことができる。なお、ペール缶10の蓋12に
は、通常、パッキン13が設けられ、蓋12を容器11
に押え付けて、バンド1を締めるようにされる(図2参
照)。
【0004】このバンド1は、通常、ペール缶10の容
器11、蓋12とは別に、閉じた状態で供給され、ペー
ル缶10の使用者、すなわち塗料等をこのペール缶に入
れる塗料メーカー等が、バンド1を開き、容器11、蓋
12に被せて締める作業を行う。このバンド1を開き、
締める作業は、現在、すべて手作業により行なわれてい
る。このバンドの開閉作業は、アームの操作に大きな力
を要するので、多量のバンドを取り扱う場合は、極めて
過酷なものとなる。
【0005】そこで本発明は、この板をを開く作業、締
める作業を、自動的に行う装置を提供することを目的と
してなされたものである。また、この自動化は、バンド
供給、ペール缶の供給を自動化する装置と共に使用する
ことにより、バンド締付けを完全自動化することも可能
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバンド開き装置
は、バンドを台板上に載せておき、リンクとアームを結
合するピンの先端ないしリンクのこのピン付近部分を外
方へ押し、アームを開かせるものである。
【0007】本発明の他のバンド開き装置は、バンドを
台板上に伸せておき、アームの先端部を引掛けて外方へ
押し、アームを開かせるものである。
【0008】本発明のバンド締め装置は、2の爪部を有
する拡開装置で、開いたバンドの上端部を引掛けて拡開
させ、このバンド外周をバンド保持部材で弾性的に押え
て上下に移動しないように保持し、このバンド内に蓋を
載せたペール缶の容器の蓋部分を嵌めた後、拡開装置を
上昇させてバンドを縮小させ、さらに、アーム押し部材
でアームを押して閉じさせるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、断面形及び平
面形が略C型でペール缶の容器と蓋とを重ねて外周から
挟み、締付けることのできる本体部と、この本体部の一
端にピン結合するアームと、前記本体部の他端と前記ア
ームの中間部を結合するリンクとからなり、アーム先端
を本体部に沿わせて止め、本体部から離して開くペール
缶バンドを開く装置であって、バンドを載せる台板と、
この台板表面に沿ってバンドのリンクとアームを結合す
るピンの先端ないしリンクのこのピン付近部分を外方へ
押し、アームを開かせる押出し部材からなるペール缶バ
ンドの開き装置である。
【0010】また本発明の他のバンド開き装置は、バン
ドを載せる台板と、アームの先端部を引掛けて外方へ押
し、アームを開かせる引掛け部材と、この引掛け部材を
支持し、かつ引掛け部材の位置の微小変動を許すバネか
らなるペール缶バンドの開き装置である。
【0011】上記各バンド開き装置において、台板上に
バンドの内周に当たってバンドを位置決めする複数の位
置決めピンを有するもの、あるいは、押出し部材の作動
に先立ち、バンドの本体部とリンクとを結合するピン部
分をリンク方向に向って押え、アームを開く際のバンド
の移動、振動を抑制する補助アクチュエータを有するも
のとすることができる。
【0012】さらに本発明は、断面形及び平面形が略C
型でペール缶の容器と蓋とを重ねて外周から挟み、締付
けることのできる本体部と、この本体部の一端にピン結
合するアームと、前記本体部の他端と前記アームの中間
部を結合するリンクとからなり、アーム先端を本体部に
沿わせて止め、本体部から離して開くペール缶バンドを
締める装置であって、全体が昇降可能となり、平面形が
弧状であって、断面形が、外面が垂直で下端が尖った形
状となり、互いに近接離隔する2の爪部を有し、この爪
部で開いたバンドの上端部を引掛け、爪部を離隔させて
バンドを拡開させる拡開装置と、先端の断面形が略C字
状となり、バンド周囲に数箇所設けられ、前記拡開装置
により拡開されたバンド外周を弾性的に押え、上下に移
動しないように保持するバンド保持部材と、バンドのア
ームの斜め外方に位置し、先端にローラを有し、アーム
を押して閉じさせることができ、バンドの内側に蓋を載
せたペール缶容器の蓋部分を嵌め、前記バンド保持部在
でバンドを保持した後、前記拡開装置が上昇して、バン
ドを縮小させた後に作動するアーム押し部材からなるペ
ール缶バンドの締め装置である。
【0013】このバンド締め装置において、拡開装置
が、下面に蓋押しパッドを有し、上昇して、バンドが縮
小した後、アーム押し部材作動前に、爪部を近接させ
て、下降し、蓋押しパッドで蓋を押下げるものとするこ
とができる。また、バンド保持部材が、エアシリンダに
より駆動され、エアの圧力により弾性的に押すものとす
ることができる。さらに、バンド保持部材の内、アーム
に近接した1が、ローラを有し、アームを閉じる際にバ
ンドの周方向移動を容易化したことものとすることがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例について具体
的に説明する。
【0015】図6に本発明の一実施例のバンド開き装置
20を示す。
【0016】このバンド開き装置20において、台板2
1は、支持アーム22の先端に設けられ、取付軸(図示
しない)を中心にして回転し、図示する作業位置と図示
しない待避位置とに移動することができる。この台板2
1上には、閉じた状態のバンド1が載せられる。この載
せる作業は、手動、汎用のハンドリングロボット、専用
のバンド供給装置等(いずれも図示しない)によってな
される。
【0017】台板21上には、4の位置決めピン23,
…が設けられる。これらのピンは、先端が尖った形状と
なり、バンド1を台板21上に載せたとき、容易にバン
ド内周を嵌合させ、バンドの位置を一定に定める。
【0018】台板21の中央部には切り欠きが形成され
て、ここにエアシリンダ24が設置され、このエアシリ
ンダ24の先端に、上端が台板21の表面とほぼ同一高
さとなる押出し部材25が設けられている。この押出し
部材25は、エアシリンダ24の作動により突出し、閉
じているバンド1のリンク4,4とアーム3を結合する
ピン5の下端ないしリンク4のこのピン5付近部分を外
方へ押し、アームを開かせる。
【0019】台板21の側方の支持アーム22に、エア
シリンダよりなる補助アクチュエータ26が設けられて
いる。この補助アクチュエータ26の先端は、突出し
て、バンド1の本体部2とリンク4,4とを結合するピ
ン6部分をリンク4,4方向に向って押え(図中右方)
ることができる。この補助アクチュエータ26は、押出
し部材25の作動に先立って作動し、アーム3を開く際
のバンド1の移動、振動を抑制する。
【0020】このバンド開き装置20は、以上の構成で
あり、次のように作動する。初めに、台板21上に、閉
じた状態のバンド1を手動、ハンドリングロボット等に
より載せ、位置決めピン23に嵌める。この後、手、ハ
ンドリングロボット等は、直ちにバンドを開放するので
はなく、アームを開くまで保持していることが望まし
い。この後、補助アクチュエータ26が、バンドを押さ
え、さらに、押出し部材25が作動して、アーム3が開
かれる。この後、補助アクチュエータ26、押出し部材
25は、元の位置に戻り作業は完了する。この後、後述
のように、バンド締め装置が作動する際には、台板21
は待避位置に移動する。
【0021】なお、この位置決めピン23,…は、バン
ドを供給する手段が、十分な位置決め精度を有し、さら
に後述のアームを開く作業中もバンド位置を保持するも
のであれば、省くことができる。
【0022】補助アクチュエータ26は、台板21上で
のバンドの保持状態により省くこともできる。しかし、
高速作業を必要とする場合、例えば、後述のバンド締め
装置を直ちに作動させる場合には、アーム3を開いたと
きにその弾みでバンド1全体が振動する時間を短縮する
ため、この補助アクチュエータは非常に有効であり、設
置することが望ましい。
【0023】図7に本発明の他の実施例のバンド開き装
置30を示す。
【0024】このバンド開き装置30において、台板3
1、支持アーム32、位置決めピン33,…、補助アク
チュエータ34は、前記例のものと同様である。
【0025】引掛け部材35は、先端が尖った形状であ
り、台板31の端部に取付けられたロータリエアアクチ
ュエータ36に板バネ37を介して取付けられている。
この引掛け部材35は、ロータリエアアクチュエータ3
6の作動により回転し、閉じているバンド1のアーム3
先端を引掛け、外方へ押し、開かせる。アーム3の先端
位置は、バンド1の台板31上に置く位置の相違、バン
ド1自体のメーカー等の相違によりわずかに異なるが、
板バネ37が変形することにより、引掛け部材35先端
は、アーム1を外方へ押す前に、本体部2の表面に沿っ
て移動するので、アーム先端位置の相違に関わらず確実
にアームを引掛け、開かせることができる。
【0026】このバンド開き装置30は、以上の構成で
あるから、押出し部材25に代えて引掛け部材37が作
動する点が異なるだけで、前記バンド開き装置20と全
く同様に作動する。
【0027】なお、引掛け部材35は、この図示例で
は、ロータリエアアクチュエータ36により駆動されて
いるが、ほぼ本体部1の接線方向に作動する直進アクチ
ュエータ等により駆動する構成等、他の構成とすること
も可能である。
【0028】図8〜14に本発明の一実施例のバンド締
め装置40を示す。
【0029】このバンド締め装置40は、主として、拡
開装置41、バンド保持部材42,42,43及びアー
ム押し部材44からなる。
【0030】拡開装置41は、全体がエアシリンダ45
により吊下げられ、このエアシリンダの作動により昇降
する。2の爪部46,46が、拡開装置41の下端に設
けられる。これらの爪部46,46は、平面形が弧状で
あり、断面形が、外面が垂直で下端が尖った形状とな
り、エアシリンダ(図に現れていない)の作動により互
いに近接離隔する。このため、これらの爪部46,46
は、開いたバンド1の上端部を引掛け、爪部を離隔させ
てバンドをより大きく拡開させることができる。
【0031】さらに、プラスチック製蓋押しパッド4
7,47が、拡開装置41の下面に設けられる。これら
の蓋押しパッド47,47は、爪部45,46を互いに
近接させバンドに当たらないようにして、拡開装置41
が下降すると、ペール缶の蓋12を押下げることができ
る。
【0032】バンド保持部材42,42,43は、バン
ド1周囲の3箇所に設けられ、それぞれエアシリンダ4
8,48,48により駆動され、拡開装置41により拡
開されたバンド1外周を押えることができる。バンド保
持部材42,42は、先端の断面形が略C字状で、平面
形が弧状となり、バンド1の本体部2を嵌めて上下に移
動しないように保持することができる。バンド保持部材
43は、バンド1のアーム3に近接した位置に設けら
れ、ローラチエンの1リンク部分により形成され、ロー
ラ49,49を有している。このバンド保持部材43
は、先端の断面形が略C字状となっているから、バンド
1の本体部2を嵌めて上下に移動しないように保持する
ことができ、しかもローラ49,49を有するから、押
えたバンド1の本体部3を周方向に容易に移動させるこ
とができる。エアシリンダ48,48,48は、突出状
態でロックする機構を有しないものであって、突出して
バンド保持部材42,42,43がバンド1外周を押え
たとき、バンドすなわちバンド保持部材42,42,4
3の位置が変化しても、押え続けるよう押え作用に弾性
を有している。
【0033】アーム押し部材44は、バンド1のアーム
3の斜め外方に位置し、先端にローラ50を有し、エア
シリンダ51により駆動される。このアーム押し部材4
4は、エアシリンダ51が作動すると、開いているアー
ム3の先端部を押して、ローラ50の回転に沿ってアー
ムを移動させ、閉じさせることができる。
【0034】このバンド締め装置40は、以上の構成で
あり、次のように作動する。初めに、バンド開き装置2
0の台板21上にアームを開いた状態のバンド1載せら
れている状態とし、この上方から拡開装置41が下降す
る。そして、爪部46,46を離隔させ、バンド1の上
端部を引掛けて広く拡開させる(図14A参照)。
【0035】次に、拡開装置41がエアシリンダ45の
作動により上昇し、バンド1を台板21から上方へ吊上
げ、この後、台板21は待避位置に移動する。この後、
拡開装置41は元の位置に下降し、このとき同時に、下
方から、蓋12を載せたペール缶10の容器11が上昇
して、供給され、バンド1の内側に、蓋12周端部が嵌
まるようにされる。そして、バンド保持部材42,4
2,43がエアシリンダ48,48,48の作動により
突出し、バンド1を上下に移動しないように押える(図
14B参照)。
【0036】次に、拡開装置41がエアシリンダ45の
作動により上昇する。こうすると、バンド1はバンド保
持部材42,42,43に保持されて上下動しないか
ら、爪部46,46がバンド1上端から抜け、バンド1
はそれ自身の弾性により縮小し、バンドの本体部2が蓋
12及び容器11を重ねて挟むようにして、蓋12周囲
に緩く嵌合した状態となる(図14C参照)。このと
き、バンド1は縮小することにより、バンド保持部材4
2,42,43の先端方向に移動するが、バンド保持部
材42,42,43は弾性的に押しているので、バンド
1とともに移動し、バンド1を落下させることはない。
【0037】次に、拡開装置41が、爪部46,46を
近接させて、下降し、爪部を蓋12の周端部に接触させ
ることなく、蓋押しパッド47,47が蓋12を押し、
蓋のパッキン13を圧縮する。
【0038】この後、アーム押し部材44が、エアシリ
ンダ51の作動により突出し、開いているアーム3の先
端部を押して、本体部2に沿う状態にして閉じさせ、図
1,2の状態とする。
【0039】さらにこの後、拡開装置41は上昇し、バ
ンド保持部材42,42,43、アーム押し部材44は
後退し、元の状態となり、バンド1を締めたペール缶1
0は、下降して取出される。
【0040】上記例では、前記バンド開き装置20と併
用しているが、このバンド締め装置を単独で使用するこ
ともでき、その場合は、開いたバンドを、拡開装置41
の下方から、手動、ハンドリングロボット等により供給
すればよい。また、上記例では、バンドを締めるべきペ
ール缶を下方から上昇させて供給しているが、このバン
ド締め装置全体をペール缶上に下降させるようにするこ
とも可能である。なお、ペール缶供給時点は、上記作動
では、拡開装置41がバンド1とともに下降し、バンド
保持部材42,42,43が突出する前であるが、バン
ド保持部材42,42,43が突出した後であってもよ
く、要は、バンド1が縮小する前であればよい。
【0041】なお、蓋押しパッド47,47は、蓋12
のパッキン13が厚い場合には必要であるが、そうでな
い場合には省くことができる。バンド保持部材42,4
2,43を弾性的に押す手段として、エアシリンダは適
当であるが、これに限定されるものではなく、バネとソ
レノイドを併用したもの等、各種のものを使用すること
ができる。バンド保持部材の1にローラを設けること
は、アームを閉じる作業をスムーズにするため有効では
あるが、バンド保持部材の素材を適当に選択すること等
により、省くことも可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明のバンド開き装置は、上述のよう
に、自動的にバンドを開くことができ、過酷な作業を排
除し、省力化を図ることができる。特に、リンクのピン
付近部分を外方へ押してアームを開かせるものでは、押
すストロークが少なく、装置の構造が単純化され、しか
も、バンドのメーカー等による差異により作動不良を生
じることが少ない利点がある。また、引掛け部材でアー
ムの先端部を引掛けて外方へ押して開かせるものでは、
小さな力でよいので、作動がスムーズとなる利点があ
る。さらに、補助アクチュエータを設けておくと、作業
時のバンドの移動、振動を抑制することができる。
【0043】本発明のバンド締め装置は、上述のよう
に、自動的にバンドを開くことができ、過酷な作業を排
除し、省力化を図ることができる。特に、拡開装置を備
えているので、バネ性が強く、単にアームを開いただけ
では、小径のままで、蓋の周囲に嵌めることのできない
バンドでも、確実に取りつけることができる。また、バ
ンド保持部材を備えているので、バネ性が弱く、大径で
あるため、単に蓋周囲に嵌めただけでは落下してしまう
バンドでも、確実に取りつけることができる。さらに、
蓋押しパッドを設ければ、パッキンの厚い蓋であって
も、支障なく使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で取り扱うペール缶及びバンドの正面
図である。
【図2】 前図の蓋周端部の拡大断面図である。
【図3】 本発明で取り扱うバンドの閉じた状態のアー
ム部分の拡大平面図である。
【図4】 本発明で取り扱うバンドの閉じた状態のアー
ム部分の拡大正面図である。
【図5】 本発明で取り扱うバンドの開いた状態のアー
ム部分の拡大平面図である。
【図6】 本発明の一実施例のバンド開き装置の平面図
である。
【図7】 本発明の他の実施例のバンド開き装置の平面
図である。
【図8】 本発明の一実施例のバンド締め装置の拡開装
置の側面図である。
【図9】 同拡開装置の爪部を離隔させた状態の側面図
である。
【図10】 同拡開装置の底面図である。
【図11】 前記バンド締め装置のバンド保持部材、ア
ーム押し部材部分の平面図である。
【図12】 前記一のバンド保持部材の側面一部断面図
である。
【図13】 前記他のバンド保持部材の側面面図であ
る。
【図14】 前記バンド締め装置の作動説明図である。
【符号の説明】
1…バンド、2…本体部、3…アーム、4,4…リン
ク、5,6,7…ピン。10…ペール缶、11…容器、
12…蓋、13…パッキン。20…バンド開き装置、2
1…台板、22…支持アーム、23,……位置決めピ
ン、24…エアシリンダ、25…押出し部材、26…補
助アクチュエータ。30…バンド開き装置、31…台
板,32…支持アーム、33,……位置決めピン、34
…補助アクチュエータ、35…引掛け部材、36…ロー
タリエアアクチュエータ、37…板バネ。40…バンド
締め装置、41…拡開装置、42,42,43…バンド
保持部材、44…アーム押し部材、45…エアシリン
ダ、46,46…爪部、47…蓋押しパッド、48…エ
アシリンダ、49…ローラ、50…ローラ、51…エア
シリンダ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形及び平面形が略C型でペール缶の
    容器と蓋とを重ねて外周から挟み、締付けることのでき
    る本体部と、この本体部の一端にピン結合するアーム
    と、前記本体部の他端と前記アームの中間部を結合する
    リンクとからなり、アーム先端を本体部に沿わせて止
    め、本体部から離して開くペール缶バンドを開く装置で
    あって、 バンドを載せる台板と、この台板表面に沿ってバンドの
    リンクとアームを結合するピンの先端ないしリンクのこ
    のピン付近部分を外方へ押し、アームを開かせる押出し
    部材からなるペール缶バンドの開き装置。
  2. 【請求項2】 断面形及び平面形が略C型でペール缶の
    容器と蓋とを重ねて外周から挟み、締付けることのでき
    る本体部と、この本体部の一端にピン結合するアーム
    と、前記本体部の他端と前記アームの中間部を結合する
    リンクとからなり、アーム先端を本体部に沿わせて止
    め、本体部から離して開くペール缶バンドを開く装置で
    あって、 バンドを載せる台板と、アームの先端部を引掛けて外方
    へ押し、アームを開かせる引掛け部材と、この引掛け部
    材を支持し、かつ引掛け部材の位置の微小変動を許すバ
    ネからなるペール缶バンドの開き装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 台板上にバンドの内周に当たってバンドを位置決めする
    複数の位置決めピンを有することを特徴とするペール缶
    バンドの開き装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3において、 押出し部材の作動に先立ち、バンドの本体部とリンクと
    を結合するピン部分をリンク方向に向って押え、アーム
    を開く際のバンドの移動、振動を抑制する補助アクチュ
    エータを有することを特徴とするペール缶バンドの開き
    装置。
  5. 【請求項5】 断面形及び平面形が略C型でペール缶の
    容器と蓋とを重ねて外周から挟み、締付けることのでき
    る本体部と、この本体部の一端にピン結合するアーム
    と、前記本体部の他端と前記アームの中間部を結合する
    リンクとからなり、アーム先端を本体部に沿わせて止
    め、本体部から離して開くペール缶バンドを締める装置
    であって、 全体が昇降可能となり、平面形が弧状であって、断面形
    が、外面が垂直で下端が尖った形状となり、互いに近接
    離隔する2の爪部を有し、この爪部で開いたバンドの上
    端部を引掛け、爪部を離隔させてバンドを拡開させる拡
    開装置と、先端の断面形が略C字状となり、バンド周囲
    に数箇所設けられ、前記拡開装置により拡開されたバン
    ド外周を弾性的に押え、上下に移動しないように保持す
    るバンド保持部材と、バンドのアームの斜め外方に位置
    し、先端にローラを有し、アームを押して閉じさせるこ
    とができ、バンドの内側に蓋を載せたペール缶容器の蓋
    部分を嵌め、前記バンド保持部在でバンドを保持した
    後、前記拡開装置が上昇して、バンドを縮小させた後に
    作動するアーム押し部材からなるペール缶バンドの締め
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 拡開装置が、下面に蓋押しパッドを有し、上昇して、バ
    ンドが縮小した後、アーム押し部材作動前に、爪部を近
    接させて、下降し、蓋押しパッドで蓋を押下げることを
    特徴とするペール缶バンドの締め装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、 バンド保持部材が、エアシリンダにより駆動され、エア
    の圧力により弾性的に押すことを特徴とするペール缶バ
    ンドの締め装置。
  8. 【請求項8】 請求項5、6又は7において、 バンド保持部材の内、アームに近接した1が、ローラを
    有し、アームを閉じる際にバンドの周方向移動を容易化
    したことを特徴とするペール缶バンドの締め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107838860A (zh) * 2017-12-21 2018-03-27 国网河北省电力有限公司衡水供电分公司 一种主变硅胶罐更换组合工具
CN116968992A (zh) * 2023-09-22 2023-10-31 山东凤阳家居有限公司 一种弹簧床垫运输包装工艺

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