JP2001096763A - 保管ケース - Google Patents

保管ケース

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JP2001096763A
JP2001096763A JP27630599A JP27630599A JP2001096763A JP 2001096763 A JP2001096763 A JP 2001096763A JP 27630599 A JP27630599 A JP 27630599A JP 27630599 A JP27630599 A JP 27630599A JP 2001096763 A JP2001096763 A JP 2001096763A
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ink tank
ink
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English (en)
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Katsumi Obana
克己 小花
Yoshiaki Suzuki
義章 鈴木
Naohiro Iwata
直宏 岩田
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大小容量が異なるインクタンクが記録ヘッド
部に装着されてもそれぞれ専用の保管ケースを用意させ
ないインクジェットカートリッジの保管ケースを提供す
る。 【解決手段】 インクジェットカートリッジの保管ケー
ス101は、小容量のインクタンクが搭載されたインク
ジェットカートリッジが収容された場合にそれを容易に
取り出すための空間部101dと、大容量のインクタン
クが搭載されたインクジェットカートリッジが収容され
た場合にそれを容易に取り出すための空間部101e
と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録シート等の被
記録媒体に記録を行う記録装置に用いられるインクジェ
ットカートリッジを収納するための保管ケースに関し、
特に液体の吐出を行う記録ヘッド部と、該記録ヘッド部
に対して供給するインクを保持するインクタンク部とが
分離可能なインクジェットカートリッジの保管ケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】記録シート等の被記録媒体に記録を行う
記録装置は種々の方式が存在するが、例えばインクジェ
ット記録装置においては、記録ヘッド部と消耗品である
インクタンクとを一体化したインクジェットカートリッ
ジを記録装置に対して着脱可能とした、いわゆる交換型
インクジェットカートリッジ式記録装置が普及してきて
いる。この交換型インクジェットカートリッジは、前記
のようなヘッド部とインクタンク部とが一体化されたも
のや、ヘッド部とインクタンク部とが分離可能なもの等
がある。
【0003】これらの交換型インクジェットカートリッ
ジの利点は、ヘッド部の保守管理が不要となることや、
またモノクロヘッドとカラーヘッドなど、機能の異なる
ヘッド部を交換によって使い分けることができるのであ
る。
【0004】このような交換型インクジェットカートリ
ッジを用いる場合、特に上記のように複数のインクジェ
ットカートリッジを何度も交換しながら繰り返し使用す
る場合においては、使用していない予備のインクジェッ
トカートリッジを記録装置本体から取り外した状態で保
管する必要がある。そこで、従来の記録装置では、現在
使用していない予備のインクジェットカートリッジを保
管するための保管ケースを用いることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年で
は、使用するユーザ、あるいは記録装置が使用される環
境はますます多様化している。そのため、これらの多様
なニーズにこたえるための一環として、本出願人は、ヘ
ッド部とインクタンク部とを分離可能に独立させたヘッ
ドカートリッジにおいて、記録ヘッド部を共通にさせて
大小大きさの異なるインクタンク(大容量インクタンク
と小容量インクタンク)を2種類用意し、ユーザ、ある
いは使用環境に合わせて大小のインクタンクを適宜選択
できるようにすることを検討した。
【0006】しかしながら、従来は、このようにインク
タンクの大きさの違いがある場合、その外形の違いに応
じて、それぞれに専用な保管ケースを用いることが一般
的であった。このように外形の異なる複数のインクジェ
ットカートリッジを使用するためにそれぞれのインクジ
ェットカートリッジ専用の複数の保管ケースを用いるこ
とは保管ケースの置き場やどちらかの保管ケースを紛失
してしまうという操作者の管理面上の問題点が生じる恐
れがある。
【0007】また、製品設定上においても複数の保管ケ
ースを一つの製品に設定することはコスト面においても
上昇を招く恐れがある。
【0008】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、その目的はユーザ、あるいは使用環境
に合わせて大小のインクタンクを適宜選択できるように
するということから生じた上述の従来にはない新規な課
題を解決するための保管ケースを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の保管ケースは、被記録媒体に記録を行う
液体吐出部と外部から記録のための信号を受ける端子部
とを備えたインクジェット記録ヘッド部と、該記録ヘッ
ド部へ供給するインクを保持するとともに該記録ヘッド
部に対して着脱可能なインクタンクと、を有するインク
ジェットカートリッジを保管するための保管ケースにお
いて、前記記録ヘッド部は、該記録ヘッド部に対して着
脱可能な第1のインクタンクと、前記記録ヘッド部に対
して着脱可能であるとともに前記第1のインクタンクと
は大きさの異なる第2のインクタンクと、のいずれか一
方を装着するとともに、前記保管ケースは、前記第1の
インクタンクを装着したインクジェットカートリッジ
と、前記第2のインクタンクを装着したインクジェット
カートリッジのいずれも収容可能であることを特徴とす
る。
【0010】上述の構成によれば、外形の異なる(特に
背の高さが異なる)インクジェットカートリッジを複数
使用できる記録装置において、使用していないインクジ
ェットカートリッジを保管させるための保管ケースを一
つの保管ケースで共用することにより操作者の管理上の
問題点を無くすとともに、製品設定上においても複数の
保管ケースを設定すること無くコストダウンを図ること
ができる。
【0011】本発明は上述の構成により上記目的を達成
することのできるものではあるが、以下に示す各構成に
より、詳細は実施例中にて記載されるそれぞれ特有の効
果を更に有することができる。
【0012】例えば、前記インクジェットカートリッジ
は、前記記録ヘッド部の吐出部と前記端子部とが、前記
第1および第2のインクタンクのいずれを装着した場合
においても同じ位置で前記保管ケース内に収容されると
ともに、前記保管ケースは、前記第1のインクタンクが
装着された前記インクジェットカートリッジを取り出す
ための第1の空間部と、前記第2のインクタンクが装着
された前記インクジェットカートリッジを取り出すため
の第2の空間部と、をそれぞれ前記記録ヘッド部の端子
部近傍と前記インクタンクとの装着部近傍を除いた領域
に有し、前記第2の空間部は前記第1の空間部とは異な
る位置に設けられることで、操作者がインクジェットカ
ートリッジを保管ケースから取り出す場合や収納させる
場合、大容量インクタンクが装着されたインクジェット
カートリッジが収納されている場合でも小容量インクタ
ンクが装着されたインクジェットカートリッジが収納さ
れている場合でも必然的に所定の空間部を利用してそれ
ぞれのインクジェットカートリッジを指でつかむことを
促し、確実に保管ケースから取り出したり収納すること
ができる。これにより、誤ってインクジェットカートリ
ッジを落としてヘッドの吐出口部(フェイス面)を損傷
したり、また、ごみ等の付着することが防止され、常に
安定した記録を得ることができる。
【0013】また、他の形態では、前記第2のインクタ
ンクは前記第1のインクタンクに対して高さが高いとと
もに、前記保管ケースはインクジェットカートリッジを
収容する収容部と、該収容部の上面を覆う蓋と、を備
え、前記保管ケース内に収容されるインクジェットカー
トリッジの収容方向が、前記第1のインクタンクが装着
されたインクジェットカートリッジと前記第2のインク
タンクが装着されたインクジェットカートリッジとで上
面からみて90°異なることを特徴とすることで、上述
の課題を解決してもよい。
【0014】また、上述の発明は、記録ヘッドとインク
タンクとが分離可能なインクジェットカートリッジに対
してより好ましく適用可能であるが、これらが分離不能
に一体化されているインクジェットカートリッジに対し
ても本発明を適用することができる。
【0015】本発明の他の形態による保管ケースは、被
記録媒体に記録を行う液体吐出部を備えたインクジェッ
ト記録ヘッド部と、該記録ヘッド部へ供給するインクを
保持するインクタンクと、を有するインクジェットカー
トリッジを保管するための保管ケースにおいて、前記保
管ケースはインクジェットカートリッジを収容する収容
部と、該収容部の上面を覆う蓋と、を備えるとともに前
記収容部の高さ方向が異なる2種類のインクジェットカ
ートリッジを収容するとともに、前記保管ケース内に収
容されるインクジェットカートリッジの収容方向が、上
面からみて互いに90°異なることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0017】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の
実施形態の特徴を最も良く表わす保管ケースの実施例の
説明図である。図1において(a)は保管ケースの箱部
材の平面図、(b)は保管ケースの箱部材と蓋部材を閉
めた状態のA−A断面図、(c)は保管ケースの箱部材
と蓋部材を開けた状態のB−B断面図である。図1の保
管ケースにおいては、使用しない予備のインクジェット
カートリッジを収納していない状態を示したものであ
り、後述する図2と図3で収納した状態を示す。
【0018】図1において、本実施例においては、10
1は箱部(以後“保管ケース”と呼ぶ)であり。保管ケ
ース101は、円形をなしており、周囲の一部にねじ部
101aを有している。102は蓋部(以後“キャッ
プ”と呼ぶ)であり、内側にねじ部102aを有し、ね
じ部101aと102aとがねじ嵌合して保管ケース1
01とキャップ102とは結合される(図1(b)参
照)。
【0019】キャップ102の裏面には、シール部材1
02bが設けてあり、キャップ102と保管ケース10
1とがねじ嵌合した時、このねじ嵌合による圧力によ
り、シール部材102bと保管ケース101のシール部
材101bとが密着し、保管ケース101の内部の気密
性を保つことができる。このようにケース内部の気密性
を保つことにより、内部に格納されたインクジェットカ
ートリッジ内のインクの蒸発を防止できる。
【0020】ここで、本発明のインクジェットカートリ
ッジの記録ヘッド部について説明する。図6は、記録ヘ
ッド部60の底面図であり、液体を吐出するための液体
吐出部50が設けられている。51はベースプレートで
ある。図7に、液体吐出部50の要部の拡大部分斜視図
を示す。50aは吐出口面で、50bは列状をなす複数
の吐出口、50cは共通液室をそれぞれ示す。50dは
液(インク)路、50eは電気熱変換体、52は溝付部
材である。これらはベースプレート51上に設けられて
おり、図6では不図示の記録装置との接続用の端子部に
入力された情報に基づき、電気熱変換体を駆動すること
で液体が吐出される。
【0021】ここで、本発明のインクジェットカートリ
ッジ10の記録ヘッド部60は、小容量インクタンク3
0aと大容量インクタンク30bの二つのインクタンク
を装着可能である。そこで、次に、記録ヘッド部の他の
部分の説明を行いながら、これらの2つのインクタンク
の形状の違いについて、図4及び図5を用いて説明する。
【0022】図4は小容量インクタンク30aを搭載し
たインクジェットカートリッジの斜視図であり、図5
は、大容量インクタンク30bを搭載したインクジェッ
トカートリッジの斜視図である。図4及び図5におい
て、それぞれ(a)、(b)は同じ方向から見た斜視図
であることを示している。
【0023】図4及び図5において、60は本発明の記
録ヘッド部であり、53は前述した記録装置とのヘッド
端子部である。32はラッチレバー、51はベースプレ
ート、53aはヘッド位置決め用の切り欠き、53bは
ヘッド位置決め穴、60aは段差部、60bはヘッド押
圧部、64はヘッドガイド係合部をそれぞれ示す。
【0024】ここで、本発明のインクジェットカートリ
ッジの小容量インクタンク30aと大容量インクタンク
30bとは、次のような関係になっている。すなわち、
記録ヘッド部60を共通にして大小異なる容量のインク
タンクを装着させるために、インクタンクの形状をイン
クジェットカートリッジ10への取り付け部(インクタ
ンクが記録ヘッド部60の箱形状中に装着される部分)
は同形状にさせる必要がある。そのため、大容量インク
タンク30bは小容量インクタンク30aと比較して上
方(後述する図2、3のA−A断面でいうZ方向)に容
量を増やし、さらに前記上方に伸ばした部分において図
1〜図3に示す平面図(a)でいうx方向とy方向に容
積を拡大せせた形状が好ましい。
【0025】本実施例においては、大容量インクタンク
30bは小容量インクタンク30aから図1〜図3に示
すA−A断面でいうZ方向に伸ばし、さらにインクジェ
ットカートリッジ1のベースプレート51やそれに対向
する面に設けられるインクタンクを装着させるためのラ
ッチレバー32が形成されていない側すなわち平面図で
いう±Y方向への容積を拡大させ、インク容量アップを
実現させている。言い換えれば、大容量インクタンク
は、小容量インクタンクに対して高さ(図1〜3に示す
Z方向)が高く、かつ記録ヘッド部の端子部が設けられ
た面とインクタンクとの装着部が設けられた面との間の
幅(図1〜3に示すX方向)はほぼ等しく、それに略直
交する方向(図1〜3に示すY方向)の幅は大きくなっ
ている。
【0026】このようなヘッドカートリッジ1で小容量
インクタンク30aが装着された場合と大容量インクタ
ンク30bが装着された場合において、図1に示したよ
うな保管ケース101に収納されている状態を図2と図
3を用いて説明する。
【0027】なお、図2と図3においては、(a)、
(b)、(c)はいずれもそれぞれ図1の(a)、
(b)、(c)と同じ平面図あるいは断面図であり、イ
ンクジェットカートリッジが収納されている状態を把握
できるようにキャップ102を省略して示している。
【0028】図2において、101d(図2(a)と図
2(b)の二点鎖線領域)は小容量インクタンク30a
が装着されたインクジェットカートリッジ10を取り出
すための操作者の指の入る空間部であり図のようにイン
クタンクを挟んで対向する位置に2ヶ所設けられてい
る。また、図3において、101eは大容量インクタン
ク30bが装着されたインクジェットカートリッジ10
を取り出すための操作者の指の入る空間部であり、図の
ように大容量インクタンク30bの場合と同様にインク
タンクを挟んで対向する位置に設けられ、その空間部は
大容量インクタンク30bが装着されたインクジェット
カートリッジ10を取り出すための空間部と高さが異な
るとともに、平面図3(a)から見た場合に互い違いの
位置に設けられている。その結果、大容量インクタンク
30bが装着されたインクジェットカートリッジ10を
取り出すための操作者の指の入る空間部101eは、記
録ヘッドの端子部の上方に設けられることになる。
【0029】本実施例においては前に述べたように、イ
ンクジェットカートリッジ10を保管ケース101に収
納してキャップ102で蓋を閉めることにより内部の気
密性を保ち蒸発を防止させる方式であるため極力内部の
空間部を小さくする必要がある。そのために、本実施例
においては小容量インクタンク30aが装着されたイン
クジェットカートリッジ10が保管ケース101に収納
される場合はインクジェットカートリッジ1の平面図か
ら見た外周外側でラッチレバー32やヘッド端子部53
あるいはベースプレート51が設けられていない部分
(平面図でいうy方向)に空間部を形成させ、それ以外
は保管ケース101に囲まれるようにするのが好まし
い。これにより操作者はインクジェットカートリッジ1
0を取り出す際に間違ってラッチレバー32をつかんで
インクタンクをインクジェットカートリッジ10から外
して床に落としたり、触れてはならないヘッド端子部を
触ることを防止することができる。
【0030】また、大容量インクタンク30bが装着さ
れたインクジェットカートリッジ10が保管ケース10
1に収納されている場合は大容量インクタンク30bに
おいて小容量インクタンク30aから容積が拡大した上
方部の前後方向の出っ張り部分が前記小容量インクタン
ク30aが装着されたインクジェットカートリッジ10
を取り出す場合用に設けられた空間部101dを塞いで
しまうが、上方から見て前記の空間部101dとは図の
ように互い違いに位置した空間部でかつ大容量用のイン
クタンク30bのラッチレバー32を避けた場所に空間
部101eを形成させる事ができるためこの空間部10
1eを利用して操作者がインクジェットカートリッジ1
0を指でつまみ容易に取り出したり収納させることが可
能となる。
【0031】このように、本実施形態によれば、大容量
インクタンクが装着されたインクジェットカートリッジ
を保管ケースへ着脱する場合も小容量インクタンクが装
着されたインクジェットカートリッジを保管ケースへ着
脱する場合もそれぞれ操作者がつまみ出すために必要な
2本の指の入る空間部を保管ケース内のインクジェット
カートリッジを挟んだ位置に設け、大容量インクタンク
が装着されたインクジェットカートリッジを着脱する場
合の空間部と小容量インクタンクが装着されたインクジ
ェットカートリッジを着脱する場合の指でつまむための
それぞれの空間部を互い違いの位置に設けることによ
り、両者を着脱する場合の何れにおいても確実にインク
ジェットカートリッジを指でつかんで着脱することがで
き、誤って床に落としたりして液体吐出部の破損やごみ
等の異物の付着等による記録品位の低下を招くことを効
果的に防止することができる。また、大小異なるインク
タンクを共通の保管ケースに収納させるために、インク
タンクの形状を小容量インクタンクから大容量インクタ
ンクに拡大させる場合上方部のみ拡大させるばかりでな
く上方部の伸ばした部分をさらに前後方向や左右方向に
拡大させても共通の保管ケースに収納させることができ
大容量インクタンクの形状に自由度が生まれ、その結果
として装置本体を最適な形状にさせることにも役立つ。
具体的には、図6のX方向を記録ヘッドを搭載する記録
装置のキャリッジの走査方向とすることで、図4に示す
小容量インクタンクを図5に示す大容量インクタンクに
変更した場合、キャリッジの走査方向の端部(ホームポ
ジション)に設けられる回復機構などの配置を変更する
ことなく、大容量インクタンクを使用することができ
る。さらに、密閉される保管ケース内の空間効率を向上
させてインクの蒸発量を低減させることにも役立つこと
ができる。
【0032】(第2の実施形態)図8は、本発明の第2
の実施形態の特徴を最も良く表わす保管ケースの実施例
の説明図である。図7において、1は保管ケースであ
り、使用しない予備のインクジェットカートリッジ2a
(図9に示す背の低いインクジェットカートリッジ)あ
るいは2b(図10に示す背の高いインクジェットカー
トリッジ)をこの保管ケース1に収納しておくためのも
のである。
【0033】本実施例の保管ケース1について詳しく述
べる。図8、図9、図10の(a)、(b)、(c)に
おいて1cはインクジェットカートリッジ2aあるいは
2bを収容するための箱形状した部分であり、天面が開
放された形状をしている。1dは前記開放された天面を
蓋をする部材であり1eを回転中心として矢印1f方向
あるいは矢印1g方向へ回動し、矢印1f方向へ回転さ
せると図8の(b)で示した二点鎖線のような軌跡を描
く。1hは前記蓋部分1dの一部である爪形状した部分
であり蓋1dを回動させ二点鎖線で示した1d′の位置
において図9あるいは図10に示した箱形状部分1cの
一部分である1iに係合させるためのものである。この
状態において箱形状部分1cの天面部が蓋部分1dによ
り閉じられ状態になる。3はゴム部材からなるキャップ
であり前記インクジェットカートリッジ2aあるいは2
bを収納して保管する際にインクジェットカートリッジ
2aあるいは2bの液体吐出部4を保護してノズル周辺
を密封させるためのものである。
【0034】本実施例においてはインクジェットカート
リッジ2aを保管ケース1に収納する際はインクジェッ
トカートリッジ2aの液体吐出部4の周りをゴムキャッ
プ3の3a部分が囲うような位置に配置され、インクジ
ェットカートリッジ2bを保管ケース1に収納する際は
インクジェットカートリッジ2bの液体吐出部4の周り
をゴムキャップ3の3b部分が囲うような位置に配置さ
れている。前記ゴムキャップ3の3aと3b部分は、イ
ンクジェットカートリッジ2aあるいは2bが収納され
て蓋部1dを閉めた状態においては後述するリブのイン
クジェットカートリッジへの圧力により液体吐出部4の
周縁を囲うように密着し、ヘッドノズル部周辺部の気密
性を保つことができる。
【0035】このように液体吐出部周辺部の気密性を保
つことにより、ノズル内のインク固着やインクジェット
カートリッジ1内のインクの蒸発を防止できる。本実施
例において前記3a部分あるいは3b部分は同一部材で
あるが別々に配置してもよい。
【0036】次にインクジェットカートリッジ2aとイ
ンクジェットカートリッジ2bの形状の違いについて図
9と図10を用いて説明する。本実施例において図9と
図10から分かるようにインクジェットカートリッジ2
aと2bは(a)の平面図から見ると概略同形状をして
おり、かつ(b)の断面図から見ると背の高さが異なる
形状をしている。前記保管ケース1はこれらの背の高さ
の異なる複数の種類のインクジェットカートリッジを収
納できる形状を成しており、これにより大小容量の異な
るインクジェットカートリッジを共通の保管ケース1に
保管させることができる。本実施例の図9と図10によ
ればインクジェットカートリッジ2aあるいは2bを記
録ヘッド部とインクタンク部が一体になった場合を説明
したが従来よく用いられているような記録ヘッド部とイ
ンクタンク部とを分離独立させ、記録ヘッド部を共通に
してインクタンク部のみを例えば背の高さを大小異なる
形状にしていずれのインクタンクが記録ヘッド部に装着
されても保管ケース1に収納できるようにしてもよい。
【0037】ここで、インクジェットカートリッジ2a
とインクジェットカートリッジ2bを保管ケース1に収
納させる方法を図9と図10を用いて述べる。
【0038】先ずインクジェットカートリッジ2a(背
の低いインクジェットカートリッジ)を収納させる方法
を述べる。図9の(a)、(b)はインクジェットカー
トリッジ2aを保管ケース1の蓋部1dを開放させて収
納させた状態を示している。これらの図よりインクジェ
ットカートリッジ2aはヘッドノズル部4を保管ケース
1の底面に向けかつ図9(a)の箱形状部1cに設けら
れたリブ1j,1k,1n,1o,1p,1qに位置決
めガイドされて記録ヘッド部の液体吐出部4と保管ケー
ス1に設けられたゴムキャップ3の3a部分が対向する
方向へ収まるように収納されている。操作者は次に保管
ケース1の蓋部1hを回転中心1eを中心にして図9
(c)に示した1h部を1i部に係合させて蓋部1dを
閉める。この状態において蓋部1dに設けられたリブ1
a(4ヶ所)がインクジェットカートリッジ2aの天面
を応圧させて前記インクジェットカートリッジ2aのヘ
ッドノズル部4の周辺がゴムキャップ3の3a部分を密
着させるようになっている(図9の(c)参照)。
【0039】次に、インクジェットカートリッジ2b
(背の高いインクジェットカートリッジ)を収納させる
方法を述べる。図10の(a)、(b)はインクジェッ
トカートリッジ2bを保管ケース1の蓋部1dを開放さ
せて収納させた状態を示している。これらの図よりイン
クジェットカートリッジ2bは液体吐出部4を保管ケー
ス1の底面に向けかつ図10(a)の箱形状部1cに設
けられたリブ1j,1k,1n,1o,1l,1mに位
置決めガイドされて記録ヘッド部のノズル部4と保管ケ
ース1に設けられたゴムキャップ3の3b部分が対向す
る方向へ収まるように収納されている。即ち、前述した
インクジェットカートリッジ2aを保管させる場合の平
面図9(a)から見てほぼ90°向きを回転させた状態
に収まるようになっており、前記ゴムキャップ3の3b
部分も平面図から見て90°同じ方向へ回転させた位置
に設けられている。操作者は次に保管ケース1の蓋部1
dを回転中心1eを中心にして図10(c)に示した1
h部を1i部に係合させて蓋部1dを閉める。この状態
において蓋部1dに設けられたリブ1b(4ヶ所)がイ
ンクジェットカートリッジ2bの天面を応圧させて前記
インクジェットカートリッジ2bの液体吐出部4の周辺
がゴムキャップ3の3b部分を密着させるようになって
いる(図10の(c)参照)。
【0040】即ち、インクジェットカートリッジ2aを
保管ケース1に装着して蓋を閉めた場合とインクジェッ
トカートリッジ2bを保管ケース1に装着して蓋を閉め
た場合とでインクジェットカートリッジの天面部を応圧
させるリブをそれぞれ独立して設け、リブの高さをイン
クジェットカートリッジの高さの違いに応じて変えてあ
る。
【0041】このように本実施例では背の高さの異なる
インクジェットカートリッジ2aと2bをそれぞれ収容
させる方向から見てほぼ90°回転させて共通な保管ケ
ース1に収納させる方法を述べたが、それぞれのインク
ジェットカートリッジを回転させないで保管ケース1の
蓋部1dを箱部1cと分離独立させた構成にし収納され
る記録ヘッド部の種類に応じて蓋部をほぼ90°回転さ
せて閉めるような構成にしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大小容量が異なるインクタンクが記録ヘッド部に装着さ
れてもそれぞれ専用の保管ケースを用意させないで共通
の保管ケースに収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の保管ケースを説明す
る説明図である。
【図2】図1の保管ケースに小容量インクタンクが装着
されたインクジェットカートリッジが収納される状態を
説明する説明図である。
【図3】図1の保管ケースに大容量インクタンクが装着
されたインクジェットカートリッジが収納される状態を
説明する説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態の小容量インクタンクが
装着されたインクジェットカートリッジの斜視図であ
る。
【図5】本発明の第1実施形態の大容量インクタンクが
装着されたインクジェットカートリッジの斜視図であ
る。
【図6】本発明の第1実施形態のインクジェットカート
リッジの記録ヘッド部の底面図である。
【図7】図6に示す記録ヘッド部の液体吐出部の要部拡
大斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の保管ケースの模式的
説明図である。
【図9】図8に示す保管ケースに小容量のインクジェッ
トカートリッジを収納させた場合を説明する説明図であ
る。
【図10】図8に示す保管ケースに大容量のインクジェ
ットカートリッジを収納させた場合を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1 保管ケース 2、10 インクジェットカートリッジ 3 キャップゴム 101 保管ケース(箱部材) 101d 小容量インクタンク収納時の着脱するための
指の入る空間部 101e 大容量インクタンク収納時の着脱するための
指の入る空間部 102 キャップ(蓋部材) 30a 小容量インクタンク 30b 大容量インクタンク 32 ラッチレバー 4、50 液体吐出部 51 ベースプレート 52 溝付部材 53 ヘッド端子部 60 記録ヘッド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 直宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 森永 和幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA22 EA24 JA08 JA09 JA10 KC07 KC21 KC22 3E067 AA11 AB99 AC05 BA05A BC07A ED04 EE39 GD10 3E068 AA40 AB01 BB02 CC03 CC14 CE03 DD07 DE18 EE22 EE31 EE40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体に記録を行う液体吐出部と外
    部から記録のための信号を受ける端子部とを備えたイン
    クジェット記録ヘッド部と、該記録ヘッド部へ供給する
    インクを保持するとともに該記録ヘッド部に対して着脱
    可能なインクタンクと、を有するインクジェットカート
    リッジを保管するための保管ケースにおいて、 前記記録ヘッド部は、該記録ヘッド部に対して着脱可能
    な第1のインクタンクと、前記記録ヘッド部に対して着
    脱可能であるとともに前記第1のインクタンクとは大き
    さの異なる第2のインクタンクと、のいずれか一方を装
    着するとともに、 前記保管ケースは、前記第1のインクタンクを装着した
    インクジェットカートリッジと、前記第2のインクタン
    クを装着したインクジェットカートリッジのいずれも収
    容可能であることを特徴とする保管ケース。
  2. 【請求項2】 前記インクジェットカートリッジは、前
    記記録ヘッド部の吐出部と前記端子部とが、前記第1お
    よび第2のインクタンクのいずれを装着した場合におい
    ても同じ位置で前記保管ケース内に収容されるととも
    に、 前記保管ケースは、前記第1のインクタンクが装着され
    た前記インクジェットカートリッジを取り出すための第
    1の空間部と、前記第2のインクタンクが装着された前
    記インクジェットカートリッジを取り出すための第2の
    空間部と、をそれぞれ前記記録ヘッド部の端子部近傍と
    前記インクタンクとの装着部近傍を除いた領域に有し、 前記第2の空間部は前記第1の空間部とは異なる位置に
    設けられることを特徴とする請求項1に記載の保管ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッド部は、前記端子部が設け
    られた面に対向する面に前記インクタンクを装着するた
    めの装着部を有するとともに、 前記第2のインクタンクは、前記第1のインクタンクに
    対して高さが高く、かつ前記記録ヘッド部の端子部が設
    けられた面と前記装着部が設けられた面との間の幅はほ
    ぼ等しく、該ほぼ等しい幅を有する方向に略直交する方
    向の幅は大きいことを特徴とする請求項2に記載の保管
    ケース。
  4. 【請求項4】 前記第1の空間部及び前記第2の空間部
    は、保管ケース内の高さの異なる位置に設けられるとと
    もに、前記第2の空間部は、前記端子部の上方に設けら
    れることを特徴とする請求項3に記載の保管ケース。
  5. 【請求項5】 前記第2のインクタンクは前記第1のイ
    ンクタンクに対して高さが高いとともに、前記保管ケー
    スはインクジェットカートリッジを収容する収容部と、
    該収容部の上面を覆う蓋と、を備え、 前記保管ケース内に収容されるインクジェットカートリ
    ッジの収容方向が、前記第1のインクタンクが装着され
    たインクジェットカートリッジと前記第2のインクタン
    クが装着されたインクジェットカートリッジとで上面か
    らみて90°異なることを特徴とする請求項1に記載の
    保管ケース。
  6. 【請求項6】 前記保管ケースの収容部は、その底面に
    前記第1のインクタンクを装着した記録ヘッド部の液体
    吐出部を保護するための第1のキャップと、前記第2の
    インクタンクを装着した記録ヘッド部の液体吐出部を保
    護するための第2のキャップと、を有することを特徴と
    する請求項5に記載の保管ケース。
  7. 【請求項7】 前記保管ケースの蓋部に、前記第1のイ
    ンクタンクを装着した記録ヘッド部の液体吐出部を前記
    第1のキャップに密着させるための第1のリブと、前記
    第2のインクタンクを装着した記録ヘッド部の液体吐出
    部を前記第2のキャップに密着させるための第2のリブ
    と、を有するとともに、前記第1のリブは前記第2のイ
    ンクタンクを装着したインクジェットカートリッジを前
    記保管ケースに収容する際に緩衝しない位置に設けられ
    ていることを特徴とする請求項6に記載の保管ケース。
  8. 【請求項8】 被記録媒体に記録を行う液体吐出部を備
    えたインクジェット記録ヘッド部と、該記録ヘッド部へ
    供給するインクを保持するインクタンクと、を有するイ
    ンクジェットカートリッジを保管するための保管ケース
    において、 前記保管ケースはインクジェットカートリッジを収容す
    る収容部と、該収容部の上面を覆う蓋と、を備えるとと
    もに前記収容部の高さ方向が異なる2種類のインクジェ
    ットカートリッジを収容するとともに、 前記保管ケース内に収容されるインクジェットカートリ
    ッジの収容方向が、上面からみて互いに90°異なるこ
    とを特徴とする保管ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005914A (ja) * 2007-10-24 2016-01-14 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 流体噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016005914A (ja) * 2007-10-24 2016-01-14 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 流体噴射装置

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