JP2001096118A - フィルタ - Google Patents

フィルタ

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JP2001096118A
JP2001096118A JP27887999A JP27887999A JP2001096118A JP 2001096118 A JP2001096118 A JP 2001096118A JP 27887999 A JP27887999 A JP 27887999A JP 27887999 A JP27887999 A JP 27887999A JP 2001096118 A JP2001096118 A JP 2001096118A
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良一 富樫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】掃除機等による性能回復を容易に行え、かつ、
損傷しにくいフィルタを提供する。 【解決手段】平板からなる枠材が、プリーツ加工された
濾材の周囲に接合されているとともに、濾材と層状をな
すプレフィルタと接合されているフィルタとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般産業用、空調
用、空気清浄機用、掃除機、エアコンなどに好適に用い
られる、流体を濾過するフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば空気清浄機には、近年、クリー
ンルーム用などに用いられるHEPAやULPA性能を
有する、補集性能の極めて高い濾材が用いられるように
なっており、そのためフィルタの目詰まりが早くなって
いる。そこで、HEPAフィルタやULPAフィルタそ
のものの目詰まりを遅くするために、抗菌防かびなどの
機能を有する不織布をプレフィルタとして用いている。
しかしながら、一般家庭等の大気中には粗ゴミ(ハウス
ダスト)が多いため、HEPAフィルタやULPAフィ
ルタの部分よりもプレフィルタ部での目詰まりが問題に
なっている。
【0003】そこで、通気性を回復するために、粗ゴミ
を掃除機などで吸引除去することが頻繁に行われるが、
特許第2614501号公報に記載されるような濾材を
単に抗菌シートで包んだ型式のフィルタでは、濾材と抗
菌シートとの一体性がなく掃除機のエアー吸い込み口に
抗菌シートが吸い込まれ、極めて掃除し難い。また、実
開平5−60513号公報に記載されるような、高い補
集性能を有する濾材とともにプレフィルタをプリーツ加
工したフィルタでは、濾材谷部に粗ゴミが入り込んでい
るため掃除機では十分に機能を回復できない。さらに、
断面コの字型の紙枠に濾材を挟み込んでいるフィルタも
製造販売されているが、このようなものは、プレフィル
タの端が枠材に接着されていないため掃除機等で吸った
時にプレフィルタが吸い出されてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、掃除機等に
よる性能回復を容易に行え、かつ、損傷しにくいフィル
タを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明は、平板からなる枠材が、プリーツ加工された
濾材の周囲に接合されているとともに、濾材と層状をな
すプレフィルタと接合されているフィルタを特徴とする
ものである。
【0006】ここで、プレフィルタは、抗菌、防かび、
抗ウイルス、芳香、脱臭の機能のうちの少なくとも1つ
の機能を有していることが好ましい。また、プレフィル
タは、濾材の端面と枠材との間に嵌着されていること
や、枠材の端縁部に接合されていることが好ましい。さ
らに、濾材はプリーツ形状を保持するためのリーテナを
有し、プレフィルタはリテーナにより濾材に接合されて
いることが好ましく、プレフィルタは、引張強度が少な
くとも0.5N/cmの不織布からなっていることが好
ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】たとえば図1に示すように、本発
明のフィルタ1は、平板からなる枠材4が、プリーツ加
工された濾材2の周囲に熱可塑性樹脂5等によって接合
されているとともに、濾材2と層状をなす、不織布等か
らなるプレフィルタ3と接合されている。
【0008】本発明においては、枠材4を平板にするこ
とで、枠材4を濾材2の周囲に配置した際に熱可塑性樹
脂5等の状態や接合状態を目視確認することができる。
そして、接合状態を目視確認できるので、接合が不十分
な時には熱可塑性樹脂5等を再加熱したりして、十分な
接合強度まで高めることができる。これらの結果、プレ
フィルタ3との接合を強固かつ確実に行うことができ
る。特に、図2に示すように枠材4の端縁部にてプレフ
ィルタ3を接合する場合は、枠剤4が平板なので、枠材
4を濾材2の周囲に設けた後にその枠材4の端縁部の熱
可塑性樹脂5等を外部から加熱溶融したりすることによ
り、プレフィルタ3を簡単に接合することができる。ま
た、仮にフィルタが損傷している場合にも欠点を早期発
見できる。
【0009】そして、枠材4は不織布や多孔プラスチッ
クで構成することが好ましい。不織布や多孔プラスチッ
クは熱伝導性が低くいので、溶融した熱可塑性樹脂等を
塗布して不織布を枠材と濾材との間に挟み込んで接合し
て嵌着状態にする場合にも、熱可塑性樹脂が冷えにくく
不十分な接合を防止することができる。
【0010】また、枠材4には熱可塑性樹脂5等を予め
約0.1〜5mm厚さで層状に設けておくことと、枠材
4、プレフィルタ3および濾材2の接合を簡単に行える
ので好ましい。
【0011】さらに、本発明において、接合には熱可塑
性樹脂を用いることが好ましい。熱可塑性樹脂として
は、濾材2や枠材4等フィルタを構成する部材の融点よ
りも低いものであれば構わないが、濾材や枠材にポリエ
ステルやポリプロピレン、レーヨン、ビニロン等を用い
た場合、軟化点が80〜150℃程度の熱可塑性樹脂を
用いることが作業性の点からより好ましい。この結果、
仕上がり寸法精度がよくシール性の高いフィルタを得る
ことができる。
【0012】また、濾材2には、たとえば機器内での菌
の増殖を防止したり通過する流体から異臭を取り除いた
りするために、抗菌性、防かび性、抗ウイルス性、芳香
性、脱臭性、消臭性などの機能を有する薬剤をバインダ
ーで付着した、通気性の優れたプレフィルタ3が積層さ
れており、枠材4はこのプレフィルタ3にも接合されて
いる。枠材4が、濾材2の周囲とともにプレフィルタ3
に接合されていることにより、これら3つの部材が一体
化され、掃除機等による引張に耐えることができる。
【0013】プレフィルタ3は、掃除機等の強力な吸引
に耐えうるものとし、かつ、仕上がり外観を損なわない
ようにするために、図1に示すように、濾材2端面と枠
材4との間に接合されていることが好ましい。図1のよ
うな構成とすることで、シール不良の発生を抑えること
ができ、また、プレフィルタ3のカット端面が濾材2と
枠材4との間に隠れるため、仕上がりがきれいで商品美
観の高いものとなる。また、図2に示すように、プレフ
ィルタ3を枠材4の端縁部に接合する態様も、浮き皺の
発生を抑え、プレフィルタ3と枠材4、濾材2との接合
強度がフィルタ全面において均一なものとなるので好ま
しい。図2のように構成する場合には、濾材2の周囲に
接合されている枠材4の端縁部の熱可塑性樹脂を外部か
ら加熱して再溶融すれば、プレフィルタ3を枠材4と濾
材2とを一体接合できる。
【0014】そして、さらに浮き皺の発生を抑え掃除機
等の強力な吸引に耐えうる接合強度と美的外観を得るた
めには、図1に示すように、濾材2の周囲だけでなく、
濾材2のプリーツ形状を保持するためのリーテナ6によ
ってもプレフィルタ3を濾材2に接合することが好まし
い。
【0015】そして、浮き皺の発生を防止し、掃除機に
よる引張吸引力に耐える強度、接合強度の均一性をさら
に高めるために、プレフィルタ3としては、引張強度が
少なくとも0.5N/cm(JIS−L−1085)の
ものを用いることが好ましく、また、通気性確保の点か
らは1000CC/cm2/秒(JIS−L−108
5)の通気性を有するものを用いることが好ましい。
【0016】次に、上述の本発明のフィルタの製造方法
について説明する。
【0017】図1に示すフィルタについては、まず、プ
リーツ加工された濾材2の寸法より大きい寸法のプレフ
ィルタ3を濾材2に重ね合わせ、濾材2よりも外側には
み出したプレフィルタ3を折り曲げる。このとき、リテ
ーナ6をも利用してプレフィルタ3を濾材2に接合する
場合は、プレフィルタの上からリテーナを加熱・溶融
し、プレフィルタを濾材に接合する。その後、熱可塑性
樹脂5等を塗布した枠材4を、プレフィルタ3の折り曲
げた部分を濾材2と共同して挟み込むように設け、それ
ら濾材2、プレフィルタ3および枠材4を接合する また、図2に示すフィルタについては、プリーツ加工し
た濾材2の端部に熱可塑性樹脂5等を塗布した枠材4を
取り付ける。その後、プレフィルタ3を濾材2および枠
材4の上面に設け、枠材端縁部の熱可塑性樹脂をアイロ
ン等により加熱・溶融し、プレフィルタ3を濾材2およ
び枠材4に接合する。
【0018】
【実施例】ポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなるφ
0.8mmのリテーナを1インチピッチでを設けたプリ
ーツ加工濾材(濾材山高さ30mm、濾材幅325m
m、濾材山数105、濾材間ピッチ3.7mm)に、リ
ン酸カルシウム微粉末を付着した抗ウイルス性不織布
(ハイドロキシアパタイト加工不織布、引張強度3N/
cm、目付60g/m2 )を重ね合わせ、リテーナ頂部
をアイロンで加熱溶融して接合した。次いで、目付30
0g/m2 のポリエステル不織布からなる枠材の表面に
ポリオレフィン系熱可塑性樹脂層を厚さ0.6mmで塗
布したものを、濾材山高さより2mmほど高くなるよう
な幅で切断し、熱可塑性樹脂が固化する前に、プリーツ
加工濾材の周囲に抗ウイルス性不織布を挟み込むように
して設けた。このようにプリーツ加工濾材、抗ウイルス
性不織布および枠材を接合し、図1に示すフィルタを製
造した。
【0019】得られたフィルタの抗ウイルス性不織布側
を550Wの掃除機で吸い込み一体性を確認したが、破
れ剥がれなどの損傷は生じなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明のフィルタは、平板からなる枠材
が、プリーツ加工された濾材の周囲に接合されていると
ともに、濾材と層状をなすプレフィルタと接合されてい
るので、濾材と枠材とプレフィルタとが一体化され掃除
機での粗ゴミ除去が容易で、その結果、濾材での目詰ま
りを防ぐことができ、また、フィルタが損傷しにくい。
【0021】さらに、枠材が平板であるので、枠材を濾
材の周囲に配置した際に熱可塑性樹脂等の状態や接合状
態を目視確認することができる。そして、接合状態を目
視確認できるので、接合が不十分な時には熱可塑性樹脂
等を再加熱したりして、十分な接合強度まで高めること
ができる。これらの結果、プレフィルタとの接合を強固
かつ確実に行うことができ、補集効率低下の原因となる
シール不良の発生を防ぐことができ、また、仮にフィル
タが損傷している場合にも欠点を早期発見できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るフィルタの概略断面
図である。
【図2】本発明の他の実施態様に係るフィルタの概略断
面図である。
【符号の説明】 1:フィルタ 2:濾材 3:プレフィルタ 4:枠材 5:熱可塑性樹脂 6:リテーナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板からなる枠材が、プリーツ加工された
    濾材の周囲に接合されているとともに、濾材と層状をな
    すプレフィルタと接合されていることを特徴とするフィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】プレフィルタは、抗菌、防かび、抗ウイル
    ス、芳香、脱臭の機能のうちの少なくとも1つの機能を
    有している、請求項1に記載のフィルタ。
  3. 【請求項3】プレフィルタは、濾材の端面と枠材との間
    に嵌着されている、請求項1または2に記載のフィル
    タ。
  4. 【請求項4】プレフィルタは、枠材の端縁部に接合され
    ている、請求項1または2に記載のフィルタ。
  5. 【請求項5】濾材はプリーツ形状を保持するためのリー
    テナを有し、プレフィルタはリテーナにより濾材に接合
    されている、請求項1〜4のいずれかに記載のフィル
    タ。
  6. 【請求項6】プレフィルタは、引張強度が少なくとも
    0.5N/cmの不織布からなっている、請求項1〜5
    のいずれかに記載のフィルタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066466A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Sharp Corp 空気清浄機

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