JP2001095106A - ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法

Info

Publication number
JP2001095106A
JP2001095106A JP27160599A JP27160599A JP2001095106A JP 2001095106 A JP2001095106 A JP 2001095106A JP 27160599 A JP27160599 A JP 27160599A JP 27160599 A JP27160599 A JP 27160599A JP 2001095106 A JP2001095106 A JP 2001095106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
voltage
value
traveling motor
sun gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27160599A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Michioka
力 道岡
Kazuyuki Yamaguchi
和行 山口
Minoru Yoshida
稔 吉田
Toshihiro Sumiya
俊弘 炭谷
Takashi Kurimoto
隆志 栗本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP27160599A priority Critical patent/JP2001095106A/ja
Publication of JP2001095106A publication Critical patent/JP2001095106A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリの電圧が設定下限値から設定上限値ま
での範囲を越えないようにしてバッテリの損傷を確実に
防止できるようにする。 【解決手段】バッテリの電圧が予め設定された設定上限
値を上回るとき、或いは設定下限値を下回るときに、バ
ッテリの電圧を設定下限値から設定上限値までの範囲内
に抑えるべく、モータ制御部に与える走行モータのトル
ク指令値を補正し、走行モータの消費電力或いは回生電
力を調整制御する。ここで、走行モータのトルク指令値
を補正は、VCUによる検出電圧が設定下限値から設定
上限値までの範囲内に入るまで、アクセルペダルの踏み
込み量に基づいて決まる走行モータのトルク要求値か
ら、VCUの制御周期である一定周期毎に予め定められ
た一定値を加減することにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動力源として内
燃機関及び走行モータを搭載し、バッテリの出力を走行
モータに給電し、遊星ギヤユニットの介在により、内燃
機関及び走行モータを併用して走行するハイブリッド自
動車の制御装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の意識が世界的な規
模で高まりを見せる中、自動車の排出ガス中の二酸化炭
素量を低減するための具体策として、ガソリンエンジン
及びモータを組み合わせた低公害車の実用車であるハイ
ブリッド自動車が提案され、具体的には、例えば特開平
9−117010号公報や特開平10−238381号
公報等に記載のものが提案されている。
【0003】この種のハイブリッド自動車は大きく分け
ると、ガソリンエンジンを駆動することにより発生され
た回転を発電機に伝達してこれを駆動し、この発電機に
より得られる電力をバッテリに供給して充電し、更にこ
のバッテリの電力により駆動モータを駆動するようにし
たシリーズ(直列)方式のものと、ガソリンエンジン及
びモータの両方で車両を駆動するパラレル(並列)方式
のものとがある。
【0004】そして、パラレル方式のハイブリッド自動
車の場合、走行モータとガソリンエンジンとを切り換え
て動力源としているが、このときの走行モータとガソリ
ンエンジンの切り換えは、従来、例えば車速センサによ
る自車速やドライバによるアクセルペダルの踏み込み
量、ブレーキペダルのオン、オフ等に基づいて行われて
いる。
【0005】ところで、このような走行モータとガソリ
ンエンジンとの切り換えを実現するために、従来パラレ
ル方式では、図4に示すように、遊星ギヤユニット3を
用いてガソリンエンジン1及び走行モータ2を結合する
ことが行われている。
【0006】この遊星ギヤユニット3は、図4に示すよ
うに、リングギヤ31と、このリングギヤ31の内側に
配置されたサンギヤ32と、リングギヤ31及びサンギ
ヤ32の双方に噛合してサンギヤ32の外周をリングギ
ヤ31の内周に沿って回る複数個のプラネタリギヤ33
とにより構成される。
【0007】そして、各プラネタリギヤ33とガソリン
エンジン1の出力軸とがキャリアにより連結され、サン
ギヤ32の軸にその回転軸が同軸に連結されて発電機5
が設けられ、リングギヤ31と一体的に回転する伝達ギ
ヤ35の回転がカウンタギヤ36及びデフギヤ37を介
して車輪W(前輪)に伝えられる一方、バッテリ4によ
り駆動される走行モータ2の回転も、カウンタギヤ36
及びデフギヤ37を介して車輪Wに伝達されるように構
成されている。尚、これとは逆に、リングギヤ31に発
電機5が連結され、サンギヤ32に走行モータ2が連結
されていてもよい。
【0008】また、遊星ギヤユニット3の特性上、リン
グギヤ31、プラネタリギヤ33及びサンギヤ32の回
転数は、通常図5に示すように直線的に並ぶ。尚、リン
グギヤ31の回転数は車速に比例し、プラネタリギヤ3
3及びサンギヤ32の回転はそれぞれガソリンエンジン
1及び発電機5の回転数に比例する。
【0009】更に、加速時などのガソリンエンジン1が
トルクを発生して高出力状態で走行しているとき、つま
り力行時には、図5中の実線のように、サンギヤ32つ
まり発電機5の回転はプラスの値をとり、これは発電機
5がガソリンエンジン1により回転駆動されること表わ
す。これに対して、車速が大きくガソリンエンジン1の
発生トルクが小さいときには、図5中の1点鎖線に示す
ように、発電機5の回転はマイナスの値をとることにな
る。
【0010】ところで、通常、バッテリ4には容量の大
きなニッケル−水素電池が用いられるが、このニッケル
−水素電池はその電圧の管理、制御を精度よく行わない
と、液漏れによる損傷や発熱などを招くため、従来は電
池電圧が予め設定された設定下限値から設定上限値まで
の範囲内で使用されるように充放電制御が厳密に行われ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリ4の
充電状態が低い、つまりバッテリ4の残存容量が少ない
状態で、例えば急加速が行われてバッテリ4の電圧が予
め設定された設定下限値を下回り、或いはバッテリ4の
充電状態が高い、つまりバッテリ4の残存容量が十分な
状態で、例えば走行モータ2による回生エネルギがバッ
テリ4に供給されてバッテリ4の電圧が予め設定された
設定上限値を上回ると、バッテリ4の液洩れや発熱等を
招いてバッテリ4が損傷し、走行不能になるという不都
合が発生するおそれがあった。
【0012】この発明が解決しようとする課題は、バッ
テリの電圧が設定下限値から設定上限値までの範囲を越
えないようにしてバッテリの損傷を確実に防止できるよ
うにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、動
力源として内燃機関及び走行モータを搭載し、バッテリ
の出力を走行モータに給電し、内燃機関及び走行モータ
を併用して走行するハイブリッド自動車の制御装置にお
いて、リングギヤ、このリングギヤの内側に配置された
サンギヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤとに噛合
して前記サンギヤの外周を前記リングギヤの内周に沿い
前記内燃機関の出力軸と一体的に回転する複数個のプラ
ネタリギヤから成る遊星ギヤユニットと、前記サンギヤ
または前記リングギヤのうち一方の回転軸と同軸にその
回転軸が連結された発電機と、前記サンギヤまたは前記
リングギヤのうち他方及び前記走行モータと連動して回
転しその回転を車輪に伝達するカウンタギヤと、前記バ
ッテリの電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部
による検出電圧が予め設定された設定上限値を上回ると
き或いは設定下限値を下回るときに前記走行モータのト
ルク指令値を補正して前記走行モータの消費電力或いは
回生電力を調整して前記バッテリの電圧を前記設定下限
値から前記設定上限値までの範囲内に抑えるべく制御す
る制御部とを備えていることを特徴としている。
【0014】このような構成によれば、バッテリの電圧
が予め設定された設定上限値を上回るとき、或いは設定
下限値を下回るときに、制御部により、走行モータのト
ルク指令値が補正されて走行モータの消費電力或いは回
生電力が調整され、バッテリの電圧が設定下限値から設
定上限値までの範囲内に抑えられる。
【0015】そのため、バッテリの電圧が設定下限値か
ら設定上限値までの範囲を越えることはなく、バッテリ
の液洩れや発熱等によるバッテリの損傷を防止でき、バ
ッテリの損傷に伴う走行不能という事態を未然に回避す
ることができる。
【0016】また、本発明のハイブリッド自動車の制御
装置では、前記制御部は、前記電圧検出部による検出電
圧が前記設定下限値から前記設定上限値までの範囲内に
入るよう、アクセルペダルの踏み込み量に基づいて決ま
る前記走行モータのトルク要求値から、一定周期毎に予
め定められた一定値を加減することにより前記トルク指
令値の補正を行うことを特徴としている。
【0017】こうすると、バッテリの電圧が設定下限値
から設定上限値までの範囲に入るように、走行モータの
消費電力或いは回生電力を調整すべく走行モータのトル
ク指令値を補正することができる。
【0018】また、本発明のハイブリッド自動車の制御
方法は、リングギヤ、このリングギヤの内側に配置され
たサンギヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤとに噛
合して前記サンギヤの外周を前記リングギヤの内周に沿
い前記内燃機関の出力軸と一体的に回転する複数個のプ
ラネタリギヤから成る遊星ギヤユニットを設け、前記サ
ンギヤまたは前記リングギヤのうち一方の回転軸と同軸
に発電機の回転軸を連結し、前記サンギヤまたは前記リ
ングギヤのうち他方及び前記走行モータと連動して車輪
を回転し、前記バッテリの電圧を検出し、検出した電圧
が予め設定した設定上限値を上回るとき或いは設定下限
値を下回るときに、前記走行モータのトルク指令値を補
正して前記走行モータの消費電力或いは回生電力を調整
して前記バッテリの電圧を前記設定下限値から前記設定
上限値までの範囲内に抑えるべく制御することを特徴と
している。
【0019】こうすれば、バッテリの電圧が予め設定さ
れた設定上限値を上回るとき、或いは設定下限値を下回
るときに、走行モータのトルク指令値が補正されて走行
モータの消費電力或いは回生電力が調整され、バッテリ
の電圧が設定下限値から設定上限値までの範囲内に抑え
られるため、バッテリの液洩れや発熱等によるバッテリ
の損傷を防止でき、バッテリの損傷に伴う走行不能とい
う事態を未然に回避することができる。
【0020】また、本発明のハイブリッド自動車の制御
方法は、前記電圧検出部による検出電圧が前記設定下限
値から前記設定上限値までの範囲内に入るよう、アクセ
ルペダルの踏み込み量に基づいて決まる前記走行モータ
のトルク要求値から、前記走行モータのトルク要求値か
ら一定周期毎に予め定められた一定値を加減することに
より前記トルク指令値の補正を行うことを特徴としてい
る。
【0021】こうすることで、バッテリの電圧が設定下
限値から設定上限値までの範囲から入るように、走行モ
ータの消費電力或いは回生電力を調整すべく走行モータ
のトルク指令値を補正することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
1ないし図3を参照して説明する。但し、図1は全体の
概略構成図、図2及び図3は動作説明図である。
【0023】図1に示すように、動力源としての内燃機
関であるガソリンエンジン1及び走行モータ2が遊星ギ
ヤユニット3を介して結合されると共に、走行モータ2
の駆動用バッテリ4に充電電流を供給する発電機5が、
図4に示すように、遊星ギヤユニット3を介してガソリ
ンエンジン1に結合されている。尚、本実施形態におい
ても、リングギヤ31に発電機5が連結され、サンギヤ
32に走行モータ2が連結されていてもよい。
【0024】更に、図1に示すように、バッテリ4の直
流出力は、インバータ等から成るモータ制御部8により
交流に変換されて走行モータ2に供給され、発電機5に
よる交流発電出力は、ダイオード等の整流回路から成る
発電機制御部9により直流に変換され、このようにして
バッテリ4に充電電流が供給されて充電が行われる。こ
のとき、発電機制御部9により発電機5の回転数が可変
制御されて充電電流の調整が行われる。尚、バッテリ4
の出力電圧である288V程度の高電圧が、DC−DC
コンバータ10により12Vの低電圧に変換されて各部
に供給される。
【0025】また、図1に示すように、車両統括制御装
置(以下、VCUと称する)12が設けられ、このVC
U12により、モータ制御部8、発電機制御部9を始
め、各部の制御や、通常走行時及び停止時における電子
スロットル13の開度の制御などが行われる。
【0026】更に、VCU12は、バッテリ4の電圧検
出を行うと共に、アクセルペダルセンサ14からのアク
セルペダルの踏み込み量に応じた出力信号、及び車速セ
ンサ15からの車速に応じた出力信号がVCU12に入
力され、これらの信号に基づき、VCU12はアクセル
ペダルの踏み込み量及び車速の検出を行う。このVCU
12による電圧検出処理が電圧検出部に相当する。
【0027】また、VCU12は、バッテリ4の検出電
圧が予め設定された設定上限値を上回るとき、或いは設
定下限値を下回るときに、バッテリ4の電圧を設定下限
値から設定上限値までの範囲内に抑えるべく、モータ制
御部8に与える走行モータ2のトルク指令値を補正し、
走行モータ2の消費電力或いは回生電力を調整制御す
る。
【0028】ここで、走行モータ2のトルク指令値の補
正は、VCU12による検出電圧が設定下限値から設定
上限値までの範囲内に入るまで、アクセルペダルの踏み
込み量に基づいて決まる走行モータのトルク要求値か
ら、VCU12の制御周期である一定周期毎に予め定め
られた一定値を加減することにより行う。このVCU1
2による走行モータ2のトルク指令値を補正処理が制御
部に相当する。
【0029】尚、走行モータ2に対するトルク要求値
は、アクセルペダルセンサ14の出力に基づくアクセル
ペダルの踏み込み量から算出することができ、VCU1
2によりその演算処理が行われる。
【0030】従って、バッテリ4の残存容量が少ない状
態において、例えば急加速が行われ、図2に示すよう
に、バッテリ4の電圧が予め設定された設定下限値を下
回ったときや、バッテリ4残存容量が十分で充電状態が
高い状態において、例えば減速により走行モータ2によ
る回生エネルギがバッテリ4に供給されて、バッテリ4
の電圧が予め設定された設定上限値を上回ったときに
は、VCU12により、走行モータ2に対するトルク要
求値から一定周期であるVCU12の制御周期ΔT毎に
予め定められた一定値ΔMが加減され、走行モータ2に
対するトルク指令値の補正が行われる。
【0031】このとき、図3に示すように、算出された
トルク要求値に対して、VCU12の制御周期ΔT毎に
一定値ΔMが加算或いは減算され、その加算或いは減算
毎にバッテリ4の電圧が検出されて設定下限値から設定
上限値までの範囲に入ったかどうかが判断され、バッテ
リ4の電圧が設定下限値から設定上限値までの範囲に入
るまでこの加減算が繰り返される。
【0032】そして、図2中の破線に示すように、上記
したような走行モータ2のトルク指令値の補正を行わな
い場合には、バッテリ4の電圧が設定下限値を大きく下
回ったり、或いは設定上限値を大きく上回ったりするの
に対し、上記したように、VCU12により、走行モー
タ2に対するトルク指令値が補正されることによって、
走行モータ2の消費電力或いは回生電力が調整され、バ
ッテリ4の電圧が設定下限値から設定上限値までの範囲
内に抑えられるのである。
【0033】従って、上記した実施形態によれば、バッ
テリ4の電圧が設定下限値から設定上限値までの範囲を
越えることはなく、バッテリ4の液洩れや発熱等による
バッテリ4の損傷を防止でき、バッテリ4の損傷に伴う
走行不能という事態を未然に回避することが可能にな
る。
【0034】また、アクセルペダルの踏み込み量に基づ
いて決まる前記走行モータのトルク要求値から、走行モ
ータ2のトルク要求値から一定周期毎に予め定められた
一定値を加減してトルク指令値の補正を行うため、バッ
テリ4の電圧が設定下限値から設定上限値までの範囲か
ら出ないように、走行モータ2の消費電力或いは回生電
力を調整すべく走行モータ2のトルク指令値を補正する
ことができる。
【0035】更に、このように走行モータ2のトルク指
令値の補正を行うと、発電機制御部9やその他の補機類
がバッテリ4に接続された状態であっても、バッテリ電
圧を設定下限値から設定上限値までの範囲内に抑えこと
が可能である。
【0036】なお、上記した実施形態では、走行モータ
2のトルク要求値から一定値を加減する演算をVCU1
2の制御周期毎に繰り返すようにしているが、この演算
の繰り返し周期は、特にVCU12の制御周期に限定さ
れるものではなく、一定周期であればよい。更に、バッ
テリ4の電圧が設定下限値から設定上限値までの範囲内
にあるときのトルク指令値を目標値とするフィードバッ
ク制御により、バッテリ4の電圧が設定下限値から設定
上限値までの範囲に入るように走行モータ2のトルク指
令値の補正を行うようにしても構わない。
【0037】また、ハイブリッド自動車の全体構成は、
上記した各実施形態に限定されるものでないのは勿論で
ある。
【0038】また、上記した実施形態では、内燃機関を
ガソリンエンジン1とした場合について説明している
が、内燃機関は、特にガソリンエンジンに限定されるも
のでないのはいうまでもない。
【0039】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1、3に記載の発
明によれば、バッテリの電圧が予め設定された設定上限
値を上回るとき、或いは設定下限値を下回るときに、走
行モータのトルク指令値が補正されて走行モータの消費
電力或いは回生電力が調整されて、バッテリの電圧が設
定下限値から設定上限値までの範囲内に抑えられるた
め、バッテリの液洩れや発熱等によるバッテリの損傷を
防止でき、バッテリの損傷に伴う走行不能という事態を
未然に回避することができ、走行性能の良好なハイブリ
ッド自動車を提供することが可能になる。
【0041】また、請求項2、4に記載の発明によれ
ば、バッテリの電圧が設定下限値から設定上限値までの
範囲から出ないように、走行モータの消費電力或いは回
生電力を調整すべく走行モータのトルク指令値を補正す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示す概略図
である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図4】この発明の背景となるハイブリッド自動車の一
部の概略図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ガソリンエンジン(内燃機関) 2 走行モータ 3 遊星ギヤユニット 4 バッテリ 5 発電機 12 VCU(電圧検出部、制御部) 31 リングギヤ 32 サンギヤ 33 プラネタリギヤ 36 カウンタギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 稔 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 炭谷 俊弘 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 栗本 隆志 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 3G093 AA07 BA10 DA06 DB05 DB19 EA00 EB02 FA08 FA11 5H115 PA08 PA15 PC06 PG04 PI16 PI24 PI29 PI30 PO02 PO06 PO17 PU08 PU24 PU25 PV02 PV07 PV09 QE07 QE08 QE10 QE12 QI04 RB08 RE06 SE04 SE06 SE08 TB01 TI02 TI05 TO21 TO23 TR19 TU16 TU17 UI13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源として内燃機関及び走行モータを
    搭載し、バッテリの出力を走行モータに給電し、内燃機
    関及び走行モータを併用して走行するハイブリッド自動
    車の制御装置において、 リングギヤ、このリングギヤの内側に配置されたサンギ
    ヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤとに噛合して前
    記サンギヤの外周を前記リングギヤの内周に沿い前記内
    燃機関の出力軸と一体的に回転する複数個のプラネタリ
    ギヤから成る遊星ギヤユニットと、 前記サンギヤまたは前記リングギヤのうち一方の回転軸
    と同軸にその回転軸が連結された発電機と、 前記サンギヤまたは前記リングギヤのうち他方及び前記
    走行モータと連動して回転しその回転を車輪に伝達する
    カウンタギヤと、 前記バッテリの電圧を検出する電圧検出部と、 前記電圧検出部による検出電圧が予め設定された設定上
    限値を上回るとき或いは設定下限値を下回るときに前記
    走行モータのトルク指令値を補正して前記走行モータの
    消費電力或いは回生電力を調整して前記バッテリの電圧
    を前記設定下限値から前記設定上限値までの範囲内に抑
    えるべく制御する制御部とを備えていることを特徴とす
    るハイブリッド自動車の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記電圧検出部による検
    出電圧が前記設定下限値から前記設定上限値までの範囲
    内に入るよう、アクセルペダルの踏み込み量に基づいて
    決まる前記走行モータのトルク要求値から、一定周期毎
    に予め定められた一定値を加減することにより前記トル
    ク指令値の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載
    のハイブリッド自動車の制御装置。
  3. 【請求項3】 動力源として内燃機関及び走行モータを
    搭載し、バッテリの出力を走行モータに給電し、内燃機
    関及び走行モータを併用して走行するハイブリッド自動
    車の制御方法において、 リングギヤ、このリングギヤの内側に配置されたサンギ
    ヤ、及び前記リングギヤと前記サンギヤとに噛合して前
    記サンギヤの外周を前記リングギヤの内周に沿い前記内
    燃機関の出力軸と一体的に回転する複数個のプラネタリ
    ギヤから成る遊星ギヤユニットを設け、前記サンギヤま
    たは前記リングギヤのうち一方の回転軸と同軸に発電機
    の回転軸を連結し、前記サンギヤまたは前記リングギヤ
    のうち他方及び前記走行モータと連動して車輪を回転
    し、 前記バッテリの電圧を検出し、検出した電圧が予め設定
    した設定上限値を上回るとき或いは設定下限値を下回る
    ときに、前記走行モータのトルク指令値を補正して前記
    走行モータの消費電力或いは回生電力を調整して前記バ
    ッテリの電圧を前記設定下限値から前記設定上限値まで
    の範囲内に抑えるべく制御することを特徴とするハイブ
    リッド自動車の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記電圧検出部による検出電圧が前記設
    定下限値から前記設定上限値までの範囲内に入るよう、
    アクセルペダルの踏み込み量に基づいて決まる前記走行
    モータのトルク要求値から、前記走行モータのトルク要
    求値から一定周期毎に予め定められた一定値を加減する
    ことにより前記トルク指令値の補正を行うことを特徴と
    する請求項3に記載のハイブリッド自動車の制御方法。
JP27160599A 1999-09-27 1999-09-27 ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法 Withdrawn JP2001095106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27160599A JP2001095106A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27160599A JP2001095106A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001095106A true JP2001095106A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17502415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27160599A Withdrawn JP2001095106A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001095106A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002072381A1 (fr) * 2001-03-08 2002-09-19 Aisin Aw Co., Ltd. Mecanisme d'entrainement pour vehicule hybride, procede de commande et programme de mecanisme d'entrainement pour vehicule hybride
EP2426008A1 (fr) * 2010-09-06 2012-03-07 Renault S.A.S. Procédé de commande d'un moteur électrique d'entraînement d'un véhicule automobile
JP2016508022A (ja) * 2013-02-25 2016-03-10 セブコン リミテッド モータ制御装置およびモータ制御方法
CN106467109A (zh) * 2015-08-17 2017-03-01 广州汽车集团股份有限公司 一种混合动力汽车的扭矩控制方法
US9967252B2 (en) 2008-05-23 2018-05-08 Exacttrak Limited Secure storage device with automatic command filtering
CN113135094A (zh) * 2020-01-17 2021-07-20 宏碁股份有限公司 电动车的电池回充强度控制方法
US11465530B2 (en) 2019-12-05 2022-10-11 Acer Incorporated Battery regenerative strength control method for electronic vehicle

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117071B2 (en) 2001-03-08 2006-10-03 Aisin Aw Co., Ltd. Hybrid vehicle drive control apparatus, and control method of hybrid vehicle drive apparatus and program thereof
WO2002072381A1 (fr) * 2001-03-08 2002-09-19 Aisin Aw Co., Ltd. Mecanisme d'entrainement pour vehicule hybride, procede de commande et programme de mecanisme d'entrainement pour vehicule hybride
US9967252B2 (en) 2008-05-23 2018-05-08 Exacttrak Limited Secure storage device with automatic command filtering
US10122716B2 (en) 2008-05-23 2018-11-06 Exacttrak Limited Secure storage device with on-board encryption control
FR2964508A1 (fr) * 2010-09-06 2012-03-09 Renault Sa Procede de commande d'un moteur electrique d'entrainement d'un vehicule automobile
EP2426008A1 (fr) * 2010-09-06 2012-03-07 Renault S.A.S. Procédé de commande d'un moteur électrique d'entraînement d'un véhicule automobile
JP2016508022A (ja) * 2013-02-25 2016-03-10 セブコン リミテッド モータ制御装置およびモータ制御方法
US10333437B2 (en) 2013-02-25 2019-06-25 Sevcon Limited Motor control apparatus and method
CN106467109A (zh) * 2015-08-17 2017-03-01 广州汽车集团股份有限公司 一种混合动力汽车的扭矩控制方法
CN106467109B (zh) * 2015-08-17 2019-02-15 广州汽车集团股份有限公司 一种混合动力汽车的扭矩控制方法
US11465530B2 (en) 2019-12-05 2022-10-11 Acer Incorporated Battery regenerative strength control method for electronic vehicle
CN113135094A (zh) * 2020-01-17 2021-07-20 宏碁股份有限公司 电动车的电池回充强度控制方法
CN113135094B (zh) * 2020-01-17 2022-10-14 宏碁股份有限公司 电动车的电池回充强度控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2794272B2 (ja) ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法
US9604623B2 (en) Drive control system for electric motor and method of controlling electric motor
JPH1051908A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2010209902A (ja) 車両用制御装置
JP2006312352A (ja) 駆動システムの制御装置
US9139108B2 (en) Control device and control method for electric powered vehicle
JP2005333690A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP2005344605A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載するハイブリッド車並びにこれらの制御方法
WO2006064662A1 (ja) 車両の制御装置
US11180132B2 (en) Vehicle control device and control method of vehicle
JP2001095106A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法
JP2009153281A (ja) 電動車両の制御装置
JP3959815B2 (ja) 電池蓄電量検出装置
JP2006187168A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2001177904A (ja) ハイブリッド自動車のブレーキ制御装置及びその制御方法
JPH06245321A (ja) 電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置
JP2007283815A (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP3445198B2 (ja) ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法
JP5057279B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
US10730506B2 (en) Hybrid vehicle and control method therefor
JP3406542B2 (ja) ハイブリッド自動車の走行制御装置及びその制御方法
JP2001086603A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法
JP3613231B2 (ja) 車両のスリップ抑制装置
JP3366599B2 (ja) ハイブリッド自動車の制御装置及びその制御方法
JP2001171369A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205