JP2001094971A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2001094971A
JP2001094971A JP26792399A JP26792399A JP2001094971A JP 2001094971 A JP2001094971 A JP 2001094971A JP 26792399 A JP26792399 A JP 26792399A JP 26792399 A JP26792399 A JP 26792399A JP 2001094971 A JP2001094971 A JP 2001094971A
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optical system
photographing optical
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photographing
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JP26792399A
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Inventor
Yutaka Mizukusa
豊 水草
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Kowa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学装置で得られる画像の擬似画像を表示す
ることが可能な光学装置を提供する。 【解決手段】 撮影光学系1で撮影可能な画像が予め画
像ファイル装置4に格納される。撮影光学系の方向が角
度センサ24、25により検知され、それに応じて対応
した画像が画像ファイル装置から読み出され、実際に撮
影されている画像に代えて表示装置3に表示される。使
用者は、実際に撮影光学系を介して撮影されているリア
ルタイムな画像の擬似画像ないしモデル画像を観望する
ことができるので、例えば、現在は曇っていて目標物が
明瞭に見えない場合でも、モデル画像により目標物を見
つけて光学系の方向をその目標物の方向に素早く視準さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学装置、更に詳
細には、観光地及び景観の良い場所などに設置される観
光用光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の観光用光学装置は、硬貨を投入す
ると一定時間使用可能になる双眼鏡あるいは単眼鏡があ
り、また最近ではCCDカメラを使用したテレビ式望遠
鏡も提案されている。この種の光学装置は観光地などに
設置されており、その土地の景観に詳しくない人、また
この種の光学装置を扱いなれていない人が使用すること
も多い。
【0003】そのため、使用する場合目標物を発見する
のに時間がかかったり、夜間使用時、あるいは天候など
により現在見ているものが何であるかが不明確になる場
合も多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に鑑みてなされたもので、光学装置で得られる画
像の擬似画像を表示することが可能な光学装置を提供す
ることをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、撮影光学系と、撮影光学系で結像される
画像を撮像する撮像装置と、撮像された画像を表示する
表示装置とを有する光学装置において、撮影光学系の方
向を変化させる手段と、変化可能な撮影光学系の方向の
範囲内の撮影画像を予め記憶する記憶手段と、撮影光学
系の方向を検知する検知手段とを設け、検知手段で検知
された撮影光学系の方向に応じて該方向で得られる画像
を前記記憶手段から読み出して表示手段に表示する構成
を採用している。
【0006】このような構成では、撮影光学系で撮影可
能な画像が予め記憶手段に格納され、撮影光学系の方向
に応じてそれに対応した画像が記憶手段から読み出され
て表示されるので、実際に撮影光学系を介して撮影され
ているリアルタイムな画像の擬似画像ないしモデル画像
を観望することができる。従って、現在は曇っていて目
標物が明瞭に見えない場合でも、モデル画像により目標
物を見つけて光学系の方向をその目標物の方向に素早く
視準させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき本発明を詳細に説明する。
【0008】図1、図2には、本発明の1実施形態を示
す構成が図示されており、ズームレンズなどで構成され
る撮影光学系1と、この光学系により結像される画像を
撮像するCCDカメラなどの撮像装置2と、LCD、C
RTなど画像を出力表示する表示装置3で構成される。
表示装置3はベース板6に取り付けられ、このベース板
には、さらにハードディスクなどの画像ファイル装置4
並びに回路基板5が固定されている。これらの各要素
は、光学装置本体9のカバーで覆われており、また、表
示装置3の周囲は、表示される画像を外光から遮光する
ために、また第3者が画面をたやすく見るのを防止する
ためにフード10が取り付けられている。このような光
学装置9は、操作レバー11、11’を操作することに
より、一端が本体の基部60に固定され他端が支柱7に
軸受けされた軸7aを中心に支柱7に対して上下に回動
できるように取り付けられ、それにより光学系1の仰角
(アップ角度)ないし俯角(ダウン角度)を調節できる
ようになっている。
【0009】図1(C)に拡大して示すように、軸7a
にはギア61が固定されており、このギア61は支柱7
に固定された軸7bに回転可能に軸受けされたギア62
とかみ合うよう構成されている。また、軸7bには、ギ
ア62に固定されたベルト車63が回転可能に軸受けさ
れ、ベルト車63は、同様に支柱7に固定の軸7cに回
転可能に軸受けされたスリット円盤64とベルト63a
を介して結合されている。従って、光学装置本体9を軸
7aを中心に上下に回動させると、ギア61と62のか
み合い並びにベルト車63のベルト63aを介してスリ
ット円盤64が回転するようになる。スリット円盤64
は、角度センサ24の発光部24aと受光部24b(エ
ンコーダ)間を回転するように構成されているので、ス
リット円盤64が回転すると、スリット通過光が順次検
出される。これにより、スリット円盤64の回転量、す
なわち、光学系1の仰角ないし俯角が、角度センサ24
で検出され、この検出された角度がCPU23に入力さ
れる。
【0010】また、支柱7全体はその支柱軸(縦軸)を
中心に旋回させることができるように構成されているの
で、支柱7に固定された左右の操作レバー11、11’
を操作することにより光学装置全体を支柱軸を中心に左
方向(X方向という)ないし右方向(Y方向という)に
旋回させることができる。このときの旋回角度は、図2
に示した角度センサ25により検出することができ、検
出された角度は同様にCPU23に入力される。なお、
角度センサ25の詳細は、図1には図示されていない
が、図1(C)に示した角度センサ24と同様な構成に
することができる。すなわち、図1(C)に示したよう
なギア、ベルト伝達機構を用いてスリット円盤により光
学装置全体の支柱軸を中心にした回転量を検出すること
により旋回角度を検出することができる。
【0011】さらに、操作レバー11、11’の先端に
は、光学系1のズーミングを行い倍率が変更できるよう
に、操作ボタン12、12’が取り付けられており、た
とえば左側の操作ボタン12を押すと、この信号がCP
U23に伝達されて、光学系1のズームレンズにより倍
率が拡大できるように、また右側の操作ボタン12’を
押すと、その信号がCPU23に伝達されてズームレン
ズにより倍率が縮小するように制御される。
【0012】また、表示装置3の下方部には、種々の操
作ボタンが配置されている。20はプリントボタンで、
このボタン20が操作されると、CPU23はその信号
を受け取り、プリンタ26を作動して、表示装置3に表
示されている画像をプリントさせる。21はリアルタイ
ムボタンで、このボタンを操作すると、CPU23はそ
の信号を受け取り、光学系1を介して撮像装置2で得ら
れるリアルの画像を回路基板5のキャプチャーボードで
取得して表示装置3に表示させる。
【0013】また、操作ボタン22は、春夏秋冬などの
季節、朝夕夜などの時刻からなるモードを選択できるも
ので、例えば「春」と「朝」のボタンを選択すると、図
3に示したように、そのモードで得られる画像が画像フ
ァイル装置4から回路基板のメモリの全メモリ空間30
に転送される。その画像は、光学装置を最大限にアップ
あるいはダウンして、あるいはXY方向に最大に旋回し
て得られる全景色の画像、すなわち光学系1の変化可能
な全方向で取得できる景色の画像であり、予め季節、時
刻のモードを種々に変化させて最低倍率で撮影されたも
のを各モードごとに画像ファイル装置4に記憶させてお
き、操作ボタン22の操作で定まるモードに基づき画像
ファイル装置4から読み出されたものである。
【0014】角度センサ24、25はそれぞれエンコー
ダを備えているので、CPU23はそのときの角度セン
サで得られるエンコーダ値から角度位置Oに相当するア
ドレスを求め、そのアドレスからそれぞれ表示装置3で
表示できるアップダウン方向のアドレスL及びXY方向
のアドレスMを加算して得られるアドレス空間31にア
クセスして、その空間の画像データを取得し、それを基
板5のビデオ回路に送って、表示装置3に表示させる。
光学装置を軸7aを中心に回動させたり、あるいは左右
方向に回動させると、角度位置Oが角度センサ24、2
5により検出された新たな角度位置に移動するので、一
点鎖線32で示したように異なる場所の景色が表示装置
3に表示されることになる。従って、操作者は実際に光
学装置をアップダウン方向、ないし左右方向に回動した
ときにリアルに観望される景色の、季節あるいは時刻を
変えたモデル景色(擬似景色)を観望することになる。
【0015】さらに、支柱7にはコインセレクタ8が取
り付けられており、このコインセレクタに硬貨を投入す
ると、回路基板5に設けられたタイマーが作動し、一定
時間撮像装置2から得られるリアルな画像あるいは、画
像ファイル装置4から読み出される種々のモードでの擬
似画像が表示装置3に表示され、また硬貨を投入しない
場合には、画像ファイル装置4から得られる観光案内や
宣伝などの画像が表示装置3に表示されるように構成さ
れている。
【0016】このような光学装置は、たとえば、観光地
の展望のきく場所などでもっと間近で観たい対象物があ
る場所に設置することができる。そのような対象物を本
発明の光学装置を使って見る場合には、図4のステップ
40で示したように、コインセレクタ8に硬貨を投入す
る。硬貨が投入されると、コインセレクタからの信号が
回路基板5に入力され、それによりタイマーが作動して
光学系1のズームレンズを通して撮像装置2に取り込ま
れた対象物の画像がリアルタイムで表示装置3に一定時
間表示される(ステップ41)。観察者が倍率を変更し
たい場合には、左右の操作レバー11、11’について
いるズームボタン12、12’を操作することにより任
意に変えることができる(ステップ43)。また、別の
対象物を観察する場合には、操作レバー11、11’を
操作して光学装置の光軸の向きを変え(ステップ4
2)、別の対象物の方向にズームレンズを向ける。この
とき、ズームレンズを低倍率にしておくと、対象物が探
しやすくなり、その後で倍率を上げることにより目的と
する対象物の詳細を観察できるようになる。
【0017】また、表示装置3に表示されている画像を
プリントしたい場合には、プリントボタン20を操作す
る(ステップ44)。そのとき静止画が表示されるので
(ステップ45)、画像がOKならば、プリンタ26に
画像が出力される(ステップ47)。その画像が所望の
ものでない場合は、ステップ41に戻って他の画像を取
得し、上記ループを繰り返す。
【0018】タイマーで定まる所定の時間が経過する
と、時間切れになり、表示装置3には、広告用のビデオ
が表示される(ステップ48)。
【0019】一方、撮影光学系1からのリアルタイム画
像が表示されているときに、操作ボタン22を操作して
所定モードのモデル景色を選択すると(ステップ5
0)、例えば、「春」と「朝」のボタンを選択すると、
そこで得られる春で朝の景色の画像データが画像ファイ
ル装置4から全メモリ空間30に転送される。図3に図
示したように、そのときの角度センサ24、25で定ま
るアドレスから所定長さのアドレス空間までの画像デー
タが、撮影光学系で実際に撮影されているリアルタイム
画像に代えて表示装置3に表示され(ステップ51)、
使用者はモデル景色を観望することになる。ズームミン
グを行うと(ステップ52)、モデル景色は、ズーミン
グに応じて連動して変倍され、また光学系の方向を変え
ると(ステップ53)、角度センサ24、25で定まる
アドレスが変化して異なる方向のモデル景色を観望でき
るようになる。また、このモデル景色もプリントボタン
20を操作することによりプリントアウトすることが可
能である(ステップ44から47)。
【0020】モデル景色が表示されているときに、リア
ルタイムボタン21を操作すると(ステップ54)、モ
デル景色に代わって撮影光学系で実際に撮影されている
リアルタイム画像が再び表示されるようになる(ステッ
プ41)。またモデル画像が表示している間に時間切れ
になった場合も、リアルタイム画像の表示のときと同様
に、広告用のビデオが表示される(ステップ48)。
【0021】なお、上述した実施形態では、撮影光学系
で実際に撮影されているリアルタイムの景色に代えてモ
デル景色を表示させるようにしているが、交互に連続し
て表示するようにしてもよい。また、例えば画面をニ分
割しリアルタイムの景色とモデル景色を並列に同時に表
示させるようにしてもよい。この場合には、リアルな景
色と擬似景色が同時に観望できるので、使用者はその相
違を楽しむことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、撮影
光学系で撮影可能な画像が予め記憶手段に格納され、撮
影光学系の方向に応じてそれに対応した画像が記憶手段
から読み出されて表示されるので、実際に撮影光学系を
介して撮影されているリアルタイムな画像の擬似画像な
いしモデル画像を観望することができる。従って、現在
は曇っていて目標物が明瞭に見えない場合でも、モデル
画像により目標物を見つけて光学系の方向をその目標物
の方向に素早く視準させることができる。
【0023】また、本発明では、種々のモデル画像を選
択できるので、例えば今夏の昼間に見ているとして、同
じ景色を冬に見た場合あるいは夕方や夜に見た場合どう
いう風に見えるか、あるいは霧や霞などで視界が完全に
良好でない時に、最高の環境下ではどのように見えるの
か等を簡単に疑似体験できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の光学装置の内部構成を示す
側面図、(B)はその正面図、(C)は光学系の仰角な
いし俯角を検出する機構を詳細に示した説明図である。
【図2】本発明の光学装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】画像ファイル装置から画像を読み出し表示する
状態を示した説明図である。
【図4】本発明の光学装置を使用するときの流れを示し
た流れ図である。
【符号の説明】
1 撮影光学系 2 撮像装置 3 表示装置 4 画像ファイル装置 5 回路基板 8 コインセレクタ 12、12’ 操作ボタン 20 プリントボタン 21 リアルタイムボタン 22 操作ボタン 24、25 角度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と、撮影光学系で結像される
    画像を撮像する撮像装置と、撮像された画像を表示する
    表示装置とを有する光学装置において、 撮影光学系の方向を変化させる手段と、 変化可能な撮影光学系の方向の範囲内の撮影画像を予め
    記憶する記憶手段と、 撮影光学系の方向を検知する検知手段とを設け、 検知手段で検知された撮影光学系の方向に応じて該方向
    で得られる画像を前記記憶手段から読み出して表示手段
    に表示することを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段から読み出される画像を、
    撮影光学系で実際に撮影されている画像に代えて表示装
    置に表示することを特徴とする請求項1に記載の光学装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置に表示される画像を硬貨投
    入に応じて所定時間表示させることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 撮影光学系にズーム機構を設け、撮影光
    学系の倍率に応じて、前記読み出される画像を変倍する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載
    の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶される撮影画像が、時間、季節
    など状況が変化したときに得られる複数の撮影画像であ
    り、前記複数の撮影画像の内一つの撮影画像が選択され
    て読み出されることを特徴とする請求項1から4のいず
    れか1項に記載の光学装置。
JP26792399A 1998-10-19 1999-09-22 光学装置 Pending JP2001094971A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005117163A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Canon Inc カメラサーバ装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2013246319A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Fuji Television Network Inc 画像表示装置及び画像表示方法

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