JP2001094318A - 携帯通信機器 - Google Patents

携帯通信機器

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JP2001094318A
JP2001094318A JP27063499A JP27063499A JP2001094318A JP 2001094318 A JP2001094318 A JP 2001094318A JP 27063499 A JP27063499 A JP 27063499A JP 27063499 A JP27063499 A JP 27063499A JP 2001094318 A JP2001094318 A JP 2001094318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1個のモーターで、着信時の振動発生と、通信
時のアンテナ伸長及び通信終了時のアンテナ収納を自動
的に切り換えられる携帯通信機器を提供する。 【解決手段】この携帯通信機器は、正逆両方向にかつ高
速及び低速での回転が可能なモーター1と、モーター1
の回転によって振動を発生させる振動発生手段3と、モ
ーター1の回転によってアンテナ52を伸縮させるアン
テナ伸縮手段5とを備えるとともに、モーター1と振動
発生手段3との間には、モーター1の回転を低速時に遮
断して高速時に伝達する第1のクラッチ手段2を有し、
モーター1とアンテナ伸縮手段5との間には、アンテナ
52の伸縮が拘束されたときにモーター1を空転させる
第2のクラッチ手段4を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信時に振動を発
生させて着信を報知する振動発生手段と、通信時に自動
的にアンテナを伸ばし、通信終了時に自動的にアンテナ
を収納するアンテナ伸縮手段とを備えた携帯通信機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、振動発生手段とアンテナ伸縮
手段とを有する携帯通信機器として、例えば特開平8−
316712号公報に記載の発明が知られている。
【0003】この発明は、図11に示すように、モータ
ー91と、このモーター91の動力を受けて振動を発生
させる振動発生部92と、モーター91の動力を受けて
アンテナを伸縮させるアンテナ伸縮部93と、これらモ
ーター91、振動発生部92及びアンテナ伸縮部93を
収納するとともに壁部にガイド溝94を形成した筐体9
5と、モーター91を支持するとともに筐体95のガイ
ド溝94に沿って移動可能に取り付けられ、モーター9
1を振動発生部92及びアンテナ伸縮部93に選択的に
接続する動力切替部96と、モーター91をアンテナ伸
縮部93に接続させたときに動力切替部96の移動にと
もなってOFF状態(通信可能状態)となるフックスイ
ッチ97と、を備えるものである。動力切替部96を移
動させて、モーター91を振動発生部92及びアンテナ
伸縮部93に選択的に接続させることにより、1個のモ
ーター91で振動の発生とアンテナの伸縮を行うことが
できるので、装置の構成の簡単化及び小型軽量化を図る
ことができるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の発明においては、動力切替部96を移動させるため
にはスライド式の操作部98を手動でスライドさせなけ
ればならなかった。したがって、例えば夜間の就寝中で
も着信がわかるように動力切替部96を振動発生部92
側にセットしておくと、自動通信を行おうとするときに
アンテナを自動的に伸ばすことができなかった。反対
に、自動通信を行うことができるように動力切替部96
をアンテナ伸縮部93側にセットしておくと、着信が報
知されなかった。また、アンテナを予め伸ばしておく
と、アンテナが何かに引っかかって折れたり、装置本体
を落として破損するなどのおそれがあった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、より高い操作性や通信精度を得るため、着信時
の振動発生と、通信時のアンテナの伸長及び通信終了時
のアンテナの収納を自動的に切り換えることのできる携
帯通信機器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の携帯通信機器は、正逆両方向に、かつ高速
及び低速での回転が可能なモーターと、このモーターの
回転によって振動を発生させる振動発生手段と、このモ
ーターの回転によってアンテナを伸縮させるアンテナ伸
縮手段と、を備える携帯通信機器において、モーターと
振動発生手段との間に、モーターの回転を低速時に遮断
して高速時に伝達する第1のクラッチ手段が設けられる
一方、モーターとアンテナ伸縮手段との間に、アンテナ
の伸縮が拘束されたときにモーターを空転させる第2の
クラッチ手段が設けられたことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、着信時にモーターを高
速で回転させることにより、第1のクラッチ手段を介し
てモーターの回転を振動発生手段に伝達し、振動を発生
させることができる。そして、このときのモーターの回
転を、アンテナが収納されていればアンテナを収納する
方向に、アンテナが伸長していればアンテナを伸長させ
る方向にすることにより、第2のクラッチ手段を空転さ
せて、振動時にはアンテナを伸縮させないようにするこ
とができる。そして、通信時及び通信終了時には、モー
ターの回転をそれぞれアンテナの伸長方向及び収納方向
に自動的に切り替えて低速で回転させることにより、第
1のクラッチ手段を遮断して振動を止め、アンテナを伸
縮させることができる。
【0008】さらに、前記モーターと前記第2のクラッ
チ手段との間に、モーターの回転を低速時に伝達して高
速時に遮断する第3のクラッチ手段を設けることによ
り、モーターが高速回転しているときにその回転がアン
テナ側に伝わるのを遮断して、第2のクラッチ手段の空
転による発熱や磨耗などを防ぐことができる。
【0009】また、本発明の携帯通信機器は、正逆両方
向に、かつ高速及び低速での回転が可能なモーターと、
このモーターの回転によって振動を発生させる振動発生
手段と、このモーターの回転によってアンテナを伸縮さ
せるアンテナ伸縮手段と、を備える携帯通信機器におい
て、モーターと振動発生手段との間に、モーターの回転
を低速時に遮断して高速時に伝達する第1のクラッチ手
段が設けられる一方、モーターとアンテナ伸縮手段との
間に、モーターの回転を低速時に伝達して高速時に遮断
する第3のクラッチ手段と、モーターの回転速度が上が
るまでの過程で生じる低速状態のときにその回転を吸収
する緩衝手段とが設けられたことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、着信時にモーターが高
速回転して振動を発生させる際、その初期段階でのモー
タの回転がアンテナ側に伝わるのを緩衝手段によって吸
収することができる。また、アンテナの伸縮時にも、ア
ンテナが伸びきったとき及び収納されきったときのモー
ターの回転を緩衝手段によって吸収することができる。
したがって、モーターからアンテナ側に伝わる回転が安
定し、アンテナの伸縮動作が円滑になる。
【0011】また、本発明の携帯通信機器は、モーター
の回転による駆動力を発生させる駆動部と、この駆動部
に連結されるとともに軸方向に往復移動可能に保持され
た切替ギヤと、この切替ギヤの位置を往復移動可能範囲
内で移動させる切替手段と、前記切替ギヤが往復移動可
能範囲内の一方にあるときこの切替ギヤを介して駆動力
を得ることにより振動を発生させる振動発生手段と、前
記切替ギヤが往復移動可能範囲内の他方にあるときこの
切替ギヤを介して駆動力を得ることによりアンテナを伸
縮させるアンテナ伸縮手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、携帯通信機器の使用状
態に応じて切替手段を作動させ、切替ギヤを自動的に移
動させることにより、前記各クラッチ手段を用いるより
もさらに簡潔な構成で、振動の発生とアンテナの伸縮と
を切り替えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0014】図1は、本発明の請求項1に係る携帯通信
機器の実施の形態(実施例1)を示す。
【0015】この携帯通信機器は、モーター1と、第1
のクラッチ手段2を介してモーター1に接続された振動
発生手段3と、第2のクラッチ手段4を介してモーター
1に接続されたアンテナ伸縮手段5と、を備えている。
【0016】モーター1は、正逆両方向に回転可能で、
回転速度を高速と低速とに切り替えることができるよう
になっている。
【0017】第1のクラッチ手段2は、例えば図2に示
すような遠心クラッチ20によって構成される。この遠
心クラッチ20は、モーター1の回転軸11に連結され
た内輪21に、回転時の遠心力によって外側に拡がる係
合爪22が取り付けられ、この係合爪22が、内輪21
の外側に設けられた外輪23に係合することにより、内
輪21の回転を外輪23に伝達するものである。係合爪
22はバネ24によって内側に付勢されているため、内
輪21の回転速度が遅ければ内輪21が空転して回転が
外輪23に伝達されず、内輪21が一定以上の速度で回
転したときにその回転が外輪23に伝達されるようにな
っている。
【0018】振動発生手段3は、前記遠心クラッチ20
の外輪23に連結された回転軸31に重り32を偏心さ
せて取り付けることにより、振動を発生させるように構
成されている。
【0019】第2のクラッチ手段4は、例えば図3に示
すようなかみ合いクラッチ40aによって構成される。
このかみ合いクラッチ40aは、モーター1の回転軸1
2に取り付けられた駆動側フランジ41と、この駆動側
フランジ41のかみ合い面に当接する被動側フランジ4
2とを備え、駆動側フランジ41と被動側フランジ42
とが直接接触することにより回転を伝達する。駆動側フ
ランジ41は、回転軸12の軸方向に摺動自在に保持さ
れるとともに、回転軸12に嵌装されたバネ43により
被動側に付勢されている。そのため、被動側の回転が強
制的に拘束されると、駆動側フランジ41がバネ43を
圧縮しながら図示左方に後退して空転するようになって
いる。
【0020】アンテナ伸縮手段5は、例えば図4に示す
ように、第2のクラッチ手段4に連結された伸縮用ギヤ
51と、この伸縮用ギヤ51の回転によって伸縮するア
ンテナ52と、アンテナ52の一端に設けられた位置検
出爪53と、アンテナ52の伸長時及び収納時にその位
置検出爪53の位置を検出する検出スイッチ54,55
とを備えている。そして、これらの検出スイッチ54,
55により、モーター1の回転方向が制御されるように
なっている。
【0021】かかる構成によれば、着信時にモーター1
を高速で回転させることにより、第1のクラッチ手段2
を介してモーター1の回転を振動発生手段3に伝達し、
振動を発生させることができる。振動によって着信を報
知している段階で、通信を始めるまでアンテナ52が伸
縮しないようにするならば、検出スイッチ54,55で
アンテナ52の位置を検出し、アンテナ52が収納され
ていればアンテナ52を収納する方向に、アンテナ52
が伸長していればアンテナ52を伸長させる方向に、モ
ーター1を回転させる。すると、アンテナ52は通信を
始めるまでそのままの姿勢を維持し、その間、第2のク
ラッチ手段4は空転を続ける。
【0022】そして、通信を始めるときに、図示しない
通信開始ボタン等を操作するなどしてモーター1の回転
をアンテナ52の伸長方向に切り替え、低速で回転させ
る。自ら発信するときも同様である。すると、アンテナ
52が収納されていればこれが伸長し、伸びきったとこ
ろで動かなくなり、その状態で第2のクラッチ手段4が
空転する。このように、アンテナ52の伸長時にはモー
ター1が低速回転するので、第1のクラッチ手段2は空
転して振動が発生しない。そして、アンテナ52が伸び
きったことを検出スイッチ54で検出し、モーター1を
止めるようにする。
【0023】また、通信が終了したときに、図示しない
通信終了ボタン等を操作するなどしてモーター1の回転
をアンテナ52の収納方向に切り替え、低速で回転させ
る。すると、アンテナ52は収容され、収容されきった
ところで動かなくなり、その状態で第2のクラッチ手段
4が空転する。このように、アンテナ52の収納時にも
モーター1が低速回転するので、第1のクラッチ手段2
は空転して振動は発生しない。そして、アンテナ52が
収納されきったことを検出スイッチ55で検出し、モー
ター1を止める。
【0024】また、就寝中などにおいて自動受信を行う
場合には、まずモーター1が高速回転して振動発生手段
3が作動し、一定時間経過後に自動受信モードに切り替
わり、モーター1がアンテナ52の伸長方向に低速で回
転するように設定する。そして、アンテナ52が伸びき
ったところでモーター1がいったん止まり、通信終了
後、アンテナ52の収納方向に再び低速回転してアンテ
ナ52が収容され、アンテナ52が収容されきったとこ
ろで止まる、というように動作させることができる。
【0025】なお、この実施例1において、第2のクラ
ッチ手段4を例えば図5に示すような構成に置き換える
ことも可能である。図示した構成例は、内外2筒からな
る摩擦クラッチ40bで、駆動側・被動側のうちいずれ
か一方(例えば駆動側)の回転軸に連結された内筒44
と、他方(例えば被動側)の回転軸に連結された外筒4
5とを有し、内筒44の外周面に板バネ46が取り付け
られ、この板バネ46が外筒45の内周面に接触してい
る。駆動側(内筒44)の回転はこの板バネ46の摩擦
力を介して被動側(外筒45)に伝達されるが、被動側
(外筒45)の回転が強制的に拘束された場合には、板
バネ46が外筒45の内周面をスリップし、内筒44の
みが空転することとなる。このような構成によっても、
前記と同様のアンテナ伸縮動作が得られる。
【0026】次いで、本発明の請求項2に係る携帯通信
機器の実施の形態(実施例2)について、図6〜図7を
参照して説明する。
【0027】この携帯通信機器は、前記実施例1におけ
るモーター1と第2のクラッチ手段4との間に、さらに
第3のクラッチ手段6を付加したものである。
【0028】この第3のクラッチ手段6は、モーター1
の回転を低速時に伝達して高速時に遮断するもので、例
えば図7に示すような遠心クラッチ60によって構成さ
れる。この遠心クラッチ60は、モーター1に連結され
た外輪61と、第2のクラッチ手段4に連結された内輪
62とを有し、外輪61には、バネ63によって内側に
付勢された係合爪64が取り付けられ、この係合爪64
が内輪62に係合するようになっている。そして、外輪
61の回転速度が遅ければ係合爪64が内輪62に係合
して外輪61の回転を内輪62に伝達するが、外輪61
が一定以上の速度で回転するとその遠心力によって係合
爪64が外側に拡がり、内輪62との係合が外れて伝達
が遮断され、外輪61のみが空転するようになってい
る。
【0029】かかる第3のクラッチ手段6を前記実施例
1の構成に付加することにより、モーター1が高速回転
しているときにその回転がアンテナ52側に伝わるのを
遮断することができる。したがって、モーター1の高速
回転によって振動発生手段3が作動している間は第2の
クラッチ手段4が回転しないようになり、第2のクラッ
チ手段4が空転することによる発熱や磨耗などを防いで
機械的負担を軽減させることができる。
【0030】次いで、本発明の請求項3に係る携帯通信
機器の実施の形態(実施例3)について、図8〜図9を
参照しつつ説明する。
【0031】この携帯通信機器は、前記実施例2におけ
る第2のクラッチ手段4を、例えば図9に示すような緩
衝手段7に置き換えたものである。
【0032】この緩衝手段7は、モーター1の回転速度
が上がるまでの過程で生じる低速状態のときにその回転
を吸収するもので、第3のクラッチ手段6に連結された
回転軸71とアンテナ伸縮手段5に連結された回転軸7
2とが、バネやエラストマー等の弾性体からなる緩衝部
材73を介して接続されている。
【0033】かかる緩衝手段7を、第3のクラッチ手段
6とアンテナ伸縮手段5との間に設けることにより、着
信時にモーター1が高速回転して振動を発生させる際、
その初期段階でのモータの回転がアンテナ52側に伝わ
るのを吸収することができる。ただし、モーター1の回
転が高速になれば、前述のように第3のクラッチ手段6
がアンテナ52側への回転の伝達を遮断するので、この
緩衝手段7が吸収すべき回転量はわずかで済む。
【0034】また、アンテナ52の伸縮時には、モータ
ー1の低速回転がこれら第3のクラッチ手段6及び緩衝
手段7を介してアンテナ52側に伝達されるが、この場
合も、アンテナ52が伸びきったとき及び収納されきっ
たときのモーター1の回転を緩衝手段7によって吸収す
ることができる。アンテナ52の伸縮状態が検出スイッ
チ54,55(図4参照)により検出されればモーター
1が止まるので、この場合の吸収すべき回転量もわずか
である。
【0035】このように、モーター1とアンテナ伸縮手
段5との間に、モーター1の回転を低速時に伝達して高
速時に遮断する第3のクラッチ手段6と、モーター1の
回転速度が上がるまでの過程で生じる低速状態のときに
その回転を吸収する緩衝手段7とを併せて設けることに
より、モーター1からアンテナ52側に伝わる回転が安
定し、アンテナ52の伸縮動作が円滑になる。
【0036】次いで、本発明の請求項4に係る携帯通信
機器の実施の形態(実施例4)について、図10を参照
しつつ説明する。
【0037】この携帯通信機器は、モーター1の回転に
よる駆動力を発生させる駆動部10と、この駆動部10
に連結された切替ギヤ81と、この切替ギヤ81の位置
を一定範囲内で往復移動させる切替手段8と、切替ギヤ
81を介して駆動力を得ることにより振動を発生させる
振動発生手段3と、切替ギヤ81を介して駆動力を得る
ことによりアンテナ52を伸縮させるアンテナ伸縮手段
5と、を備えている。
【0038】駆動部10のモーター1の回転軸13に
は、2個の駆動ギヤ14,15が取り付けられている。
この駆動ギヤ14,15は同径、同歯のものである。な
お、この駆動ギヤ14,15は、図示の2個分を一体化
した長寸の形状のものとしても差し支えない。
【0039】切替ギヤ81は、これら2個の駆動ギヤ1
4,15のいずれにもかみ合う径及び歯を有し、一定範
囲内で軸方向に往復移動可能に保持されている。
【0040】この切替ギヤ81の位置を移動させる切替
手段8は、図示しない操作ボタン等に連動するソレノイ
ド82であり、携帯通信機器の使用状態に応じて切替ギ
ヤ81の位置を自動的に切り替えるように設定されてい
る。
【0041】振動発生手段3は、切替ギヤ81が例えば
図示左側の位置にあるときにこれにかみ合う被動ギヤ3
3を有し、この被動ギヤ33が切替ギヤ81とかみ合っ
たときにモーター1の駆動力を得て振動を発生させるよ
うになっている。
【0042】一方、アンテナ伸縮手段5は、切替ギヤ8
1が例えば図示右側の位置にあるときにこれにかみ合う
被動ギヤ56を有し、この被動ギヤ56が切替ギヤ81
とかみ合ったときにモーター1の駆動力を得て、伸縮用
ギヤ51が回転し、アンテナ52を伸縮させるようにな
っている。
【0043】この携帯通信機器は、使用状態に応じて以
下のように動作する。着信時には、ソレノイド82が切
替ギヤ81を振動発生手段3側に移動させる。すると、
モーター1の回転が切替ギヤ81を介して振動発生手段
3に伝達され、振動を発生させ、着信を報知する。
【0044】そして、通信開始ボタン等を操作するなど
すれば、ソレノイド82が切替ギヤ81をアンテナ52
側に移動させる。すると、モーター1の回転が切替ギヤ
81を介してアンテナ伸縮手段5に伝達され、アンテナ
52が収納されていればこれが伸長する。アンテナ52
が伸びきると、その姿勢を検出スイッチ54(図4参
照)により検出してモーター1の回転を止める。また、
通信が終了したときに、通信終了ボタン等を操作するな
どすれば、モーター1が逆回転してアンテナ52を収納
する。
【0045】以上の各実施例において説明したように、
本発明によれば、1個のモーター1に連動する合理的で
簡潔な構成によって、着信時にはアンテナ52を動かさ
ずに振動を発生させ、通信時には振動を止めてアンテナ
52を自動的に伸長し、通信終了時には振動を発生させ
ずにアンテナ52を自動的に収納することができる。し
たがって、夜間に自動的にデータを受信するような場合
でも、自動的にアンテナ52を伸縮させることができ、
感度よく通信を行うことができる。
【0046】また、使用状態に応じてアンテナ52の伸
縮を自動的に行うことができるのでアンテナ52の破損
を防止することもできる。特に、実施例1及び実施例2
における第2のクラッチ手段4や、実施例3における緩
衝手段7のように、アンテナ52の伸縮状態が拘束され
たときに空転したり駆動力を吸収したりできる手段を設
けることにより、アンテナ52が伸縮途中で何かに引っ
かかったような場合でも、アンテナ52に過剰な力が加
わるのを防ぐことができる。
【0047】また、モーター1が1個なので、構成部品
の点数を少なくして装置構造の簡単化及び小型軽量化を
図ることもできる。
【0048】なお、本発明において、モーター1とは回
転駆動力を発生させる駆動装置の総称であり、その詳細
な機構や仕様は特に限定しない。また、振動発生手段
3、アンテナ伸縮手段5、第1乃至第3のクラッチ手段
2,4,6、緩衝手段7、及び切替手段8等について
も、前記各実施例はその構成の一例を示すものであり、
これらを類似の機能を有する他の機構や部品によって構
成してもよい。また、それらを複合的に組み合わせて一
体の装置とすることも可能である。モーターや各手段の
配置については、携帯通信機器の筐体内に無理なく収容
しうる限り特に限定されない。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、1個のモーターに連動
する合理的で簡潔な構成によって、着信時にはアンテナ
を動かさずに振動を発生させ、通信時には振動を止めて
アンテナを自動的に伸長し、通信終了時には振動を発生
させずにアンテナを自動的に収納することができる。
【0050】また、使用状態に応じてアンテナの伸縮を
自動的に行うことができるのでアンテナの破損を防止す
ることもできる。
【0051】これにより、良好な操作性や通信精度を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係る携帯通信機器の実施の
形態(実施例1)を示す概略構成図である。
【図2】前記実施例1における第1のクラッチ手段の概
略構成図である。
【図3】前記実施例1における第2のクラッチ手段の概
略構成図である。
【図4】前記実施例1におけるアンテナ伸縮手段の概略
構成図である。
【図5】前記実施例1における第2のクラッチ手段の他
の構成例を示す概略構成図である。
【図6】本発明の請求項2に係る携帯通信機器の実施の
形態(実施例2)を示す概略構成図である。
【図7】前記実施例2における第3のクラッチ手段の概
略構成図である。
【図8】本発明の請求項3に係る携帯通信機器の実施の
形態(実施例3)を示す概略構成図である。
【図9】前記実施例3における緩衝手段の概略構成図で
ある。
【図10】本発明の請求項4に係る携帯通信機器の実施
の形態(実施例4)を示す概略構成図である。
【図11】従来の携帯通信機器の概略構成図である。
【符号の説明】
1 モーター 10 駆動部 2 第1のクラッチ手段 3 振動発生手段 4 第2のクラッチ手段 5 アンテナ伸縮手段 52 アンテナ 6 第3のクラッチ手段 7 緩衝手段 8 切替手段 81 切替ギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆両方向に、かつ高速及び低速での回
    転が可能なモーターと、このモーターの回転によって振
    動を発生させる振動発生手段と、このモーターの回転に
    よってアンテナを伸縮させるアンテナ伸縮手段と、を備
    える携帯通信機器において、 モーターと振動発生手段との間に、モーターの回転を低
    速時に遮断して高速時に伝達する第1のクラッチ手段が
    設けられる一方、 モーターとアンテナ伸縮手段との間に、アンテナの伸縮
    が拘束されたときにモーターを空転させる第2のクラッ
    チ手段が設けられたことを特徴とする携帯通信機器。
  2. 【請求項2】 モーターと第2のクラッチ手段との間
    に、モーターの回転を低速時に伝達して高速時に遮断す
    る第3のクラッチ手段が設けられたことを特徴とする請
    求項1に記載の携帯通信機器。
  3. 【請求項3】 正逆両方向に、かつ高速及び低速での回
    転が可能なモーターと、このモーターの回転によって振
    動を発生させる振動発生手段と、このモーターの回転に
    よってアンテナを伸縮させるアンテナ伸縮手段と、を備
    える携帯通信機器において、 モーターと振動発生手段との間に、モーターの回転を低
    速時に遮断して高速時に伝達する第1のクラッチ手段が
    設けられる一方、 モーターとアンテナ伸縮手段との間に、モーターの回転
    を低速時に伝達して高速時に遮断する第3のクラッチ手
    段と、モーターの回転速度が上がるまでの過程で生じる
    低速状態のときにその回転を吸収する緩衝手段とが設け
    られたことを特徴とする携帯通信機器。
  4. 【請求項4】 モーターの回転による駆動力を発生させ
    る駆動部と、この駆動部に連結されるとともに軸方向に
    往復移動可能に保持された切替ギヤと、この切替ギヤの
    位置を往復移動可能範囲内で移動させる切替手段と、前
    記切替ギヤが往復移動可能範囲内の一方にあるときこの
    切替ギヤを介して駆動力を得ることにより振動を発生さ
    せる振動発生手段と、前記切替ギヤが往復移動可能範囲
    内の他方にあるときこの切替ギヤを介して駆動力を得る
    ことによりアンテナを伸縮させるアンテナ伸縮手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯通信機器。
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