JP2001093078A - 混雑状況表示システム - Google Patents

混雑状況表示システム

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JP2001093078A
JP2001093078A JP26698499A JP26698499A JP2001093078A JP 2001093078 A JP2001093078 A JP 2001093078A JP 26698499 A JP26698499 A JP 26698499A JP 26698499 A JP26698499 A JP 26698499A JP 2001093078 A JP2001093078 A JP 2001093078A
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congestion
traffic congestion
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traffic
parking area
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Seiji Takai
誠治 高井
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過去の渋滞情報を蓄積して、この蓄積している
情報と現在の渋滞情報とに基づいてより有用な情報を表
示する。 【解決手段】交通管制センタ7では、渋滞情報を一定時
間毎に蓄積して記憶する渋滞データベース20を持って
おり、センタ内の渋滞予測部7aが、この渋滞データベ
ース20を参照することによって渋滞増減推移Bを求め
る。そして、この渋滞増減推移Bと現在の渋滞情報Aと
を道路上に設置されている表示板8、9に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路上を走行す
る車両の渋滞状況や駐車場の混雑状況を表示する混雑状
況表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両総数の増大や都市部への車両の集中
化等に伴って、特に都市交通システムの効率化が問題と
なってきており、この問題を解決するためにユーザであ
るドライバに対して各種の情報を提供することが重要視
されてきている。最も重要な情報の中に、道路上を走行
する車両の渋滞情報がある。従来の典型的な渋滞情報の
伝達方法は、道路上に一定間隔で配置されている超音波
センサやレーザセンサ等からなる車両センサによって渋
滞状態を検出し、これに基づいて得られる渋滞情報を上
流側に設けられている表示板に現在の渋滞情報として表
示する手法である。たとえば、表示板に「○○を先頭に
渋滞8km」と表示すれば、ドライバはその表示内容を知
ることによって他の道路の使用を選択肢として考慮する
ことができる。このような表示板を、一般道路や高速道
路の要所に設置しておき、適宜その情報を更新すること
によって道路全体の利用効率を向上し、また、ドライバ
に対して便宜を与えるようにしている。
【0003】また、このようなシステムは駐車場にも適
用されている。大規模な駐車場では、その駐車場内に入
って見なければ空き駐車エリアがあるのかどうかを確認
できないのが通常であるために、これを解消するために
入口ゲートに表示板を設け、この表示板に現在の駐車エ
リアの混雑情報を表示するようにしたものがある。ドラ
イバは、この表示板を見ることによって駐車場内に空き
駐車エリアがあるかどうかをすぐに知ることができるた
めに、無駄な時間と労力を無くすことができ、また、駐
車場内での車両の混雑状況も解消できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
システムでは、現在の渋滞情報や駐車エリア混雑情報し
か表示していないために、システム全体の効率を上げる
のに限界がある。たとえば、道路上の渋滞状況を表示す
るシステムでは、現在の渋滞情報として8kmが表示され
ているとしても、その渋滞は短時間に解消されるかもし
れないし、あるいは、解消に思った以上に長時間必要と
するかも知れない。駐車場の混雑状況を表示するシステ
ムでも同様である。この理由は、時間軸上においてある
一点の状況のみ注目しているからであって、いわゆる車
両の流れを注目するものでないからである。なお、ここ
では、渋滞を道路上の混雑状況を表す用語として使用し
ているが、道路上の渋滞も駐車場の混雑も、ともに混み
合う状態を言い、混雑は渋滞を含む概念であるとする。
【0005】この発明の目的は、過去の混雑情報を蓄積
して、この蓄積している情報と現在または最新の混雑情
報とに基づいてより有用な情報を表示することのできる
混雑状況表示システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために以下のように構成される。
【0007】(1) 道路上を走行する車両の渋滞状態
を検出する渋滞状態検出手段と、渋滞状態に基づく渋滞
情報を蓄積して記憶する渋滞データベースと、過去の渋
滞情報とその後の渋滞情報とから渋滞増減推移を求めま
たは今後の渋滞予測を行う渋滞予測部と、渋滞地点より
も上流側に設けられ、現在の渋滞情報とともに前記渋滞
増減推移または前記渋滞予測の結果を表示する表示板
と、を備えてなる。
【0008】渋滞センサには、超音波センサやレーザセ
ンサ等が用いられる。これらのセンサは、通常は、道路
の各車線上に適当な間隔をもって配置されており、一定
間隔で繰り返し発射するパルスとその受波パルスから各
々のパルスの伝播時間を求め、これにより一定のパルス
数に対する車両検出パルスの占有率を求める。また、一
定の時間内に所定のゾーン(予め決められた長さの道路
域)を通過した車両数(交通量)を求める。これらの情
報に基づいて、あるゾーン内において交通量が多いか否
か、および各車両がゆっくり走行しているか速く走行し
ているかを検出し、これによりそのゾーン内における車
両の渋滞状態を検出する。たとえば、あるゾーン内にお
いて交通量が少なくてパルス占有率が多ければ渋滞であ
り、パルス占有率が多くても交通量が多ければ渋滞でな
いと判定する。
【0009】上記渋滞センサによって検出した車両の渋
滞状態は、渋滞データベースに蓄積して記憶されてい
く。この場合、一定時間ごとに蓄積して記憶するのが良
い。この渋滞データベースを持つことによって、渋滞有
無計測個所において過去の渋滞情報とその後の渋滞情報
(最も典型的には現在の渋滞情報)とを対比することが
でき、これにより渋滞増減推移または今後の渋滞予測を
行うことが可能になる。なお、その後の渋滞情報とは、
現在の渋滞情報の他、最新または最近の渋滞情報を意味
するものである。以下の説明では現在の渋滞情報とす
る。
【0010】したがって、渋滞地点よりも上流側に設け
られている表示板において、これらの情報を表示するこ
とによって、ドライバは現在の渋滞情報だけではなくて
さらに情報として価値のある渋滞増減推移または渋滞予
測の結果を知ることができ、該当の道路を走行すべきか
どうかの判断が容易になる。なお、渋滞増減推移とは、
過去の渋滞情報から見て現在の渋滞情報がどのように推
移しているかの事実を示す情報であって、今後の渋滞予
測とは過去の渋滞情報と現在の渋滞情報とから渋滞状態
が今後どのように変化するかを予測する情報である。
【0011】(2) 前記渋滞データベースに記憶する
渋滞情報は、渋滞情報を取得した時の日時データを含ん
でいる。
【0012】渋滞データベースに記憶する渋滞情報に、
その渋滞情報を取得した時の日時データを含ませること
によって、将来この日時データを検索のためのキーとし
て使用することができる。すなわち、一般に、1年を通
じて車両の流れが一定の傾向を示していると考える道路
に対しては、現在においての渋滞予測を行おうとする場
合、1年前または2年目以前の同じ日時の渋滞情報を利
用することでより正確な渋滞予測が可能になる。或い
は、同じ曜日や同じ祭日の過去の同じ日時の渋滞情報を
利用することでもより正確な渋滞予測が可能になる。
【0013】(3) 前記渋滞予測部は、現在と同一日
時または同一曜日付近の過去の渋滞情報と現在の渋滞情
報とから今後の渋滞予測を行う。
【0014】上記(2)の渋滞予測を行う場合、現在と
同一の日時だけの渋滞情報ではなくその前後の渋滞情報
を用いることで、予測がさらに正確となりうる。
【0015】(4) 前記表示板は、前記渋滞増減推移
または前記渋滞予測の結果を矢印符合などのシンボルで
表示する。
【0016】表示板においては、渋滞増減推移や渋滞予
測結果を数字や文字で表示してもよいが、これを矢印符
合のようなシンボルで表示すればドライバにとってより
分かりやすくなる。たとえば、斜め上方に向く矢印符号
を点灯することで、渋滞が増大している、または今後渋
滞が増大することを直感的に知ることができたり、その
表示色を赤色と黄色で区別して表示することにより、前
者は渋滞がより増大し、後者は増大の傾向がそれほど高
くないことを直感的に示すことができる。
【0017】(5) 前記現在の渋滞情報と前記渋滞増
減傾向または前記渋滞予測の結果とを車両搭載受信機に
送信する送信部を備える。
【0018】車両には、GPS受信機を内蔵したカーナ
ビゲーションシステムが採用されたものがあるが、この
ような車両に対しては、上記表示板上に表示する情報を
FM放送波や光ビーコン波等で送信することも可能であ
る。
【0019】(6)駐車場内の駐車エリア混雑状態を検
出する駐車エリア混雑状態検出手段と、駐車エリア混雑
状態に基づく駐車エリア混雑情報を一定時間毎に蓄積し
て記憶する混雑状態データベースと、過去の駐車エリア
混雑情報と現在の駐車エリア混雑情報とから駐車エリア
混雑増減推移を求めまたは今後の駐車エリア混雑予測を
行う駐車エリア混雑予測部と、車両入り口ゲート部に設
けられ、現在の駐車エリア混雑情報とともに前記駐車エ
リア混雑増減推移または今後の駐車エリア混雑予測を表
示する表示板と、と備えてなる。
【0020】この発明の基本的な構成は、道路上の車両
の渋滞情報を表示するシステムに限らず、駐車場内の混
雑状況表示システムにも適用することが可能である。駐
車場内の駐車エリアの混雑状態を検出する手段として
は、入口ゲートと出口ゲートに設けられている車両カウ
ントセンサによって容易に構成する事ができる。また、
駐車場全体を画像としてとらえ、この画像を分析するこ
とによって混雑状態を知ることも可能である。一定時間
毎に、駐車エリアの混雑情報をデータベースに蓄積して
おいて、これを利用して混雑増減推移や混雑予測を行う
手法については道路上の車両の渋滞状況を表示するシス
テムと同様である。また、その結果を表示する表示板に
ついては車両の入口ゲート部に設けておく。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る渋滞状況表示システムの概念図である。この例では、
本線1に対し車両4の進行方向を基準に下流側に子線2
と子線3が配置されている例を示す。子線2、3にはそ
れぞれ、一定間隔毎に車両を検出する超音波センサ5が
設けられている。各超音波センサ5は、一定の周期毎に
超音波パルスを道路上に向けて発射し、このパルスの伝
播時間を測定することによってその超音波パルスの伝播
位置に車両がいるかどうかを検出する。超音波センサ制
御部5aではこれらのパルス列を適当に信号処理してS
1、S2を作成し、信号処理部6へと伝送する。信号処
理部6では、この信号S1、S2に基づいてパルスの占
有率を求める。占有率とは、繰り返し送信される一定数
の送信パルス数のうち何パルスが車両を検出しているか
を示す比率である。この占有率は、各子線2,3の決め
られたゾーン内にある全ての超音波センサについて求め
られる。信号処理部6は、この占有率とともに、上記ゾ
ーン内を一定の時間内に通過する車両数をも求める。こ
の車両数は、1台の車両の平均速度を求めて、ゾーンの
長さをこの平均速度で割ることによって簡易的に求める
ことができる。なお、車両の平均速度は車両の検出パル
スから簡単に求めることができる。こうして、信号処理
部6では、各子線2、3の所定のゾーン内の占有率、車
両数、速度を求め、これを交通管制センタ7に出力す
る。
【0022】本線1と子線2および本線1と子線3の交
差する直前の位置には、表示板8、9が設けられてい
る。表示板8においては、子線2に対する現在の渋滞情
報と渋滞増減推移または渋滞予測結果を表示し、表示板
9においては子線3に対する現在の渋滞情報および渋滞
増減推移または渋滞予測結果を表示する。これらの情報
は交通管制センタ7によって生成されている。また、表
示板8、9に表示する情報は、さらに、それらの表示板
の上流側に配置されている光ビーコン送信機10、11
にも送られる。この例では、交通管制センタ1から直接
光ビーコン送信機10、11に上記情報が送られるよう
にしているが、道路交通情報送信システム(VICS)
を経由して送ることも可能である。このようにすれば、
渋滞情報とともにさらに他の道路交通情報を付加するこ
とが可能である。光ビーコン送信機10、11から送信
される情報は、通常は、車両4に載置されているカーナ
ビゲーションシステムにて受信され、同システムの表示
器上に表示されるようになる。なお、この実施形態で
は、さらに上記情報をFM放送局に送るようにしてい
る。FM放送局では、これらの情報をFM文字多重放送
のFM電波に乗せて車両4上のカーナビゲーションシス
テムに送信する。これによって、車両4は光ビーコンサ
ービスを受けることができなくてもFM放送サービスに
よって表示板8、9に表示される情報をカーナビゲーシ
ョンシステムの表示器上に表示させることが可能にな
る。
【0023】図2は、上記渋滞状況表示システムの構成
図である。表示板8、9には、たとえば図示するような
内容で表示されている。この表示内容の内、Aで示す表
示内容は現在の渋滞情報であり、Bで示される表示内容
は渋滞増減推移である。表示板8の渋滞増減推移は、こ
の例では「−20%」であって、数値によって表示され
ている。表示板9の渋滞増減推移は、「(増加)」の文
字列と、右斜め上方を向いた「矢印符号」のシンボルで
表示されている。表示板8の渋滞増減推移である「−2
0%」は渋滞の推移が−20%の増大、すなわち渋滞が
前回測定時よりも20%低下したことを示している。表
示板9の「矢印符号」は、右斜め上を向く矢印符号であ
るために、渋滞が増大していることを示している。この
ように、ドライバは、表示板8または9を見ることによ
って、現在の渋滞情報を得るとともに、渋滞増減推移も
得ることができるから、この2つの情報に基づいて子線
2または子線3に進むべきかどうかを判断することがで
きる。たとえば、渋滞が8kmの長い渋滞であったとして
も、渋滞増減推移が図示のように「−20%」と示され
ていれば、今後渋滞が減少すると想定できるから、目的
地に行くのに子線2を利用しようとするであろう。ま
た、渋滞が同じ8kmであって、渋滞増減推移が「+20
%」であれば、子線2を利用せずに、他の迂回路を選択
しようとするであろう。このように、渋滞情報Aに加え
て渋滞情報Bをドライバに対して提供することによっ
て、全体の車両の流れをスムーズにすることが可能にな
る。なお、表示板9では、「矢印符号」のシンボルが右
斜め上を向いているため、渋滞が増大傾向であるが、表
示板9´のように右斜め下を向いているときには、渋滞
が減少傾向である。また、図示していないが、同シンボ
ルが水平状態であるなら渋滞は変化なしであり、文字列
は(変化なし)となる。また、同シンボル、数字、文字
列は、増加の場合に「 赤」で、減少の場合に「青」
で、変化なしの場合に「黄色」でそれぞれ表示されるよ
うにしてもよい。さらに、表示内容Aは「渋滞○Km」と
しているが、これを、「○○まで50分」というよう
に、特定の地点までの所要時間で表示するようにしても
よい。
【0024】交通管制センタ7は、渋滞データベース2
0を持っている。この渋滞データベース20は、各情報
板毎に、図示するようなデータを蓄積して記憶する。1
つのデータブロックa1は最も新しいデータであり、1
つ前のデータブロックa2はその前に得られたデータで
ある。各データは5分毎に作成され記憶されるようにな
っている。すなわち、新しいデータブロックaが作成さ
れると、そのデータが渋滞データベース20の最も上側
に(資格的に)記憶され、順次各データブロックが下側
に押し込まれていく。このように、FIFO方式でデー
タを蓄積していくことによって、データの日付管理が不
要となり、データベースの容量を超えるデータ量が蓄積
された場合には、最も古いデータから順次捨てていけば
よい。交通管制センタ7は、この渋滞データベース20
を利用して渋滞増減推移を求める渋滞予測部7aを備え
ている。この渋滞予測部7aは、図示のように、渋滞増
減推移データ=(5分前データ−10分前データ)/1
0分前データの計算を行う。渋滞データベース20に
は、各データブロックaが5分毎に記憶されるために、
渋滞予測部7aでの演算が、同じ情報板ナンバのデータ
の内、1つ前と2つ前のデータを抽出して演算すればよ
いことになる。こうして、渋滞増減推移データを求めた
後、表示板8に対しては数値データとして、表示板9に
対しては文字データとシンボルでそれぞれ表示する。
【0025】なお、渋滞増減推移データの求め方は、上
記の例では1つ前のデータと2つ前のデータを利用した
が、n回のデータを抽出してこれらのデータを適当な演
算手段を通すことによって渋滞増減推移データを求めて
もよい。演算式には各種のものが考えられる。たとえ
ば、3つのデータを利用する場合は、1つ前と2つ前の
データを利用して、上記の演算式にて渋滞増減推移デー
タを求め、さらに、2つ前と3つ前のデータ利用して同
じように上記渋滞増減推移データを求め、続いて、この
ようにして求めた2つ渋滞増減推移データを利用して同
じ式によって最終的な渋滞増減推移データを求める。一
般には、多数のデータを利用することによって、平均的
な傾向を知ることが可能となるから渋滞増減推移はより
正確なものとなってくる。しかし、必要以上に多くのデ
ータを利用すれば演算結果の応答性が悪化するために、
その地域の平均的な渋滞状況を勘案しながら、最適なデ
ータ利用数を決める必要がある。
【0026】図2に示すシステム構成図では、FM放送
局20を示しているが、図1で説明したように、交通管
制センタ7で上記のようにして求められた情報はこのF
M放送局20に送信され、各車両のカーナビゲーション
システムの受信機画面に表示されるようになる。また、
光ビーコン送信機10、11を介しても、ビーコン受信
をすることのできる車両のカーナビゲーションシステム
表示器に上記情報が表示される。状況に応じて、VIC
S21が交通管制センタ7と光ビーコン送信機10、1
1およびFM放送局20の間に設けられる。
【0027】図3、図4は、この発明の他の実施形態を
示している。この実施形態のシステムが上記のシステム
と相違する点は、渋滞データベース20に蓄積記憶する
渋滞情報を、渋滞情報を取得した時の日時データとその
他の属性データを含むものとし、且つ渋滞予測部7aを
予測エンジン7bを含むものとした点である。
【0028】渋滞データベース20は、図示するよう
に、渋滞情報を取得した時の作成日時データと、その他
の属性データとして休日フラグおよび天気フラグを含む
ものとなっている。作成日時データは、年、月、日、時
間情報を含むデータであり、休日フラグは休日かどうか
を示すフラグであり、天気フラグは、その時の天気が晴
れ、曇り、雨かどうかを示すフラグである。
【0029】渋滞予測部7aは、図4に示すように予測
エンジン7bを備えている。この予測エンジン7bは、
渋滞データベース20から複数のデータを参照し、さら
に別途与えられているパラメータを利用して今後の渋滞
予測を演算する。予測エンジン7bに入力されるデータ
は、図2の場合と同様に、5分前データ、10分前デー
タ等、過去のデータとともに、現在と同一日時付近の過
去の渋滞データも含んでいる。したがって、1〜数年前
の同日の同時間帯の複数のデータが抽出されて予測エン
ジン7bに入力する。1年間の交通量の流れが日時毎に
ほぼ同じ傾向を示す場合にはこの手法が有望である。何
故なら、今後の渋滞予測を行うのに、過去の同じ日時の
前後の渋滞状況を参照すれば、今後の渋滞予測をより容
易に且つより正確に求めることができるからである。ま
た、予測には各種の演算方法が考えられるが、通常は、
使用するデータ列の長さlや各データの重みωを使用す
るのが好ましい。重みωは同じ日時の複数のデータがあ
る場合、現在により近いデータの重みを大きくして演算
式に対するその影響を大きくするのに使用される。ま
た、データ列の長さlは予測エンジンの結果の応答性を
決めるのに利用される。長さlが長すぎると応答性が悪
くなり、短すぎると応答が改善されるが正確性に劣る。
演算式には、これらのパラメータを利用していわゆる加
重平均式を使用することが可能である。
【0030】なお、車両の流れは休日と平日では異な
り、また天気によっても変動するために、休日フラグや
天気フラグが異なるデータを利用するのは好ましくな
い。そこで、予測に使用するデータ列は、全て休日フラ
グと天気フラグが同一のものに限定するのが望ましい。
【0031】上記のようにして渋滞予測部7aに予測エ
ンジン7bを使用すれば、より妥当性のある結果を表示
することができる。
【0032】図5は、この発明の他の実施形態のシステ
ム構成を示す図である。この実施形態は、駐車場の混雑
状況を表示するシステムである。基本的な構成および作
用については、図2に示すものと同一である。データベ
ース20は、ここでは混雑状態データベースとなり、セ
ンサとしては、駐車場の入口ゲートおよび出口ゲートに
設けられるゲートセンサ10となる。この入口と出口側
のゲートセンサ10によって、駐車場の全体の駐車車両
数が正確にカウントでき、現在の駐車エリアの混雑状態
は簡単に求めることが可能である。そこで、混雑状態デ
ータベース20には、図示のように5分毎の空車数と駐
車エリア混雑増減推移を記憶していく。ここで、駐車エ
リア混雑増減推移を求める式は、図2の場合と同様であ
る。すなわち、5分前のデータと10分前のデータを利
用して 混雑増減推移データ=(5分前データ−10分前デー
タ)/10分前データ で求める。
【0033】なお、駐車エリアの混雑増減推移に代え
て、図4に示すような予測エンジンを搭載して今後の駐
車エリア混雑予測を行うようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、現在の渋滞情報や駐
車エリア混雑情報だけではなくて、さらに付加価値の高
い推移情報または予測情報が表示板に表示されるため
に、特に、都市交通システムや中規模〜大規模駐車管理
システムの効率を高めることができ、また、ドライバに
とっても非常に便利なものとなる。また、このシステム
を、従来のVICSシステムとリンクさせ、光ビーコン
システムや車両のカーナビゲーションシステムと一体化
することにより、さらにその効率性を高くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である渋滞状況表示システ
ムの概念図
【図2】上記システムの構成図
【図3】渋滞データベースの他の例を示す図
【図4】渋滞予測部の他の例を示す図
【図5】この発明の他の実施形態である駐車場混雑状況
表示システムの構成図
【符号の説明】
8、9−表示板 20−渋滞データベース A−現在の渋滞情報 B−渋滞増減推移

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上を走行する車両の渋滞状態を検出
    する渋滞状態検出手段と、 渋滞状態に基づく渋滞情報を蓄積して記憶する渋滞デー
    タベースと、 過去の渋滞情報とその後の渋滞情報とから渋滞増減推移
    を求めまたは今後の渋滞予測を行う渋滞予測部と、 渋滞地点よりも上流側に設けられ、現在の渋滞情報とと
    もに前記渋滞増減推移または前記渋滞予測の結果を表示
    する表示板と、を備えてなる混雑状況表示システム。
  2. 【請求項2】 前記渋滞データベースに記憶する渋滞情
    報は、渋滞情報を取得した時の日時データを含む、請求
    項1記載の混雑状況表示システム。
  3. 【請求項3】 前記渋滞予測部は、現在と同一日時また
    は同一曜日付近の過去の渋滞情報と現在の渋滞情報とか
    ら今後の渋滞予測を行う、請求項2記載の混雑状況表示
    システム。
  4. 【請求項4】 前記表示板は、前記渋滞増減推移または
    前記渋滞予測の結果を矢印符合などのシンボルで表示す
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の混雑状況表示シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記現在の渋滞情報と前記渋滞増減傾向
    または前記渋滞予測の結果とを車両搭載受信機に送信す
    る送信部を備える、請求項1〜4のいずれかに記載の混
    雑状況表示システム。
  6. 【請求項6】 所定の時刻の渋滞情報を入力する渋滞情
    報入力手段と、 入力された渋滞状態を蓄積して記憶する渋滞データベー
    スと、 過去の渋滞情報とその後の渋滞情報とから渋滞増減推移
    を求めまたは今後の渋滞予測を行う渋滞予測部と、 現在の渋滞情報とともに前記渋滞増減推移または前記渋
    滞予測の結果を出力する出力手段と、を備えてなる混雑
    状況出力装置。
  7. 【請求項7】 前記現在の渋滞情報と前記渋滞増減傾向
    または前記渋滞予測の結果とを車両搭載受信機に送信す
    る送信部を備える、請求項6に記載の混雑状況表示装
    置。
  8. 【請求項8】 駐車場内の駐車エリア混雑状態を検出す
    る駐車エリア混雑状態検出手段と、 駐車エリア混雑状態に基づく駐車エリア混雑情報を一定
    時間毎に蓄積して記憶する混雑状態データベースと、 過去の駐車エリア混雑情報と現在の駐車エリア混雑情報
    とから駐車エリア混雑増減推移を求めまたは今後の駐車
    エリア混雑予測を行う駐車エリア混雑予測部と、 車両入り口ゲート部に設けられ、現在の駐車エリア混雑
    情報とともに前記駐車エリア混雑増減推移または今後の
    駐車エリア混雑予測を表示する表示板と、と備えてなる
    混雑状況表示システム。
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