JP2001092284A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
定着装置及び画像形成装置Info
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Abstract
び高画質の定着が可能で、寿命の長い定着装置を提案す
る。 【解決手段】 トナー像を担持する転写材Pを加熱加圧
により定着する定着装置7において、少なくとも2本の
支持ローラ74,75に巻回されて回動可能な定着ベル
ト73と、定着ベルト73を加熱する加熱手段76と、
定着ベルト73と定着する転写材Pとを重ねた状態で挟
持搬送して加熱加圧することによりトナー像を担持する
転写材Pを定着する少なくとも2本の加圧ローラ71,
72と、を備え、定着ベルト73に内接する支持ローラ
74,75の表面に、支持ローラ74,75の回転軸に
対して傾斜角を有する突起条を形成した。
Description
成装置のベルト式定着装置に関するものである。
れている定着装置は、所定の温度に維持された加熱ロー
ラと、弾性層を有してその加熱ローラに圧接する加圧ロ
ーラとによって、未定着のトナー画像が形成された記録
材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ定着方式が多用さ
れている。
ーラの熱容量が大きくなりウォーミングアップ時間が長
くなるとともに、弾性層内側の温度が高くなり、ローラ
の寿命を短くしていた。
像が多く、そのベタ画像も黒以外ののものが多くて光沢
むらなどが目立つ。上記の加熱及び加圧ローラにハード
ローラを用いる場合は、紙やトナー層の凹凸に応じた光
沢のむらが生じるため、画像品位が低下するという問題
点があった。
ために、ゴムローラやゴムベルトを用いた定着方式が提
案されている。
ることができるが、ウォーミングアップに時間がかか
り、ローラの寿命が短いなどの不具合があり、この不具
合は複写機やプリンタの高速化に伴って、ますます顕著
になってきている。
題がある。
かけた方式では、ベルトが片寄ろうとする力が大きく、
この対策のためにユニットのコストが高くなり信頼性も
必ずしも高くない。
ベルトを加熱手段により加熱して定着する定着装置で
は、加熱された加熱ローラから支持ローラとの接触面に
熱が逃げ、ウォーミングアップ時間を長くしていた。
積を小さくするために、支持ローラ表面に、回転軸に平
行する突起条を形成すると、支持ローラと定着ベルトと
断続接触により騒音を発生する。
ては、画像領域で定着ベルトの温度を検知して温度制御
する必要があるが、定着ベルトの外周面に温度センサを
設置すると、定着ベルトの表面に生じた微少な傷が画像
不良を引き起こすため、非画像領域に温度センサを設置
する必要があった。非画像領域は転写材に熱を奪われる
ことはなく、転写材に熱を奪われる画像領域とは温度が
異なるため、定着に最適な温度に制御する事は困難であ
った。
ンサを設置すると、定着ベルトの表面に付着したトナー
や紙粉が、温度検知不良を発生させる。
定着ベルトの外周面に対向して設置すると、加熱手段が
露出し、安全操作上から好ましくなく、更に、加圧ロー
ラに搬入される転写材に近接して、過熱されるおそれが
ある。
ーミングアップ時間の短縮、定着ベルトの温度検知精度
向上、高速定着及び高画質の定着が可能で、安全化、静
音化と寿命の長い定着装置及び該定着装置を備えた画像
形成装置を提案することを目的とする。
る本発明の定着装置は、トナー像を担持する転写材を加
熱加圧により定着する定着装置において、少なくとも2
本の支持ローラに巻回されて回動可能な定着ベルトと、
前記定着ベルトを加熱する加熱手段と、前記定着ベルト
と定着する前記転写材とを重ねた状態で挟持搬送して加
熱加圧することにより前記トナー像を担持する転写材を
定着する少なくとも2本の加圧ローラと、を備え、前記
定着ベルトに内接する前記支持ローラの表面に、前記支
持ローラの回転軸に対して傾斜角を有する突起条を形成
したことを特徴とするものである(請求項1)。
持する転写材を加熱加圧により定着する定着装置におい
て、少なくとも2本の支持ローラに巻回されて回動可能
な定着ベルトと、前記定着ベルトを加熱する加熱手段
と、前記定着ベルトと定着する前記転写材とを重ねた状
態で挟持搬送して加熱加圧することにより前記トナー像
を担持する転写材を定着する少なくとも2本の加圧ロー
ラと、を備え、前記定着ベルトに内接する前記支持ロー
ラの回転軸の周囲を、気体層を介して密閉する中空円筒
状の袋体となし、該袋体の内部圧力を、大気圧より高く
したことを特徴とするものである(請求項7)。
持する転写材を加熱加圧により定着する定着装置におい
て、少なくとも2本の支持ローラに巻回されて回動可能
な定着ベルトと、前記定着ベルトを加熱する加熱手段
と、前記定着ベルトと定着する前記転写材とを重ねた状
態で挟持搬送して加熱加圧することにより前記トナー像
を担持する転写材を定着する少なくとも2本の加圧ロー
ラと、を備え、前記定着ベルトの内周面に接触又は近接
し、前記定着ベルトの温度を検知する温度センサを配置
したことを特徴とするものである(請求項11)。
(1)〜(3)の何れかに1項に記載の定着ベルト、加
熱手段、加圧ローラ、温度センサから成る定着装置を備
えて成ることを特徴とするものである(請求項14)。
着装置を搭載した画像形成装置を図面によって説明す
る。
形成装置であるカラープリンタを示す断面構成図であ
る。
撓性の無端ベルト状の感光体(以下、感光体と称す)1
の周囲に、4組のスコロトロン帯電器(以下、帯電器と
称す)2Y,2M,2C,2K、4組の像露光装置(走
査光学装置)3Y,3M,3C,3K、4組の現像器4
Y,4M,4C,4Kとから成る画像形成ユニット(図
示の4組)を縦列に配設したものである。なお、図示の
像露光装置3Y,3M,3C,3Kは、レーザビーム走
査光学装置を使用したものである。
12、上ローラ13に張架され、テンションローラ14
の作用により緊張状態にされ、内周面に設けられたバッ
クアップ部材15により局部的に当接しながら、図示の
時計方向に回動する。バックアップ部材15は、感光体
1の背面に当接して、現像器4Y,4M,4C,4Kの
各現像剤担持体(以下、現像スリーブと称す)41Y,
41M,41C,41Kの現像領域及び像露光装置3
Y,3M,3C,3Kの結像位置に感光体1を規制して
いる。
像剤のトナーは、イエロー、マゼンタ、シアン等の顔料
又は染料から成る着色剤及びカーボンブラック等の黒色
顔料、バインダー樹脂、離型剤、荷電制御剤等等を含有
する。キャリアとしては、フェライト、マグネタイト、
鉄粉等の強磁性粒子を用い、望ましくは、前記強磁性粒
子の表面をフッソ系、シリコーン系等の樹脂でコーティ
ングしたものが良い。
(図示せず)が回動して駆動ローラ11を介して感光体
1は図示の時計方向へと回動し、帯電器2Yの帯電作用
により感光体1への電位の付与が開始される。感光体1
は電位を付与されたあと、像露光装置3Yにおいて第1
の色信号すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する
電気信号による露光が開始され、感光体1の回動(副走
査)によってその表面の感光層に現像画像のイエロー
(Y)の画像に対応する静電潜像を形成する。この潜像
は現像器4Yにより現像スリーブ41Y上に付着搬送さ
れた現像剤が、現像領域において非接触の状態で反転現
像され、イエロー(Y)のトナー像となる。
像の上にさらに帯電器2Mの帯電作用により電位が付与
され、像露光装置3Mの第2の色信号すなわちマゼンタ
(M)の画像信号に対応する電気信号による露光が行わ
れ、現像器4Mによる非接触の反転現像によって前記の
イエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナ
ー像が重ね合わせて形成される。
装置3C及び現像器4Cによってさらに第3の色信号に
対応するシアン(C)のトナー像が形成される。さらに
帯電器2K、像露光装置3K及び現像器4Kによって第
4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね
合わせて形成され、感光体1の一回転以内にその周面上
にカラーのトナー像が形成される。
作用に際しては、それぞれ現像スリーブ41Y,41
M,41C,41Kに対し、感光体1の帯電と同極性の
直流バイアス、あるいは直流バイアスに交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像スリーブ上に付着した二成
分現像剤による非接触反転現像が行われて、導電層を接
地した感光体1上の静電潜像形成部にトナーを付着させ
る。
カラーのトナー像は、帯電器2Fによって付着トナーの
電位が揃えられたのち転写領域に至る。給紙装置5の給
紙カセット51或いは手差し給紙台53から、それぞれ
給紙手段52,54により送り出され、レジストローラ
対55へと搬送された転写材Pは、レジストローラ対5
5の駆動によって感光体1上のトナー像領域通過と同期
して給紙され、感光体1の駆動用の駆動ローラ11の下
部に対向して配置された転写ローラ等の転写手段6によ
りトナー像が転写される。
ーラ11の曲率に沿った感光体1周面より分離されたの
ち、定着装置7へ搬送される。定着装置7によりトナー
像は熔融され、転写材Pに定着される。定着処理終了後
の転写材Pは、排紙ローラ対81,82,83により搬
送されて、上部に設けられた排紙トレイ84に転写材上
のトナー像面を下面にして排出される。
リーニング装置9のクリーニングブレード91によって
摺擦され、残留トナーを除去し、清掃される。なお、次
の原稿画像のトナー像の形成が続いて行われるときは、
帯電前除電器92による感光体1の感光体面への露光が
行われて前歴の電荷の除去がなされる。
着装置の一実施の形態を示す断面図、図3は定着装置の
平面図である。
可能な一対の加圧ローラ、73はエンドレスベルト状の
定着ベルト、74,75は定着ベルト73を架設、支持
する一対の支持ローラ、76は加熱源であるハロゲンヒ
ータ76Aと反射板76Bとから成る加熱手段、77は
定着ベルト73の外周面を清掃するクリーニング手段、
78は定着ベルト73の温度を検知する温度センサであ
る。
くとも一方は回転軸位置が可動になっている。定着時に
は、定着ベルト73と転写材Pとを挟持圧着して搬送す
る。非定着時には、少なくとも一方のローラ、例えば図
示の加圧ローラ72は圧接力に抗して矢示方向に移動
し、加圧ローラ71から離間して間隙を形成する。
り形成されたエンドレスベルト状のNi層から成る基体
の表面にシリコーンゴム層と保護層を積層したものであ
る。
m、ゴム硬度3°〜60°(JISA)の弾性を有し、
熱容量の小さいベルトである。また、定着ベルト73の
内周は赤外線吸収材料でコーティングされていて、照射
光の吸収率が高く、ハロゲンヒータ76Aによる加熱に
より短時間で所定温度(例えば190℃)まで温度上昇
するようになっている。
ローラ75との間に0.5kg/cm以下、更に好まし
くは0.2kg/cm以下のごく弱い張力で張架されて
いる。或いは張力ゼロの緩みをもった状態でも良い。
は、支持ローラの回転により回動される。定着処理時の
定着ベルト73は、加圧ローラ71,72の圧接駆動に
より挟持されて回動される。定着ベルト73の回動速度
は、転写材Pの搬送速度と同一である。
転軸74Bの軸方向に対して傾斜角を有する螺旋状の突
起条を形成したローラ部74A、駆動源により駆動回転
される回転軸74B、ローラ部74Aの両端部に接続す
るフランジ部材74C、回転軸74Bの一方の軸端に固
定され駆動源に接続する歯車74Dから構成されてい
る。
に対して傾斜角を有する螺旋状の突起条を形成したロー
ラ部75A、回転軸75B、ローラ部75Aの両端部に
接続するフランジ部材75Cから成る。
による定着温度に対して耐熱性を有し、低熱伝導率を有
する材料、例えば、発泡シリコーンゴム等で形成されて
いる。
B、75Bの外周にシリコーンゴム又は他の耐熱性樹脂
を一体成型したもの、又は、金属や樹脂から成る中空円
筒部材の外周面に紐状のシリコーンゴムを螺旋状に巻き
付けて突起条を形成したもの等が用いられる。
73から可能な限り熱を奪わないように、定着ベルト7
3との接触面積を減らすため、螺旋状の突起条が形成さ
れている。これにより、定着装置7のウォーミングアッ
プ時には、定着ベルト73のみを加熱すればよく、従来
のローラ定着方式等に比べて芯金などに奪われる熱量が
ないため、ウォーミングアップ時間の大幅な短縮が可能
になった。また、突起部が螺旋状をなすため、定着ベル
ト73とローラ部74A,75Aとが連続的に接触し、
定着ベルト73の動作音が軽減される。
に画像形成装置本体の駆動装置により駆動される場合に
は、支持ローラ74のローラ部74Aに形成された螺旋
状の突起条の傾斜角の方向と、支持ローラ75のローラ
部75Aに形成された螺旋状の突起条の傾斜角の方向を
相互に逆向きとする。螺旋状の突起条による定着ベルト
73を片側に寄らせる力は、ローラ部74Aとローラ部
75Aとでは互いに逆方向になり、螺旋状の突起条を設
けたことによる定着ベルト73の偏りは防止される。
て、支持ローラ74より駆動を伝達されて回転するな
ど、2本の支持ローラのうち一方が定着ベルト73を介
して従動で駆動される場合には、螺旋状の突起条の傾斜
角方向を同じ向きにすることによって定着ベルト73を
片寄らせる力の向きが逆になり、同様に定着ベルト73
の偏りは防止される。
部材74Cの傾斜面、及びローラ部75Aの両端部に設
けたフランジ部材75Cの傾斜面は、ごく弱い張力で張
架されている定着ベルト73が蛇行して、ローラ部74
A,75Aから偏ることを防止する。
装置によって矢示した時計方向に駆動回転される。支持
ローラ74の回転に伴い定着ベルト73及び支持ローラ
75は時計方向に回転される。定着ベルト73の駆動速
度の設計値は転写材Pの搬送速度と同一である。加圧ロ
ーラ71,72の周速度は定着ベルト73の駆動速度と
同一になるよう駆動される。
は複数のハロゲンヒータ76Aが設けられ、定着位置の
上流側の定着ベルト73の内側を照射加熱する。支持ロ
ーラ74など加熱する必要のない部材を加熱しないよう
に、また熱効率を向上するため、ハロゲンヒータ76A
の背後には反射板76Bが設けられている。
ド板56を経て定着領域に搬送されてくるのに合わせて
又はこれに先立って、定着ベルト73の外側に配置され
た加圧ローラ72が上昇して、転写材Pと定着ベルト7
3を挟んで加圧する。定着ベルト73の熱による加熱と
加圧ローラ71,72による挟持と加圧とによって転写
材P上のトナー像は転写材Pに定着される。
は、バネ部材によって挟持時には加圧ローラ71に向か
って所定の荷重が作用し、加圧ローラ71,72の圧着
部に一定の圧力が作用するようになっている。
行な方向の単位長さ当たり0.2〜2kg/cm、好ま
しくは0.6〜1.0kg/cmに調整されている。
ローラ71は下方に、加圧ローラ72は上方に両方がそ
れぞれ移動して行われるようにしてもよい。加圧ローラ
71もしくは加圧ローラ72は、その周速度が定着ベル
ト73の移動速度と同一の速度で駆動されるので、定着
ベルト73や転写材Pには無理な力が加わらないように
なっている。また、定着後は加圧ローラ71,72の圧
着を解除し、定着ベルト73と加圧ローラ71,72の
微小な速度差による歪や片寄りを解消すると共に、定着
ベルト73から加圧ローラ71,72への熱の流出を防
止する。
のシリコーンゴムベルトが当接するが、シリコーンゴム
の弾性により転写材Pやトナー像の凹凸に追随して、均
一に接触し、ハロゲンヒータ76Aによって加熱された
定着ベルト73の熱と、加圧ローラ71,72による加
圧とにより、光沢むらなどのない均一な定着が行われ
る。
72の外周にはシリコーンゴムからなる弾性層を設け、
加圧ローラ71,72の当接部に大きなニップ幅を形成
するようになっていて完全な定着が行われる。
支持する支持ローラ75の曲率によって定着ベルト73
により分離される。
72によるニップ部から出ると外気により冷却されるた
め、分離時のオフセットや分離不良が回避される。
装置の第2の実施の形態を示す正面図、図5は断面図で
ある。なお、これらの図面に使用されている符号につい
て、前記実施の形態と同じ機能を有する部分には、図
2、図3と同符号を付している。また、前記実施の形態
と異なる点を説明する。
50により回転可能に支持されている。駆動源に接続す
る支持ローラ740と、定着ベルト73を介して従動回
転する支持ローラ750とは、ほぼ同形状をなすから、
以下、支持ローラ740の構成を代表して図5により説
明する。
から成る袋体741、駆動源により駆動回転される回転
軸742、袋体741の両端部に接続するフランジ部材
743、回転軸742の一方の軸端に固定され駆動源に
接続する歯車744から構成されている。
度に対して耐熱性を有し、低熱伝導率を有し、弾性を有
する樹脂、ゴム、又は可撓性薄膜の何れか、或いはこれ
らの積層材、或いはこれらの複合材により形成されてい
る。
ポリイミド、ポリアミドイミド等の樹脂材から成る薄
膜、又は、ゴム硬度が70°(JISA)以上の高硬度
シリコーンゴム等のゴム等から成る薄膜により形成され
ている。
合には、10〜200μm、ゴム薄膜の場合には、10
0〜500μmが好適である。
により密封された中空円筒状の弾性体から成る風船状に
形成されていて、支持ローラ740の回転軸742の周
囲を、気体層を介して密閉する袋体741の内部圧力
は、大気圧より高く設定されている。
ら成る中空円筒体に比べて、極めて薄く、熱容量が小さ
い。袋体741は、膜厚が薄いために断面積が小さく、
回転軸742と平行する方向の熱伝導も低い。また、袋
体741は膜厚が薄いため、フランジ部材743を通し
て逃げる熱量も小さい。このため、定着ベルト73から
袋体741に奪われる熱は僅少である。
ップ時には、定着ベルト73のみを加熱すればよく、従
来のローラ定着方式等に比べて芯金などに奪われる熱量
がないため、ウォーミングアップ時間の大幅な短縮が可
能になった。
41の外径より大きい外径を有するフランジ部材743
を設け、定着ベルト73の片寄りを防止した。
の他の実施の形態を示す断面図である。
軸方向の中央部の外径D1が、両端部の外径D2より大
きい中高の太鼓形状に形成されている(D1>D2)。
これにより、定着ベルト73の回動時の片寄りを防止す
る。
装置の第4の実施の形態を図2及び図4により説明す
る。
タ76Aが定着ベルト73の内周面を照射するように設
置してある。定着ベルト73はこのハロゲンヒータ76
Aにより所定の温度まで加熱される。
73の内周面に接触又は近接して設置された温度センサ
78により検知された温度に基づいて行われる。温度セ
ンサ78には、熱電対、サーミスタ等が用いられる。
して回動させる駆動側の支持ローラ74(又は740)
と定着ベルト73との接触位置より定着ベルト73の搬
送方向上流側の定着ベルト73のテンション側に配置さ
れている。なお、温度センサ78の設置位置は、温度セ
ンサ78を定着ベルト73に追従する機構などにより、
安定した接触又は近接を保つための手段を施せば、前記
位置に限定されるものではない。
成領域の内周面に接触又は近接して設置されているか
ら、温度センサ78が画像に影響のある定着ベルト73
の外周面に接触して、傷を付けたりすることがない。従
って、画像を定着する画像形成領域の温度を正確に検知
することが可能となる。
した定着ベルト73は、接触部分だけが熱を奪われるか
ら、その接触部分がハロゲンヒータ76Aによる加熱領
域に到達するのにタイミングを合わせて、ハロゲンヒー
タ76Aを点灯する。
より、画像形成領域内の定着ベルト73の温度を検知す
ることが可能となり、画像に影響を与えることなく高精
度な温度制御が実現される。
により、ウォーミングアップ時間の短縮、定着ベルトの
片寄りの防止、定着ベルトの温度検知精度向上、高速定
着及び高画質の定着が可能で、安全化、静音化と寿命の
長い定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置が提
供される。
るカラープリンタを示す断面構成図。
図。
面図。
図。
Claims (14)
- 【請求項1】 トナー像を担持する転写材を加熱加圧に
より定着する定着装置において、少なくとも2本の支持
ローラに巻回されて回動可能な定着ベルトと、前記定着
ベルトを加熱する加熱手段と、前記定着ベルトと定着す
る前記転写材とを重ねた状態で挟持搬送して加熱加圧す
ることにより前記トナー像を担持する転写材を定着する
少なくとも2本の加圧ローラと、を備え、前記定着ベル
トに内接する前記支持ローラの表面に、前記支持ローラ
の回転軸に対して傾斜角を有する突起条を形成したこと
を特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記少なくとも2本の支持ローラに、と
もに駆動が入力されている場合には、前記2本の支持ロ
ーラに形成された突起条の各傾斜角の方向が逆向きであ
り、前記2本の支持ローラの一方に駆動が入力され、他
方が前記定着ベルトを介して駆動されている場合には、
前記2本の支持ローラに形成された突起条の各傾斜角の
方向が同じ向きであることを特徴とする請求項1に記載
の定着装置。 - 【請求項3】 前記支持ローラは、前記加熱手段による
定着温度に対して耐熱性を有することを特徴とする請求
項1又は2に記載の定着装置。 - 【請求項4】 前記支持ローラは、低熱伝導率の部材に
より形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載
の定着装置。 - 【請求項5】 前記支持ローラは、シリコーンゴムもし
くは発泡シリコーンゴムよりなることを特徴とする請求
項1〜4の何れか1項に記載の定着装置。 - 【請求項6】 前記支持ローラの回転軸の両端部近傍
に、前記定着ベルトの回動時の蛇行を防止するフランジ
部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の定着装
置。 - 【請求項7】 トナー像を担持する転写材を加熱加圧に
より定着する定着装置において、少なくとも2本の支持
ローラに巻回されて回動可能な定着ベルトと、前記定着
ベルトを加熱する加熱手段と、前記定着ベルトと定着す
る前記転写材とを重ねた状態で挟持搬送して加熱加圧す
ることにより前記トナー像を担持する転写材を定着する
少なくとも2本の加圧ローラと、を備え、前記定着ベル
トに内接する前記支持ローラの回転軸の周囲を、気体層
を介して密閉する中空円筒状の袋体となし、該袋体の内
部圧力を、大気圧より高くしたことを特徴とする定着装
置。 - 【請求項8】 前記支持ローラの袋体は、弾性を有する
樹脂、ゴム、又は可撓性薄膜の何れか、或いはこれらの
積層材により形成されることを特徴とする請求項7に記
載の定着装置。 - 【請求項9】 前記支持ローラの袋体の外周面は、前記
回転軸の軸方向の中央部の外径が、両端部の外径より大
きい中高の太鼓形状に形成されていることを特徴とする
請求項7に記載の定着装置。 - 【請求項10】 前記支持ローラの回転軸の両端部近傍
に、前記支持ローラの外径より大きい外径を有するフラ
ンジ部材を設けたことを特徴とする請求項7に記載の定
着装置。 - 【請求項11】 トナー像を担持する転写材を加熱加圧
により定着する定着装置において、少なくとも2本の支
持ローラに巻回されて回動可能な定着ベルトと、前記定
着ベルトを加熱する加熱手段と、前記定着ベルトと定着
する前記転写材とを重ねた状態で挟持搬送して加熱加圧
することにより前記トナー像を担持する転写材を定着す
る少なくとも2本の加圧ローラと、を備え、前記定着ベ
ルトの内周面に接触又は近接し、前記定着ベルトの温度
を検知する温度センサを配置したことを特徴とする定着
装置。 - 【請求項12】 前記温度センサが、前記定着ベルトを
支持して回動させる前記支持ローラと前記定着ベルトと
の接触位置より前記定着ベルトの搬送方向上流側に配置
されたことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。 - 【請求項13】 前記少なくとも2本の加圧ローラのう
ち少なくとも1本は、圧接、離間可能に支持され、転写
材挟持位置に転写材が存在しないときの一部の時間、離
間状態にあり、前記転写材が前記加圧ローラの間を通過
するときに、前記加圧ローラは前記転写材を圧接状態に
保持することを特徴とする請求項1、7,11の何れか
1項に記載の定着装置。 - 【請求項14】 前記請求項1〜13の何れか1項に記
載の定着ベルト、加熱手段、加圧ローラ、温度センサか
ら成る定着装置を備えて成ることを特徴とする画像形成
装置。
Priority Applications (1)
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JP26960999A JP3721884B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 定着装置及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014082088A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Ricoh Co Ltd | 加熱処理装置及び加熱処理方法 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP26960999A patent/JP3721884B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2007145472A1 (en) * | 2006-06-14 | 2007-12-21 | Hyung Woo Kim | Electro photographic type image forming apparatus |
JP2014082088A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Ricoh Co Ltd | 加熱処理装置及び加熱処理方法 |
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