JP2001091628A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体

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JP2001091628A
JP2001091628A JP26466799A JP26466799A JP2001091628A JP 2001091628 A JP2001091628 A JP 2001091628A JP 26466799 A JP26466799 A JP 26466799A JP 26466799 A JP26466799 A JP 26466799A JP 2001091628 A JP2001091628 A JP 2001091628A
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Hiroyuki Bando
浩之 坂東
Yuji Kumai
祐二 熊井
Hiroto Naruoka
寛人 成岡
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測位データを作成する携帯可能な装置のパラ
メータを設定する。 【解決手段】 GPS装置1は、連続的または間欠的に測
位データを作成し記憶する。連続的に測位データが記憶
されるとき、その記憶は第1の周期毎に行われる。間欠
的に測位データが記憶されるとき、その間欠は、第2の
周期毎に行われる。これらの第1の周期や第2の周期な
どのGPS装置1の動作に係わるパラメータは、パーソナ
ルコンピュータ4と接続され、パーソナルコンピュータ
4により設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、並びにプログラム格納媒体に関し、特に、パーソ
ナルコンピュータに接続し、その接続されたパーソナル
コンピュータにより種々のパラメータの設定がされる情
報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年デジタルカメラなど、デジタル技術
を用いて画像を撮像、記憶、加工するなどの処理を行え
る機器が普及しつつある。デジタルカメラで撮像された
画像に限らずユーザは、撮像した画像を撮影順や、所定
のカテゴリ毎にまとめるといった後処理(整理)を行う
ことが常である。そのような整理を行う際、撮像した場
所や日時に関する情報というのが必要となってくる。
【0003】そこで、デジタルカメラなどにより撮像さ
れた画像データと、その画像データとが撮像された日時
や場所のデータとを関連付けて記憶することが提案され
ている。撮像場所を取得(記憶)するための一例とし
て、例えば、特開平10−2333985に開示されて
いるように、デジタルカメラとGPS(Global Positionin
g System)装置を用いる方法が提案されている。この方
法においては、GPS装置とデジタルカメラとを接続し、G
PS装置で得られた位置情報を、デジタルカメラで撮像し
た画像データと関連付けて記憶させておくことが提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したGPS装置で
は、測位データの出力に関する設定などを行うための設
定部を設けると、装置自体が大きくなり、デジタルカメ
ラと接続して持ち運ぶ際に、持ち運びづらくなるといっ
た課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、GPS装置にパーソナルコンピュータが接続
できるようにし、パーソナルコンピュータの方から、GP
S装置のさまざまなパラメータなどの設定が行えるよう
にすることにより、持ち運びしやすい大きさを維持した
まま、使い勝手の良くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、電源がオンの状態のとき、自己の位置を測位
し、その測位された位置を表す測位データを作成する測
位データ作成手段と、連続モードのとき、測位データ作
成手段により作成された測位データを、第2の周期毎に
記録し、間欠モードのとき、測位データ作成手段により
作成された測位データを、第1の周期毎に記録する記録
手段とを含み、第1の周期と第2の周期は、接続された
他の装置により設定されることを特徴とする。
【0007】前記測位データ作成手段は、衛星からの信
号を基に測位データを作成し、間欠モードで電源がオン
の状態のとき、衛星からの信号を受信する状態を維持す
る最大の時間を他の装置により設定されるようにするこ
とができる。
【0008】請求項3に記載の情報処理方法は、電源が
オンの状態のとき、自己の位置を測位し、その測位され
た位置を表す測位データを作成する測位データ作成ステ
ップと、連続モードのとき、測位データ作成ステップの
処理で作成された測位データを、第2の周期毎に記録
し、間欠モードのとき、測位データ作成ステップの処理
で作成された測位データを、第1の周期毎に記録する記
録ステップとを含み、第1の周期と第2の周期は、接続
された他の装置により設定されることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載のプログラム格納媒体のプ
ログラムは、電源がオンの状態のとき、自己の位置を測
位し、その測位された位置を表す測位データを作成する
測位データ作成ステップと、連続モードのとき、測位デ
ータ作成ステップの処理で作成された測位データを、第
2の周期毎に記録し、間欠モードのとき、測位データ作
成ステップの処理で作成された測位データを、第1の周
期毎に記録する制御を行う記録制御ステップとからな
り、第1の周期と第2の周期は、接続された他の装置に
より設定されることを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の情報処理装置、請求項3
に記載の情報処理方法、および請求項4に記載のプログ
ラム格納媒体においては、電源がオンの状態のとき、自
己の位置が測位され、その測位された位置を表す測位デ
ータが作成され、連続モードのとき、作成された測位デ
ータが、第2の周期毎に記録され、間欠モードのとき、
作成された測位データが、第1の周期毎に記録され、第
1の周期と第2の周期は、接続された他の装置により設
定される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した情報処
理システムの一実施の形態の構成を示す図である。GPS
装置1は、図示されていない衛星からの信号を受信し、
その信号を解析することにより、受信位置(緯度、経度
など)を算出し、その位置情報を記憶する。また、衛星
には、通常、原子時計を搭載しており、GPS装置1は、
受信した信号から時刻情報を得ることも可能であり、そ
の得た時刻情報も記憶する。以後、GPS装置1に記憶さ
れる位置情報および時刻情報などを含む情報をログデー
タと称する。デジタルカメラ2は、被写体の画像を撮像
し、フロッピーディスク3などの記録媒体(以下、デジ
タルビデオカメラ2により撮像された画像は、フロッピ
ーディスク3に記憶されるとして説明する)に、撮像し
た画像のデータを記憶する。
【0012】なお、デジタルカメラ2において撮像され
た画像を記録する記録媒体としては、フロッピーディス
ク3以外にも、携帯用半導体メモリ5などの記録媒体な
どでも良い。また、通信機能を備えるデジタルカメラ2
では、撮像した画像のデータを他の装置に伝送し、その
伝送された先の装置で記憶されるようにしても良い。
【0013】パーソナルコンピュータ4は、GPS装置1
とUSB(Universal Serial Bus)により接続され、GPS装
置1が記憶したログデータが供給される。また、パーソ
ナルコンピュータ4は、デジタルカメラ2ともUSBで接
続可能であり、記憶されている画像データを読み出すこ
とができるとともに、フロッピーディスク3から画像デ
ータを読み出すことも可能である。
【0014】図2は、パーソナルコンピュータ4の内部
構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ
4のCPU11は、ROM(Read Only Memory)12に記憶さ
れているプログラムに従って各種の処理を実行する。RA
M(Random Access Memory)13には、CPU11が各種の
処理を実行する上において必要なデータやプログラムな
どが適宜記憶される。入出力インタフェース(I/F)
14には、キーボード15とマウス16が接続されてお
り、それらから入力された信号をCPU11に出力する。
また、入出力I/F14には、FDD(Floppy Disk Driv
e)17とハードディスク(HDD)18も接続されてお
り、そこにデータ、プログラムなどを記録、再生するこ
とができる。入出力I/F14には、また、表示デバイ
スとしてのディスプレイ18が接続されているととも
に、USBポート20を介して、例えば、GPS装置1とも接
続されている。内部バス21は、これらの各部を相互に
接続する。
【0015】図3は、GPS装置1の外観を表す図であ
る。図3(A)は正面から見た図、図3(B)は背面か
ら見た図、図3(C)は右側面から見た図、図3(D)
は下面から見た図を、それぞれ表している。GPS装置1
は、アンテナ31と本体32とから構成されており、ア
ンテナ31は、本体32に対して、背面方向に回動する
ように取り付けられている。本体32には、GPSランプ
33、RECランプ34、およびPOWERランプ35の計3個
のランプと、マークボタン36とパワーボタン37の計
2個のボタンが備えられている。また、本体32には、
PC装着部38も備えられている。
【0016】PC装着部38は、ノート型のパーソナル
コンピュータ4(モバイルコンピュータ)に装着する際
に用いられ、本体32に対して前後に移動するように構
成されている。図3(C)では、本体32に対して前方
向に伸ばされた(引き出された)状態を示しているが、
普段は邪魔にならないように、本体32に収納される。
PC装着部38は、バネ(不図示)が付けられており、
引き延ばされた状態から手を離すと、自然に本体32に
収納されるようにされている。
【0017】図3(C)に示したように、PC装着部3
8が、本体32に対して引き出された状態の場合、ノー
ト型のパーソナルコンピュータ4に装着することが可能
となる。すなわち、図4に示すように、パーソナルコン
ピュータ4を開いた状態で、そのディスプレイ19の上
部に、PC装着部38と本体32に、そのディスプレイ
19の一端が挟まるようなかたちで掛けるようにするこ
とで、GPS装置1をパーソナルコンピュータ4に装着す
ることができる。上述したように、PC装着部38には
バネが装着されているため、ディスプレイ19を本体3
2とで、適度な圧力で挟むことができるので、パーソナ
ルコンピュータ4に振動などが加わった場合にも、GPS
装置1が落下するなどの不都合を防ぐことができる。
【0018】図4に示したように、パーソナルコンピュ
ータ4にGPS装置1を装着したとき、俗にカーナビと称
されるナビゲーションシステムとして用いることが可能
となる。パーソナルコンピュータ4にナビゲーションシ
ステムを実行させるための所定のアプリケーションを実
行させる。そのアプリケーションは、ディスプレイ19
上に現在位置を含む地図を表示したりする。現在位置を
表示するためのデータは、GPS装置1から得られる位置
情報を用いて算出される。このように、ナビゲーション
システムとしてパーソナルコンピュータ4およびGPS装
置1を用いる場合、上述したように、アンテナ31は本
体32に対して回動可能に構成されているので、衛星か
らの信号を受信しやすいように、図4に示したように、
アンテナ31を本体32に対して角度を付けて固定する
(衛星からの信号を受信しやすい角度で固定する)こと
が可能である。
【0019】また、GPS装置1は、ユーザが持ち運びし
て利用することが可能であり、そのような場合、ユーザ
は、PS装着部38を、本体32に格納するような形
で、持ち運びに邪魔にならないようにし、ストラップ装
着部39(図3(B))に、ストラップを装着し、その
ストラップを首やベルトなどに引っかけて携帯すること
が可能である。例えば、図5に示すように、ユーザは、
長めのストラップをストラップ装着部39に装着した場
合、GPS装置1を首からかけて携帯することができる。
【0020】GPS装置1は、図3(B)に示すように、
その背面に電池蓋40があり、その電池蓋40を図中右
方向にずらすことにより、蓋が開くようになっている。
電池は、1次電池、2次電池のどちらを用いることも可
能である。2次電池を用いる場合、GPS装置1に2次電
池を装着したまま、充電できるような機能を備えるよう
な構造としても良い。また、GPS装置1は、USBポート4
1を備えることにより、パーソナルコンピュータ2とデ
ータの授受を行えるように構成されている。
【0021】図6は、GPS装置1の内部構成を示す図で
ある。上述したように、GPS装置1はアンテナ31と本
体32とから構成されており、本体32には、さまざま
な処理を行う回路が納められている。図6は、それらの
回路を機能的にまとめて示したブロック図である。操作
部51は、ユーザが所望の操作を行う際に操作されるマ
ークボタン36やパワーボタン37から構成されてい
る。記憶部52は、ログデータを記憶する。
【0022】制御部53は、アンテナ31により受信さ
れた信号を基に、ログデータを生成し、記憶部52に記
憶させたり、USBポート41や操作部51から入力され
る信号に対応する処理を実行する。電力供給部54は、
電池(バッテリー)から供給される電力または、USBポ
ート41を介してパーソナルコンピュータ4から供給さ
れる電力を、GPS装置1の各部に供給する。カウンタ部
55は、時刻を管理したり、後述する各種のカウンタ値
を管理し、その管理情報を制御部53に提供する。
【0023】ここで、GPS装置1には、GPSモード、PC
モード、記憶モードの3つのモードが定義されており、
それぞれのモードの意味は、以下の通りである。まず、
GPSモードは、パーソナルコンピュータ4と接続され、
ナビゲーションシステムの際のGPS信号の受信アンテナ
として用いられる時のモードである。PCモードは、パ
ーソナルコンピュータ4と接続され、パーソナルコンピ
ュータ4からの命令に従い、記憶部52に記憶されてい
るログデータを出力したり、各種の設定を行ったりする
モードである。記憶モードは、例えば、ユーザに携帯さ
れ、ログデータを記憶部52に記憶していくモードであ
る。
【0024】さらに記憶モードは、ウェイクステート、
スリープステート、およびウェイクアップステートの、
3つのステートに分類される。ウェイクステートは、記
憶動作を実行している状態を示す。それに対してスリー
プステートは、記憶動作を停止している状態を示す。ウ
ェイクアップステートは、スリープステート中に、一時
的にウェイクステートの状態にし、記憶動作を行い、再
びスリープステートの状態に戻る状態を示している。
【0025】GPS装置1は、内部にスイッチを備えてお
り、制御部53は、上述した3つのモードに従って、そ
のスイッチを切り換える。具体的には、図7に示すよう
にスイッチ61とスイッチ62が備えられている。制御
部53は、GPSモードのときは、スイッチ61を端子A
1に、スイッチ62を端子B1に、それぞれ接続させ
る。
【0026】PCモードのときは、スイッチ61は、端
子A1、若しくは、端子A2に、スイッチ62は、端子
B2に、それぞれ接続される。PCモードのときは、GP
S装置1は、パーソナルコンピュータ4からのコマンド
に従って動作するため、コマンドが、GPSとして動作せ
よ(アンテナ31で受信された信号を出力せよ)という
意味を含むものである場合、スイッチ61は、端子A1
と接続され、記憶部52に記憶されているログデータを
出力せよという意味を含むものである場合、スイッチ6
2は、端子A2と接続される。なお、スイッチ61は、
パーソナルコンピュータ4と通信(データの授受)が行
える状態にあると判断された場合には、強制的に(初期
設定として)、端子A1と接続され、パーソナルコンピ
ュータ4と通信が行えない状態にあると判断される場合
には、端子A2と接続されるように構成されている。
【0027】制御部53は、記憶モードの時は、スイッ
チ61を端子A2と接続させる。記憶モードのときは、
パーソナルコンピュータ4とは接続されていない状態な
ので、スイッチ62は、基本的に、端子B1でも端子B
2でも、どちらに接続されていても問題はない。そこ
で、記録モードの時は、スイッチ62は、デフォルトと
して端子B1と接続される。
【0028】次に、図8のフローチャートを参照して、
GPS装置1の動作について説明する。図8のフローチャ
ートを参照して説明するGPS装置1の動作は、パーソナ
ルコンピュータ4と接続されていない状態、換言すれ
ば、GPSモードまたはPCモードのどちらでもなく、記
憶モードの状態である場合である。
【0029】制御部53は、ステップS1において、パ
ワーボタン37が操作されたか否かを判断する。ステッ
プS1における処理は、パワーボタン37が操作された
と判断されるまで繰り返し行われ(すなわち、パワーボ
タン37が操作されるまで、GPS装置1は状態を維持す
る)、パワーボタン37が操作されたと判断された場
合、ステップS2に進む。ステップS2においてウェイ
クステートであるか否かが判断される。
【0030】ステップS2において、ウェイクステート
であると判断された場合、すなわち、GPS装置1は、既
に電源がオンにされており、ログデータの記憶が実行さ
れている状態で、パワーボタン37が操作されたと判断
された場合、ステップS3に進む。ステップS3におい
て、パワーボタン37が操作されたのは3秒以上である
か否かが判断される。ここでは、3秒を基準値として設
定した場合を例に挙げて説明するが、他の秒数を基準値
として設定しても良い。このような基準値を設けるの
は、ユーザが、GPS装置1の電源をオンまたはオフさせ
るという処理を所望として、パワーボタン37が操作さ
れたのか、後述するステップS7の処理を実行させるた
めに操作されたのか、または、例えば、ユーザのベルト
などに装着されて持ち運びされている際に、ユーザの意
志とは反して操作されてしまった(誤操作)のかを区別
するためである。
【0031】ステップS3において、パワーボタン37
が操作されたのは3秒以上ではないと判断された場合、
誤操作と判断され、何も処理は実行されない。一方、ス
テップS3において、パワーボタン37が操作されたの
は、3秒以上であると判断された場合、ステップS4に
おいて、パワーオフの処理が実行される。
【0032】図9は、ステップS4のパワーオフの処理
の詳細を示すフローチャートである。パワーがオフされ
る際、ステップS21において、まず、アンテナ31か
らの信号の供給が停止される。ステップS22におい
て、エンドフラグが1に設定される。ここで、記憶され
るログデータの構造について説明する。1つのログデー
タは、図10(A)に示すように19バイトの固定長の
データとして構成される。なお、以下に挙げるバイトサ
イズは、一例であり、その他のバイトサイズをとっても
良い。
【0033】19バイトのログデータのうち、1バイト
はフラグのデータが、17バイトはログデータのデータ
本体が、残り1バイトはステータスのデータが、それぞ
れ割り当てられている。フラグデータは、図10(B)
に示すようなデータ構成とされている。1バイトのフラ
グデータのうち、スタートフラグ、エンドフラグ、マー
クフラグ、およびO/Gフラグが、それぞれ1ビットづつ
割り当てられており、残り4ビットが、ELS用として割
り当てられている。
【0034】スタートフラグは、記憶モードの開始によ
り、記憶が開始された最初のログデータであることを示
す場合、値が1に設定され、それ以外のとき(記憶モー
ドが開始されてから2個目以降のログデータであること
を示す場合)、値が0に設定される。同様に、エンドフ
ラグは、記憶モードの開始により、記憶が開始された最
後のログデータであることを示す場合、値が1に設定さ
れ、それ以外のとき、値が0に設定される。
【0035】マークフラグは、マークボタン36が操作
された際(詳細は後述)に、記憶されたログデータであ
ることを示す場合、値が1に設定され、それ以外の場
合、値が0に設定される。
【0036】O/Gフラグの値が1であり、かつ、スター
トフラグが0の場合、そのログデータは記憶時のデータ
ではなく、記憶時より前の時刻において記憶されたデー
タ内で最も新しいデータであることを示し、O/Gフラグ
が0であり、かつ、スタートフラグが0の場合、記憶さ
れたログデータが記憶時のデータであることを示す。O/
Gフラグが1であり、かつ、スタートフラグが1である
場合(すなわち、記憶を開始して一番初めに記憶された
ログデータを示す場合)、記憶が開始されてから終了さ
れるまでのログデータが東京測地系であることを示し、
O/Gフラグが0であり、かつ、スタートフラグが1であ
る場合、記憶が開始されてから終了されるまでのログデ
ータがWGS84(World Geodetic System:全世界測地
系)であることを示す。
【0037】ログデータ本体は、図10(C)に示すよ
うに構成されており、17バイトの内、6バイトは日付
時刻、0.5バイトは緯度経度半球、3.5バイトは緯
度、4バイトは経度、1.5バイトは速度、残り1.5
バイトは方位を、それぞれ示す。
【0038】日付時刻は、UTC(Universal Time Coordi
nated)に基づく、年、月、日、時、分、および秒を示
す。緯度経度半球は、以下の緯度および経度に係わるデ
ータであり、最上位のビットが0の場合、以下の緯度
が、北半球(北緯)であることを示し、1の場合、南半
球(南緯)であることを示し、最上位ビットの次のビッ
トが0の場合、東半球(東経)であることを示し、1の
場合、西半球(西経)であることを示す。
【0039】緯度は、7桁の数字形式で表されたものの
データであり、経度は、8桁の数字形式で表されたもの
のデータである。速度は、3桁の数字で表されたものの
データであり、単位は1Km/hである。また、方位は、
ユーザが進行している方位を示し、北を0度として右回
りに360度まで1度単位で刻まれた、3桁数字で表さ
れたもののデータである。
【0040】図9のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS22において、上述したログデータのうちのエン
ドフラグを1に設定すると、ステップS22において、
記憶処理が行われる。図11は、記憶処理の詳細を示す
フローチャートである。この処理は、上述したログデー
タを作成し、記憶部52(図6)に記憶させるために行
われる。
【0041】ステップS32において、制御部53は、
記憶部52の記憶可能領域を調べ、記憶可能領域が1個
のログデータを記憶させるだけのスペースがあるか否
か、すなわち、この場合、19バイトのスペースがある
か否かを判断する。記憶可能領域が19バイトの空きも
ないと判断された場合、ステップS32に進み、RECラ
ンプ34が点灯される。RECランプ34は、例えば、赤
色であり、記憶可能領域のあきがないためにログデータ
を記憶させることができない間中ずっと、赤く点灯され
続ける。
【0042】一方、ステップS31において、記憶部5
2の記憶可能領域にログデータを記憶するだけの空きが
あると判断された場合、ステップS33に進む。ステッ
プS33において、上述したようなログデータが作成さ
れ、指定された記憶部52のアドレスに記憶される。ス
テップS34において、次のログデータを記憶させるた
めのアドレスの設定が行われる。すなわち、アドレス値
が19だけ加算される。
【0043】このようにして、作成されたログデータが
記憶されると、そのことをユーザに知らせるために、ス
テップS35において、RECランプ34が、0.1秒間
だけ点灯される。ステップS36において、記憶可能領
域が、コーションレベルより小さいか否かが判断され
る。コーションレベルは、記憶部52の記憶可能領域の
大きさ、すなわち、記憶部52の残量が、所定値以下に
なったら、そのことをユーザに知らせる処理を実行する
ために設定されたレベル値である。このコーションレベ
ルは、デフォルトとして、記憶部52の容量(ログデー
タを記憶させるための領域)の10%を切った時点と設
定される。この設定は、後述するように、ユーザによ
り、変更できるようにされている。
【0044】記憶部52の容量としては、例えば、1秒
毎にログデータを記憶していっても7.5時間ぐらいは
記憶できる容量として設定される。このようにして設定
した場合、具体的には、記憶部52の容量は、5130
00(=19バイト×60秒×60分×7.5時間)バ
イトとなる。従って、コーションレベルを容量の10%
として設定した場合、そのレベル値は、51300バイ
トとなる。
【0045】ステップS36において、記憶可能領域が
コーションレベルよりも小さいと判断された場合、ステ
ップS37に進む。ステップS37において、記憶部5
2の記憶可能な容量が、残り少なくなってきたことをユ
ーザに知らせるために、RECランプ34が0.3秒毎
に、継続的に点滅される。さらに、ステップS38にお
いて、ビープ音が出される。ビープ音としては、どのよ
うな音色、音量、メロディーでも良いが、ユーザが聞い
ただけでGPS装置1の状況を判断できるように、状況に
応じて異なるメロディー、音色で出される方が良い。例
えば、記憶部52の容量が残り少なくなった事を知らせ
るビープ音のメロディーとしては、”ピ・ピ・ピ・・・
・”といった連続音である。
【0046】ユーザが、このような記憶部52の記憶可
能な容量が少なくなってきたことを知らせる警告に対し
て何らかの処理、例えば、記憶動作を終了させる(パワ
ーをオンにする)、必要ないログデータを削除するなど
の処理を行わず、ログデータの記憶動作を継続させ、記
憶部52の記憶可能な容量がなくなった場合、GPS装置
1のパワーはオフにされる。このようにすることによ
り、一旦記憶されたログデータは、ユーザによる指示が
ない限り保持され、後でユーザが用いたいと思っていた
ログデータが削除されているといった不都合をなくすこ
とが可能となる。
【0047】一方、ステップS36において、記憶可能
領域がコーションレベルよりも大きいと判断された場
合、ステップS37,S38の処理は省略され、記憶処
理は終了される。
【0048】記憶処理が終了されると、ステップS24
(図9)において、全てのランプがオフの状態にされ
る。すなわち、GPSランプ33、RECランプ34、および
POWERランプ35の点灯または点滅が停止される。そし
て、ステップS25において、パワーオフの処理が終了
したことをユーザに知らせるために、ビープ音が出され
る。ビープ音のメロディーとしては、例えば、”ピ、ピ
ッ”である。
【0049】図8のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS2において、ウェイクステートではないと判断さ
れた場合、ステップS5に進み、スリープステートであ
るか否かが判断される。ステップS5において、スリー
プステートであると判断された場合、ステップS6に進
み、ステップS3の処理と同様に、パワーボタン37が
操作されたのは3秒以上であるか否かが判断される。ス
テップS6において、パワーボタン37が操作されたの
は、3秒以上であると判断された場合、ステップS4に
進む。ステップS4の処理は、既に説明したので、省略
する。
【0050】一方、ステップS6において、パワーボタ
ン37が操作されたのは、3秒以上ではないと判断され
た場合、ステップS7に進み、ウェイクアップ処理が実
行される。図12は、ウェイクアップ処理の詳細を示す
フローチャートである。
【0051】ステップS51において、制御部52は、
ログデータの記憶を開始するための初期設定を行う。初
期設定としては、例えば、スリープステートの状態で
は、アンテナ31で受信された信号の供給が停止されて
いる(アンテナ31への電力の供給が停止されている)
ので、信号を受信できる状態にするなどの設定が行われ
る。
【0052】ステップS52において、ウェイクアップ
の状態であることをユーザに知らせる為に、POWERラン
プ35が緑色で点灯される。POWERランプ35は、状況
に応じ、緑色または赤色で点灯(点滅)するようにされ
ている。同様に、GPSランプ33も、状況に応じ、緑色
または赤色で点灯(点滅)するようにされている。勿
論、他の色で点灯されるようにしても良いが、ここで
は、上述したように、緑色と赤色を用いた場合を例に挙
げて説明する。
【0053】ステップS53において、さらにウェイク
アップの状態になったことをユーザに知らせる為に、ビ
ープ音が出される。ビープ音のメロディーとしては、例
えば、”ピッ”である。
【0054】GPS装置1は、ログデータを記憶できる状
態になると、設定されたウェイクタイムだけ、ウェイク
ステートと同じ状態になり、ログデータの記憶が行われ
る。ウェイクタイムとは、スリープステートの状態を解
除している時間(ウェイクアップステートの継続時間)
を示し、ユーザが後述する処理により設定することも可
能であるし、デフォルトとして、10分(600秒)な
どと設定された値を用いる事も可能である。
【0055】設定されたウェイクタイムが経過するま
で、ログデータの記憶などの所定の処理が実行され、ウ
ェイクタイムが経過すると、再びスリープステートの状
態に戻る。なお、ウェイクタイムが経過すると、スリー
プステートに戻るが、ユーザが、パワーボタン37を操
作した場合にも、スリープステートの状態に戻る。
【0056】ステップS55において、スリープステー
トに戻ることをユーザに知らせるために、POWERランプ
35が4秒ごとに赤色で点滅(スリープステートの状態
である時は、POWERランプは4秒ごとに赤色で点滅す
る)し、GPSランプ33の点灯は、消される。さらに、
ステップS56において、”ピッ”というビープ音が出
される。
【0057】このようにして、スリープステートの時で
あっても、ユーザの所望のときに、所定時間だけ、ログ
データを記憶させる処理を実行させることが可能であ
る。
【0058】図8のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS5において、スリープステートではないと判断さ
れた場合、ステップS8に進み、パワーボタン37が操
作されたのは、3秒以上であるか否かが判断される。ス
テップS8において、パワーボタン37が操作されたの
は、3秒以上ではないと判断された場合、ステップS3
と同様に、その操作は誤操作として処理され、特に所定
の処理は実行されない。
【0059】一方、ステップS8において、パワーボタ
ン37が操作されたのは、3秒以上であると判断された
場合、ステップS9に進む。ステップS2においてウェ
イクステートではないと判断され、ステップS5におい
て、スリープステートでもないと判断されているので、
GPS装置1の状態としては、パワーがオフにされている
状態であると判断できる。そして、そのような状態で、
ユーザがパワーボタン37を操作したということは、パ
ワーをオンさせたいと所望したと判断できるので、ステ
ップS9においては、パワーオンの処理が実行される。
【0060】図13は、パワーオンの処理の詳細を説明
するフローチャートである。ステップS71において、
制御部53は、操作部51から入力された信号により、
パワーボタン37が操作されたことを判断し、パワーオ
ンするための初期設定を行う。ステップS72におい
て、POWERボタン37が緑色で点灯される。
【0061】ステップS73において、スタートフラグ
が1に設定され、O/Gフラグが1または0に設定され
る。O/Gフラグは、上述したように、スタートフラグが
1の場合でかつ東京測地系である場合、1に設定され、
スタートフラグが1の場合でかつWGS84である場合、
0に設定される。このように、フラグが設定されると、
ステップS74において、記憶処理が実行される。この
記憶処理は、図11のフローチャートを参照して既に説
明したので、その説明は省略する。
【0062】ステップS75において、GPS装置1のパ
ワーがオンされたことをユーザに知らせるために、”ピ
ー”というビープ音が出される。そして、ステップS7
6において、スリープタイムが0であるか否かが判断さ
れる。スリープタイムは、ログデータを記憶した時点か
らどれだけの時間、スリープステートの状態にするかを
指定するものであり、換言すれば、どの程度のタイミン
グでログデータを記憶するかを決定するパラメータであ
る。
【0063】スリープタイムが0である場合、すなわ
ち、スリープステートがない状態、従って、ウェイクス
テートの状態が連続する状態に設定されていることを意
味する。一方、スリープステートが0以外の値に設定さ
れている場合、その設定されている間だけスリープステ
ートの状態で、その他の時間は、ウェイクステートの状
態であることを、すなわち、スリープステートとウェイ
クステートが繰り返されることにより、間欠的に(ウェ
イクステートのときだけ)ログデータの記憶が行われる
ことを意味している。ウェイクステートの状態は、最大
ウェイクタイムとして設定された時間だけ継続される。
【0064】スリープタイムや、ウェイクタイムは、ユ
ーザにより設定することが可能であるし、デフォルトと
して例えば、スリープタイムは2分(120秒)、ウェ
イクタイムは10分(600秒)として設定しておくこ
とも可能である。
【0065】ステップS76において、スリープタイム
が0ではないと判断された場合、ステップS77に進
み、間欠動作の処理が実行される。図14は、間欠動作
の処理の詳細を説明するフローチャートである。ステッ
プS91において、ウェイクタイムをカウントするカウ
ンタ部55(図6)のカウンタ値が、設定されているウ
ェイクタイムの時間に設定される。
【0066】ステップS92において、GPSデータを取
得する。GPSデータは、1秒ごとに取得される。そのデ
ータは、衛星からの信号を受信したものである場合は、
そのデータがNEWデータとして用いられるが、衛星から
の信号が受信できなかった場合においても、衛星からの
信号で得られた最も新しいデータをOLDデータとして用
いられるようになっている。そこで、ステップS93に
おいては、ステップS92において得られたGPSデータ
は、新しいデータ(衛星からの信号により得られた)デ
ータであるか否かが判断される。
【0067】ステップS93において、新しいデータで
はないと判断された場合、ステップS94に進む。ステ
ップS94において、カウンタ部55のカウンタ値が1
だけ減算される。すなわち、1秒だけ減算される。そし
てステップS95において、カウンタ値が0であるか否
かが判断される。換言すれば、ウェイクタイムが経過し
たか否かが判断される。ステップS95において、カウ
ンタ値が0ではないと判断された場合、ステップS92
に戻り、それ以降の処理が繰り返され、カウンタ値が0
であると判断された場合、ステップS97に進む。
【0068】一方、ステップS93において新しいデー
タであると判断された場合、ステップS96に進む。ス
テップS96の記憶処理は、既に説明したので、その説
明は省略する。記憶処理が終了されると、ステップS9
7に進み、設定されたスリープ時間だけ、スリープステ
ートで待機される。すなわち、間欠動作のときは、ウエ
イクステートになってから、衛星からの信号によりGPS
データが得られた時点で、記憶処理が行われ、そして、
すぐにスリープステートの状態に戻る。このように、新
しいデータが得られたらすぐにスリープステートの状態
に戻ることにより、電力の無駄な消耗を省くことができ
る。
【0069】例えば、設定されたスリープステートの継
続時間(スリープタイム)が2分であり、ウェイクステ
ートの継続時間(ウェイクタイム)が1分である場合、
室内など、衛星からの信号を受信できない状態のときに
は、3分ごとにログデータの記憶が行われることにな
る。それに対し、野外などで衛星からの信号を受信しや
すい状態で、ウェイクステートになってから1秒目でロ
グデータが記憶されれば、約2分毎にログデータが記憶
されることになる。
【0070】なお、ウェイクステート中に、一度も衛星
からの信号を受信できなかった(NEWデータを得られな
かった)場合、ステップS96の処理が一度も行われな
いことになるので、ログデータの記憶は行われない。
【0071】ステップS97において、設定されたスリ
ープタイムだけスリープステートで待機されたら、ステ
ップS91に戻り、再びウェイクステートの状態とな
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0072】このようなフローチャートの処理は、パワ
ーボタン37が操作されたとき、記憶部52の記憶可能
領域がなくなったとき、電力供給部54から供給される
電力(バッテリーの容量)がなくなったときなどに、割
り込み処理として終了され、それぞれの状況に応じた処
理が実行される。
【0073】図13のフローチャートの説明に戻り、ス
テップS76において、スリープタイムが0に設定され
ていると判断された場合、ステップS78に進み、連続
動作の処理が実行される。図15は、連続動作の処理の
詳細を説明するフローチャートである。ステップS11
1において、インターバルタイムをカウントするカウン
タ値が、設定されているインターバルタイムの時間に設
定される。インターバルタイムは、ログデータの記憶密
度を設定するものであり、1秒乃至1時間までの間で任
意に設定される。デフォルトの値としては、例えば、5
秒であり、5秒毎に、ログデータが記憶されることを意
味している。
【0074】ステップS112乃至ステップS116の
処理は、図14のステップS92乃至S96と同様の処
理なので、その説明は省略する。ステップS116にお
ける記憶処理が終了されると、ステップS117におい
て、残りのカウンタ値だけ待機状態(ログデータの記憶
などの処理を行わない状態)とされる。例えば、インタ
ーバルタイムが5秒として設定されていた場合、5秒間
待機状態であり、その後、ログデータの記憶が行われ、
再び5秒間の待機機状態になるといった動作が繰り返さ
れる。ステップS117における待機状態が終了される
と、ステップS111に戻り、それ以降の処理が繰り返
される。
【0075】なお、ログデータは、衛星からの信号を受
信できた時のみ記録され、受信できなかったときは、記
録せずに、待機状態となる。また、インターバルタイム
が、1分を越える時間で設定されている場合、待機状態
は、スリープモードとして待機する。このことにより、
連続動作であっても、間欠動作と同様に電力の消耗を防
ぐことができる。
【0076】図15に示した連続動作の処理を説明する
フローチャートの処理は、間欠動作の処理と同様に、パ
ワーボタン37が操作されたとき、記憶部52の記憶可
能領域がなくなったとき、電力がなくなったときなど
に、割り込み処理として終了される。
【0077】次に、マークボタン36が操作された際の
処理について説明する。マークボタン36は、記録モー
ドの場合で、ウェイクステートまたはウェイクアップス
テートのときに、操作されると所定の処理が実行され
る。ウェイクステート、ウェイクアップステート、どち
らの状態であっても、GPS測位中の状態とGPS測位不可の
状態(アンテナ31により衛星からの信号を受信してい
る状態と受信していない状態)とが存在する。
【0078】GPS測位中であるときに、マークボタン3
6が操作された場合、操作された時点での位置情報や時
刻情報がログデータとして記憶される。この際、記録モ
ードのときに設定されてるインターバルタイムなどと
は、全く無関係に行われる。すなわち、ログデータを記
憶するタイミングでなくても、マークボタン36が操作
された時点で、ログデータは記憶される。GPS測位不可
である状態のときも同様であるが、GPS測位不可である
ので、新しいデータでの位置情報を含むログデータを記
憶(作成)することができない。そこで、衛星からの信
号により得られたデータのうち、最も新しい位置情報
(OLDデータ)を含むログデータが作成される。
【0079】時刻情報は、カウンタ部55から供給され
る。カウンタ部55は、時刻も管理しており、衛星から
の信号を受信することができたときは、その信号による
時刻を基に、自己が管理している時刻を補正しする。ま
た、カウンタ部55は、衛星からの信号が得られないと
きに、マークボタン36が操作された際には、自己が管
理している時刻情報を制御部53に提供する。制御部5
3は、提供された時刻情報を含むログデータを作成し、
記憶部52に記憶させる。
【0080】このようにして、マークボタン36が操作
されたことにより記憶されるデータには、マークフラグ
が立てられて(値が1として設定されて)記憶される。
また、OLDデータを含むログデータの場合は、O/Gフラグ
の値が1とされて記憶される。
【0081】上述した処理によるログデータの記憶につ
いて、図16乃至図18のタイミングチャートを参照し
て、さらに説明する。図16は、記録モード時の連続動
作によるログデータの記憶を説明するタイミングチャー
トである。所定の時刻において、パワーボタン37が操
作されることにより、GPS装置1のパワーがオンにされ
ると、スタートフラグが1に設定され、ログデータの記
憶が開始される。連続動作によるログデータの記憶は、
設定されたインターバルタイムの周期毎に行われる。
【0082】従って、図16において、P0とP1、P
1とP2、・・・、P5とP6の時間間隔は同一であ
る。GPSランプ33は、衛星からの信号を正常に受信し
ているときは緑色に点灯し、信号を正常に受信していな
いときは赤色に点灯している。所定のインターバルタイ
ムでのタイミングのとき、正常に信号を受信していれば
(GPSランプ33が緑色に点灯していれば)、ログデー
タが記憶される(P0,P1,P3,P5,P6)が、
正常に信号を受信していなければ(GPSランプ33が赤
色に点灯していれば)、ログデータは記憶されない(P
2,P4)。
【0083】ログデータが正常に記憶されるときは、RE
Cランプ34が赤く点灯されるが、記憶されないとき
は、RECランプ34は点灯されない。このように、ログ
データの記憶が行われているとき、パワーボタン37が
操作され、パワーオフが指示されると、エンドフラグ付
きのログデータが記憶され、ログデータの記憶動作が終
了される。スタートフラグが記憶されてからエンドフラ
グが記憶されるまでの間、POWERランプ35は、緑色に
点灯し続けている。
【0084】次に、図17のタイミングチャートを参照
して、記録モード時の間欠動作によるログデータの記憶
について説明する。連続動作の場合と同様に、パワーオ
ンのときにはスタートフラグが、パワーオフのときには
エンドフラグが、それぞれ立てられたログデータが記憶
される。また、GPSランプ33は、信号を正常に受信し
ているときは緑色に、信号を正常に受信していないとき
は赤色に、それぞれ点灯される。さらに、間欠動作時に
は、ウェイクステート(POWERランプ35が緑色で点
灯)と、スリープステート(POWERランプ35が赤色で
点滅)とが交互に繰り返され、ウェイクステート時に
は、GPSランプ33は、上述したように信号の受信状態
に応じて緑または赤で点灯し、スリープステート時には
GPSランプ33は消灯される。
【0085】ウェイクステート時に、衛星からの信号を
正常に受信していれば、ログデータの記憶が行われる
(P0,P1,P3)。しかしながら、ウェイクステー
ト時(ウェイクタイムが経過する間)に、衛星からの信
号を正常に受信できなければ、ログデータの記憶は行わ
れない(P2)。また、記憶が行われるとすぐに、スリ
ープステートの状態になる。このように、間欠動作の場
合は、バッテリーの消耗を防ぐために、スリープステー
トの状態にすぐになるように設定されている。
【0086】次に、図18のタイミングチャートを参照
して、記録モード時の間欠動作時に、マークボタン36
が操作された場合のログデータの記憶を説明する。ユー
ザは、マークボタン36を操作する前に、GPS装置1の
状態、すなわち、ステートを認識する必要がある。さら
に換言すると、GPS装置1はパワーがオンされた状態で
あるか、パワーがオンされた状態であるならば、ウェイ
クステートであるのかスリープステートであるのかを認
識する必要がある。
【0087】これらの認識は、POWERランプ35を見る
ことにより行うことが可能である。まずユーザは、POWE
Rランプ35を見て、ランプが点灯していなければ、パ
ワーがオンになっていないことを認識し、パワーボタン
37を操作してGPS装置1のパワーをオンの状態にさせ
る。また、ユーザは、POWERランプ35が、4秒周期で
連続的に赤色で点滅している場合、スリープステートの
状態であることを認識し、パワーボタン37を操作(3
秒以内の操作)し、GPS装置1をウェイクアップの状態
にさせる。
【0088】図18では、そのような状態を示してお
り、スリープステートの状態のとき、ユーザがパワーボ
タン37を操作し、ウェイクアップステートの状態にさ
れる。ウェイクアップの状態にされると、GPSランプ3
3は、点灯を始めるが、上述したように、信号を受信し
ているときは緑、していない時は赤に点灯する。ユーザ
は、GPSランプ33が緑色に点灯していることを確認
し、マークボタン36を操作する。ユーザがマークボタ
ン36を操作するときは、その時点での位置情報を記憶
させておきたいときである。従って、原則的には、GPS
ランプ33が緑色に点灯しているときに操作されるもの
である。
【0089】そして、マークボタン37が操作される
と、その時点での位置情報が記憶される。図18に示し
たタイミングチャートでは、GPSランプ33が緑色に点
灯している時にマークボタン36が操作された時を示し
ている。しかしながら、GPSランプ33が赤色に点灯し
ているときでも、ユーザがマークボタン36を操作する
場合があることが想定される。
【0090】そのような場合、ユーザは、GPSランプ3
3が赤色に点灯している、従って、位置情報は得られな
いことを承知してマークボタン36を操作すると考えら
れ、せめて時間だけでもマーク(記憶)させておきたい
と所望していると考えられる。そのような場合、最も新
しいログデータの位置情報に、カウンタ部55が管理し
ている時刻情報を含め、オールドフラグ(O/Gフラグを
1として)を付加したログデータを記憶する。従って、
位置情報は、マークボタン36が操作されて時点でのデ
ータではないが、時刻情報は、カウンタ部55から供給
される時刻情報なので、その時点での時刻情報が記憶さ
れることになる。
【0091】このようにマークボタン36が操作される
ことにより、何かしらの情報が記憶される場合、その情
報にはマークフラグが立てられて(値が1と設定され
て)記憶される。
【0092】マークボタン36が操作され、ログデータ
の記憶が終了されても、予め設定されたウェイクタイム
が経過するまで、または、ユーザによりパワーボタン3
7が操作されるまで、ウェイクアップステートの状態が
継続される。図18では、ウェイクタイムが経過する前
に、ユーザがパワーボタン37を操作した例を示してい
る。
【0093】ところで、GPS装置1は、上述したような
ログデータを記憶する動作を行うとき(単体で動作して
いるとき)、その電力は、バッテリー(電池蓋40を外
すと装着されいる)により供給されている。従って、バ
ッテリーの容量が少なくなり、しまいには、ログデータ
の記憶などの動作を実行できなくなる状態になることが
考えられる。そのため、そのような状態になる前に、ユ
ーザにバッテリーの容量が残りわずかになっていること
を知らせる必要がある。
【0094】そこで、制御部53(図6)は、常にバッ
テリーの容量を把握しており、残量が所定の容量以下、
例えば、全容量の10%以下になったと判断すると、”
ピ・ピ・ピ・・・”という警告を示すビープ音を連続的
に出す。さらに、POWERランプ35を0.3秒周期で赤
色で連続点滅させる。この点滅は、バッテリーの容量が
なくなり、動作不可能な状態になるか、または、ユーザ
によりパワーがオフな状態にされるまで継続して行われ
る。なお、どれだけの容量になったら警告を出すかとい
った設定は、ユーザが設定することも可能である。
【0095】このようにして記憶部52に記憶されたロ
グデータは、パーソナルコンピュータ4にUSBポート4
1を介して供給される。USBより、パーソナルコンピュ
ータ4とGPS装置1とが接続された場合、パーソナルコ
ンピュータ4からGPS装置1に対して電力が供給され
る。このように、USBによりパーソナルコンピュータ4
と接続された際の、GPS装置1の動作について、図19
のフローチャートを参照して説明する。
【0096】ステップS131において、制御部53
は、USBポート42にUSBケーブル(不図示)が接続され
たか否かを判断する。USBポート42にUSBケーブルがUS
Bケーブルが接続されたと判断されるまで、ステップS
131の処理は繰り返される。パーソナルコンピュータ
4が接続されると、上述したように、パーソナルコンピ
ュータ4からGPS装置1へ電力が供給されるわけだが、
パーソナルコンピュータ4の電力の無駄な消耗を防ぐた
めに、GPS装置1が必要とされている時以外には、電力
が供給されないようにする。そこで、ステップS132
において、パーソナルコンピュータ4にGPS装置1を必
要とする所定のアプリケーションが立ち上がっているか
否かが判断される。
【0097】ステップS132において、パーソナルコ
ンピュータ4に所定のアプリケーションが立ち上がって
いないと判断された場合、ステップS133において、
GPS装置1は、ウェイクステイト(ウェイクアップ時の
ウェイクステートの状態も含む)の状態であるか否かが
判断される。ステップS133において、ウェイクステ
ートであると判断された場合、ステップS135に進
み、ウェイクステートではないと判断された場合、ステ
ップS134に進む。
【0098】ステップS134において、GPS装置1の
状態は、スリープステートであるか否かが判断される。
ステップS134において、スリープステートであると
判断された場合ステップS135に進む。ステップS1
35に来る場合は、ステップS133でウェイクステー
トであると判断された場合、または、ステップS134
においてスリープステートであると判断された場合であ
る。すなわち、GPS装置1のパワーがオンにされている
状態である。
【0099】ユーザがパーソナルコンピュータ4とGPS
装置1を接続させるときは、GPSモードまたはPCモー
ドでGPS装置1を用いたときであると想定できる。従っ
て、記憶モードであるウェイクステートやスリープステ
ートの状態は終了させる必要がある。そこで、ステップ
S135においては、パワーオフの処理が実行される。
このパワーオフの処理は、既に説明したので、その説明
は省略する。
【0100】ステップS134において、スリープステ
ートではないと判断された場合、換言すれば、GPS装置
1のパワーはオフにされていると判断された場合、この
フローチャートの処理は終了される。
【0101】一方、ステップS132において、パーソ
ナルコンピュータ4に所定のアプリケーションが立ち上
がっていると判断された場合、ステップS136に進
み、GPSモードの処理が実行される。図20はGPSモード
処理の詳細を説明するフローチャートである。
【0102】ステップS151において、GPS装置1はG
PSモードとして処理を開始するための初期設定を行う。
初期設定としては例えば、スイッチ61,62(図7)
の切り換え、パーソナルコンピュータ4からの電力供給
を受け入れる為の設定処理などである。ステップS15
2において、GPSデータの取得が開始される。ステップ
S153において、スイッチ61,62が切り換えられ
ることにより、アンテナ31で受信された信号の情報
は、USBポート42を介してパーソナルコンピュータ4
に対して出力される。
【0103】ステップS154において、パーソナルコ
ンピュータ4から出力されたデータを入力したか否かが
判断される。基本的に、GPSモードの時は、GPS装置1か
らパーソナルコンピュータ4に対して位置情報や時刻情
報を提供するだけであり、パーソナルコンピュータ4か
らGPS装置1に対して出力されるデータはない。従っ
て、ステップS154において、パーソナルコンピュー
タ4からGPS装置1に対して出力されたデータがあると
判断される場合は、ユーザがパーソナルコンピュータ4
により、GPS装置1を操作することを所望としている、
換言すれば、PCモードへの切り替えを所望していると
判断することができる。そこで、ステップS154にお
いて、パーソナルコンピュータ4からのデータがあると
判断された場合、ステップS155に進む。
【0104】ステップS155において、パーソナルコ
ンピュータ4からデータは、PCモードへの切り替えを
指示するものであるか否かが判断される。ステップS1
55において、パーソナルコンピュータ4からのデータ
は、PCモードへの切り換え指示ではないと判断された
された場合、GPS装置1には関係ないデータであったと
判断し、ステップS156に進む。ステップS156
は、ステップS154において、パーソナルコンピュー
タ4からのデータはないと判断された場合にも来るステ
ップである。
【0105】ステップS156において、所定のアプリ
ケーションは立ち上がっているか否かが判断される。図
20に示したGPSモード処理(図19のステップS13
6の処理)にフローが進んできたということは、パーソ
ナルコンピュータ4において、GPS装置1をGPSアンテナ
として用いるアプリケーションが立ち上がっていると判
断されたときであり、そのアプリケーションが継続的に
立ち上がっているか否かを常に管理することがステップ
S156の処理を設けた目的である。
【0106】このような管理を行うことは、アプリケー
ションが立ち上がっていないとき、換言すれば、GPS装
置1を必要としていないときには、無駄な電力の消耗を
防ぐ為に、GPS装置1のパワーをオフにする。GPS装置1
のパワーをオフにすることで、パーソナルコンピュータ
4からの無駄な電力の供給が断ち切られ、もって、パー
ソナルコンピュータ4の電力の消耗を防ぐことが可能と
なる。
【0107】従って、ステップS156において、所定
のアプリケーションが立ち上がっていないと判断された
場合、ステップS157に進み、GPS装置1のパワーが
オフにされる。一方、ステップS156において、アプ
リケーションは立ち上がっていると判断された場合、ス
テップS152に戻り、それ以降の処理が繰り返される
(GPSモードが継続される)。
【0108】一方、ステップS155において、入力さ
れたデータは、PCモードへの切り換え指示を示すもの
であると判断された場合、ステップS158に進み、P
Cモード処理が実行される。図21は、PCモード処理
の詳細を説明するフローチャートである。ステップS1
71において、パーソナルコンピュータ4からのデータ
はあるか否かが判断される。ステップS171におい
て、パーソナルコンピュータ4からのデータはないと判
断された場合、ステップS172に進む。
【0109】ステップS172において、パーソナルコ
ンピュータ4にGPS装置1に関係するアプリケーション
が立ち上がっているか否かが判断される。この処理は、
上述した図20のステップS156の処理と同様の処理
なので、その説明は省略する。このように、どのような
モードであっても、GPS装置1に関するアプリケーショ
ンが立ち上がっているか否かを、常に判断することによ
り、パーソナルコンピュータ4およびGPS装置1の電力
の無駄な消耗を防ぐことができる。
【0110】ステップS172において、所定のアプリ
ケーションが立ち上がっていると判断された場合、ステ
ップS171に戻り、それ以降の処理が繰り返され(P
Cモードが継続され)、所定のアプリケーションが立ち
上がっていないと判断された場合、ステップS157
(図20)に進み、GPS装置1のパワーがオフにされ
る。
【0111】一方、ステップS171において、パーソ
ナルコンピュータ4からのデータがあると判断された場
合、そのデータは、GPSモードへの切り換えを指示する
コマンドであるか否かが判断される。ステップS171
において、GPSモードへの切り替えを指示するコマンド
であると判断された場合、ステップS174に進み、GP
Sモード処理が実行される。GPSモード処理は、図20に
示したフローチャートの処理であるので、ステップS1
74における処理は、ステップS151(図20)に戻
り、それ以降の処理が繰り替えされる処理である。
【0112】ステップS173において、GPSモードへ
の切り替えを指示するコマンドではないと判断された場
合、ステップS175に進み、パーソナルコンピュータ
4からのコマンドの解析、実行処理が実行される。図2
2は、パーソナルコンピュータ4からのコマンドの解
析、実行処理の詳細を説明するフローチャートである。
【0113】ステップS201において、リセットの指
示か否かが判断され、リセットの指示であると判断され
た場合、ステップS202に進む。ステップS202に
おいて、リセット処理の実行される。GPS装置1は、上
述したように、例えばスリープタイムやウェイクタイム
といったパラメータが複数あり、ユーザが所望のパラメ
ータ値を設定することができる。リセット処理では、そ
のように設定されたパラメータ値などが、デフォルトと
して設定されていたパラメータ値に設定し直される。
【0114】ステップS201において、リセットの指
示ではないと判断された場合、ステップS203に進
み、USBからの電力に関するコマンドであるか否かが判
断される。ステップS203において、USBからの電力
に関するコマンドであると判断された場合、ステップS
204に進み、そのコマンドに従い、USBからの電力が
オンまたはオフの状態に設定される。
【0115】ステップS203において、USBからの電
力に関するコマンドではないと判断された場合、ステッ
プS205に進み、アンテナ31の電力に関するコマン
ドであるか否かが判断される。ステップS205におい
て、アンテナの電力に関するコマンドであると判断され
た場合、ステップS206に進み、そのコマンドに従
い、アンテナへの電力の供給がオンまたはオフにされ
る。
【0116】ステップS205において、アンテナの電
力に関するコマンドではないと判断された場合、ステッ
プS207に進み、IDの出力指示であるか否かが判断さ
れる。ステップS207において、IDの出力指示である
と判断された場合、ステップS208に進み、GPS装置
1自身のIDが出力される。IDは、GPS装置1に固有に付
けられた識別コードである。
【0117】ステップS207において、IDの出力指示
ではないと判断された場合、ステップS209に進み、
記憶部52からのダンプ指示であるか否かを判断する。
ステップS209において、記憶部52からのダンプ指
示であると判断された場合、ステップS210に進み、
ダンプ処理が開始される。ダンプは途中で中止させるこ
とが可能である。そのため、ステップS209でランプ
指示ではないと判断された場合、ステップS211に進
み、ダンプ中止の指示であるか否かが判断される。
【0118】ステップS211において、ダンプ中止の
指示であると判断された場合、ステップS212に進
み、ダンプ中止の処理が実行される。ステップS211
において、ダンプ中止の指示ではないと判断された場
合、ステップS213に進み、記憶部52からの読み出
し指示であるか否かが判断される。ステップS213に
おいて、読み出し指示であると判断された場合、ステッ
プS214に進み、コマンドに対応した所定のデータが
読み出される。
【0119】ステップS213において、記憶部52か
らの読み出し指示ではないと判断された場合、ステップ
S215に進み、記憶部52へのデータの書き込み指示
であるか否かが判断される。ステップS215におい
て、記憶部52への書き込み指示であると判断された場
合、ステップS216に進み、記憶部52へ、コマンド
に対応したデータが書き込まれる。
【0120】図22に示したコマンドの解析は、一例で
あり、その他にも、種々の処理を実行させるためのコマ
ンドが用意されている。従って、図22に示したパーソ
ナルコンピュータ4からのコマンドの解析、実行処理の
フローチャートの処理は、それらのコマンドの内の、ど
のコマンドであるかを解析し、その解析結果に応じた処
理を実行するためのものである。
【0121】このような処理は、コマンドが入力される
毎に行われる。従って、図22のフローチャートの処理
が終了されると、図21のステップS171に戻り、そ
れ以降の処理が繰り返される。さらに、図21のフロー
チャートの処理が終了されると、図20のステップS1
57に進み、GPS装置1のパワーがオフにされる。ま
た、図20のフローチャートの処理が終了されると、図
19ののフローチャートの処理も終了される。GPS装置
1とパーソナルコンピュータ4がUSBにより接続されて
いる時には、図19乃至図22のフローチャートを参照
して説明したような処理が行われる。
【0122】図22のフローチャートの処理におけるコ
マンドをパーソナルコンピュータ4から出力させるに
は、ユーザは、パーソナルコンピュータ4のディスプレ
イ19上に表示された画面から、所望のコマンドが出力
されるような操作を行う必要がある。図23は、そのよ
うな操作画面の一例を示す図である。
【0123】ディスプレイ19上には、GPS装置1の動
作を決定するパラメータを操作(設定)するための設定
ウィンドウ71が表示されている。設定ウィンドウ71
は、主に、動作設定部72、メモリ設定部73、および
バッテリー設定部74の3部分から構成されている。動
作設定部72は、ログの記録間隔を設定する間隔設定部
75と、ウェイクアップの有効時間を設定する有効時間
設定部76とから構成されている。
【0124】メモリ設定部73は、メモリ(記憶部5
2)の容量が何パーセント以下になったら、そのことを
知らせるアラーム表示させるかを設定する部分と、メモ
リに記憶されているログデータを全て消去(クリア)す
る時に操作されるクリアボタン77から構成されてい
る。上述したように、記憶部52に記憶されたログデー
タは、ユーザの指示により、消去されない限り、記憶さ
れつづけるので、記憶可能容量を確保するために、ユー
ザは、このクリアボタン77を定期的に操作し、記憶部
52をクリアする必要がある。
【0125】バッテリー設定部74は、バッテリーの残
量が何パーセント以下になったらアラーム表示を行うか
を設定する為の部分である。設定ウィンドウ71の下部
には、設定したパラメータを標準(デフォルト)の値に
戻す時に操作されるボタン78−1、設定したパラメー
タで設定完了であるというときに操作されるボタン78
−2、および、設定を行わずに、または設定したパラメ
ータを反映させたくないときに、そして、設定ウィンド
ウ71を閉じたい時に操作されるボタン78−3の3個
のボタンが備えられている。
【0126】各設定部におけるパラメータを設定するた
めには、ユーザは、カーソル79を、所望の部分にマウ
ス16(図2)などを操作させることにより移動させ、
クリックなどの所定の操作をすることにより行うことが
可能である。例えば、ユーザがマウス16を用いて、カ
ーソル79を間隔設定部75の部分に移動させ、クリッ
クした場合、図24に示すように、プルダウンメニュー
81が表示される。プルダウンメニュー81には、ログ
の記録の間隔として設定できる値が表示され、表示され
きれていない部分を表示させるために操作されるスクロ
ールバーが右側に表示されている。
【0127】例えば、ログの記録間隔として設定される
値としては、1秒、3秒、5秒、10秒、30秒、1
分、3分、5分、10分、30分、60分(1時間)の
11通りである。勿論他の時間を設定できるように、プ
ルダウンメニュー81に表示されるようにしても良い。
ユーザは、ログを記録させる状況を考慮し、所望の時間
を選択する。例えば、歩いているときにログを記憶させ
る時には、その移動速度は速くはないので、10分とか
30分などの比較的長い時間(周期)を選択し、車で移
動しているときにログを記憶させる時には、その移動速
度は早いので、こまめに記録されるように30秒とか1
分などの比較的短い時間を選択する。
【0128】他のパラメータも同様の仕方により設定す
ることが可能である。勿論、プルダウンメニュー81に
表示された値のみを選択するのではなく、直接、設定部
分にカーソル81を移動させ、表示されている数字を替
えることも可能である。
【0129】設定されたパラメータに関するデータは、
ボタン78−2が操作されることにより、パーソナルコ
ンピュータ4からGPS装置1に対して出力される。この
場合、GPS装置1においては、古いパラメータ値を新た
に設定されたパラメータ値に書き換えるわけであるの
で、記憶部52への書き込み指示を受けることになる。
すなわち、図22のフローチャートのステップS215
において、記憶部52への書き込みの指示であると判断
され、ステップS216に進み、パラメータ値の書き込
み処理が実行される。
【0130】このようなパーソナルコンピュータ4とGP
S装置1との間でデータの授受が行われている際、何ら
かの原因でエラーが発生した場合、図25に示したよう
なエラーメッセージが、ディスプレイ19上に表示され
る。
【0131】設定ウィンドウ71は、図23に示したデ
ザインに限らず、どのようなデザインでも良い。また、
GPS装置1を操作、設定するための複数の設定ウィンド
ウが用意されており、特に図示はしないが、例えば、GP
S装置1の記憶部52のログデータをパーソナルコンピ
ュータ4のHDD18(図2)に記憶(ダンプ)させる時
のウィンドウなどがある。ユーザがダンプさせる為の操
作するウィンドウを開き、所定の操作し、ダンプを実行
させた場合、図26に示したような、データ転送中であ
ることを知らせるウィンドウがディスプレイ19上に表
示される。
【0132】図26に示したようなウィンドウが表示さ
れているときに、ユーザがキャンセルボタンを操作した
場合、GPS装置1においては、図22のステップS21
1の処理により、ダンプ中止の指示であると判断し、ス
テップS212において、ダンプ処理が中止される。そ
の結果、図26に示したデータ転送中を示すウィンドウ
は表示されなくなる。
【0133】このように、GPS装置1は、位置情報や時
刻情報を含むログデータを記憶し、パーソナルコンピュ
ータ4に、その記憶されたログデータを供給することが
可能である。パーソナルコンピュータ4において、ユー
ザは、この供給されたログデータとデジタルカメラ2
(図1)で撮像され、フロッピーディスク3に記憶され
た画像データとを関連付けて編集することができる。
【0134】デジタルカメラ2は、例えば、JEIDA(Jap
an Electronic Industry Development Association)が
定義したデジタルカメラのフォーマット形式DCF(Desig
n rule for Camera File)に基づき、撮影日時が、各画
像データ毎に記録されるようになっている。即ち、図2
7に示すように、デジタルカメラ2で撮像された画像の
画像ファイルは、主に、ヘッダーと画像データ本体から
構成されており、そのヘッダーには、画像データ本体に
記録されている画像に関するデータが記録され、その内
の1つのデータとして、撮像日時が記録されている。
【0135】ここで、デジタルカメラ2により撮像され
た画像の撮像場所を特定する際の、パーソナルコンピュ
ータ4の動作について、図28のフローチャートを参照
して説明する。ステップS231において、パーソナル
コンピュータ4はUSBを介して接続されているGPS装置1
からログを読み出す。読み出されたログは、例えば、RA
M13(図2)に記憶される。記憶される際、ログデー
タは、時刻順に昇順で配列されて記憶される。さらに、
1つ1つのログデータに、0から始まるカウンタ値が付
せられる。パーソナルコンピュータ4に記憶されたログ
の一例を、図29に示す。
【0136】図29に示したログは、32個のログデー
タから構成されている。ログは、GPS装置1の電源がオ
ンにされてからオフにされるまでに記録されたログデー
タの集まりであり、換言すれば、スタートフラグが1の
ログデータからエンドフラグが1までのログデータから
構成されている。図29では、ログデータ本体の部分に
記録されているデータのうち、時刻のみを示し、”1
0:18:00”乃至”10:33:30”まで、30
秒ごとに、ログデータが記録された例を示している。ま
た、このログデータ本体に記録されている時刻データを
基に、時刻順に配列し、0乃至31のカウンタ値が付せ
られている。
【0137】ステップS232において、処理対象とな
る1画像データが読み込まれる。この読み込みは、ま
ず、FDD17にセットされた、デジタルカメラ2により
撮像された画像データが記録されているフロッピーディ
スク3(携帯用半導体メモリ5や通信を用いても良い)
から、図27に示したようなデータ構造をもつ画像デー
タがRAM13、または、HDD18に読み込まれ、記憶され
る。この際、フロッピーディスク3から、全ての画像デ
ータを読み出し、例えば、RAM13に記憶させた後、処
理対象となる1画像データをRAM13から読み出すよう
にしても良いし、フロッピーディスク3から1画像デー
タづつ読み出すようにしても良い。
【0138】ステップS233において、処理対象とな
るログデータのカウンタ値が初期値である0に設定され
る。ステップS234において、カウンタ値が全ログデ
ータ数+1よりも小さいか否かが判断される。換言すれ
ば、全てのログデータがステップS234以下の処理の
処理対象となったか否かが判断される。この場合、カウ
ンタ値が0に設定されたばかりであるので、カウンタ値
は全ログデータ数+1より大きくはないと判断され、ス
テップS235に進む。
【0139】ステップS235において、プレログがカ
ウンタ値に、ネクストログがカウンタ値+1に、それぞ
れ設定される。なお、プレログとネクストログは、それ
ぞれ時刻的に隣り合うログデータ(カウンタ値が隣り合
う)であり、プレログの方が、ネクストログより時刻的
に1つ前の時刻を示すログデータとする。ステップS2
36において、プレログが示す時刻が撮影日時よりも以
前であるか否かが判断される。すなわち、プレログが示
す時刻が、ステップS232において読み込まれた、処
理対象となっている画像データに含まれる撮影日時より
も以前を示す時刻であるか否かが判断される。
【0140】ステップS236において、プレログが示
す時刻が撮影日時以前であると判断された場合、ステッ
プS237に進み、ネクストログが示す時刻が、撮影日
時よりも後を示す時刻であるか否かが判断される。ネク
ストログが撮影日時よりも後を示す時刻ではないと判断
された場合、ステップS238に進み、カウンタ値が1
だけ加算され、その新たなカウンタ値のログデータに対
して、ステップS234以下の処理が繰り返される。
【0141】一方、ステップS237において、ネクス
トログが示す時刻が撮影日時より後を示す時刻であると
判断された場合、ステップS239に進む。ステップS
239において、撮影場所の推測が行われる。ここで、
図30を参照して撮影場所の推測の仕方について説明す
る。撮影日時が「10:32:40」である場合、ま
ず、プレログのカウンタ値が0乃至28(時刻「10:
18:00」乃至時刻「10:32:00」)のログデ
ータまで、ステップS236の処理でプレログの示す時
刻が撮影日時以前であると判断されるが、ステップS2
37において、ネクストログが示す時刻が撮影日時の後
ではないと判断されるので、ステップS234乃至S2
38の処理が繰り返されることになる。
【0142】そして、カウンタ値が29になったとき
(即ち、プレログの示す時刻は「10:32:30」で
あり、ネクストログが示す時刻は「10:33:00」
のとき)、ステップS236の処理で、プレログの示す
時刻が撮影日時の時刻よりも以前であると判断され、ス
テップS237の処理で、ネクストログが示す時刻が撮
影日時よりも後であると判断されるので、ステップS2
39の処理で撮影場所の推測が行われることになる。こ
のような状態が、図30に示した状態である。即ち、撮
影日時が2つのログデータの間に位置する状態である。
【0143】この場合、撮影日時が「10:32:4
0」であり、その前のログデータが示す時刻が「10:
32:30」、その後のログデータが示す時刻が「1
0:33:00」である。図30に示したように、時間
軸上に、2つのログデータと撮影日時を表す点を、それ
ぞれプロットすると、撮影日時を示す点は、ログデータ
を示す2つの点を内分する点であると考えられる。そこ
で、撮影日時を示す点は、2つのログデータを示す点を
1:2に内分する点であると考えると、2つのログデー
タの位置情報から、撮影日時の位置情報を推測すること
ができる。
【0144】この場合、時刻「10:32:30」のロ
グデータの位置情報は、「N42°32’35”」,
「E135°12’20”」であり、時刻「10:3
3;00」のログデータの位置情報は、「N42°3
5’35”」,「E135°00’40”」である。撮
影場所の北緯(N)は、2つのログデータの位置情報
を、1対2に内分するということから、「N42°3
3’35”」と推測される。また、撮影場所の東経
(E)は、2つのログデータの位置情報を、1対2に内
分するといこうことから、「E135°04’20”」
と推測される。ステップS239においては、このよう
な推測により、撮影日時に対応する撮影場所が決定され
る。
【0145】なお、撮影日時と、ログデータが示す時刻
とが一致する場合は、換言すると、内分比率が0:X
(Xは、ログデータの記憶間隔に依存する値である)で
ある場合は、そのログデータの位置情報が、処理対象と
なっている画像データの撮影場所のデータとして推測さ
れる。
【0146】GPS装置1は、上述したように、1秒ごと
にログデータを記憶する連続モードから、最大3600
秒(1時間)間隔でログデータを記憶する間欠モードを
選択できるようになっている。また、GPS装置1は、遮
蔽物などが存在するところでは、正確に衛星からの信号
を受信できないときがある(正確な位置情報を含むログ
データを記憶できない時がある)。このようなことによ
り、間欠モードの場合や遮蔽物などで、衛星からの信号
を受信できなかったために、画像データの撮影日時に対
応する(一致する)位置情報を含むログデータが存在し
ない場合が想定される。このような場合に対処するた
め、上述したような処理により、撮影場所を推測する。
【0147】ステップS239において、撮影場所が推
測(決定)されると、ステップS241において、その
撮影場所のデータと処理対象となっている画像データと
が、関連付けられ、例えば、HDD18に記憶される。
【0148】一方、ステップS234において、カウン
タ値が全ログデータ数+1よりも大きいと判断された場
合、または、ステップS236において、プレログが示
す時刻が撮影日時の時刻よりも以前ではないと判断され
た場合(すなわち、この場合、時刻の早い順に撮影日時
と比較されていくのであるから、プレログが示す時刻が
撮影日時の時刻よりも以前ではないと判断されるという
ことは、まさに全てのログデータは、撮影日時より後の
時刻を示しているということである)、ステップS24
0に進む。
【0149】ステップS240において、処理対象とな
っている画像データに対応する撮影場所が推測できない
と判断され、ステップS241において、撮影場所が推
測不可能であったことを示すデータと共に、画像データ
が記憶される。
【0150】上述した説明においては、撮影日時に近い
時刻の2つのログデータを検索した後、撮影場所を推測
するようにしたが、まず、撮影日時と一致する時刻のロ
グデータを検索するステップを設け、一致するログデー
タが検索されない場合のみ、推測を行うようにしても良
い。
【0151】このようにして、撮影場所と関連付けられ
た画像データは、所定のアプリケーション上で、例え
ば、その位置情報に対応するデジタルマップ上の位置に
サムネイル画像として表示されたり、位置情報を基に所
定の地区毎にまとめられるといった編集がされる。ま
た、画像データがデジタルマップ上に表示される際、そ
の画像データに関連付けられている位置情報が、ユーザ
の指示により取得されたものである(マークボタン36
が操作され際に記憶されたログデータからの位置情報で
ある)場合、そのことを示す表示がされるなどしても良
い。
【0152】また、ログデータは、画像データと関連付
けて用いるばかりではなく、時間情報を基にソートし、
そのソートされた順に位置情報をデジタルマップ上にプ
ロットしていけば、その時歩いた歩行軌跡を作成するこ
ともできる。
【0153】なお、上述した実施の形態においては、デ
ジタルカメラ2で得られた静止画像を用いた場合を例に
挙げて説明したが、デジタルビデオカメラなどで得られ
た動画像の画像データに対して本発明を適用できる。ま
た、GPS以外に、GLONASS(Global Orbiting Navigation
Satellite System)でも良い。
【0154】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例え
ば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム
格納媒体からインストールされる。
【0155】ここでは、パーソナルコンピュータ4にイ
ンストールされ、パーソナルコンピュータ4によって実
行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム
格納媒体は、図31に示すように磁気ディスク131
(フロッピーディスクを含む)、光磁気ディスク132
(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Di
gital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク13
3(MD (Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ
134などよりなるパッケージメディア、または、プロ
グラムが一時的若しくは永続的に格納されるROM112
や記憶部118を構成するハードディスクなどにより構
成される。プログラム格納媒体へのプログラム格納媒体
へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデム
などのインタフェースを介して、ローカルエリアネット
ワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった有
線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0156】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも
時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実
行される処理をも含むものである。
【0157】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0158】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の情報処理装
置、請求項3に記載の情報処理方法、および請求項4に
記載のプログラム格納媒体によれば、電源がオンの状態
のとき、自己の位置を測位し、その測位された位置を表
す測位データを作成し、連続モードのとき、作成された
測位データを、第2の周期毎に記録し、間欠モードのと
き、作成された測位データを、第1の周期毎に記録し、
第1の周期と第2の周期は、接続された他の装置により
設定されるようにしたので、携帯可能な装置を大きくす
ることなく、パラメータを設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態
の構成を示す図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータの内部構成を示
す図である。
【図3】図1のGPS装置の外観を示す図である。
【図4】GPS装置をパーソナルコンピュータに装着した
状態を説明する図である。
【図5】GPS装置をユーザが携帯している状態を説明す
る図である。
【図6】GPS装置の内部構成を説明する図である。
【図7】GPS装置内部のスイッチについて説明する図で
ある。
【図8】GPS装置の動作について説明するフローチャー
トである。
【図9】図8のステップS4の処理の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図10】GPS装置に記憶されるログデータを説明する
図である。
【図11】図9のステップS23の処理の詳細を説明す
るフローチャートである。
【図12】図8のステップS7の処理の詳細を説明する
フローチャートである。
【図13】図8のステップS9の処理の詳細を説明する
フローチャートである。
【図14】図13のステップS77の処理の詳細を説明
するフローチャートである。
【図15】図13のステップS78の処理の詳細を説明
するフローチャートである。
【図16】連続動作時のGPS装置の動作について説明す
るタイミングチャートである。
【図17】間欠動作時のGPS装置の動作について説明す
るタイミングチャートである。
【図18】マークボタンが操作された際のGPS装置の動
作について説明するタイミングチャートである。
【図19】パーソナルコンピュータに接続された際のGP
S装置の動作について説明するフローチャートである。
【図20】図19のステップS136の処理の詳細を説
明するフローチャートである。
【図21】図20のステップS158の処理の詳細を説
明するフローチャートである。
【図22】図21のステップS175の処理の詳細を説
明するフローチャートである。
【図23】ディスプレイ19に表示される表示例を示す
図である。
【図24】間隔設定部が操作された際の表示例を示す図
である。
【図25】パーソナルコンピュータとGPS装置の間で行
われているデータの授受にエラーが発生したときの表示
例を示す図である。
【図26】パーソナルコンピュータとGPS装置の間でデ
ータの授受が行われる時に表示される表示例を示す図で
ある。
【図27】画像ファイルの構造を説明する図である。
【図28】撮像場所の特定を行う際のパーソナルコンピ
ュータ4の動作を説明するフローチャートである。
【図29】ログについて説明する図である。
【図30】撮影場所の推定について説明する図である。
【図31】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 GPS装置, 2 デジタルカメラ, 4 パーソナ
ルコンピュータ, 31 アンテナ, 32 本体,
33 GPSランプ, 34 RECランプ, 35POWERラ
ンプ, 36 マークボタン, 37 パワーボタン,
38 PC装着部, 39 ストラップ装着部, 4
0 電池蓋, 41 OPENボタン,42 USBポート,
51 操作部, 52 記憶部, 53 制御部,
54電力供給部, 61,62 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 成岡 寛人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 AC14 AC20 5H180 AA21 BB13 BB15 FF05 FF10 FF22 FF27 FF32 5J062 AA01 AA13 BB00 CC07 HH07 9A001 BZ03 JJ11 JJ78

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源をオンにした状態を連続する連続モ
    ードと、電源をオンにした状態とオフにした状態とを第
    1の周期で繰り返す間欠モードとを有する情報処理装置
    において、 電源がオンの状態のとき、自己の位置を測位し、その測
    位された位置を表す測位データを作成する測位データ作
    成手段と、 前記連続モードのとき、前記測位データ作成手段により
    作成された前記測位データを、第2の周期毎に記録し、
    前記間欠モードのとき、前記測位データ作成手段により
    作成された前記測位データを、前記第1の周期毎に記録
    する記録手段とを含み、 前記第1の周期と第2の周期は、接続された他の装置に
    より設定されることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記測位データ作成手段は、衛星からの
    信号を基に前記測位データを作成し、前記間欠モードで
    電源がオンの状態のとき、前記衛星からの信号を受信す
    る状態を維持する最大の時間を前記他の装置により設定
    されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 電源をオンにした状態を連続する連続モ
    ードと、電源をオンにした状態とオフにした状態とを第
    1の周期で繰り返す間欠モードとを有する情報処理装置
    の情報処理方法において、 電源がオンの状態のとき、自己の位置を測位し、その測
    位された位置を表す測位データを作成する測位データ作
    成ステップと、 前記連続モードのとき、前記測位データ作成ステップの
    処理で作成された前記測位データを、第2の周期毎に記
    録し、前記間欠モードのとき、前記測位データ作成ステ
    ップの処理で作成された前記測位データを、前記第1の
    周期毎に記録する記録ステップとを含み、 前記第1の周期と第2の周期は、接続された他の装置に
    より設定されることを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 電源をオンにした状態を連続する連続モ
    ードと、電源をオンにした状態とオフにした状態とを第
    1の周期で繰り返す間欠モードとを有する情報処理装置
    に、 電源がオンの状態のとき、自己の位置を測位し、その測
    位された位置を表す測位データを作成する測位データ作
    成ステップと、 前記連続モードのとき、前記測位データ作成ステップの
    処理で作成された前記測位データを、第2の周期毎に記
    録し、前記間欠モードのとき、前記測位データ作成ステ
    ップの処理で作成された前記測位データを、前記第1の
    周期毎に記録する制御を行う記録制御ステップとからな
    り、 前記第1の周期と第2の周期は、接続された他の装置に
    より設定されることを特徴とするプログラムを実行させ
    るプログラム格納媒体。
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