JP2001091246A - 障害物検出装置 - Google Patents

障害物検出装置

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JP2001091246A JP26912699A JP26912699A JP2001091246A JP 2001091246 A JP2001091246 A JP 2001091246A JP 26912699 A JP26912699 A JP 26912699A JP 26912699 A JP26912699 A JP 26912699A JP 2001091246 A JP2001091246 A JP 2001091246A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物発報を自動的に解除することができる
障害物検出装置を得る。 【解決手段】 動体検出手段2が画像入力手段1より入
力された入力画像から検出した動体を動体追跡手段3で
追跡し、その動体の停止を物体停止判定手段4で判定
し、停止した動体を障害物と判断して発報すると共に、
その動体の停止した位置を出力し、その位置の画像情報
を障害物情報格納手段5に保持し、障害物存在判定手段
6でその位置における障害物の存在を判定して、障害物
なしと判定された場合には発報解除手段7によって、自
動的に障害物発報を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、路面上の落下物
等の障害物を検出して車両の運転者に警告等を発する障
害物検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は、例えば特開平4−35589
9号公報に開示された、従来の障害物検出装置の構成を
示す構成図である。図において、1100は路面を撮像
するカメラであり、2000はこのカメラ1100から
入力された入力画像を蓄積する入力画像蓄積手段であ
る。2001はカメラ1100からの入力画像と、入力
画像蓄積手段2000が保持する1フレーム前の画像と
の間で、指定された画像演算を行う画像間演算手段であ
る。2はこの画像間演算手段2001の演算結果から移
動している物体(動体)を抽出し、その面積、重心等を
求める動体検出手段である。また、図24はその動体予
測領域を説明するための説明図である。図において、2
002は代表点位置であり、2003は動体予測領域で
ある。
【0003】次に動作について説明する。ここで、図2
5は従来の障害物検出装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。まず、ステップST2000で入力
画像蓄積手段2000は、道路を撮像するカメラ110
0からの入力画像をデジタル画像として保存する。次に
ステップST2001で画像間演算手段2001は、入
力画像蓄積手段2000に保存されている1フレーム前
の画像と、カメラ1100からの入力画像との間でEX
−OR(排他的論理和)の演算を行い、それを差分画像
として出力する。次にステップST2002において、
動体検出手段2は画像間演算手段2001が出力した差
分画像から、ラベリング処理によって1フレーム前の画
像と入力画像間の差分領域を抽出し、その差分領域が所
定範囲内の面積であるものを障害物候補領域とする。
【0004】障害物候補領域の発見時(1回目)には、
処理はステップST2003からステップST2004
へ進み、代表点位置2002が抽出される。この代表点
位置2002には当該障害物候補領域の重心等を用い
る。次にステップST2006で当該障害物候補領域の
移動範囲を予測する。移動範囲は図24に示した当該障
害物候補領域の代表点位置2002から一定以内離れた
動体予測領域2003とする。
【0005】一方、障害物候補領域の追跡時(2回目以
降)には、処理はステップST2003よりステップS
T2005へ進み、上記と同様にして代表点位置200
2を抽出する。更にステップST2007において、当
該障害物候補領域が予測範囲内に存在するか否かの判定
を行い、存在する場合にはその障害物候補領域を障害物
と判定してステップST2008で警報を発する。また
予測範囲外である場合はステップST2009へ進んで
障害物候補領域の移動範囲を予測し、さらに障害物候補
領域の追跡を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害物検出装置
は以上のように構成されているので、動体が停止した場
合にそれを障害物とみなして警報を発しているが、障害
物が一度静止した後に撤去されても自動的に障害物が撤
去されたか否かを判別することができず、また障害物を
遮蔽して移動する車両等の動体がある場合には、障害物
が存在するにもかかわらず、仮に障害物の再移動で発報
を解除しようとした場合でも、障害物発報を自動的に解
除することができないため、人手による障害物発報の解
除が必要となって、装置運用コストが高くなるなどの課
題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、障害物発報解除を自動的に行うこ
とのできる障害物検出装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る障害物検
出装置は、動体検出手段が画像入力手段より入力された
入力画像から検出した移動している物体(動体)を動体
追跡手段で追跡し、その移動している物体(動体)の停
止を物体停止判定手段で判定して発報すると共に停止物
体の位置を出力し、その位置の画像情報を障害物情報格
納手段に保持し、障害物存在判定手段にてその位置にお
ける障害物の存在を判定して、障害物なしと判定された
場合には発報解除手段によって、自動的に障害物発報を
解除するようにしたものである。
【0009】この発明に係る障害物検出装置は、障害物
情報格納手段に保持する障害物画像情報の更新を、入力
画像の障害物領域の画像情報に基づいて行うようにした
ものである。
【0010】この発明に係る障害物検出装置は、障害物
が他の物体によって遮蔽されたことが遮蔽判定手段で検
出されると、障害物情報格納手段に保持する障害物画像
情報の更新を停止するようにしたものである。
【0011】この発明に係る障害物検出装置は、エッジ
画像生成手段によって作成されたエッジ画像のエッジ分
布に基づいて、停止物体の存在を判定するようにしたも
のである。
【0012】この発明に係る障害物検出装置は、障害物
存在の判定を、障害物情報格納手段に保存された障害物
位置の情報と、移動している物体(動体)の写っていな
い路面画像を蓄積する路面画像蓄積手段に蓄積された、
当該障害物の路面画像の情報との相違度に基づいて行う
ようにしたものである。
【0013】この発明に係る障害物検出装置は、障害物
存在の判定を、距離計測手段が物体とカメラとの距離よ
り求めた当該障害物の位置の距離分布に基づいて行うよ
うにしたものである。
【0014】この発明に係る障害物検出装置は、車両判
定手段で車両と判定された移動している物体(動体)に
ついて、それが障害物の回避動作を行ったか否かを、物
体回避動作判定手段によって一定時間における位置、速
度、進行方向から判定し、回避動作を行ったと判定され
た場合に、発報解除手段による障害物発報の自動解除を
行うようにしたものである。
【0015】この発明に係る障害物検出装置は、障害物
の位置と大きさから危険度算出手段にて算出された障害
物の危険度に基づいて、障害物の存在を表示する警告表
示装置の表示を変更するようにしたものである。
【0016】この発明に係る障害物検出装置は、危険度
算出手段が、物体回避動作判定手段の出力する車両の回
避動作の大きさに基づいて危険度の計算を行うようにし
たものである。
【0017】この発明に係る障害物検出装置は、危険度
算出手段が、障害物の位置と大きさ、および物体回避動
作判定手段の出力する車両の回避動作の大きさに基づい
て、危険度の計算を行うようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による障
害物検出装置の構成を示す構成図である。図において、
1は図示しないカメラからの画像を入力する画像入力手
段であり、この実施の形態1では画素値を0〜255と
する。2はこの画像入力手段1にて入力された画像から
移動している物体(動体)を検出する動体検出手段であ
り、これは図23に同一符号を付して示した従来のそれ
と同等のものである。3はこの動体検出手段2の検出し
た移動している物体(動体)の追跡を行って、当該動体
の位置、速度、移動方向を出力する動体追跡手段であ
る。4はこの動体追跡手段3の動体追跡結果から移動し
ている物体(動体)が停止したか否かを判断し、停止物
体を障害物と判定して発報すると共に、当該停止物体の
位置を出力する物体停止判定手段である。5はこの物体
停止判定手段4より出力される、障害物と判定された物
体領域における物体の位置、大きさおよび画像情報を蓄
積する障害物情報格納手段である。6はこの障害物情報
格納手段5に保存された情報を用いて、当該障害物領域
に障害物が存在するか否かを判定する障害物存在判定手
段である。7はこの障害物存在判定手段6にて障害物が
消失したと判定された場合に、物体停止判定手段4によ
る障害物発報を自動的に解除する発報解除手段である。
【0019】図2は図1に示した動体検出手段2の機能
を説明するための図である。図において、10は時刻t
−1における撮像画像、11は時刻tにおける撮像画像
であり、12は時刻t−1と時刻tにおける撮像画像の
差分2値画像である。各撮像画像中の、13は道路であ
り、14は時刻t−1における移動する物体(動体)、
15は移動する物体(動体)14の移動方向を示す矢印
である。16は時刻tにおける移動する物体(動体)で
あり、17は検出された移動領域である。
【0020】図3は図1に示した動体追跡手段3の動作
を説明するための図である。図において、20は道路で
あり、21は検出された動体の重心位置である。22は
時刻t−1における動体の重心位置Xt−1、23は時
刻tにおける動体の重心位置Xtである。
【0021】次に動作について説明する。ここで、図4
および図5はこの実施の形態1の動作を説明するための
フローチャートである。なお、これら図4および図5に
示す処理は並行して動作するものであり、図4は動体検
出と障害物検出の処理を、図5は障害物が存在するか否
かの判定の処理をそれぞれ示している。まず、図4のフ
ローチャートを用いて画像入力手段1、動体検出手段
2、動体追跡手段3、物体停止判定手段4、障害物情報
格納手段5の動作を説明する。
【0022】ステップST100において、路上を撮像
している図示しないカメラから出力される、時刻tにお
ける撮像画像11を画像入力手段1によりデジタル画像
として入力する。この画像入力手段1から入力された画
像は動体検出手段2に送られて移動している物体(動
体)が存在する領域の検出が行われる。この動体存在領
域の検出は、例えば文献「画像の処理と認識」(昭晃
堂、安居院 猛、長尾 智晴 共著、PP.162−1
63)に開示されている周知のフレーム間差分法によっ
て行われる。すなわち、まずステップST101におい
て、前回撮像した時刻t−1における撮像画像10と時
刻tにおける撮像画像11との間で差分絶対値演算を行
い、所定のしきい値で2値化した差分2値画像12を出
力する。次にステップST102において、上記差分2
値画像12から動体領域を抽出する。なお、この動体領
域の抽出は、例えば文献「コンピュータ画像処理入門」
(総研出版、田村 秀行 監修、PP.75−76)に
開示されている周知のラベリング処理により、差分2値
画像12から連結した画素を1つの領域として抽出する
ことで行える。
【0023】次に動体追跡手段3はステップST103
において、上記抽出された動体領域の代表点の位置(物
体重心位置)23を時刻tにおける動体位置として保存
し、ステップST104で時刻t−1において検出され
た動体位置(物体重心位置)22との間で対応づけを行
って、動体の追跡を行う。ここで、上記代表点は領域重
心等を用いる。また、対応づけは例えば、時刻tにおけ
る動体領域の代表点の位置23に最も距離が近く、かつ
距離が所定範囲内の時刻t−1の動体位置22の領域を
求め、対応した動体領域を同一動体として保存する。次
にステップST105において、この対応づけられた動
体代表点間の距離から、移動している物体(動体)の速
度および移動方向を求める。この速度および移動方向
は、例えば次式により求める。 速度=D(Ot,Ot−1)/T 移動方向=tan-1(|Ot.x−Ot−1.x|/|
Ot.y−Ot−1.y|) ただし、上式における、D(a,b)は2点a,b間の
ユークリッド距離、Tは時刻tと時刻t−1の時間間
隔、Otは時刻tにおける物体位置、Ot.xは物体の
X座標、Ot.yは物体のY座標である。
【0024】その後、物体停止判定手段4はステップS
T106において、物体の速度が所定範囲内か否かの判
定を行う。すなわち、上記対応づけられた領域間の距離
が所定値より小さいか、対応づける移動している物体
(動体)がない場合には当該動体が停止したと判断して
ステップST107へ進み、それ以外は停止していない
と判断してステップST100へ処理を戻す。ステップ
ST107では障害物存在判定手段6が、その停止物体
を障害物として発報すると共に、障害物情報格納手段5
がその障害物とされた領域の画像情報、および物体の位
置・大きさ等を保存する。なお、上記一連の動作は一定
間隔、例えばビデオレート(30ms)毎に実行され
る。
【0025】次に図5のフローチャートを用いて、障害
物存在判定手段6と発報解除手段7の動作を説明する。
この図5のフローチャートに示す動作は、障害物があり
とされている時に障害物存在判定手段6によって、所定
の時間間隔で実行されるものである。障害物存在判定手
段6は障害物を発見した時の画像情報と対応する入力画
像とを比較することで、障害物が存在するか否かを判定
する。すなわち、障害物存在判定手段6はステップST
150でまず、何番目の障害物を処理しているか示す変
数iを1に初期化する。次にステップST151におい
て、障害物情報格納手段5からi番目の障害物の位置・
大きさ・画像情報を取り出した後、変数iをインクリメ
ントする。次にステップST152に進み、当該障害物
位置に対応する入力画像から画像特徴を抽出する。な
お、この実施の形態1においては、この画像特徴とし
て、例えば輝度値が用いられる。次にステップST15
3で、上記障害物情報格納手段5から取り出されたi番
目の障害物の画像情報と、それに対応する入力画像の画
像情報との差分値Dを求める。この差分値Dは、例えば
次式によって求められる。
【0026】
【数1】
【0027】ただし、上式における、In(x,y)は
入力画像における座標x,yの輝度値、Obs(x,
y)は障害物情報格納手段5に保存した画像における座
標x,yの輝度値、X,Yは障害物座標、w,hは障害
物の幅および高さである。
【0028】次にステップST154において、上記差
分値Dと予め定められたしきい値thとの比較を行う。
その結果、差分値Dが所定のしきい値thより大きい場
合には、当該領域から障害物が消失したと判定してステ
ップST155へ進み、当該しきい値th以下の場合に
は障害物が存在するものと判定して、そのままステップ
ST156へ進む。ステップST155では障害物情報
格納手段5から当該領域の障害物候補の情報を削除す
る。次にステップST156において、全障害物候補に
ついての処理が終了したか否かを判定する。全障害物候
補についての処理が終了している場合にはステップST
157へ進み、終了していない場合にはステップST1
51へ戻って上記処理を繰り返す。ステップST157
では障害物情報格納手段5に障害物発報すべき障害物情
報がなくなったか否かを判定する。その結果、当該障害
物情報がなくなったと判定された場合にはステップST
158へ進み、発報解除手段7がこのステップST15
8において障害物発報を自動的に解除した後、この一連
の処理を終了する。一方、ステップST157で当該障
害物情報がまだ存在すると判定された場合には、障害物
発報の解除を行わずにそのままこの一連の処理を終了す
る。
【0029】なお、上記実施の形態1においては、動体
検出をフレーム間差分法によって行うものを示したが、
前述の文献「画像の処理と認識」(昭晃堂、安居院
猛,長尾 智晴 共著、PP.161−162)に開示
されている、周知の背景差分法を用いて行うようにして
もよい。
【0030】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、障害物存在判定手段6によって障害物を監視してい
るため、障害物が撤去されたり、障害物を遮って移動す
る物体があるような場合でも、障害物が消失したことを
確実に判定することができ、人手によらず自動的に障害
物発報を解除できるため、装置運用コストを低減するこ
とができるという効果が得られる。
【0031】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、障害物を発見した時の画像情報と対応する入力画像
とを比較することによって障害物が存在するか否かを判
定するものについて説明したが、障害物情報格納手段5
の画像情報を入力画像に応じて更新するようにしてもよ
い。この実施の形態2はそのような障害物検出装置に関
するものであり、その構成は図1に示した実施の形態1
の場合と同様であるため、その図示と説明は省略する。
【0032】次に動作について説明する。ここで、図6
はこの実施の形態2における障害物存在判定手段6の動
作を説明するためのフローチャートである。以下、この
図6に示すフローチャートに従って、障害物存在判定手
段6の動作について説明する。ステップST200〜ス
テップST203においては、図5のフローチャートに
示した実施の形態1におけるステップST150〜ステ
ップST153と同様に、変数iの初期化、i番目の障
害物候補の選択、入力画像の障害物候補領域内における
画像特徴の抽出、登録時の画像特徴との差分値Dの算出
が行われる。
【0033】次にステップST204において、算出さ
れた差分値Dと予め定められたしきい値th1とを比較
する。その結果、当該差分値Dが所定のしきい値th1
より大きい場合には、障害物が消失したと判定してステ
ップST205へ進み、所定のしきい値th1以下の場
合には、障害物が存在すると判定してステップST20
9へ進む。ステップST205〜ステップST208に
おいては、図5のフローチャートに示した実施の形態1
におけるステップST155〜ステップST158と同
様に、その領域の障害物候補の情報の、障害物情報格納
手段5からの削除、全障害物候補について上記処理が実
行終了したかの判定、障害物候補の情報の有無の判定、
障害物発報の解除が行われる。
【0034】一方、ステップST209においては、そ
の差分値Dと予め定められたしきい値th2との比較が
行われる。このしきい値th2は日照変動による輝度変
動を判定するためのものであり、比較の結果、差分値D
が所定のしきい値th2よりも大きい場合には日照変動
が生じたものとみなしてステップST210に進み、し
きい値th2以下の場合には日照変動が生じていないも
のとみなして直接ステップST206に進む。ステップ
ST210では当該障害物の画像情報を更新し、更新後
の画像情報を障害物情報格納手段5に格納した後、ステ
ップST206に進む。なお、上記画像情報の更新は、
例えば次式を用いて行われる。 Obs(x,y)’=Obs(x,y)+{In(x,
y)−Obs(x,y)}・Δd ただし、上式における、In(x,y)は入力画像にお
ける座標x,yの輝度値、Obs(x,y)は障害物情
報格納手段5に保存した画像における座標x,yの輝度
値、Obs(x,y)’は更新後の障害物画像情報、Δ
dは予め定めた所定値である。
【0035】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、障害物存在判定手段6は入力画像に応じて障害物情
報格納手段5の画像情報を更新しているため、日照変動
などによる輝度変動の影響を極力抑えることができ、精
度よく人手によらず自動的に障害物発報を解除すること
ができるという効果が得られる。
【0036】実施の形態3.また、上記実施の形態2で
は、障害物情報格納手段5の画像情報を入力画像に応じ
て更新するようにしたものについて説明したが、障害物
を遮蔽する物体が存在する場合には更新を行わないよう
にすることも可能である。この実施の形態3はそのよう
な障害物検出装置に関するものであり、その構成を図7
に示す。図において、1は画像入力手段、2は動体検出
手段、3は動体追跡手段、4は物体停止判定手段、5は
障害物情報格納手段、7は発報解除手段であり、図1に
同一符号を付して示した実施の形態2のそれらと同一の
ものである。1000は障害物が他の物体に遮蔽された
か否かを判定する遮蔽判定手段である。6は障害物情報
格納手段5に保持された情報を用いて当該障害物領域に
障害物が存在するか否かを判定する、図1に同一符号を
付して示した実施の形態2のそれに相当する障害物存在
判定手段であるが、上記遮蔽判定手段1000において
障害物が他の物体で遮蔽されていることが検出された場
合には、障害物情報格納手段5が保持している当該位置
の画像情報の更新を行わない点で、実施の形態2におけ
るそれとは異なっている。
【0037】次に動作について説明する。ここで、図8
は遮蔽判定手段1000の動作を説明するためのフロー
チャートである。以下、この実施の形態3における遮蔽
判定手段1000の動作を図8のフローチャートに基づ
いて説明する。まず、ステップST300において、障
害物情報格納手段5から登録されている障害物領域を1
つ選択し、動体追跡手段3の検出した動体領域と領域が
重なるか否かについて判定する。なお、この領域の重な
りの判定法としては、例えば画像間差分2値画像の障害
物領域に対応する各画素値に固定値255を加算し、2
56以上の輝度値となる領域が存在する場合には領域が
重なると判定する。次にステップST301において、
この領域の重なりの判定結果をもとに遮蔽があるか否か
を判定し、当該領域の障害物を遮蔽する物体が存在する
場合にはステップST302へ進み、遮蔽する物体が存
在しない場合にはステップST303へ進む。ステップ
ST302では障害物存在判定手段6に対して、障害物
情報格納手段5への障害物画像情報の更新停止を指令
し、ステップST303では障害物存在判定手段6に対
して、障害物情報格納手段5への障害物画像情報の更新
を指令する。
【0038】障害物存在判定手段6はこの遮蔽判定手段
1000から障害物画像情報の更新指令があった場合に
は、実施の形態2の場合と同一の動作を行って、障害物
情報格納手段5に保持されている障害物画像情報を更新
し、障害物画像情報更新停止指令があった場合には、障
害物情報格納手段5に保持されている障害物画像情報の
更新は行わない。
【0039】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、他の物体に障害物が遮られた場合には、障害物存在
判定手段6は入力画像に応じて画像情報を更新しないよ
うしているため、他の物体が障害物を長時間にわたって
遮った後、遮蔽物体が移動したような場合でも、障害物
が存在するか否かの確認を確実に行うことができるとい
う効果が得られる。
【0040】実施の形態4.なお、上記各実施の形態で
は、障害物情報格納手段5に保持される画像情報を輝度
値とした場合について説明したが、入力画像のエッジ強
度値とするようにしてもよい。この実施の形態4はその
ような障害物検出装置に関するものであり、その構成を
図9に示す。図において、1は画像入力手段、2は動体
検出手段、3は動体追跡手段、4は物体停止判定手段、
6は障害物存在判定手段、7は発報解除手段であり、図
1に同一符号を付して示した実施の形態1のそれらと同
一のものである。1001は画像入力手段1からの入力
画像からそのエッジ画像を生成するエッジ画像生成手段
である。5は物体停止判定手段4が動体が停止し障害物
と判定した障害物の位置および大きさと、エッジ画像生
成手段1001が出力する障害物領域に対応するエッジ
画像を格納する点で、図1に同一符号を付して示した実
施の形態1のそれとは異なる障害物情報格納手段であ
る。
【0041】次に動作について説明する。ここで、図1
0および図11はこの実施の形態4の動作を説明するた
めのフローチャートである。なお、これら図10および
図11に示す処理は並行して動作するものであり、図1
0は動体検出と障害物検出の処理を、図11は障害物が
存在するか否かの判定の処理をそれぞれ示している。ま
ず、図10のフローチャートを用いてエッジ画像生成手
段1001の動作を中心に、画像入力手段1、動体検出
手段2、動体追跡手段3、物体停止判定手段4、障害物
情報格納手段5の動作を説明する。
【0042】画像入力手段1、動体検出手段2、動体追
跡手段3、および物体停止判定手段4は、図4のフロー
チャートに示した実施の形態1におけるステップST1
00〜ステップST106と同様に、ステップST40
0〜ステップST406において、画像の入力、画像間
の差分絶対値の演算、動体領域の抽出、動体位置の保
存、動体間の対応づけ、動体の速度と移動方向の算出、
動体の速度判定の処理を行う。次にステップST407
において、エッジ画像生成手段1001が入力画像を微
分してエッジ画像を生成する。なお、この微分法として
は、例えば水平方向(走査線方向)に隣接する各画素の
画素値の差分絶対値を、その点における微分値とする方
法を用いる。次にステップST408に進み、障害物情
報格納手段5が当該領域を障害物としてこの領域のエッ
ジ画像、および物体の位置・大きさ等を保存すると共
に、停止物体を障害物として発報する。
【0043】次に図11のフローチャートを用いて、障
害物存在判定手段6と発報解除手段7の動作を説明す
る。この図11のフローチャートに示す動作は、障害物
がありとされている時に所定時間間隔で実行されるもの
である。障害物存在判定手段6はステップST450に
おいて、何番目の障害物を処理しているか示す変数iを
1に初期化し、ステップST451でi番目の障害物の
位置・大きさ・画像情報を障害物情報格納手段5から取
り出した後、変数iをインクリメントする。次に、ステ
ップST452において、当該障害物位置に対応する入
力画像から画像特徴(この実施の形態4では、エッジ画
像生成手段1001で得たエッジ画像のエッジ強度値)
を抽出する。次にステップST453において、障害物
情報格納手段5から取り出したi番目のエッジ画像と、
入力画像からエッジ画像生成手段1001で生成したエ
ッジ画像とのエッジ強度値の差分値D1を求める。この
差分値D1は、例えば次式を用いて求める。
【0044】
【数2】
【0045】ただし、上式における、In(x,y)は
入力画像における座標x,yのエッジ強度値、Obs
(x,y)は障害物情報格納手段5に保存した画像にお
ける座標x,yのエッジ強度値、X,Yは障害物座標、
w,hは障害物の幅および高さである。
【0046】次にステップST454において、上記差
分値D1と予め定めたしきい値thとの比較を行う。そ
の結果、差分値D1が所定のしきい値thより大きい場
合には、当該領域から障害物が消失したものと判定して
ステップST455へ進み、しきい値th以下の場合に
は障害物が存在するものと判定して、直接ステップST
456に進む。ステップST455では障害物情報格納
手段5から当該領域の障害物情報を削除してステップS
T456に進む。ステップST456では全障害物候補
についての実行が終了したか否かを判定し、全障害物候
補について上記処理の実行が完了した場合にはステップ
ST457へ進み、終了していない場合にはステップS
T451へ戻って上記処理を繰り返す。ステップST4
57では障害物情報格納手段5に障害物候補がまだある
か否かの判定を行い、障害物候補がない場合にはステッ
プST458に進む。ステップST458では発報解除
手段7が障害物発報を解除した後、この一連の処理を終
了する。一方、障害物があると判定された場合には、障
害物発報を継続したままこの一連の処理を終了する。
【0047】なお、上記説明では画像情報をエッジ強度
値としたものを示したが、障害物情報格納手段5と入力
画像をそのエッジ方向で比較したものを用いてもよい。
また上記説明では、微分法として水平微分を用いたが、
前述の文献「画像の処理と認識」(昭晃堂、安居院
猛、長尾 智晴 共著、PP.35−37)に開示され
ている、公知のソーベルフィルターを用いてもよい。さ
らに、多値のエッジ強度を2値化して、その2値画像で
差分を取るようにしてもよい。
【0048】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、障害物存在判定手段6は障害物領域のエッジ強度に
基づいて存在するか否かを判定するようにしたため、日
照変動等によって障害物領域の輝度値が変化した場合で
も、精度よく障害物が存在するか否かを判定することが
できるという効果が得られる。
【0049】実施の形態5.図12はこの発明の実施の
形態5による障害物検出装置の構成を示す構成図であ
る。図において、1は画像入力手段、2は動体検出手
段、3は動体追跡手段、4は物体停止判定手段、5は障
害物情報格納手段、7は発報解除手段であり、これらは
図1に同一符号を付して示した実施の形態1におけるそ
れらと同一のものである。また、1002は画像入力手
段1にて入力された入力画像から、動体が写っていない
路面画像を蓄積する路面画像蓄積手段である。6は当該
障害物領域に障害物が存在するか否かの判定を、障害物
情報格納手段5に保存された情報と路面画像蓄積手段1
002に格納された該領域の画像情報を用いて行ってい
る点で、図1に同一符号を付して示した実施の形態1の
それとは異なった障害物存在判定手段である。
【0050】次に動作について説明する。ここで、図1
3は路面画像蓄積手段1002の動作を説明するための
フローチャートであり、図14は障害物存在判定手段6
と発報解除手段7の動作を説明するためのフローチャー
トである。まず、画像入力手段1、動体検出手段2、路
面画像蓄積手段1002、動体追跡手段3、物体停止判
定手段4、障害物情報格納手段5の動作を、図13のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0051】この図13のフローチャートにおけるステ
ップST500〜ステップST503では、図4に示し
た実施の形態1におけるフローチャートのステップST
100〜ステップST103と同一の、画像の入力、画
像間の差分絶対値の演算、動体領域の抽出、動体位置の
保存の処理が実行される。ステップST503で動体追
跡手段3により動体位置が保存されると、次にステップ
ST504において、路面画像蓄積手段1002は画像
入力手段1で入力した画像から、動体検出手段2で検出
した動体領域および障害物領域を除いた画像である路面
部分の画像を更新し蓄積する。なお、この路面画像の更
新は次式を用いて行われる。 R(x,y)’={In(x,y)+R(x,y)}/
2 ただし、上式における、R(x,y)’は更新後の座標
(x,y)における路面画像輝度値、In(x,y)は
動体領域を除いた座標(x,y)の入力画像の輝度値、
R(x,y)は現在の路面画像輝度値である。
【0052】路面画像の更新、蓄積が終了すると処理は
ステップST505に進む。このステップST505〜
ステップST508においては、図4に示した実施の形
態1のフローチャートにおけるステップST104〜ス
テップST107と同様に、動体間の対応づけ、動体の
速度と移動方向の算出、動体の速度判定、画像情報の保
存と発報の処理が実行される。
【0053】次に、図14のフローチャートを用いて障
害物存在判定手段6と、発報解除手段7の動作を説明す
る。この図14のフローチャートに示す動作は、障害物
がありとされている時に障害物存在判定手段6によっ
て、所定の時間間隔で実行されるものである。障害物存
在判定手段6はステップST550においてまず、何番
目の障害物を処理しているか示す変数iを1に初期化
し、ステップST551、ステップST552でi番目
の障害物を選択して、その位置・大きさ・画像情報を障
害物情報格納手段5から取り出し、その路面画像の情報
を路面画像蓄積手段1002から取り出す。次にステッ
プST553において、このi番目の障害物に対応する
入力画像の画像情報と路面画像の画像情報の差分値D2
を求める。なお、この差分値D2は、例えば次式を用い
て求める。
【0054】
【数3】
【0055】ただし、上式における、In(x,y)は
入力画像における座標x,yの輝度値、Obs(x,
y)は障害物情報格納手段5に保存した画像における座
標x,yの輝度値、R(x,y)は路面画像蓄積手段1
002に保存した画像における座標x,yの輝度値、
X,Yは障害物座標、w,hは障害物の幅・高さであ
る。
【0056】次にステップST554において、この差
分値D2を所定のしきい値th(例えば0)と比較す
る。比較の結果、差分値D2が0より大きい場合には、
入力画像が路面画像に類似していることから、当該領域
より障害物が消失したとものと判定してステップST5
55へ進む。ステップST555では障害物情報格納手
段5から当該領域の障害物候補の情報を削除し、その後
ステップST556に進む。一方、差分値D2が負値の
場合には、入力画像が障害物画像と類似していることか
ら、障害物が存在すると判定して直接ステップST55
6へ進む。ステップST556では全障害物候補につい
て処理が終了したか否かを判定し、全障害物について上
記処理の実行を終了した場合にはステップST557へ
進み、終了していない場合にはステップST551へ戻
って上記処理を繰り返す。ステップST557では障害
情報格納手段5に障害物発報すべき障害物情報がなくな
ったか否かの判定を行う。当該障害物情報がなくなった
と判定された場合には、ステップST558において発
報解除手段7が障害物発報を解除した後、この一連の処
理を終了する。一方、当該障害物情報がまだ存在すると
判定された場合には、障害物発報の解除を行わずにその
ままこの一連の処理を終了する。
【0057】なお、上記説明では、障害物領域と入力画
像および路面画像との輝度値の差分値D2を求めて障害
物が存在するか判定するものを示したが、実施の形態4
におけるエッジ画像生成手段1001を用いて生成した
エッジ画像より、そのエッジ強度の差分値を求めて判定
するようにしてもよい。また、次式に示すエッジ強度の
比率(エッジ比率)D2’を求め、このエッジ比率D
2’が1に近い時に障害物が消失したと判定するように
してもよい。
【0058】
【数4】
【0059】ただし、上式における、In’(x,y)
は入力画像における座標x,yのエッジ強度値、R’
(x,y)は路面画像蓄積手段1002に保存した画像
からエッジ抽出した画像における座標x,yのエッジ強
度値、X,Yは障害物座標、w,hは障害物の幅・高さ
である。
【0060】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、障害物存在判定手段6により障害物を監視している
ため、障害物が撤去されたり、障害物を遮って移動する
ような物体がある場合にも障害物が消失したことを判定
でき、人手によらず自動的に障害物発報を解除できると
いう効果が得られる。
【0061】実施の形態6.図15はこの発明の実施の
形態6による障害物検出装置の構成を示す構成図であ
る。図において、1は画像入力手段、2は動体検出手
段、3は動体追跡手段、4は物体停止判定手段、5は障
害物情報格納手段、7は発報解除手段であり、これらは
図1に同一符号を付して示した実施の形態1におけるそ
れらと同一のものである。また、1003は図示しない
カメラから障害物が存在する位置までの距離を計測し
て、障害物位置の距離分布を求める距離計測手段であ
る。6は当該障害物領域に障害物が存在するか否かの判
定を、この距離計測手段1003にて得られた距離分布
を用いて行っている点で、図1に同一符号を付して示し
た実施の形態1のそれとは異なった障害物存在判定手段
である。
【0062】また、図16は上記距離計測手段1003
の動作を説明するための説明図である。図において30
はカメラからの距離が計測される物体であり、31は障
害物領域に投影されたスリット光である。
【0063】次に動作について説明する。ここで、図1
7はこの実施の形態6の動作を説明するためのフローチ
ャートであり、以下、この図17のフローチャートを用
いて距離計測手段1003と、障害物存在判定手段6
と、発報解除手段7の動作を説明する。障害物存在判定
手段6は上記各実施の形態の場合と同様に、障害物があ
ると判定されている時にある時間間隔で実行される。ま
ず、ステップST600において、障害物存在判定手段
6より距離計測手段1003に障害物領域の座標を出力
して当該障害物領域にスリット光31を照射させる。
【0064】次にステップST601において、距離計
測手段1003は、例えば文献「画像処理工学」(電機
大出版局、村上 伸一 著、PP.105)に開示され
ている周知の繰り返しパターン投影法を用いて、カメラ
から障害物までの距離情報を求める。物体(障害物)が
存在する場合にスリット光31を照射すると、そのスリ
ット光31が物体30の表面に投影されるため、物体3
0が存在する点で折れ曲がることになる。距離計測手段
1003は当該障害物領域の入力画像より、このスリッ
ト光31を追跡して、折れ曲がりがあるか否かを判定す
る。この追跡方法には、例えば文献「コンピュータ画像
処理入門」(総研出版、田村 秀行 監修、PP.83
−85)に開示されている周知の境界線追跡法を用い
る。距離計測手段1003はこのようにして、繰り返し
パターン投影法により距離情報を計測し、境界線追跡法
にて折れ曲がりの有無を判定することで、障害物位置の
距離分布を得ている。
【0065】障害物存在判定手段6はこのようにして得
られた障害物位置の距離分布に従って障害物存在判定を
行う。すなわち、次にステップST602において、輪
郭追跡時に所定以上の偏移がある場合には、障害物とな
る物体が存在すると判定して物体存在フラグを1とし、
それ以外の場合には当該物体存在フラグを0とする。次
にステップST603において、障害物存在判定手段6
は障害物となる物体が存在しなければ、障害物情報格納
手段5から当該領域の障害物情報を削除し、発報解除手
段7は障害物発報を解除する。
【0066】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、障害物領域のみにおいて距離分布を検出することで
障害物の存在判定を行うようにしたので、より高い精度
で障害物の存在判定を行うことができ、また距離計測範
囲が障害物位置のみに限定されているため、高速に処理
することができるなどの効果が得られる。
【0067】実施の形態7.図18はこの発明の実施の
形態7による障害物検出装置の構成を示す構成図であ
る。図において、1は図示しないカメラからの画像(画
素値を0〜255)を入力する画像入力手段、2は入力
画像から動体を検出する動体検出手段、3は当該動体を
追跡し、動体の位置、速度、移動方向を出力する動体追
跡手段、4はこの動体追跡手段3の動体追跡結果から動
体が停止したか否かを判断し、停止した物体を障害物と
判定する物体停止判定手段であり、5は障害物と判定さ
れた物体領域の物体位置、大きさ、および画像情報を蓄
積する障害物情報格納手段である。1004は動体追跡
手段3の動体追跡結果から動体が車両であるか否かを判
定する車両判定手段であり、1005はこの車両判定手
段1004で車両と判定された動体について、車両が障
害物を回避する動作を行ったか否かを、動体追跡手段3
が出力する移動量と移動方向に基づいて判定する物体回
避動作判定手段である。6は障害物情報格納手段5に保
存された情報とこの物体回避動作判定手段1005の回
避動作の大きさを用いて、当該障害物領域に障害物が存
在するか否かを判定する障害物存在判定手段であり、7
はこの障害物存在判定手段6にて障害物が消失したと判
定した場合に障害物発報を自動的に解除する発報解除手
段である。
【0068】次に動作について説明する。ここで、図1
9および図20はこの実施の形態7の動作を説明するた
めのフローチャートである。なお、これら図19および
図20に示す処理は並行して動作するものであり、図1
9は動体検出と障害物検出の処理を、図20は障害物が
存在するか否かの判定の処理をそれぞれ示している。ま
ず、図19のフローチャートを用いて画像入力手段1、
動体検出手段2、動体追跡手段3、物体停止判定手段
4、車両判定手段1004、物体回避動作判定手段10
05、障害物情報格納手段5の動作を説明する。
【0069】この図19のフローチャートにおけるステ
ップST700〜ステップST705では、図4のフロ
ーチャートに示した実施の形態1におけるステップST
100〜ステップST105と同様に、画像の入力、画
像間の差分絶対値の演算、動体領域の抽出、動体位置の
保存、動体間の対応づけ、動体の速度と移動方向の算出
の処理が行われる。次にステップST706において、
車両判定手段1004は動体追跡手段3の動体追跡結果
を用いて動体が車両か否かを判定し、車両とされた場合
には動体追跡結果を物体回避動作判定手段1005に出
力する。なお、上記車両判定手段1004では、例えば
動体面積が所定範囲内であり、かつ移動量が所定範囲内
であるものを車両とする。物体回避動作判定手段100
5はステップST707において、動体追跡手段3から
の動体追跡結果を用いて回避動作量を求め、その回避動
作量が所定のしきい値より大きい場合に回避動作ありと
判定する。なお、この回避動作量は、動体追跡手段3に
よりXt,Xt−1,…,Xt−(n−1)のn点で追
跡されているものとすると、次式によって求めることか
できる。
【0070】
【数5】
【0071】ただし、上式における,θiは点Xi−1
と点Xiとを結ぶ直線と、点Xiと点Xi+1とを結ぶ
直線のなす角度、aiは点Xi−1と点Xiの間の距離
と、点Xiと点Xi+1の間の距離の差分(移動量変
化)である。
【0072】このステップST707による回避動作量
の算出が終了すると、処理はステップST708に進
む。一方、ステップST706で動体が車両でないと判
定された場合には直接このステップST708に進む。
ステップST708では、物体の速度が所定範囲内か否
かの判定を行う。すなわち、上記対応づけられた領域間
の距離が所定値より小さいか、対応づける動体がない場
合には当該動体が停止したと判断してステップST70
9へ進み、それ以外は停止していないと判断してステッ
プST700へ処理を戻す。ステップST709では障
害物存在判定手段6がその停止物体を障害物として発報
すると共に、障害物情報格納手段5がその障害物とされ
た領域の画像情報、および物体の位置、大きさ等を保存
する。
【0073】次に、図20のフローチャートを用いて障
害物存在判定手段6と、発報解除手段7の動作を説明す
る。この図20のフローチャートに示す動作は、障害物
がありとされている時に所定の時間間隔で実行するもの
である。まずステップST750において、障害物存在
判定手段6がある障害物の近傍領域で回避動作量を所定
のしきい値thと比較する。その結果、回避動作量がこ
のしきい値thより小さい場合、障害物がなくなったと
判断してステップST751に進んで、障害物情報格納
手段5から当該領域の障害物候補の情報を削除する。次
にステップST752において、発報解除手段7による
障害物発報の自動解除を行い、一連の処理を終了する。
なお、ステップST750にて回避動作量がしきい値以
上であると判定された場合には、発報解除手段7による
障害物発報の解除を行わずに、そのまま一連の処理を終
了する。
【0074】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、障害物存在判定手段6は車両の回避動作によって障
害物が存在するか否かを判定しているため、時刻経過に
伴って障害物が背景と同程度の輝度になる場合にも、障
害物が消失したことを判定することができ、人手によら
ず自動的に障害物発報の解除が可能になるという効果が
得られる。
【0075】実施の形態8.図21はこの発明の実施の
形態8による障害物検出装置の構成を示す構成図であ
る。図において、1はカメラからの画像を入力する画像
入力手段、2は入力画像から動体を検出する動体検出手
段、3は当該動体を追跡し、動体の位置、速度、移動方
向を出力する動体追跡手段、4はこの動体追跡手段3の
動体追跡結果から動体が停止したか否かを判断し、停止
した物体を障害物と判定する物体停止判定手段であり、
5は障害物と判定された物体領域の物体位置、大きさ、
および画像情報を蓄積する障害物情報格納手段、6は障
害物情報格納手段5に保存された情報を用いて当該障害
物領域に障害物が存在するか否かを判定する障害物存在
判定手段、7はこの障害物存在判定手段6にて障害物が
消失したと判定した場合に障害物発報を自動解除する発
報解除手段である。また、1006は障害物の位置と大
きさより障害物の危険度を算出する危険度算出手段であ
り、1007はこの危険度算出手段1006が出力する
危険度に応じて警告を表示する警告表示装置である。
【0076】次に動作について説明する。なお、ここで
は危険度算出手段1006と警告表示装置1007につ
いてのみその動作を説明し、他の部分の動作については
上記各実施の形態の場合と同様であるため、その説明は
省略する。ここで、危険度算出手段1006において、
障害物情報格納手段5に格納された障害物の位置と大き
さの情報から危険度1を求める場合、次式が用いられ
る。 危険度1=S・|x − 車線中央x| ただし、上式における、Sは障害物の大きさ、xは障害
物のx座標、車線中央xは車線中央のX座標である。な
お、この車線中央の位置は予め設定した値が用いられ
る。
【0077】上式によって得られた危険度1は警告表示
装置1007に送られ、警告表示装置1007はその危
険度1に応じた警告文を表示する。例えば、表示する警
告文を、危険度が所定のしきい値以上の場合には“危険
!障害物あり”とし、所定のしきい値より小さい場合に
は“障害物あり!徐行せよ”とする。
【0078】なお、上記説明では、危険度1に応じて警
告文の内容を変更して表示するようにしたものを示した
が、さらに、警告表示装置1007の表示色を危険度1
に応じて変更するようにしてもよい。例えば、危険度1
が所定のしきい値以上の場合には、警告文の表示色を赤
色として“危険!障害物あり”と表示し、所定のしきい
値より小さい場合には、表示色を黄色として“障害物あ
り!徐行せよ”などと表示する。
【0079】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、危険度算出手段1006は障害物の位置および大き
さに応じた警告文を警告表示装置1007に表示するよ
うにしたので、運転者に適切な行動を指示することがで
き、事故を抑制することが可能になるという効果が得ら
れる。
【0080】実施の形態9.なお、上記実施の形態8で
は、危険度算出手段が障害物の位置と大きさに基づいて
危険度の算出を行うものについて説明したが、物体回避
動作判定手段で得られる車両の回避動作の大きさに基づ
いて危険度を算出するようにしてもよい。図22はその
ようなこの発明の実施の形態9による障害物検出装置の
構成を示す構成図である。
【0081】図において、1はカメラからの画像を入力
する画像入力手段、2は入力画像から動体を検出する動
体検出手段、3は動体を追跡し、動体の位置、速度、移
動方向を出力する動体追跡手段であり、4は動体追跡手
段3の動体追跡結果から動体が停止したか否かの判断を
行い、停止した物体を障害物と判定する物体停止判定手
段である。1004は動体追跡手段3の動体追跡結果か
ら動体が車両であるか否かを判定する車両判定手段であ
り、1005は動体追跡手段3から得られる動体追跡結
果より回避動作量を算出する物体回避動作判定手段であ
る。5は障害物とされた物体領域の物体位置、大きさ、
および画像情報を蓄積する障害物情報格納手段、6はこ
の障害物情報格納手段5に保存された情報を用いて、当
該障害物領域に障害物が存在するか否かを判定する障害
物存在判定手段であり、7はこの障害物存在判定手段6
にて障害物が消失したと判定された場合に障害物発報を
自動解除する発報解除手段である。1006は物体回避
動作判定手段1005の出力する車両の回避動作の大き
さに基づいて危険度の計算を行う危険度算出手段であ
り、1007はこの危険度算出手段1006が出力する
危険度に応じた警告を表示する警告表示装置である。
【0082】次に動作について説明する。なお、ここで
は危険度算出手段1006についてのみ、その動作を説
明し、他の部分についてはその説明を省略する。この危
険度算出定手段1006は、物体回避動作判定手段10
05の出力する車両の回避動作量より、次式を用いて危
険度2を求める。 危険度2=α・回避動作量+β ただし、上式における、回避動作量は実施の形態7で記
述した物体回避動作判定手段1005で得られる値、
α,βは予め設定した定数である。
【0083】この危険度算出手段1006で算出された
危険度2は警告表示装置1007に送られ、警告表示装
置1007はその危険度2に応じた警告文の表示を行
う。なお、警告文の表示形態は実施の形態8で説明した
ものと同様である。
【0084】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、危険度算出手段1006は物体回避動作判定手段1
005が出力する車両の回避動作の大きさに応じて警告
文を表示するようにしたので、運転者に適切な行動を指
示することができ、事故を抑制することができるという
効果が得られる。
【0085】実施の形態10.また、上記実施の形態9
では、危険度算出手段が回避動作判定手段で得られる車
両の回避動作の大きさのみに基づいて危険度を算出する
ようにした場合について説明したが、この車両の回避動
作の大きさと、障害物の位置および大きさに基づいて危
険度3の算出を行うようにしてもよい。なお、そのよう
なこの発明の実施の形態10による障害物検出装置も、
実施の形態9の場合と同様に、図22に示す構成となっ
ているため、それについての説明は省略する。
【0086】次に動作について説明する。なお、ここで
は危険度算出手段1006についてのみを説明し、他の
部分の動作についてはその説明を省略する。この危険度
算出手段1006は、物体回避動作判定手段1005の
出力する車両の回避動作量と、物体停止判定手段4から
の障害物の位置と大きさより、次式を用いて危険度3を
求める。危険度3=a・(S・|x−車線中央x|)+
b・(α・回避動作量+β)ただし、上式における、S
は障害物の大きさ、xは障害物の位置(x座標)、車線
中央xは車線中央のX座標であり、回避動作量は物体回
避動作判定手段1005で得られる値、α,β,a,b
は予め設定した定数である。なお、この車線中央の位置
は予め設定した値が用いられる。
【0087】この危険度算出手段1006で算出された
危険度3は警告表示装置1007に送られ、警告表示装
置1007はその危険度3に応じた警告文の表示を行
う。なお、警告文の表示形態は実施の形態8の場合と同
様である。
【0088】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、危険度算出手段1006は障害物情報格納手段5に
格納された障害物の位置、大きさ、および物体回避動作
判定手段1005が出力する車両の回避動作の大きさに
応じて警告文を表示するようにしたので、運転者により
適切な行動を指示することができ、事故を抑制すること
ができるという効果が得られる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、障害
物存在判定手段でその位置における障害物の存在を判定
して、障害物なしと判定された場合には発報解除手段に
て、障害物発報を解除するように構成したので、障害物
が撤去されたり、障害物を遮って移動する物体があるよ
うな場合でも、人手によらず障害物発報を自動的に解除
可能な障害物検出装置が得られる効果がある。
【0090】この発明によれば、障害物情報格納手段に
保持する障害物画像情報を、入力画像の障害物領域の画
像情報に基づいて更新するように構成したので、輝度変
動の影響を極力抑えることが可能となり、障害物発報を
精度よく自動的に解除できるという効果がある。
【0091】この発明によれば、他の物体で障害物が遮
蔽されたことが検出されると、障害物情報格納手段の保
持する障害物画像情報の更新を停止するように構成した
ので、障害物を長時間にわたって遮っていた遮蔽物体が
移動したような場合でも、障害物の存在の確認を確実に
行うことが可能になるという効果がある。
【0092】この発明によれば、停止物体の存在を、エ
ッジ画像のエッジ分布に基づいて判定するように構成し
たので、障害物領域の輝度値が変化した場合でも、障害
物の存在を精度よく判定することが可能になるという効
果がある。
【0093】この発明によれば、当該障害物位置の情報
と路面画像の情報との相違度に基づいて、障害物存在の
判定を行うように構成したので、障害物が撤去された
り、障害物を遮って移動する物体があるような場合で
も、人手によらず障害物発報を自動的に解除可能な障害
物検出装置が得られる効果がある。
【0094】この発明によれば、距離計測手段にて計測
された当該障害物の位置の距離分布に基づいて、障害物
存在の判定を行うように構成したので、障害物の存在判
定を高精度で行うことができ、その処理も高速化できる
などの効果がある。
【0095】この発明によれば、車両と判定された動体
が障害物の回避動作を行ったか否かを判定し、回避動作
が行われない場合には障害物発報を解除するように構成
したので、時刻経過に伴って障害物が背景と同程度の輝
度になる場合でも障害物の消失を判定することができ、
障害物発報が自動的に解除可能になるという効果があ
る。
【0096】この発明によれば、障害物の位置と大きさ
より算出された障害物の危険度に基づいて、警告文の表
示を変更するように構成したので、運転者に適切な行動
を指示することができ、事故の抑制が可能になるという
効果がある。
【0097】この発明によれば、危険度の計算を車両の
回避動作の大きさに基づいて行うように構成したので、
車両の回避動作の大きさに応じて運転者に適切な行動を
指示することができ、事故の抑制が可能になるという効
果がある。
【0098】この発明によれば、危険度の計算を、障害
物の位置、大きさ、および車両の回避動作の大きさに基
づいて行うように構成したので、運転者により適切な行
動を指示することができ、事故の抑制が可能になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1、および実施の形態
2による障害物検出装置の構成を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1における動体検出手段を説明す
るための説明図である。
【図3】 実施の形態1における動体追跡手段を説明す
るための説明図である。
【図4】 実施の形態1における動体と障害物の検出動
作を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態1における障害物の存在判定動作
を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態2における障害物の存在判定動作
を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3による障害物検出装
置の構成を示す構成図である。
【図8】 実施の形態3における障害物の遮蔽判定動作
を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4による障害物検出装
置の構成を示す構成図である。
【図10】 実施の形態4における動体と障害物の検出
動作を示すフローチャートである。
【図11】 実施の形態4における障害物の存在判定動
作を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態5による障害物検出
装置の構成を示す構成図である。
【図13】 実施の形態5における動体と障害物の検出
動作を示すフローチャートである。
【図14】 実施の形態5における障害物の存在判定動
作を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態6による障害物検出
装置の構成を示す構成図である。
【図16】 実施の形態6における距離計測動作を説明
するための説明図である。
【図17】 実施の形態6の動作を示すフローチャート
である。
【図18】 この発明の実施の形態7による障害物検出
装置の構成を示す構成図である。
【図19】 実施の形態7における動体と障害物の検出
動作を示すフローチャートである。
【図20】 実施の形態7における障害物の存在判定動
作を示すフローチャートである。
【図21】 この発明の実施の形態8による障害物検出
装置の構成を示す構成図である。
【図22】 この発明の実施の形態9、および実施の形
態10による障害物検出装置の構成を示す構成図であ
る。
【図23】 従来の障害物検出装置の構成を示す構成図
である。
【図24】 従来の障害物検出装置における動体予測領
域を説明するための説明図である。
【図25】 従来の障害物検出装置の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】 1 画像入力手段、2 動体検出手段、3 動体追跡手
段、4 物体停止判定手段、5 障害物情報格納手段、
6 障害物存在判定手段、7 発報解除手段、10 時
刻t−1における撮像画像、11 時刻tにおける撮像
画像、12 差分2値画像、13 道路、14 時刻t
−1における移動する物体(動体)、15 移動方向を
示す矢印、16 時刻tにおける移動する物体(動
体)、17移動領域、20 道路、21 動体の重心位
置、22 時刻t−1における物体の重心位置、23
時刻tにおける物体の重心位置、30 物体、31 ス
リット光、1000 遮蔽判定手段、1101 エッジ
画像生成手段、1002 路面画像蓄積手段、1003
距離計測手段、1004 車両判定手段、1005物
体回避動作判定手段、1006 危険度算出手段、10
07 警告表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/00 510 G08G 1/16 C 5H301 H04N 7/18 D 5L096 G08G 1/16 G05D 1/02 K H04N 7/18 S // G05D 1/02 B60R 21/00 624C 626E G06F 15/70 410 Fターム(参考) 2F065 AA02 AA12 AA17 BB15 CC40 FF25 FF42 GG09 HH02 JJ03 JJ26 MM06 QQ06 QQ13 QQ21 QQ24 QQ32 2F112 AC02 CA05 CA12 FA08 FA31 5C054 FC01 FC13 FC14 FC15 GB12 GD03 HA30 5C087 AA02 DD03 DD13 EE05 EE07 GG02 GG07 GG19 GG23 GG36 5H180 AA01 CC04 CC24 LL01 LL08 5H301 AA01 BB20 CC03 CC06 DD07 DD16 EE02 EE08 FF06 FF11 GG01 LL01 LL11 LL14 LL15 5L096 BA02 BA04 CA02 DA03 FA06 FA60 HA04 HA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラからの画像を入力する画像入力手
    段と、 前記画像入力手段にて入力された画像から移動している
    物体を検出する動体検出手段と、 前記動体検出手段の検出した前記物体を追跡する動体追
    跡手段と、 前記動体追跡手段の動体追跡結果から前記物体が停止し
    たか否かを判定して発報すると共に、停止した前記物体
    の位置を出力する物体停止判定手段と、 前記物体停止判定手段より出力された位置の画像情報を
    保持する障害物情報格納手段と、 前記物体停止判定手段より出力された位置に障害物が存
    在するか否かを判定する障害物存在判定手段と、 前記障害物存在判定手段が障害物なしと判定した時に、
    前記物体停止判定手段による障害物の発報を自動解除す
    る発報解除手段とを備えた障害物検出装置。
  2. 【請求項2】 障害物情報格納手段を、入力画像の障害
    物領域の画像情報により、保持する障害物画像情報の更
    新を行うものとしたことを特徴とする請求項1記載の障
    害物検出装置。
  3. 【請求項3】 障害物が他の物体に遮蔽された状態を検
    出する遮蔽判定手段を備え、 障害物情報格納手段を、前記遮蔽判定手段にて障害物が
    他の物体に遮蔽されたことが検出されると、保持する障
    害物画像情報の更新を停止するものとしたことを特徴と
    する請求項2記載の障害物検出装置。
  4. 【請求項4】 入力画像の障害物領域のエッジ画像を作
    成するエッジ画像生成手段を備え、 障害物存在判定手段を、前記エッジ画像生成手段の作成
    したエッジ画像のエッジ分布により、停止物体が存在す
    るか否かを判定するものとしたことを特徴とする請求項
    1から請求項3のうちのいずれか1項記載の障害物検出
    装置。
  5. 【請求項5】 移動している物体の写っていない路面画
    像を蓄積する路面画像蓄積手段を備え、 障害物存在判定手段を、障害物情報格納手段に保存され
    た当該障害物位置の情報と、前記路面画像蓄積手段に蓄
    積された当該障害物の路面画像の画像情報との相違度に
    より、障害物の存在判定を行うものとしたことを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の
    障害物検出装置。
  6. 【請求項6】 物体とカメラの間の距離よりその距離分
    布を求める距離計測手段を備え、 障害物存在判定手段を、前記距離計測手段によって求め
    られた当該障害物位置の距離分布により障害物存在判定
    を行うものとしたことを特徴とする請求項1記載の障害
    物検出装置。
  7. 【請求項7】 動体追跡手段の動体追跡結果から移動し
    ている物体が車両であるか否かを判定する車両判定手段
    と、 前記車両判定手段で判定された車両の一定時間内での位
    置、速度、進行方向から、当該車両が障害物を回避する
    回避動作を行ったか否かを判定する物体回避動作判定手
    段とを備え、 発報解除手段を、前記物体回避動作判定手段において回
    避動作を行ったと判定された場合に障害物発報を自動的
    に解除するものとしたことを特徴とする請求項1から請
    求項6のうちのいずれか1項記載の障害物検出装置。
  8. 【請求項8】 障害物の位置および大きさから障害物の
    危険度を算出する危険度算出手段と、 前記障害物の存在を表示する警告表示装置とを備え、 前記危険度算出手段にて算出された危険度に基づいて、
    前記警告表示装置の表示を変更することを特徴とする請
    求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の障害物
    検出装置。
  9. 【請求項9】 物体回避動作判定手段を、車両が回避動
    作を行ったと判定した場合にその回避動作の大きさを出
    力するものとし、 前記物体回避動作判定手段の出力する車両の回避動作の
    大きさに基づいて障害物の危険度を算出する危険度算出
    手段と、 前記危険度算出手段にて算出された危険度に応じて障害
    物存在の表示を変更する警告表示装置とを備えたことを
    特徴とする請求項7記載の障害物検出装置。
  10. 【請求項10】 物体回避動作判定手段を、車両が回避
    動作を行ったと判定した場合にその回避動作の大きさを
    出力するものとし、 障害物の位置および大きさと、前記物体回避動作判定手
    段の出力する車両の回避動作の大きさに基づいて、障害
    物の危険度を算出する危険度算出手段と、 前記危険度算出手段にて算出された危険度に応じて障害
    物存在の表示を変更する警告表示装置とを備えたことを
    特徴とする請求項7記載の障害物検出装置。
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