JP2001091239A - タンク底板の板厚測定装置及びその方法 - Google Patents

タンク底板の板厚測定装置及びその方法

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JP2001091239A
JP2001091239A JP27409099A JP27409099A JP2001091239A JP 2001091239 A JP2001091239 A JP 2001091239A JP 27409099 A JP27409099 A JP 27409099A JP 27409099 A JP27409099 A JP 27409099A JP 2001091239 A JP2001091239 A JP 2001091239A
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measuring
bottom plate
thickness
tank bottom
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English (en)
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Minoru Yashima
実 八島
Yukio Hiraoka
幸夫 平岡
Masayuki Nakayama
雅之 中山
Kenji Nishikura
賢二 西倉
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KANSAI X SEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大型化させることなく、測定箇所の特
定及び減肉箇所の特定を正確かつ容易にできるタンク底
板の板厚測定装置及びその方法を提供するものである。 【解決手段】 タンク底板G上を直線状に自動走行する
測定台車1と、測定台車1に搭載されタンク底板の板厚
を測定する超音波探傷装置CTとを備え、直交座標系に
定義されたタンク底板Gの溶接線YSの座標を基準とし
て、測定台車1の測定開始点S及び測定終了点Eを算出
し、これより測定台車1の測定軌跡Kを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、原油・石
油製品・化学品等を貯蔵する屋外貯蔵タンクの底板の肉
厚を超音波を用いて自動的に測定、検査するタンク底板
の板厚測定装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の屋外タンクは、建設されてから
長年経過すると、外部から雨水などの浸入により底板の
裏面が腐食してくるため、定期的に底板の板厚を測定、
検査するように法規で義務付けられている。特に原油タ
ンクなどのような大型タンクの底板の板厚測定などの場
合には、測定箇所が非常に多く、人力で測定する場合に
は多くの工数を必要とする上に、測定姿勢も人体に負担
の掛かるものであるので、従来から作業員の負担軽減と
省力化が望まれていた。
【0003】このような要望に応えるべく、例えば、特
開平3−53105号公報に開示のタンク底板の肉厚自
動測定装置が知られている。この測定装置は、駆動車輪
付きの台車に超音波探傷機、データ処理器、パーソナル
コンピュータ、水タンクを設置し、屋外貯蔵タンクの側
壁に測定位置をマークするソレノイド動作型スプレーマ
ーカと、側壁に沿って台車を案内するガイドローラとを
備えた構造となっており、これにより測定の自動化を図
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タンク底板
には、その全面に亘って微妙な凹凸とともに傾斜があ
り、とりわけ方形板やアニュラ板を溶接した箇所にはか
なりの段差が存在する。この段差等の存在により、自動
走行する測定台車は予め設定されている走行経路からず
れてしまう。上記公報に開示されているようなアニュラ
板の測定の場合は、ガイドローラにより台車を側壁に沿
って案内でき、走行経路からずれるという問題は生じに
くいが、特に方形板の測定の場合は、台車を案内する手
段は何ら存在せず予め設定されている走行経路からず
れ、狙いとする測定箇所の測定が困難になる。また、実
際に測定を終了した領域の特定が困難になるという問題
が生じてしまう。仮に、上記公報に開示の装置で、方形
板の測定を行おうとすると、ガイドローラと台車との間
に長尺アーム等を設け、方形板上を走行させなければな
らない。しかしながら、この場合、装置の大型化、アー
ムの撓み等による測定箇所のズレが生じてしまう恐れが
あり、依然として上記問題が生じてしまう。
【0005】また、上記公報には、屋外貯蔵タンクの側
壁に測定位置をマークするソレノイド動作型スプレーマ
ーカを備え、測定点の肉厚の評価結果に応じてタンク内
壁の対応位置にマーク付けする技術が開示されている。
しかしながら、このマーク付け機構は装置を大型化させ
てしまうとともに、製造コストも増大してしまう。ま
た、スプレーマーカの目詰まりや接触媒質例えば水等の
存在によるマーカ不良が生じてしまい。特に、方形板の
測定の場合は、マーカ位置がタンクの底板上面となるた
め、接触媒質の存在によるマーカ不良が生じ易く、減肉
箇所の特定が困難となる。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、装置を大型化させることなく、測
定箇所の特定及び減肉箇所の特定を正確にかつ容易にで
きるタンク底板の板厚測定装置及びその方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1に
おけるタンク底板の板厚測定装置は、複数の板部材が溶
接されて構成されるタンク底板上を直線状に自動走行す
る測定台車と、該測定台車に搭載され測定台車の自動走
行時にタンク底板の板厚を測定する板厚測定手段とを備
えるタンク底板の板厚測定装置において、上記板部材の
溶接位置を記憶する溶接位置記憶手段と、該溶接位置を
基準として、上記板厚測定手段の測定軌跡を算出する測
定軌跡算出手段と、該測定軌跡上における上記板部材の
初期の板厚データと上記板厚測定手段により測定された
板厚データとを比較して出力する出力手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】本発明に係る請求項2におけるタンク底板
の板厚測定装置は、上記溶接位置記憶手段は、タンク底
板面を直交座標系で定義し、上記溶接位置の少なくとも
1点の座標を記憶したことを特徴とする。
【0009】本発明に係る請求項3におけるタンク底板
の板厚測定装置は、上記測定軌跡算出手段は、上記溶接
位置記憶手段に記憶された溶接位置の座標を基準として
上記板厚測定手段の測定開始点及び測定終了点の座標を
算出し、該測定開始点及び測定終了点の座標に基づい
て、上記板厚測定手段の測定軌跡を算出することを特徴
とする。
【0010】本発明に係る請求項4におけるタンク底板
の板厚測定装置は、直線状に自動走行する上記測定台車
に対し、進行方向のズレを認識するズレ認識手段を備え
ることを特徴とする。
【0011】本発明に係る請求項5におけるタンク底板
の板厚測定装置は、上記ズレ認識手段により上記測定台
車の進行方向のズレを認識し、上記測定台車の自動走行
が直線状になるよう進行方向を修正する進行方向修正手
段を備えることを特徴とする。
【0012】本発明に係る請求項6におけるタンク底板
の板厚測定装置は、上記測定台車の進行方向前方に設置
されるレーザ発光器と、上記測定台車に設置され上記レ
ーザ発光器から発光されるレーザ光を受光するレーザ受
光器とを備え、上記ズレ認識手段は、該レーザ受光器が
受光するレーザの受光状態に基づいて、上記測定台車の
進行方向のズレを認識することを特徴とする。
【0013】本発明に係る請求項7におけるタンク底板
の板厚測定装置は、上記ズレ認識手段により上記測定台
車の進行方向のズレを認識し、該ズレ量を算出するズレ
量算出手段と、該ズレ量算出手段により算出されるズレ
量に基づいて、上記測定軌跡算出手段により算出された
上記板厚測定手段の測定軌跡を補正する測定軌跡補正手
段とを備えることを特徴とする。
【0014】本発明に係る請求項8におけるタンク底板
の板厚測定装置は、タンク底板上を自動走行する測定台
車と、該測定台車に搭載され測定台車の自動走行時にタ
ンク底板の板厚を測定する板厚測定手段とを備えるタン
ク底板の板厚測定装置において、予め直交座標系を有す
るタンク底板図として記憶するタンク底板図記憶手段
と、上記板厚測定手段により測定されたタンク底板面に
おける測定開始点及び測定終了点の座標を入力する入力
手段と、該入力手段により入力された測定開始点及び測
定終了点の座標に基づいて、上記板厚測定手段の直交座
標系における測定軌跡を算出する測定軌跡算出手段と、
該測定軌跡算出手段により得られる測定軌跡を上記タン
ク底板図記憶手段に記憶されたタンク底板図上に表示す
る表示手段とを備えることを特徴とする。
【0015】本発明に係る請求項9におけるタンク底板
の板厚測定装置は、複数の板部材が溶接されて構成され
るタンク底板上を自動走行する測定台車と、該測定台車
に搭載され測定台車の自動走行時にタンク底板の板厚を
測定する板厚測定手段とを備えるタンク底板の板厚測定
装置において、予め直交座標系を有するタンク底板図と
して記憶するタンク底板図記憶手段と、上記板厚測定手
段により測定されたタンク底板面における測定開始点及
び測定終了点の座標を入力する入力手段と、該入力手段
により入力された測定開始点及び測定終了点の座標に基
づいて、上記板厚測定手段の直交座標系における測定軌
跡を算出する測定軌跡算出手段と、該測定軌跡上におけ
る板部材の初期の板厚データと上記板厚測定手段により
測定された板部材の板厚データとを比較し出力する出力
手段と、上記測定軌跡算出手段及び上記出力手段から得
られる測定軌跡及び測定軌跡上の測定結果を上記タンク
底板図記憶手段に記憶されたタンク底板図上に表示する
表示手段とを備えることを特徴とする。
【0016】本発明に係る請求項10におけるタンク底
板の板厚測定装置は、上記タンク底板図記憶手段に記憶
されたタンク底板図には、溶接線が表示されていること
を特徴とする。
【0017】本発明に係る請求項11におけるタンク底
板の板厚測定方法は、複数の板部材が溶接されて構成さ
れるタンク底板上を直線状に自動走行する測定台車と、
該測定台車に搭載され測定台車の自動走行時にタンク底
板の板厚を測定する板厚測定手段とを備えるタンク底板
の板厚測定方法において、上記板部材の溶接位置を基準
として、上記板厚測定手段の測定軌跡を算出し、該測定
軌跡上における上記板部材の初期の板厚データと上記板
厚測定手段により測定された板厚データとを比較して出
力することを特徴とする。
【0018】本発明に係る請求項12におけるタンク底
板の板厚測定方法は、直線状に自動走行する上記走行台
車に対し、進行方向のズレを認識し、そのズレ量に基づ
いて、上記測定台車の自動走行が直線状になるよう進行
方向を修正することを特徴とする。
【0019】本発明に係る請求項13におけるタンク底
板の板厚測定方法は、直線状に自動走行する上記走行台
車に対し、進行方向のズレを認識し、そのズレ量に基づ
いて、上記板厚測定手段の測定軌跡を補正することを特
徴とする。
【0020】本発明に係る請求項14におけるタンク底
板の板厚測定方法は、上記測定台車の進行方向前方にレ
ーザ発光器を設置するとともに、上記測定台車に上記レ
ーザ発光器から発光されるレーザ光を受光するレーザ受
光器を設置し、該レーザ受光器が受光するレーザの受光
状態に基づいて、上記測定台車の走行位置のズレを認識
するとともに、該ズレ量に基づいて、上記測定台車の自
動走行が直線状になるよう進行方向を修正するととも
に、上記板厚測定手段の測定軌跡を補正することを特徴
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下実施例を示す添付図面によっ
て詳細に説明する。図1は、本発明に係るタンク底板の
板厚測定装置を示すその上面図であり、図2はその側面
図、図3はその正面図である。図4は、その制御回路系
を示すブロック図である。
【0022】図1、図2及び図3において、タンク底板
の板厚測定装置ITは、タンク底板Gの腐食による減肉
部を自動的に検出する装置であり、測定台車1の裏面に
正転,逆転する左右駆動車輪2a,2bと自由車輪3と
が図1に示す位置に取り付けられている。この左右駆動
車輪2a,2bの内部には永久磁石が内蔵され、タンク
底板G上での滑り及び空回りを抑止している。また、測
定台車1の裏面には、左右駆動車輪2a,2bをそれぞ
れ駆動するための左右走行用モータMa,Mbと、後述す
る探傷ヘッドTを水平移動させるための探触子横行用モ
ータMcが取り付けられている。更に、図1及び図2に
示すように、測定台車1の表面には制御ボックス4が設
けられている。制御ボックス4内には、左右走行用モー
タMa,Mb及び探触子横行用モータMcに電源供給する
サーボアンプSa,Sb,Scと、サーボアンプSa,
Sb,Scを制御するシーケンサ5が収納されている。
制御ボックス4の上面には、測定台車1の進行方向の前
後に前方レーザ受光器Laと後方レーザ受光器Lbとが
設置され、後述するレーザ発光器からのレーザ光を受光
する構成となっており、測定台車1の進行方向からのズ
レを認識するとともに、そのズレ量を算出することも可
能となる。
【0023】制御ボックス4の前側面には探傷ヘッドT
を測定台車1の進行直交方向(以下、横行方向と称
す。)へ水平移動するための水平レール6が設けられ、
探傷ヘッドTがこの水平レール6に沿ってタンク底板G
面に対して平行に摺動するための水平走査軸7が設けら
れている。この水平走査軸7は探触子横行用モータMc
によりラック&ピニオン機構8を介して水平移動され
る。水平走査軸7には垂直取付部9が設けられ、図3に
示すように、この垂直取付部9に垂直レール10が横行
方向で等間隔に6個設けられる。また、この垂直レール
10の各々には上下に摺動する垂直軸11が設けられ、
垂直軸11はスプリングにより下方へ付勢されている。
更に、この6個の垂直軸11の下端の各々には、測定台
車1の進行方向及び横行方向に回転軸を備える回動機構
を介して探傷ヘッド支持機構12が6個設けられ、その
探傷ヘッド支持機構12の各々にNo1からNo6まで
の合計6個の超音波発振子(以下、探触子と称す)13
a,13b,13c,13d,13e,13f(以下、
13と称す)が備えられている。つまり、探触子13が
測定台車1の横行方向へ6個配列され、また探触子13
の下面はタンク底板G面に対し、常に平行を維持される
ことになる。また、図2に示すように、探傷ヘッド支持
機構12には配管Hが接合されており、この配管Hを介
して後述する吸水タンク29から接触媒体としての水が
探傷ヘッド支持機構12の内部空間12aに充填され
る。
【0024】また、図1に示す計測機器搭載台車14を
備え、この計測機器搭載台車14の裏面は4個の自由車
輪15が設けられ、人力により移動される。この計測機
器搭載台車14には、超音波探傷器16、波形表示器1
7及びノートパソコン18が積載され、測定台車1の機
器と計測機器搭載台車14の機器とは所望の長さのケー
ブル19より電気的に接続されている。
【0025】次に、タンク底板Gの板厚測定装置ITの
制御回路系について、図4のブロック図を参照して説明
する。この制御回路系は、板厚測定手段としての超音波
探傷装置CT、横行原点検出器20、測定信号発生器2
1、レーザ受光器L、駆動装置MO、制御装置SE、出
力手段又は表示手段としての表示装置22及び入力手段
としての操作パネル23から構成されている。同図にお
いて、超音波探傷装置CTはタンク底板Gに対し超音波
を発受信する6個の探触子13及び探触子13からの信
号よりタンク底板Gの板厚を算出する超音波探傷器16
を備える。レーザ受光器Lは測定台車1の上面前方に設
置されレーザ発光器からのレーザ光を受光する前方レー
ザ受光器Lfと上面後方に設置されレーザ発光器からの
レーザ光を受光する後方レーザ受光器Lbとを備える。
駆動装置MOは左右駆動車輪2a,2bを回転させる右
右走行用モータMa,Mb及び探触子13を横行方向へ
水平に移動させる探触子横行用モータMcを備えてい
る。制御装置SEは、中央処理装置24と演算処理のた
めの制御プログラム、検査対象となるタンクの直交座標
系が定義されたタンク底板図TZ及び走査パターンPT
が書き込まれた記憶装置25等が内蔵されている。制御
装置SEの構成ブロックを示すと、制御装置SEは、中
央処理装置24、制御プログラムや検査対象となるタン
クの直交座標系が定義されたタンク底板図TZ及び走査
パターンPTが書き込まれた記憶装置25(請求項内の
溶接位置記憶手段及びタンク底板図記憶手段を指
す。)、測定台車1が所定の進行方向からズレが生じた
際に進行方向を修正するために使用する数値及びタンク
の直交座標系における測定台車1の測定軌跡Kの座標を
得るための演算処理装置26、駆動装置MOを駆動する
ための制御信号を発生するシーケンサ5、走行距離及び
走査距離を計測するためのパルスカウンタを備え、シー
ケンサ5からの制御信号に基づい駆動装置MOに電源供
給するとともに、駆動装置MO側から発生するパルスを
カウントするサーボアンプSa,Sb,Scから構成さ
れている。
【0026】操作パネル23から中央処理装置24に入
力される探傷開始信号に基づいて、制御プログラムが作
動して測定台車1が走行を開始し、タンク底板Gの板厚
測定を開始する。この制御装置SEには、中央処理装置
24と演算処理装置26によって、レーザ受光器Lから
入力される測定台車1の進行状態に関わる信号から測定
台車1に進行方向のズレが生じたことを認識するズレ認
識手段と、そのズレ量を算出するズレ量算出手段と、そ
のズレ量に基づいて進行方向を修正するための左右駆動
車輪2a,2bの移動量を算出する移動量算出手段とを
備え、これらの算出手段によって得られるデータに基づ
いて、左右駆動車輪2a,2bの回転数を制御して、測
定台車1を直線状に自動走行させる制御がなされ、測定
台車1が所定の進行方向からズレが生じた際に進行方向
を修正する進行方向修正手段とを備えている。また、更
に制御装置SEには、中央処理装置24と演算処理装置
26によって、探傷子13の走査パターンPTとしての
測定軌跡Kを算出する測定軌跡算出手段と、この測定軌
跡算出手段により算出された測定軌跡Kを、上記ズレ量
算出手段によりズレ量に基づいて補正する測定軌跡補正
手段を備えている。
【0027】次に、上記タンク底板Gの板厚測定装置I
Tを用いた2パターンの測定要領について、図5、図6
及び図7を参照して説明する。図5は、表示装置22に
表示されるタンク底板Gの縮小図面である。図6は、タ
ンク底板Gのアニュラ板GAにおける本装置の使用状態
を示す斜視図である。図7は、タンク底板Gの長方板G
Cにおける本装置の使用状態を示す斜視図である。
【0028】図5に示すタンク底板図TZのように、タ
ンク底板Gは円形状を成しており、その外周部がアニュ
ラ板GAで構成されると共に、内周部が長方板GCで構
成されている。このアニュラ板GA及び長方板GCが互
いに溶接接合されて1枚の底板を成している。アニュラ
板GAの板厚測定の場合、図6に示すように測定台車1
はその進行方向後方に探触ヘッドTが位置するように設
置され、かつタンクの側壁27から一定距離を保ちなが
ら進行するよう、測定台車1側面にはガイドローラ28
が取り付けられ、このガイドローラ28によりタンク側
壁27に沿って進行する。また、測定機器搭載台車14
は測定台車1の進行に伴い、人力により移動させる。測
定台車1の近傍には、探傷ヘッド支持機構12の内部空
間12aに接触媒体としての水を供給するための吸水タ
ンク29が設置され、ポンプ付きホース30を介して探
傷ヘッド支持機構12の配管13に接続される。一方、
長方板GCの板厚測定の場合、図7に示すように測定台
車1はその進行方向前方に探触ヘッドTが位置するよう
に設置され、かつ測定台車1の進行方向前方にレーザ発
光器Lcが設置されて、このレーザ発光器Lcから発光
されたレーザ光を測定台車1の上面に設置された前方レ
ーザ受光器Lf及び後方レーザ受光器Lbで受光する。
この受光状態に基づいて測定台車1の進行方向のズレを
認識すると共に、測定台車1の進行方向に修正をかけて
レーザ発光器Lcに向けて直線状に進行するよう左右駆
動車輪2a,2bの移動量が制御される。通常、測定台
車1の左右駆動車輪2a,2bの移動量を等しくし、直
線状に進行するよう設定されているが、タンク底板G上
に存在する溶接線YSの凹凸や傾斜等により直線走行に
若干のズレが生じてくるため、進行方向修正手段が必要
となる。その他の構成については、アニュラ板GAの板
厚測定の場合と同様である。
【0029】次に、探触子13の走査パターンPTにつ
いて、図8を参照して説明する。図8は、No1探触子
13aを例に走査パターンPTを示した図である。上述
でも説明したように、探傷ヘッド支持機構12にはNo
1からNo6までの探触子13が測定台車1の横行方向
へ等間隔で6個配列されており、いずれの探触子13も
同様の走査パターンPTとなる。探触子13の横行方向
の走査は探触子横行用モータMcにより水平走査軸7を
水平駆動することで行われるとともに、探触子13の進
行方向の走査は左右走行用モータMa,Mbにより測定
台車1を進行方向へ移動することで行われる。まず、横
行原点検出器21(図2参照。)によりNo1探触子1
3aが横行原点に位置していることを検出して測定が開
始される。横行原点に位置しているNo1探触子13a
は測定開始点Sから点bに向けて横行方向へ走査され
る。点Sb間の距離は85mmに設定され、測定信号発生
器22(図2参照。)からの探傷測定指令を受け、5mm
ピッチで探傷測定を行っている。つまり、No1探触子
13aの横行方向への1走査で17点、No1探触子1
3aからNo6探触子13fまでの横行方向への1走査
で102点の探傷測定を行っている。また、点Sb間の
走査距離は任意の距離に設定してもよいが、少なくとも
配列されている探触子13間の距離よりも長くする必要
がある。これにより探触子13間の探傷測定を隈無く行
える。次に、No1探触子13aは点bから点cに向け
て進行方向へ移動される。点bc間の距離は5mmに設定
され、5mmピッチで移動することになる。この進行方向
への移動距離は任意に設定可能であり、シーケンサ5に
より進行方向への移動距離が制御される。また、この進
行方向への移動中に探傷測定は行われない。更にNo1
探触子13aは点cから点dに向けて横行方向へ走査さ
れる。点cd間の走査も上記点ab間と同様の探傷測定
が行われる。以上の走査が所定の距離繰り返されて探傷
測定を終了する。
【0030】ここで、図7で示したタンク底板Gにおけ
る長方板GCの板厚測定を例に、実際の板厚測定動作と
ともに制御装置SEの動作について説明する。図9に示
すように、検査員はまずステップS10にて、検査する
タンク内に板厚測定装置ITを搬入する。ステップS1
1にて検査員は測定機器同士の結線、レーザ発光器Lc
を板厚測定する測定台車1の進行方向前方に設置し、接
触媒体としての水を供給するための給水準備を行う。ス
テップS12にて検査員は長方板GC上における測定ス
タート位置に測定台車1を上記レーザ発光器Lcに配向
させてセットする。この時、測定台車はその進行方向前
方側に左右駆動車輪2a,2bが位置するようセットす
る。ステップS13にてノートパソコン18、測定機器
及びレーザ発光器Lc等に電源を投入し、測定台車1を
直線状に自動走行させる測定プログラムを起動させる。
ステップS14にて今回検査するタンク底板図TZを記
憶装置25に記憶させるとともに、タンク底板図TZを
表示装置22に表示させる。
【0031】ここで、タンク底板図TZとは、図5に示
すようにアニュラ板GA及び長方板GCを溶接接合した
際の溶接線YSを含む実タンク底板形状の縮小図であ
り、タンク底板Gの中心Oを原点とした直交座標系で定
義されている。現時点が今回のタンクの測定途中である
場合、中央処理装置24は記憶装置25からタンク底板
図TZを取り出し、前回までに測定した測定軌跡Kが表
示されたタンク底板図TZを表示装置22に表示させ
る。また、記憶装置25には直交座標系に関連付けてタ
ンク底板Gの初期の板厚データが記憶されている。ステ
ップS15にて検査対象物の名称等のデータファイル名
を入力し、記憶装置25に記憶させる。ステップS16
にて測定開始点の座標、測定ピッチ、設計板厚及び有効
データ範囲等の初期条件の入力を操作パネルにより行
い、記憶装置25に記憶させる。
【0032】ここで、測定開始点の座標の算出方法は図
10に示すように、測定開始点Sに対し最寄りとなる溶
接線YSの交点PからX軸方向に垂線を下ろすととも
に、測定開始点SからY軸方向に垂線を下ろす。この両
垂線の交点をMとし、点PM間及び点SM間の距離a,
bを測定する。既知である溶接線YSの交点Pの座標デ
ータに距離a,bの値を和(又は減じて)して測定開始
点Sの座標を算出する。または、測定開始点Sと溶接線
YSの交点Oまでの距離c及び測定開始点Sと溶接線Y
Sの交点Pまでの距離dを測定し、この距離c,dから
測定開始点Sの座標を算出してもよい。測定終了点も測
定開始点と同様に算出する。また、測定ピッチとは、図
8に示したように各探触子13が横行方向に走査する走
査距離、測定台車1の進行方向への1回の移動距離及び
総移動距離である。設計板厚とは、タンク底板Gの初期
つまり腐食のない状態での板厚データである。有効デー
タ範囲とは、上記設計板厚よりも大きな板厚データを測
定した場合や装置自体の測定可能な最小板厚を下回った
板厚データを測定した場合には、これらの測定データを
無効にするデータ範囲である。ステップS17では、検
査員が操作パネル23の任意のキーを押下することによ
り板厚測定装置ITに測定開始の指令が下される。この
測定開始指令を受けて中央処理装置24はステップS1
8にて前方及び後方レーザ受光器Lf,Lbから得られ
る測定台車1の横行方向のズレ量Yf、Ybを記憶装置
25に記憶させる。
【0033】ここで、測定台車1の横行方向のズレ量Y
f、Ybとは、図11に示すように前方及び後方レーザ
受光器Lf,Lbはいずれも複数のレーザ受光素子を測
定台車1の横行方向に配列させて構成しており、この複
数のレーザ受光素子の中で最大の受光量を受光したレー
ザ受光素子と、測定台車1の横行方向で測定台車1の中
心となる位置に配列されたレーザ受光素子との距離を算
出して、これをズレ量Yf、Ybとしている。このズレ
量Yf、Ybは、前方及び後方レーザ受光器Lf,Lb
を測定台車1の進行方向前方から視て、上記中心位置の
レーザ受光素子に対し左側で最大の受光量を受光した場
合をプラスのズレ量で表し、右側の場合をマイナスのズ
レ量で表している。
【0034】次にステップS19にて中央処理装置24
は、横行原点検出器21によりNo1探触子13aが横
行原点に位置していることを検出し、これよりシーケン
サ5に対し測定開始の信号を送り、シーケンサ5からサ
ーボアンプScに制御信号が送られ探触子横行用モータ
Mcが駆動される。各探触子13は横行方向に走査さ
れ、ステップS20にて超音波探傷器16が測定信号発
生器22から5mmピッチ毎の板厚測定指令を受け、各探
触子13により板厚測定が行われる。この板厚測定デー
タは、測定台車1の進行方向の位置データ、探触子13
の横行方向の位置データ及び上記測定台車1の横行方向
のズレ量Yf、Ybに関連付けて、随時記憶装置25に
送信され保存されていく。ステップS21にてサーボア
ンプScのパルスカウンタにより、探触子13がステッ
プS16にて設定された横行方向への走査距離に達した
ことを検知して、シーケンサ5により探触子横行用モー
タMcの駆動が停止される。
【0035】次にステップS22にてサーボアンプS
a,Sbのパルスカウンタにより測定台車1の進行方向
への総移動距離を検知し、測定台車1がステップS16
にて設定された進行方向への総移動距離を達したか否か
を判断する。測定台車1が設定された進行方向への総移
動距離を達していない場合は、ステップS23にて左右
走行用モータMa,Mbが駆動され、前方及び後方レー
ザ受光器Lf,Lbから得られる測定台車1の横行方向
のズレ量Yf、Ybに応じて演算処理装置26が常時左
右駆動車輪2a,2bの回転量を算出し、シーケンサ5
により左右走行用モータMa,Mbが制御される。ステ
ップS24にてサーボアンプSa,Sbのパルスカウン
タにより、測定台車1がステップS16にて設定された
進行方向への1回の移動距離を達したことを検知し、シ
ーケンサ5により左右走行用モータMa,Mbの駆動が
停止される。その後、ステップS18以降の動作が繰り
返される。また、ステップS22にて測定台車1が設定
された進行方向への総移動距離に達した場合、板厚測定
装置ITの測定を終了する。次にステップS25にて測
定終了点の座標を操作パネル23より入力し、記憶装置
25に記憶させる。この測定終了点の座標は、上記ステ
ップS16にて算出した測定開始点Sと同様に最寄りと
なる溶接線YSの交点を基準として算出する。ステップ
S26では今回測定した測定軌跡Kが表示されたタンク
底板図TZを表示装置22に表示させる。なお、測定軌
跡Kの算出方法については後で詳しく述べる。
【0036】検査員はステップS27にて、表示装置2
2に表示された測定軌跡Kがタンク底板図TZ上におけ
る正しい位置に表示されているかを否かを判断し、正し
ければステップS28にて測定データを記憶装置25に
保存させ、ステップS29にて測定プログラムを終了さ
せる。一方、測定軌跡Kの表示位置が適正でなければ、
再度ステップS30にて測定開始点及び測定終了点の見
直しを行い、ステップS26以降の動作を行う。
【0037】図6で示したタンク底板Gにおけるアニュ
ラ板GAの板厚測定ついては、測定台車1はその進行方
向後方側に左右駆動車輪2a,2bが位置するよう配向
され、かつガイドローラ28をタンク側壁27に当接さ
せてセットされる。したがって、測定台車1はこのガイ
ドローラ28によってタンク側壁27から所定の距離を
保ちながら側壁27に沿って進行することになる。つま
り、タンク底板Gにおける長方板GCの板厚測定の様に
レーザ発光器Lc及び前方及び後方レーザ受光器Lf,
Lbは使用せず、左右駆動車輪2a,2bの回転量も常
に同じ回転量で制御される。上記以外の板厚測定動作は
長方板GCの板厚測定動作と同様であるので説明を省略
する。
【0038】次に図9におけるステップS23の左右駆
動車輪2a,2bの回転量制御について、図12を参照
して説明する。ステップS100にて測定台車1の進行
方向への走行指令が下ると、ステップS101にて左右
走行用モータMa,Mbが駆動される。ステップS10
2及びステップS103にて前方及び後方レーザ受光器
Lf,Lbにより測定台車1の横行方向のズレ量Yf、
Ybを計測し、演算処理装置26はステップS104以
降の処理により左右駆動車輪2a,2bの回転量を算出
する。まず、ステップS104にて前方レーザ受光器L
f側のズレ量Yfが例えば10mm以上か否かの判断を行
う。ズレ量Yfが10mm以下である場合、更にステップ
S105にて前方レーザ受光器Lf側のズレ量Yfが−
10mm以下か否かの判断を行う。ズレ量Yfが−10mm
以上である場合、ステップS106にて前方レーザ受光
器Lf側のズレ量Yfに対し、後方レーザ受光器Lb側
のズレ量Ybを減じ、この差が例えば2mm以上か否かの
判断を行う。この差が2mm以下である場合、更にステッ
プS107にてこの差が−2mm以下か否かの判断を行
う。この差が−2mm以上である場合、測定台車1の進行
方向に対するズレは小さいものと判断され、ステップS
108にて前回算出された左右駆動車輪2a,2bの回
転量が維持され、シーケンサ5により左右走行用モータ
Ma,Mbが制御される。次にステップS109にてサ
ーボアンプSa,Sbのパルスカウンタにより、測定台
車1が設定された進行方向への1回の移動距離を走行し
たか否かを判断し、1回の移動距離を走行した場合に
は、ステップS110にてシーケンサ5により左右走行
用モータMa,Mbの駆動が停止される。一方、ステッ
プS104にてズレ量Yfが10mm以上である場合又は
ステップS106にて差が2mm以上である場合、測定台
車1が進行方向に対し左側にズレていると判断し、ステ
ップS111にて右駆動車輪2bの回転量を左駆動車輪
2aの回転量より小さくなるよう、シーケンサ5により
左右走行用モータMa,Mbが駆動制御される。そし
て、ステップS109以降の動作が繰り返される。ま
た、ステップS105にてズレ量Yfが−10mm以下で
ある場合又はステップS107にて差が−2mm以下であ
る場合、測定台車1が進行方向に対し右側にズレている
と判断し、ステップS112にて右駆動車輪2bの回転
量を左駆動車輪2aの回転量より大きくなるよう、シー
ケンサ5により左右走行用モータMa,Mbが駆動制御
される。そして、ステップS109以降の動作が繰り返
される。
【0039】次に記録処理動作について図13を参照し
て説明する。演算処理装置26は、ステップS200に
て記憶装置25からタンク底板図TZを読み出すととも
に、表示装置22にタンク底板図TZを表示させる。ス
テップS201にて検査員は、表示装置22に表示され
た際に板厚測定結果を識別する底板表示色を操作パネル
23にて指定する。この底板表示色は例えば2色表示方
式及び3色表示方式があり、2色表示方式では予め設定
された板厚以上か否かで色選択され、3色表示方式では
初期の板厚に対し90%以上の板厚、90%未満80%
以上の板厚及び80%未満の板厚の何れかに区分され色
選択される。その他の方式により識別してもよい。演算
処理装置26は、ステップS202にて記憶装置25か
ら測定データファイルを読み出す。
【0040】この測定データファイルは、例えば図14
に示すタンク底板Gにおける長方板GCの測定データに
ついて説明すると、横方向には、探触子13横行方向の
1回の走査で得られた測定データが配列される。つま
り、1つの探触子13により17点、6つの探触子13
により合計102点の測定データが横方向に配列され
る。また、この測定データの頭にはその測定時における
測定台車1の横行方向のズレ量が付加される。縦方向に
は、測定台車1の進行方向への移動により順次測定され
た上記測定データが配列される。また、タンク底板Gに
おけるアニュラ板GAの測定データの場合は、上記長方
板GCの測定データの頭に付加されるズレ量が削除され
たものとなる。次に演算処理装置26は、ステップS2
03にて上記図14に示す各測定データに対し、タンク
底板図TZの直交座標系における測定位置の座標を算出
する。この算出手順については、後で詳しく述べる。演
算処理装置26は、ステップS204にて各測定データ
に対応した色を選択し、この選択された色を表示装置2
2に表示されたタンク底板図TZ上に上記ステップS2
03にて算出した座標に基づき順次表示していく。ステ
ップS205では、表示装置22に全測定データの色表
示を行ったか否かの判断を行う。全測定データの色表示
が終了されていなければ、再度ステップS203以降の
動作を繰り返す。一方、全測定データの色表示が終了し
た場合、ステップS206にて全ての測定データファイ
ルを処理したか否かの判断が行われる。全ての測定デー
タファイルの処理を終了していなければ、演算処理装置
26はステップS207にて処理されていない測定デー
タファイルを記憶装置25から読み込み、再度ステップ
S203以降の動作を繰り返す。全ての測定データファ
イルの処理を終了すれば、ステップS208にて記憶装
置25に色表示されたタンク底板図TZを記憶して、記
憶処理動作を終了する。
【0041】次に、演算処理装置26による測定位置の
座標の算出手順について、図15及び図16を参照して
説明する。図15は、タンク底板Gの長方板GC上にお
ける座標算出手順を示しており、演算処理装置26はス
テップS300にて、測定開始点の座標(Xs,Y
s)、測定終了点の座標(Xe,Ye)及び測定開始点
から測定終了点の間で探触子13が横行方向に走査した
回数Nを記憶装置25から読み込む。ステップS301
にて測定開始点の座標(Xs,Ys)及び測定終了点の
座標(Xe,Ye)から測定開始点と測定終了点との直
線距離Lを算出する。ステップS302にて走行方向の
平均測定ピッチPを上記走査回数N及び直線距離Lの値
から、式、P=L/N−1に基づいて算出する。走行方
向の平均測定ピッチとは、測定台車1の進行方向への1
回の移動距離の平均である。ステップS303にて測定
開始点と測定終了点との結ぶ直線のX座標軸に対する傾
き角αを算出する。ステップS304にて測定開始点の
次の測定点の座標(X11,Y11)を、探触子13の
横行方向の測定ピッチ5mm及び上記傾き角αの値から、
式、X11=Xs+5sinα、Y11=Ys−5co
sαに基づき算出される。測定開始点の次の測定点と
は、測定開始点から探触子13の横行方向の走査で1回
目に測定される点である。
【0042】ステップS305にて次の測定点の座標
(X12,Y12)が、ステップS304と同様に、
式、X12=X11+5sinα、Y12=Y11−5
cosαに基づき算出される。ステップS306にてス
テップS304及びS305と同様の処理により第1走
査線(測定開始点から横行方向へ走査した走査線を第1
走査線と称す。)上の全測定点の座標を順次算出してい
く。次に演算処理装置26はステップS307にて図1
4に示した第2走査線における測定データの頭に付加さ
れたズレ量Yf2を読み込む。ステップS308にて第
2走査線における測定開始点に対して他端側(図14中
において左側。)の測定点の座標(X21,Y21)
を、式、X21=Xs+P・cosα+Yf2・sin
α、Y21=Ys+P・sinα−Yf2・cosαに
基づき算出する。つまり、偶数番の走査線に対してはそ
の測定開始点に対して他端側の測定点から座標を算出し
ていくことになる。ステップS309にてステップS3
04及びS305と同様の処理により第2走査線上の全
測定点の座標を順次算出していく。ステップS310に
て第3走査線における測定データの頭に付加されたズレ
量Yf3を読み込み、ステップS308と同様の処理に
より各測定点の座標を算出していく。以上のようにステ
ップS311では全走査線上の全測定点の座標を順次算
出していく。ステップ312では算出された全ての測定
点の座標データを記憶装置25に保存して座標算出動作
を終了する。
【0043】図16は、タンク底板Gのアニュラ板GA
上における座標算出手順を示しており、演算処理装置2
6はステップS400にて、測定開始点の座標(Xs,
Ys)、測定終了点の座標(Xe,Ye)を読み込む。
ステップS401にて測定開始点から測定終了点の間で
探触子13が横行方向に走査した回数Mを記憶装置25
から読み込む。ステップS402にてタンク中心座標
(0,0)及び測定開始点の座標(Xs,Ys)よりタ
ンクの中心点Oから測定開始点までの直線距離Rを算出
する。ステップS403にてタンクの中心点Oと測定開
始点とを結ぶ直線のX座標軸に対する傾き角βを算出す
る。ステップS404にてタンクの中心点Oと測定開始
点とを結ぶ直線とタンクの中心点Oと測定終了点とを結
ぶ直線の挟角γを算出する。ステップS405にて測定
台車が設定された進行方向への1回の移動距離で、タン
クの中心点Oに対し回転する角度Δγを、式、Δγ=γ
/(N−1)に基づいて算出する。ステップS406に
て測定開始点の次の座標以降を(Xmn,Ymn)で表
し、mを走査線の番数、nを各走査線上における上記測
定開始点側からの番数と定義する。探触子13の横行方
向の測定ピッチ5mm、上記距離R、上記傾き角β及び上
記角度Δγの値から、式、Xmn=(R−5n)cos
{β+(m−1)Δγ}、Ymn=(R−5)sin{β
+(m−1)Δγ}に基づき、各走査線上の測定点を算
出する。ここで、nは各走査線上における上記測定開始
点側の測定点の番数を0とし、本実施例ではnに0〜1
01を代入することになる。ステップS407では算出
された全ての測定点の座標データを記憶装置25に保存
して座標算出動作を終了する。
【0044】
【発明の効果】本発明による請求項1のタンク底板の自
動板厚測定装置は、タンク底板を構成する板部材の溶接
位置を基準として、確実に板厚測定装置の測定軌跡を算
出できるため、アーム部材又はマーク付け機構などを設
けることなく、測定箇所の特定を正確かつ容易にでき
る。
【0045】本発明による請求項2のタンク底板の自動
板厚測定装置は、タンク底板面を直交座標系で定義する
ことで、溶接位置を正確に特定できるため、測定箇所の
特定も正確かつ容易にできる。
【0046】本発明による請求項3のタンク底板の自動
板厚測定装置は、溶接位置の座標を基準として、正確か
つ容易に板厚測定手段の測定開始点及び測定終了点の座
標を算出できるため、測定軌跡も正確かつ容易に算出で
きる。
【0047】本発明による請求項4のタンク底板の自動
板厚測定装置は、測定台車の直進走行に対し、進行方向
のズレを認識できるため、進行方向の修正又は測定軌跡
の補正をすることも可能となる。
【0048】本発明による請求項5のタンク底板の自動
板厚測定装置は、走行位置修正手段により測定台車の走
行軌跡をより直線状に近付けることができ、所望の底板
領域を測定できる。
【0049】本発明による請求項6のタンク底板の自動
板厚測定装置は、ズレ認識手段としてレーザ発光器及び
レーザ受光器を用いることで、測定台車の直進走行に対
する進行方向のズレを確実に認識できる。
【0050】本発明による請求項7のタンク底板の自動
板厚測定装置は、ズレ量算出手段により算出されるズレ
量に基づいて、板厚測定手段の測定軌跡を補正できるた
め、測定軌跡を正確に算出でき、測定箇所の特定も正確
かつ容易にできる。
【0051】本発明による請求項8のタンク底板の自動
板厚測定装置は、表示手段に表示されたタンク底板図上
の測定軌跡を一目で認識できるため、測定していない底
板領域を正確かつ容易に特定できる。
【0052】本発明による請求項9のタンク底板の自動
板厚測定装置は、表示手段に表示されたタンク底板図上
の測定軌跡及び測定結果を一目で認識できるため、測定
していない底板領域を正確かつ容易に特定できるととも
に、後の補修箇所の特定も正確かつ容易にできる。
【0053】本発明による請求項10のタンク底板の自
動板厚測定装置は、タンク底板図に溶接線が表示される
ことで、溶接線を基準にして、測定していない底板領域
及び後の補修箇所の特定ができ、後の測定作業及び補修
作業が容易となる。
【0054】本発明による請求項11のタンク底板の自
動板厚測定方法は、タンク底板を構成する板部材の溶接
位置を基準として、確実に板厚測定装置の測定軌跡を算
出できるため、アーム部材又はマーク付け機構などを設
けることなく、測定箇所の特定を正確かつ容易にでき
る。
【0055】本発明による請求項12のタンク底板の自
動板厚測定方法は、測定台車の進行方向のズレ量に基づ
いて、測定台車の走行軌跡をより直線状に近付けること
ができ、所望の底板領域を測定できる。
【0056】本発明による請求項13のタンク底板の自
動板厚測定方法は、測定台車の進行方向のズレ量に基づ
いて、板厚測定手段の測定軌跡を補正できるため、測定
軌跡を正確に算出でき、測定箇所の特定も正確かつ容易
にできる。
【0057】本発明による請求項14のタンク底板の自
動板厚測定方法は、レーザ発光器及びレーザ受光器によ
り、測定台車の直進走行に対する進行方向のズレ及びズ
レ量を確実かつ正確に認識できるため、所望の底板領域
を測定でき、かつ測定軌跡を正確に算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンク底板の板厚測定装置の上面
図である。
【図2】本発明に係るタンク底板の板厚測定装置の側面
図である。
【図3】本発明に係るタンク底板の板厚測定装置の正面
図である。
【図4】本発明に係るタンク底板の板厚測定装置の制御
回路系を示すブロック図である。
【図5】表示装置に表示される実タンク底板形状を縮小
したタンク底板図である。
【図6】タンク底板のアニュラ板の板厚測定における本
装置の使用状態を示す斜視図である。
【図7】タンク底板の長方板の板厚測定における本装置
の使用状態を示す斜視図である。
【図8】No1探触子13aを例に走査パターンを示し
た図である。
【図9】板厚測定動作を示すフローチャートである。
【図10】測定開始点の座標の算出方法を説明するため
の図である。
【図11】測定台車の横行方向のズレ状態を示す図であ
る。
【図12】測定台車の左右駆動車輪の回転量制御を示す
フローチャートである。
【図13】記録処理動作を示すフローチャートである。
【図14】板厚測定結果の測定データファイルを表した
図である。
【図15】タンク底板の長方板上における座標算出手順
を示すフローチャートである。
【図16】タンク底板のアニュラ板上における座標算出
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 測定台車 2a 左駆動車輪 2b 右駆動車輪 4 制御ボックス 5 シーケンサ 13a〜13f No1〜No6探触子 14 計測機器搭載台車 16 超音波探傷器 18 ノートパソコン 22 表示装置 23 操作パネル 24 中央処理装置 25 記憶装置 26 演算処理装置 IT 板厚測定装置 CT 超音波探傷装置 T 探傷ヘッド Lf 前方レーザ受光器 Lb 後方レーザ受光器 Lc レーザ発信器 TZ タンク底板図 G タンク底板 GA アニュラ板 GC 長方板 YS 溶接線 K 測定軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西倉 賢二 広島県広島市西区南観音6丁目3番10号 関西エックス線株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA30 AA55 BB02 BB24 CC00 CC14 DD00 DD02 DD03 DD06 FF23 GG06 GG12 HH03 HH04 HH13 JJ02 JJ05 JJ25 MM07 PP01 PP26 QQ15 QQ23 SS01 UU02 UU05 2F069 AA16 AA47 AA75 BB32 CC02 CC07 DD12 DD25 DD27 EE12 EE22 EE26 GG04 GG07 GG09 GG59 GG65 HH09 JJ07 MM04 MM32 NN26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板部材が溶接されて構成されるタ
    ンク底板上を直線状に自動走行する測定台車と、該測定
    台車に搭載され測定台車の自動走行時にタンク底板の板
    厚を測定する板厚測定手段とを備えるタンク底板の板厚
    測定装置において、上記板部材の溶接位置を記憶する溶
    接位置記憶手段と、該溶接位置を基準として、上記板厚
    測定手段の測定軌跡を算出する測定軌跡算出手段と、該
    測定軌跡上における上記板部材の初期の板厚データと上
    記板厚測定手段により測定された板厚データとを比較し
    て出力する出力手段とを備えることを特徴とするタンク
    底板の板厚測定装置。
  2. 【請求項2】 上記溶接位置記憶手段は、タンク底板面
    を直交座標系で定義し、上記溶接位置の少なくとも1点
    の座標を記憶したことを特徴とする請求項1記載のタン
    ク底板の板厚測定装置。
  3. 【請求項3】 上記測定軌跡算出手段は、上記溶接位置
    記憶手段に記憶された溶接位置の座標を基準として上記
    板厚測定手段の測定開始点及び測定終了点の座標を算出
    し、該測定開始点及び測定終了点の座標に基づいて、上
    記板厚測定手段の測定軌跡を算出することを特徴とする
    請求項2記載のタンク底板の板厚測定装置。
  4. 【請求項4】 直線状に自動走行する上記測定台車に対
    し、進行方向のズレを認識するズレ認識手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載のタンク底板の板厚
    測定装置。
  5. 【請求項5】 上記ズレ認識手段により上記測定台車の
    進行方向のズレを認識し、上記測定台車の自動走行が直
    線状になるよう進行方向を修正する進行方向修正手段を
    備えることを特徴とする請求項4記載のタンク底板の板
    厚測定装置。
  6. 【請求項6】 上記測定台車の進行方向前方に設置され
    るレーザ発光器と、上記測定台車に設置され上記レーザ
    発光器から発光されるレーザ光を受光するレーザ受光器
    とを備え、上記ズレ認識手段は、該レーザ受光器が受光
    するレーザの受光状態に基づいて、上記測定台車の進行
    方向のズレを認識することを特徴とする請求項4又は5
    記載のタンク底板の板厚測定装置。
  7. 【請求項7】 上記ズレ認識手段により上記測定台車の
    進行方向のズレを認識し、該ズレ量を算出するズレ量算
    出手段と、該ズレ量算出手段により算出されるズレ量に
    基づいて、上記測定軌跡算出手段により算出された上記
    板厚測定手段の測定軌跡を補正する測定軌跡補正手段と
    を備えることを特徴とする請求項4乃至6記載のタンク
    底板の板厚測定装置。
  8. 【請求項8】 タンク底板上を自動走行する測定台車
    と、該測定台車に搭載され測定台車の自動走行時にタン
    ク底板の板厚を測定する板厚測定手段とを備えるタンク
    底板の板厚測定装置において、予め直交座標系を有する
    タンク底板図として記憶するタンク底板図記憶手段と、
    上記板厚測定手段により測定されたタンク底板面におけ
    る測定開始点及び測定終了点の座標を入力する入力手段
    と、該入力手段により入力された測定開始点及び測定終
    了点の座標に基づいて、上記板厚測定手段の直交座標系
    における測定軌跡を算出する測定軌跡算出手段と、該測
    定軌跡算出手段により得られる測定軌跡を上記タンク底
    板図記憶手段に記憶されたタンク底板図上に表示する表
    示手段とを備えることを特徴とするタンク底板の板厚測
    定装置装置。
  9. 【請求項9】 複数の板部材が溶接されて構成されるタ
    ンク底板上を自動走行する測定台車と、該測定台車に搭
    載され測定台車の自動走行時にタンク底板の板厚を測定
    する板厚測定手段とを備えるタンク底板の板厚測定装置
    において、予め直交座標系を有するタンク底板図として
    記憶するタンク底板図記憶手段と、上記板厚測定手段に
    より測定されたタンク底板面における測定開始点及び測
    定終了点の座標を入力する入力手段と、該入力手段によ
    り入力された測定開始点及び測定終了点の座標に基づい
    て、上記板厚測定手段の直交座標系における測定軌跡を
    算出する測定軌跡算出手段と、該測定軌跡上における板
    部材の初期の板厚データと上記板厚測定手段により測定
    された板部材の板厚データとを比較し出力する出力手段
    と、上記測定軌跡算出手段及び上記出力手段から得られ
    る測定軌跡及び測定軌跡上の測定結果を上記タンク底板
    図記憶手段に記憶されたタンク底板図上に表示する表示
    手段とを備えることを特徴とするタンク底板の板厚測定
    装置。
  10. 【請求項10】 上記タンク底板図記憶手段に記憶され
    たタンク底板図には、溶接線が表示されていることを特
    徴とする請求項9記載のタンク底板の板厚測定装置。
  11. 【請求項11】 複数の板部材が溶接されて構成される
    タンク底板上を直線状に自動走行する測定台車と、該測
    定台車に搭載され測定台車の自動走行時にタンク底板の
    板厚を測定する板厚測定手段とを備えるタンク底板の板
    厚測定方法において、上記板部材の溶接位置を基準とし
    て、上記板厚測定手段の測定軌跡を算出し、該測定軌跡
    上における上記板部材の初期の板厚データと上記板厚測
    定手段により測定された板厚データとを比較して出力す
    ることを特徴とするタンク底板の板厚測定方法。
  12. 【請求項12】 直線状に自動走行する上記走行台車に
    対し、進行方向のズレを認識し、そのズレ量に基づい
    て、上記測定台車の自動走行が直線状になるよう進行方
    向を修正することを特徴とする請求項11記載のタンク
    底板の板厚測定方法。
  13. 【請求項13】 直線状に自動走行する上記走行台車に
    対し、進行方向のズレを認識し、そのズレ量に基づい
    て、上記板厚測定手段の測定軌跡を補正することを特徴
    とする請求項11記載のタンク底板の板厚測定方法。
  14. 【請求項14】 上記測定台車の進行方向前方にレーザ
    発光器を設置するとともに、上記測定台車に上記レーザ
    発光器から発光されるレーザ光を受光するレーザ受光器
    を設置し、該レーザ受光器が受光するレーザの受光状態
    に基づいて、上記測定台車の走行位置のズレを認識する
    とともに、該ズレ量に基づいて、上記測定台車の自動走
    行が直線状になるよう進行方向を修正するとともに、上
    記板厚測定手段の測定軌跡を補正することを特徴とする
    請求項11記載のタンク底板の板厚測定方法。
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