JP2001091035A - 温度報知装置 - Google Patents

温度報知装置

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JP2001091035A
JP2001091035A JP26934999A JP26934999A JP2001091035A JP 2001091035 A JP2001091035 A JP 2001091035A JP 26934999 A JP26934999 A JP 26934999A JP 26934999 A JP26934999 A JP 26934999A JP 2001091035 A JP2001091035 A JP 2001091035A
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room temperature
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JP26934999A
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Inventor
Masahiro Koishi
正浩 小石
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室温を監視して、設定温度を基準とした室温の
状態を様々な動作で周囲に報知することにより、省エネ
ルギーのために好ましくない温度で長時間運転されるこ
とを防止できる温度報知装置を提供する。 【解決手段】温度報知マスコットMの胴体部3の両側部
には羽ばたく動作をする翼部5が設けてあり、下部には
振動する動作をする足部6が設けてある。頭部4には窓
部40とくちばし41及び表示ランプ8が設けてある。
くちばし41には温度センサーSが設けてある。窓部4
0の横にはスピーカー9が設けてある。頭部4には表情
切り替え装置7が設けてある。表情切り替え装置7の回
動体70は、三種類の表情が窓部40に表れる位置で停
止するよう段階的に駆動される。背面のポケットの下方
には電源スイッチPと温度設定ダイヤルが設けてある。
温度設定ダイヤルには夏用と冬用があり、切り替えがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度報知装置に関
するものである。更に詳しくは、室内温度を監視して、
設定温度を基準とした室温の状態を様々な動作で周囲に
報知することにより、省エネルギーのために好ましくな
い温度で長時間運転されることを防止できるようにした
温度報知装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】地球的規模で進行する温暖化などの環境破
壊を軽減または防止するために、電力をはじめとする各
種エネルギーを節約することは、もはや社会的な要請で
あるといえる。特に、空調機の規模が大きく、消費電力
も大きい工場などにおいては、社員の意識を高め、会社
をあげて省エネルギーに取り組むところも多い。一般的
な空調機は温度調節機能を備えており、温度を一定範囲
内で自由に設定することができる。例えば夏期において
は、温度を低すぎない温度(28℃程度)に設定してお
き、この温度を保つようにして運転するようにしている
が、外から帰ってきた社員などが設定温度を低くするこ
ともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な、空調機の温度調節機能まかせの方法には、次のよう
な課題があった。すなわち、当初設定された省エネルギ
ーのために好適な温度のままで運転されるのであれば特
に問題はないが、上記したように、後で設定温度が変え
られる場合がある。この場合、温度設定を変えた本人以
外は温度設定が変えられたことがわからないので、体感
でそれとはっきり分かるまでは、本人以外の人によって
温度設定が元に戻されることはない。このため、例えば
夏の場合では、大抵は温度設定が低いまま、すなわち省
エネルギーのために好ましくない温度で長時間運転され
ることになり、省エネルギーを推進する上で好ましくな
い。
【0004】(目的)本発明は上記課題を解消するもの
で、室温を監視して、設定温度を基準とした室温の状態
を様々な動作で周囲に報知することにより、省エネルギ
ーのために好ましくない温度で長時間運転されることを
防止できる温度報知装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、 一または温度設定範囲が異なる二以上のモードを有し、
室内の温度を報知するための装置であって、温度監視の
ための基準温度を設定するための温度設定手段と、室温
を検出するための温度検出手段と、室温が、基準温度未
満、適正温度、基準温度超過のうちどの温度範囲にある
かを判定する温度判定手段と、当該温度判定手段で判定
された基準温度未満、適正温度、基準温度超過の各場合
に対応して報知する報知手段と、を備えていることを特
徴とする、温度報知装置である。
【0006】第2の発明にあっては、報知手段は、所定
の部分を動作させる動作手段、音声発生手段、発光手
段、表示手段からなるグループから選択された一または
二以上を備えていることを特徴とする、第1の発明に係
る温度報知装置である。
【0007】第3の発明にあっては、外形は、立体形状
の置物であることを特徴とする、第1または第2の発明
に係る温度報知装置である。
【0008】本発明にいう「立体形状の置物」とは、例
えば人物、動物、植物、空想上の生物、及び漫画や映
画、ゲームのキャラクターなどを象ったものであるが、
これらに限定されるものではない。
【0009】本発明にいう「一または温度設定範囲が異
なる二以上のモード」とは、例えば夏用モードまたは冬
用モードのいずれか、あるいは夏用モードと冬用モード
の両方を有するものなどである。夏用モードと冬用モー
ドでは、温度が設定できる範囲が異なる。すなわち、夏
用モードでは、例えば24〜28℃の目盛りが刻まれ、
冬用モードでは、例えば16〜20℃の目盛りが刻まれ
る。
【0010】室温が、基準温度未満、適正温度、基準温
度超過のうちどの温度範囲にあるかの報知は、通常は、
適正温度にあるときは初期の報知形態を維持し、基準温
度未満と基準温度超過の場合のみに報知形態を初期状態
から変化させて行われるが、これに限定するものではな
い。
【0011】動作手段は、温度報知装置の所定の部分を
動作させることができれば、その動作機構及び動作対象
は特に限定するものではない。動作対象については、例
えば温度報知装置が動物を象ったものであれば、手足、
頭部などを動かしたり、顔の表情を変えたりする。ま
た、温度報知装置が植物を象ったものであれば、茎をく
ねらせたり、葉を揺らしたり、花を開かせたりする。更
に、動作手段による動作は、温度に関連する動作(例え
ば温度が基準温度より上昇したときに顔が赤くなるな
ど)を含むものであってもよいし、温度に関係のない動
作であってもよい。
【0012】音声発生手段は、その方式については特に
限定するものではなく、例えば磁気テープの再生、半導
体メモリーによる再生など、公知手段が採用される。更
に、音声発生手段による音声の内容は、温度に関連する
言葉(例えばアツイ、サムイなど)を含むものであって
もよいし、温度に関係のない言葉あるいは音であっても
よい。
【0013】発光手段は、その方式については特に限定
するものではなく、例えば発光ダイオード(LED)な
ど、公知手段が採用される。また、発光手段による発光
は、点灯であってもよいし、点滅であってもよい。
【0014】表示手段の形態は、特に限定するものでは
なく、例えば着脱ができるプラカード状のもの、書いた
り消したりすることができるホワイトボード状のもの、
あるいは室温の状態を文字や図形などによって自動的に
表示する液晶表示パネルなどである。
【0015】空調機の一般的なものは、室外機、室内機
及びリモートコントローラーを備えており、本発明に係
る温度報知装置は、空調機と無関係に独立して動作する
ものもあるし、リモートコントローラーと一体となって
空調機の一部として動作するものもある。また、室温を
調整する手段は、空調機に限定されるものではなく、例
えば扇風機、冷風機、ストーブあるいはファンヒーター
なども含む。
【0016】(作用)本発明に係る温度報知装置は、一
または温度設定範囲が異なる二以上のモードを有し、室
内の温度を報知するための装置であって、温度監視のた
めの基準温度を設定するための温度設定手段と、室温を
検出するための温度検出手段と、室温が、基準温度未
満、適正温度、基準温度超過のうちどの温度範囲にある
かを判定する温度判定手段と、当該温度判定手段で判定
された基準温度未満、適正温度、基準温度超過の各場合
に対応して報知する報知手段とを備えているので、室温
を監視することにより、設定温度を基準とした室温の状
態を周囲に報知することができる。これにより、例えば
室温が基準温度より低くなっている場合は、設定温度を
上げて室温を省エネルギーのために好ましい温度に戻す
など、装置の周囲にいて報知を受けた人が素早く対処す
ることが可能になる。従って、空調機が省エネルギーの
ために好ましくない温度で長時間運転されることを防止
できる。
【0017】また、温度設定手段は、一または温度設定
範囲が異なる二以上のモードを備えているので、例えば
季節に対応させてモードを設定することによって、温度
の設定がしやすく、使いやすくなる。また、特に二以上
のモード、例えば夏期モードまたは冬期モードを備えた
ものでは、夏期のみまたは冬期のみの使用に限定され
ず、ほぼ一年を通して使用することができる。従って、
使い勝手がよく、便利で経済的である。
【0018】報知手段が所定の部分を動作させる動作手
段を含むものでは、周囲の人が、室温が基準温度から外
れたことを視覚的に察知できるので、例えば比較的騒音
の大きい場所での使用も可能になる。また、周囲の人の
視界に入っていれば、比較的距離が離れていても察知す
ることが可能である。更に、報知手段が発光手段を含む
ものも、室温が基準温度から外れたことを視覚的に察知
できるので、上記動作手段を含むものと同様の作用があ
る。
【0019】報知手段が音声発生手段を含むものでは、
動作手段を含むものと相違して、音声が聞こえる範囲内
であれば、温度報知装置との距離が比較的離れていて
も、あるいは温度報知装置が周囲の人の視界に入ってい
なくても、室温が基準温度から外れたことを察知でき
る。また、温度報知装置にユーモラスな音声を発生させ
ることなどにより、周囲の人の感性に訴えて気持ちを和
ませるなど、二次的効果の高い温度報知装置を提供する
ことができる。
【0020】報知手段が表示手段を備えているもので
は、液晶表示パネルなどを使用して、室温の状態を文字
や図形などによって自動的に表示するようにすれば、例
えば室温が基準温度から外れたことをより確実に察知で
きる。また、省エネルギーに関するいろいろな標語、キ
ャッチコピーなどを表示するようにすれば、会社などに
おいて省エネルギーを推進する上で社員の意識を高める
効果が期待できる。
【0021】外形が立体形状の置物であるものでは、室
内に置いても違和感がなく、持ち運びも容易にできる。
また、例えば動物を象ったユーモラスな外形とすること
により、周囲の注意を惹きやすく、よく目立つようにな
る。これにより、室温の状態を周囲に報知するという目
的上、機能性をより高めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る温度
報知マスコットの実施の形態を示し、適温状態での形態
を示す斜視説明図、図2は温度報知マスコットを後方か
ら見た斜視図、図3は表情切り替え装置の構造を示す要
部を断面した説明図、図4は温度設定ダイヤルの正面図
である。
【0023】符号Mは、温度報知装置である温度報知マ
スコットで、ペンギンを象った形態を有している。各部
に使用される材料は特に限定するものではなく、例えば
金属、木、竹あるいは合成樹脂などの各種人工素材を使
用することができる。なお、名称に使用している「マス
コット」の用語は、言葉本来の「身近に置いたり身につ
けていれば幸運をもたらすと信じられているもの」とい
う意味は必ずしも含まず、「置物」または「飾物」など
に近い意味で使用している。
【0024】温度報知マスコットMは、合成樹脂製で中
空の基体1の外部に短毛を密生させた柔軟性を有する外
皮2を被せた構造で、外観はぬいぐるみ状である。温度
報知マスコットMは、胴体部3を有しており、その上部
には頭部4が設けてある。胴体部3の両側部にはそれぞ
れ翼部5が設けてある。また、胴体部3の下部には、足
部6が二箇所に設けてあり、温度報知マスコットMは自
立性を有している。
【0025】頭部4の正面側には、横方向に長い長円状
の窓部40とくちばし41が設けてある。くちばし41
には、温度検出手段である温度センサーSが設けてあ
る。なお、温度センサーSにより検出された室温は、温
度判定手段(図示省略)によって、基準温度未満、適正
温度、基準温度超過のうちどの温度範囲に入るかが判定
される。頭部4の上部には表示ランプ8が設けてある。
表示ランプ8は、白濁色の外管80に、白色LED8
1、赤色LED82及び青色LED83が収容された構
造である。また、窓部40の横にはスピーカー9が設け
てあり、半導体メモリー(図示省略)に予め録音された
音声を再生する。
【0026】頭部4の基体1の内部には、三態の顔の表
情が切り替わる表情切り替え装置7が設けてある。表情
切り替え装置7は、頭部4の基体1の両内側部に水平方
向に軸支され、垂直方向に回動可能に設けられた回動体
70を有している。回動体70は、駆動装置(図示省
略)により各表情が窓部40に表れる位置で停止するよ
う段階的に駆動される。回動体70の外表面は、頭部4
の基体1内で回動可能、かつ窓部40から露出する部分
は、頭部4表面とほぼ面一となるようにしてある。
【0027】回動体70の外表面には、次の三態の表情
が表してある。回動体70の外表面の中央部には、白色
の地色に「笑っている表情A」が表してある(図1参
照)。回動体70の外表面の上部には、赤色の地色に
「目を回している表情B」が表してある(後述の図6参
照)。回動体70の外表面の下部には、青色の地色に
「しかめた表情C」が表してある(後述の図7参照)。
【0028】翼部5は、胴体部3に内蔵された動作手段
(公知手段を採用しているので、図示省略)によって、
上下に羽ばたくように動作することができる。また、足
部6は、同じく動作手段によって、細かく振動するよう
に動作することができる。なお、温度報知マスコットM
の各部の動作は電池駆動であるが、商用電源を使用する
こともできる。
【0029】また、胴体部3の背面側には収納部である
ポケット30が設けてある。ポケット30は、空調機の
リモートコントローラーが収容できる大きさである。ポ
ケット30の下部には、電源スイッチPと温度設定ダイ
ヤル31、32が設けてある。温度設定ダイヤル31は
夏用で、24〜28℃の目盛りが刻まれている。温度設
定ダイヤル32は冬用で、16〜20℃の目盛りが刻ま
れている。温度設定ダイヤル31、32の有効側の切り
替えは、上部の切り替えスイッチ33により行うことが
できる。
【0030】なお、胴体部3の正面側には、表示手段で
ある表示部34が掛けられている。表示部34は、首に
掛けるカード状のもので、取り外しが可能である。表示
部34には、省エネルギーに対する意識を高めるための
標語、キャッチコピーなどが表示されている。
【0031】(作 用)図5は温度報知マスコットの温
度設定を27℃とした場合の制御系統のフローチャー
ト、図6は温度報知マスコットの基準温度範囲超過状態
での形態を示す斜視説明図、図7は温度報知マスコット
の基準温度範囲未満状態での形態を示す斜視説明図であ
る。図1ないし図7を参照して、本発明に係る温度報知
マスコットの作用を説明する。温度報知マスコットM
は、外形(外観)がユーモラスなペンギンのぬいぐるみ
状であり、室内に置いても違和感がない。また、よく目
立つので、室温の状態を報知するという目的上、機能性
に優れている。
【0032】(1)電源スイッチPをONにすると、表
示ランプ8に白色LED81が点灯する。温度報知マス
コットMの形態は、図1に示すように、窓部40に表れ
る表情は笑っている表情Aであり、静止状態である。 (2)夏期の場合、温度設定ダイヤル31により、温度
を例えば27℃に設定する。これにより、制御系統は設
定温度の上下1℃の範囲(26〜28℃)が基準温度
(適正温度)と認識する。
【0033】(3)温度センサーSにより室温(R℃)
を継続的に検出し、基準温度(26〜28℃)と比較す
る。 (4)室温と基準温度(26〜28℃)を比較して、室
温が基準温度(26〜28℃)の範囲内であれば、静止
状態と表情Aをそのまま維持し、室温を継続的に検出す
る。
【0034】(5)室温と基準温度(26〜28℃)を
比較して、室温が基準温度より上昇している場合(28
℃超過)は、表示ランプ8が赤色LED82の点滅に切
り替わる。また、回動体70が下方へ回動し、窓部40
に表れる表情が赤い顔で目を回している表情Bに切り替
わると共に翼部5が上下に羽ばたくように動作する。更
に、スピーカー9より「アツイ、アツイ」という音声が
一定時間出される。これにより、室温が基準温度(26
〜28℃)より上昇していることが容易に察知できる。
なお、察知した後は、電源スイッチPをOFFにしてリ
セットを行う。そして、空調機の温度設定を行って、あ
る程度時間が経過したら、再度電源スイッチPをONに
して使用する。なお、電源を入れた状態のままリセット
ができるように、電源スイッチPとは別にリセットボタ
ンを設けることもできる。
【0035】(6)室温と基準温度(26〜28℃)を
比較して、室温が基準温度(26〜28℃)より下降し
ている場合(26℃未満)は、表示ランプ8が青色LE
D83の点滅に切り替わる。また、回動体70が上方へ
回動して、窓部40に表れる表情が、青い顔でしかめて
いる表情Cに切り替わると共に足部6が細かく振動する
ように動作する。更に、スピーカー9より「サムイ、サ
ムイ」という音声が一定時間出される。また、温度報知
マスコットMが硬い表面を有するテーブルなどに置かれ
ている場合では、足部6の振動によって、バタバタとい
う叩き音を出しながら動き回るので、上記形態の変化と
相まって、室温が基準温度(26〜28℃)より下降し
ていることが容易に察知できる。なお、察知後にリセッ
トを行うことは、上記した(5)の場合と同様である。
【0036】このように、温度報知マスコットMによれ
ば、例えば室温が基準温度(26〜28℃)より低くな
っている場合は、空調機の設定温度を上げて室温を省エ
ネルギーのために好ましい温度に戻すなど、素早く対処
することが可能になる。従って、省エネルギーのために
好ましくない温度で長時間運転されることを防止でき
る。また、会社や一般家庭においても、マスコットがユ
ーモラスな動作で室温が基準温度より下降したことを報
知すれば気持ちが和み、他人に言われたり態度で示され
たりする場合と違って苛立ってしまうこともない。
【0037】また、温度設定ダイヤル31は夏用で、温
度設定ダイヤル32は冬用であるので、温度報知マスコ
ットMは、夏期のみまたは冬期のみの使用に限定され
ず、ほぼ一年を通して使用することができる。従って、
使い勝手がよく、便利で経済的である。更に、表示部3
4を備えているので、例えば省エネルギーに関する標
語、キャッチコピーを表示することにより、会社などに
おいて、省エネルギーを推進する上で社員の意識を高め
る効果が期待できる。また、表示部34は取り外しがで
きるので、例えば応接室など外部からの人の出入りがあ
る場所では表示しないようにするなど、設置場所に応じ
た使い方ができる。
【0038】更に、温度報知マスコットMはポケット3
0を備えているので、空調機のリモートコントローラー
などを収容することができるので便利である。なお、本
実施の形態に係る温度報知マスコットMには設けられて
いないが、空調機の設定温度を調整する機能を持たせる
ことも可能である。これによると、空調機のリモートコ
ントローラーとしての兼用が可能で、空調機付属のリモ
ートコントローラーの置き場所が分からないようなとき
に便利であり、使い勝手に優れる。また、空調機のリモ
ートコントローラーを温度報知マスコットMの形態にす
ることも可能である。
【0039】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る温度報知装置は、一または温度設定
範囲が異なる二以上のモードを有し、室内の温度を報知
するための装置であって、温度監視のための基準温度を
設定するための温度設定手段と、室温を検出するための
温度検出手段と、室温が、基準温度未満、適正温度、基
準温度超過のうちどの温度範囲にあるかを判定する温度
判定手段と、当該温度判定手段で判定された基準温度未
満、適正温度、基準温度超過の各場合に対応して報知す
る報知手段とを備えているので、室温を監視することに
より、設定温度を基準とした室温の状態を周囲に報知す
ることができる。これにより、例えば室温が基準温度よ
り低くなっている場合は、設定温度を上げて室温を省エ
ネルギーのために好ましい温度に戻すなど、装置の周囲
にいて報知を受けた人が素早く対処することが可能にな
る。従って、空調機が省エネルギーのために好ましくな
い温度で長時間運転されることを防止できる。
【0041】(b)温度設定手段は、一または温度設定
範囲が異なる二以上のモードを備えているので、例えば
季節に対応させてモードを設定することによって、温度
の設定がしやすく、使いやすくなる。また、特に二以上
のモード、例えば夏期モードまたは冬期モードを備えた
ものでは、夏期のみまたは冬期のみの使用に限定され
ず、ほぼ一年を通して使用することができる。従って、
使い勝手がよく、便利で経済的である。
【0042】(c)報知手段が所定の部分を動作させる
動作手段を含むものでは、周囲の人が、室温が基準温度
から外れたことを視覚的に察知できるので、例えば比較
的騒音の大きい場所での使用も可能になる。また、周囲
の人の視界に入っていれば、比較的距離が離れていても
察知することが可能である。更に、報知手段が発光手段
を含むものも、室温が基準温度から外れたことを視覚的
に察知できるので、上記動作手段を含むものと同様の作
用がある。
【0043】(d)報知手段が音声発生手段を含むもの
では、動作手段を含むものと相違して、音声が聞こえる
範囲内であれば、温度報知装置との距離が比較的離れて
いても、あるいは温度報知装置が周囲の人の視界に入っ
ていなくても、室温が基準温度から外れたことを察知で
きる。また、温度報知装置にユーモラスな音声を発生さ
せることなどにより、周囲の人の感性に訴えて気持ちを
和ませるなど、二次的効果の高い温度報知装置を提供す
ることができる。
【0044】(e)報知手段が表示手段を備えているも
のでは、液晶表示パネルなどを使用して、室温の状態を
文字や図形などによって自動的に表示するようにすれ
ば、例えば室温が基準温度から外れたことをより確実に
察知できる。また、省エネルギーに関するいろいろな標
語、キャッチコピーなどを表示するようにすれば、会社
などにおいて省エネルギーを推進する上で社員の意識を
高める効果が期待できる。
【0045】(f)外形が立体形状の置物であるもので
は、室内に置いても違和感がなく、持ち運びも容易にで
きる。また、例えば動物を象ったユーモラスな外形とす
ることにより、周囲の注意を惹きやすく、よく目立つよ
うになる。これにより、室温の状態を周囲に報知すると
いう目的上、機能性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度報知マスコットの実施の形態
を示し、適温状態での形態を示す斜視説明図。
【図2】温度報知マスコットを後方から見た斜視図。
【図3】表情切り替え装置の構造を示す要部を断面した
説明図。
【図4】温度設定ダイヤルの正面図。
【図5】温度報知マスコットの設定温度を27℃とした
場合の制御系統のフローチャート。
【図6】温度報知マスコットの基準温度範囲超過状態で
の形態を示す斜視説明図。
【図7】温度報知マスコットの基準温度範囲未満状態で
の形態を示す斜視説明図。
【符号の説明】
M 温度報知マスコット 1 基体 2 外皮 3 胴体部 30 ポケット P 電源スイッチ 31、32 温度設定ダイヤル 33 切り替えスイッチ 34 表示部 4 頭部 40 窓部 41 くちばし S 温度センサー 5 翼部 6 足部 7 表情切り替え装置 70 回動体 A 笑っている表情 B 目を回している表情 C しかめている表情 8 表示ランプ 80 外管 81 白色LED 82 赤色LED 83 青色LED 9 スピーカー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一または温度設定範囲が異なる二以上の
    モードを有し、室内の温度を報知するための装置であっ
    て、 温度監視のための基準温度を設定するための温度設定手
    段と、 室温を検出するための温度検出手段と、 室温が、基準温度未満、適正温度、基準温度超過のうち
    どの温度範囲にあるかを判定する温度判定手段と、 当該温度判定手段で判定された基準温度未満、適正温
    度、基準温度超過の各場合に対応して報知する報知手段
    と、を備えていることを特徴とする、 温度報知装置。
  2. 【請求項2】 報知手段は、所定の部分を動作させる動
    作手段、音声発生手段、発光手段、表示手段からなるグ
    ループから選択された一または二以上を備えていること
    を特徴とする、 請求項1記載の温度報知装置。
  3. 【請求項3】 外形は、立体形状の置物であることを特
    徴とする、 請求項1または2記載の温度報知装置。
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