JP2001090597A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2001090597A JP27297399A JP27297399A JP2001090597A JP 2001090597 A JP2001090597 A JP 2001090597A JP 27297399 A JP27297399 A JP 27297399A JP 27297399 A JP27297399 A JP 27297399A JP 2001090597 A JP2001090597 A JP 2001090597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HC排出量を低減させながら、NOX 排出量
を低減させることができるようにする。 【解決手段】 排気通路内に排ガス浄化用触媒19と、
吸気を過給する過給機9と、排ガスの一部を吸気通路内
へ還流する排ガス還流手段15とを備える内燃機関の制
御装置において、冷態時判定手段51により内燃機関が
冷態時であると判定された場合に、制御手段50が、過
給機9による過給圧を減少させるとともに、排ガス還流
手段15による排ガス還流量を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス浄化用触
媒,過給機(ターボチャージャ)及び排ガス再循環装置
(排ガス還流手段)を備える内燃機関の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、HC,NOX 等の有害物質の排出
量を低減して環境にやさしい環境エンジンを開発するこ
とが求められている。このため、従来から、内燃機関
(例えばディーゼルエンジン)の排気通路には排ガス中
の有害成分(HC,NOX 等)を浄化するために排ガス
浄化用触媒(例えば酸化触媒)が設けられているが、エ
ンジンの冷態時にはエンジンが十分に暖まっておらず燃
焼が安定しないためHCの生成量が多く、排ガス温度の
低い冷態時では排ガス浄化用触媒のHC浄化効率も低い
ため、生成されたHCを十分に浄化することが難しく、
HCの排出量を低減させるのは困難である。
【0003】また、吸気系に例えば排ガス導入通路の径
を絞り込むことで過給調整可能なターボチャージャなど
の過給圧可変吸気システムが設けられており、かかるシ
ステムを用いて過給圧(インマニ圧)を制御するように
構成されている場合、一般にエンジン冷態時にはターボ
チャージャへの排ガス導入通路の径が絞り込まれ、排ガ
ス温度が低下してしまい、これにより排ガス浄化用触媒
のHC浄化率もさらに低くなってしまうため、生成され
たHCを十分に浄化することが難しく、HCの排出量を
低減するのがさらに困難である。
【0004】このような過給圧可変吸気システムが設け
られているものにおいて排ガス温度の低下を抑制する技
術としては、例えば特公平3−24571号公報(公報
1)に開示された技術がある。この技術では、冷態時に
過給圧が低くなるように過給圧制御を行なうことで排ガ
ス温度の低下を抑制して、排ガス浄化装置を早期に暖機
させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の公報
のような過給圧制御を行なうだけでは、排ガス浄化装置
の浄化効率を向上できるものの、排ガス中の有害物質で
あるNOX の排出量を十分に低減することはできない。
このため、従来から、NOX の排出量を低減するため
に、例えば吸気通路内へ排ガスを再循環させる排ガス再
循環装置(EGR装置)を設けることが行なわれてい
る。
【0006】しかしながら、EGR装置により大量の排
ガスが再循環されると、HCの排出量は増加してしまう
ことになる。このため、上述のようにHC排出量を低減
させるためにターボチャージャにより過給圧制御を行な
ったとしても、NOX 排出量を低減させるためにEGR
装置により大量の排ガスを再循環させる場合には、HC
排出量を十分に低減させることができない。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、HC排出量を低減させると同時に、NOX
出量も低減させることができるようにした、内燃機関の
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の内燃機関の制御装置は、排気通路内に排ガス
浄化用触媒と、吸気を過給する過給機と、排ガスの一部
を吸気通路内へ還流する排ガス還流手段とを備える内燃
機関において、冷態時判定手段が、内燃機関が冷態時で
あると判定した場合に、制御手段が吸気を過給する過給
機による過給圧を減少させるとともに、排ガスの一部を
吸気通路内へ還流させる排ガス還流手段による排ガス還
流量を増大させる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。本発明の一実施形態にかかる
内燃機関の制御装置について、図1〜図10を参照しな
がら説明する。本実施形態にかかる内燃機関は、図2に
示すように、直噴式のディーゼルエンジン(筒内噴射型
内燃機関)1として構成される。
【0010】このディーゼルエンジン1は、その燃焼室
2に吸気通路3及び排気通路4が接続されており、吸気
通路3と燃焼室2とが吸気弁5によって連通制御され、
排気通路4と燃焼室2とが排気弁6によって連通制御さ
れるようになっている。また、燃焼室2に臨むように燃
料噴射ノズル7も配設されており、この燃料噴射ノズル
7には燃料噴射ポンプから図示しないラックアクチュエ
ータにより制御されるラックの作動位置に応じた燃料が
供給されるようになっている。なお、燃料噴射装置は、
上述のものに限定されるものではなく、蓄圧室に高圧燃
料を蓄えてこの高圧燃料を電磁弁の切り換え制御によっ
てノズルから噴射するように構成した蓄圧室燃料噴射装
置(コモンレール式燃料噴射装置)であってもよい。
【0011】また、吸気通路3には吸気絞り弁8が介装
されている。そして、この吸気絞り弁8の開度を絞るこ
とにより、後述するEGR量を増大させることができ
る。さらに、排気通路4内には排ガス浄化用触媒19が
設けられている。この排ガス浄化用触媒19は、例えば
排ガス中のCO,HCを酸化することで浄化する酸化触
媒により構成される。この排ガス浄化用触媒19による
HC浄化率特性は、図4に示すように、排ガス温度(こ
こでは触媒入口部での排ガス温度)が約300℃近傍で
最もHC浄化率が高いレベルになる一方、排ガス温度が
低いほど排ガス浄化用触媒19によるHC浄化率も低い
レベルになる。
【0012】ところで、このディーゼルエンジン1に
は、ターボチャージャ(ターボ過給機)9が付設されて
いる。ターボチャージャ9は、その排気タービンが排気
通路4に介装され、この排気タービンに連結されて駆動
されるコンプレッサが吸気通路3に介装されており、排
気タービンの駆動力をコンプレッサに伝達することで吸
気が加圧されるようになっている。また、吸気通路3の
コンプレッサよりも下流側には、コンプレッサにより加
圧された空気の温度低下を図るべくインタクーラ10が
設けられている。
【0013】ここでは、ターボチャージャ9は、図3
(A), (B)に示すように、可変ノズルベーン付きター
ボチャージャ(可変容量過給機,VGターボともいう)
として構成され、排気タービン9aのタービンブレード
9bの周囲にノズルベーン9cが等間隔に配設されてい
る。各ノズルベーン9cは、いずれも環状リング9dに
接続されており、この環状リング9dが図中矢印方向に
回転すると、ノズルベーン9cの角度、即ち、開度が変
更されるようになっている。つまり、ノズルベーン9c
の開度が開側になるにつれて過給圧(インマニ圧)は下
がっていき、ノズルベーン9cの開度が閉側(絞り側)
になるにつれて過給圧(インマニ圧)は上がっていくよ
うになっている。
【0014】なお、図3(A)はノズルベーン9cの開
度が全開の場合を示しており、このようにノズルベーン
9cの開度が全開とされると過給圧(インマニ圧)は最
小になる。一方、図3(B)はノズルベーン9cの開度
が全閉の場合を示しており、このようにノズルベーン9
cの開度が全閉とされると過給圧(インマニ圧)は最大
となる。
【0015】また、ここでは、環状リング9dには、図
2,図3(A), (B)に示すように、VGターボ用アク
チュエータ11が接続されている。ここで、VGターボ
用アクチュエータ11は、例えば内蔵のバネ11bとバ
キューム(負圧)とによってその作動位置を可変制御可
能なアクチュエータであって、タンク12からVGター
ボ用アクチュエータ11の制御室11a内へのバキュー
ムの供給状態を電磁弁13,14により切り換えること
でその作動位置が制御され、これにより所要の過給圧に
なるようにノズルベーン9cの開度が開閉制御されるよ
うになっている。なお、タンク12には、バキュームポ
ンプによりバキュームが供給されるようになっている。
【0016】なお、VGターボ用アクチュエータ11
は、このような構成のものに限定されるものではなく、
作動位置を段階的に調整できるようなものを用いてもよ
い。また、VGターボ用アクチュエータ11は、バキュ
ームの供給状態により作動するものに限定されるもので
はなく、ノズルベーン9cの開度を調整すべく環状リン
グ9dに接続されているものであれば、他の構成のもの
を用いてもよい。
【0017】このVGターボ用アクチュエータ11は、
後述するコントローラ(ECU)50に接続されてお
り、このコントローラ50からの制御信号に基づいてそ
の作動が制御されるようになっている。つまり、ディー
ゼルエンジン1の運転状態に応じたコントローラ50か
らの制御信号に基づいて、VGターボ用アクチュエータ
11の電磁弁13,14の作動が制御されるようになっ
ている。
【0018】ところで、このディーゼルエンジン1に
は、排気通路4に排出された排ガスの一部を吸気通路に
再循環させるための排ガス再循環装置(排ガス還流手
段,EGR装置)15も設けられている。このEGR装
置15は、吸気通路3と排気通路4の上流側とを接続す
るように設けられた排ガス再循環通路(EGR通路)1
5aと、このEGR通路15aに取り付けられたEGR
バルブ15bと、再循環される排ガスの温度を低下させ
るべく設けられたEGRクーラ15cとを備えて構成さ
れる。なお、本実施形態では、EGRバルブ15bは、
単なる開閉弁ではなく、その開度自体を変更できるよう
な弁である。
【0019】また、EGRバルブ15bはEGR用アク
チュエータ16に接続されており、後述するコントロー
ラ50によりEGR用アクチュエータ16の作動が制御
され、これによりEGRバルブ15bの開度が調整され
て吸気通路3に還流される排ガス(以下、EGRガス又
は還流ガスという)の流量が調整されるようになってい
る。
【0020】ここで、EGR用アクチュエータ16は、
真空ポンプ17からEGRバルブ15bの制御室15b
a内へのバキューム(負圧)の供給状態を電磁弁(ソレ
ノイドバルブ)18a,18bにより切り換えること
で、その作動位置が制御されるように構成されている。
なお、EGR用アクチュエータ16は、このような構成
のものに限定されるものではなく、作動位置を段階的に
調整できるようなもの(例えばステッパモータ式のも
の)を用いてもよい。また、EGR用アクチュエータ1
6は、バキュームの供給状態により作動するものに限定
されるものではなく、EGRバルブ15bの開度を調整
することができるものであれば、他の構成のものを用い
てもよい。
【0021】このEGR用アクチュエータ16は、後述
するコントローラ(ECU)50に接続されており、こ
のコントローラ50からの制御信号に基づいてその作動
が制御されるようになっている。つまり、エンジン1の
運転状態に応じたコントローラ50からの制御信号に基
づいて、EGR用アクチュエータ16の電磁弁18a,
18bの作動が制御されるようになっている。
【0022】ところで、本実施形態では、HC排出量を
低減させるとともに、HC排出量の増大を抑制しながら
EGRを大量に導入することでNOX 排出量を大幅に低
減させるべく、コントローラ(ECU,電子制御コント
ロールユニット)50が、図1に示すように、冷態時判
定手段51と、過給圧制御手段52と、排ガス還流量制
御手段(EGR量制御手段)53,目標空気過剰率設定
手段54と、実空気過剰率推定手段55とを備えて構成
される。
【0023】ここで、冷態時判定手段51は、エンジン
冷却水温度Twに基づいて、エンジン冷態時であるか、
エンジン温態時であるかを判定するものである。このた
め、エンジン1には、エンジン冷却水温センサ36が所
定箇所に配設されている。そして、このエンジン冷却水
温センサ36はコントローラ50に接続され、このエン
ジン冷却水温センサ36からの検出信号がコントローラ
50の冷態時判定手段51へ送られるようになってい
る。
【0024】具体的には、冷態時判定手段51は、エン
ジン冷却水温センサ36により検出されたエンジン冷却
水温Twが予め定められた所定温度Tw0よりも小さい
か否かを判定するようになっている。そして、エンジン
冷却水温センサ36により検出されたエンジン冷却水温
Twが予め定められた所定温度Tw0よりも小さい場合
には冷態時であると判定し、エンジン冷却水温センサ3
6により検出されたエンジン冷却水温Twが予め設定さ
れた所定温度Tw0以上である場合には温態時であると
判定するようになっている。
【0025】過給圧制御手段52は、エンジン冷態時の
低負荷運転領域で、ターボチャージャ9のノズルベーン
9cの開度を全開にする全開制御を行なって過給圧(イ
ンマニ圧)が減少するように過給圧制御を行なうもので
ある。つまり、過給圧制御手段52は、冷態時判定手段
51によりエンジン冷態時であると判定された場合であ
って、かつ、エンジン回転速度Ne及びエンジン負荷
(例えばエンジン回転速度及びアクセル開度等に基づき
算出される平均有効圧Pme)が低負荷運転領域(特に
HCの生成量が多い運転領域)に属する場合に、ターボ
チャージャ9のノズルベーン9cの開度を全開にする全
開制御を行なって過給圧が減少するように制御するよう
になっている。
【0026】ここで、低負荷運転領域(特にHCの生成
量が多い運転領域)に属するか否かは、エンジン回転速
度Ne及びエンジン負荷(平均有効圧Pme)が図5に
示すような冷態時過給圧マップ中のAゾーンに属するか
否かによって判定するようになっている。なお、HCの
生成量が多い運転領域(Aゾーン)ではターボチャージ
ャ9のノズルベーン9cの開度を全開にするため、この
領域をベーン開度全開領域ともいう。
【0027】このため、エンジン1には、クランク角セ
ンサ34と、エンジン1の負荷を検出するための負荷セ
ンサ35とが所定箇所に配設されている。そして、これ
らのセンサはコントローラ50に接続され、各センサか
らの検出信号がコントローラ50の過給圧制御手段52
へ送られるようになっている。また、これらの各センサ
からの検出信号はEGR量制御手段53へも送られるよ
うになっている。
【0028】なお、クランク角センサ34に基づいてエ
ンジン回転速度Neを算出しうるので、クランク角セン
サ34を便宜上エンジン回転速度センサ(エンジン回転
速度検出手段,エンジン回転数センサ)という。また、
負荷センサ35としては、図示しないアクセルペダルの
開度(又はアクセル踏込量)を検出するアクセル開度セ
ンサ(APS)を用いている。なお、負荷センサ35
は、図示しない燃料噴射ポンプのラック位置を検出する
ラック位置センサを用いてもよい。
【0029】上述のようにエンジン冷態時の低負荷運転
領域でターボチャージャ9のノズルベーン9cの全開制
御を行なうのは、以下の理由による。つまり、エンジン
冷態時にはエンジン1が十分暖まっておらず、エンジン
温態時の同一負荷条件(低負荷運転領域)の場合と比較
して筒内における燃焼温度が低く、HCの生成レベルが
高い。さらに、燃焼温度が低いので排ガス温度も低く、
このように排ガス温度が低い場合には、図4に示すよう
に、排ガス浄化用触媒19によるHC浄化率も低いレベ
ルにある。このため、排気通路4に設けられた排ガス浄
化用触媒19によって生成されたHCを効率良く浄化す
るのは難しい。
【0030】一方、低負荷運転領域では、十分な量の吸
入空気量が供給されるようになっているため、ターボチ
ャージャ9のノズルベーン9cの開度を全開にして過給
圧を低くし、吸入空気量を少なくしても問題はない。こ
こで、図6(A)に示すように、ターボチャージャ9の
ノズルベーン9cの開度を開くほど、過給圧が低くなっ
て新気の吸入空気量が少なくなり、これにより筒内吸気
温度が上昇するため、筒内における燃焼温度が高くなっ
てターボチャージャ9のタービン出口部における排ガス
温度(タービン出口温度)も高くなる。なお、EGR量
を増やし過ぎるとターボチャージャ9のノズルベーン9
cの開度を開く方が燃焼で生じる熱エネルギが少なくな
るため、タービン出口温度が低くなる場合がある。この
ように、ターボチャージャ9のタービン出口温度が高く
なると、排ガス浄化用触媒19によるHC浄化率が高い
レベルとなるため、図6(B)に示すように、ターボチ
ャージャ9のノズルベーン9cの開度を開くほど、過給
圧が低くなって吸入空気量が少なくなり、これにより、
HC排出量が低くなる。
【0031】このような理由から、冷態時の低負荷運転
領域でターボチャージャ9のノズルベーン9cの全開制
御を行なって過給圧を低くし、吸入空気量を少なくする
ことで、HC排出量を低減させているのである。一方、
冷態時判定手段51により温態時(通常時)であると判
定された場合やHCの生成量が多い運転領域(Aゾー
ン)に属しないと判定された場合には、エンジン回転速
度センサ34により検出されるエンジン回転速度Ne及
び負荷センサ35により検出される負荷に基づいて算出
される平均有効圧Pmeに基づいて、コントローラ50
内に記憶された図7に示すような温態時過給圧マップ
(通常時過給圧マップ)を用いて目標過給圧を設定し、
現時点の実際の過給圧(実過給圧)と目標過給圧とが一
致するようにターボチャージャ9のノズルベーン9cの
開度を制御するようになっている。
【0032】ここでは、温態時過給圧マップにより設定
される目標過給圧と現時点の実過給圧との圧力差が所定
値以上である場合は、VGベーン用アクチュエータ11
へのバキュームの給排を急速に行なって(即ち、バキュ
ームの上昇又は下降が急速に行なわれるようにして)、
ノズルベーン9cの制御が応答性良く行なわれるように
している。
【0033】ここで、温態時過給圧マップは、図7に示
すように、サルフェート(SO2 等の硫酸塩)の生成を
抑えるために、燃費を考慮して設定される過給圧マップ
におけるマップ値よりも中高速高負荷運転領域(通常運
転領域)で過給圧が高めになるようにマップ値が設定さ
れている。また、発進加速性を向上させるためにターボ
チャージャ9のタービン回転数を高回転に保持すべく、
アイドル運転領域で過給圧が高めになるようにマップ値
が設定されている。
【0034】ところで、上述のようにターボチャージャ
9のノズルベーン9cの開度制御を行なって過給圧を制
御することで、HC排出量を低減させているが、さら
に、図6(B)に示すように、EGR量を増加させれば
(高EGR化)、NOX 生成量を大幅に低減させること
ができる。このため、本実施形態では、さらにEGR制
御手段53が設けられている。
【0035】EGR制御手段53は、吸気通路3内へ再
循環させる排ガス量を調整すべくEGRバルブ15bを
制御するものである。このEGR制御手段53は、冷態
時判定手段51により冷態時であると判定された場合
に、EGRバルブ15bの開度が大きくなるように制御
するものである。これにより、冷態時に大量EGRする
ことによって、NOX 生成量を大幅に低減させることが
できることになる。
【0036】ここでは、EGR量を増やし過ぎるとHC
生成量が急増してしまうため〔図6(B)参照〕、EG
R量を増やし過ぎないように、EGR制御手段53によ
るEGRバルブ15bの開度制御は、筒内空気過剰率λ
を制御パラメータとして行なわれるようになっている。
具体的には、EGR制御手段53は、冷態時判定手段5
1により冷態時であると判定された場合には、目標空気
過剰率設定手段54により設定される限界目標空気過剰
率λ2 と、実空気過剰率推定手段55により推定される
実空気過剰率λ 1 との偏差Δλ12(=λ1 −λ2 )を算
出し、この偏差Δλ12が微小量ε1 よりも小さくなるよ
うにEGRバルブ15bの開度の空気過剰率λに基づく
フィードバック制御を行なうようになっている。
【0037】なお、微小量ε1 は、HC生成量の差が無
視できる程度の空気過剰率差として、予め台上試験によ
り求めておく。ここで、実空気過剰率推定手段55に
は、吸入量Gcyl , EGR量Gegr 燃料噴射量等に基
づいて実際の空気過剰率(実空気過剰率)λ1 を推定す
るものである。
【0038】つまり、実空気過剰率推定手段55は、イ
ンマニ温度〔インテークマニホールド(インマニともい
う)内の吸入空気の温度,吸気温度〕Tmani,インマニ
圧(インマニ内の吸入空気の圧力,吸気圧力)Pmani
大気圧Pa ,エンジン回転速度Ne及びエンジン回転速
度Neに対する体積効率ηvに基づいて、燃焼室2内
(筒内)に吸入される吸入量(吸入重量流量)Gcyl
びEGR量Gegr を算出し、これらの吸入量Gcyl 及び
EGR量Gegr から実空気過剰率λ1 を算出するように
なっている。
【0039】このように吸入量Gcyl を算出するのに、
インマニ温度Tmani,インマニ圧(ゲージ圧)Pmani
大気圧Pa ,体積効率ηvを考慮することで、より正確
に吸入量Gcyl を算出できるようにしている。なお、イ
ンマニ温度Tmani,インマニ圧(ゲージ圧)Pmani,大
気圧Pa ,体積効率ηvは、吸入量Gcyl を算出するの
に必要なデータであるため、吸入量データという。
【0040】このため、エンジン1には、吸気温センサ
(吸気温度検出手段)31,吸気圧センサ(吸気圧検出
手段)32,大気圧センサ(大気圧検出手段)33,ク
ランク角センサ34等が所定箇所に配設されている。そ
して、これらのセンサはコントローラ50に接続され、
各センサからの検出信号がコントローラ50の実空気過
剰率推定手段54へ送られるようになっている。
【0041】なお、吸気圧センサ32は、ブースト圧セ
ンサ(ブースト圧検出手段)ともいう。この吸気圧セン
サ32は、例えばエンジン1のインテークマニホールド
に取り付けられており、ターボチャージャ9により加圧
された吸気の圧力(ブースト圧)を検出するようになっ
ている。また、体積効率ηvは、インマニ温度Tmani
よって変化するため、温度変化にかかわらず体積効率η
vは一定として取り扱って単にエンジン回転速度Ne,
エンジン負荷に対して体積効率ηvを求めるのではな
く、実空気過剰率推定手段51では、インマニ温度T
maniの影響も取り入れ、体積効率ηvを求める際に温度
補正を行なうようにしている。これにより、正確に求め
られた体積効率ηvを用いて吸入量Gcyl を正確に算出
することができるようになる。
【0042】実空気過剰率推定手段55は、基準インマ
ニ温度をT0とし、この基準インマニ温度T0に対する
基準体積効率をηv0とし、体積効率指数をmとして、
任意のインマニ温度Tmaniに対する体積効率ηvを、エ
ンジン回転速度Ne,エンジン負荷毎に、次式(1)に
より求める。 ηv/ηv0=(Tmani/T0)m ・・・(1) 具体的には、まず対象となるエンジン1について、エン
ジン回転速度Ne,エンジン負荷毎にインマニ温度T
maniと体積効率ηvとの間の特性を台上試験によって求
め、このようなインマニ温度Tmaniと体積効率ηvとの
間の特性に基づいて、体積効率ηvを算出するためのマ
ップを作成する。
【0043】つまり、各エンジン回転速度Ne,エンジ
ン負荷毎に、基準インマニ温度T0(例えば約25℃)
に対する基準体積効率ηv0を台上試験により計測し、
これを基準インマニ温度T0(例えば約25℃)におけ
るエンジン回転速度Ne,エンジン負荷と基準体積効率
ηv0とを対応づけた基準体積効率マップを作成する。
【0044】また、各エンジン回転速度Ne,エンジン
負荷毎に、インマニ温度Tmaniと体積効率ηvとの関係
を示す特性を台上試験により計測し、これに基づいて各
エンジン回転速度Ne,エンジン負荷毎の体積効率指数
mも求め、これを基準インマニ温度T0(例えば約25
℃)におけるエンジン回転速度Ne,エンジン負荷と体
積効率指数mとを対応づけた体積効率指数マップを作成
する。
【0045】そして、任意のインマニ温度Tmani,エン
ジン回転速度Ne,エンジン負荷に対する体積効率ηv
を、基準インマニ温度T0(例えば約25℃),基準体
積効率マップから求められる基準体積効率ηv0,体積
効率指数マップから求められる体積効率指数mにより算
出するようになっている。次に、実空気過剰率推定手段
55による吸入量Gcyl の算出方法について説明する。
【0046】実空気過剰率推定手段55は、次式(2)
により表されるインマニ温度Tmani,インマニ圧Pmani
で定義された体積効率ηvの計算式を用いて吸入量G
cyl (kg/s)を算出するようになっている。 ηv=120Gcyl /〔Ne×Vh×γmani(Pmani,Pa ,Tmani)〕 ・・・(2) ここで、Neはエンジン回転速度であり、Vhはエンジ
ン行程容積であり、γ mani(Pmani,Pa ,Tmani)は
インマニ内の混合気(吸入空気とEGR)の比重量(k
g/m3 )である。
【0047】そして、上記の式(2)を変形すると、次
式(3)のように表されるため、実空気過剰率推定手段
55は、この式(3)を用いて吸入量Gcyl を算出する
ようになっている。 Gcyl =〔Ne×Vh×ηv×γmani(Pmani,Pa ,Tmani)〕/120 ・・・(3) ここで、比重量γmani(Pmani,Pa ,Tmani)は、イ
ンマニ圧(ゲージ圧)(kg/m2 )をPmaniとし、大
気圧(kg/m2 )をPa とし、インマニ温度(K)を
maniとして、次式(4)により表される。なお、ガス
定数をR〔kg・m/(kg・K)〕とする。
【0048】 γmani=(Pmani+Pa )/(R×Tmani) ・・・(4) ここでは、エンジン行程容積Vh,ガス定数Rは定数で
あり、エンジン回転速度Ne,インマニ圧Pmani,大気
圧Pa ,インマニ温度Tmaniはそれぞれセンサにより検
出された検出値を用い、体積効率ηvは上述のように予
め台上試験により求められたものを用いて吸入量Gcyl
を算出することになる。
【0049】なお、ここでは、吸気圧センサ32により
検出されるインマニ圧Pmaniは大気圧との差圧として検
出されるため、吸入量Gcyl を算出するのに、大気圧セ
ンサ33により検出された大気圧Pa も加味している。
しかし、絶対圧センサによりインマニ圧Pmaniを検出す
るように構成すれば、大気圧Pa を考慮する必要はな
い。
【0050】そして、実空気過剰率推定手段55は、こ
のようにして算出された吸入量Gcy l から実空気過剰率
λ1 を算出するようになっている。つまり、実空気過剰
率推定手段55は、所期の出力特性を得るための燃料噴
射量(kg/s)をGfとし、理論上1kgの燃料を完
全燃焼するために必要な理論空気量(kg/kg)をL
0とし、EGR中の残存空気量をGa,e として、実空気
過剰率λ1 を次式(5)により算出するようになってい
る。
【0051】 λ1 =(Ga +Ga,e )/(L0×Gf) ・・・(5) ここで、吸入量Gcyl は、吸入空気量Ga と、EGRバ
ルブ15bを通過するEGR量(EGRガスの重量流
量)Gegr とから次式(6)により表される。 Gcyl =Ga +Gegr ・・・(6) このため、吸入空気量Ga は、次式(7)により表され
る。
【0052】 Ga =Gcyl −Gegr ・・・(7) このような関係を考慮すると、上述の式(5)は、次式
(8)のように表される。 λ1 =(Ga +Ga,e )/(L0×Gf) =(Ga +Gegr )/(L0×Gf)−Gegr /Ga =Gcyl /(L0×Gf)−Gegr /(Gcyl −Gegr )・・・(8) このうち、燃料噴射量Gfは、エンジン回転速度センサ
34により検出されるエンジン回転速度及び負荷センサ
35によりエンジン負荷として検出されるアクセル踏込
量(アクセル開度)に基づいて、そのエンジン回転速
度,エンジン負荷領域での燃料噴射量マップから求める
ようになっている。
【0053】また、EGR量Gegr は、図2に示すよう
に、EGRガス圧力センサ41,42,EGRバルブ温
度センサ43,EGRバルブリフトセンサ44からの信
号に基づいて算出される。つまり、EGR量Gegr は、
EGRバルブ15bの上流のEGRガスの比重量をγ
egr とし、EGRガスの体積流量をQegr とし、EGR
バルブの上流側及び下流側にそれぞれ配設されたEGR
ガス圧力センサ41,42からの信号に基づいて算出さ
れる差圧をΔPとし、EGRバルブの上流側に配設され
た温度センサ43により検出される温度をTegr とし、
EGRバルブリフトセンサ44により検出されるEGR
バルブリフト量に相応した有効開口面積(流量係数を含
む)をAegr とし、重力加速度をgとして、次式(9)
により算出される。
【0054】 Gegr =γegr ×Qegr =γegr ×Aegr ×〔(2g×ΔP)/γegr 1/2 =Aegr ×(2g×γegr ×ΔP)1/2 ・・・(9) 目標空気過剰率設定手段54は、エンジン1の運転状態
(エンジン回転速度Ne,エンジン負荷)に基づいて限
界目標空気過剰率λ2 を設定するものである。つまり、
目標空気過剰率設定手段54は、エンジン回転速度セン
サ34により検出されるエンジン回転速度Ne及び負荷
センサ35により検出される負荷に基づいて算出される
平均有効圧Pmeに基づいて限界目標空気過剰率λ2
設定するようになっている。
【0055】ここで、限界目標空気過剰率λ2 は、HC
が急増しない範囲でEGR量を最大限増加させた場合の
限界の空気過剰率(最小空気過剰率)である。このた
め、目標空気過剰率設定手段54は、例えばエンジン回
転速度,エンジン負荷領域毎に予め台上試験により限界
目標空気過剰率λ2 を算出して、これを限界目標空気過
剰率マップとして記憶させておき、この限界目標空気過
剰率マップを用いて限界目標空気過剰率λ2 を設定する
ようになっている。このようにして設定される限界目標
空気過剰率λ2 に近づくようにEGRバルブ15bの開
度制御を行なうことで、HCの生成量が急増しないよう
にHCの生成量を所定範囲内に抑えながら、NOX 生成
量を大幅に低減させることができることになる。
【0056】具体的には、EGR制御手段56は、EG
Rバルブ15bの開度制御を以下のようにして行なうよ
うになっている。つまり、偏差Δλ12(=λ1 −λ2
が負の場合、即ち実空気過剰率λ1 が限界目標空気過剰
率λ2 よりも小さい場合は、吸入空気量Ga が限界目標
空気過剰率λ2 を満たすためには少ないのであるから、
過給圧(インマニ圧)を上げて空気過剰率を大きくすべ
くEGRバルブ15bの開度を小さくする(開度を絞
る)制御が行なわれるようになっている。
【0057】一方、偏差Δλ12(=λ1 −λ2 )が正の
場合、即ち実空気過剰率λ1 が限界目標空気過剰率λ2
よりも大きい場合は、逆に吸入空気量Ga が限界目標空
気過剰率λ2 を満たすためには多すぎるのであるから、
過給圧(インマニ圧)を下げて空気過剰率を小さくすべ
くターボチャージャ9のノズルベーン9cの開度を大き
くする(開度を拡げる)制御が行なわれるようになって
いる。
【0058】ところで、冷態時判定手段51により温態
時(通常時)であると判定された場合は、EGR制御手
段56は、目標空気過剰率設定手段54により設定され
た目標空気過剰率λ0 と、実空気過剰率推定手段55に
より推定された実空気過剰率λ1 との偏差Δλ10(=λ
1 −λ0 )を算出し、この偏差Δλ10が微小量ε2 より
も小さくなるようにEGRバルブ15bの開度の空気過
剰率λに基づくフィードバック制御を行なうようになっ
ている。
【0059】なお、微小量ε2 は、排ガス温度の変化が
サルフェート生成に影響を与えない程度の空気過剰率差
として、予め台上試験により求めておく。ここで、目標
空気過剰率設定手段54は、エンジン1の運転状態(エ
ンジン回転速度Ne,エンジン負荷)に基づいて目標空
気過剰率λ0 を設定するものである。つまり、目標空気
過剰率設定手段54は、エンジン回転速度センサ34、
及びエンジン1の負荷を検出するための負荷センサ35
からの検出情報に基づいて目標空気過剰率λ0 を設定す
るようになっている。
【0060】なお、エンジン回転速度,エンジン負荷と
目標空気過剰率λ0 とを対応づけた目標空気過剰率マッ
プを予め用意しておき、エンジン回転速度センサ34、
及びエンジン1の負荷を検出するための負荷センサ35
からの検出情報に基づいて設定されるエンジン回転速
度,エンジン負荷領域に応じた目標空気過剰率λ0 をこ
の目標空気過剰率マップから求めるようにしても良い。
【0061】具体的には、EGR制御手段53は、EG
Rバルブ15bの開度制御を以下のようにして行なうよ
うになっている。つまり、偏差Δλ10(=λ1 −λ0
が負の場合、即ち実空気過剰率λ1 が目標空気過剰率λ
0 よりも小さい場合は、吸入空気量Ga が目標空気過剰
率λ0 を満たすためには少ないのであるから、過給圧
(インマニ圧)を上げて実空気過剰率を大きくすべくE
GRバルブ15bの開度を小さくする(開度を絞る)制
御が行なわれるようになっている。
【0062】一方、偏差Δλ10(=λ1 −λ0 )が正の
場合、即ち実空気過剰率λ1 が目標空気過剰率λ0 より
も大きい場合は、逆に吸入空気量Ga が目標空気過剰率
λ0を満たすためには多すぎるのであるから、過給圧
(インマニ圧)を下げて実空気過剰率を小さくすべくタ
ーボチャージャ9のノズルベーン9cの開度を大きくす
る(開度を拡げる)制御が行なわれるようになってい
る。
【0063】なお、EGR量制御手段53は、実空気過
剰率λ1 と限界目標空気過剰率λ2(又は目標空気過剰
率λ0 )との偏差Δλ12(又はΔλ10)が大きい場合
に、制御の応答性を高め、過渡時のHCやNOX の発生
量を十分に抑制できるようにすべく、以下のようなター
ボチャージャ9のノズルベーン9cの開度制御を行なう
ようにしても良い。
【0064】つまり、偏差Δλ12(又はΔλ10)の大き
さが所定値E(E>ε1 ,E>ε2)以上である場合に
は、この偏差Δλ12(又はΔλ10)の大きさに応じてタ
ーボチャージャ9のノズルベーン9cの開度の最初の制
御量を変えるようにしても良い。例えば、偏差Δλ
12(又はΔλ10)の大きさが所定値E以上である場合
〔偏差Δλ12(又はΔλ10)の大きさが大きい場合〕
は、偏差Δλ12(又はΔλ10)に応じてターボチャージ
ャ9のノズルベーン9cの開度の最初の制御量を大きく
して、ターボチャージャ9のノズルベーン9cの開度を
大きく絞る(開度を小さくする)制御が行なわれるよう
にしても良い。この場合、偏差Δλ12(又はΔλ 10)が
正の値か負の値かによって、即ち実空気過剰率λ1 が目
標空気過剰率λ0(又は限界目標空気過剰率λ2 )より
も大きいか、小さいかによって、所定値Eの大きさを変
更して(例えば所定値E1,E2 )設定するのが好まし
い。
【0065】本発明の一実施形態としての内燃機関の制
御装置は、上述のように構成され、この装置による過給
圧制御,EGR量制御は、以下のように行なわれる。ま
ず、本装置による過給圧制御,EGR制御のためのメイ
ンルーチンの処理手順について説明すると、図8のフロ
ーチャートに示すように、まずステップS10で、エン
ジン回転速度Ne,エンジン負荷(負荷センサ35によ
り検出される負荷に基づいて算出される平均有効圧Pm
e)を取り込み、ステップS20で、エンジン冷却水温
センサ36により検出されたエンジン冷却水温Twを取
り込んで、ステップS30へ進み、エンジン冷却水温セ
ンサ36により検出されたエンジン冷却水温Twが予め
定められた所定温度Tw0よりも小さいか否かを判定す
る。
【0066】この判定の結果、エンジン冷却水温センサ
36により検出されたエンジン冷却水温Twが予め定め
られた所定温度Tw0よりも小さいと判定した場合には
冷態時であると判断し、ステップS40へ進み、さら
に、エンジン回転速度センサ34により検出されるエン
ジン回転速度Ne及び負荷センサ35により検出される
負荷に基づいて算出される平均有効圧Pmeが図5に示
すような冷態時過給圧マップのAゾーンに属するか否か
を判定し、この判定の結果、Aゾーンに属すると判定し
た場合は、冷態時の低負荷運転領域のHCの生成量が多
い運転領域であるから、ステップS50へ進み、冷態時
制御を行なう。なお、この冷態時制御の詳細については
後述する。
【0067】一方、ステップS40で、Aゾーンに属し
ないと判定した場合は、冷態時の低負荷運転領域のHC
の生成量が多い運転領域ではないから、ステップS70
へ進み、通常制御を行なう。なお、この通常制御の詳細
については後述する。ところで、ステップS30で、エ
ンジン冷却水温センサ36により検出されたエンジン冷
却水温Twが予め定められた所定温度Tw0以上である
と判定した場合には温態時であると判断し、ステップS
60へ進み、通常制御が行なわれる。なお、この通常制
御の詳細については後述する。
【0068】次に、本装置による冷態時制御の処理手順
について説明すると、図9のフローチャートに示すよう
に、まずステップA10で、過給圧制御手段52がター
ボチャージャ9のノズルベーン9cの開度を最大(全
開)にする制御を行なって過給圧(インマニ圧)が減少
するように制御する。これにより、冷態時の低負荷運転
領域のHCの生成量が多い運転領域で、過給圧が低くな
って吸入空気量が少なくなり、これにより筒内における
燃焼温度が高くなってターボチャージャ9のタービン出
口温度も高くなるため、HCの生成レベルが低く抑えら
れる。また、燃焼温度が高くなるので、これに応じて排
ガス温度も高くなり、排ガス浄化用触媒19によるHC
浄化効率も高いレベルとなり、HC排出量が低減され
る。
【0069】次に、ステップA20で、実空気過剰率λ
1を推定すべく、吸入量データを取り込み、ステップA
30へ進み、実空気過剰率推定手段55により実空気過
剰率λ1を算出する。具体的には、吸気圧センサ32,
大気圧センサ33及び吸気温センサ31により検出され
たそれぞれの検出値Pmani, a,maniを読み込み、こ
の吸気温度T mani、予め設定された基準インマニ温度T
0(例えば約25℃)、エンジン回転速度Ne,エンジ
ン負荷に応じて基準体積効率マップから求められる基準
体積効率ηv0、エンジン回転速度Ne,エンジン負荷
に応じて体積効率指数マップから求められる体積効率指
数mを用いて、前記の式(1)により体積効率ηvを求
める。
【0070】次いで、読み込まれたインマニ圧Pmani,
大気圧Pa,インマニ温度Tmani、予め設定されるガス定
数Rを用いて、前記の式(4)により比重量γmani(P
mani,Pa ,Tmani)を求める。そして、比重量γmani
(Pmani,Pa ,Tmani),体積効率ηv,エンジン回
転速度Ne,予め設定されたエンジン行程容積Vhを用
いて、前記の式(3)により吸入量Gcyl を算出する。
【0071】次に、このようにして算出された吸入量G
cyl 、式(6)により算出されるEGR量Gegr 、所期
の出力を得るために設定された燃料噴射量Gf、理論空
気量L0を用いて、前記の式(5)により実際の空気過
剰率λ(実空気過剰率λ1)を算出する。次いで、ステ
ップA40で、目標空気過剰率設定手段54が、エンジ
ン回転速度Ne,エンジン負荷Pmeに基づいて、各エ
ンジン回転速度及びエンジン負荷領域毎に用意されてい
る限界目標空気過剰率マップから限界目標空気過剰率λ
2を読み込む。
【0072】そして、ステップA50で、実空気過剰率
λ1 と限界目標空気過剰率λ2 との偏差Δλ12(=λ1
−λ2 )が微小量ε1 よりも小さいか否かを判定し、こ
の判定の結果、偏差Δλ12が微小量ε1 以上であると判
定した場合は、ステップA60へ進み、さらに実空気過
剰率λ1 が限界目標空気過剰率λ2 よりも大きいか小さ
いか、即ち偏差Δλ12が0よりも小さいか否かを判定
し、この判定の結果、偏差Δλ12が0よりも小さいと判
定した場合は、ステップA70へ進み、EGR量を減少
させるべく、EGRバルブ15bの開度制御を行なっ
て、ステップA20へ戻り、以後、ステップA20〜ス
テップA70の処理が繰り返される。
【0073】一方、ステップA60で、偏差λ12が0以
上であると判定した場合は、ステップA80へ進み、E
GR量を増大させるべく、EGRバルブ15bの開度制
御を行なって、ステップA20へ戻り、以後、ステップ
A20〜ステップA60,ステップA80の処理が繰り
返される。ところで、このような処理が繰り返された
後、ステップA50で、実空気過剰率λ1 と限界目標空
気過剰率λ2 との偏差Δλ12(=λ1 −λ2 )が微小量
ε1よりも小さいと判定した場合は、冷態時制御を終了
して、リターンする。
【0074】次に、本装置による通常制御の処理手順に
ついて説明すると、図10のフローチャートに示すよう
に、まずステップB10で、過給圧制御手段52が温態
時過給圧マップに基づいて求められる目標過給圧になる
ようにターボチャージャ9のノズルベーン9cの開度を
制御する。つまり、エンジン回転速度センサ34により
検出されるエンジン回転速度Ne及び負荷センサ35に
より検出される負荷に基づいて算出される平均有効圧P
meに基づいて、コントローラ50内に記憶された図7
に示すような温態時過給圧マップを用いて目標過給圧を
設定し、現時点の実際の過給圧(実過給圧)と目標過給
圧とが一致するようにターボチャージャ9のノズルベー
ン9cの開度を制御する。
【0075】この場合、通常運転領域、即ち中高速高負
荷運転領域では、サルフェートの生成を抑えるために過
給圧が高めに設定される。また、アイドル運転領域で
は、発進加速性を向上させるために、ターボチャージャ
9のタービン回転数を高回転に保持すべく過給圧が高め
に設定される。次に、ステップB20で、実空気過剰率
λ1を推定すべく、吸入量データを取り込み、ステップ
A30へ進み、実空気過剰率推定手段55により実空気
過剰率λ1を算出する。
【0076】具体的には、吸気圧センサ32,大気圧セ
ンサ33及び吸気温センサ31により検出されたそれぞ
れの検出値Pmani, a,maniを読み込み、この吸気温
度T mani、予め設定された基準インマニ温度T0(例え
ば約25℃)、エンジン回転速度Ne,エンジン負荷に
応じて基準体積効率マップから求められる基準体積効率
ηv0、エンジン回転速度Ne,エンジン負荷に応じて
体積効率指数マップから求められる体積効率指数mを用
いて、前記の式(1)により体積効率ηvを求める。
【0077】次いで、読み込まれたインマニ圧Pmani,
大気圧Pa,インマニ温度Tmani、予め設定されるガス定
数Rを用いて、前記の式(4)により比重量γmani(P
mani,Pa ,Tmani)を求める。そして、比重量γmani
(Pmani,Pa ,Tmani),体積効率ηv,エンジン回
転速度Ne,予め設定されたエンジン行程容積Vhを用
いて、前記の式(3)により吸入量Gcyl を算出する。
【0078】次に、このようにして算出された吸入量G
cyl 、式(9)により算出されるEGR量Gegr 、所期
の出力を得るために設定された燃料噴射量Gf、理論空
気量L0を用いて、前記の式(5)〔式(8)〕により
実際の空気過剰率λ(実空気過剰率λ1)を算出する。
次いで、ステップB40で、目標空気過剰率設定手段5
4が、エンジン回転速度Ne,エンジン負荷Pmeに基
づいて、各エンジン回転速度及びエンジン負荷領域毎に
用意されている目標空気過剰率マップから目標空気過剰
率λ0 を読み込む。
【0079】そして、ステップB50で、実空気過剰率
λ1 と目標空気過剰率λ0 との偏差Δλ10(=λ1 −λ
0 )が微小量ε2 よりも小さいか否かを判定し、この判
定の結果、偏差Δλ10が微小量ε2 以上であると判定し
た場合は、ステップB60へ進み、さらに実空気過剰率
λ1 が目標空気過剰率λ0 よりも大きいか小さいか、即
ち偏差Δλ10(=λ1 −λ0 )が0よりも小さいか否か
を判定し、この判定の結果、偏差Δλ10が0よりも小さ
いと判定した場合は、ステップB70へ進み、EGR量
を減少させるべく、EGRバルブ15bの開度制御を行
なって、ステップB20へ戻り、以後、ステップB20
〜ステップB70の処理が繰り返される。
【0080】一方、ステップB60で、偏差λ10が0以
上であると判定した場合は、ステップB80へ進み、E
GR量を増大させるべく、EGRバルブ15bの開度制
御を行なって、ステップB20へ戻り、以後、ステップ
B20〜ステップB60,ステップB80の処理が繰り
返される。ところで、このような処理が繰り返された
後、ステップB50で、実空気過剰率λ1 と目標空気過
剰率λ0 との偏差Δλ10(=λ1 −λ0 )が微小量ε2
よりも小さいと判定した場合は、通常時制御を終了し
て、リターンする。
【0081】したがって、本実施形態にかかる内燃機関
の制御装置によれば、冷態時の低負荷運転領域におい
て、過給圧制御手段52によってノズルベーン9cの開
度を全開制御することで過給圧が減少するように制御す
るため、燃焼温度(ひいてはタービン出口温度)が高く
なり、HCの生成量が抑制される上に、さらに排ガス浄
化用触媒のHC浄化効率を高められる効果もあり、これ
により、HC排出量を大幅に低減させることができ、さ
らにEGRを導入することでNOX 排出量を大幅に低減
させることができるという利点がある。
【0082】特に、HCが急増しない範囲でEGRがで
きるだけ大量に導入されるように、EGR装置15のE
GRバルブ15bの開度を空気過剰率λに基づいて正確
に制御するため、EGRの大量導入によって急激に燃焼
が抑制されてHCの排出量が急増するのを確実に防止し
ながら、NOX を大幅に低減させることができるという
利点もある。
【0083】なお、上述の実施形態では、EGR量制御
手段53は、空気過剰率λに基づいてEGR制御を行な
うように構成されているが、エンジン冷態時にEGR量
を増大させる制御を行なうように構成すれば良い。ま
た、上述の実施形態では、吸入空気量Ga は計算式やマ
ップにより求めているが、吸入空気量Ga は、例えばカ
ルマン渦流量計,熱線(ホットワイヤ)流量計等のエア
フローセンサ(AFS)により検出されるものを用いて
も良い。
【0084】この場合、吸入空気量Ga は、エアフロー
センサの検出値をQ(m3 /s)とし、エアフローセン
サ部の空気の比重量をγa,f として次式(10)により
算出される。 Ga =Q×γa,f ・・・(10) 但し、比重量γa,f は、前記の式(4)で、Pmani,
maniをエアフローセンサ部の圧力Pa,f 、温度Ta,f
置換することによって求められる。
【0085】また、上述の実施形態では、可変ノズルベ
ーン付きターボチャージャを用いて過給圧(インマニ
圧)を制御しているが、過給圧(インマニ圧)を調整で
きるようなものであれば良い。例えば、ウェストゲート
バルブを備えるターボチャージャや変速機付きのスーパ
ーチャージャを用いて過給圧を調整するようにしても良
い。
【0086】また、上述の実施形態では、本発明をディ
ーゼルエンジンに適用するものとして説明しているが、
過給圧制御を行なう際にノックセンサによりノックを検
知しながら行なうようにすれば、ガソリンエンジン(特
に筒内噴射型のもの)に適用することもできる。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の内燃機関の制御装置によれば、冷態時の低負荷運
転領域において、制御手段によって過給圧を減少させて
HC生成量を抑制し、さらに排ガス浄化用触媒のHC浄
化率を高めてHC排出量を低減させることができるとと
もに、排ガス還流手段により排ガスの一部を吸気管内へ
導入することでNOX 排出量を低減させることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装
置を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装
置の全体構成を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる内燃機関に備えら
れる可変ノズルベーン付きターボチャージャを示す模式
図であり、(A)はノズルベーン開度が全開の場合、
(B)はノズルベーン開度が全閉の場合を示している。
【図4】本発明の一実施形態にかかる内燃機関に備えら
れる酸化触媒のHC浄化率特性を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装
置において冷態時に用いられる冷態時過給圧マップを示
す図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装
置における過給圧制御,EGR制御を説明するための図
であって、(A)はノズルベーン開度とタービン出口温
度との関係及びEGR量とNOX 排出量との関係を示す
図であり、(B)はノズルベーン開度とHC排出量との
関係及びEGR量とNOX 排出量との関係を示す図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装
置において温態時に用いられる温態時過給圧マップを示
す図である。
【図8】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装
置による過給圧制御,EGR制御のためのメインルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御装
置の冷態時制御の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の一実施形態にかかる内燃機関の制御
装置の通常時制御(温態時制御)の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
9 ターボチャージャ(過給機) 9c ノズルベーン 15 EGR装置(排ガス再循環装置,排ガス還流手
段) 15b EGRバルブ 19 排ガス浄化用触媒 31 吸気温センサ(吸気温検出手段) 32 吸気圧センサ(吸気圧検出手段,ブースト圧セン
サ) 33 大気圧センサ(大気圧検出手段) 34 エンジン回転速度センサ(エンジン回転速度検出
手段) 35 負荷センサ(アクセル開度センサ) 36 エンジン冷却水温センサ 41 EGRバルブ上流圧力センサ 42 EGRバルブ下流圧力センサ 43 EGRバルブ上流温度センサ 44 EGRバルブリフトセンサ 50 コントローラ(ECU) 51 冷態時判定手段 52 過給圧制御手段 53 排ガス還流量制御手段(EGR量制御手段) 54 目標空気過剰率設定手段 55 実空気過剰率推定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 37/12 302 F02B 37/12 302A F02D 21/08 311 F02D 21/08 311B 23/00 23/00 J F02M 25/07 550 F02M 25/07 550C 570 570P Fターム(参考) 3G005 DA02 EA16 FA35 GA04 GC05 GE01 HA12 JA00 JA02 JA12 JA13 JA23 JA38 JB05 3G062 AA01 AA05 BA00 CA02 DA01 GA02 GA06 GA08 GA12 GA13 GA21 GA27 3G084 AA01 BA07 BA20 DA10 EB09 EB12 FA01 FA02 FA11 FA18 FA20 FA33 FA37 3G091 AA10 AA11 AA18 AA19 AB01 BA14 BA15 CB00 DC01 EA01 EA03 EA06 EA16 EA20 FA04 HB05 HB06 3G092 AA02 AA06 AA17 AA18 AB03 DB03 DC09 EA01 EA02 EC01 EC10 FA17 FA18 GA02 HA04Z HA05Z HA11Z HD07Z HE01Z HE08Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路内に排ガス浄化用触媒と、吸気
    を過給する過給機と、排ガスの一部を吸気通路内へ還流
    する排ガス還流手段とを備える内燃機関の制御装置にお
    いて、 該内燃機関が冷態時であるか否かを判定する冷態時判定
    手段と、 該冷態時判定手段により該内燃機関が冷態時であると判
    定された場合に、該過給機による過給圧を減少させると
    ともに、該排ガス還流手段による排ガス還流量を増大さ
    せる制御手段とを備えることを特徴とする、内燃機関の
    制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298033A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Nissan Diesel Motor Co Ltd ディーゼルエンジン
JP2010533254A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング 少なくとも一つの粒子凝集器の再生方法、及び排出ガス後処理システムを有する自動車
JP2011208552A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Mazda Motor Corp エンジンの制御方法及び制御装置

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