JP2001090264A - 太陽電池モジュール用瓦 - Google Patents

太陽電池モジュール用瓦

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JP2001090264A
JP2001090264A JP26690099A JP26690099A JP2001090264A JP 2001090264 A JP2001090264 A JP 2001090264A JP 26690099 A JP26690099 A JP 26690099A JP 26690099 A JP26690099 A JP 26690099A JP 2001090264 A JP2001090264 A JP 2001090264A
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cell module
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roof
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Takeji Yamawaki
竹治 山脇
Isao Yoshida
功 吉田
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FUJI SLATE KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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FUJI SLATE KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】瓦本体に対して太陽電池モジュールを着脱可能
となり、太陽電池モジュールが破損した場合にはその1
枚を簡単に交換することができ、しかも瓦本体に対して
太陽電池モジュールを強固に固定できる信頼性の高い太
陽電池モジュール用瓦を提供することにある。 【解決手段】瓦本体1と、この瓦本体1の上面に設けら
れ太陽電池モジュール6を収納する凹陥部2と、この凹
陥部2の内底部に瓦本体を貫通して設けられた複数個の
貫通孔としての排水孔5と、これら排水孔5を貫通して
設けられ上部に太陽電池モジュール6と係合する係合部
10を有し、下部に瓦本体1の下面においてナット12
によって締付けられるボルト11を有し、太陽電池モジ
ュール6を瓦本体1に固定する固定部材9とを具備した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の屋根材と
して用いられる瓦に太陽電池モジュールを搭載した太陽
電池モジュール用瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の屋根材として用いられる瓦に太陽
電池を搭載し、太陽エネルギーを電気に変換して利用す
る技術は、実開昭62−52610号公報、実開平1−
148417号公報、実開平4−28524号公報及び
実開平5−3430号公報等で知られている。
【0003】実開昭62−52610号公報は、瓦や外
壁を対象とした外装材の上面に太陽電池に適合する形状
の凹陥部を設け、この凹陥部に太陽電池を装着したもの
である。
【0004】実開平1−148417号公報は、平板瓦
の下部表面に太陽電池を設け、この太陽電池のリード線
を平板瓦の上縁両端裏面の空間部が形成される部分から
導出したものである。
【0005】実開平5−3430号公報は、瓦の表面に
太陽電池を接着するとともに、太陽電池の表面に不透明
なシートを剥離可能に密着し、瓦葺き作業時にシートに
よって太陽電池を保護するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の太陽電池搭載型瓦は、瓦本体に対して太陽電池を直接
接着剤によって接着したり、瓦本体に凹陥部を設け、こ
の凹陥部の底面に太陽電池を接着剤を介して接着し、さ
らに太陽電池と凹陥部の内周面との間の隙間にコーキン
グ材を充填することにより固定している。
【0007】しかしながら、接着剤やコーキング材は劣
化しやすく、殊に屋根のように太陽光に晒されて高温度
となったり、風雨に晒される環境下においては、劣化の
進行も早く、亀裂が生じて雨水等が浸入しやすいという
問題と急勾配の屋根の場合には瓦本体から太陽電池が落
下する恐れがある。また、コーキング材がはみ出して太
陽電池の表面に付着すると光電変換効率が低下するとい
う問題もある。
【0008】さらに、前述した実開昭62−52610
号公報や実開平4−28524号公報のように瓦の表面
に凹陥部を設け、この凹陥部に太陽電池を接着したもの
は、凹陥部の底部に雨水が溜まり、溜まった雨水が太陽
熱によって加熱されて膨張し、太陽電池が浮き上がる恐
れがある。
【0009】さらに、実開平1−148417号公報の
ように太陽電池のリード線を平板瓦の上縁両端裏面の空
間部が形成される部分から導出したものは、配線作業が
困難であるとともに、雨水等が浸入した場合には漏電、
短絡の恐れがある。また、1枚の瓦を太陽電池とともに
交換しようとしても、周囲の数枚の瓦をいったん取り外
さなければならないという困難な作業となる。また、実
開平5−3430号公報は、接着剤が劣化して太陽電池
が瓦から剥離すると太陽電池が脱落する恐れのある構造
である。
【0010】さらに、前記いずれの公報のものも、瓦本
体に対して太陽電池モジュールを接着剤によって固定し
ている。従って、太陽電池モジュールの保守点検あるい
は破損等によってその1枚を交換しようとしても、瓦本
体と太陽電池モジュールが一体的であるため分離するこ
とが困難で、瓦本体ごと交換する必要がある。
【0011】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、瓦本体に対して太陽
電池モジュールを着脱可能に固定し、太陽電池モジュー
ルが破損した場合にはその1枚を簡単に交換することが
でき、しかも瓦本体に対して太陽電池モジュールを強固
に固定できる信頼性の高い太陽電池モジュール用瓦を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、瓦本体と、この瓦本体の
上面に設けられ太陽電池モジュールを収納する凹陥部
と、この凹陥部の内底部に瓦本体を貫通して設けられた
複数個の貫通孔と、これら貫通孔を貫通して設けられ上
部に前記太陽電池モジュールと係合する係合部を有し、
下部に前記瓦本体の下面において瓦に機械的に係止する
係止部を有し、前記太陽電池モジュールを前記瓦本体に
固定する固定部材とを具備したことを特徴とする太陽電
池モジュール用瓦にある。
【0013】請求項2は、請求項1の前記固定部材は、
瓦本体に設けられ、太陽電池モジュールの下端部と係合
する係合部を有していることを特徴とする。
【0014】請求項3は、請求項1の前記固定部材は、
瓦本体に設けられ、太陽電池モジュールに設けられた貫
通部を貫通する係合部を有していることを特徴とする。
【0015】請求項4は、請求項1,2または3の前記
瓦本体には太陽電池モジュールの上端部を押え固定する
押え部材が設けられていることを特徴とする。
【0016】請求項5は、請求項1の前記瓦本体の貫通
孔は、凹陥部に侵入した雨水等を排水する孔と固定部材
を貫通する孔を兼ねていることを特徴とする。
【0017】請求項1〜3によれば、ナットの締付けに
よって太陽電池モジュールが瓦本体の凹陥部に押え付け
られ、太陽電池モジュールを瓦本体に密着固定できる。
請求項4によれば、瓦本体を屋根材に固定すると同時に
太陽電池モジュールの上端部を瓦本体に対して固定でき
る。
【0018】請求項5によれば、排水孔を利用して太陽
電池モジュールを瓦本体に確実に固定することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0020】図1〜図6は第1の実施形態を示し、図1
は太陽電池モジュール用瓦の斜視図、図2は瓦本体の平
面図、図3は太陽電池モジュール用瓦の瓦葺き状態を示
す縦断側面図、図4は太陽電池モジュール用瓦の縦断側
面図、図5は固定部材の斜視図、図6は図4のA部を拡
大した断面図である。
【0021】図1及び図2に示すように、瓦本体1は、
例えばセメント瓦によって矩形平板状に形成されてい
る。瓦本体1の両側部には左右に隣り合う瓦本体1と雄
雌関係で嵌合するオーバラップ部1a,1bが設けら
れ、下端部裏面には前垂れ部1cが、上端部表面には後
立上り部1dが設けられている。そして、前垂れ部1c
は下段側の瓦本体1の上面に重なり、後立上り部1dは
上端側の瓦本体1の下面に重なるようになっている。
【0022】瓦本体1の上面には略全面に亘って矩形状
の凹陥部2が設けられている。この凹陥部2は後述する
太陽電池モジュールの肉厚より僅かに深く形成されてお
り、この凹陥部2の略中央部には矩形状の端子ボックス
収納凹部3が設けられている。この端子ボックス収納凹
部3の底部で、瓦本体1の上端部側に偏倚した位置には
ケーブル導出孔3aが穿設されている。さらに、端子ボ
ックス収納凹部3の裏面は瓦本体1の前垂れ部1cと略
同一高さに形成されていて、瓦本体1を屋根に安定した
状態に載置できるようになっている。
【0023】前記凹陥部2の底面には凹陥部2の上辺及
び両側辺に沿ってコ字状に連続する第1の排水溝4aが
設けられている。また、凹陥部2の底面の中央部には端
子ボックス収納凹部3を囲むようにコ字状に連続する第
2の排水溝4bが設けられている。さらに、凹陥部2の
下辺の角部には横方向全長に亘って第3の排水溝4cが
設けられ、第1及び第2の排水溝4a,4bは第3の排
水溝4cに連通している。つまり、第1及び第2の排水
溝4a,4b内を流れる水は第3の排水溝4cに集流す
るようになっている。
【0024】また、第3の排水溝4cの両端部及び第2
の排水溝4bと第3の排水溝4cとの合流部の合計4箇
所には貫通孔としての排水孔5が穿設され、これら排水
孔5は瓦本体1の裏面に貫通している。
【0025】前述のように構成された瓦本体1の凹陥部
2は、太陽電池モジュール6の寸法に適合した大きさに
形成され、この凹陥部2には太陽電池モジュール6が収
納されている。この太陽電池モジュール6は、例えば1
枚のガラス基板に透明電極層、アモルファス半導体層、
裏面電極層を形成したもので、裏面にはさらに封止材に
より,絶縁,防水等のための封止を行った矩形状の薄板
パネル構造のものが例示できる。また、半導体層として
はアモルファス半導体が好適に用いられるが,単結晶、
多結晶、微結晶またはSi系でも化合物系でもよい。
【0026】図3及び図4に示すように、太陽電池モジ
ュール6の裏面の略中央部には端子ボックス7が固定さ
れ、この端子ボックス7には出力取出しケーブル8が接
続されている。そして、端子ボックス7は瓦本体1の端
子ボックス収納凹部3に収納され、出力取出しケーブル
8はケーブル導出孔3aから瓦本体1の裏面側に導出さ
れている。
【0027】太陽電池モジュール6は、図5及び図6に
示す固定部材9によって瓦本体1の凹陥部2に固定され
ている。固定部材9は、例えば金属板をコ字状に折曲し
て形成し、太陽電池モジュール6の下端部に係合可能な
係合部10と、この係合部10の下面に溶接等によって
固定され、瓦本体1の排水孔5に挿通可能なボルト11
と、このボルト11に螺合されるナット12とから構成
されている。
【0028】そして、太陽電池モジュール6の下端部
(軒側)の左右両端部の2ヶ所には固定部材9がその係
合部10を係合することにより配置され、ボルト11は
瓦本体1の排水孔5に貫通されている。ボルト11は瓦
本体1の下面に突出しており、瓦本体1の下面において
ボルト11に座金13を介してナット12を螺合し、こ
のナット12を締付けることにより、固定部材9によっ
て太陽電池モジュール6が瓦本体1に固定されている。
【0029】さらに、太陽電池モジュール6の上端部
(棟側)は、瓦本体1の後立上り部1dに対して瓦固定
用釘14によって固定された押え金具15によって固定
されている。すなわち、押え金具15は瓦本体1の後立
上り部1dの上部に嵌合される嵌合部15aと一体に下
方へ延長する押え部15bを有しており、この押え部1
5bが太陽電池モジュール6の上端部を瓦本体1に対し
て押え固定している。
【0030】次に、前述のように構成された太陽電池モ
ジュール用瓦を用いて建物の屋根を施工する、いわゆる
瓦葺きについて説明すると、図3に示すように、屋根1
6には棟側16aから軒側16bに向かって下り勾配に
傾斜する野地板17が設けられており、この野地板17
に直接または瓦下地材を介して太陽電池モジュール用瓦
を載置する。
【0031】通常の瓦葺き作業と同様に太陽電池モジュ
ール用瓦を軒側16bから順次棟側16aに向かって野
地板17に載置するが、左右に隣り合う瓦本体1相互
は、瓦本体1のオーバラップ部1a,1bを雄雌関係で
嵌合し、瓦本体1の上端部側に設けられた取付け孔18
(図1及び図2参照)に釘を通して野地板17に固定す
る。また、下段側の瓦本体1の後立上り部1dの上部に
上段側の瓦本体1の前垂れ部1cをオーバラップさせ、
さらに、上段側の瓦本体1の排水孔5が下段側の瓦本体
1の後立上り部1dより下方(軒側16b)に位置させ
る。そして、上段の瓦本体1も同様に取付け孔18に瓦
固定用釘14を通して野地板17に固定する。
【0032】前述と同様に方法を繰り返すことにより、
太陽電池モジュール用瓦によって屋根16を構成するこ
とができ、この瓦葺き作業と平行して端子ボックス7か
ら導出された出力取出しケーブル8相互を直列または並
列に接続することにより、複数枚の太陽電池モジュール
6を電気的に接続することができる。
【0033】本実施形態によれば、固定部材9によって
太陽電池モジュール6を瓦本体1に密着固定することが
可能であるが,従来のように接着剤を用いて太陽電池モ
ジュール6を瓦本体1に対して固定することも可能であ
る。従って、瓦本体1に対して太陽電池モジュール6を
固定する作業が容易であるとともに、接着剤が劣化して
太陽電池モジュール6が瓦本体1から剥離して太陽電池
モジュール6が脱落する恐れは解消される。
【0034】さらに、接着剤を実質的に用いず、固定部
材9によって太陽電池モジュール6を瓦本体1に固定す
ることにより、屋根16に敷設された多数枚の太陽電池
モジュール6のうち、1枚もしくは複数枚が破損して交
換する必要が生じた場合には、当該太陽電池モジュール
6を固定している固定部材9のナット12を緩めること
により、太陽電池モジュール6を瓦本体1から取外して
新しい太陽電池モジュール6と交換することができ、接
着剤による固定の場合と比べて太陽電池モジュールの交
換が容易に行うことができるので好ましい。
【0035】なお、固定部材9のボルト11を瓦本体1
の排水孔5を利用して挿通することにより瓦本体1に敢
えて貫通孔を設ける必要がないという効果があるが、こ
の発明は排水孔5にボルト11を挿通することに限定さ
れるものではなく、固定部材9専用の貫通孔を瓦本体1
に設けてもよい。
【0036】図7は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、太陽電池モジュール6の上端部を瓦
本体1に対して押え固定する押え部材20を瓦本体1と
同一材料によって構成したものである。すなわち、瓦を
瓦本体1と押え部材20との2片化したものであり、第
1の実施形態と同様に瓦固定用釘14によって固定する
ことにより、太陽電池モジュール6の上端部を瓦本体1
に対して押え固定することができる。
【0037】図8は第3の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、太陽電池モジュール6の下端部を瓦
本体1に対して固定する固定部材としてボルト21によ
って構成したものである。ボルト21は、頭部21aと
ねじ部21bを有している。
【0038】一方、太陽電池モジュール6の下端部には
ボルト21が挿通される貫通部としての取付け孔22が
穿設され、この取付け孔22には太陽電池モジュール6
の上面側からボルト21が挿通され、ボルト21は瓦本
体1の排水孔5に貫通されている。ボルト21は瓦本体
1の下面に突出しており、瓦本体1の下面においてボル
ト21に座金13を介してナット12を螺合し、このナ
ット12を締付けることにより、ボルト21によって太
陽電池モジュール6が瓦本体1に固定されている。な
お、ボルト21の頭部21aと太陽電池モジュール6の
上面との間には緩衝材としてのゴム等のパッキング23
が介在され、ナット12の締付け力によって太陽電池モ
ジュール6が破損するのを防止している。
【0039】本実施形態によれば、太陽電池モジュール
6を固定する固定部材がボルト21によって構成されて
いるため、構造的に簡単で廉価に提供できるという効果
がある。なお、太陽電池モジュール6に設けた貫通部は
取付け孔22に限定されず、太陽電池モジュール6の下
端部にコ字状あるいはU字状の切欠部を設け、ボルト2
1が係合できるようにしてもよい。
【0040】図9及び図10は第4の実施形態を示し、
第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明
を省略する。本実施形態は、太陽電池モジュール6の下
端部を瓦本体1に対して固定する固定部材9の座金24
を示し、この座金24は、有底円筒状の筒部25と、こ
の筒部25の開口縁に一体に設けられたフランジ部26
とから構成されている。筒部25の底部にはボルト11
が挿通する挿通穴(図示しない)が穿設されている。フ
ランジ部26の上面には放射方向に排水溝27が設けら
れている。
【0041】本実施形態は、固定部材9のボルト11を
瓦本体1のすべての排水孔5を利用して挿通した場合、
排水孔5が閉塞され、凹陥部2に侵入した雨水等が排水
されないという問題を解消したものであり、凹陥部2か
ら排水孔5に流れた雨水等は座金24のフランジ部26
に設けた排水溝27に沿って排水されるという効果があ
る。なお,固定部材9の材質は金属に限らず,プラスチ
ック等を用いることができる。
【0042】図11は第4の実施形態の変形例を示し、
座金24の筒部25における周壁に複数の排水口28を
穿設したものであり、凹陥部2から排水孔5に流れた雨
水等は座金24の筒部25に設けた排水口28から排水
されるという効果がある。
【0043】なお,この発明に用いられる固定部材は,
瓦の上面の太陽電池モジュールと瓦を固定するために用
いられるものであり,瓦の下面側に出た固定部材の一端
に固定金具が貫通孔から外れない係止部を有するもので
ある。その係止の形態はナットによる締付け、ばね構
造、ピン構造、固定金具の折り曲げ等であってもよい
が,中でもナットによる締付けが好ましい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3によ
れば、固定部材に設けた機械的に係止する係止部によっ
て太陽電池モジュールが瓦本体の凹陥部に押え付けら
れ、太陽電池モジュールを瓦本体に密着固定できる。従
って、瓦本体に対して太陽電池モジュールを着脱可能と
なり、太陽電池モジュールが破損した場合にはその1枚
を簡単に交換することができ、しかも瓦本体に対して太
陽電池モジュールを強固に固定できる信頼性の高い太陽
電池モジュール用瓦を提供できる。
【0045】請求項4によれば、さらに、瓦本体の棟側
を屋根材に固定すると同時に太陽電池モジュールの棟側
を瓦本体に対して固定できるという効果がある。さら
に、請求項5によれば、排水孔を利用して太陽電池モジ
ュールを瓦本体に確実に固定することができ、瓦本体に
新たな加工を施す必要がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す太陽電池モジ
ュール用瓦の斜視図。
【図2】同実施形態の瓦本体の平面図。
【図3】同実施形態の太陽電池モジュール用瓦の瓦葺き
状態を示す縦断側面図。
【図4】同実施形態の太陽電池モジュール用瓦の縦断側
面図。
【図5】同実施形態の固定部材の斜視図。
【図6】図4のA部を拡大した断面図。
【図7】この発明の第2の実施形態の太陽電池モジュー
ル用瓦の縦断側面図。
【図8】この発明の第3の実施形態の太陽電池モジュー
ル用瓦の一部を示す縦断側面図。
【図9】この発明の第4の実施形態の太陽電池モジュー
ル用瓦の一部を示す縦断側面図。
【図10】同実施形態の座金の斜視図。
【図11】同実施形態の座金の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…瓦本体 2…凹陥部 3…端子ボックス収納凹部 5…排水孔 6…太陽電池モジュール 9…固定部材 10…係合部 11…ボルト 12…ナット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦本体と、この瓦本体の上面に設けられ
    太陽電池モジュールを収納する凹陥部と、この凹陥部の
    内底部に瓦本体を貫通して設けられた複数個の貫通孔
    と、これら貫通孔を貫通して設けられ上部に前記太陽電
    池モジュールと係合する係合部を有し、下部に前記瓦本
    体の下面において瓦に機械的に係止する係止部を有し、
    前記太陽電池モジュールを前記瓦本体に固定する固定部
    材とを具備したことを特徴とする太陽電池モジュール用
    瓦。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は、瓦本体に設けられ、太
    陽電池モジュールの下端部と係合する係合部を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール
    用瓦。
  3. 【請求項3】 前記固定部材は、瓦本体に設けられ、太
    陽電池モジュールに設けられた貫通部を貫通する係合部
    を有していることを特徴とする請求項1記載の太陽電池
    モジュール用瓦。
  4. 【請求項4】 前記瓦本体には太陽電池モジュールの上
    端部を押え固定する押え部材が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の太陽電池
    モジュール用瓦。
  5. 【請求項5】 前記瓦本体の貫通孔は、凹陥部に侵入し
    た雨水等を排水する孔と固定部材を貫通する孔を兼ねて
    いることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュー
    ル用瓦。
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Cited By (3)

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