JP2001090039A - 水土嚢 - Google Patents

水土嚢

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JP2001090039A JP26670099A JP26670099A JP2001090039A JP 2001090039 A JP2001090039 A JP 2001090039A JP 26670099 A JP26670099 A JP 26670099A JP 26670099 A JP26670099 A JP 26670099A JP 2001090039 A JP2001090039 A JP 2001090039A
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Hiroki Hirakawa
弘亀 平川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浸水を防止するバリケードとして使用するた
めに土嚢を確保することが容易でない都市部において、
冠水等の危険箇所に迅速に設定することができ、狭いス
ペースでも収納や設定を柔軟かつ容易に行うことができ
る水土嚢を提供する。 【解決手段】 上部に開口部12を有し、折り畳み可能
な可撓性シートで形成された複数の水貯留容器11と、
水貯留容器11の側面に取り付けられ複数の水貯留容器
11同士を連結する防水シート部13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は台風襲来時や梅雨時
の集中豪雨に伴って発生する都市型水害に対して迅速に
対処することのできる水土嚢に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、狭い地域内に時間当たり数10ミ
リを越えるような集中豪雨の発生に伴って、河川や排水
溝、貯水槽などの水位が急激に上昇して、周囲が冠水し
たり浸水するような恐れが生じた場合には、その危険個
所に土嚢等を積んで水の侵入を阻止することが行われて
いる。例えば、特公昭37-10468号公報(以下イ
号公報という)には、防水性の布等により形成した筒状
体を川底あるいは堤防決壊箇所間等に張設して、その内
部に水を注入し、これにより水流を阻止する方法が開示
されている。また、これを改良したものとして特開昭5
3−117232号公報(以下ロ号公報という)や、特
公昭61−37407号公報(以下ハ号公報という)に
は、冠水の恐れのある路上に水に濡らした布を張り、そ
の上から巻き取りリールから引き出された長尺のビニー
ル筒を敷設し、この敷設されたビニール筒内に消火栓又
は簡易ポンプを用いて注水して、水を筒内に張り、次い
で筒内の空気を注水した水で外部に追い出してビニール
筒の両側にベニヤ板又はプラスチック板を適当間隔にあ
てがい、その外方からブックエンド型側面金具で支えて
バリケードを作り、これを水防用の土嚢や砂嚢の代わり
に用いる水防方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では以下の課題を有していた。前記イ号公報及
びこれを改良したロ号公報やハ号公報に記載されている
ような、水を充填した所定長さのビニール筒等を冠水等
の危険箇所に水平に配置して土嚢の代わりに用いる方法
は、以下のような課題を有していた。即ち、 (1)ビニール筒等の筒内に水を充填させるのには、消
火栓やポンプ等から水を供給する必要があるため、予測
困難な地域的集中豪雨の発生に際しては、これらの準備
が間に合わず、結果として多量の水が地下室や地下街な
ど通じる階段や、通気孔等から流れ込んで、逃げる余裕
がなく地下室に閉じ込められた人が水死したり、地下街
の陳列された商品などが冠水して甚大な損害を与えると
いう問題点があった。 (2)ビニール筒等の筒の長さを長尺でかつ所定の長さ
に設定してあるので、地下街へ通じる通気孔の周囲や階
段入り口などの小規模でしかも予測困難な箇所に、この
ようなビニール筒を状況に応じて配置することは難しい
という問題点があった。 (3)水で満たされたビニール筒を支持するためのベニ
ヤ板や側面金具を備品として必要とするので、冠水の恐
れのない普段の状態では、これらを収納するための広い
スペースが必要となり、地価の高い都市部でこのような
広いスペースを常時確保するのが困難であるという問題
点があった。 (4)ビニール筒の長さが長くなると、これによって保
持される水量が大きくなるので、この水の重量に耐える
だけの充分な強度が要求される。従って、ビニール筒を
丈夫にするために厚みを増加させるので、製造コストが
高くなり、しかも嵩張るので非常時の取り出しや収納の
際の取り扱いが困難になるという問題点があった。 (5)このような水の重量による負荷や、取り扱いなど
が原因となって長尺のビニール筒の一部が水漏れする
と、全体に影響が及ぶために、破れないように慎重にビ
ニール袋を設定しなければならず、危急の場合に間に合
わず、更に作業が煩雑で設置に長時間を要するという問
題点があった。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、バリケードとして使用するための土等を確保するこ
とが容易でない都市部において、冠水等の危険箇所に迅
速に設置することができ、狭いスペースでも収納や設定
を迅速かつ容易に行うことができる水土嚢を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成を有している。請求項1に記載の
水土嚢は、上部に開口部を有し、折り畳み可能な可撓性
シートで形成された複数の水貯留容器と、該水貯留容器
の側面に形成され前記複数の水貯留容器同士を連結する
防水シート部とを有して構成されている。これによって
以下の作用が得られる。即ち、 (a)水貯留容器の開口部より水道水や路面の溜り水、
雨水等、その他の周囲の土石等を入れることができるの
で、ポンプや消火栓をなどを用いて水を供給しないで
も、水で充填された水土嚢を冠水の危険箇所に簡単に設
置することができる。従って、土などの充填材を確保す
ることが困難な都市部の水害に対して土嚢に代わる水防
用のバリケードを設け、突然の集中豪雨に迅速に対応す
ることができ、市民の安全を確保し、冠水による損害を
未然に防止することができる。 (b)水貯留容器が折り畳み可能になって、防水シート
部に連結されているので、水土嚢を使用しない時には、
折り畳んでコンパクトにまとめられ、狭いスペースでも
容易に収納しておくことができる。これによって、地価
の高い都市部でも集中豪雨に対する備えを安価に行うこ
とができる。 (c)複数の水貯留容器を備えているので、一部の水貯
留容器が破損しても、防水シート部による防水効果が維
持されると共に、地下街の通気孔周辺などの入り組んだ
狭い設置箇所にも容易に対応させることができる。 (d)水貯留容器の開口部を介して降り注ぐ大量の雨水
を取得するような場合には、空の水土嚢を予め危険箇所
の周囲に設置しておくだけでよいので、軽量の水土嚢を
小人数で迅速に配置することができる。 (e)防水シート部及び水貯留容器が連設されているの
で、水貯留容器に水を入れるだけで水土嚢を自立させる
ことができる。
【0006】請求項2に記載の水土嚢は、請求項1にお
いて、前記可撓性シートで形成される前記水貯留容器
が、円形若しくは矩形や多角形の底部を有する容器体で
あるように構成されている。これによって、請求項1の
作用の他、以下の作用が得られる。即ち、 (a)水を保持する水土嚢の全体重量が各水貯留容器に
分離されているので、個々の水貯留容器自体には過大な
強度を必要せず、円形又は矩形の底部を持つ容器体を薄
肉に形成でき、折り畳みを容易にできる。 (b)円形にした場合には、水の圧力が容器体の側面に
均等に掛かるので、水土嚢を安定した状態で設置するこ
とができる。 (c)矩形にした場合には、水土嚢の収納の際の折り畳
みをさらに容易にすることができる。
【0007】請求項3に記載の水土嚢は、請求項1又は
2において、前記可撓性シートで形成された複数の前記
水貯留容器が、互いに隣り合う水貯留容器同士を連結す
る通水部を備えて構成されている。ここで、いずれか1
以上の水貯留容器の側壁の下部に止水栓部を設けると、
止水栓部を開にするだけで、水土嚢全体の水を簡単に抜
くことができる。これによって、請求項1の作用の他、
以下の作用が得られる。即ち、 (a)水貯留容器同士を連結する通水部を備えているの
で、一部の水貯留容器の開口部から雨水などを補給する
だけで全体の水貯留容器内に均等に水を供給することが
できる。従って、建物の軒下などに一部の水貯留容器が
配置されるような状況下でも、雨水を全体に取り込ん
で、水土嚢の水防用のバリケードとしての機能を有効に
発揮させることができる。 (b)雨が上がって冠水等の危険状態を脱し、水土嚢を
撤去する際には、端側などにある一部の水貯留容器から
水を放出するだけで、全体の水抜きを行うことができる
ので、この撤去作業を少ない人数で簡単に行うことがで
きる。 (c)また、水土嚢を倒すだけで一度に排水でき撤去作
業を迅速に行うことができる。
【0008】請求項4に記載の水土嚢は、請求項1乃至
3のいずれか1項において、前記可撓性シートが、
(a)ターポリン、防水布、(b)ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアミド、ポリアクリレートポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリアミドのいずれか1種又はこれらの混合物若し
くはこれらと繊維状物や炭酸カルシウム等の無機・有機
フィラーとの組成物を成形したもので構成されている。
これによって、請求項1乃至3のいずれか1項の作用の
他、以下の作用が得られる。即ち、 (a)これらの材料の中から必要とする強度、価格にマ
ッチした材料を適宜選択して、安価に水土嚢を製造でき
る。 (b)必要に応じてエラストマー等の軟化剤となる成分
を添加して可撓性を調整できるので、設定や取り外しの
作業が容易な水土嚢を提供することができる。
【0009】請求項5に記載の水土嚢は、請求項1乃至
4のいずれか1項において、前記水貯留容器が、その水
平断面の最大長さ(L)と垂直方向の高さ(H)との比
(L/H)が1/4〜3/1であるように構成されてい
る。これによって、請求項1乃至4のいずれか1項の作
用の他、以下の作用が得られる。即ち、水で内部を満た
した時の水貯留容器の安定性と、水防バリケードとして
の機能が維持されるので、確実にかつ効果的に冠水危険
箇所からの浸水を阻止することができる。ここで、水平
断面の最大長さ(L)と垂直方向の高さ(H)との比
(L/H)が1/4より小さくなると、重量を支える底
部に対して高さが高くなるので、内部に水を保持する水
貯留容器が不安定性になり、防水用のバリケードとして
機能させるのが困難になる。逆に水平断面の最大長さと
垂直方向の高さとの比が3/1を越えると、水貯留容器
内に入れられる水の水位が低くなるで、効果的に危険箇
所からの浸水を効果的に防止できなくなる。さらに好ま
しい水平断面の最大長さと垂直方向の高さとの比の範囲
は1/3〜1.5/1である。これにより前述の問題点
をより効果的に回避できる。
【0010】請求項6に記載の水土嚢は、請求項1乃至
5のいずれか1項において、前記可撓性シートで形成さ
れる前記水貯留容器が、その側璧部に互いに平行配置さ
れる芯材を複数有して構成されている。これによって、
請求項1乃至5のいずれか1項の作用の他、以下の作用
が得られる。即ち、 (a)水貯留容器が補強となる芯材をその側壁部に有し
ているので、水貯留容器に水を入れた時に水圧で側壁部
が押されて膨らむようなことが少なく、水面を高く維持
して、溜まった雨水による側面からの水圧に対抗するの
に必要な底面圧力を確保することができる。 (b)複数の縦長の芯材が互いに平行に配置されるの
で、水貯留容器を折り畳む際にも支障となることなく、
巻き取ることができる。ここで、ここで芯材は水貯留容
器の側壁と開口部に対して垂直に複数個に分けて配置す
る。各々の芯材又は1乃至2個の芯材は袋状等の収納部
に収納して配設される。この配設口は芯材を収納後、縫
着、接着、融着で密封してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は実施の形態1の水土嚢の
設置状態を示す斜視図であり、図1(b)は折り畳み中
の水土嚢の斜視図、図1(c)は土嚢を巻き取った状態
を示す斜視図である。図1において、10は集中降雨な
どに際して浸水を阻止するために地下室などにつながる
階段の周囲に置かれる実施の形態1の水土嚢、11は上
部に開口部12を有し、折り畳み可能な可撓性シートか
らなる水貯留容器、13は水貯留容器11の側面の接合
部14を介して取り付けられ複数の水貯留容器11を連
結するための防水シート部、15は突然の豪雨により道
路上にあふれ出た雨水、16は水貯留容器11に注入さ
れた注入水である。水貯留容器11は図1(a)に示す
ように厚みが約0.5〜3mm程度の塩化ビニール製シ
ート等を素材として形成された、直径が100〜500
mm、深さが約100〜800mm程度の底付きの円筒
状容器体であり、開口部12から供給される注入水16
を保持することができるようになっている。また、水貯
留容器11の周壁には合成樹脂板や木板等の芯材を貼着
するか周壁を二重壁にし、内部に該芯材を内設してもよ
い。これにより、水貯留容器11の直立性を強化するこ
とができる。防水シート部13は、厚みが1〜5mm、
幅が100〜1000mm、長さが1〜10m程の矩形
シートであって、複数の水貯留容器11を連結して保持
すると共に、外部から侵入する雨水などに対する防水バ
リヤーとなる機能を有する。この防水シート部13は、
水貯留容器11と同一素材のものを用いることができる
が、コイル状に巻き取ることのできる可撓性を有した素
材のものであればよく、必ずしも同一のものとする必要
はない。接合部14は円筒状の水貯留容器11と矩形シ
ート状の防水シート部13とを図1に示すように配置で
きるように、当接面を熱溶着や接着剤で接着し、あるい
は縫製手段等で接合して形成させたものである。ここで
使用する接着剤には、弾性材料同士を接着するのに好適
な合成ゴム系接着剤の他に、熱可塑性樹脂を主成分とす
るホットメルト型接着剤、エポキシ系接着剤や、シアノ
アクリレート系接着剤等を用いることも可能である。
【0012】なお、このような水貯留容器11及び防水
シート部13の素材には、合成樹脂等で作製された防水
シートや、合成ゴム、合成樹脂等を用いることができる
が、スチレン系、オレフィン系、エステル系、ウレタン
系、アミド系、ふっ素系、塩化ビニル系等の熱可塑性エ
ラストマーを配合したり、あるいはこれを単独で用いる
こともできる。これによって、水貯留容器11及び防水
シート部13に弾力性を付加することができると共に、
熱可塑性樹脂用の成形機を用いて、容易に成形すること
も可能になる。このエラストマーとは、常温で繰り返し
最低2倍程度の伸長ができ、外力を除くと直ちにほぼ原
形に復するような性質を有する材料のことで、このう
ち、熱可塑性エラストマーは、常温ではエラストマーと
しての性質を示し、加熱されると、軟化、流動化して熱
可塑性を示す材料である。このように水土嚢10は常温
において弾力性があり繰り返し折曲げることのできる可
撓性の材料からなるので、水土嚢10を使用しない平時
においては、図1(b)、(c)に示すように防水シー
ト部13ごと全体をコンパクトに折り畳んで、これを巻
き取ってコイル状にした状態で水土嚢10が保管される
ようになっている。即ち、水土嚢10を折り畳む場合に
は、水貯留容器11を水平方向から押し潰すと共に、円
形上の底部を内側に押し入れて全体が板状になるように
して折り畳んで変形させることによって、コンパクトに
している。そして、これをリール等で巻き取ってコイル
状にすることができる。
【0013】以上のように構成される水土嚢10の使用
方法について図面を参照しながら説明する。図2(a)
は実施の形態1における水土嚢の使用状態を示す側面図
であり、図2(b)は水土嚢の使用状態を示す平面図で
ある。図2において、17は都市部等における地下室の
階段の入り口である。このような場合には、図2
(a)、(b)に示すようにまず、保管場所に収納して
あるコイル状に巻き取られた水土嚢10を階段入り口1
7の周囲を取り囲むように展開する。そして、水貯留容
器11の開口部12から手近に有るバケツ等を用いて、
道路上の雨水や水道水等を供給して、水貯留容器11内
を所定の水位例えば、水貯留容器11の深さの3/4以
上の水位にする。また、単に空の状態で、水土嚢10を
配置しておき、水貯留容器11の開口部12から、降り
注ぐ大量の雨水を直接取り入れるようにしてもよい。こ
のように、軽量の水土嚢10を小人数で扱うことがで
き、しかも水を入れる作業を必要としないので、迅速に
緊急事態に対応することが可能である。
【0014】水土嚢10の底端部と道路面等の接地面と
の隙間は水貯留容器11や防水シート部13が軟質なの
で、隙間を密着でき止水可能であるが、接地面に大小の
凹凸があり、止水が不充分な場合、水を吸収することに
より膨潤する膨潤材や粘土等を充填して、水漏れを防ぐ
こともできる。また、粘土等を用いることなく防水シー
ト部13の端部を水貯留容器11の重量で押しつけてこ
の隙間を密着させるようにしても防水効果を発揮させる
ことができる。図2(a)に示すように道路上のがあふ
れて増水しても、水貯留容器11の内の水位が道路上の
水位より高いので、水土嚢10が周囲の水の圧力によっ
て、押し流されることなく維持される。これによって、
雨水が階段入り口17から地下室等に侵入するのを効果
的に防止することができる。雨が上がって道路上の水が
引いた時には、水土嚢10を倒して水貯留容器11から
水を排出した後、これを折り畳んで、全体をロール状に
して、所定の保管場所に収納して、次の集中豪雨や台風
等の災害に備えることができる。こうして周囲に土が少
なく、従来のような土を入れた土嚢を用いることが困難
な都市部における水害を防止して、貴重な人命や財産を
守ることができる。
【0015】(実施の形態2)図3(a)は実施の形態
2の水土嚢に水を入れた状態を示す模式図であり、図3
(b)は水供給前の水土嚢を展開した状態を示す模式図
であり、図3(c)は水土嚢の折り畳み途中の状態の模
式図である。図3において、20は地下街などにつなが
る階段や通気孔の周囲に置かれる水土嚢、21は上部に
開口部22を有した矩形状の容器に形成された折り畳み
可能な可撓性シートからなる水貯留容器、23は水貯留
容器21の側面の接合部24を介して取り付けられ複数
の水貯留容器21を連結するための防水シート部、25
は防水シート部23の底敷き部である。水貯留容器21
は図3(a)に示すように厚みが約0.5〜3mm程度
のビニールシート等の軟質な合成樹脂シートを素材とし
て形成された、水平断面が矩形となる縦横の長さがそれ
ぞれ100〜500mm、100〜300mmで、深さ
が約100〜800mm程度の底付きの直方体状となる
容器体であり、開口部22から供給される所定量の水を
保持することができるようになっている。防水シート部
23は、複数の水貯留容器21を連結した状態で保持す
ると共に、水貯留容器21の底部が置かれる底敷き部2
5を有しており、外部から侵入する雨水などに対する防
水バリヤーとなる機能を有する。この水土嚢20は、ロ
ール状に巻き取ることのできる可撓性を有した素材で構
成され、図3(b)、(c)に示すように容易に折り畳
むことが可能になっている。なお底敷き部25は軟質の
合成樹脂シートからなるので、この部分が水を貯蔵した
水貯留容器21の重量で凹凸のある接地面に圧着され、
底部からの水漏れを効果的に防止することができる。
【0016】以上のように構成される水土嚢20の使用
方法について図面を参照しながら説明する。図4は実施
の形態2における水土嚢の使用状態を示す平面図であ
る。図4において、26は都市部等における地下鉄や地
下室へ繋がる通気孔、27は豪雨により道路上にあふれ
出た雨水である。集中豪雨の発生時等のように浸水の危
険が予測されるような場合には、図4に示すようにま
ず、保管場所に折り畳んで収納してある水土嚢20を通
気孔26の周囲を取り囲むようにして展開し、水防用と
なるバリヤーを構築する。そして、水貯留容器21の開
口部22から手近に有るバケツ等を用いて、道路上の雨
水等を供給して、水貯留容器21内を所定の水位例え
ば、水貯留容器21の深さの3/4以上の水位にする。
これによって水土嚢20を安定した直立状態に維持させ
ることができると共に、防水シート部23及びその底部
を密封する底敷き部25とにより外部からの水の浸入を
効果的に阻止することができる。
【0017】また、このような水土嚢20からなる水防
用のバリヤーは必要に応じて、図4に示すように複数の
水土嚢を通気孔26等の周りに二重あるいは三重に配置
することができ、しかも、防水シート部23が底敷き部
25を有している場合は、道路面と防水シート部の隙間
等から容易に水漏れが発生することがなく、その防水機
能を有効に発揮させることが可能である。このとき、必
要に応じて、防水シート部23の端部と道路面との隙間
に粘土や、水を吸収することにより膨潤する膨潤材等を
シール材として充填して、水漏れを防ぐこともできる。
こうして、図4に示すように道路上の水があふれて増水
しても、水貯留容器21の内の水位が道路上の水位より
高いので、水土嚢20が周囲の水の圧力によって、押し
流されることなく維持され、雨水が地下室等に侵入する
のを効果的に防止することができる。以下、このような
水土嚢20を折り畳んで現場から撤去して、ビル等の非
常用設備の保管場所に収納する方法について説明する。
まず、図3(b)に示すように水貯留容器21の側部及
び底部のそれぞれ対向する辺の中間に谷折りとなる折れ
目29を入れる。次に、防水シート部23と垂直の方向
に水貯留容器21を押し潰すようにして、側部及び底部
の折れ目29を中に畳み込むことができる。また、水貯
留容器の適当箇所に容器を展開して切り開きのできるフ
ァスナー部を設け、このファスナー部を開くことにより
水貯留容器を平面的に展開して、折り畳む操作を容易に
することも可能である。この場合、ファスナー部から多
少の水が漏れたとしても、漏れた水量以上の雨水が開口
部から供給されるので、所定量の水を水貯留容器内に確
保して、防水の効果を維持させることができる。このよ
うにして、土などが容易に入手できない都会等で急遽土
嚢が必要になった場合でも、土の代わりに水を入れるこ
とができ、即座に水土嚢を完成することができる。
【0018】(実施の形態3)図5は実施の形態3にお
ける水土嚢の使用状態を示す側面図である。図5におい
て、28は隣り合う水貯留容器21間を連結して水の移
動を可能にするためのホース等からなる通水部である。
なお、前記実施の形態2と同一の機能、構成を有するも
のについては同一の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態3の水土嚢が実施に形態2の水土嚢と異なる
のは、複数の隣合う水貯留容器21間に通水部28が設
けられている点にあり、これによって、水貯留容器21
への注水及び排水を容易にしている。この通水部28を
構成するホースには内径が10〜50mm、長さが10
〜500mm程度のものを使用するが、隣接する水貯留
容器21を密着配置して、それぞれの側壁の一部に孔を
穿って、この孔の周囲を接合することにより、これを通
水部として用いることも可能である。集中豪雨の発生時
等のように浸水の危険が予測されるような場合には、図
5に示すようにまず、保管場所に折り畳んで収納してあ
る水土嚢20を通気孔の周囲を取り囲むようにして展開
し、水防用となるバリヤーを構築する。そして、水貯留
容器21の開口部22から手近に有るバケツ等を用い
て、道路上の雨水等を供給する。このとき、水貯留容器
21同士は通水部28で連結されているので、水土嚢2
0の一部の水貯留容器21に水を供給するだけで、全体
の水貯留容器21内に必要な量の水を行き渡らせること
ができる。従って、雨水を直接、水貯留容器21内に取
り込むような場合、水貯留容器21の開口部22が建物
の軒下等に配置されても、一部の開口部からの雨水を有
効に取り込んで道路上の水位の上昇に備えることができ
る。また、水土嚢20を撤去する場合には、一部の水貯
留容器21の底部から水を抜くだけで、簡単に全体の水
貯留容器21から排水することもできる。こうして、道
路上の水があふれて増水しても、水貯留容器21の内の
水位が道路上の水位より高いので、水土嚢20が周囲の
水の圧力によって、押し流されることなく維持され、雨
水が地下室等に侵入するのを効果的に防止することがで
きる。
【0019】(実施の形態4)図6(a)は実施の形態
3の水土嚢の側面図であり、図6(b)は実施の形態4
の水土嚢の平面図である。図6において、30は実施の
形態3の水土嚢、31は可撓性シートで形成される水貯
留容器、32は複数の水貯留容器31同士を連結するた
めの防水シート部、33は水貯留容器31の側壁部に互
いに平行配置される芯材、34は水貯留容器31の可撓
性シートからなる底部である。水貯留容器31は実施の
形態1で説明した水貯留容器11と同様の素材からなる
可撓性シートで二重に構成され、補強材として芯材33
をその層内に備えている。芯材33は、例えば厚み0.
5〜3mm、幅が0.5〜10mmの縦長の矩形状板で
あって、これを水貯留容器31の側壁面に互いに平行に
なる位置に接合して用いることができる。芯材33は水
貯留容器31と同様の素材でもよいし、あるはい硬質の
プラスチックや、金属等を使用できる。また、芯材とな
る部分は水貯留容器31の厚みを部分的に厚く形成させ
たようなものであってもよい。図6に示すように芯材3
3が所定の間隔を有して、可撓性シートで形成される水
貯留容器31に垂直方向に配置されているので、水貯留
容器31を支障なく折り畳むことができ、しかも、水を
入れたときに水圧による倒れ込み等の変形を防止して安
定に水土嚢30を維持できる。
【0020】防水シート部32は、全長(C)が3〜2
0m、全幅(D)が10〜50cm、厚みが0.3〜2
mmである可撓性シートからなっている。防水シート部
32の全幅(D)は、水貯留容器31の側部に接合され
る長さが(A)の上部と、折り返し可能な長さが(B)
の下部とで構成されている。ここで、防水シート部32
の長さ(A)は水貯留容器31の高さ(H)に対して、
1/2以上の範囲とするのが以下の理由から好ましい。
即ち、AがHに対して1/2より小さくなると、防水シ
ート部で阻止できる水位が低すぎて防水効果が上がらな
いことによる。また、防水シート部32の下部の長さ
(B)はできるだけ長くするのが防水効果を上げるのに
好ましいが、水土嚢30を折り畳んで保管する場合に取
り扱いが困難になるので、水貯留容器31の水平方向の
最大長さ(L)に対して2倍以下となるようにするのが
好ましく、この長さ(B)を実質的にゼロとして用いる
ことも可能である。
【0021】防水シート部32の全長(C)は、水貯留
容器31の水平方向の最大長さ(L)、及び防水シート
部32に取付けられる水貯留容器31の数(n)に対し
て、C=nL(1+α)として、αを−0.1〜0.5
の範囲に設定するのが好ましい。αを−0.1より小さ
くすると、水貯留容器31同士が互いに干渉しあうの
で、狭い場所等で水土嚢30を設置する際の作業性が悪
くなる。逆にαが0.5を越えると水貯留容器31間に
隙間が開きすぎるので、側部からの水圧に対して弱くな
り、防水シート部32の下部から水が漏れる恐れがある
ので好ましくない。
【0022】このように水土嚢30が構成されているの
で、これによって以下のような作用を発揮させることが
できる。即ち、 (a)芯材を有しているので、水圧で側壁部が押されて
膨らむようなことが少なく、水面を高く維持して、溜ま
った雨水による側面からの水圧に対抗するのに必要な底
面圧力を確保することができる。 (b)複数の縦長の芯材が互いに平行に配置されるの
で、水貯留容器を折り畳む際にも支障となることなく、
巻き取ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな優れた効果が得られる。
【0024】請求項1に記載の発明によれば、これによ
って以下の効果が得られる。即ち、 (a)水貯留容器の開口部を介してぐ雨水等を取り入れ
ることもできるので、ポンプや消火栓をなどの手段を用
いて水を供給しないでも、水で充填された水土嚢を冠水
の危険箇所に設置することができる。従って、土などの
充填材を確保することが困難な都市部の水害に対して土
嚢に代わる水防用のバリケードを設け、突然の集中豪雨
に対応することができ、市民の安全を確保し、冠水によ
る損害を未然に防止することができる。 (b)水貯留容器が折り畳み可能になって、防水シート
部に連結されているので、水土嚢を使用しない時には、
折り畳んでコンパクトにまとめられ、狭いスペースでも
容易に収納しておくことができる。これによって、地価
の高い都市部でも集中豪雨に対する備えを安価に行うこ
とができる。 (c)複数の水貯留容器を備えているので、一部の水貯
留容器が例え破損したとしても、防水シート部による防
水効果が維持されると共に、地下街の通気孔周辺などの
入り組んだ狭い設置箇所にも容易に対応させることがで
きる。 (d)水貯留容器の開口部を介して降り注ぐ大量の雨水
を取得するような場合には、空の水土嚢を予め危険箇所
の周囲に設置しておくだけでよいので、軽量の水土嚢を
小人数で迅速に配置することができる。 (e)防水シート部及び水貯留容器が連設されているの
で、水貯留容器に水を入れるだけで水土嚢を自立させる
ことができる。
【0025】請求項2に記載の水土嚢によれば、これに
よって、請求項1の効果の他、以下の効果が得られる。
即ち、 (a)水を保持する水土嚢の全体重量が各水貯留容器に
分離されているので、個々の水貯留容器自体には過大な
強度を必要せず、円形又は矩形の底部を持つ容器体を薄
肉に形成でき、折り畳みを容易にできる。 (b)円形にした場合には、水の圧力が容器体の側面に
均等に掛かるので、水土嚢を安定した状態で設置するこ
とができる。 (c)矩形にした場合には、水土嚢の収納の際の折り畳
みをさらに容易にすることができる。
【0026】請求項3に記載の水土嚢によれば、これに
よって、請求項1又は2の効果の他、以下の効果が得ら
れる。即ち、 (a)水貯留容器同士を連結する通水部を備えているの
で、一部の水貯留容器の開口部から雨水などを補給する
だけで全体の水貯留容器内に均等に水を供給することが
できる。従って、建物の軒下などに一部の水貯留容器が
配置されるような状況下でも、雨水を全体に取り込ん
で、水土嚢の水防用のバリケードとしての機能を有効に
発揮させることができる。 (b)雨が上がって冠水等の危険状態を脱し、水土嚢を
撤去する際には、端側などにある一部の水貯留容器から
水を放出するだけで、全体の水抜きを行うことができる
ので、この撤去作業を少ない人数で簡単に行うことがで
きる。
【0027】請求項4に記載の水土嚢は、これによっ
て、請求項1乃至3のいずれか1項の効果の他、以下の
効果が得られる。即ち、 (a)これらの複数の材料の中から必要とする強度、価
格にマッチした材料を適宜選択して、安価に水土嚢を製
造できる。 (b)必要に応じてエラストマー等の軟化剤となる成分
を添加して可撓性を調整できるので、設定や取り外しの
作業が容易な水土嚢を提供することができる。
【0028】請求項5に記載の水土嚢によれば、これに
よって、請求項1乃至4のいずれか1項の効果の他、以
下の効果が得られる。即ち、水で内部を満たした時の水
貯留容器の安定性と、水防用のバリケードとしての機能
がバランスよく維持されるので、確実かつ効果的に危険
箇所からの浸水を阻止することができる。
【0029】請求項6に記載の水土嚢によれば、これに
よって、請求項1乃至5のいずれか1項の効果の他、以
下の効果が得られる。即ち、 (a)水貯留容器が補強となる芯材をその側壁部に有し
ているので、水貯留容器に水を入れた時に水圧で側壁部
が押されて膨らむようなことが少なく、水面を高く維持
して、溜まった雨水による側面からの水圧に対抗するの
に必要な底面圧力を確保することができる。 (b)複数の縦長の芯材が互いに平行に配置されるの
で、水貯留容器を折り畳む際にも支障となることなく、
巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施の形態1の水土嚢の設置状態を示す
斜視図 (b)折り畳み中の水土嚢の斜視図 (c)土嚢を巻き取った状態を示す斜視図
【図2】(a)実施の形態1における水土嚢の使用形態
を示す側面図 (b)水土嚢の使用状態を示す平面図
【図3】(a)実施の形態2の水土嚢を水を入れた状態
を示す模式図 (b)水供給前の水土嚢を展開した状態を示す模式図 (c)水土嚢の折り畳み状態の模式図
【図4】実施の形態2の水土嚢の使用状態を示す平面図
【図5】実施の形態3の水土嚢の使用形態を示す側面図
【図6】(a)実施の形態4の水土嚢の側面図 (b)実施の形態4の水土嚢の平面図
【符号の説明】
10 水土嚢 11 水貯留容器 12 開口部 13 防水シート部 14 接合部 15 雨水 16 注入水 17 階段入り口 20 水土嚢 21 水貯留容器 22 開口部 23 防水シート部 24 接合部 25 底敷き部 26 通気孔 27 雨水 28 通水部 29 折り目 30 水土嚢 31 水貯留容器 32 防水シート部 33 芯材 34 底部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に開口部を有し、折り畳み可能な可撓
    性シートで形成された複数の水貯留容器と、該水貯留容
    器の側面に形成され前記複数の水貯留容器同士を連結す
    る防水シート部とを有することを特徴とする水土嚢。
  2. 【請求項2】前記可撓性シートで形成される前記水貯留
    容器が、円形若しくは矩形や多角形の底部を有する容器
    体であることを特徴とする請求項1に記載の水土嚢。
  3. 【請求項3】前記可撓性シートで形成された複数の前記
    水貯留容器が、互いに隣り合う水貯留容器同士を連結す
    る通水部を備えていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の水土嚢。
  4. 【請求項4】前記可撓性シートが、(a)ターポリン、
    防水布、(b)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
    化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリアク
    リレートポリエチレン、ポリエステル、ポリアミドのい
    ずれか1種又はこれらの混合物若しくはこれらと繊維状
    物や炭酸カルシウム等の無機・有機フィラーとの組成物
    を成形したものであることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の水土嚢。
  5. 【請求項5】前記水貯留容器が、その水平断面の最大長
    さ(L)と垂直方向の高さ(H)との比(L/H)が1
    /4〜3/1であることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の水土嚢。
  6. 【請求項6】前記可撓性シートで形成される前記水貯留
    容器が、その側壁部に互いに平行配置される芯材を複数
    有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1項に記載の水土嚢。
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