JP2001089527A5 - - Google Patents
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂であって、人工尿（組成；硫酸ナトリウム０．２重量％、塩化カリウム０．２重量％、塩化マグネシウム六水和物０．０５重量％、塩化カルシウム二水和物０．０２５重量％、リン酸二水素アンモニウム０．０８５重量％、リン酸水素二アンモニウム０．０１５重量％の水溶液）に対する６０分後の荷重５０ｇ／ｃｍ ２ での加圧下吸収倍率が３０ｇ／ｇ以上であり、かつゲル層通液速度が１００秒以下である、吸水性樹脂。
【請求項２】
粒度１５０μｍ以下の粒子が１０重量％以下であって、３００μｍより大きく６００μｍ以下の粒子を５０重量％以上、粒度３００μｍ未満の粒子を５重量％以上含む、請求項１に記載の吸水性樹脂。
【請求項３】
人工尿（組成；硫酸ナトリウム０．２重量％、塩化カリウム０．２重量％、塩化マグネシウム六水和物０．０５重量％、塩化カルシウム二水和物０．０２５重量％、リン酸二水素アンモニウム０．０８５重量％、リン酸水素二アンモニウム０．０１５重量％の水溶液）に対する６０分後の無加圧下の吸収倍率が３５倍以下である、請求項１または２に記載の吸水性樹脂。
【請求項４】
吸水性樹脂は、少なくとも一部が、酸性基および／またはその中和塩を含む重合性単量体と内部架橋剤とを架橋反応させてなる吸水性架橋重合体粒子であって、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子は、少なくとも一部が、前記酸性基および／またはその中和塩と反応し得る官能基を複数有する化合物により表面近傍が表面架橋処理されてなるものである、請求項１から３までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項５】
前記表面架橋処理が、酸性基および／またはその中和塩と反応しうる官能基を複数個有する化合物として多価アルコールを含む表面架橋剤によって行われてなる、請求項１から４までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項６】
前記吸水性架橋重合体粒子の中和塩のうちの少なくとも一部がリチウム塩である、請求項１から５までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項７】
前記表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子のみからなる、請求項１から６までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項８】
酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂の製造方法であって、酸性基を有する重合性単量体の前記酸性基の少なくとも一部を炭酸リチウムを用いて中和した後、前記中和後の重合性単量体を重合し、重合中および／または重合後に架橋を行い吸水性架橋重合体を得る工程を含む、吸水性樹脂の製造方法。
【請求項９】
炭酸リチウムの１０〜８０重量％の水分散スラリーで中和する、請求項８に記載の吸水性樹脂の製造方法。
【請求項１０】
請求項１から７までのいずれかに記載の吸水性樹脂を構成材料として含む、吸水性物品。
【請求項１】
酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂であって、人工尿（組成；硫酸ナトリウム０．２重量％、塩化カリウム０．２重量％、塩化マグネシウム六水和物０．０５重量％、塩化カルシウム二水和物０．０２５重量％、リン酸二水素アンモニウム０．０８５重量％、リン酸水素二アンモニウム０．０１５重量％の水溶液）に対する６０分後の荷重５０ｇ／ｃｍ ２ での加圧下吸収倍率が３０ｇ／ｇ以上であり、かつゲル層通液速度が１００秒以下である、吸水性樹脂。
【請求項２】
粒度１５０μｍ以下の粒子が１０重量％以下であって、３００μｍより大きく６００μｍ以下の粒子を５０重量％以上、粒度３００μｍ未満の粒子を５重量％以上含む、請求項１に記載の吸水性樹脂。
【請求項３】
人工尿（組成；硫酸ナトリウム０．２重量％、塩化カリウム０．２重量％、塩化マグネシウム六水和物０．０５重量％、塩化カルシウム二水和物０．０２５重量％、リン酸二水素アンモニウム０．０８５重量％、リン酸水素二アンモニウム０．０１５重量％の水溶液）に対する６０分後の無加圧下の吸収倍率が３５倍以下である、請求項１または２に記載の吸水性樹脂。
【請求項４】
吸水性樹脂は、少なくとも一部が、酸性基および／またはその中和塩を含む重合性単量体と内部架橋剤とを架橋反応させてなる吸水性架橋重合体粒子であって、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子は、少なくとも一部が、前記酸性基および／またはその中和塩と反応し得る官能基を複数有する化合物により表面近傍が表面架橋処理されてなるものである、請求項１から３までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項５】
前記表面架橋処理が、酸性基および／またはその中和塩と反応しうる官能基を複数個有する化合物として多価アルコールを含む表面架橋剤によって行われてなる、請求項１から４までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項６】
前記吸水性架橋重合体粒子の中和塩のうちの少なくとも一部がリチウム塩である、請求項１から５までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項７】
前記表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子のみからなる、請求項１から６までのいずれかに記載の吸水性樹脂。
【請求項８】
酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂の製造方法であって、酸性基を有する重合性単量体の前記酸性基の少なくとも一部を炭酸リチウムを用いて中和した後、前記中和後の重合性単量体を重合し、重合中および／または重合後に架橋を行い吸水性架橋重合体を得る工程を含む、吸水性樹脂の製造方法。
【請求項９】
炭酸リチウムの１０〜８０重量％の水分散スラリーで中和する、請求項８に記載の吸水性樹脂の製造方法。
【請求項１０】
請求項１から７までのいずれかに記載の吸水性樹脂を構成材料として含む、吸水性物品。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、以下の構成を提供する。
（１）酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂であって、人工尿（組成；硫酸ナトリウム０．２重量％、塩化カリウム０．２重量％、塩化マグネシウム六水和物０．０５重量％、塩化カルシウム二水和物０．０２５重量％、リン酸二水素アンモニウム０．０８５重量％、リン酸水素二アンモニウム０．０１５重量％の水溶液）に対する６０分後の荷重５０ｇ／ｃｍ ２ での加圧下吸収倍率が３０ｇ／ｇ以上であり、かつゲル層通液速度が１００秒以下である、吸水性樹脂。
（２）酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂の製造方法であって、酸性基を有する重合性単量体の前記酸性基の少なくとも一部を炭酸リチウムを用いて中和した後、前記中和後の重合性単量体を重合し、重合中および／または重合後に架橋を行い吸水性架橋重合体を得る工程を含む、吸水性樹脂の製造方法。
（３）前記吸水性樹脂を構成材料として含む、吸水性物品。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、以下の構成を提供する。
（１）酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂であって、人工尿（組成；硫酸ナトリウム０．２重量％、塩化カリウム０．２重量％、塩化マグネシウム六水和物０．０５重量％、塩化カルシウム二水和物０．０２５重量％、リン酸二水素アンモニウム０．０８５重量％、リン酸水素二アンモニウム０．０１５重量％の水溶液）に対する６０分後の荷重５０ｇ／ｃｍ ２ での加圧下吸収倍率が３０ｇ／ｇ以上であり、かつゲル層通液速度が１００秒以下である、吸水性樹脂。
（２）酸性基および／またはその中和塩を有し、その表面近傍が表面架橋処理されてなる吸水性架橋重合体粒子を含み、かつ、前記吸水性架橋重合体粒子として、中和率５０〜９５モル％の部分中和ポリアクリル酸塩架橋重合体を含む吸水性樹脂の製造方法であって、酸性基を有する重合性単量体の前記酸性基の少なくとも一部を炭酸リチウムを用いて中和した後、前記中和後の重合性単量体を重合し、重合中および／または重合後に架橋を行い吸水性架橋重合体を得る工程を含む、吸水性樹脂の製造方法。
（３）前記吸水性樹脂を構成材料として含む、吸水性物品。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2000221550A JP2001089527A (ja) | 1999-07-22 | 2000-07-21 | 吸水性樹脂、その製造方法およびその用途 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-208243 | 1999-07-22 | ||
| JP20824399 | 1999-07-22 | ||
| JP2000221550A JP2001089527A (ja) | 1999-07-22 | 2000-07-21 | 吸水性樹脂、その製造方法およびその用途 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000221550A Pending JP2001089527A (ja) | 1999-07-22 | 2000-07-21 | 吸水性樹脂、その製造方法およびその用途 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3877195B2 (ja) * | 1997-04-14 | 2007-02-07 | 株式会社日本触媒 | 耐圧性吸水性樹脂とそれを用いた紙おむつ並びに吸水性樹脂とその製法 |
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2000
- 2000-07-21 JP JP2000221550A patent/JP2001089527A/ja active Pending
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