JP2001088993A - ウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置 - Google Patents

ウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置

Info

Publication number
JP2001088993A
JP2001088993A JP2000189018A JP2000189018A JP2001088993A JP 2001088993 A JP2001088993 A JP 2001088993A JP 2000189018 A JP2000189018 A JP 2000189018A JP 2000189018 A JP2000189018 A JP 2000189018A JP 2001088993 A JP2001088993 A JP 2001088993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
winding
roll
strip
wound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000189018A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihide Ishikawa
宜秀 石川
Tomoyuki Shinohara
智之 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIZU SEISAKUSHO CO Ltd
Original Assignee
ISHIZU SEISAKUSHO CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHIZU SEISAKUSHO CO Ltd filed Critical ISHIZU SEISAKUSHO CO Ltd
Priority to JP2000189018A priority Critical patent/JP2001088993A/ja
Publication of JP2001088993A publication Critical patent/JP2001088993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターレット式のウエブ連続巻取装置では、各
巻取り最終段階においてウエブ巻回体が旋回するので巻
取られる帯状ウエブにテンション変動が発生し、旋回中
に巻取られる帯状ウエブが巻取り不良になる(幅縮みす
る)。 【解決手段】 連続して供給される帯状ウエブWをノン
ストップ状態で順次巻軸Sの回りに所定長さづつ巻取る
ようにしたものにおいて、第1巻取部Aと第2巻取部B
を有し、切断装置5で切断された帯状ウエブの始端部W
aを第1巻取部Aと第2巻取部Bに順次交互に振分けて
供給して、それぞれ帯状ウエブWを所定長さづつ交互に
巻取るようにし、それによって帯状ウエブに対するテン
ション変動をなくして最後まで帯状ウエブをきれいに巻
取ることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、紙や不織布やプ
ラスチックフイルム等の、連続して供給される帯状ウエ
ブをノンストップ状態で順次巻軸の回りに巻取るように
したウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の帯状ウエブを連続して巻取るた
めのウエブ連続巻取装置として、従来から種々のものが
提案されているが、例えば、従来の一般的なウエブ連続
巻取装置として、図12に示すようなターレット式巻取
装置がある。この図12のターレット式巻取装置は、旋
回可能な複数(図示例では2つ)のターレットアーム1
01,101の先端にそれぞれ巻軸S1,S2を設け、巻
取位置(右側の巻軸部分)において巻軸の回りに巻回さ
れる帯状ウエブWをタッチロール102で押さえながら
巻取るようにしている。そして、図12(A)に示すよ
うに、巻軸S1の回りに帯状ウエブWが満巻直前まで巻
取られる(ウエブ巻回体Rが形成される)と、巻取動作
を継続しながらターレットアーム101,101が右旋
回し、巻軸S1とともにウエブ巻回体Rが図12(B)
に示す下方位置を経て図12(C)のように巻取位置か
ら角度180°の位置まで移動する一方、待機していた
次の巻軸S2が巻取位置まで移動する。そして、図12
(C)のように、巻取位置にある巻軸S2とウエブ巻回
体R間に張設されている帯状ウエブW′をカッター10
3により巻軸S2の近傍で切断して、連続供給されてい
る帯状ウエブWの始端部を該巻軸S2の回りに巻付けて
次の巻取り動作を行う。又、満巻された左側のウエブ巻
回体Rは、ターレットアーム101の先端から取り外さ
れて、そこに次の巻軸が装着され、ノンストップ状態で
順次各側の巻軸で交互に帯状ウエブWを巻取るようにな
っている。
【0003】ところで、巻取位置においては、巻軸に巻
取られる帯状ウエブWを常時タッチロール102で押付
けながら巻取るので、巻太るウエブ巻回体R内に空気が
内包されたりウエブ巻回体Rが型崩れしたりすることが
ないが、ウエブ巻回体Rが巻取位置から旋回すると該ウ
エブ巻回体Rがタッチロールから離間してしまう。尚、
ウエブ巻回体Rが巻取位置からその対向位置(角度18
0°の位置)まで旋回する間にも帯状ウエブの巻取り動
作は継続しており、この間はタッチロール102が非接
触状態で帯状ウエブWが巻取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図12に示
す従来例のウエブ連続巻取装置では、ウエブ巻回体Rが
巻取位置(図12(A)の右側位置)からその対向位置
(図12(C)の左側位置)まで旋回する間は、タッチ
ロール102とウエブ巻回体R間に旋回スピードによる
余分な張力が発生し、巻取られる帯状ウエブに幅縮みが
発生して不良部分となる。又、巻取位置からの旋回時
は、旋回中のウエブ巻回体Rに対する巻取り動作が継続
しているので、その旋回スピードは非常にゆっくりして
おり、その旋回中に巻取られる帯状ウエブ長さもかなり
長くなる。従って、満巻されたウエブ巻回体Rにおける
不良巻取り部分のウエブ長さが長くなる。尚、この不良
巻取り部分のウエブは、ウエブ巻回体Rから巻解いて廃
棄されているのが現状であり、かなりの長さの廃棄ウエ
ブが発生するとともに、その廃棄ウエブ巻解きのための
作業が面倒である。
【0005】又、図12に示すターレット式のウエブ連
続巻取装置では、帯状ウエブWの巻取位置(図12
(A)の右側位置)においてはウエブ巻回動作中のウエ
ブ巻回体Rの外面にタッチロール102が接触している
が、そのウエブ巻回体Rが満巻直前状態において下方に
旋回するとウエブ巻回体Rがタッチロール102から離
間してしまう。そして、ウエブ巻回体Rが図12(C)
で示す位置まで旋回し、カッター103で切断された帯
状ウエブ終端部がウエブ巻回体Rに巻取られるまでは、
その巻取られる帯状ウエブ間に空気を内包してしまい、
タッチロール102が接触した状態で巻取られた堅巻部
分と空気が内方された緩巻部分(外周寄り部分)とでは
異質の巻形状となり、ときにはその異質巻形状部分を巻
解いて廃棄することがあった。
【0006】さらに、この種のターレット式のウエブ連
続巻取装置では、図12(C)に示すように帯状ウエブ
を切断する際に、タッチロール102とウエブ巻回体R
間で緊張されている帯状ウエブW′に対してカッター1
03を瞬間的に強く押し当てるが、そのとき該ウエブ巻
回体W′に余分なテンションが加わり、そのテンション
変動による巻取り状態が悪くなることがあった。
【0007】又、図12に示すターレット式のウエブ連
続巻取装置では、各ターレットアーム101,101の
先端部に取付けられる各巻軸S1,S2(ウエブ巻回体
R)が旋回するので、ウエブ連続巻取装置を設置するの
に大きなスペースが必要となるという問題もあった。
【0008】尚、従来から、満巻直前のウエブ巻回体R
が巻取位置から旋回する際にタッチロール102から離
間する時間を短くするために、ターレットアームの角度
間隔を小さく(例えば60°間隔)したり、あるいは特
許第2560110号公報に示されるように、巻取位置
で巻取り動作中に次の巻軸を巻取位置の直前まで移動さ
せてそこで待機させておくようにしたもの、等が知られ
ているが、このらのウエブ連続巻取装置でも、帯状ウエ
ブが連続したままでウエブ巻回体が旋回することには変
わりがなく、しかもタッチロールが巻取り中のウエブ巻
回体Rから離間することには変わりがない。
【0009】本願発明は、上記した従来のウエブ連続巻
取装置の問題点に鑑み、ノンストップ状態で供給される
帯状ウエブを順次連続して巻軸に巻取るようにしたもの
において、ウエブ巻回体の満巻が完了するまで、即ち切
断された帯状ウエブの終端部がウエブ巻回体に完全に巻
取られるまで、定位置で巻取りを行えるようにすること
を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明は、連続して供給される帯状ウエブ
をノンストップ状態で順次巻軸の回りに所定長さづつ巻
取るようにしたウエブ連続巻取方法を対象にしている。
【0011】この請求項1のウエブ連続巻取方法は、帯
状ウエブを巻軸の回りに巻取るための第1巻取部と第2
巻取部を有し、且つ帯状ウエブを所定長さづつ切断する
切断装置を使用して行う。そして、切断装置で切断され
た帯状ウエブの始端部をそれぞれ定位置である第1巻取
部と第2巻取部に順次交互に振分けて供給して、該第1
巻取部と第2巻取部において帯状ウエブを所定長さづつ
交互に巻取るようにする。
【0012】このように、第1と第2の2つの巻取部を
設け、順次切断された帯状ウエブの始端部を各巻取部に
交互に振分けて巻取らせることにより、それぞれの巻取
部において最後(満巻完了)まで定位置で巻取ることが
でき、全長さの帯状ウエブを一定張力で巻取ることがで
きる。
【0013】又、この請求項1の場合は、第1及び第2
の各巻取部において、巻軸に帯状ウエブの始端部を巻付
けた後は満巻完了までウエブ巻回体をロールから離間さ
せた状態で巻取ることもできる。このように、ウエブ巻
回体をロールから離間させた状態で巻取りを行うと、巻
取られる帯状ウエブ間に空気が内包されて巻形状が緩巻
になるが、巻取り条件(張力及び押圧力)が最後まで一
定であるので、巻形状が最後まで一定する。尚、製品種
類によっては、帯状ウエブを緩く巻いたものが好まれる
ものもある。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明では、請求項1のウエブ連続巻取方
法において、第1巻取部及び第2巻取部においては、そ
れぞれ所定長さの帯状ウエブが巻軸に完全に巻取られる
までウエブ巻回体にロールを接触させながら巻取りを行
うようにしている。
【0014】このように、所定長さの帯状ウエブが巻軸
に完全に巻取られるまでウエブ巻回体にロールを接触さ
せながら巻取りを行うと、巻取られる帯状ウエブ間の空
気をほとんど排除でき、最後まで一定した堅巻状態で巻
取ることができる。本願請求項3の発明 本願請求項3の発明は、連続して供給される帯状ウエブ
をノンストップ状態で順次巻軸の回りに所定長さづつ巻
取るようにしたウエブ連続巻取装置を対象にしている。
【0015】この請求項3のウエブ連続巻取装置は、帯
状ウエブを巻掛けて移送するベースロールと、帯状ウエ
ブを所定長さごとに切断する切断装置と、ベースロール
の外面の2位置にあってそれぞれベースロール外面から
帯状ウエブの始端部を受取り得る第1と第2の各ロール
と、切断装置で切断された帯状ウエブの始端部をベース
ロール側から第1ロール側の第1巻取部と第2ロール側
の第2巻取部に順次交互に振分ける振分け装置とを備え
ている。
【0016】そして、この請求項3のウエブ連続巻取装
置では、切断装置で切断された帯状ウエブの始端部を順
次振分け装置で第1巻取部側と第2巻取部側に振分け
て、その帯状ウエブを該第1巻取部と第2巻取部とで交
互に巻取り得るように構成している。
【0017】このように、請求項3のウエブ連続巻取装
置では、それぞれ定位置にある第1と第2の2つの巻取
部を有しており、その各巻取部においてそれぞれ帯状ウ
エブを交互に巻取らせることができる。尚、この請求項
3のウエブ連続巻取装置では、各巻取部においてウエブ
巻回体を、ロールから離間させた状態あるいは最後まで
ロールに接触させた状態、のどちらででも巻取りを行う
ことができる。本願請求項4の発明 本願請求項4の発明では、上記請求項3のウエブ連続巻
取装置において、切断装置として、帯状ウエブをベース
ロールの外周面上において切断する形式のものを採用し
ている。
【0018】この切断装置としては、例えばベースロー
ルの外周面にアンビルナイフを取付ける一方、ベースロ
ール外周面の近傍にブレードナイフを配置しておき、満
巻完了直前に発せられるカウントアップ信号に基いて、
ブレードナイフを切断位置(アンビルナイフに接触する
位置)に作動させるようにしたものを採用することがで
きる。尚、この請求項4における切断装置としては、ベ
ースロールの外周面上で帯状ウエブを切断するようにし
たものであれば、適宜のもの(例えばベースロール外周
面上において帯状ウエブをミシン目で引きちぎるように
したもの)を採用できる。
【0019】このように、帯状ウエブをベースロール外
周面上で切断するようにすると、その切断された帯状ウ
エブの始端部を次順の巻取部まで移動させる際にベース
ロール及び巻取部のロール(第1ロール又は第2ロー
ル)に接触させたままで行え、該帯状ウエブ始端部の移
送が簡単且つ確実に行える。本願請求項5の発明 本願請求項5の発明は、上記請求項3又は4のウエブ連
続巻取装置において、振分け装置として、ベースロール
の外周面に形成したバキューム穴と第1ロール及び第2
ロールの各外周面にそれぞれ形成したバキューム穴と、
それらのバキューム穴への吸引作用を制御する各切換弁
とで構成している。そして、所定長さの帯状ウエブを巻
取ったときのカウントアップ信号に基いて所定の切換弁
を作動させることにより、切断された帯状ウエブ始端部
を所定のバキューム穴で吸着させながらベースロール側
から第1ロール側の第1巻取部と第2ロール側の第2巻
取部とに交互に振分け得るようにしている。
【0020】この請求項5のウエブ連続巻取装置では、
振分け装置としてバキューム機構を採用しているが、こ
の場合は処理するウエブとしては、例えばプラスチック
フイルムや紙のような通気性のないもの(あるいは通気
性の低いもの)が好ましいが、例えば不織布のように通
気性の高いウエブでも、バキューム力を大きくすれば対
応可能である。本願請求項6の発明 本願請求項6の発明は、上記請求項3又は4のウエブ連
続巻取装置において、振分け装置として、第1ロールと
第2ロールの各外周面に、ベースロール外周面に沿って
移送される帯状ウエブの始端部をそれぞれ保持し得るバ
イスを備えて構成している。そして、所定長さの帯状ウ
エブを巻取ったときのカウントアップ信号に基いて第1
ロール側のバイスと第2ロール側のバイスとを交互に作
動させることにより、切断された帯状ウエブ始端部をベ
ースロール側から第1ロール側の第1巻取部と第2ロー
ル側の第2巻取部とに交互に振分け得るようにしてい
る。
【0021】この請求項4の連続巻取装置では、振分け
装置としてバイス式のものを採用しているが、この場合
は、例えば通気性の高い不織布や多孔質のウエブであっ
ても何ら支障なく振分け処理ができる。本願請求項7の発明 本願請求項7の発明は、上記請求項3から6のいずれか
1項のウエブ連続巻取装置において、帯状ウエブとして
先に繰出された原反ロールの終端部に後の原反ロールの
始端部を順次継足して連続させたものを使用する。尚、
この場合は、原反ロールのウエブ長さは、巻取るウエブ
巻回体のウエブ長さの整数倍のものを使用することが好
ましい。
【0022】そして、この請求項7のウエブ連続巻取装
置では、切断装置は帯状ウエブの継足し部を挟んでその
前後近傍位置を切断するようにするとともに、その切断
装置で切断された継足し部切断片を除去する除去装置を
設けている。
【0023】この除去装置は、継足し部切断片が第1ロ
ール側の第1巻取部及び第2ロール側の第2巻取部に移
動しないようにするものであり、例えば第1ロール及び
第2ロールにそれぞれ除去ロールを接合させたり、ある
いはベースロール外周面における第1ロールと第2ロー
ル間に1つの除去ロールを接合させて、継足し部切断片
を各除去ロール側に導いて除去し得るようになってい
る。
【0024】このように、継足し部切断片をウエブ巻回
体に巻付けることなく除去できるようにすると、供給側
の帯状ウエブとして原反ロールを継足したものでも使用
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
願の実施形態を説明すると、図1及び図2には第1実施
形態、図3には第2実施形態、図4には第3実施形態、
図5には第4実施形態、図6〜図10には第5実施形
態、図11には第6実施形態のウエブ連続巻取装置が示
されている。
【0026】図1及び図2の第1実施形態のウエブ連続
巻取装置では、巻取るべき帯状ウエブWは、連続製造機
1から直接連続して供給される。又、この帯状ウエブW
としては、この第1実施形態では紙が採用されている
が、他の材質のウエブ(例えばプラスチックフイルムや
不織布)を採用することもできる。そして、この第1実
施形態のウエブ連続巻取装置は、帯状ウエブ連続製造機
1から連続して供給される帯状ウエブWを巻取機2にお
いてノンストップ状態で順次所定長さづつ巻取ってウエ
ブ巻回体Rを製造するようになっている。尚、帯状ウエ
ブ連続製造機1では、広幅の帯状ウエブWを製造し、後
述のスリッター装置4で所定の製品幅づつ分割してその
各分割帯状ウエブWを同軸上に巻取るようにしている。
【0027】図1及び図2の第1実施形態のウエブ連続
巻取装置には、供給される帯状ウエブWを幅方向に複数
に分割するスリッター装置4と、分割帯状ウエブWを巻
掛けて移送するベースロール11と、帯状ウエブWが所
定長さだけ繰出される度に分割された複数列の帯状ウエ
ブWを同時に切断する切断装置5と、ベースロール11
の外面の2位置にあってそれぞれ分割帯状ウエブWの始
端部Waを受取り得る第1と第2の各ロール21,31
と、切断装置5で切断された分割帯状ウエブWの始端部
Waを第1ロール21側の第1巻取部Aと第2ロール3
1側の第2巻取部Bに順次交互に振分ける振分け装置C
と、第1巻取部A及び第2巻取部Bにそれぞれ巻軸Sを
供給する揺動アーム6,6と、各巻取部A,Bで巻回さ
れるウエブ巻回体Rの外面を押さえる各ライダーロール
10,10とを備えている。尚、スリッター装置4、ベ
ースロール11、切断装置5、第1及び第2の各ロール
21,31、振分け装置C、各揺動アーム6,6、各ラ
イダーロール10,10は、それぞれ機台側板3に取付
けられている。
【0028】スリッター装置4は、図2に示すように溝
付きロール41と円形ナイフ42とを有している。溝付
きロール41には、ロール軸方向に適数個のナイフ嵌入
溝を形成しており、該各ナイフ嵌入溝にそれぞれ円形ナ
イフ42の先端を嵌入させている。従って、広幅の帯状
ウエブWがスリッター装置4部分を通過することで複数
の帯状ウエブに分割されるようになっている。尚、他の
実施形態では、スリッター装置4を省略することもあ
り、以下の説明では、スリッター装置4で分割された分
割帯状ウエブも単に帯状ウエブと表現する。
【0029】切断装置5は、ブレードナイフ52を取付
けたナイフロール51とベースロール11に設けたアン
ビルナイフ16とで構成されている。ナイフロール51
はベースロール11の上面側位置に対面させている。こ
の切断装置5は、次のように作動する。即ち、ナイフロ
ール51は、通常は図2に実線図示するようにブレード
ナイフ52が非切断位置に待機しており、帯状ウエブW
の供給長さを計測するカウンターからのカウントアップ
信号により、ナイフロール51を作動させてブレードナ
イフ52を符号52′の切断位置まで移動させ、該切断
位置のブレードナイフ52′にベースロール11のアン
ビルナイフ16が1回出合った後、ナイフロール51を
直ちに元の待機位置に戻すようになっている。
【0030】第1ロール21及び第2ロール31は、ベ
ースロール11の下面側位置においてそれぞれベースロ
ール11外面に接触状態で配置させている。尚、各ロー
ルの大きさは特に限定するものではないが、ベースロー
ル11の直径が例えば300〜400mm程度、第1ロー
ル21及び第2ロール31の直径が例えばそれぞれ15
0〜200mm程度のものが適当である。尚、図示状態に
おいてベースロール11は右回転し、第1ロール21及
び第2ロール31はそれぞれ左回転する。又、この実施
形態では第1及び第2の各ロールにおいて、ベースロー
ル11の回転方向上手側(右側)にあるものを第1ロー
ル21とする一方、ベースロール11の回転方向下手側
(左側)にあるものを第2ロール31としている。
【0031】第1ロール21の右側面には、一方(右
側)の揺動アーム6の先端に支持された巻軸Sが接合さ
れて(図1及び図2の符号S′)、そこに第1巻取部A
が形成される。又、第2ロール31の左側面には、他方
(左側)の揺動アーム6の先端に支持された巻軸Sが接
合されて、そこに第2巻取部Bが形成される。
【0032】又、第1巻取部A及び第2巻取部Bには、
それぞれ揺動アームの先端に支持されたライダーロール
10が上方から移動してきて、それぞれ巻軸Sの回りで
巻回されるウエブ巻回体Rの外面を押さえるようになっ
ている。尚、このライダーロール10は、他の実施形態
では省略することもできる。
【0033】ベースロール11には、その外周面に多数
のバキューム穴12が形成されている。このバキューム
穴12は、ロール長さ方向に所定小間隔をもち且つロー
ル周方向に適宜間隔をもって多数形成されている。又、
第1ロール21及び第2ロール31にも、ベースロール
11と同様に各ロール外周面(ロール長さ方向及びロー
ル周方向)にそれぞれ多数のバキューム穴22,32が
形成されている。
【0034】ベースロール11のバキューム穴12は、
それぞれ点線で図示する第1〜第3の各吸引部13,1
4,15でそれぞれ個別に吸引されるようになってい
る。このベースロール11において、第1吸引部13は
切断位置(ナイフロール51が対面する位置)の前後に
跨がる角度約180°の範囲に形成し、第2吸引部14
は第1吸引部13の終端近傍で第1ロール21が対面す
る付近においてごく小範囲に形成し、第3吸引部15は
第2吸引部14に近接した位置から第2ロール31が対
面する付近までの範囲に形成している。
【0035】第1ロール21のバキューム穴22は、そ
れぞれ点線で図示する第1及び第2の各吸引部23,2
4でそれぞれ個別に吸引されるようになっている。第1
ロール21において、第1吸引部23は、ベースロール
11の第2吸引部14と対面する位置のごく小範囲の位
置に形成し、第2吸引部24は、第1吸引部23の近接
する位置から第1巻取部A(第1ロール21の右側面)
に対面する付近までの範囲に形成している。
【0036】第2ロール31のバキューム穴32は、点
線図示する1つの吸引部33で吸引されるようになって
いる。この吸引部33は、ベースロール11に対面する
付近から第2巻取部B(第2ロール31の左側面)に対
面する付近までの範囲に形成している。
【0037】ベースロール11、第1ロール21、第2
ロール31の各バキューム穴12,22,32は、切断
装置5で切断された帯状ウエブWの各端部(特に巻始め
側となる始端部Wa)を吸着させて第1巻取部Aあるい
は第2巻取部Bまでスムーズに移送させるものである
が、この第1実施形態では、上記各バキューム穴12,
22,32と、ベースロール11側の各吸引部13,1
4,15と、第1ロール21側の各吸引部23,24
と、第2ロール31側の吸引部33と、それらの吸引部
の吸引時期を制御する後述の各切換弁61,62,63
とで振分け装置Cを構成している。
【0038】各ロール11,21,31のそれぞれの吸
引部(13,14,15、23,24、33)は、この
実施形態では第1〜第3の各切換弁(電磁切換弁)6
1,62,63で吸引時期を制御するようになってい
る。即ち、ベースロール11の第1吸引部13は第1切
換弁61で、ベースロール11の第2吸引部14と第3
吸引部15及び第2ロール31の吸引部33は第2切換
弁62で、第1ロール21の第1吸引部23と第2吸引
部24は第3切換弁63で、それぞれ吸引制御するよう
にしている。そして、各切換弁61,62,63は、切
断装置5で切断された帯状ウエブWの始端部Waを第1
巻取部A又は第2巻取部Bの何れの側に移送させるかに
よって、次のように制御される。
【0039】例えば、現在、第1巻取部A側において巻
軸Sの回りに所定長さの帯状ウエブWが巻回されたとす
ると(第1巻取部Aで満巻状態のウエブ巻回体Rが形成
される)、カウンターからカウントアップ信号が発せら
れて切断装置5のナイフロール51が回転せしめられ、
切断位置に移動したブレードナイフ52′にベースロー
ル11側のアンビルナイフ16が接触してそこで帯状ウ
エブWが切断される。そのとき、切断された帯状ウエブ
Wの始端部Waを第2巻取部B側に導く必要があるが、
カウンターからのカウントアップ信号に基いて第1切換
弁61と第2切換弁62がON(第3切換弁63はOF
Fのまま)になり、ベースロール11の第1吸引部13
と第2吸引部14と第3吸引部15、及び第2ロール3
1の吸引部33をそれぞれ吸引するようになる。する
と、切断された帯状ウエブWの終端部はそのまま第1巻
取部A側で満巻状態のウエブ巻回体Rの外周に巻取られ
る一方、切断された帯状ウエブWの始端部Waは、ベー
スロール11外面に沿って第1吸引部13、第2吸引部
14、第3吸引部15を経て、該第3吸引部15の終端
部から第2ロール31の吸引部33の始端部側に受取ら
れ、第2巻取部B(第2ロール31の左側面)まで導か
れる。そして、第2巻取部Bまで導かれた帯状ウエブ始
端部Waは、第2ロール31外面に接合・回転状態で待
機している左側巻軸S(巻軸の外面には接着機能があ
る)に巻付けられる。尚、ON作動した各切換弁61,
62は、上記カウントアップ信号から所定タイマー後
(帯状ウエブ始端部Waが巻軸Sに巻付けられる時間
後)にOFF作動される。他方、第2巻取部Bにおいて
所定長さの帯状ウエブWが巻取られた場合には、上記カ
ウントアップ信号により、切断装置5が作動するととも
に、第1切換弁61と第3切換弁63とがON(第2切
換弁62はOFFのまま)になり、ベースロール11の
第1吸引部13と、第1ロール21の第1吸引部23及
び第2吸引部24をそれぞれ吸引し、切断された帯状ウ
エブWの終端部はそのまま第2巻取部B側で満巻状態の
ウエブ巻回体Rの外周に巻取られる一方、切断された帯
状ウエブWの始端部Waは、ベースロール11外面に沿
って第1吸引部13の終端部から、第1ロール21の第
1吸引部23に受取られ、続いて第1ロール21の第2
吸引部24により第1巻取部A(第1ロール21の右側
面)まで導かれる。そして、第1巻取部Aまで導かれた
帯状ウエブ始端部Waは、符号W′で示すように第1ロ
ール21外面に接合・回転状態で待機している右側巻軸
S′に巻付けられる。
【0040】このように、振分け装置Cは、切断装置5
で帯状ウエブWが切断される度に、その切断された帯状
ウエブ始端部Waを第1巻取部A又は第2巻取部Bまで
順次交互に移送できるようになっている。
【0041】この第1実施形態では、ベースロール11
側の第2吸引部14と第1ロール21側の第1吸引部2
3とをそれぞれ独立状態で形成しているが、この2つの
吸引部14,23は、切断された帯状ウエブWの始端部
を確実に各巻取部A,B側に振分けるためのものであ
る。そして、この2つの吸引部14,23の吸引力を例
えばバルブ調整により、他の吸引部13,15,24,
33の吸引力より強くすることで、帯状ウエブ始端部を
確実に振分け得るようにしている。尚、他の実施形態で
は、ベースロール11側の第2吸引部14と第3吸引部
15を連続させて1つにするとともに、第1ロール21
側の第1吸引部23と第2吸引部24を連続させて1つ
にすることも可能である。
【0042】ところで、第1巻取部Aと第2巻取部B
は、それぞれ定位置である第1ロール21外面と第2ロ
ール31外面の2箇所に形成されている。そして、この
第1実施形態では、各巻取部A,Bにおいては、例えば
図2における第2巻取部B側に示すように、巻軸Sの回
りに帯状ウエブ始端部Waを巻付けた後、ライダーロー
ル10と第2ロール31がそれぞれ接触した状態で帯状
ウエブWの巻取り動作が行われ、符号R1で示す中間巻
取り状態を経て符号Rで示す満巻状態まで両ロール1
0,31がウエブ巻回体に接触したままで行われる。従
って、第1巻取部A及び第2巻取部Bにおいてそれぞれ
巻取られるウエブ巻回体Rには、巻取られる帯状ウエブ
W間に空気が内包したり、巻取られる帯状ウエブWに張
力変化が生じたりすることがく、最後まで均一状態で巻
取ることができ、ウエブ巻回体Rにおける不良巻取り部
分が発生しない。又、このように、それぞれ定位置であ
る第1巻取部Aと第2巻取部Bでウエブ巻回体を巻取る
ようにすると、従来のターレット式のようにウエブ巻回
体Rが旋回するものに比してウエブ連続巻取装置の設置
スペースを小さくできる。尚、この第1実施形態のよう
に、ウエブ巻回体Rにロール(21,31)を接触させ
た状態で巻取りを行わせると、堅巻状態のウエブロール
を製造することができる。
【0043】又、この第1実施形態では、切断装置5と
して、ベースロール11の外周面に取付けたアンビルナ
イフ16と、ナイフロール51に取付けたブレードナイ
フ52とで構成し、ベースロール11の外周面において
帯状ウエブWを切断するようにしたものを採用してい
る。このように帯状ウエブWをベースロール外周面上で
切断するようにした切断装置5を採用すると、その切断
された帯状ウエブの始端部Waを次順の巻取部(A又は
B)まで移動させる際に、ベースロール11及び巻取部
のロール(第1ロール21又は第2ロール31)に接触
させたままで行え、該帯状ウエブ始端部の移送が簡単且
つ確実に行えるという機能がある。
【0044】図3に示す第2実施形態では、図2及び図
2のウエブ連続巻取装置において、巻軸94の回りで形
成されるウエブ巻回体Rをロール(第1ロール21、第
2ロール31)から僅かに離間させた状態で巻取る(い
わゆるニア巻)ようにしている。即ち、図3に示す第3
実施形態の場合は、帯状ウエブWの始端部を巻軸Sに巻
付けた後、直ちに揺動アーム6を少しだけ外側に振って
巻軸Sに巻取られるウエブ巻回体Rの外面をロール(2
1又は31)から僅かに離間させた状態で巻取り動作を
行わせる。この第2実施形態の場合は、ウエブ巻回体R
に巻取られる帯状ウエブ間に空気が内包された状態で巻
取られ、緩巻状態のウエブロールを製造することができ
る。尚、この第2実施形態の場合も、帯状ウエブが満巻
されるまで同一条件で巻取られるので、製造されるウエ
ブ巻回体の巻形状は全長さに亘って均一になる。
【0045】図4に示す第3実施形態のウエブ連続巻取
装置では、第1及び第2の各巻取部A,Bとして、いわ
ゆるサーフェイス式の巻取機構が採用されている。即
ち、ベ第1巻取部Aは、第1ロール21の外側に別のロ
ール21Aを近接配置して構成し、他方、第2巻取部B
は、第2ロール31の外側に別のロール31Aを近接配
置して構成されている。そして、第1及び第2の各巻取
部A,Bは、それぞれ2本のロール(21と21A、3
1と31A)間の上面側の谷間に形成される。
【0046】この第3実施形態(図4)のウエブ連続巻
取装置では、第1実施形態のものと同様に、切断装置5
で順次切断される帯状ウエブの始端部が振分け装置Cに
よって第1巻取部Aと第2巻取部Bに交互に導かれ、各
巻取部A,Bにおいてそれぞれ巻軸Sの回りに帯状ウエ
ブWが所定長さづつ巻取られる。尚、各巻取部A,Bに
おいて満巻されたウエブ巻回体Rは、帯状ウエブから切
り離された後、適宜の排出手段により各巻取部A,Bか
ら排出される。
【0047】図5に示す第4実施形態は、上記第1〜第
3実施形態における振分け装置Cの変形例を示してい
る。この第4実施形態の振分け装置Cは、ベースロール
11の外周面におけるアンビルナイフ16のやや下手側
位置にタッカー17を設ける一方、第1ロール21の外
周面及び第2ロール31の外周面にそれぞれバイス2
7,37を備えて構成している。尚、図示例では、第1
ロール21及び第2ロール31にそれぞれ2箇所(対向
位置)にバイス27,27、37,37を設けている
が、この各バイス27,37は1箇所づつでもよい。
【0048】第1ロール21及び第2ロール31の各バ
イス27,37とベースロール11側のタッカー17と
は、相互に出合う位置に設置されている。又、各バイス
27,37は、通常は閉状態で回転せしめられていて、
タッカー17と出合ってもウエブを保持することはない
が、切断装置5が作動し、切断された帯状ウエブ始端部
Waを次の巻取部(第1巻取部A又は第2巻取部B)側
に振分ける際に、当該振分け側ロール(第1ロール21
又は第2ロール31)側のバイス(27又は37)が開
放可能となり、ベースロール11側のタッカー17と出
合ったときに該タッカー17で帯状ウエブ始端部付近を
当該バイスに押込んで保持させるようになっている。
又、帯状ウエブ始端部を保持したバイスは、例えば図5
の第2巻取部B側において符号37′で示すように、巻
軸Sが対面する位置を少し過ぎる位置まで移動した後、
そこで帯状ウエブ始端部Wa″を解放し、その保持が解
放された帯状ウエブ始端部Wa″が巻軸Sに巻付けられ
るようになっている。
【0049】そして、第1ロール21側のバイス27及
び第2ロール31側のバイス37は、所定長さの帯状ウ
エブを巻取ったカウントアップ信号に基いて交互に作動
されるようになっており、切断された帯状ウエブ始端部
をベースロール11側から第1ロール21側の第1巻取
部Aと第2ロール31側の第2巻取部Bとに交互に振分
け得るようになっている。この第4実施形態のように、
振分け装置Cとしてバイス式のものを採用すると、例え
ば通気性の高い不織布や多孔質のウエブであっても何ら
支障なく振分け処理ができる。
【0050】尚、この第4実施形態(図5)では、第1
実施形態(図2)におけるベースロール11側の第2吸
引部14と第1ロール21側の第1吸引部23をそれぞ
れ符号15及び24の各吸引部に連続させて一体化させ
ている。又、図5の第4実施形態でも、ベースロール1
1、第1ロール21、第2ロール31にそれぞれバキュ
ーム穴12,22,32を形成し、ベースロール11側
の各吸引部13,15、第1ロール21側の吸引部2
4、第2ロール31側の吸引部33の各範囲でそれぞれ
帯状ウエブ始端部付近を吸着させながら移動させ得るよ
うにしているが、他の実施形態では、帯状ウエブ始端部
の振分け装置Cとしてバイス方式を採用したものでは、
各ロール11,21,31としてバキューム穴及び吸引
部の無いものを採用してもよい。尚、第4実施形態にお
けるその他の構成は、上記第1実施形態のものと同じで
ある。
【0051】図6〜図10に示す第5実施形態のウエブ
連続巻取装置では、帯状ウエブWの供給装置8として、
原反ロールT1,T2の帯状ウエブWを順次継足して連続
供給させるようにしたものを採用している。即ち、この
供給装置8は、それぞれ原反ロールを支持する第1軸8
1と第2軸82をターレット機構で旋回させ得るものを
使用している。尚、このターレット機構には、第1軸8
1と第2軸82間にそれぞれ旋回中心から外方に離間し
た位置に支えロール83,83が設けられ、又、各帯状
ウエブの継足し部Vの直後の帯状ウエブを切断するカッ
ター84を備えている。又、継足し側の原反ロールT2
の始端部Waには、両面接着テープUを貼着させてい
る。
【0052】そして、図6に示すように、第1軸81側
の原反ロールT1から使用していき、該第1軸81側の
原反ロールT1が図7に示すように終了直前になると、
第2軸82側の原反ロールT2を回転させながらターレ
ット機構を左旋回させて、図8に示すように第2軸82
側の原反ロールT2を使用位置(繰出し位置)まで移動
させる。すると、第2軸82側の原反ロールT2が回転
しながら第1軸側原反ロールT1の帯状ウエブW上に接
触し、該第2軸側原反ロールT2の帯状ウエブ始端部W
aが両面接着テープUにより繰出し中の帯状ウエブWに
接着する。そして、後の(第2軸82側の)原反ロール
2の帯状ウエブ始端部Waが先の(第1軸81側の)
原反ロールT1帯状ウエブWに接着した瞬間にカッター
84が作動して、継足し部Vの直後の帯状ウエブW(先
の原反ロールT1側の帯状ウエブW)を切断する。この
ようにすると、図9に示すように、先の原反ロールT1
の帯状ウエブ終端部Wbと後の原反ロールT2の帯状ウ
エブ始端部Waを継足した状態(継足し部V)で、その
連続帯状ウエブWをノンストップで巻取機2側に供給で
きる。
【0053】ところで、このように各側の帯状ウエブW
の端部Wa,Wb同士を連続させたものでは、その継足
し部Vを巻取機2側において除去する必要があるが、こ
の第5実施形態のウエブ連続巻取装置では、図7及び図
10に示すように該継足し部Vの前後を切断するととも
に、その継足し部切断片Xを除去するための除去装置7
を備えている。即ち、この第5実施形態のウエブ連続巻
取装置では、次のように構成されている。
【0054】まず、ベースロール11の外周面に対向位
置の2箇所にそれぞれアンビルナイフ16,16を取付
けている。尚、このアンビルナイフ16は、第1実施形
態のように1つでもよいが、1つの場合は、ベースロー
ル11の1周長さが継足し部切断片Xとして廃棄され
る。
【0055】又、ベースロール11の直前位置には、走
行する帯状ウエブWの継足し部Vを検出する検出器9を
設けている。この検出器9は、切断装置5(ナイフロー
ル51)を作動させる信号を発信させるもので、検出器
9で継足し部Vを検出した後、該継足し部Vが切断位置
まで達する時間を考慮して切断装置5を作動させる。
尚、他の実施形態では、この検出器9に代えて、供給装
置8側において両帯状ウエブが継足された時点から、切
断装置5まで移動する時間を演算するようにしたもので
もよい。その場合、帯状ウエブWの走行スピードを加味
して演算することは勿論である。
【0056】そして、切断装置5は、検出器9からの継
足し部検出信号を受けて、継足し部Vが切断位置に達す
る直前にナイフロール51を切断位置に作動させて、ブ
レードナイフ52′に2つのアンビルナイフ16,16
が接触する間だけ切断位置に維持させた後、ナイフロー
ル51を待機位置に戻す。このとき、継足し部Vを前後
に跨いだ状態で帯状ウエブWの2箇所を切断する。
【0057】ベースロール11のバキューム穴12及び
各吸引部13,14,15は、第1実施形態のものと同
様である。又、第1ロール21には、それぞれ点線図示
するように4つの範囲にそれぞれ吸引部23,24,2
5,26を形成している。尚、この各吸引部のうち、2
4,25,26の吸引部は、図2の第2吸引部24を3
分割したものである。又、25の吸引部は第1ロール2
1のほぼ最下部においてごく小範囲(吸引力が強い)に
形成している。そして、23と24の各吸引部は第3切
換弁63で制御され、25と26の各吸引部は第5切換
弁65で制御される。又、第2ロール31には、図2の
吸引部33(図10では第1吸引部となる)の終端近接
位置から第2ロール31の直下までの範囲に第2吸引部
34を形成している。この第2吸引部34は第4切換弁
64で制御される。尚、第2ロール31の第1吸引部3
3とベースロール11側の第2吸引部14及び第3吸引
部15は、図2の場合と同様に第2切換弁62に制御さ
れる。
【0058】この第5実施形態では、第1ロール21の
直下には第1除去ロール71が接合状態で設置され、又
第2ロール31の直下にも第2除去ロール72が接合状
態で設置されている。この第1除去ロール71及び第2
除去ロール72には、それぞれ多数のバキューム穴73
が形成されている。又、第1除去ロール71には、その
ほぼ最上部の小範囲(吸引力が強い)に符号74の吸引
部とその直後近接位置から回転方向側のほぼ最下部に至
る範囲に符号75の吸引部を形成している。この第1除
去ロール71の各吸引部74,75は第6切換弁66で
制御される。他方、第2除去ロール72には、その最上
部位置から回転方向側のほぼ最下部に至る範囲に吸引部
76を形成している。この吸引部76は、上記第4切換
弁64で第2ロール31の第2吸引部34とともに制御
される。
【0059】そして、この第5実施形態のウエブ連続巻
取装置では、次のように作動する。尚、ターレット式供
給装置8側において使用する原反ロールT1,T2のウエ
ブ長さは、巻取るウエブ巻回体Rのウエブ長さの整数倍
のものを使用することが好ましい。
【0060】ターレット式供給装置8側では、先の原反
ロールT1の帯状ウエブ終端部Wbと後の原反ロールT2
の帯状ウエブ始端部Waとが継足されて(継足し部
V)、その継足し部Vが巻取機2側に供給される。尚、
先の原反ロールT1は、後の原反ロールT2と継足される
までは、第1実施形態と同様に第1巻取部Aと第2巻取
部Bとで交互に巻取られる。そして、先の原反ロールT
1の帯状ウエブ終端部Wbと後の原反ロールT2の帯状ウ
エブ始端部Waとの継足し部Vが図10に示すように検
出器9まで移送されると、該継足し部Vを検出器9で検
出し、所定タイマー後に切断装置5のナイフロール51
を切断位置に作動させる。すると、切断装置5で継足し
部Vの前後を2度切りする(継足し部切断片Xが形成さ
れる)。このとき、例えば第1巻取部A側で巻取り作動
している場合は、切断装置5が作動するのと同時に第1
切換弁61と第3切換弁63と第6切換弁66とがON
になり(その他の切換弁はOFFのまま)、当該各部に
おいて各バキューム穴12,22,73が吸引される。
すると、切断された帯状ウエブ終端部は、吸引作用に関
係なくそのまま第1ロール21を経由して第1巻取部A
で満巻状態のウエブ巻回体Rに巻取られる一方、切断さ
れた継足し部切断片Xは、まずベースロール11のバキ
ューム穴12に吸着されてベースロール11の第1ロー
ル21対面部分まで移送され、そこから第1ロール21
の第1吸引部23及び第2吸引部24の吸引作用で第1
ロール21外面を最下部位置まで移送され、さらにそこ
から第1除去ロール71の第1吸引部74及び第2吸引
部75の吸引作用で第1除去ロール71外面の最下部位
置まで移送され、そこで吸引作用がなくなることによ
り、該継足し部切断片が符号X′で示すように下方に排
除される。又、第3切換弁63は、継足し部切断片Xを
ベースロール11側から第1ロール21側に導いた後、
後続の帯状ウエブ始端部が第1ロール21対面位置に達
する直前にOFFとなると同時に第2切換弁62がON
になって(ベースロール11側の第2吸引部14と第3
吸引部15、及び第2ロール31側の第1吸引部33が
吸引される)、後続の帯状ウエブ始端部をベースロール
11の下面部を経由して第2ロール31側に受け渡し、
該帯状ウエブ始端部を第2巻取部Bにおいて巻軸Sの回
りに巻付ける。従って、切断装置5で2度切りされた継
足し部切断片Xが第1除去ロール71から下方に排除さ
れるとともに、第2巻取部B側において新しく帯状ウエ
ブWの巻取り作用が開始される。尚、第2巻取部B側で
巻取り中に継足し部Vが切断された場合には、第1切換
弁61と第2切換弁62第4切換弁64がそれぞれON
になって、継足し部切断片Xを第2除去ロール72の下
方に排除一方、後続の帯状ウエブ始端部がベースロール
11における第1ロール21の対面位置に達する直前
に、第2切換弁62がOFFになると同時に第3切換弁
63と第5切換弁65がONになって、後続の帯状ウエ
ブ始端部を第1巻取部Aまで導いて、そこで該帯状ウエ
ブ始端部を符号Wa′で示すように巻軸S′に巻付け
る。
【0061】この第5実施形態のウエブ連続巻取装置で
は、帯状ウエブWとして原反ロールを順次継足して連続
させたものでも、ノンストップで運転することができ、
しかも継足し部Vの前後を切断してその継足し部切断片
Xをウエブ巻回体R側に巻取ることなく排除できる。
【0062】図11に示す第6実施形態のウエブ連続巻
取装置は、図6〜図10の継足し部切断片Xの除去装置
7の変形例を示している。この第6実施形態(図11)
の除去装置7では、1つの除去ロール77を第1ロール
21と第2ロール31間におけるベースロール11の下
面に接触する状態で設置している。この除去ロール77
には多数のバキューム穴78を形成するとともに、符号
79で示す点線範囲に吸引部79を形成している。この
吸引部79は切換弁68のON操作で吸引される。他
方、ベースロール11には、第1ロール21が対面する
付近の小範囲に吸引部18とそれに近接する位置から除
去ロール77に対面する位置にかけて吸引部19が形成
されている。この各吸引部18,19は切換弁67のO
N操作で吸引される。
【0063】そして、この第6実施形態(図11)の除
去装置7は、次のように作動する。即ち、検出器9が継
足し部Vを検出すると、その所定タイマー後に切断装置
5のナイフロール51を切断位置に作動させて、該切断
装置5で継足し部Vの前後を2度切りする(継足し部切
断片が形成される)。このとき、符号61,67,68
の各切換弁がONとなり他の切換弁62,63はOFF
を維持している。そして、切断された継足し部切断片の
先端部がベースロール11の外面に吸着されながら除去
ロール77の接触位置まで移動してくると、除去ロール
77側の吸引部79が吸引されていることにより、継足
し部切断片の先端がベースロール11側から除去ロール
77側に移乗し、該継足し部切断片が鎖線図示(符号
X)するように除去ロール77から下方に排除される。
又、現在の巻取位置が第2巻取部Bである場合は、2度
切りされた継足し部切断片の後端に続く帯状ウエブの始
端部が第1ロール21の対面位置に達する直前に符号6
3の切換弁がONになって符号24の吸引部が吸引さ
れ、該帯状ウエブの始端部がベースロール11側から第
1ロール21側に移乗される。他方、現在の巻取位置が
第1巻取部A側である場合は、帯状ウエブの始端部が除
去ロール77の対面位置に達する直前に符号62の切換
弁がONになって符号14,15及び33の各吸引部が
吸引され、該帯状ウエブの始端部が除去ロール77部分
を通過してベースロール11側から第2ロール31側に
移乗される。尚、第1巻取部A又は第2巻取部Bでの巻
取り動作は第1実施形態と同様である。
【0064】この第6実施形態(図11)の継足し部切
断片の除去装置7では、各切換弁61,62,63,6
7,68の各ON・OFFタイミングを厳格に実行させ
る必要があるが、図10に比して除去ロールを1つ省略
できる。
【0065】
【発明の効果】本願請求項1及び3の効果 本願請求項1の発明のウエブ連続巻取方法及び本願請求
項3の発明のウエブ連続巻取装置によれば、それぞれ定
位置である第1巻取部Aと第2巻取部Bとを有し、切断
装置5で切断された帯状ウエブ始端部Waを順次各巻取
部A,Bに交互に振分けて供給できる。このように第1
と第2の2つの巻取部A,Bに振分けて巻取るようにす
ると、新巻軸Sへの巻取り切換え時に帯状ウエブWの張
力が変動しなくなり、ウエブ巻回体の満巻完了まで帯状
ウエブを均一テンションで巻取ることができる。
【0066】従って、本願発明によれば、従来のターレ
ット式ウエブ連続巻取装置のようにテンション変動によ
る巻取り不良部分(帯状ウエブの幅縮み)が発生すると
いう欠点を解消でき、巻取り製品がきれいになるととも
に巻解いて廃棄すべきウエブ長さが皆無になってウエブ
のロスがなくなるという効果がある。
【0067】又、本願のウエブ連続巻取装置では、新巻
軸への巻取り切換え時に満巻直前のウエブ巻回体を巻取
位置から移動させる必要がないので、従来のターレット
式ウエブ連続巻取装置に比してコンパクトにできる(設
置スペースを小さくできる)という効果もある。本願請求項2の効果 本願請求項2の発明では、請求項1のウエブ連続巻取方
法において、第1巻取部A及び第2巻取部Bでそれぞれ
所定長さの帯状ウエブWが最後まで巻軸Sの回りに巻取
られる(満巻される)まで、ウエブ巻回体Rにロールを
接触させながら巻取りを行うようにしているので、最後
まで帯状ウエブW間に空気が内包されることがない。従
って、この請求項2の場合は、製品ロールを堅巻状態で
最後まで均一に巻取ることができるという効果がある。本願請求項4の効果 本願請求項4の発明では、請求項3のウエブ連続巻取装
置において、切断装置5として帯状ウエブWをベースロ
ール11の外周面上で切断する形式のものを採用してい
る。このように帯状ウエブをベースロール上で切断する
ようにすると、切断された帯状ウエブの始端部をベース
ロール11及び各巻取部A,Bのロール(第1ロール2
1又は第2ロール31)に接触させたままで行え、該帯
状ウエブ始端部の移送が簡単且つ確実に行えるという効
果がある。本願請求項5の効果 本願請求項5の発明は、請求項3又は4のウエブ連続巻
取装置において、振分け装置Cとしてバキューム方式を
採用しているが、この場合は、振分け装置Cを比較的簡
単に構成できるという効果がある。尚、このようにバキ
ューム方式の振分け装置Cでは、処理するウエブとし
て、例えばプラスチックフイルムや紙のような通気性の
ないもの(あるいは少ないもの)が好ましいが、例えば
不織布のように通気性の高いウエブでも、バキューム力
を大きくすれば対応可能である。本願請求項6の発明 本願請求項6の発明は、上記請求項3又は4のウエブ連
続巻取装置において、振分け装置Cとして、バイス式の
ものを採用しているが、この場合は、例えば通気性の高
い不織布や多孔質のウエブであっても何ら支障なく処理
ができるという効果がある。本願請求項7の発明 本願請求項7の発明は、上記請求項3から6のいずれか
1項のウエブ連続巻取装置において、帯状ウエブとして
先に繰出された原反ロールの終端部に後の原反ロールの
始端部を順次継足して連続させたものを使用しても、切
断装置5で切断した継足し部切断片Xをウエブ巻回体R
に巻取ることなく自動的に排除することができ、支障な
く連続巻取りを行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1実施形態にかかるウエブ連続巻取装
置の概略図である。
【図2】図1のウエブ連続巻取装置の主要部拡大図であ
る。
【図3】図2のウエブ連続巻取装置における他の使用例
(第2実施形態)を示す主要部拡大図である。
【図4】本願の第3実施形態にかかるウエブ連続巻取装
置の主要部拡大図である。
【図5】本願の第4実施形態にかかるウエブ連続巻取装
置の主要部拡大図である。
【図6】本願の第5実施形態にかかるウエブ連続巻取装
置の概略図である。
【図7】図6のウエブ連続巻取装置における帯状ウエブ
の継足し方法説明図である。
【図8】図7からの状態変化を示す部分図である。
【図9】図8からの状態変化を示す部分図である。
【図10】図6のウエブ連続巻取装置の主要部拡大図で
ある。
【図11】本願の第6実施形態にかかるウエブ連続巻取
装置の主要部拡大図である。
【図12】従来のウエブ連続巻取装置の説明図である。
【符号の説明】
1は帯状ウエブ供給装置、2は巻取機、4はスリッター
装置、5は切断装置、7は除去装置、8は原反ロールか
らの帯状ウエブ供給装置、9は検出器、11はベースロ
ール、12はベースロールのバキューム穴、17はタッ
カー、21は第1ロール、22は第1ロールのバキュー
ム穴、27はバイス、31は第2ロール、32は第2ロ
ールのバキューム穴、61〜66は切換弁、71は第1
除去ロール、72は第2除去ロール、Aは第1巻取部、
Bは第2巻取部、T1,T2は原反ロール、Vは継足し
部、Wは帯状ウエブ、Waは帯状ウエブ始端部、Wbは
帯状ウエブ終端部、Xは継足し部切断片である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して供給される帯状ウエブ(W)を
    ノンストップ状態で順次巻軸(S)の回りに所定長さづ
    つ巻取るようにしたウエブ連続巻取方法であって、 前記帯状ウエブ(W)を巻軸(S)の回りに巻取るため
    の第1巻取部(A)と第2巻取部(B)を有し、且つ帯
    状ウエブ(W)を所定長さづつ切断する切断装置(5)
    を使用して、 切断装置(5)で切断された帯状ウエブの始端部(W
    a)を第1巻取部(A)と第2巻取部(B)に順次交互
    に振分けて供給して、該第1巻取部(A)と第2巻取部
    (B)でそれぞれ帯状ウエブ(W)を所定長さづつ交互
    に巻取るようにした、 ことを特徴とするウエブ連続巻取方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第1巻取部(A)及び第2巻取部(B)においては、そ
    れぞれ所定長さの帯状ウエブ(W)が巻軸(S)に完全
    に巻取られるまでウエブ巻回体(R)にロール(21,
    31)を接触させながら巻取りを行う、 ことを特徴とするウエブ連続巻取方法。
  3. 【請求項3】 連続して供給される帯状ウエブ(W)を
    ノンストップ状態で順次巻軸(S)の回りに所定長さづ
    つ巻取るようにしたウエブ連続巻取装置であって、 帯状ウエブ(W)を巻掛けて移送するベースロール(1
    1)と、帯状ウエブ(W)を所定長さごとに切断する切
    断装置(5)と、ベースロール(11)の外面の2位置
    にあってそれぞれベースロール外面から帯状ウエブ
    (W)の始端部(Wa)を受取り得る第1と第2の各ロ
    ール(21,31)と、切断装置(5)で切断された帯
    状ウエブの始端部(Wa)をベースロール(11)側か
    ら第1ロール(21)側の第1巻取部(A)と第2ロー
    ル(31)側の第2巻取部(B)に順次交互に振分ける
    振分け装置(C)とを備え、 切断装置(5)で切断された帯状ウエブ(W)の始端部
    (Wa)を順次振分け装置(C)で第1巻取部(A)側
    と第2巻取部(B)側に振分けて、帯状ウエブ(W)を
    該第1巻取部(A)と第2巻取部(B)とで交互に巻取
    り得るように構成した、 ことを特徴とするウエブ連続巻取装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 切断装置(5)は、帯状ウエブ(W)をベースロール
    (11)の外周面上において切断する形式のものを採用
    した、 ことを特徴とするウエブ連続巻取装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、 振分け装置(C)として、ベースロール(11)の外周
    面に形成したバキューム穴(12)と第1ロール(2
    1)及び第2ロール(31)の各外周面にそれぞれ形成
    したバキューム穴(22,32)と、それらのバキュー
    ム穴(12,22,32)への吸引作用を制御する各切
    換弁(61〜63)とで構成し、 所定長さの帯状ウエブ(W)を巻取ったときのカウント
    アップ信号に基いて所定の切換弁(61〜63)を作動
    させることにより、切断された帯状ウエブ始端部(W
    a)を所定のバキューム穴(12,22,32)で吸着
    させながらベースロール(11)側から第1ロール(2
    1)側の第1巻取部(A)と第2ロール(31)側の第
    2巻取部(B)とに交互に振分け得るようにした、 ことを特徴とするウエブ連続巻取装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4において、 振分け装置(C)として、第1ロール(21)と第2ロ
    ール(31)の各外周面に、ベースロール(11)外周
    面に沿って移送される帯状ウエブ(W)の始端部(W
    a)をそれぞれ保持し得るバイス(27,37)を備え
    て構成し、 所定長さの帯状ウエブ(W)を巻取ったときのカウント
    アップ信号に基いて第1ロール(21)のバイス(2
    7)と第2ロール(31)のバイス(37)とを交互に
    作動させることにより、切断された帯状ウエブ始端部
    (Wa)をベースロール(11)側から第1ロール(2
    1)側の第1巻取部(A)と第2ロール(31)側の第
    2巻取部(B)とに交互に振分け得るようにした、 ことを特徴とするウエブ連続巻取装置。
  7. 【請求項7】 請求項3から6のいずれか1項におい
    て、 帯状ウエブ(W)は供給側においてノンストップで先の
    原反ロール(T1)の帯状ウエブ終端部(Wb)に後の
    原反ロール(T2)の帯状ウエブ始端部(Wa)を継足
    したものを使用する一方、 切断装置(5)は帯状ウエブ(W)の継足し部(V)を
    挟んでその前後近傍位置の2箇所をそれぞれ切断するよ
    うにするとともに、 その切断装置(5)で切断された継足し部切断片(X)
    を除去する除去装置(7)を設けた、 ことを特徴とするウエブ連続巻取装置。
JP2000189018A 1999-07-19 2000-06-23 ウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置 Pending JP2001088993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000189018A JP2001088993A (ja) 1999-07-19 2000-06-23 ウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-204536 1999-07-19
JP20453699 1999-07-19
JP2000189018A JP2001088993A (ja) 1999-07-19 2000-06-23 ウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001088993A true JP2001088993A (ja) 2001-04-03

Family

ID=26514521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000189018A Pending JP2001088993A (ja) 1999-07-19 2000-06-23 ウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001088993A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4529141A (en) Method and apparatus for rewinding, severing and transferring web-like material
US4856725A (en) Web winding machine and method
EP0199285B1 (en) Web winding machine and method
KR101204119B1 (ko) 다기능 풀기 디바이스
KR20010110431A (ko) 웹 리와인더 촙-오프 및 이송 조립체
US5413656A (en) Method and device for exchanign windings rolls
JPH10501785A (ja) ウェブ材料のリールの自動交換装置およびその方法
WO1997048632A1 (en) Reel web turn-up device
US6908525B2 (en) Apparatus for forming a roll of contaminant removal tape and methods of forming rolls of contaminant removal tape
JP3630200B2 (ja) 巻回ウェブのテールを止着するための方法と装置
JP4136864B2 (ja) ウェブ巻替え装置及び方法
KR100548751B1 (ko) 단일 스테이션의 연속 로그 롤 와인더
JP2001247237A (ja) ウエブ巻取機
JP2001088993A (ja) ウエブ連続巻取方法及びウエブ連続巻取装置
JP2000185852A (ja) 巻出し機用の接合装置
JP2010036990A (ja) ウェブ巻取り装置及び方法
US20020117575A1 (en) Apparatus and method for severing or separating a web
JPH0326645A (ja) ロールを形成する装置およびウエブを引裂く方法
JP2006256766A (ja) ウェブ送出装置
JP3227837B2 (ja) シート体の連続巻取り方法及び連続巻取り装置
JPH0151418B2 (ja)
JP3108193B2 (ja) ウエブ巻取装置
JP2003276917A (ja) ウエブ巻取機
JPH0650440Y2 (ja) 連続運転式ウエブロール製造装置
JPH11171377A (ja) ウエブ巻取方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040914

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040914

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050217