JP2001088730A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JP2001088730A
JP2001088730A JP27350099A JP27350099A JP2001088730A JP 2001088730 A JP2001088730 A JP 2001088730A JP 27350099 A JP27350099 A JP 27350099A JP 27350099 A JP27350099 A JP 27350099A JP 2001088730 A JP2001088730 A JP 2001088730A
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JP
Japan
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speed
steering
steering angle
engine
threshold value
Prior art date
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Pending
Application number
JP27350099A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Shima
直人 島
Norimasa Amano
教正 天野
Noboru Shimizu
昇 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドリング時のように、エンジン回転数が
低い状態でハンドルを切った場合に、高負荷となる状況
を、確実に検出することができ、しかも、素早くエンジ
ン回転数を上昇させることができるパワーステアリング
装置を提供する。 【解決手段】 エンジンEによって駆動されるポンプP
と、エンジンの回転数を制御する制御部1とを備えたパ
ワーステアリング装置を前提とし、上記制御部1が、ス
テアリングの操舵角θおよび舵角速度ωを検出し、上記
操舵角が予め設定した舵角しきい値θ1以上であるか、
または、上記舵角速度が予め設定した舵角速度しきい値
ω1以上のときに、エンジン回転数を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、据え切りのよう
に、エンジン回転数が低い状態でハンドルを切ったとき
にも、エンストなどしないで、十分なアシスト力が得ら
れるようにしたパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンで駆動される油圧ポンプの油圧
で、車両の転舵をアシストするパワーステアリング装置
がある。このような装置では、ハンドルを切ると、油圧
ポンプからの圧油が、パワーシリンダに供給される。し
かし、アイドリング時、エンジン回転数が低いままで、
上記のようなパワーステアリング装置を作動させると、
ポンプ回転数が低いため、十分なアシスト力を得られな
いことがある。また、エンジン回転数およびポンプ回転
数が低く、パワーが不足した状態で、負荷をかけると、
エンストしてしまうこともある。
【0003】そのため、アイドリング時にハンドルを切
って高負荷となる場合には、それを検知してアイドリン
グ回転数を上昇させなければならない。そこで、図4に
示すような回路が構成されていた。図4に示すように、
ポンプPの吐出圧を検出する圧力センサSを設け、この
圧力センサSにコントローラCを接続している。そし
て、上記圧力センサSの信号出力に応じて、コントロー
ラCがエンジンEの回転数を制御する。すなわち、アイ
ドリング時にハンドルを切ると負荷に応じて上記ポンプ
Pの吐出圧が上がる。ポンプ吐出圧が基準圧力に達する
と、圧力センサSがそれを検出し、信号を出力する。こ
の信号を受けたコントローラCが、エンジンのアイドリ
ング回転数を上げるというものである。
【0004】しかし、上記圧力センサSが検出するポン
プ圧力は、実際にハンドルを操舵し、負荷圧が上がるこ
とによって検出されるものである。つまり、ハンドルを
切ってから、エンジン回転数が上がるまでには、時間的
遅れがある。このように、実際に負荷圧が上がってから
回転数を上げたのでは、十分なアシスト力を素早く得る
ことができないことがある。上記の問題を解決するため
に、図4の圧力センサSの代わりに、舵角センサを用い
た装置もあった。舵角センサの舵角信号をコントローラ
Cに入力して、ハンドルが所定舵角以上切られたことを
検出したら、パワーアップが必要であると判断し、アイ
ドリング回転数を上げるように構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記装置において、舵
角信号に基づいて制御する装置のコントローラは、所定
舵角以上の舵角信号が入力された場合に、アイドリング
回転数を上げるように制御していた。ハンドルの舵角が
大きくなればそれだけ、負荷が大きくなるが、ハンドル
を切った時点で判断をすれば、実際に負荷が上がってか
らよりも早く対応ができるからである。しかし、このよ
うに舵角の大小によって、高負荷を予測する方法では、
ハンドル舵角が小舵角であって、急操舵した場合には、
高負荷になることを予測できない。そのため、小さな舵
角で、急操舵したときには、パワー不足になったり、エ
ンストしたりすることがあった。
【0006】この発明の目的は、アイドリング時のよう
に、エンジン回転数が低い状態でハンドルを切った場合
に、高負荷となる状況を、確実に検出することができ、
しかも、素早くエンジン回転数を上昇させることができ
るパワーステアリング装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、エンジン
によって駆動されるポンプと、エンジンの回転数を制御
する制御部とを備えたパワーステアリング装置を前提と
し、上記制御部が、ステアリングの操舵角および舵角速
度を検出し、上記操舵角が予め設定した舵角しきい値以
上であるか、または、上記舵角速度が予め設定した舵角
速度しきい値以上のときに、エンジン回転数を上昇させ
る点に特徴を有する。第2の発明は、制御部が、車速を
検出するとともに、車速が予め設定した車速しきい値以
下の場合に、エンジン回転数を上昇させる点に特徴を有
する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示す実施例は、ポンプPを
駆動するエンジンEに、制御部1を接続し、この制御部
1に、車速センサ2と舵角センサ3を接続して、図示し
ないパワーシリンダを作動するパワーステアリング装置
である。そして、上記制御部1は、演算処理部4とエン
ジン回転数上昇回路5とを備えている。
【0009】上記演算処理部4は、上記舵角センサ3で
検出された舵角θから、舵角速度ωを演算する。また、
演算処理部4は、上記舵角センサ2および車速センサ3
から検出される車速v、舵角θ信号と、上記舵角速度ω
とに基づいて、エンジン回転数を上げるべきかどうかを
判断し、回転数上昇回路1bに信号を出力する。また、
上記回転数上昇回路5は、演算処理部4からの信号にし
たがって、エンジンEのアイドリング回転数を上げる。
【0010】次に、この実施例の作用を図2のフローチ
ャートにしたがって説明する。なお、このフローチャー
トは、演算処理部4のステップを示したものである。ス
テップ1で、舵角センサ2および車速センサ3から舵角
θ、車速vが入力される。ステップ2で、演算処理部4
は、舵角θと舵角しきい値θ1を比較する。舵角θが舵
角しきい値θ1以上のときステップ5へ進み、未満のと
きステップ3へ進む。上記舵角しきい値θ1は、予め設
定した値であり、ポンプPの負加圧を高負荷と見なす目
安の値である。
【0011】ステップ2で、舵角θがしきい値θ1位所
の大舵角のとき、ステップ5へ進み、車速vを車速しき
い値v1と比較する。このしきい値v1は、0またはそ
れに近い状態の車速で、予め設定しておく値である。こ
の車速v1未満の場合、エンジンは、いわゆるアイドリ
ング回転である。したがって、車速vが、上記しきい値
v1以下のとき、エンジン回転数は低く、パワー不足と
なるので、ステップ6ヘ進み、回転数上昇回路5へ信号
を出力する。上記信号を入力された回転数上昇回路5
は、エンジンEのアイドリング回転数を上昇させる。
【0012】一方、ステップ2で、舵角θが舵角しきい
値θ1未満の小舵角の場合には、ステップ3へ進む。ス
テップ3で、演算処理部4は、舵角θより舵角速度ωを
算出する。そして、ステップ4で、上記舵角速度ωと舵
角速度しきい値ω1とを比較し、舵角速度ωがしきい値
ω1以上ならステップ5へ進み、しきい値ω1未満なら
ステップ1へ戻る。
【0013】ステップ4で、舵角速度ωがしきい値ω1
以上ということは、急操舵ということで、高負荷になる
可能性がある。したがって、ステップ5、ステップ6と
進み、アイドリング回転数を上げる。すなわち、舵角θ
または舵角速度ωのどちらか一方でも、しきい値以上で
あって、同時に、車速vがしきい値v1未満の場合に、
演算処理部4が信号を出力し、回転数上昇回路5によっ
て、エンジン回転数を上げることになる。ただし、車速
v、舵角θ、舵角速度ωと、各しきい値とを比較する順
序は、上記実施例に限らない。また、上記実施例では、
舵角センサ3の検出値から舵角速度ωを算出している
が、舵角速度センサを用いて、舵角速度ωを直接検出す
るようにしても良い。
【0014】上記のように、舵角速度を検出することに
より、舵角が小さくても、急操舵した場合に高負荷にな
ったとしても、エンジン回転数を上げて対応することが
できる。また、ハンドル舵角θおよび舵角速度ωを基準
に、エンジン回転数を上昇させるタイミングを決めてい
るので、実際に高負荷になる直前にエンジン回転数を上
げることとができる。従来のように圧力センサを用いた
場合と比べて、素早い対応ができる。
【0015】なお、上記実施例で、車速vがしきい値v
1以下の低速のときのみ、エンジン回転数を上げるよう
にしているのは、エネルギーの無駄を無くすためであ
る。すなわち、車速vがしきい値v1を超えている走行
中では、エンジンEは、アイドリング中ではないので、
エンジン回転数は低くない。したがって、それ以上エン
ジン回転数を上げなくても、ポンプPがパワー不足にな
ることはない。そこで、上記実施例では、車速が低速で
ない場合には、舵角θや舵角速度ωが、しきい値以上に
大きくても、エンジン回転数を上げないようにしてい
る。したがって、必要以上にエンジンの回転数を上げ
て、エネルギーを無駄にすることがない。ただし、車速
vを検出しないで、図2のステップ5を省略しても、小
舵角、急操舵時にも、高負荷を予測して、素早くエンジ
ン回転数を上げることができるという効果は同じであ
る。
【0016】また、舵角θおよび舵角速度ωと、アイド
リング回転数との関係にヒステリシスを設けることもで
きる。例えば、図3に示すように、舵角θに2個のしき
い値θ1,θ2を設け、エンジンEの低アイドリング回
転数をN0とし、高アイドリング回転数をN1とする。
そして、舵角θが大きくなる方向にハンドルを切る過程
では、しきい値θ1以上で、アイドリング回転数をN0
からN1へ上げ、舵角θが小さくなる方向にハンドルを
きる過程では、しきい値θ1を超えても回転数N1のま
まで、舵角θがしきい値θ2より小さくなった場合に、
回転数N0に下げる。
【0017】もしも、舵角θおよび舵角速度ωと、アイ
ドリング回転数との関係にヒステリシスを設けなかった
場合には、舵角θや舵角速度ωがしきい値近傍でわずか
に変動した場合にも、エンジン回転数を上げる指令信号
が出たり切れたりしてしまう。そのため、エンジンの回
転が急激に上下した不安定な状態になるという問題があ
る。しかし、図3のようにヒステリシスを設ければ、し
きい値θ1または、しきい値θ2の近傍で、舵角θがわ
ずかに変動しても、その変化に追従して、エンジン回転
数を上げたり下げたりすることがない。つまり、上記の
ようにヒステリシスを設ければ、安定した制御ができ
る。
【0018】
【発明の効果】第1の発明によれば、エンジンが低回転
のときに、ハンドルを操舵しても、高負荷になる前に、
エンジン回転数を上げることができ、パワー不足となら
ないように、素早く対応できる。また、小舵角でも、急
操舵のときには、エンジン回転数を上げることができる
ので、舵角だけを検出していた従来と比べ、パワー不足
になることがない。第2の発明によれば、エンジン回転
数が低くないときには、たとえ、舵角や舵角速度が大き
くても、エンジン回転数をさらに上げるようなことはし
ないので、エネルギーを無駄にせず、燃費の向上にもな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロック図である。
【図2】実施例のフローチャートである。
【図3】舵角θとエンジン回転数Nとの関係を示した図
である。
【図4】従来例のブロック図である。
【符号の説明】 1 制御部 2 車速センサ 3 舵角センサ E エンジン P ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 昇 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービルカヤバ工業株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC12 CC49 DA03 DA09 DA23 DA49 DA52 DB02 DB03 DB05 DC21 DC33 DC34 EB11 EC03 FF07 GG01 3D033 EB02 EB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンによって駆動されるポンプと、
    エンジンのアイドリング回転数を制御する制御部とを備
    えたパワーステアリング装置に置いて、上記制御部が、
    ステアリングの操舵角および舵角速度を検出し、上記操
    舵角が予め設定した舵角しきい値以上であるか、また
    は、上記舵角速度が予め設定した舵角速度しきい値以上
    のときに、エンジンのアイドリング回転数を上昇させる
    パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 制御部が、車速を検出するとともに、車
    速が予め設定した車速しきい値以下の場合に、アイドリ
    ング回転数を上昇させることを特徴とする請求項1に記
    載のパワーステアリング装置。
JP27350099A 1999-09-28 1999-09-28 パワーステアリング装置 Pending JP2001088730A (ja)

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JP27350099A JP2001088730A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 パワーステアリング装置

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ID=17528771

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JP27350099A Pending JP2001088730A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 パワーステアリング装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114872785A (zh) * 2022-06-20 2022-08-09 中国第一汽车股份有限公司 助力转向系统控制方法、控制装置及车辆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114872785A (zh) * 2022-06-20 2022-08-09 中国第一汽车股份有限公司 助力转向系统控制方法、控制装置及车辆
CN114872785B (zh) * 2022-06-20 2023-08-29 中国第一汽车股份有限公司 助力转向系统控制方法、控制装置及车辆

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