JP2001088600A - 車両用フロアーマットの製造方法 - Google Patents

車両用フロアーマットの製造方法

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JP2001088600A
JP2001088600A JP26526199A JP26526199A JP2001088600A JP 2001088600 A JP2001088600 A JP 2001088600A JP 26526199 A JP26526199 A JP 26526199A JP 26526199 A JP26526199 A JP 26526199A JP 2001088600 A JP2001088600 A JP 2001088600A
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optical fiber
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vehicle
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Taiji Kosaka
泰司 小坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバーを備え、製造工数の削減と自動
化が可能で、量産に適した車両用フロアーマットの製造
方法を提供する。 【解決手段】 マット本体1の原反に光ファイバー7を
配置した後、原反を所定形状に切断してマット本体1を
成形する際、該原反と共に光ファイバー7を切断する。
原反を所定形状に切断成形すると同時に光ファイバー7
を切断し、この切断端7Sを光ファイバー7の受光部と
することができる。また、光ファイバー7の切断端7S
がマット本体1の切断面に位置するため、この後、光フ
ァイバー7の切断端7Sを外部に引き出す事ができ、光
ファイバー7の引きし作業が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーを備
えた車両用フロアーマットの製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、光ファイバーを
用いたマットとして、実開昭63−142173号公報
には、カーペット本体の基布内部又は基布裏面に光ファ
イバを敷設し、その先端発光部を表面に臨ませた(実用
新案登録請求の範囲)ものがあり、また、実開昭63−
199678号公報には、多数本の導光繊維を、各一端
部において束ね、該一端部側を光源体に対向させて受光
端とし、各他端を発光端とする導光繊維を用いた光飾装
置と、基布上に起毛部を備え、あらかじめ定められた光
飾パターンに従って前記導光繊維発光端を個別に取付け
る取付孔を設けてなる敷物(実用新案登録請求の範囲)
とを備え、前記導光繊維を前記基布裏面に沿わせて固定
してなる光飾装置を備えた敷物があり、さらに、実開平
4―131378号公報には、表面がパイル糸からなる
カーペットにおいて、カーペット本体の裏面に多数の光
ファイバーを這わせて接着剤で固着させると共にその光
ファイバーの先端がカーペット本体の表面と略同一の高
さになるように模様状にパイル糸と略平行状に本体の裏
打材側から起立せしめ、該裏打材の裏面に這わせたファ
イバーをカーペット本体の端部内側で収束してケーブル
内に包含させてケーブルを固定させ、これらの裏面にパ
ッキン材を設けたカーペット(実用新案登録請求の範
囲)がある。
【0003】このように上記実開平4―131378号
公報のカーペットでは、カーペット本体の裏面に多数の
光ファイバーを這わせて接着剤で固着させると共にその
光ファイバーの先端がカーペット本体の表面と略同一の
高さになるように模様状にパイル糸と略平行状に本体の
裏打材側から起立せしめる、というように、カーペット
への光ファイバーの取付作業に手間がかかり、結果、製
造自動化が困難で、製造コストを削減することが難しか
った。また、いずれの物も、基布又はカーペット本体を
製造してから、これに光ファイバーを組込むものである
から、製造工程の自動化及び省力化が十分に図られてい
るとは言えなかった。さらに、上記実開昭63−199
678号公報のように、導光繊維を前記基布裏面に沿わ
せて固定し、複数の導光繊維の一端部を束ねているが、
導光繊維の途中の引回し及び取付け作業が煩雑であっ
た。
【0004】ところで、この種の車両用マットでは、製
造後車両に取付ける前に、折り畳んだ状態で保管や運搬
される場合がある。そして、マットに光ファイバーを接
着固定していると、折り畳んだ際に、光ファイバーが部
分的に引張られたり、撓んだりするため、部分的に損傷
する虞がある。
【0005】また、この種の車両用マットでは、車内清
掃の際に該マットを取り外したり、マット自体を洗浄す
る場合があるから、上記実開昭63−142173号の
ように光ファイバーの端部が光源装置まで延びている
と、車両から取り外して洗浄する場合に不便である。
【0006】さらに、実開昭63−199678号公報
等では、敷物に対して前記導光繊維の発光端を固定支持
させるための固定支持部材(実用新案登録請求の範囲)
を用いており、弾性シート部材上に引回した導光繊維の
発光端を、1本毎に固定支持部材により発光端が上向き
になるよう固定支持するため、発光端側の取付作業が煩
雑であった。
【0007】そこで、本発明は、光ファイバーを備え、
製造工数の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用
フロアーマットの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原反
を所定形状に切断してマット本体を切断形成すると共
に、前記マット本体に光ファイバーを設ける車両用フロ
アーマットの製造方法において、前記マット本体の原反
に光ファイバーを配置した後、前記原反を所定形状に切
断成形する際、該原反と共に前記光ファイバーを切断す
る製造方法である。
【0009】この請求項1の構成によれば、原反を所定
形状に切断成形すると同時に光ファイバーを切断し、こ
の切断端を光ファイバーの受光部とすることができる。
また、該光ファイバーの切断端がマット本体の切断面に
位置するため、この後、光ファイバーの切断端を外部に
引き出すなどして光ファイバーの引き回し作業を容易に
行うことができる。
【0010】請求項2の発明は、前記マット本体の原反
に前記光ファイバーを織り込んで配置した製造方法であ
る。
【0011】この請求項2の構成によれば、電動織機な
どによる原反の製造と同時に光ファイバーを折り込んで
設けることができる。
【0012】請求項3の発明は、前記切断成形前に、前
記光ファイバーには、前記マット本体の切断箇所の間に
余長部を設けた製造方法である。
【0013】この請求項3の構成によれば、余長部を切
断して発光部を形成したり、余長部をマット本体に引回
したり、余長部の長さだけ、光ファイバーの切断端をマ
ット本体から無理なく引出したりすることができる。
【0014】請求項4の発明は、前記切断成形後、前記
光ファイバーの切断端を前記マット本体の切断箇所から
外部に引出す製造方法である。
【0015】この請求項4の構成によれば、引出し部分
を光源側など自由に引回すことができる。
【0016】請求項の発明5は、前記切断成形後、前記
光ファイバーの切断端を前記マット本体の切断箇所から
外部に引出し、この光ファイバーの引出し部分を前記マ
ット本体の縁に沿わせ、前記引出し部分と共に前記マッ
ト本体の縁をかがる製造方法である。
【0017】この請求項5の構成によれば、縁かがり部
を利用して光ファイバーを部分的に固定できるため、光
ファイバーの組付作業及び末端処理が容易となる。
【0018】請求項6の発明は、前記光ファイバーの途
中を切断してそれぞれ発光部を有する分割光ファイバー
を形成する製造方法である。
【0019】この請求項6の構成によれば、1本の光フ
ァイバーを分割してなる分割光ファイバーを形成するか
ら、1本の光ファイバーから複数の発光部を形成でき
る。
【0020】請求項7の発明は、前記光ファイバーが撚
り線光ファイバーである製造方法である。
【0021】この請求項7の構成によれば、撚り線構造
により1本の場合より丈夫になり、かつ、光ファイバー
に引き抜く力が加わっても、抜け難くなり、マット本体
においての位置ずれも抑制できる。
【0022】請求項8の発明は、前記撚り線光ファイバ
ーの途中を前記光ファイバー毎にそれぞれ異なる位置で
切断してそれぞれ発光部を有する分割光ファイバーを形
成する製造方法である。
【0023】この請求項8の構成によれば、途中の光フ
ァイバー切断箇所により複数の発光部を形成できる。
【0024】請求項9の発明は、前記分割光ファイバー
は前記発光部の他端側に受光部を有し、前記分割光ファ
イバーの受光部をそれぞれ異なる光源発光部対応位置に
配置する製造方法である。
【0025】この請求項9の構成によれば、分割光ファ
イバーの発光部をそれぞれ異なる色で発光表示すること
ができる。
【0026】請求項10の発明は、表面マットの裏面に
滑止めマットを設け、前記表面マットに光ファイバーの
発光部を配置する車両用フロアーマットの製造方法にお
いて、前記光ファイバーに前記表面マットの表裏一方向
きの一方の折返し部を複数形成し、これら一方の折返し
部を前記表面マットに表裏他方から挿通すると共に、前
記表面マットの表裏他方に表面マットの表裏他方向きの
他方の折返し部を複数形成し、前記表面マットの表面側
の前記折返し部を切断して発光部を形成すると共に、該
表面マットの裏面側の前記折返し部を切断して受光部を
形成し、前記光ファイバーを前記表面マットの裏面に沿
って配置した後、前記表面マットの裏面に前記滑止めマ
ットを取り付ける製造方法である。
【0027】この請求項10の構成によれば、1本の光
ファイバーから、表面側に発光部、裏面側に受光部を有
する複数の光ファイバーを形成することができる。ま
た、光ファイバーを表面マットに表裏方向に通している
から、光ファイバーの発光部が上向きで表面マットに位
置決めされている。
【0028】請求項11の発明は、表面マットの裏面に
滑止めマットを設けたマット本体を形成し、前記マット
本体に光ファイバーの発光部を配置する車両用フロアー
マットの製造方法において、前記光ファイバーに前記マ
ット本体の表裏一方向きの一方の折返し部を複数形成
し、これら一方の折返し部を前記マット本体に表裏他方
から挿通すると共に、前記マット本体の表裏他方にマッ
ト本体の表裏他方向きの他方の折返し部を複数形成し、
前記マット本体の表面側の前記折返し部を切断して発光
部を形成すると共に、前記マット本体の裏面側の前記折
返し部を切断して受光部を形成する製造方法である。
【0029】この請求項11の構成によれば、1本の光
ファイバーから、表面側に発光部、裏面側に受光部を有
する複数の光ファイバーを形成することができる。ま
た、光ファイバーをマット本体に表裏方向に通している
から、光ファイバーの発光部が上向きでマット本体に位
置決めされている。
【0030】請求項12の発明は、前記表面側の折返し
部を熱溶断して前記発光部を形成する製造方法である。
【0031】この請求項12の構成によれば、熱溶断に
より、切断端である発光部がほぼ球形になる。
【0032】請求項13の発明は、前記裏面側の折返し
部を、前記マット本体の裏面近傍で切断して受光部を形
成する製造方法である。
【0033】この請求項13の構成によれば、車両マッ
ト側に光源を配置、あるいは車載などの光源の光を導光
するば、光が裏面側近傍の受光部から入光し、表面側の
発光部が発光表示されるから、従来のようなマット本体
における光ファイバーの受光部側の引回し作業が全く不
要になる。
【0034】請求項14の発明は、表面マットの裏面に
滑止めマットを設けたマット本体を形成し、前記表面マ
ットに光ファイバーの発光部を配置する車両用フロアー
マットの製造方法において、表面マット表面の溝に前記
光ファイバーを配置した後、前記光ファイバーの端部を
前記マット本体の縁に沿わせ、前記光ファイバーと共に
前記縁をかがる製造方法である。
【0035】この請求項14の構成によれば、表面マッ
トの例えば模様の間の溝に沿って光ファイバーを配置す
ることにより、表面マットの成形後に光ファイバーを容
易に取り付けることができ、しかも、縁かがり部を利用
して光ファイバーを部分的に固定できるため、光ファイ
バーの組付作業及び末端処理が容易となる。
【0036】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付の図面
を参照して説明すると、図1ないし図5は本発明の第1
実施例を示し、同図に示すように、車両用フロアーマッ
トのマット本体1は、絨毯からなる表面マット2と、こ
の表面マット2の裏面に設けた滑止めマット3とからな
る。前記表面マット2は、例えばパイル織物などであっ
て、このパイル織物は織成されたもので、基布2Kの表
面にパイルを形成し、起毛している。尚、基布2Kは縦
糸と横糸を比較的粗く織ったものである。また、前記滑
止めマット3は、合成ゴムなどにより熱成形されたもの
であって、その裏面には多数の突起4が形成されてい
る。さらに、前記マット本体1の縁部5には、かがり糸
を連続した輪状に縫って縁かがり部6が形成されてい
る。そして、前記マット本体1には複数の光ファイバー
7,7が設けられている。そして、この光ファイバー7
の受光部である基端部7Aから入光すると、先端部7B
が発光する。尚、この例の表面マット2は、段通風であ
り、模様と模様の間には溝8,8…が形成されており、
例えばその溝8を挟んだ表面マット2の模様部分のパイ
ルは、異なる色に設定されている。そして、溝8,8…
内に、それぞれ前記光ファイバー7,7…を配置し、ク
リップ9などの固定手段により固定し、複数の光ファイ
バー7,7…の基端部7A側は、前記縁かがり部6の内
部を通して、マット本体1の角部10に集められ、収束さ
れている。
【0037】次に、前記車両用フロアーマットの製造の
一例を説明すると、前記表面マット2の原反には、滑止
めマット3を接着により、あるいは滑止めマット3の成
形と同時に熱溶着により滑止めマット3を裏面に設け
る。このようにして表面マット2の裏面に滑止めマット
3を一体に設けた原反を、プレスなどの形抜き機によ
り、マット本体1の所定形状に切断加工する。この後、
前記溝8に光ファイバー7を挿入配置し、この光ファイ
バー7の途中を所定間隔で固定手段により固定し、固定
手段としては、図2に示すように、プラスチック製のU
字型クリップ9を表面側から打ち込み、このクリップ9
の両端に設けた抜止め部9Aが裏面に係止する。あるい
は固定手段としては、光ファイバー7に糸を係止し、該
糸の両端を裏面側で結ぶなど各種手段が用いられる。一
方、光ファイバー7の基端部7A側は、縁5から所定寸
法突出しておき、縁5に沿って前記角部10側に引き回
す。この後、電動ミシンなどにより光ファイバー7ごと
縁5をかがり、縁かがり部6を形成する。また、角部10
に集められた光ファイバー7の基端部7A側を、該角部
10に設けたコネクタ受11により集めている。そして、こ
のコネクタ受11に、光源発光部たるコネクタ213が着脱
可能に接続され、このコネクタ213には光源側光ファイ
バー36が接続されている。
【0038】このようにして形成した車両用フロアーマ
ットを、例えば車両の助手席のフロアーに敷き、基端部
7Aから適宜な光を入れると、先端部7Bが発光し、表
面マット2に点在した発光箇所により従来にない視覚効
果を得ることができる。
【0039】また、図3は、表面マット2において、光
ファイバー7の途中に発光部を形成する例を示し、図3
(A)には、光ファイバー7として単一モードファイバ
ーを示し、この単一光ファイバーは、中央のコア201の
周囲にクラッド202を設け、光はコア内201を全反射しな
がら外部に洩れることなく伝搬していくものであり、該
光ファイバー7の途中に形成した発光用凹部たる溝状発
光部12を図示しており、コア201とクラッド202の境目面
201Mで光が全反射するため、溝状発光部12の先端はコ
ア201の外面に達している。この溝状発光部12は、例え
ば金属製刃体により光ファイバー7の周面に傷をつけて
形成され、基端部7Aからの光が前記溝状発光部12で乱
反射して発光し、さらに、先端部7Bでも発光する。一
方、図3(B)には、光ファイバー7として多モードフ
ァイバーを示しており、この多光ファイバーは、中央の
コア201と周囲のクラッド202との境界面が不鮮明であ
り、光ファイバー7の外周面に紙やすりなどにより傷を
つけることにより発光用凹部たる発光部12Aを形成す
る。そして、前記発光部12,12Aは、光ファイバー7を
マット本体1の溝8に組込む前と後のいずれかにおいて
形成することができ、表面マット2の模様や全体形状な
どに合せて所望の個所を発光せしめることができる。
【0040】さらに、図4は、光ファイバー7,7…を
撚り線にした撚り線光ファイバー13を図示しており、そ
れぞれのファイバー7,7…ごとに前記溝状発光部12の
位置を変えており、撚り線光ファイバー13において、多
数の発光部12を形成することができる。そして、前記溝
状発光部12は、光ファイバー7をマット本体1の溝8に
組込む前と後のいずれかにおいて形成することができ、
表面マット2の模様や全体形状などに合せて所望の個所
を発光せしめることができる。そして、また、光ファイ
バー7,7…を束ねることにより、曲げ強度などが向上
し、さらに、撚り線構造であるから、表面マット2にお
いて、位置ずれや抜け出しなどが起こり難いものとな
る。すなわち、光ファイバー7の外周面は比較的平滑で
あるが、撚り線とすることにより、外部との抵抗が得ら
れる。
【0041】尚、ここで、表面マット2の原反に滑止め
マット3を成形と同時に熱溶着する方法について説明す
ると、図5に示すように、一対の送りローラ14,15の間
に、成形装置16から滑止めマット3の材料が、シート状
にして溶けた状態で送られると共に、その材料に重ね合
せるようにして、前記表面マット2の原反2Gが送ら
れ、両者が一体化され、かつ前記ローラ15には前記突起
4を形成する凹部15Aが形成されており、この凹部15A
により、滑止めマット3の裏面に前記突起4が成形され
る。
【0042】このように本実施例では、請求項14に対
応して、表面マット2の裏面に滑止めマット3を設けた
マット本体1を形成し、表面マット2に光ファイバー7
の発光部たる先端部7Bを配置する車両用フロアーマッ
トの製造方法において、表面マット2の表面の溝8に光
ファイバー7を配置した後、光ファイバー7の端部をマ
ット本体1の縁5に沿わせ、光ファイバー7と共に縁5
をかがる製造方法であるから、表面マット1の例えば模
様の間の溝8に沿って光ファイバー7を配置することに
より、表面マット2の成形後に光ファイバー7を容易に
取り付けることができ、しかも、縁かがり部6を利用し
て光ファイバー7を部分的に固定でき、光ファイバー7
の組付作業及び末端処理を容易に行うことができる。
【0043】また、実施例上の効果として、表面マット
2の裏面に滑止めマット3を設け、これら表面及び滑止
めマット2,3の縁5を縁かがり部6によりかがったマ
ット本体1と、このマット本体1に設けた光ファイバー
7とを備えた車両用フロアーマットにおいて、光ファイ
バー7を縁かがり部6に通したものであるから、縁かが
り部6を利用して光ファイバー7を部分的に固定できる
ため、光ファイバー7の組付作業及び末端処理が容易と
なる。また、表面マット2表面の溝8に光ファイバー7
を配置したから、表面マット2の例えば模様の間の溝8
に沿って光ファイバー7を配置することにより、表面マ
ット2の成形後に光ファイバー7を容易に取り付けるこ
とができる。さらに、光ファイバー7の途中を固定手段
たるクリップ9により前記マット本体1に固定したか
ら、光ファイバー7を簡便に止めることができる。ま
た、実施例上の効果として、接着などと異なり、光ファ
イバー7に浮き上がりを押えるクリップ9を用いたか
ら、光ファイバー7は長さ方向に移動可能なため、マッ
ト本体1を折った場合に、光ファイバー7に無理な力が
加わらない。また、複数の光ファイバー7,7…の端部
を収束したから、複数の光ファイバー7,7…の一部
を、縁かがり部6に通して1箇所に収束することによ
り、光ファイバー7,7…の引回し作業を簡便に行うこ
とができる。さらに、光ファイバー7,7…が撚り線構
造であるから、撚り線構造により1本の場合より丈夫に
なり、かつ、光ファイバー7に引き抜く力が加わって
も、抜け難くなり、位置ずれも抑制できる。また、光フ
ァイバー7の側面に発光用凹部たる発光部12を形成した
から、先端部7Bだけでなく、発光部12で光が反射し、
光ファイバー7の途中を発光することができる。さら
に、表面マット2の裏面に滑止めマット3を設けたマッ
ト本体1と、このマット本体1に設けた光ファイバー7
とを備えた車両用フロアーマットにおいて、マット本体
1の表面側に設けられた複数の光ファイバー7の発光部
たる先端部7Bと、マット本体1に設けられた複数の光
ファイバー7の受光部たる基端部7Aとを有するもので
あるから、マット本体1を後付けで車両のフロアーに敷
いたり、マット本体1ごと車両から取り外して洗浄した
りすることができ、マット本体の扱いが容易となる。
【0044】図6ないし図11は本発明の第2実施例を
示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳
細な説明を省略して詳述すると、図4及び図5に示すよ
うに、前記表面マット2の裏面に複数の前記光ファイバ
ー7,7…を引回しており、該光ファイバー7の先端部
7Bを表面マット2の裏面から挿通し、表面マット2の
表面高さとほぼ同一位置に臨ませている。また、前記先
端部7Bは表面マット2の表面に点在しており、これら
複数の光ファイバー7,7…を、裏面側において、図6
に示すように束ねて可撓性を有する保護用チューブ21内
に遊挿し、さらに、この保護用チューブ21を蛇行して引
回し、前記マット本体1に設けたコネクタ受11に光ファ
イバー7,7…の基端部7A,7Aを接続する。そし
て、前記保護用チューブ21から出た光ファイバー7,7
…の先端側は、保護カバー23により覆う。尚、この保護
カバー23は、前記保護用チューブ21の先端側を長さ方向
に切断して開いたものでもよい。そして、保護用チュー
ブ21及び保護カバー23により、表面マット2の裏面側に
光ファイバー7,7…を引回した後、該表面マット2の
裏面に前記滑止めマット3を接着剤3Sにより取付け
る。また、保護用チューブ21及び保護カバー23に耐熱性
のものを用いれば、上記図5に示したように、滑止めマ
ット3を熱溶着により表面マット2の裏面に取付けるこ
ともできる。
【0045】次に、前記車両用フロアーマットの製造の
一例を図8ないし図10に基いて説明すると、図8に示
すように、表面マット2の表面または裏面側から、針状
の挿通具24を用い、この挿通具24の先端は表面マット2
に挿通するために先鋭に形成されると共に、光ファイバ
ー7の途中を係止する溝状の係止部24Aを有する。そし
て、前記光ファイバー7の途中を所定位置で表裏一方向
き(図8中、裏面向き)に折り返した折返し部25を形成
し、この折返し部25に前記係止部24Aを係止した状態
で、挿通具24を表面マット2に打ち込み、折返し部25を
裏面に挿通し、さらに、所定寸法だけ裏面側に引き出
す。これを繰り返すことにより、図9に示すように、1
本の光ファイバー7で、表面マット2の裏面側に複数の
表裏一方向きの折返し部25が形成されると共に、表面側
にも複数の表裏他方向き(図8及び9中、表面向き)の
折返し部25Aが形成される。この後、前記折返し部25を
鋭利な切断手段(図示せず)により切断して複数の前記
基端部7Aを形成すると共に、前記折返し部25Aを表面
マット2の表面に対応した位置で切断し、複数の先端部
7Bを形成する。このようにして、図8及び図9に示し
た1本の光ファイバー7を切断することにより、図10
に示すように、両端に基端部7Aと先端部7Bを有する
複数の光ファイバー7,7…が表面マット2に挿通した
状態となり、裏面側において、前記光ファイバー7,7
…を前記保護用チューブ21に遊挿すると共に、保護用チ
ューブ21を表面マット2の裏面に蛇行状に配置し、必要
に応じて前記保護用チューブ21を表面マット2に接着な
どにより固定し、また、保護用チューブ21から出た部分
は保護カバー21により覆った後、滑止めマット3を接着
または上記図5に示した製法により取付ける。尚、前記
折返し部25Aの切断においては、熱溶断を行うことが好
ましく、熱溶断を行うと、図10に示すように、先端部
7Bが略球状となって他の部分より太くなるから、先端
部7Bの抜け止め及び移動防止効果が得られ、また、略
球状の先端部7Bに接触しても、パイル等との違和感が
少なくなる。
【0046】次に、図6及び図11に基いて、マット本
体1の角部10に設けたコネクタ受11回りの構造について
説明すると、コネクタ受11は合成樹脂などからなり、一
側縁のヒンジ部211により上,下部材11U,11Dが開閉
可能で、角部10を挟むようにして上,下部材11U,11D
を閉めることにより前記角部10に外嵌する。前記コネク
タ受11内には、仕切り部212が設けられ、この仕切り部2
12は上下で前記上,下部材11U,11Dにそれぞれ分かれ
ており、前記仕切り部212により複数の光ファイバー7
の基端部7A側を挟持する。また、前記コネクタ受11の
他側縁には、コネクタ213の差込み口214が設けられ、こ
の差込み口214に前記コネクタ213が着脱可能に挿着され
る。そして、前記コネクタ受11が雌型コネクタであり、
前記コネクタ213が雄型コネクタであり、該コネクタ213
の先端側には、係止爪215を設け、この係止爪215が係脱
可能に係入する係止溝216が前記コネクタ受11の内面に
設けられている。前記コネクタ213には光源側光ファイ
バー36の発光部36Bが接続され、該光源側光ファイバー
36の受光部36Aは助手席の座席217の下部まで引回さ
れ、該座席217に固定した光源218に接続されている。ま
た、前記コネクタ213の上面には枢軸219が突設され、こ
の枢軸219は保護プレート220の先端孔221に挿通され、
前記保護プレート220の基端側には車両マット34の位置
まで除々に低くなった取付部220Aが設けられ、この取
付部220Aを鳩目などの連結軸222により車両マット34に
取付ける。これにより、保護プレート220の基端は前記
連結軸222を中心に揺動可能に取付けられており、前記
光源側光ファイバー36は保護プレート220の下部を通っ
ている。そして、この例では、前記保護プレート220は
コネクタ213を保護し、かつ前記光源側光ファイバー36
を覆って保護する。尚、図6中、符号223は車両の左側
部である。
【0047】したがって、コネクタ受11にコネクタ213
を接続することにより、マット本体1の光ファイバー7
に光源218の光を供給することができ、一方、コネクタ
受11からコネクタ213を外せば、マット本体1を車両か
ら取外すことができる。また、連結軸222によりコネク
タ支持プレート220を車両マット34上に揺動可能に設
け、そのコネクタ支持プレート220に先端にコネクタ213
を枢軸219にて回動可能に設けたから、コネクタ受11へ
のコネクタ213の接続を容易に行うことができる。
【0048】このように本実施例では、請求項10に対
応して、表面マット2の裏面に滑止めマット3を設け、
表面マット2に光ファイバー7の発光部たる先端部7B
を配置する車両用フロアーマットの製造方法において、
光ファイバー7に表面マット2の表裏一方向き(この例
では、裏向き)であるの一方の折返し部25を複数形成
し、これら一方の折返し部25を表面マット2に表裏他方
(この例では、表)から挿通すると共に、表面マット2
の表裏他方に表面マット2の表裏他方向き(この例で
は、表向き)の他方の折返し部25Aを複数形成し、表面
マット2の表面側の折返し部25Aを切断して発光部たる
先端部7Bを形成すると共に、該表面マット2の裏面側
の折返し部25を切断して受光部たる基端部7Aを形成
し、光ファイバー7を表面マット2の裏面に沿って配置
した後、表面マット2の裏面に滑止めマット3を取り付
ける製造方法であるから、1本の光ファイバー7から、
表面側に発光部たる先端部7B、裏面側に受光部たる基
端部7Aを有する複数の光ファイバー7,7…を形成す
ることができ、また、光ファイバー7を表面マット2に
表裏方向に通しているから、光ファイバー7の先端部7
Aが上向きで表面マット2に位置決めされ、別個に固定
部材などを用いることなく、発光部の引回し作業を容易
に行うことができる。
【0049】このように本実施例では、請求項12に対
応して、表面側の折返し部25Aを熱溶断して発光部たる
先端部7Bを形成する製造方法であるから、熱溶断によ
り、切断端である発光部をほぼ球形に形成することがで
きる。
【0050】また、実施例上の効果として、表面マット
2の裏面に滑止めマット3を設けたマット本体1と、こ
のマット本体1に設けた光ファイバー7とを備えた車両
用フロアーマットにおいて、マット本体1の表面側に設
けられた複数の光ファイバー7の発光部たる先端部7B
と、マット本体1に設けられた複数の光ファイバー7の
受光部たる基端部7Aとを有するから、縁かがり部6を
利用して光ファイバー7を部分的に固定できるため、光
ファイバー7の組付作業及び末端処理が容易となる。さ
らに、発光部たる先端部7Bと受光部たる基端部7Aの
間で光ファイバー7を蛇行したから、マットを折り畳ん
でも、光ファイバー7が部分的に引っ張られたり折れた
りすることがない。また、光ファイバー7の束を保護用
チューブ21に遊挿したから、保護用チューブ21内で光フ
ァイバー7が移動できるため、マットを折り畳んでも、
その影響が一層少ないものとなる。また、保護用チュー
ブ21から引出された光ファイバー7の先端側を保護カバ
ー23により覆ったから、保護用チューブから引出された
部分も保護カバー23により保護することができる。
【0051】図12は本発明の第3実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、前記コネクタ受11
に枢軸231を突設し、この枢軸231を遊挿する孔232が前
記保護プレート220の先端に穿設されている。そして、
この例では孔232を枢軸231に対して十分に大きく形成
し、孔232の範囲で枢軸231が移動可能であり、すなわち
マット本体1が前記範囲で移動可能であり、同図に示す
ように、光源側光ファイバー36を長めに設定して前記移
動に対応可能としている。
【0052】したがって、保護プレート220の孔232とコ
ネクタ受11の枢軸231との係合により、マット本体1の
滑止め構造が得られ、さらに、保護プレート220により
コネクタ受11とコネクタ213との接続部分を外部から隠
すことができる。
【0053】図13ないし図15は本発明の第4実施例
を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、そ
の詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、マッ
ト本体1に光ファイバー7の表裏一方向きの一方の折返
し部25を挿通し、表裏面側の折返し部25A,25を切断
し、これによりマット本体1に複数の光ファイバー7,
7…を挿通配置している。また、前記マット本体1の車
両係合部たる鳩目31は、マット本体1に穿設した孔32に
設けられており、透光性の材料からなる。また、車両の
フロアーには、前記鳩目31に挿入するフック部材33が設
けられており、このフック部材33は車両マット34に固定
され、このフック部材33は透光性を有し、図示しない光
源からの光が入光して発光するようになっており、前記
鳩目31が入光部となる。前記鳩目31は上下に鍔部31A,
31Bを有し、この鍔部31Bに前記光ファイバー7の基端
部7A,7A…を接続している。また、前記鳩目31を覆
う遮光カバー35を形成し、この遮光カバー35は、前記鳩
目31の上側の鍔部31Aに着脱可能に外嵌し、該鳩目31か
ら上方に光が漏れることを防止する。尚、前記フック部
材33には、車載光源(図示せず)の光を導光する光源側
光ファイバー36が接続されている。
【0054】したがって、車載光源等を点灯すると、光
源側光ファイバー36を通して、フック部材33に入光し、
フック部材33が発光し、この光が鳩目31を透過して光フ
ァイバー7の基端部7Aに入光し、光ファイバー7の発
光部が表面マット2において発光する。このように車両
フロアーに固定されたフック部材33と、マット本体1の
鳩目31が光のコネクタとなるため、マット本体1を車両
フロアーから自由に取り外すことができる。
【0055】このように本実施例では、請求項11に対
応して、表面マット2の裏面に滑止めマット3を設けた
マット本体1を形成し、マット本体1に光ファイバー7
の発光部たる先端部7Bを配置する車両用フロアーマッ
トの製造方法において、光ファイバー7にマット本体1
の表裏一方向き折返し部25を複数形成し、これら一方の
折返し部25をマット本体1に表裏他方から挿通すると共
に、マット本体1の表裏他方にマット本体1の表裏他方
向きの他方の折返し部25Aを複数形成し、マット本体1
の表面側の折返し部25Aを切断して発光部たる先端部7
Bを形成すると共に、マット本体1の裏面側の折返し部
25を切断して受光部たる基端部7Aを形成する製造方法
であるから、1本の光ファイバー7から、表面側に発光
部たる先端部7B、裏面側に受光部たる基端部7Aを有
する複数の光ファイバー7,7…を形成することがで
き、また、光ファイバー7をマット本体1に表裏方向に
通しているから、光ファイバー7の先端部7Bが上向き
でマット本体1に位置決めされ、別個に固定部材などを
用いることなく、発光部の引回し作業を容易に行うこと
ができる。
【0056】また、実施例上の効果として、樹脂製の滑
止めマット3に先端部7Bを挿通したから、先端部7B
を確実に位置決めできる。また、表面マット2の裏面に
滑止めマット3を設けたマット本体1と、このマット本
体1に設けた光ファイバー7とを備えた車両用フロアー
マットにおいて、マット本体1の表面側に設けられた複
数の光ファイバー7の発光部たる先端部7Bと、マット
本体1に設けられた複数の光ファイバー7の受光部たる
基端部7Aとを有するものであり、また、この例では、
マット本体1の鳩目31が入光部であり、この鳩目31に光
ファイバー7の基端部7Aを配置したから、光ファイバ
ー7の基端部7Aがマット本体1の外部に突出すること
がなく、該基端部7Aが外部に当たって損傷することも
なく、マット本体1の扱いが容易となる。また、鳩目31
を利用して入光部を設けたため、構造及び製造が簡易と
なり、マット本体1を車両フロアーから自由に着脱する
ことができる。さらに、入光部たる鳩目31の上部を覆う
遮光カバー35を設けたから、該遮光カバー35により鳩目
31の光が表面側に漏れることがない。
【0057】図16は本発明の第5実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例
では、マット本体1の縁5側に設ける滑止め構造を示し
ている。同図に示すように、マット本体1の縁5に車両
係合部たる筒状部材241を取付け、この筒状部材241の一
側は上辺部241U及び下辺部241Dを有する断面略コ字型
をなし、その下辺部241Dの先端には、マット本体1の
裏面に係止する断面略鉤型の鉤型係止部242が設けられ
ており、前記光ファイバー7の先端部7Aが筒状部材24
1内に臨んで配置されている。前記筒状部材241の上部に
は蓋体243が設けられ、この蓋体243はヒンジ部244を中
心に開閉し、このヒンジ部244の他側に位置して、該蓋
体243には前記上辺部241Uの下面に係止する引掛け部24
5が設けられており、該引掛け部245の下面にはマット本
体1の表面に係止する鉤型係止部246が設けられてい
る。また、前記蓋体243の上部には孔247が穿設され、引
掛け部245の係止状態が確認できるようになっている。
また、図16に示すように、車両マット34は表層マット
34Aと裏層マット34Bからなり、該車両マット34は車両
のフロアー17に敷設されている。
【0058】前記フック部材33に対応して、前記車両マ
ット34の表層,裏層マット34A,34Bには孔248,248A
が穿設され、裏層マット34Bの孔248Aはフック部材33
より大きく形成されており、該孔248Aには止めリング2
49が配置され、該止めリング249の内面には係止溝250が
形成され、この係止溝250に前記フック部材33の係止突
起251が係入する。また、前記フック部材33には、車両
マット34の表面に当接する台座251が設けられている。
したがって、フック部材33の下端を孔248に通すと共に
止めリング249に圧入することにより、係止溝250に係止
突起251が係入係止して表層マット34Aを台座252と止め
リング249により挟着することができる。この場合、止
めリング249を配置するために、表層マット34Aの孔248
に比べて裏層マット34Bの孔248Aを大きくしており、
孔248Aを大きくすることにより、止めリング249へのフ
ック部材33の圧入組付けが容易となり、組付け後は止め
リング249は表層マット34Aに隠れて上方に抜け出すこ
ともない。また、前記止めリング249及びフック部材33
には、光源側光ファイバー36を案内する切欠き部253,2
54が形成されており、該切欠き部254は湾曲状であっ
て、光源側光ファイバー36の基端部36Bを、前記光ファ
イバー7の先端部Aに対向する位置に案内している。
【0059】この例ではマット本体1に鳩目用の孔を設
ける必要がなく、筒状部材241とフック部材33とにより
マット本体1の滑止め構造を得ることができ、筒状部材
241が、光源からの光が入光する入光部であり、この筒
状部材241内に光ファイバー7の受光部たる先端部7A
を配置しており、製法においては、請求項10に対応し
て、上記各実施例と同様な作用効果を有する。
【0060】図17は本発明の第6実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例
では、図1に示したマーク取付用凹部41を用いて光ファ
イバー7の基端部7Aを外部の光源と接続する例を示
し、前記光ファイバー7を表面マット2の起毛内に配置
しており、前記マーク取付用凹部41は、マーク42の形状
に倣って表面マット2の起毛をカットして形成した凹部
である。また、この取付凹所41の滑止めマット3には、
孔43が穿設され、この孔43位置に対応して前記車両マッ
ト34には前記孔248,248Aが穿設している。これら孔24
8,248Aに収束部材44が嵌合され、この収束部材44は複
数の前記光源側光ファイバー36の発光部たる基端部36B
を収束し、前記マット本体1の孔43に係入する係入部44
Aを有する。そして、前記孔248より孔248Aは大きく形
成されているから、収束部材44が上に抜けることもな
い。また、前記マーク42は透光性材料から成形され、そ
の上面には凹部45や着色などより所定の文字などが表わ
されており、さらに、その上面は、遮光塗料などが塗布
されて遮光部46が設けられ、この遮光部46が設けられて
いないマーク42の側部や下面の凹部に、前記光ファイバ
ー7の基端部7Aを接続している。また、マーク42の下
面には軸状の取付部材47が一体に突設され、この取付部
材47を前記マット本体1に挿通し、裏面から突出した下
端部分を止めワッシャー48に圧入することにより、マー
ク42を凹部45に固定できるようになっている。そして、
マーク42に光ファイバー7の基端部7Aを接続した後、
前記マーク42を前記取付部材47と止めワッシャー48によ
り固定する。あるいは光ファイバー7の基端部7Aを取
付用凹部41に配置しておき、マーク42の滑止めマット3
への高周波溶着や接着などと同時に該マーク42に基端部
7Aを接続する。
【0061】このように表面マット2の裏面に滑止めマ
ット3を設けたマット本体1と、このマット本体1に設
けた光ファイバー7とを備えた車両用フロアーマットに
おいて、マット本体1の表面側に設けられた複数の光フ
ァイバー7の発光部たる先端部7Bと、マット本体1に
設けられた複数の光ファイバー7の受光部たる基端部7
Aとを有するものであり、また、この例では、マット本
体1のマーク42が入光部であり、このマーク42に光ファ
イバー7の受光部たる基端部7Aを配置したから、光フ
ァイバー7の基端部7Aがマット本体1の外部に突出す
ることがなく、該基端部7Aが外部に当たって損傷する
こともなく、マット本体1の扱いが容易となる。また、
マーク42を利用して入光部を設けたため、構造及び製造
が簡易となり、マット本体1を車両フロアーから自由に
着脱することができる。
【0062】図18は本発明の第7実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例
では表面マット2と滑止めマット3との間に光ファイバ
ー7を配置し、複数の光ファイバー7の基端部7Aを前
記係入部44A内に配置している。また、この例ではマー
ク42の上面に遮光部を設けていない。また、マーク42の
取付用凹部41への取付けは高周波溶着や接着などを用い
ることができる。さらに、マーク42の下面は前記係入部
44Aに対応して凸レンズ面49が形成されている。
【0063】したがって、光源からの光が複数の光源側
光ファイバー36,36…を通って係入部44A内に集めら
れ、光ファイバー7の基端部7Aから入光して先端部7
Bが発光し、同時に光は凸レンズ面49に集められてマー
ク42内に導光され、マーク42全体が光輝く。
【0064】この例では、マット本体1において、光フ
ァイバー7の先端部7Bが発光すると共に、マーク42自
体も発光せしめることができる。
【0065】図19ないし図24は本発明の第8実施例
を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、そ
の詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、マッ
ト本体1の原反1Gにおいて、前記光ファイバー7をそ
の表面マット2にあらかじめ配置しておき、この配置方
法としては、表面マット2のパイル織物を織機により織
る際、該織機により同時に前記光ファイバー7を織り込
んだり、表面マット2の製造後に光ファイバー7を配置
したりしてなされる。この際、前記光ファイバー7に
は、図19に示すように、余長部51を形成しておき、こ
の余長部51は後述する切断箇所の間に少なくとも1箇所
設けられている。そして、切断装置のカッター42によ
り、図20に示すように、所定寸法のマット本体1を複
数形成する。尚、図中20は、切断加工により生じた不
要部分である端切れ部53である。このようにして予め光
ファイバー7を配置した状態でマット本体1の原反1G
を切断成形すると、図21に示すように、光ファイバー
7の切断端7Sが表面マット2の切断面に露出する。こ
の場合、光ファイバー7をほぼ直線状に配置しており、
光ファイバー7の両端の切断端7S,7Sがそれぞれ両
側の切断面に露出する。そして、図22及び図24に示
すように、両側の切断面から、切断端7Sをそれぞれ引
出し、図23に示すように、この引出し部分7Pを前記
縁5に沿わせ、第1実施例と同様に縁かがり部6により
固定し、所定の入光部に接続する。また、光ファイバー
7の発光部を形成するには、光ファイバー7に溝状発光
部12を形成したり、あるいは、図23及び図24に示す
ように、光ファイバー7の途中を切断し、1本の光ファ
イバー7から2本に分割された分割光ファイバー107,1
07Aを形成し、発光部たる2つの先端部7B,7Bをそ
れぞれ形成する。そして、2本の分割光ファイバー10
7,107の基端部7Aをコネクタ受11に接続してコネクタ
対応位置55に配置すると共に、2本の分割光ファイバー
107A,107Aの基端部7Aをコネクタ受11に接続してコ
ネクタ対応位置55Aに配置し、それら対応位置55,55A
に接続するコネクタ213,213はそれぞれ異なる色に発光
する。尚、この例では、前記対応位置55,55Aは、マッ
ト本体1の隣合う角部10,10に形成した凹部である。
【0066】このように本実施例では、請求項1に対応
して、原反1Gを所定形状に切断してマット本体1を切
断形成すると共に、マット本体1に光ファイバー7を設
ける車両用フロアーマットの製造方法において、マット
本体1の原反1Gに光ファイバー7を配置した後、原反
1Gを所定形状に切断成形する際、該原反1Gと共に光
ファイバー7を切断する製造方法であるから、原反1G
を所定形状に切断成形すると同時に光ファイバー7を切
断し、この切断端7Sを光ファイバー7の受光部とする
ことができ、また、該光ファイバー7の切断端7Sがマ
ット本体1の切断面に位置するため、この後、光ファイ
バー7の切断端7Sを外部に引き出すなどして光ファイ
バー7の引き回し作業を容易に行うことができる。
【0067】このように本実施例では、請求項2に対応
して、マット本体1の原反1Gに光ファイバー7を織り
込んで配置した製造方法であるから、原反1Gの製造と
同時に光ファイバー7を折り込んで設けることができ
る。
【0068】このように本実施例では、請求項3に対応
して、前記切断成形前に、光ファイバー7には、マット
本体1の切断箇所の間に余長部51を設けた製造方法であ
るから、余長部51を切断して発光部たる先端部7Bを形
成したり、余長部51をマット本体1に引回したり、余長
部51の長さだけ、光ファイバー7の切断端7Sをマット
本体1から無理なく引出することができる。
【0069】このように本実施例では、請求項4に対応
して、前記切断成形後、光ファイバー7の切断端7Sを
マット本体1の切断箇所から外部に引出す製造方法であ
るから、引出し部分7Pを光源側などに自由に引回すこ
とができる。
【0070】このように本実施例では、請求項5に対応
して、前記切断成形後、光ファイバー7の切断端7Sを
マット本体1の切断箇所から外部に引出し、この光ファ
イバー7の引出し部分7Pをマット本体1の縁5に沿わ
せ、引出し部分7Pと共にマット本体1の縁5をかがる
製造方法であるから、縁かがり部6を利用して光ファイ
バー6を部分的に固定できるため、光ファイバー7の組
付作業及び末端処理が容易となる。
【0071】このように本実施例では、請求項6に対応
して、光ファイバー7の途中を切断してそれぞれ発光部
たる先端部7B,7Bを有する分割光ファイバー107,1
07Aを形成する製造方法であるから、1本の光ファイバ
ー7から複数の発光部たる先端部7Bを形成できる。
【0072】このように本実施例では、請求項9に対応
して、分割光ファイバー107,107Aは発光部たる先端部
7Bの他端側に受光部たる基端部7Aを有し、分割光フ
ァイバー107,107Aの基端部7Aをそれぞれ異なる光源
発光部たるコネクタ213,213の対応位置55,55Aに配置
する製造方法であるから、分割光ファイバー107,107A
の発光部たる先端部7B,7Bをそれぞれ異なる色で発
光表示することができる。
【0073】また、実施例上の効果として、表面マット
2の裏面に滑止めマット3を設け、これら表面及び滑止
めマット2,3の縁5を縁かがり部6によりかがったマ
ット本体1と、このマット本体1に設けた光ファイバー
7とを備えた車両用フロアーマットにおいて、光ファイ
バー7を縁かがり部6に通したものであるから、縁かが
り部6を利用して光ファイバー7を部分的に固定できる
ため、光ファイバー7の組付作業及び末端処理が容易と
なる。
【0074】図25は本発明の第9実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、同図は、縁かがり部6を設ける
前の状態のマット本体1を示し、この例では、前記原反
1Gに撚り線光ファイバー13をその表面マット2にあら
かじめ配置しておき、この配置方法としては、表面マッ
ト2のパイル織物を織る際、同時に前記撚り線光ファイ
バー13を織り込んだり、表面マット2の製造後に撚り線
光ファイバー13を配置したりしてなされる。この際、前
記撚り線ファイバー13には、前記余長部51を形成してお
き、この余長部51は切断箇所の間に少なくとも1箇所設
けられている。そして、切断装置の前記カッター42によ
り、所定寸法のマット本体1を複数形成する。前記撚り
線光ファイバー13は、前記図4に示した5本の光ファイ
バー7を撚ったものであり、1本毎に異なる位置で光フ
ァイバー7を切断して発光部たる先端部7Bを形成する
ことにより、1本の撚り線光ファイバー13により10箇
所の発光部たる先端部7Bを形成する。また、撚り線光
ファイバー13の引出し部分13Pを縁5に沿わせ、その引
出し部分13Pを縁5と共にかがり、マット本体1の縁5
に縁かがり部6を設ける。
【0075】このように本実施例では、請求項7に対応
して、請求項1〜6の光ファイバー7が撚り線光ファイ
バー13であり、原反1Gを所定形状に切断してマット本
体1を切断形成すると共に、マット本体1に撚り線光フ
ァイバー13を設ける車両用フロアーマットの製造方法に
おいて、マット本体1の原反1Gに撚り線光ファイバー
13を配置した後、原反1Gを所定形状に切断成形する
際、該原反1Gと共に撚り線光ファイバー13を切断する
製造方法であり、また、マット本体1の原反1Gに撚り
線光ファイバー13を織り込んで配置し、また、前記切断
成形前に、撚り線光ファイバー13には、マット本体1の
切断箇所の間に余長部51を設け、また、前記切断成形
後、撚り線光ファイバー13の切断端をマット本体1の切
断箇所から外部に引出し、この撚り光ファイバー13の引
出し部分13Pをマット本体1の縁5に沿わせ、引出し部
分13Pと共にマット本体1の縁5をかがる製造方法であ
り、上記実施例と同様な作用,効果を有し、また、この
例では、請求項8に対応して、撚り線光ファイバー13の
途中をそれぞれ異なる位置で切断してそれぞれ発光部た
る先端部7B,7Bを有する分割光ファイバー107,107
Aを形成する製造方法であるから、途中の光ファイバー
切断箇所により複数の発光部たる先端部7B,7B…を
形成でき、切断箇所を設置するだけで、所望の位置で発
光表示することができる。さらに、この例では、請求項
9に対応して、分割光ファイバー13は発光部たる先端部
7Bの他端側に受光部たる基端部7Aを有し、分割光フ
ァイバー13の受光部たる基端部7Aをそれぞれ異なるコ
ネクタ11,11の対応位置55,55Aに配置する製造方法で
あるから、分割光ファイバー13の発光部たる複数の先端
部7B,7B…をそれぞれ異なる色で発光表示すること
ができる。
【0076】図26は本発明の第10実施例を示し、上
記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説
明を省略して詳述すると、この例では、前記原反1Gに
光ファイバー7及び撚り線光ファイバー13をその表面マ
ット2にあらかじめ配置しておき、この配置方法として
は、表面マット2のパイル織物を織機により織る際、該
織機により同時に前記光ファイバー7及び撚り線光ファ
イバー13を織り込んだり、表面マット2の製造後に光フ
ァイバー7及び撚り線光ファイバー13を配置したりして
なされる。この際、前記光ファイバー7及び撚り線ファ
イバー13には、前記余長部51を形成しておき、この余長
部51は切断箇所の間に少なくとも1箇所設けられてい
る。そして、切断装置の前記カッター52により、所定寸
法のマット本体1を複数形成する。これにより、マット
本体1の切断面に、光ファイバー7の切断端7S及び撚
り線光ファイバー13の切断端13Sが露出する。このよう
に原反1Gを切断成形した後、この例では、一方の切断
端7S,13Sのみを外部に引出し、他方の切断端7S,
13Sが両側の切断面の間にくるまで引出す。これによ
り、マット本体1の表面マット2の所定位置に、発光部
たる切断端7S,13Sを位置させることができる。ま
た、撚り線光ファイバー13においては、表面マット2位
置において、該撚り線光ファイバー13の光ファイバー7
毎に異なる位置で溝状発光部12を形成することもでき
る。そして、受光部たる引出し部分7P,13Pの切断端
7Sを所定位置に引回すと共に、引出し部分7P,13P
は縁5に沿わせ、縁5と共にかがり、縁かがり部6を形
成する。
【0077】このように本実施例でも、請求項1〜5,
7〜9に対応して、上記実施例と同様な作用,効果を有
し、また、この例では、切断端7S,13Sの一方のみを
引出すようにしたから、他方の切断端7S,13Sを表面
マット2における発光部たる先端部7Bとして用いるこ
とができる。
【0078】図27及び図28は本発明の第11実施例
を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、そ
の詳細な説明を省略して詳述すると、上記第2,3実施
例で説明した方法により、複数の光ファイバー7をマッ
ト本体1に挿通し、裏面側の前記折返し部25を切断する
際に、滑止めマット3の裏面近傍で光ファイバー7を切
断している。そして、この場合は、前記折返し部25を熱
溶断して略球形の受光部たる基端部7Aを形成すること
が好ましい。また、前記車両マット34には、図27等に
示すように、有底箱型の光源ケース61を設け、この光源
ケース61の上部開口を上面部62により塞ぎ、この上面部
62の内面には前記光源ケース61の上部開口に内嵌する内
嵌部62Aが設けられており、前記上面部62は透光性の材
料から形成されると共に、全ての前記基端部7Aに光を
導光できる大きさを有する。そして、前記上面部62の外
面は前記表層マット34Aの外面と面一となる。また、前
記光源ケース61の外周にフランジ部61Aを一体に有し、
このフランジ部61Aは、前記表層マット34Aの孔248よ
り大きく形成されているから、光源ケース61が上方に抜
け出すことがない。また、前記光源ケース61の内面に
は、銀色の塗料などにより光を反射する反射面61Hが設
けられている。また、図28に示すように、車両のフロ
アー17の立上り部17Tにも、光源ケース61が設けられて
いる。そして、フロアー17の低い方の前記光源ケース61
内には、前記上面部62に光を照射する発光部63が設けら
れ、この発光部63には光源側光ファイバー36の発光部36
Bが接続されている。また、前記立上り部17Tの前記光
源ケース61内には、豆電球やLED等の光源64を設け、
この光源64には電源コード64Aが接続されており、この
電源コード64Aが前記車両マット34の下を通って車載バ
ッテリなどの電源(図示せず)に接続されている。
【0079】したがって、上面部62に入光した光が、基
端部7Aから光ファイバー7に入光し、表面マット2側
の先端部7Bが発光する。また、フロアー17の低い方
は、雨などにより濡れた靴が接しても、発光部63は光源
側光ファイバー36から光を受ける構成であるから、水に
強い構造となる。
【0080】このように本実施例では、請求項13に対
応して、表面マット2の裏面に滑止めマット3を設けた
マット本体3を形成し、マット本体1に光ファイバー7
の発光部たる先端部7Bを配置する車両用フロアーマッ
トの製造方法において、光ファイバー7にマット本体1
の表裏一方向き折返し部25を複数形成し、これら一方の
折返し部25をマット本体1に表裏他方から挿通すると共
に、マット本体1の表裏他方にマット本体1の表裏他方
向きの他方の折返し部25Aを複数形成し、マット本体1
の表面側の折返し部25Aを切断して発光部たる先端部7
Bを形成すると共に、マット本体1の裏面側の折返し部
25を切断して受光部たる基端部7Aを形成し、裏面側の
折返し部25を、マット本体1の裏面近傍で切断して受光
部たる基端部7Aを形成する製造方法であるから、車両
マット1側に光源63を配置、あるいは車載などの光源の
光を導光するば、光が裏面側近傍の受光部たる基端部7
Aから入光し、表面側の発光部たる先端部7Bが発光表
示されるから、従来のようなマット本体1における光フ
ァイバー7の受光部側の引回し作業が不要となる。
【0081】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。例えば、固定手段は、クリップや糸
などに限らず、光ファイバーを溝に接着するようにして
もよく、この場合は、接着に用いる接着剤が固定手段と
なる。また、撚り線構造は、光ファイバーが2本以上で
あればよい。さらに、滑止めマットは突起のないもので
もよい。また、滑止めマットの裏面に保護用チューブを
蛇行状に配置し、この保護用チューブに複数の光ファイ
バーを遊挿するようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】請求項1の発明は、原反を所定形状に切
断してマット本体を切断形成すると共に、前記マット本
体に光ファイバーを設ける車両用フロアーマットの製造
方法において、前記マット本体の原反に光ファイバーを
配置した後、前記原反を所定形状に切断成形する際、該
原反と共に前記光ファイバーを切断する製造方法であ
り、光ファイバーを備え、製造工数の削減と自動化が可
能で、量産に適した車両用フロアーマットの製造方法を
提供することができる。
【0083】請求項2の発明は、前記マット本体の原反
に前記光ファイバーを織り込んで配置した製造方法であ
り、光ファイバーを備え、製造工数の削減と自動化が可
能で、量産に適した車両用フロアーマットの製造方法を
提供することができる。
【0084】請求項3の発明は、前記切断成形前に、前
記光ファイバーには、前記マット本体の切断箇所の間に
余長部を設けた製造方法であり、光ファイバーを備え、
製造工数の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用
フロアーマットの製造方法を提供することができる。
【0085】請求項4の発明は、前記切断成形後、前記
光ファイバーの切断端を前記マット本体の切断箇所から
外部に引出す製造方法であり、光ファイバーを備え、製
造工数の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用フ
ロアーマットの製造方法を提供することができる。
【0086】請求項の発明5は、前記切断成形後、前記
光ファイバーの切断端を前記マット本体の切断箇所から
外部に引出し、この光ファイバーの引出し部分を前記マ
ット本体の縁に沿わせ、前記引出し部分と共に前記マッ
ト本体の縁をかがる製造方法であり、光ファイバーを備
え、製造工数の削減と自動化が可能で、量産に適した車
両用フロアーマットの製造方法を提供することができ
る。
【0087】請求項6の発明は、前記光ファイバーの途
中を切断してそれぞれ発光部を有する分割光ファイバー
を形成する製造方法であり、光ファイバーを備え、製造
工数の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用フロ
アーマットの製造方法を提供することができる。
【0088】請求項7の発明は、前記光ファイバーが撚
り線光ファイバーである製造方法であり、光ファイバー
を備え、製造工数の削減と自動化が可能で、量産に適し
た車両用フロアーマットの製造方法を提供することがで
きる。
【0089】請求項8の発明は、前記撚り線光ファイバ
ーの途中を前記光ファイバー毎にそれぞれ異なる位置で
切断してそれぞれ発光部を有する分割光ファイバーを形
成する製造方法であり、光ファイバーを備え、製造工数
の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用フロアー
マットの製造方法を提供することができる。
【0090】請求項9の発明は、前記分割光ファイバー
は前記発光部の他端側に受光部を有し、前記分割光ファ
イバーの受光部をそれぞれ異なる光源発光部対応位置に
配置する製造方法であり、光ファイバーを備え、製造工
数の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用フロア
ーマットの製造方法を提供することができる。
【0091】請求項10の発明は、表面マットの裏面に
滑止めマットを設け、前記表面マットに光ファイバーの
発光部を配置する車両用フロアーマットの製造方法にお
いて、前記光ファイバーに前記表面マットの表裏一方向
きの一方の折返し部を複数形成し、これら一方の折返し
部を前記表面マットに表裏他方から挿通すると共に、前
記表面マットの表裏他方に表面マットの表裏他方向きの
他方の折返し部を複数形成し、前記表面マットの表面側
の前記折返し部を切断して発光部を形成すると共に、該
表面マットの裏面側の前記折返し部を切断して受光部を
形成し、前記光ファイバーを前記表面マットの裏面に沿
って配置した後、前記表面マットの裏面に前記滑止めマ
ットを取り付ける製造方法であり、光ファイバーを備
え、製造工数の削減と自動化が可能で、量産に適した車
両用フロアーマットの製造方法を提供することができ
る。
【0092】請求項11の発明は、表面マットの裏面に
滑止めマットを設けたマット本体を形成し、前記マット
本体に光ファイバーの発光部を配置する車両用フロアー
マットの製造方法において、前記光ファイバーに前記マ
ット本体の表裏一方向きの一方の折返し部を複数形成
し、これら一方の折返し部を前記マット本体に表裏他方
から挿通すると共に、前記マット本体の表裏他方にマッ
ト本体の表裏他方向きの他方の折返し部を複数形成し、
前記マット本体の表面側の前記折返し部を切断して発光
部を形成すると共に、前記マット本体の裏面側の前記折
返し部を切断して受光部を形成する製造方法であり、光
ファイバーを備え、製造工数の削減と自動化が可能で、
量産に適した車両用フロアーマットの製造方法を提供す
ることができる。
【0093】請求項12の発明は、前記表面側の折返し
部を熱溶断して前記発光部を形成する製造方法であり、
光ファイバーを備え、製造工数の削減と自動化が可能
で、量産に適した車両用フロアーマットの製造方法を提
供することができる。
【0094】請求項13の発明は、前記裏面側の折返し
部を、前記マット本体の裏面近傍で切断して受光部を形
成する製造方法であり、光ファイバーを備え、製造工数
の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用フロアー
マットの製造方法を提供することができる。
【0095】請求項14の発明は、表面マットの裏面に
滑止めマットを設けたマット本体を形成し、前記表面マ
ットに光ファイバーの発光部を配置する車両用フロアー
マットの製造方法において、表面マット表面の溝に前記
光ファイバーを配置した後、前記光ファイバーの端部を
前記マット本体の縁に沿わせ、前記光ファイバーと共に
前記縁をかがる製造方法であり、光ファイバーを備え、
製造工数の削減と自動化が可能で、量産に適した車両用
フロアーマットの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す車両用フロアーマッ
トの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す車両用フロアーマッ
トの断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の光ファイバーを示し、図
3(A)は単一モードファイバーの断面図、図3(B)
は多モードファイバーの側面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す光ファイバーの撚り
線構造の側面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すマット本体の製造方
法の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すマット本体の一部切
欠き平面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す表面マットと滑止め
マットの断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す表面マットへの光フ
ァイバーの挿通作業を説明する断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す表面マットの表裏面
側に複数の折返し部を形成した状態を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例を示す折返し部を切断し
た後の断面図である。
【図11】本発明の第2実施例を示すコネクタ回りの断
面図である。
【図12】本発明の第3実施例を示すコネクタ回りの断
面図である。
【図13】本発明の第4実施例を示すマット本体への光
ファイバーの挿通作業を説明する断面図である。
【図14】本発明の第4実施例を示す折返し部を切断し
た後の断面図である。
【図15】本発明の第4実施例を示す鳩目回りの断面図
である。
【図16】本発明の第5実施例を示す鳩目回りの断面図
である。
【図17】本発明の第6実施例を示すマーク回りの断面
図である。
【図18】本発明の第7実施例を示すマーク回りの断面
図である。
【図19】本発明の第8実施例を示す切断前のマット本
体の原反の断面図である。
【図20】本発明の第8実施例を示す切断後のマット本
体の原反の断面図である。
【図21】本発明の第8実施例を示す切断後のマット本
体の断面図である。
【図22】本発明の第8実施例を示す光ファイバーの引
出し作業を説明するマット本体の断面図である。
【図23】本発明の第8実施例を示す縁かがり部を施し
たマット本体の断面図である。
【図24】本発明の第8実施例を示す縁かがり部を施す
前のマット本体の斜視図である。
【図25】本発明の第9実施例を示す縁かがり部を施す
前のマット本体の斜視図である。
【図26】本発明の第10実施例を示す光ファイバー及
び撚り線光ファイバーの引出し作業を説明する斜視図で
ある。
【図27】本発明の第11実施例を示すマット本体回り
の断面図である。
【図28】本発明の第11実施例を示す車両の助手席に
マット本体を敷設した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 マット本体 1G 原反 2 表面マット 3 滑止めマット 6 縁かがり部 7 光ファイバー 7A 基端部(受光部) 7B 先端部(発光部) 7S 切断端 7P 引出し部分 8 溝 12 発光部(発光用凹部) 13 撚り線光ファイバー 13S 切断端 13P 引出し部分 25,25A 折返し部 51 余長部 213 コネクタ(光源発光部) 107,107A 分割光ファイバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反を所定形状に切断してマット本体を
    切断形成すると共に、前記マット本体に光ファイバーを
    設ける車両用フロアーマットの製造方法において、前記
    マット本体の原反に光ファイバーを配置した後、前記原
    反を所定形状に切断成形する際、該原反と共に前記光フ
    ァイバーを切断することを特徴とする車両用フロアーマ
    ットの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記マット本体の原反に前記光ファイバ
    ーを織り込んで配置したことを特徴とする請求項1記載
    の車両用フロアーマットの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記切断成形前に、前記光ファイバーに
    は、前記マット本体の切断箇所の間に余長部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の車両用フロアーマ
    ットの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記切断成形後、前記光ファイバーの切
    断端を前記マット本体の切断箇所から外部に引出すこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両
    用フロアーマットの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記切断成形後、前記光ファイバーの切
    断端を前記マット本体の切断箇所から外部に引出し、こ
    の光ファイバーの引出し部分を前記マット本体の縁に沿
    わせ、前記引出し部分と共に前記マット本体の縁をかが
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の車両用フロアーマットの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバーの途中を切断してそれ
    ぞれ発光部を有する分割光ファイバーを形成することを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用
    フロアーマットの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバーが撚り線光ファイバー
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の車両用フロアーマットの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記撚り線光ファイバーの途中を前記光
    ファイバー毎にそれぞれ異なる位置で切断してそれぞれ
    発光部を有する分割光ファイバーを形成することを特徴
    とする請求項7記載の車両用フロアーマットの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記分割光ファイバーは前記発光部の他
    端側に受光部を有し、前記分割光ファイバーの受光部を
    それぞれ異なる光源発光部対応位置に配置することを特
    徴とする請求項6又は8記載の車両用フロアーマットの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 表面マットの裏面に滑止めマットを設
    け、前記表面マットに光ファイバーの発光部を配置する
    車両用フロアーマットの製造方法において、前記光ファ
    イバーに前記表面マットの表裏一方向きの一方の折返し
    部を複数形成し、これら一方の折返し部を前記表面マッ
    トに表裏他方から挿通すると共に、前記表面マットの表
    裏他方に表面マットの表裏他方向きの他方の折返し部を
    複数形成し、前記表面マットの表面側の前記折返し部を
    切断して発光部を形成すると共に、該表面マットの裏面
    側の前記折返し部を切断して受光部を形成し、前記光フ
    ァイバーを前記表面マットの裏面に沿って配置した後、
    前記表面マットの裏面に前記滑止めマットを取り付ける
    ことを特徴とする車両用フロアーマットの製造方法。
  11. 【請求項11】 表面マットの裏面に滑止めマットを設
    けたマット本体を形成し、前記マット本体に光ファイバ
    ーの発光部を配置する車両用フロアーマットの製造方法
    において、前記光ファイバーに前記マット本体の表裏一
    方向きの一方の折返し部を複数形成し、これら一方の折
    返し部を前記マット本体に表裏他方から挿通すると共
    に、前記マット本体の表裏他方にマット本体の表裏他方
    向きの他方の折返し部を複数形成し、前記マット本体の
    表面側の前記折返し部を切断して発光部を形成すると共
    に、前記マット本体の裏面側の前記折返し部を切断して
    受光部を形成することを特徴とする車両用フロアーマッ
    トの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記表面側の折返し部を熱溶断して前
    記発光部を形成することを特徴とする請求項10又は1
    1記載の車両用マットの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記裏面側の折返し部を、前記マット
    本体の裏面近傍で切断して受光部を形成することを特徴
    とする請求項11記載の車両用マットの製造方法。
  14. 【請求項14】 表面マットの裏面に滑止めマットを設
    けたマット本体を形成し、前記表面マットに光ファイバ
    ーの発光部を配置する車両用フロアーマットの製造方法
    において、表面マット表面の溝に前記光ファイバーを配
    置した後、前記光ファイバーの端部を前記マット本体の
    縁に沿わせ、前記光ファイバーと共に前記縁をかがるこ
    とを特徴とする車両用フロアーマットの製造方法。
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