JP2001088497A - 金属線の刻印具による装飾品等の作り方とその製品。 - Google Patents

金属線の刻印具による装飾品等の作り方とその製品。

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JP2001088497A
JP2001088497A JP31141199A JP31141199A JP2001088497A JP 2001088497 A JP2001088497 A JP 2001088497A JP 31141199 A JP31141199 A JP 31141199A JP 31141199 A JP31141199 A JP 31141199A JP 2001088497 A JP2001088497 A JP 2001088497A
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Yoshimori Miyamura
喜森 宮村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】金属線の刻印具等を使用し、鉛シートや金属箔
シート面に設けた刻印図柄に家庭用ドライヤーで塗膜仕
上げする装飾品等の作り方。 【解決手段】刻印具4のスポンジ状シート3面に鉛シー
ト11を銀白色を表にして置き、その上に金属線の刻印
具8を図柄面を下側にして重ねて置く。その縁周りをス
ポンジ状シート3面に固定し、金槌等で叩いて 状の刻印図柄を刻印し、併用の穴15や刻印図柄16を
設ける。鉛シートを反転し、うすい紙10面に常温硬化
剤を混合した合成樹脂液13を注入塗布して硬化固着
後、刻印面全体に合成樹脂液13を塗布し家庭用ドライ
ヤーを介して塗膜14を設けて仕上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般の人達を対象に
した手芸教室や地域の公民館等での、手作り教室や講習
会などにおいて、身近な装飾品等を手作る方法の一つと
して、利用されることを目的としたものである。
【0002】
【従来の技術】一般の人達を対象にした手作り講習会等
においては、従来より多様な材料による装飾品等の作品
が、いろいろな方法によって手作りされて来ているが、
金属線の刻印具や金属線の刻印具にボール板紙を併用し
た刻印具を設け、表面がスポンジ状シートの刻印台や工
作粘土の刻印台を使用して、鉛シートや金属箔シートを 柄をはじめ、従来の刻印やパンチを併用した刻印図柄を
設け、任意に着色した合成樹脂液を塗布して、家庭用ド
ライヤーで加熱して、硬化固着した塗膜を設けて装飾品
等を手作る方法とその製品化は、まだ実施されていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(イ) 肉厚が10ミクロン〜1mm程の薄い金属箔や
鉛シート等の金属表面に、一 をきれいに設けるには、如何なる構成と工程にするか。 (ロ) うすい鉛シートなどの金属表面に塗布した合成
樹脂液を、如何にして乗用車のボディや七宝製品などの
光沢に匹敵する塗膜とするか、またそれをどの様な構造
と構成にすれば、実用性のある装飾品等にすることが出
来るか。 (ハ) 押し花、写真などを如何にして、変色などする
ことが無い様に塗膜内面に配置するか。 (ニ) 4〜6時間の手作り講習会等において、如何な
る構成と工程にすれば、オリジナルなアクセサリー等を
楽しく仕上げることが出来るか。以上の問題を特に解決
しなければならない課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に係る手
段。 (イ) 厚さが1mm程のボール板紙1を任意の形状サ
イズに裁断し、その片面に両面粘着テープ2を張りつけ
て剥離紙を捲り取り、その粘着面に弾性のあるスポンジ
状シート3を圧着して、刻印台4を設ける。ついで刻印
用の任意の図柄を紙面等に画き、その画いた図柄の縁周
りより1cm程周り巾を大きく任意の形状に裁断して使
用するか、又は当該図柄などを、複写機等で必要な形状
サイズに縮小、拡大して複写印刷したもの等を、前記に
準じて裁断して、刻印用図柄紙5を設ける。ついで当該
図柄紙を、刻印台4のスポンジ状シート3の表面に、そ
の図柄面を表にして置き、その縁周りの任意の部位をセ
ロテープ等を介して当該スポンジ状シート面に止めてか
ら、当該刻印用図柄紙の全体面に、両面粘着テープ2を
均一に圧着して表面の剥離紙を捲り取り、当該図柄の外
周り2mm巾程の粘着面を残して外周りの粘着面全体
に、アクリル樹脂を有機溶剤等に溶解して設けた、透明
性のある粘着力消失液6を均一に塗布して、その粘着力
を無くする。 (ロ) ついで刻印用図柄紙5面に圧着している両面粘
着テープ2面より、当該図柄線を透視しながら、その線
上の粘着面に、順次、指先で容易に曲折できる程に柔軟
な径が0.5〜1.5mm程の金属線7を、指先をはじ
めピンセット等を駆使して張りつけ、その上から剥離紙
を当てて強く圧着しつつ、当該図柄線全体に金属線7を
圧着してから、図柄の外周り2mm巾を残した粘着面
と、圧着した金属線7の表面やその内側の粘着面全体
に、粘着力消失液6を均一に塗布して、粘着力を無くす
ると共に金属線7を固着する。 (ハ) ついで当該スポンジ状シート面より、金属線7
を固着したまま、当該刻印用図柄紙を外し取り、再度、
当該スポンジ状シート面に、固着した金属線7面を、下
側にして水平に置き、表面側となった当該刻印用図柄紙
の裏面全体に、両面粘着テープ2を張りつけてその剥離
紙をめくり取り、その粘着面に、透視柔軟性のあるポリ
エチレンシート9等を圧着してから、反転して固着した
金属線7による図柄の縁周りを、当該刻印用図柄紙の縁
まわりに準じて切断整形して、金属線による刻印具8を
設ける。 (ニ) ついで肉厚が0.3〜1mm程のうすい鉛板の
片面を研磨紙等で擦って粗面を設け、当該粗面に、両面
粘着テープ2を張りつけて剥離紙をめくり取り、その粘
着面に、うすい紙10等を張りつけて鉛シート11を設
ける。ついで当該鉛シートを、金属線の刻印具8の形状
よりやや大きく裁断して、うすい紙10面を下側にして
置き、その酸化した表面を、金属磨き液などを布片など
に付して強くすり磨いてから、当該表面に、400〜6
00番手の研磨紙などを当てて縦横に擦って、細かい凹
凸面のある銀白色面12を設ける。 (ホ) ついで設けた当該銀色面に、不飽和ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂などに有機溶剤やエステル等を混
合調整して設けた、透明性のある合成樹脂液13に、塗
料用着色剤等を混合して任意の色に着色してから、こぼ
れない程の厚さで均一に塗布して、10分程経てから、
当該塗布面に、40〜65℃の加熱風が出る家庭用ドラ
イヤー(以下単にドライヤーと言う)を、当初は15c
m程の高さから数十秒間、ついで10cm,5cm程の
高さよりそれぞれ数十秒間ずつ当てて、10〜15分程
経てから、55〜65℃の加熱風を2cm程の高さから
2〜3分間当てて、当該銀白色面に硬化固着した合成樹
脂液13の塗膜14を設ける。 (ヘ) ついで刻印台4をそのスポンジ状シート3面を
表面にして水平に置き、その上に塗膜14を設けた鉛シ
ート11を当該塗膜面を表面にして重ねて置いてから、
さらにその上に、金属線の刻印具8を、その金属線によ
る図柄面を下側にして重ねて置き、その刻印用図柄紙5
の裏面の縁周りの任意の部位に、3cm程に切断したセ
ロテープなどの一端を張りつけ、その先端をスポンジ状
シート面3に止めてから、動揺しない硬い机の脚上面な
どに刻印台4ごと設置して,当該刻印用図柄紙の図柄の
裏面を透視しながら、順次、その全体を金槌などで3〜
5cmの高さにより垂直、水平に叩いて、当該塗膜面
に、断面 (ト) ついで刻印した鉛シート11を刻印台4より外
し取り、刻印用図柄紙5にしるしていたパンチ等による
吊り用、併用図柄の穴15をはじめ他の刻印具による併
用する刻印図柄16を設け、モデラ等でそれぞれの刻印
線や凹凸面を補正してから、当該鉛シートを反転して、
裏面のうすい紙10面を表側にして水平に置き、当該う
すい紙面全体に、任意の色に着色した空気乾燥性の不飽
和ポリエステル樹脂等の合成樹脂液13に常温硬化剤を
混合して、塗布、注入し硬化固着して来たとき、当該刻
印用図柄の外縁まわりの形状線にそって、工作ハサミ等
で切断し整形する。 (チ) ついで当該刻印面全体と切断整形した外縁まわ
り面に、塗料用等の金、銀色の微粉末を混合して任意の
色に着色した合成樹脂液13を、面相筆などにふくませ
てこぼれない程の厚さにゆっくり塗布して、10分程経
てから前記(ホ)の要領に準じて加熱して塗膜14を設
けて、ドライヤーのコール風を当ててから、当該塗膜の
表面に、さらに、透明性のままか、任意の色に着色した
合成樹脂液13を塗布して、前記(ホ)に準じて塗膜1
4を設けて仕上げる。 (2)請求項2に係る手段。 (イ) 前記請求項1に係る手段の(ニ)に準じて鉛シ
ート11を設け、そのうすい紙10面を下側にして置
き、酸化した表面を400番手の研磨紙で擦って凹凸の
ある粗面を設け、当該粗面に、両面粘着テープ2を介し
て金、銀アルミニュウム等の金属箔17を張りつけた、
鉛シート11−aを設ける。 (ロ) 設けた鉛シート11−aを、装飾品等に必要な
形状サイズに裁断し、その金属箔17面に600〜80
0番手の研磨紙を軽く当てて、細かい凹凸面を設け、当
該凹凸面に、前記請求項1に係る手段の(ホ)に準じて
合成樹脂液13の塗膜14を設け、当該塗膜面に、前記
請求項1に係る手段の(イ)〜(ハ)に準じて設けた金
属線の刻印具8の刻印用図柄を、前記請求項1に係る手
段の(ヘ)に準じて刻印して、前記請求項1に係る手段
の(ト)、(チ)に準じて仕上げる。 (3)請求項3に係る手段。 (イ) 机上などの平面に、任意の形状サイズに裁断し
たやや厚い紙10−aを敷き、その表面に両面粘着テー
プ2を張りつけ、その剥離紙をめくり取ってその粘着面
に、2〜3mmの厚さで任意の形状サイズに水平に伸展
した、工作粘土18を張りつけ、その表面にうすい紙1
0を軽く圧着して、工作粘土の刻印台4−aを設ける。
ついで金属箔17の片面に両面粘着テープを介してやや
厚い紙10−aを張りつけた金属箔シート17−aを設
け、装飾品等に必要な形状サイズに裁断し、やや厚い紙
10−a面を下側にして、当該工作粘土の刻印台表面の
うすい紙10面に軽く圧着する。 (ロ) ついで前記請求項2に係る手段(ロ)に準じ
て、金属箔17面に細かい凹凸面を設け、当該凹凸面に
前記請求項1に係る手段の(ホ)に準じて合成樹脂液1
3の塗膜14を設け、当該塗膜面に、前記請求項1に係
る手段の(イ)〜(ハ)に準じて設けた金属線の刻印具
8の刻印具用図柄を、前記請求項1に係る手段の(ヘ)
に準じて刻印する。刻印した金属箔シート17−aを、
当該工作粘土の刻印台より外し取り、前記請求項1に係
る手段の(ト)、(チ)の構成と工程に準じて仕上げ
る。 (4)請求項4に係る手段 (イ) 前記請求項1に係る手段の(イ)に準じて、刻
印台4を設け、ついで金属線の刻印具8の任意の部位
に、厚さ0.5〜1.3mm程のボール板紙1を任意の
形状サイズに裁断して設ける刻印用ボール板紙1−aの
張り付け部位を記した、刻印具用図柄紙5−aを設け
る。ついで前記請求項1に係る手段の(イ)に準じて、
刻印台4のスポンジ状シート3の表面に、当該刻印用図
柄を止め、その外周りの粘着力を消してから、ボール板
紙1を記している刻印用の形状サイズに裁断して、当該
刻印用図柄紙面に圧着し、前記請求項1に係る手段の
(イ)、(ロ)に準じて金属線を圧着してから、その金
属線の表面をその内、外側の粘着面全体と圧着したボー
ル板紙1−aの表面に、粘着力消失液6を均一に塗布し
て、粘着力を消すと共に金属線7とボール板紙1−a
を、刻印用図柄紙5−a面に固着する。 (ロ) ついで前記請求項1に係る手段の(ハ)に準じ
て、金属線7にボール板紙1−aを併用した金属線7の
刻印具8−aを設け、ついで前記請求項1に係る手段の
(ニ)に準じて設けた鉛シート11面や、前記請求項2
に係る手段の(イ)に準じて設けた鉛シート11−a面
に、前記請求項1に係る手段の(ヘ)に準じて、金属線
の刻印具8−aによる断面が 状の線構成と、深さが
0.2〜1mm程の断面が 状の面構成よりなる、当該
刻印図柄を刻印する。 (ハ) ついで前記請求項1に係る手段の(ト)に準じ
て、穴15や刻印図柄16などを設けてから、空気乾燥
性の不飽和ポリエステル樹脂液13等を塗布、注入して
硬化固着して来たとき、当該刻印図柄の外縁周りの形状
線にそって切断整形してから、当該刻印面を表にして設
置し、断面が 状の面構成の刻印面に、アクリル樹脂を
有機溶剤やエステル等で混合溶解した合成樹脂液13−
Bを任意の色に着色して、うすく均一に塗布して、前記
請求項1に係る手段の(ホ)に準じて塗膜14を設け、
その表面に変色防止液を25%程の割合で混合し常温硬
化剤を混合した、透明性のある空気乾燥性の不飽和ポリ
エステル樹脂液13−Aを塗布して押し花19などを配
置し、その表面にも当該樹脂液をうすく均一に塗布し
て、漸次硬化固着してから、その表面全体に透明な合成
樹脂液13−Bを塗布して、前記請求項1に係る手段の
(ホ)に準じて塗膜14−aを設けて仕上げ、ついで前
記請求項1に係る手段の(ト)、(チ)に準じ
【0005】
【作用】(1)請求項1、請求項2に係る作用。 (イ) 鉄、銅等の金属板などを使用して、参加者各自
が好みのアクセサリーを始め身近な装飾品等を手作る、
手芸教室や公民館等での講習会などでは、大方の会場で
はその切断機や加工機器などは用意されていないため、
利用する金属板は、各自が手持ちの手芸用鋏等で容易に
任意の形状サイズに裁断できる金属板に限られてくる。
鉛板はこの様な関連の中で採択したものである。 (ロ) 鉛板は比重11.35と重いが、ビッカースの
硬さ5−6でやわらかすぎる程加工性は良く、手芸用鋏
等で簡単に任意の形状サイズに裁断できるが、入手でき
る鉛板は純度が99.90以上の肉厚が約0.5mmの
ものが主で、このうすく柔らかい鉛板面に従来より使用
されている、皮革用などの刻印台や刻印具でそのまま刻
印すると、その刻印図柄が破損して穴があく、またモデ
ラ等を けることは一般の参加者では至難であり、例えそれらの
図柄が良く出来ても指先での下圧でもその形状や刻印図
柄が容易に変形するので、如何にしてこれら工作中の作
用を回避するかが課題の一つであった。 (ハ) 工作中のこれらの作用を回避するため、前記請
求項1の(ホ)に準じて鉛シート11を設けることによ
って、刻印時3〜5cm上から水平、垂直に金槌等で叩
く衝撃力が、柔らかい金属線7(例:pb40% sn
60 %のハンダ線)をとおして柔らかい当該鉛シート
面に伝わり、裏面の両面粘着テープ2とうすい和紙10
で破損することなく受け止めた余力を、その下側の刻印
台4のスポンジ状シート3の弾性の中に吸収させること
によって、均一明確な刻印図柄を設けることができると
共に金属線の刻印具8に使用した金属線7も変形するこ
となく、10回程は同様の刻印具として使用できる。さ
らに請求項1の(チ)に準じて刻印図柄16等を設けた
当該鉛シートを反転して、うすい紙10面全体に、任意
に着色した空気乾燥性の不飽和ポリエステル樹脂等の合
成樹脂液13に、常温硬化剤を混合して硬化固着するこ
とによって、全体の形状や刻印図柄の変形を回避して、
装飾品等としての実用的な機能が十分に具備される。 (ニ) アクリル樹脂などに有機溶剤やエステル等を混
合して溶解調整した合成樹脂液13には、アセトンが5
〜15%程混合されている。アセトンの沸点は56.5
℃であるため、ドライヤーの60℃程で加熱すると塗膜
面に小さな気泡が出て美しい塗膜面にならない。工作中
のこの作用を回避するため、塗布して10分程経てか
ら、ドライヤーを当初は15cm程の高さから数十秒
間、ついで10cm5cm程の高さよりそれぞれ数十秒
間づつ当てて、10〜15分間程経てから、55〜65
℃の加熱風を2cm程の高さより2〜3分間当てて、塗
膜14を設ける。 (ホ) 厚さが10〜20ミクロン程の金箔など金属箔
17面に、金属線の刻印具8をはじめ他の刻印具による
直接の刻印は、前記請求項1の(イ)に準じて設けた刻
印台4を使用しても、金属箔がすぐ破損したり、余分な
しわが多く生じて予定通りの刻印図柄を設けることは至
難である。工作中のこの様な作用を回避するため、鉛シ
ート11の表面に粗面を設けて、当該粗面に両面粘着テ
ープ2を介して金、銀アルミニウム等の金属箔17を張
りつけて、鉛シート11−aを設けた。 (2)請求項3に係る作用。 (イ) やや厚い紙10−aの片面に、両面粘着テープ
2を介して金属箔17の片面を張りつけて金属箔シート
17−aを設け、当該金属箔面を表にして、工作粘土の
刻印台4−aに軽く圧着し、そのうえに金属線の刻印具
8を金属線の図柄面を下側にして重ねて置き、当該工作
粘土の刻印台に固定してから、前記請求項1の(ト)に
準じて、当該金属線の図柄を刻印した場合、金槌等で上
から叩く衝撃力を、金属箔シート17−aの裏面の両面
粘着テープ2とやや厚い紙10−aが受けとめて破損す
ることなく吸収して、下側の可塑性のある工作粘土面に
伝え、余力を下側の両面粘着テープ2とやや厚い紙10
−aが吸収するため、当該金属箔シート面に美しく斉一
な刻印図柄が刻印できる。 (3)請求項4に係る作用。 (イ) 手芸的に押し花を作る場合、シリカゲルや吸湿
乾燥マットを使用する方法でも、花の特徴などに気配り
して処理すれば100%脱水して仕上げることができ
る。ただ一般の教室等では、相当湿度がある中で放置し
ながらデザイン配置するため、その空気中の水分を吸収
したまま作品を仕上げることが多い。組織内に水分があ
る限り、押し花の様に生活力を失った花は自己分解して
必ず変色する。この自己分解は酵素の触媒作用が主因で
起きるため、変色を防止するには、如何にして酵素の触
媒作用を止めるかにある。そのため、 塗膜14を設けた表面に、変色防止液を25%程の割合
で混合し、流動性も良くした透明性の空気乾燥性不飽和
ポリエステル樹脂液13−Aに常温硬化剤を混合して塗
布し、配置した押し花19の組織内のスポンジ層内など
に速く侵入して吸湿した空気を圧し出し、その硬化反応
をとおして酵素の触媒作用を止めてから、その表面に合
成樹脂液13−Bを塗布して、塗膜14の内層面に押し
花19などを配置した塗膜14−aを設ける。
【0006】
【実施例】(1)請求項1に係わる実施例 (イ) 刻印台4の合成樹脂製のスポンジ状シート3
は、プラスチックフォーム成形加工されたプラスチック
フォームペーパー等が実施できる。金属線の刻印図柄な
どを記す任意のサイズの紙は一般のコピー用紙で実施し
た。 (ロ) アクリル樹脂を有機溶剤等に溶解して設ける粘
着力消失液6は、成形用の粒径が0.2〜0.4mm程
の透明なアクリル樹脂ペレットを、容量で10に対しア
セトンを容量で35〜65の割合で、ポリエチレン製の
60ccの容器の中で混合溶解してそのノズルの先より
雫状に滴下できる粘度にして実施した。 (ハ) 金属線7は、径が0.5〜1.2mmの鉛分4
0%、すず分60%のハンダ線で実施した。 (ニ) 固着した金属線7による図柄の縁周りは、それ
より3〜5mm程外周り巾を大きくして切断整形し、次
記(ホ)の鉛シート11を金属線の刻印具8の形状サイ
ズよりやや大きく裁断する際は、当該3〜5mm大きく
した外周りに準じて裁断する。 (ホ) 銀白色面12にやや厚い塗膜14を設ける際
は、透明性のある空気乾燥性不飽和ポリエステル樹脂を
容量で10に対し、透明なアクリル樹脂の割合が15〜
25%となる様に、有機溶剤や酢酸エチルなどのエステ
ルと混合溶解して設けた合成樹脂液13を25〜35の
割合で混合したカップの中に、当該不飽和ポリエステル
樹脂量の2.5〜3%の触媒を滴下混合した合成樹脂液
13を設けて塗布する。(24〜25℃の室温で20〜
25分程で硬化固着した。)うすく均一な塗膜14を設
ける場合は、前記アクリル樹脂の割合が15〜25%と
なる様に有機溶剤等に混合溶解して設けた合成樹脂液1
3のみを塗布する。 (ヘ) 刻印台4のスポンジ状シート3面に鉛シート1
1、金属線の刻印具8をよく揃え、その縁まわりにセロ
テープ等を4ケ所程張りつけてよく固定してから、当該
刻印台の一端を片手で保持しながら、図柄線に叩き落と
しがない様に叩いていく。 (ト) パンチ等による穴15や他の刻印具によって併
用する刻印図柄16を設ける際は、合成ゴム製などで設
けた他の刻印具用の刻印台を使用する。鉛シート11を
反転して水平に置き、裏面のうすい紙10面全体に、常
温硬化剤を混合した空気乾燥性の不飽和ポリエステル樹
脂液13を塗布、注入する際は、前記(ニ)の(ホ)の
3〜5mm程大きくした外周りの部位面にも塗布する。 (チ) 当初の塗膜14を設けてドライヤーのクール風
をあててから塗布する合成樹脂液13は、前記(ホ)の
アクリル樹脂の割合が15〜25%となる様に有機溶剤
等に混合溶解して設けた合成樹脂液13のみを、1〜3
回塗布する。 (2)請求項2に係わる実施例。 (イ) 金箔のサイズ(一般には10.5cm×10.
5cm)に合わせて鉛シート11裁断しその酸化した表
面に凹凸の粗面を設け、布片にアセトンを付して表面を
よく拭いてから当該粗面全体に両面粘着テープ2を張り
つけ、剥離紙をめくり取た粘着面に、箔用竹箸などを用
いて静かに張りつけて鉛シート11−aを設ける。キッ
チン用などすでに粘着面が設けられているアルミ箔など
を使用する際は、その剥離紙を捲り取って、設けた細か
い凹凸のある粗面に張って設ける。 (3)請求項3に係わる実施例。 (イ) やや厚い紙10−aには、前記請求項1に係わ
る実施例1の(イ)のプラスチックフォームペーパー等
を使用して実施することも出来る。(4)請求項4に係
わる実施例。 0.3〜0.8mmに設けて実施した。 −Bを均一に塗布して塗膜14を設け、その表面に塗布
する、透明性のある空気乾燥性の不飽和ポリエステル樹
脂液13−Aは、ポリエチレン製カップに必要予定量の
空気乾燥性不飽和ポリエステル樹脂液13を(以下単に
ポリエステル樹脂液13と言う)注入して、その中に、
スチレン100に対し第3級ブタノール液を20〜30
の割合で良く混合して設けた変色防止液を、先に注入し
たポリエステル樹脂液13の25%程の容量を注入して
よく混合してから、常温硬化剤を、そのポリエステル樹
脂液13の2.5〜3.0%を滴下して全体を良く混合
して設ける。(特願平7−270436に記載の変色防
止用含浸液でも準用実施できる。)
【0007】
【発明の効果】(1)請求項1に係わる効果。 (イ) 刻印台4を設けて水平に置き、その上に合成樹
脂液13の塗膜14を設けた鉛シート11を、当該塗膜
面を上にして重ねて置いてから、さらにその上に金属線
の刻印具8を金属線7による図柄面を下側にして重ねて
置き、セロテープ等を介してこれら三者を一体的に固定
してから、刻印用図柄紙5の裏面を な線構成の刻印図柄を設けてから、当該鉛シートを刻印
台4より取り外し、併用図柄の穴15や他の刻印具によ
る刻印図柄16を設けてから、当該鉛シートを反転し
て、裏面のうすい紙10面に、常温硬化剤を混合した不
飽和ポリエステル樹脂液13等を注入塗布して硬化固着
してきたとき、当該刻印用図柄の外縁まわりの形状線に
そって切断整形し、その切断整形面と当該刻印面全体
に.数層の透明性や任意に着色した合成樹脂液13の塗
膜14を設けて仕上げる構成と工程を開発したことによ
って、乗用車の車体面や七宝作品の光沢に匹敵する様な
表面仕上げの実用性のある装飾品などが、一般を対象に
した手芸教室等での手作り講習会等で新しく実施できる
様になった。 (ロ) 前記(イ)の構成と工程において使用する金属
シートは、単に鉛シート11だけではなく、低融点のや
わらかい錫やビスマス等を任意の形状の錫シート、ビス
マスシート等にして、図柄を刻印して抜いたものを他の
シートにはめ込んだものや編み組したもの、溶接連結も
のを設けるなどして、手作りらしい独創性のある装飾品
等の作品が出来る様になった。 (2)請求項2に係わる効果。 (イ) 鉛シート11を設け、そのうすい紙10面を下
側にして置き、酸化した表面を研磨紙等で擦って粗面を
設け、当該粗面に、両面粘着テープ2を介して金.銀ア
ルミニューム等の金属箔17を張りつけた鉛シート11
−aを設け、装飾品等に必要な形状サイズに裁断して、
当該金属箔面に細かい凹凸面を設けてから、前記1の請
求項1に係わる効果の(イ)の構成と工程に依りながら
仕上げていくことによって、一般の人達が10〜25ミ
クロンのうすい金属箔を破損することなく、金箔をはじ
めそれぞれの金属箔の特質を生かした、美しい実用性の
ある装飾品等の手作り講習会等を、楽しく実施できる様
になった。 (3)請求項3に係わる効果。 (イ) 机上などの平面に、任意の形状サイズに裁断し
たやや厚い紙10−aを敷き、その表面に両面粘着テー
プ2を張りつけてその剥離紙をめくり、その粘着面に2
〜3mmの厚さで任意の形状サイズに水平に伸展した工
作粘土18を張りつけ、その表面にうすい紙10を軽く
圧着して工作粘土の刻印台4−aを設け、ついで金属箔
17の片面に両面粘着テープ2を介してやや厚い紙10
−aを張りつけた金属箔シート17−aを設け、装飾品
等に必要な形状サイズに裁断して、やや厚い紙10−a
面を下側にして当該工作粘土の刻印台面のうすい紙10
面に軽く圧着し、金属箔17面に細かい凹凸面を設けて
から、前記1の請求項1に係わる効果の(イ)の構成と
工程に準じて仕上げていくと、仕上げた製品が鉛シート
11を使用したものより1/6〜1/8の軽さで仕上が
り、しかも機能的にはFRP製品に近いものになるた
め、壁掛等をはじめ大きな装飾品等の製品が、一般の人
達を対象にした手作り講習会等において、比較的容易に
出来る様になった。 (4)請求項4に係わる効果。 (イ) 金属線7とボール板紙1−aを刻印用図柄紙5
−a面に固着して、金属線7とボール板紙1−aを併用
した金属線刻印具8−aを設け、鉛シート11 る刻印図柄を刻印する。 (ロ)ついで前記1の請求項1に係わる効果の構成と工
程に準じながら、断面が ステル樹脂液13−Aを塗布して押し花などを配置して
硬化固着した当該塗膜面に、さらに合成樹脂液13−B
の塗膜14を設けて仕上げていく。 (ハ) 前記(ロ)の塗膜14の内層面に押し花19な
どを配置した構成と工程は、単に押し花、押し葉、押し
樹皮のみではなく、例えば当該押し花に係る子や孫の幼
児期の写真やその記録文字などを一体的に構成したもの
を、内層面配置することによって、それぞれ手作る人の
思想を表現した新しい装飾品等の製品化を提供すると共
に、鉛シート11や鉛11−a面以外の、例えば薄い鉄
板板製の玩具や木工製玩具などの任意の部位面に設けた
塗膜14の内層面に、写真や記録文字などを配置するこ
とによって、メモリアル的な室内装飾品等として手作り
の製品化が出来る様になった。
【図面の簡単な説明】
図面は各請求項の構成と実施工程の特徴が比較できるよ
うに、装飾品等のうち同じ様な形状サイズのブローチ、
ペンダントを採択した。
【図1】請求項1に係わる実施例の平面、断面、斜視
図。
【図2】請求項2に係わる実施例の平面、断面、斜視
図。
【図3】請求項3に係わる実施例の平面、断面、斜視
図。
【図4】請求項4に係わる実施例の平面、断面、斜視
図。
【符号の説明】
1はボール板紙。 11は鉛シー
ト。1−aは刻印用ボール板紙。 11−aは
金属箔を張った鉛シート。2は両面粘着テープ。
12は銀白色面。3はスポンジ状シート。
13は合成樹脂液。 4は刻印台。 13−Aは変色防止液を混合したポリ 4−aは工作粘土の刻印台。 エステル樹脂液。 5は刻印用図柄紙。 13−Bはアクリル樹脂を溶解した樹 5−aは刻印用ボール板紙を 脂液。 記した刻印用図柄紙。 14は塗膜。 6は粘着力消失液。 15は併用図柄
の穴。7は金属線。 16は他
の刻印具による図柄。8は金属線の刻印具。
17は金属箔。9はポリエチレンシート。
18は工作粘土。10はうすい紙。
19は押し花。10−aはやや厚い紙。
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月13日(2000.1.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 肉厚が0.5〜1.0mmのボー
    ル板紙1等を任意の形状サイズに裁断し、その片面に両
    面粘着テープ2を張りつけて表面の剥離紙をめくり取
    り、その粘着面に、厚さが2mm程の弾性のある合成樹
    脂製のスポンジ状シート3を圧着して、刻印台4を設け
    る。ついで任意のサイズの紙面に、金属線の刻印具のみ
    の図柄をはじめ、金属線の刻印具の図柄に併用する吊り
    用、図柄用の穴の位置や他の刻印具の図柄の概要を画き
    しるし、その画きしるした図柄の縁周りより1cm程周
    り巾を大きく裁断して使用するか、任意に画いた図柄を
    複写機等で装飾品用に必要な形状サイズに縮小、拡大し
    前記に準じて裁断して、刻印用図柄紙5を設ける。 (ロ) ついで刻印台4のスポンジ状シート3の表面
    に、刻印用図柄紙5をその図柄面が表になる様に置きそ
    の縁周りの任意の部位を、セロテープ(登録商標)など
    を介して当該スポンジ状シート面に止めてから、当該刻
    印用図柄紙の全体面に、両面粘着テープ2を均一に厚着
    して表面の剥離紙をめくり取り、当該図柄の外回り2m
    m巾程の粘着面を残して、その外周りの粘着面全体に、
    アクリル樹脂を有機溶剤等に溶解して設けた、透明な粘
    着力消失液6を薄く均一に塗布して粘着力をなくす。 (ハ) ついで刻印用図柄紙5面の両面粘着テープ2面
    より、当該図柄を構成している図柄線を透視しながら、
    順次、その図柄線上の粘着面に、指先等で容易に任意の
    形状に曲折できる程に柔軟な、径が0.5〜1.5mm
    程の金属線7を(以下単に金属線7と言う)指先をはじ
    めピンセット、小ペンチ、工作用ハサミ等を駆使して張
    りつけ、その上から剥離紙等を当てて強く圧着しつつ、
    当該図柄線全体に、当該金属線を圧着してから、前記
    (ロ)で当該図柄の外周り2mm巾程を残した粘着面
    と、圧着した当該金属線の表面やその内側の粘着面全体
    に、粘着力消失液6を均一に塗布して粘着力を無くする
    と共に金属線7を固着する。 (ニ) ついで当該スポンジ状シート面より、金属線7
    を固着したまま当該刻印用図柄紙を外し取って、再度、
    当該スポンジ状シート面に、固着した金属線7の面を下
    側にして水平に置き、ついで表面側になった当該刻印用
    図柄紙の裏面全体に、両面粘着テープ2を張りつけてそ
    の剥離紙をめくり取り、その粘着面に、透視性と柔軟性
    のあるポリエチレンシート9等を均一に圧着してから、
    反転して、固着した金属線7による図柄の縁まわりを、
    当該刻印用図柄紙の縁周りに準じて切断整形して、金属
    線による刻印具8を設ける。(以下単に金属線の刻印具
    8と言う) (ホ) ついで肉厚が0.3〜1mm程のうすい鉛板の
    片面を、280番手の研磨紙等で擦って粗面を設けて、
    当該粗面に、両面粘着テープ2を張りつけて剥離紙をめ
    くり取り、その粘着面に、うすい紙10を張りつけて鉛
    シート11を設ける。ついで当該鉛シートを、金属線の
    刻印具8の形状サイズよりやや大きく裁断して、そのう
    すい紙10面を下側にして置き、その酸化した表面を、
    金属磨き液などを付着した布片などで強く擦り磨いてか
    ら、当該表面に、400〜600番手の研磨紙などを当
    てて縦横に擦って、細かい凹凸面のある銀白色面12を
    設ける。 (ヘ) ついで設けた当該銀白色面に、不飽和ポリエス
    テル樹脂、アクリル樹脂などに有機溶剤やエステル等を
    混合調整して設けた、透明性のある合成樹脂液13に、
    塗料用着色剤等を混合して任意の色に着色してから、こ
    ぼれない程の厚さで均一に塗布し、10分程経てから、
    当該塗布面に、40〜65℃の加熱風が出る家庭用ドラ
    イヤー(以下単にドライヤーと言う)を、当初は15c
    m程の高さから数十秒間、ついで10cm、5cm程の
    高さよりそれぞれ数十秒間ずつ当てて、10〜15分間
    経てから、55〜65℃の加熱風を2cm程の高さから
    2〜3分間当てて、当該銀白色面に硬化固着した合成樹
    脂液13の塗膜14を設ける。 (ト) ついで前記(イ)で設けた刻印台4を、そのス
    ポンジ状シート3面を表側にして水平に置いてその上
    に、合成樹脂液13の塗膜14を設けた鉛シート11
    を、当該塗膜面を表面にして重ねて置いてから、さらに
    そのうえに、金属線の刻印具8を、その金属線7による
    図柄面を下側にして重ねて置き、表側となった当該刻印
    用図柄紙の裏面の縁まわりの任意の部位に、3cm程に
    切断したセロテープ等の一端を張りつけ、その先端をス
    ポンジシート3面に止めて固定してから、動揺しない硬
    い机の脚上面などに刻印台4ごと設置して、当該刻印用
    図柄紙の図柄の裏面を透視しつつ、順次、その全体を、
    金槌等で3 状の線構成による当該刻印用図柄を、刻印する。 (チ) ついで刻印した鉛シートを刻印台4より外し取
    り、刻印用図柄紙5に記していたパンチ等による吊り
    用、併用図柄の穴15や他の刻印具による併用する刻印
    図柄16を設け、モデラ等でそれぞれの刻印線や凹凸面
    を補正してから当該鉛シートを反転して、裏面のうすい
    紙10面を表側にして水平に置き、当該うすい紙面全体
    に、任意の色に着色した空気乾燥性の不飽和ポリエステ
    ル樹脂等の合成樹脂液13に、常温硬化剤を混合して、
    塗布、注入して漸次硬化固着して来たとき、当該刻印用
    図柄の外縁周りの形状線にそって、工作ハサミ等で切断
    整形する。 (リ) ついで当該刻印面全体と切断整形した外縁周り
    面に、塗料用等の金、銀色の微粉末を混合して任意の色
    に着色した合成樹脂液13を、面相筆等にふくませてこ
    ぼれない程の厚さにゆっくり塗布して、10分程経てか
    ら前記(ヘ)の要領に準じて加熱して塗膜14を設け
    て、ドライヤーのコール風をあててから、当該塗膜の表
    面に、さらに、透明性のものか、任意の色に着色した合
    成樹脂液13を塗布して、前記(ヘ)に準じて塗膜14
    を設けて仕上げる。以上の構成と工程を特徴とする、金
    属線の刻印具による装飾品等の作り方とその製品。
  2. 【請求項2】(イ) 前記請求項1の(ホ)に準じて、
    鉛シート11を設け、うすい紙10面を下側にして置
    き、その酸化した表面を400番手の研磨紙で擦って細
    かい凹凸のある粗面を設けて、当該粗面に、両面粘着テ
    ープ2を介して金、銀アルミニウム等の金属箔17を張
    りつけて、鉛シート11−aを設ける。 (ロ) 設けた鉛シート11−aを、装飾品等に必要な
    形状サイズに裁断し、その金属箔17面に600〜80
    0番手の研磨紙を軽く当てて、細かい凹凸面を設け、当
    該凹凸面に、前記請求項1の(ヘ)に準じて合成樹脂液
    13の塗膜14を設け当該塗膜面に、前記請求項1の
    (イ)〜(ニ)の構成と工程に準じて設けた金属線の刻
    印具8の刻印用図柄を、前記請求項1の(ト)に準じて
    刻印して前記請求項1の(チ)〜(リ)に準じて仕上げ
    る。以上の構成と工程を特徴とする金属線の刻印具によ
    る装飾品等の作り方とその製品。
  3. 【請求項3】(イ) 机上などの平面に、任意の形状サ
    イズに裁断した、やや厚い紙10−aを敷き、その表面
    に両面粘着テープ2を張りつけ、その剥離紙をめくり取
    ってその粘着面に、2〜3mm程の厚さで任意の形状サ
    イズに水平に伸展した、工作粘土18を張りつけ、その
    表面に、うすい紙10を軽く圧着して、工作粘土の刻印
    台4−aを設ける。ついで金属箔17の片面に、両面粘
    着テープ2を介してやや厚い紙10−aを張りつけた金
    属箔シート17−a面を設け、装飾品等に必要な形状サ
    イズに裁断し、やや厚い紙10−a面を下側にして、当
    該工作粘土の刻印台表面に軽く圧着する。 (ロ) ついで前記請求項2の(ロ)に準じて、圧着し
    た金属箔シート17−aの表面に細かい凹凸面を設け、
    当該凹凸面に、前記請求項1の(ヘ)に準じて合成樹脂
    液13の塗膜14を設け、当該塗膜面に、前記請求項1
    の(イ)〜(ニ)の構成と工程に準じて設けた金属線の
    刻印具8を、金属線7の図柄面を下側にして重ねて置
    き、表面になった刻印用図柄紙5の裏面の縁まわりの任
    意の部位に、3cm程に切断したセロテープなどの一端
    を張りつけ、その先端を当該刻印台に圧着して、前記請
    求項1の(ト)に準じて、当該金属線による図柄を刻印
    する。 (ハ) 刻印した金属箔シート17−aを、当該工作粘
    土の刻印台より外し取り、前記請求項1の(チ)〜
    (リ)の構成と工程に準じて仕上げる。以上の構成と工
    程を特徴とする金属線の刻印具による装飾品等の作り方
    とその製品。
  4. 【請求項4】(イ) 前記請求項1の(イ)に準じて、
    刻印台4を設ける。ついで金属線の刻印具の任意の部位
    に、厚さ0.5〜1.3mm程のボール板紙を任意の形
    状サイズに裁断して、刻印用ボール板紙1−aを設けて
    張りつける部位を記した、刻印具用図柄紙5−aを設け
    る。 (ロ) ついで前記請求項1の(ロ)に準じて、刻印台
    4のスポンジ状シート3の表面に、刻印用図柄紙5−a
    を止め、その表面全体に両面粘着テープ2を圧着して、
    その外周りの粘着力を消してから、ボール板紙1を、記
    している刻印用の形状サイズに裁断して、当該刻印用図
    柄紙面に圧着し、前記請求項1の(ハ)に準じて、金属
    線7を圧着してから、圧着した金属線7の表面をはじめ
    その内、外側の粘着面全体と圧着したボール板紙1−a
    表面に、粘着力消失液6を均一に塗布して、粘着力を消
    すと共に金属線7とボール板紙1−aを、刻印用図柄紙
    5−a面に固着する。 (ハ) ついで前記請求項1の(ハ)、(ニ)に準じ
    て、スポンジ状シート3面に、固着した金属線7とボー
    ル板紙1−a面を下側にして置き、金属線7にボール板
    紙1−aを併用した金属線の刻印具8−aを設ける。つ
    いで前記請求項1の(ホ)に準じて設けた鉛シート11
    面や、前記請求項2に準じて設けた鉛シート11−a面
    に、前記請求項1の(ト)に準じて、金属線の刻印具8
    −aによる断面が 状の線構成と断面が 状の面構成よ
    りなる、当該刻印図柄を刻印する。 (ニ) ついで前記請求項1の(チ)に準じて、穴15
    や刻印図柄16などを設けてから、空気乾燥性の不飽和
    ポリエステル樹脂液13等を塗布、注入して硬化固着し
    て来たとき、当該刻印図柄の外縁周りの形状線にそって
    切断整形してか 色に着色したアクリル樹脂に有機溶剤やエステル等を混
    合して溶解した合成樹脂液13−Bをうすく均一に塗布
    して、前記請求項1の(ヘ)に準じて、塗膜14を設
    け、その表面に変色防止液を25%程の割合で混合し常
    温硬化剤を混合した、透明性のある空気乾燥性の不飽和
    ポリエステル樹脂液13−Aを塗布して押し花19など
    を配置し、その表面にも当該樹脂液をうすく均一に塗布
    して、漸次硬化固着してから、その表面に透明性のある
    合成樹脂液13−Bを塗布して、前記請求項1の(ヘ)
    に準じて塗膜14−aを設けて仕上げ、ついで 全体を仕上げる。以上の構成と工程を特徴とする、金属
    線の刻印具による装飾品等の作り方とその製品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102602222A (zh) * 2012-03-21 2012-07-25 贵州今彩民族文化研发有限公司 一种乱丝工艺制作银制工艺品的方法
CN107225901A (zh) * 2017-01-22 2017-10-03 芜湖储铁艺铁画设计有限公司 一种耐蚀铁画及其制造方法
CN113752738A (zh) * 2021-09-09 2021-12-07 丁剑韬 一种薄坯高雕錾花工艺

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