JP2001088399A - 画像データ印刷処理方法及び画像データ印刷装置並びに画像データ印刷処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタルカメラなどで撮影した画像データを
インデックス印刷した後、そのインデックス印刷されて
得られたサムネイル画像の中から所望の画像を印刷する
際、コマ番号設定や印刷モード設定操作を簡単にする。 【解決手段】複数のサムネイル画像の中からユーザの所
望とする画像を印刷する際、ユーザの与えるべき複数種
類の指示内容を音声認識可能とし、ユーザの発話する指
示を認識して、その認識結果に基づいて当該指示項目の
設定を行って、その設定内容に基づいた画像データ処理
を行い印刷処理する画像データ印刷装置とする。その構
成として、画像データ読み取り部１１が読み取った複数
の画像データをインデックス印刷して出力させるための
インデックス印刷指示手段１４と、ユーザの発話する指
示を認識する音声認識処理部１３と、その認識結果に基
づいて画像データ処理を行う画像データ処理部１５と、
処理された画像データを印刷処理する印刷処理部１６と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカメラ
などの画像データ取得手段で取得した画像データを取り
込んだのち、インデックス印刷を可能とし、そのインデ
ックス印刷されて得られた複数のサムネイル画像の中か
らユーザの所望とする画像を選択して印刷する際、画像
の選択や当該選択された画像の印刷モードの設定などの
操作を簡素化した画像データ印刷処理方法及び画像デー
タ印刷装置並びに画像データ印刷処理プログラムを記録
した記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、ディジタルカメラが普及してきて
いる。ディジタルカメラで撮影されて得られた画像デー
タをプリントする場合は、その画像データを記憶してい
るメモリカードなどを、一旦、パーソナルコンピュータ
（パソコンという）に読み込ませたのち、そのパソコン
に接続されたプリンタでプリントアウトするのが一般的
である。このように、従来では、画像データを一旦、パ
ソコンに読み込ませてから、プリンタでプリントアウト
する必要があった。

【０００３】しかし、最近ではパソコンが行っているデ
ータ処理機能をプリンタ自体に組み込ませ、ディジタル
カメラで撮影済みのメモリカードをプリンタが直接読み
込んで、読み込んだ画像データを印刷すべき画像データ
として処理して印刷を行うプリンタ（このような機能を
有するプリンタをここではフォトプリンタと呼ぶことに
する）が開発され実用化されている。

【０００４】このフォトプリンタは、その構成を大きく
分けると、従来のプリンタと同様の動作を行う印刷処理
部と、メモリカード内の画像データに対してパソコンと
同様の画像データ処理を行う画像データ処理部とからな
り、このフォトプリンタを用いれば、パソコンを通さず
に直接印刷することができる。これによって、パソコン
を所有しなくてもディジタルカメラなどで取り込んだ画
像データの印刷が可能となることからきわめて便利なも
のとなる。したがって、このようなフォトプリンタが安
価に提供できるようになれば、ディジタルカメラの普及
がより一層進むものと思われる。

【０００５】なお、この種のフォトプリンタで扱える画
像データは、ディジタルカメラで取得された画像データ
だけではなく、イメージスキャナ、フイルムスキャナ、
ディジタルビデオカメラなどで取得された画像データも
対象とすることができる。これら、ディジタルカメラ、
イメージスキャナ、フイルムスキャナ、ディジタルビデ
オカメラなど、画像をディジタル化したデータとして扱
う装置をここでは画像データ取得手段と呼ぶことにす
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このようなフォトプリ
ンタは、多数の画像データが取り込まれたメモリカード
がカード挿入部に差し込まれたのち、印刷を行うに必要
な指示がユーザによってなされることで印刷が可能とな
る。

【０００７】また、この種のフォトプリンタは取り込ん
だ多数の画像をインデックス印刷することが可能であっ
て、インデックス印刷されて得られたサムネイル画像の
中から、ユーザの所望とする画像を選んで、印刷サイズ
やレイアウトなど印刷モードの指定を行って印刷するこ
とが可能となっている。

【０００８】しかしながら、インデックス印刷によって
印刷されるサムネイル画像のコマ数は、たとえば、１枚
の用紙に２０コマ（４コマ×５コマ）程度存在し、場合
によっては、８０コマ（８コマ×１０コマ）のインデッ
クス印刷も可能である。また、それぞれの用紙に印刷さ
れたインデックス印刷の各サムネイル画像には、番号
（コマ番号という）が付されている。

【０００９】そして、インデックス印刷されたサムネイ
ル画像の中から所望とする画像を選んで印刷を行う際
は、フォトプリンタに設けられている操作パネルによっ
て、所望とする画像の番号を指定し、かつ、様々な印刷
モード（用紙の種類、用紙サイズ、レイアウト、印刷枚
数、画質など）の指定を行うことによって、所望とする
画像が指定された印刷モードで印刷される。

【００１０】その操作内容としては、まず、印刷すべき
画像のコマ番号指定として、たとえば、操作パネルに液
晶表示された番号を１から順に，２，３，４，・・・と
いうように、所望の番号が出るまでコマ番号送りして行
く。そして、たとえば、コマ番号が１８番の画像を印刷
しようと考えているとすれば、１８番となったところ
で、コマ番号送りを止めて、次に、印刷モードの指定を
行う。この印刷モード指定も、すべて操作パネル上にお
いて用紙の種類、用紙サイズ、レイアウト、印刷枚数、
画質などの指定を行う。

【００１１】このような操作は、一見簡単そうに見えて
も、実際に操作してみると、割合に面倒なものであり、
特に、この種の機器の取り扱いに不慣れなユーザにとっ
ては面倒な操作であると感じるユーザは多い。

【００１２】特に、この種の機器は、普段、パソコンな
どの情報処理機器に疎遠な人も利用することが見込まれ
るので、如何に操作を簡単にするかということも大きな
課題である。

【００１３】そこで本発明は、インデックス印刷されて
得られたサムネイル画像の中からユーザの所望とする画
像を指定し、所望の印刷モードの設定を行って印刷を行
う場合、所望とする画像のコマ番号の指定や印刷モード
の指定を簡単な操作で可能とすることを目的としてい
る。

【００１４】

【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明の画像データ処理方法は、画像データ取得
手段で取得された画像データを読み込んで、読み込んだ
複数の画像データをインデックス印刷して出力可能と
し、インデックス印刷されて得られた複数のサムネイル
画像の中からユーザの所望とする画像を印刷する際、各
種の処理を行わせるに必要なユーザの与えるべき複数種
類の指示項目に対してユーザが指示操作を行うことによ
り、その指示操作に基づいた画像データ処理を行って印
刷を行う画像データ印刷処理方法であって、前記ユーザ
の与えるべき複数種類の指示項目のなかで、少なくとも
１種類の指示項目に対する指示内容を音声認識可能と
し、ユーザの発する音声による指示内容を入力して、そ
の音声による指示内容を認識し、その認識結果に基づい
て当該指示項目の設定を行い、その設定内容に基づいた
画像データ処理を行って印刷処理を行うようにしてい
る。

【００１５】また、本発明の画像データ印刷装置は、画
像データ取得手段で取得された画像データを読み込ん
で、読み込んだ複数の画像データをインデックス印刷し
て出力可能とし、インデックス印刷されて得られた複数
のサムネイル画像の中からユーザの所望とする画像を印
刷する際、各種の処理を行わせるに必要なユーザの与え
るべき複数種類の指示項目のなかで、少なくとも１種類
の指示項目に対する音声による指示内容を認識可能と
し、ユーザの発する音声による指示内容を入力して、そ
の音声による指示内容を認識し、その認識結果に基づい
て当該指示項目の設定を行い、その設定内容に基づいた
画像データ処理を行って印刷処理を行う画像データ印刷
装置であって、前記ユーザの発する音声による指示内容
を認識する音声認識手段と、この音声認識手段によって
認識された認識結果に基づいて画像データ処理を行う画
像データ処理部と、この画像データ処理部によって処理
された画像データを印刷処理する印刷処理部とを有する
構成としている。

【００１６】また、本発明の画像データ印刷処理プログ
ラムを記録した記録媒体は、画像データ取得手段で取得
された画像データを読み込んで、読み込んだ複数の画像
データをインデックス印刷して出力可能とし、インデッ
クス印刷されて得られた複数のサムネイル画像の中から
ユーザの所望とする画像を印刷する際、各種の処理を行
わせるに必要なユーザの与えるべき複数種類の指示項目
のなかで、少なくとも１種類の指示項目に対する音声に
よる指示内容を認識可能とし、ユーザの発する音声によ
る指示内容を入力して、その音声による指示内容を認識
し、その認識結果に基づいて当該指示項目の設定を行っ
て、その設定内容に基づいた画像データ処理を行って印
刷処理を行う画像データ印刷処理プログラムを記録した
記録媒体であって、その処理プログラムは、前記ユーザ
の与えるべき複数種類の指示項目の少なくとも１種類の
指示項目に対応する指示内容がユーザによって音声によ
り発せられると、その音声データを取得する手順と、そ
れによって取得された音声データを認識する手順と、そ
の認識結果に基づいて当該指示項目の設定を行って、そ
の設定内容に基づいた画像データ処理を印刷処理する手
順とを含むようにしている。

【００１７】これら各発明において、前記ユーザの与え
るべき複数種類の指示項目の１つは、インデックス印刷
されて得られたサムネイル画像の中から印刷すべき画像
を指定するコマ番号指定であって、ユーザの発するコマ
番号指定のための音声による指示内容を認識して、その
認識結果に基づいて当該コマ番号設定を行うようにして
いる。

【００１８】また、前記ユーザの与えるべき複数種類の
指示項目の１つは、各種の印刷モード指定であって、ユ
ーザの発する印刷モード指定のための音声による指示内
容を認識して、その認識結果に基づいて当該印刷モード
の設定を行うようにしている。

【００１９】このように本発明は、インデックス印刷さ
れて得られた複数のサムネイル画像の中からユーザの所
望とする画像を印刷する際、ユーザの与えるべき複数種
類の指示項目に対する指示内容をユーザが音声で与える
ことを可能としている。これによって、ユーザは装置側
に対して音声で指示するだけで、ユーザの与えるべき指
示項目の設定がなされるので、印刷を行う上で必要な種
々の設定操作がきわめて簡単なものとなり、この種の機
器の取り扱いに不慣れなユーザであっても簡単に所望と
する操作を行うことができる。

【００２０】そして、ユーザの行うべき複数種類の指示
項目の１つとしては、インデックス印刷されて得られた
サムネイル画像の中から印刷すべき画像を選択するため
のコマ番号指定がある。このコマ番号指定を音声によっ
て可能としている。つまり、ユーザはコマ番号指定を行
う際、コマ番号を設定するための指示内容を装置側に対
し音声入力するだけで、所望とするコマ番号の設定が可
能となり、操作パネル上での面倒なコマ番号指定操作を
行う必要がなくなる。

【００２１】また、ユーザの行うべき複数種類の指示項
目として、コマ番号指定の他に各種の印刷モード指定が
ある。この場合、ユーザは印刷モード指定を行う際、設
定すべき印刷モードを行うための指示内容を装置側に対
し音声入力するだけで、所望とする印刷モード指定が行
え、操作パネル上での面倒な印刷モード設定操作を行う
必要がなくなる。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。なお、この実施の形態で説明
する内容は、本発明の画像データ印刷処理方法および画
像データ印刷装置についての説明であるとともに、本発
明の画像データ印刷処理プログラムを記録した記録媒体
における処理プログラムの具体的な処理内容をも含むも
のである。

【００２３】また、この実施の形態で用いる画像データ
印刷装置は、前述したように、パソコンなどに接続する
ことなく、それ自体で画像データ処理を行って印刷が可
能なフォトプリンタであるとする。このフォトプリンタ
は、ディジタルカメラなどの画像データ取得手段で取得
された画像データを読み込んで、読み込んだ複数の画像
データをインデックス印刷して出力可能となっている。

【００２４】なお、インデックス印刷されて得られた複
数のサムネイル画像の中からユーザの所望とする画像を
印刷する際、ユーザの与えるべき複数種類の指示項目と
して、この実施の形態では、インデックス印刷されて得
られたサムネイル画像の中から印刷すべき画像を指定す
るためのコマ番号指定と、そのコマ番号指定した画像を
どのような印刷モードで印刷するかを設定する印刷モー
ド指定について考える。

【００２５】図１は本発明の実施の形態で用いられるフ
ォトプリンタの構成を概略的に示すブロック図であり、
画像データ取得手段としてたとえばディジタルカメラが
取得した画像データを読み取る画像データ読み取り部１
１、ユーザによって発せられる音声を入力する音声入力
部（マイクロホン）１２、この音声入力部１２に入力さ
れた音声を認識処理する音声認識処理部１３、ユーザか
らのインデックス印刷指示を受けると、それに対するイ
ンデックス印刷指示出力を出すインデックス印刷指示部
１４、上述の音声認識処理部部１３による認識結果やイ
ンデックス印刷指示部１４からのインデックス印刷指示
に基づいて、画像データ読み取り部１１で読み取られた
画像データを処理（インデックス印刷指示の場合にはイ
ンデックス印刷を行うための画像データ処理、音声認識
結果を受け取った場合にはそれに対する画像データ処
理）する画像データ処理部１５、この画像データ処理部
１５で処理された画像データに基づいて印刷処理する印
刷処理部１６などから構成されている。

【００２６】なお、このフォトプリンタは、この図１で
示される構成要素以外にもそのフォトプリンタの有する
様々な機能に応じた構成要素が存在するが、この図１で
は本発明に直接関係する構成要素のみが図示され、それ
以外の構成要素の図示は省略されている。

【００２７】また、このフォトプリンタが扱う画像デー
タは、メモリカードやフロッピィディスクなどの記録媒
体に蓄えられた画像データであってもよく、さらには、
ディジタルカメラなどの画像データ取得手段から赤外線
通信、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）、ＳＣＳＩ
（Small Computer System Interface）、ＩＥＥＥ１３
９４、無線ＬＡＮなどの伝送方式によって転送されてく
る画像データであってもよいが、この図１では、メモリ
カード２０によって画像データが入力される例が示され
ている。

【００２８】図２はこの実施の形態で用いられるフォト
プリンタの外観を示す図であり、フォトプリンタ３０の
外観構成は、特に一般のプリンタと大きく変わるところ
はないが、この場合、メモリカード２０が差し込まれる
カード挿入部３１が設けられるとともに、図１で示した
音声入力部（マイクロホン）１２が設けられている。そ
の他、各種操作上の設定を行う操作パネル部３２、用紙
３３の給紙部３４と排紙部３５などが設けられている。
さらに、この図２では図示されていないが、ケーブルに
よって画像データの入力が可能な場合にはケーブル接続
用端子なども備えられる。

【００２９】ところで、この発明は、インデックス印刷
されて得られたサムネイル画像の中からユーザの所望と
するサムネイル画像を指定し、その指定したサムネイル
画像に対し、所望の印刷モードの設定を行って印刷を行
う場合、所望とするサムネイル画像のコマ番号の指定や
印刷モードの指定を簡単な操作で行えるようにするもの
である。

【００３０】この発明では、各種の処理を行わせるに必
要なユーザの与えるべき複数種類の指示項目のなかで、
コマ番号指定と印刷モード指定をユーザの発する音声に
て行うようにする。これを実現するために、そのコマ番
号指定を行うための指示内容を認識可能とし、ユーザの
発するコマ番号指定のための指示内容を認識して、その
認識結果に基づいて当該コマ番号設定を行うことを可能
とする。また、各種の印刷モードを指定するためのそれ
ぞれの指示内容を認識可能とし、ユーザの発する印刷モ
ード指定のための指示内容を認識して、その認識結果に
基づいて当該印刷モードの設定を行うことを可能とす
る。

【００３１】したがって、この場合、フォトプリンタ３
０側では、コマ番号を指定するために必要な指示内容と
して、たとえば、「コマ番号」という単語や、コマ番号
そのものを示す「１番」、「２番」、「３番」といった
単語を認識可能単語としている。

【００３２】フォトプリンタ３０側ではこれらの認識可
能単語ごとの音声モデルデータを持ち、ユーザの発する
指示内容に対する音声データとフォトプリンタ３０側で
持っている認識可能単語に対する音声モデルデータとを
比較するなどして音声認識を行う。なお、本発明は音声
認識技術そのものを要旨とする発明ではないので、音声
認識技術そのものは特に限定されるものではない。

【００３３】今、図３のようなインデックス印刷されて
得られたサムネイル画像があるとする。この図３の例で
は、ＡからＴまで２０コマ（用紙３３の印刷方向ｘの方
向に５コマ、それに直交する方向に４コマ）のサムネイ
ル画像が存在する。

【００３４】これらＡ〜Ｔのそれぞれのサムネイル画像
には、それぞれのサムネイル画像ごとに、そのサムネイ
ル画像のコマ番号が付されている。たとえば、サムネイ
ル画像Ａにはコマ番号１、サムネイル画像Ｂにはコマ番
号２、サムネイル画像Ｃにはコマ番号３、 最後のサム
ネイル画像Ｔにはコマ番号２０というように、Ａ〜Ｔの
各サムネイル画像それぞれにコマ番号が付されている。

【００３５】図３において、今、ユーザがサムネイル画
像Ｂを印刷しようとする場合を考える。ユーザはフォト
プリンタ３０の音声入力部１２に向かって、サムネイル
画像Ｂのコマ番号２を音声によって入力する。たとえ
ば、「コマ番号」と発話してそのあと「２番」というよ
うに、まず、コマ番号指定モードであることを示す音声
を入力し、そのあとで実際のコマ番号を入力するという
ような音声入力を行う。なお、このコマ番号指定モード
であることをフォトプリンタ側に指示する手段は、音声
による指示でなく、操作パネル３２上で手動によって指
示するようにしてもよい。このように、操作パネル３２
上でコマ番号指定モードとするための操作を行った場合
には、「２番」などというようにコマ番号のみを音声に
よって入力することで、装置側ではそれがコマ番号であ
ることがわかり、それに応じた処理を行うことができ
る。

【００３６】このように、コマ番号が音声によって入力
されると、そのコマ番号を示す音声データは音声認識処
理部１３に入力され、音声認識処理部１３に用意されて
いる音声モデルデータとの比較などを行うことによっ
て、入力された音声がどのような指示内容であるかを認
識する。そして、その認識結果は画像データ処理部１４
に与えられ、認識結果に基づいた画像データ処理がなさ
れ、その画像データ処理結果が印刷処理部１６で印刷処
理される。この場合、コマ番号２のサムネイル画像の印
刷がなされる。

【００３７】ところで、インデックス印刷は、１枚だけ
でなく複数のページが存在することも多い。この場合、
各インデックス印刷ページのページ番号を示す情報を指
定して、そのあとでコマ番号を指定するようにする必要
がある。したがって、たとえば、１ページ目のインデッ
クス印刷内容に存在する２番目のサムネイル画像を指定
しようとする場合には、「１ページ」、「２番」と発話
したり、「１ページ」、「コマ番号２番」と連続的に発
話したり、あるいは「１ページの２番」や「１ページの
コマ番号２番」というように発話することによって、
「１ページ」という単語と「２番」という語をそれぞれ
認識することで、対応する画像の選択が可能となる。こ
のとき、「１ページ」、「２ページ」といったページを
表す単語も認識可能単語として用意しておくことは勿論
である。

【００３８】このようにして、コマ番号指定がなされる
が、その指定されたコマ番号のサムネイル画像を印刷す
る際、どのような印刷を行うかを指定する印刷モード指
定も併せて行う。この印刷モード指定は、操作パネル３
２上から所定の操作を行うことによっても設定できる
が、この実施の形態では、印刷モード指定をも音声認識
を用いて行う例について説明する。

【００３９】図４は設定可能な様々な印刷モード項目に
対する指示内容を示すもので、このような設定可能な印
刷モード指示内容を印刷モード指定シート６０として用
意しておけば、ユーザはこの印刷モード指定シート６０
を見ながら自分の所望とする印刷モードの設定が行える
ので便利である。

【００４０】ここでは、用紙の種類（用紙種）の指定、
用紙サイズの指定、レイアウトの指定、印刷枚数の指
定、画質の指定などの印刷モード指定が可能であり、さ
らに、それぞれの印刷モードにおいて具体的な内容の指
定が可能となっている。

【００４１】たとえば、用紙の種類は、ここでは、用紙
種＃１、＃２，＃３の３種類の用紙のうちのいずれかの
指定が可能となっている。

【００４２】また、用紙サイズについては、ここでは、
はがきサイズ、Ａ６サイズ、Ａ４サイズの３種類のサイ
ズのうちのいずれかのサイズ指定が可能となっている。

【００４３】また、レイアウトについては、指定したサ
イズの用紙においてどのようなレイアウトで印刷するか
のレイアウト例を幾つか用意しておく。この場合、用紙
に対して全面配置、用紙の上半分に画像を配置する上半
分配置、用紙を上半分と下半分にそれぞれ１つづつの画
像を配置する上下２枚配置、用紙を上半分に２枚と下半
分に２枚の画像を配置する４枚配置、用紙の左半分の縦
に一列に複数枚（この場合、３枚）の画像を配置する縦
一列配置を可能としている。

【００４４】また、印刷枚数については、任意の枚数の
指定が可能となっている。さらに、画質については、こ
こでは、高速、高画質、超高画質の３種類のいずれかを
選択可能としている。

【００４５】この図４に示される印刷モード内容は、フ
ォトプリンタ３０側が認識可能な表現の仕方で書き表さ
れることが望ましい。それによって、ユーザはその印刷
モードシートを見ながらその通りに発話するようにすれ
ばよいことになり、より使い勝手がよくなる。また、こ
の図４に示される種々の印刷モード指示内容はフォトプ
リンタ３０側で認識されやすい単純な指示内容となるよ
うにした方がよく、たとえば、用紙の種類は、ここでは
単に「種類」、用紙のサイズは単に「サイズ」などとし
てある。

【００４６】また、用紙種の具体的な種類として、用紙
種＃１、＃２、＃３があったとした場合、用紙種＃１を
１番、用紙種＃２を２番というように、それぞれの用紙
種ごとに番号を割り当てるようにしてもよく、この場
合、まず「種類」と発話させ続いて「１番」というよい
うに連続的な発話を行わせ、それら２つの単語を認識す
ることによって用紙種を特定する。これは、用紙種だけ
でなく他の印刷モード指定も同様である。このようにす
れば、音声認識しにくい複雑な指示内容も簡略化した指
示内容とすることができ、認識率の向上が図れる。この
場合、最初の単語（たとえば「種類」）が認識されれ
ば、装置側では、その後に続く「１番」などという番号
は用紙種を特定する番号であることを理解することがで
きる。

【００４７】なお、この図４で示した印刷モードの設定
例は一つの例であって、これに限られるものではなく、
ここで示した以外の多様な印刷モードの設定が可能とな
るものである。

【００４８】ユーザはこの印刷モード指定シート６０を
見ながら、自分の設定したい印刷モードを音声によって
設定する。まず、どの印刷モードとするかを指定する。
たとえば、用紙種の指定を行う場合には、始めに、「種
類」などと発話して、続いて、具体的な用紙種の指定を
行うために、たとえば「１番」などと発話する。また、
用紙サイズの指定を行う場合には、まず、「サイズ」な
どと発話し、続いて、具体的なサイズとしてたとえば
「はがき」などと発話する。

【００４９】このように、印刷モードを音声により指定
する場合には、まず、どのような印刷モードとするかを
音声で入力し、続いてその具体的な指定内容を発話す
る。

【００５０】なお、この印刷モード指定は、前回までに
設定されている内容をそのまま生かすことができ、その
場合、前回と同じ内容であれば、その都度、指定操作を
行う必要はない。これは、操作パネル３２上に、現在の
指定内容がどのような内容であるかを表示しておくこと
で、ユーザは現在どのような印刷モード設定となってい
るかを知ることができ、その内容を変える場合だけ新た
な印刷モード指定操作を行えばよい。

【００５１】次に具体的な操作例に基づく処理内容につ
いてを図５のフローチャートを参照しながら説明する。

【００５２】まず、画像を取り込んだメモリカード２０
がフォトプリンタ３０のメモリカード挿入部３１に挿入
され、所定の操作がなされると、メモリカード２０に蓄
えられた画像ファイルが読み込まれ画像データが取得さ
れる（ステップｓ１）。次に、インデックス印刷を行う
ための指示がなされると、それによってインデックス印
刷が開始される（ステップｓ２）。

【００５３】次に、ユーザはインデックス印刷されて得
られたサムネイル画像の中から所望とする画像を選ん
で、所望の印刷モードでの印刷を行うための操作を行
う。まず、インデックス印刷されて得られたサムネイル
画像の中からユーザの所望とする画像を選択するための
コマ番号指定を行う。

【００５４】今、サムネイル画像Ｂを選択しようとすれ
ば、そのサムネイル画像Ｂに対応したコマ番号２を指定
すればよいので、「２番」と発話する。ただし、前述し
たように、コマ番号指定モードであることを音声によっ
て入力する必要のある場合には、始めに「コマ番号」あ
るいは「コマ番号指定」などと発話してそのあとに「２
番」と発話する。また、「コマ番号２番」といった発話
内容でもよい。さらに、前述したように、インデックス
印刷ページ数をも指定する必要のある場合には、「１ペ
ージの２番」あるいは「１ページのコマ番号２番」とい
うような発話内容とする。これによって、フォトプリン
タ３０側では、印刷すべきサムネイル画像のコマ番号取
得を行う（ステップｓ３）。

【００５５】次に印刷モード指定を行う。この印刷指定
モードは、操作パネル３２上でも行うことはできるが、
ここでは、音声入力により行う。この実施の形態では、
指定できる項目としては用紙種、用紙サイズ、レイアウ
ト、印刷枚数、印刷画質である。前述したように、この
印刷モード指定は、前回までに設定されている内容をそ
のまま生かすことができるので、操作パネル３２上に表
示されている内容（現在の設定状態）を確認してその設
定状態でよければ、その都度、指定操作を行う必要はな
い。ここでは、用紙サイズ、レイアウト、枚数を新たに
指定し直し、用紙種と画質は現在の設定状態をそのまま
使うものとする。

【００５６】ユーザは設定すべき印刷モード指定内容を
音声によって入力する。この場合、新たに設定し直す印
刷モードとしては、用紙サイズ、レイアウト、印刷枚数
であるので、まず、用紙サイズを指定するための「サイ
ズ」などと発話し、たとえば、はがきサイズでの印刷を
行うのであれば、続いて「はがき」などと発話する。

【００５７】次に、レイアウトを指定するために「レイ
アウト」などと発話し、たとえば、全面印刷を行うので
あれば、続いて「全面」などと発話する。さらに、印刷
枚数を指定するために「枚数」などと発話し、印刷しよ
うとする枚数として、たとえば、１枚のみの印刷を行う
のであれば、「１枚」などと発話する。

【００５８】このようにして新たに設定すべき印刷モー
ドの指定を行う。これによって、フォトプリンタ３０側
では、印刷モード情報の取得を行う（ステップｓ４）。
この印刷モード情報としては、新たに設定された用紙サ
イズ、レイアウト、印刷枚数の他に、既に設定されてい
る用紙種や画質についての情報も含まれる。

【００５９】続いて、このように取得された印刷モード
情報やコマ番号情報に基づいた画像データ処理を行い
（ステップｓ５）、印刷処理を行う（ステップｓ６）。

【００６０】なお、図５のフローチャートの説明では、
コマ番号指定のあと、印刷モード指定を行うような操作
順序であったが、この操作順序は、特に限定されるもの
ではなく、先に印刷モード指定を行うようにしてもよい
ことは勿論である。

【００６１】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、インデックス印刷されたサムネイル画像の中から
ユーザの所望とする画像を選んで印刷を行う際、ユーザ
が音声で所望とする画像のコマ番号を入力するだけで行
うことができる。これによって、従来のように、コマ番
号を指定するために、操作パネル３２上で複雑な操作を
行う必要がなくなり、この種の機器の取り扱いに不慣れ
なユーザでも簡単にコマ番号指定を行うことができる。

【００６２】また、用紙の種類の指定、用紙サイズの指
定、レイアウトの指定、印刷枚数の指定、画質の指定な
どの様々な印刷モード指定を行う際も、ユーザが音声で
入力するだけの簡単な操作で行うことができる。これに
よって、コマ番号指定と同様、印刷モード指定を行うた
めに、操作パネル３２上で複雑な操作を行う必要がなく
なり、この種の機器の取り扱いに不慣れなユーザでも簡
単に所望とする印刷モード指定を行うことができる。

【００６３】なお、本発明は以上説明した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、前
述の実施の形態では、パソコンなどの情報処理機器に接
続することなく画像処理や印刷処理を可能とするプリン
タ（フォトプリンタ）に適用した例について説明した
が、このようなプリンタに限られるものではなく、パソ
コンなどの情報処理機器にプリンタを接続し、情報処理
機器側で必要な画像処理を行ったのちに、プリンタで印
刷するようなシステムにも適用できる。

【００６４】また、前述の実施の形態では、装置（フォ
トプリンタ）側が実行可能な各種の処理を行わせるにた
めにユーザの与えるべき複数種類の指示項目として、イ
ンデックス印刷されて得られたサムネイル画像の中から
印刷すべき画像のコマ番号指定と、そのコマ番号指定し
た画像の印刷モード指定を考えたが、これら以外のユー
ザが与えるべき様々な操作項目の指定を行う場合にも適
用できる。

【００６５】さらに、各種の指示を与えるための指示内
容は前述の実施の形態に限られるものではなく、装置側
で認識できる音声をどのような内容とするかで種々の音
声指示を用いることができる。特に、指示内容を表す音
声が長く複雑である場合には、前述したように、略語を
用いたり、それぞれの印刷モードに対応して符号を割り
当てて、その符号を発話することによっても所望とする
印刷モードの指定を行うということも可能である。

【００６６】また、前述の実施の形態では、図４で示し
た印刷モード指定シート６０なるものを用意して、ユー
ザはその印刷モード指定シートを見ながら設定すべき印
刷モードを音声で入力する例について説明したが、この
印刷モード指定シートは必ずしも必要なものではない。

【００６７】また、以上説明した本発明の画像データ印
刷処理を行うための画像データ印刷処理プログラムは、
フロッピィディスク、光ディスク、ハードディスクなど
の記録媒体に記録させておくことができ、本発明はその
記録媒体をも含むものである。また、ネットワークから
処理プログラムを得るようにしてもよい。

【００６８】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、インデッ
クス印刷されて得られた複数のサムネイル画像の中から
ユーザの所望とする画像を印刷する際、ユーザの与える
べき指示項目をユーザの発話する音声での指示内容を認
識することで設定可能としている。これによって、ユー
ザは所定の指示内容を発話するだけで、指示すべき内容
の設定がなされるので、印刷を行う上で必要な設定操作
をきわめて簡単なものとすることができ、この種の機器
の取り扱いに不慣れなユーザであっても簡単に所望とす
る操作を行うことができる。

【００６９】ユーザの行うべき複数種類の指示項目とし
ては、たとえば、インデックス印刷されて得られたサム
ネイル画像の中から印刷すべき画像のコマ番号指定や各
種の印刷モード指定がある。コマ番号指定については、
所望とするコマ番号を指定するための指示内容を音声で
入力するだけでコマ番号指定が行える。これによって、
従来のように操作パネル上で面倒なコマ番号指定操作を
行う必要がなくなる。また、各種の印刷モード指定につ
いては、各種の印刷モードを指定するための指示内容を
音声で入力するだけで、所望とする印刷モード指定が行
える。これにより、従来のように操作パネル上で面倒な
印刷モード設定操作を行う必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態で用いられるフォトプリン
タの概略的に構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の実施の形態で用いられるフォトプリン
タの外観構成を概略的に示す図である。

【図３】本発明の実施の形態を説明するインデックス印
刷例を示す図である。

【図４】本発明の実施の形態を説明する印刷モード指定
内容の一例を示す図である。

【図５】本発明の実施の形態の処理手順を説明するフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１１ 画像データ読み取り部 １２ 音声入力部（マイクロホン） １３ 音声認識処理部 １４ インデックス印刷指示部 １５ 画像データ処理部 １６ 印刷処理部 ２０ メモリカード ３０ フォトプリンタ ３１ カード挿入部 ３２ 操作パネル ３３ 用紙 ３４ 給紙部 ３６ 排紙部 Ａ〜Ｔ インデックス印刷されて得られたサムネイル画
像

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像データ取得手段で取得された画像デ
   ータを読み込んで、読み込んだ複数の画像データをイン
   デックス印刷して出力可能とし、インデックス印刷され
   て得られた複数のサムネイル画像の中からユーザの所望
   とする画像を印刷する際、各種の処理を行わせるに必要
   なユーザの与えるべき複数種類の指示項目に対してユー
   ザが指示操作を行うことにより、その指示操作に基づい
   た画像データ処理を行って印刷を行う画像データ印刷処
   理方法であって、 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示項目のなかで、
   少なくとも１種類の指示項目に対する指示内容を音声認
   識可能とし、ユーザの発する音声による指示内容を入力
   して、その音声による指示内容を認識し、その認識結果
   に基づいて当該指示項目の設定を行い、その設定内容に
   基づいた画像データ処理を行って印刷処理を行うことを
   特徴とする画像データ印刷処理方法。
2. 【請求項２】 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示
   項目の１つは、インデックス印刷されて得られたサムネ
   イル画像の中から印刷すべき画像を指定するコマ番号指
   定であって、ユーザの発するコマ番号指定のための音声
   による指示内容を認識して、その認識結果に基づいて当
   該コマ番号設定を行うことを特徴とする請求項１記載の
   画像データ印刷処理方法。
3. 【請求項３】 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示
   項目の１つは、各種の印刷モード指定であって、ユーザ
   の発する印刷モード指定のための音声による指示内容を
   認識して、その認識結果に基づいて当該印刷モードの設
   定を行うことを特徴とする請求項１または２記載の画像
   データ印刷処理方法。
4. 【請求項４】 画像データ取得手段で取得された画像デ
   ータを読み込んで、読み込んだ複数の画像データをイン
   デックス印刷して出力可能とし、インデックス印刷され
   て得られた複数のサムネイル画像の中からユーザの所望
   とする画像を印刷する際、各種の処理を行わせるに必要
   なユーザの与えるべき複数種類の指示項目のなかで、少
   なくとも１種類の指示項目に対する音声による指示内容
   を認識可能とし、ユーザの発する音声による指示内容を
   入力して、その音声による指示内容を認識し、その認識
   結果に基づいて当該指示項目の設定を行い、その設定内
   容に基づいた画像データ処理を行って印刷処理を行う画
   像データ印刷装置であって、 前記ユーザの発する音声による指示内容を認識する音声
   認識手段と、 この音声認識手段によって認識された認識結果に基づい
   て画像データ処理を行う画像データ処理部と、 この画像データ処理部によって処理された画像データを
   印刷処理する印刷処理部と、 を有することを特徴とする画像データ印刷装置。
5. 【請求項５】 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示
   項目の１つは、インデックス印刷されて得られたサムネ
   イル画像の中から印刷すべき画像を指定するコマ番号指
   定であって、ユーザの発するコマ番号指定のための音声
   による指示内容を認識して、その認識結果に基づいて当
   該コマ番号設定を行うことを特徴とする請求項４記載の
   画像データ印刷装置。
6. 【請求項６】 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示
   項目の１つは、各種の印刷モード指定であって、ユーザ
   の発する印刷モード指定のための音声による指示内容を
   認識して、その認識結果に基づいて当該印刷モードの設
   定を行うことを特徴とする請求項４または５記載の画像
   データ印刷装置。
7. 【請求項７】 画像データ取得手段で取得された画像デ
   ータを読み込んで、読み込んだ複数の画像データをイン
   デックス印刷して出力可能とし、インデックス印刷され
   て得られた複数のサムネイル画像の中からユーザの所望
   とする画像を印刷する際、各種の処理を行わせるに必要
   なユーザの与えるべき複数種類の指示項目のなかで、少
   なくとも１種類の指示項目に対する音声による指示内容
   を認識可能とし、ユーザの発する音声による指示内容を
   入力して、その音声による指示内容を認識し、その認識
   結果に基づいて当該指示項目の設定を行って、その設定
   内容に基づいた画像データ処理を行って印刷処理を行う
   画像データ印刷処理プログラムを記録した記録媒体であ
   って、その処理プログラムは、 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示項目の少なくと
   も１種類の指示項目に対応する指示内容がユーザによっ
   て音声により発せられると、その音声データを取得する
   手順と、 それによって取得された音声データを認識する手順と、 その認識結果に基づいて当該指示項目の設定を行って、
   その設定内容に基づいた画像データ処理を印刷処理する
   手順と、 を含むことを特徴とする画像データ印刷処理プログラム
   を記録した記録媒体。
8. 【請求項８】 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示
   項目の１つは、インデックス印刷されて得られたサムネ
   イル画像の中から印刷すべき画像を指定するコマ番号指
   定であって、ユーザの発するコマ番号指定のための音声
   による指示内容を認識して、その認識結果に基づいて当
   該コマ番号設定を行うことを特徴とする請求項７記載の
   画像データ印刷処理プログラムを記録した記録媒体。
9. 【請求項９】 前記ユーザの与えるべき複数種類の指示
   項目の１つは、各種の印刷モード指定であって、ユーザ
   の発する印刷モード指定のための音声による指示内容を
   認識して、その認識結果に基づいて当該印刷モードの設
   定を行うことを特徴とする請求項７または８記載の画像
   データ印刷処理プログラムを記録した記録媒体。