JP2001088367A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001088367A
JP2001088367A JP26561999A JP26561999A JP2001088367A JP 2001088367 A JP2001088367 A JP 2001088367A JP 26561999 A JP26561999 A JP 26561999A JP 26561999 A JP26561999 A JP 26561999A JP 2001088367 A JP2001088367 A JP 2001088367A
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JP
Japan
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intermediate list
graphic
list
drawing area
drawn
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JP26561999A
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English (en)
Inventor
Masaji Osono
正司 大園
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置において、中間リストの記憶領
域を減少させてビットマップ化速度の向上を図る。 【解決手段】 描画される図形に対応した描画内容情報
と描画領域情報から構成される中間リストを作成する中
間リスト作成手段2と、中間リストを記憶する中間リス
ト記憶手段3と、先に描画される第1の図形の描画領域
がこの第1の図形より後に描画される第2の図形の描画
領域に包含されるか否かを判定する描画領域包含判定手
段4と、描画領域包含判定手段4で第1の図形が第2の
図形に包含されると判定された場合に中間リスト記憶手
段3から第1の図形の中間リストを削除する中間リスト
削除手段5と、中間リスト削除手段5による削除処理後
の中間リスト記憶手段3に記憶された中間リストを順次
読み出してこれをビットマップに変換するビットマップ
化手段6とを有する画像処理装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ記述言語
をビットマップに変換する画像処理装置に関し、特にプ
リンタ記述言語から中間リストを作成した後にビットマ
ップに変換する技術の高速化に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ベクトルデータおよびビットマッ
プデータを含む画像は、カラー化や多階調化等により画
像データ量の増加が著しい。一方、画像処理を行う装置
にはより一層の高速化が求められている。
【0003】以下に、従来の画像処理装置の動作を説明
する。
【0004】ホストコンピュータより転送されたプリン
タ記述言語は、先ずプリンタ記述言語記憶手段に記憶さ
れる。プリンタ記述言語記憶手段に記憶されたプリンタ
記述言語は順次中間リスト作成手段に読み出され、図形
の種類に応じて、スキャンライン化、色変換、座標変換
等の必要な処理が行われた後に中間リストに変換され
る。なお、中間リストとは、プリンタ記述言語で与えら
れたジョブ情報やページ情報、描画コマンド等を後述す
るビットマップ化手段が効率良く処理できるような構成
で表現したリストである。そして、作成された中間リス
トは中間リスト記憶手段に記憶される。
【0005】以上のようにして、プリンタ記述言語記憶
手段に記憶されたプリンタ記述言語がすべて中間リスト
に変換された後、中間リスト記憶手段に記憶された中間
リストはビットマップ化手段に順次読み出され、ビット
マップ化される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、プリンタ記述
言語で表現される図形は、それぞれが相互に重なり合う
ものも多く、ある図形が他の図形に完全に包含される例
も少なくない。
【0007】例えば、図13に示すように、星型の多角
形である図形A、ビットマップである図形Bの順で画像
が描画されたとする。なお、図形Bの描画により図形A
は見えなくなるので、ここでは破線で表現している。こ
こで、図13のように図形Aが図形Bに完全に包含され
る場合、図形Aは最終的な描画結果に影響を及ぼさな
い。
【0008】しかし、従来の画像処理装置では、プリン
タ記述言語で表現される描画情報を解釈し、全ての図形
を順次中間リストに変換していくのみで、描画結果を考
慮していなかった。そのため、最終的には描画結果に影
響を及ぼさない図形の中間リストも作成していた。
【0009】以上のように、従来の画像処理装置では、
全ての図形に対して中間リスト作成およびビットマップ
化を行っているので、中間リストの記憶領域の増大して
ビットマップ化速度が低下するという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、中間リストの記憶領域
を減少させてビットマップ化速度の向上を図ることので
きる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像処理装置は、描画される図形に対応し
た描画内容情報と描画領域情報から構成される中間リス
トを作成する中間リスト作成手段と、中間リストを記憶
する中間リスト記憶手段と、先に描画される第1の図形
の描画領域がこの第1の図形より後に描画される第2の
図形の描画領域に包含されるか否かを判定する描画領域
包含判定手段と、描画領域包含判定手段で第1の図形が
第2の図形に包含されると判定された場合に中間リスト
記憶手段から第1の図形の中間リストを削除する中間リ
スト削除手段と、中間リスト削除手段による削除処理後
の中間リスト記憶手段に記憶された中間リストを順次読
み出してこれをビットマップに変換するビットマップ化
手段とを有する構成としたものである。
【0012】このように、第2の図形の描画領域に包含
される第1の図形の中間リストを削除しているので、中
間リストの記憶領域が減少してビットマップ化速度の向
上を図ることが可能になる。
【0013】また、本発明の画像処理装置は、描画され
る図形に対応した描画内容情報と描画領域情報から構成
される中間リストを作成する中間リスト作成手段と、中
間リストを記憶する中間リスト記憶手段と、先に描画さ
れる第1の図形の描画領域がこの第1の図形より後に描
画される第2の図形の描画領域と重なっているか否かを
判定する描画領域重なり判定手段と、描画領域重なり判
定手段で第1の図形が第2の図形に対して重なりを有す
ると判定された場合に中間リスト記憶手段から第1の図
形の中間リストの重なり部分を削除する修正を行う中間
リスト修正手段と、中間リスト修正手段による修正処理
後の中間リスト記憶手段に記憶された中間リストを順次
読み出してこれをビットマップに変換するビットマップ
化手段とを有する構成としたものである。
【0014】このように、第2の図形の描画領域と重な
りを有する第1の図形の中間リストの重なり部分を削除
する修正を行っているので、中間リストの記憶領域が減
少してビットマップ化速度の向上を図ることが可能にな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、描画される図形に対応した描画内容情報と描画領域
情報から構成される中間リストを作成する中間リスト作
成手段と、中間リストを記憶する中間リスト記憶手段
と、先に描画される第1の図形の描画領域がこの第1の
図形より後に描画される第2の図形の描画領域に包含さ
れるか否かを判定する描画領域包含判定手段と、描画領
域包含判定手段で第1の図形が第2の図形に包含される
と判定された場合に中間リスト記憶手段から第1の図形
の中間リストを削除する中間リスト削除手段と、中間リ
スト削除手段による削除処理後の中間リスト記憶手段に
記憶された中間リストを順次読み出してこれをビットマ
ップに変換するビットマップ化手段とを有する画像処理
装置であり、第2の図形の描画領域に包含される第1の
図形の中間リストを削除しているので、中間リストの記
憶領域が減少してビットマップ化速度の向上を図ること
が可能になるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、描画さ
れる図形に対応した描画内容情報と描画領域情報から構
成される中間リストを作成する中間リスト作成手段と、
中間リストを記憶する中間リスト記憶手段と、先に描画
される第1の図形の描画領域がこの第1の図形より後に
描画される第2の図形の描画領域と重なっているか否か
を判定する描画領域重なり判定手段と、描画領域重なり
判定手段で第1の図形が第2の図形に対して重なりを有
すると判定された場合に中間リスト記憶手段から第1の
図形の中間リストの重なり部分を削除する修正を行う中
間リスト修正手段と、中間リスト修正手段による修正処
理後の中間リスト記憶手段に記憶された中間リストを順
次読み出してこれをビットマップに変換するビットマッ
プ化手段とを有する画像処理装置であり、第2の図形の
描画領域と重なりを有する第1の図形の中間リストの重
なり部分を削除する修正を行っているので、中間リスト
の記憶領域が減少してビットマップ化速度の向上を図る
ことが可能になるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図12を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における画像処理装置の構成を簡略的に示すブロッ
ク図、図2は図1の画像処理装置の動作を示すフローチ
ャート、図3は図1の画像処理装置による描画例を示す
説明図、図4は図1の画像処理装置における中間リスト
作成手段の構成を示すブロック図、図5は図1の画像処
理装置における描画領域情報の一例を示す説明図、図6
は図1の画像処理装置における中間リストの削除および
修正前の状態を示す説明図、図7は図1の画像処理装置
における中間リストの削除後の状態を示す説明図、図8
は図1の画像処理装置における描画領域包含判定手段で
の領域判定の一例を示す説明図である。
【0019】図1に示すように、本発明の実施の形態1
の画像処理装置は、ホストコンピュータ(図示せず)よ
り送られてきたプリンタ記述言語を記憶するプリンタ記
述言語記憶手段1、プリンタ記述言語記憶手段1よりプ
リンタ記述言語を順次読み出してこれを中間リストに変
換する中間リスト作成手段2、中間リスト作成手段2に
より作成された中間リストを記憶する中間リスト記憶手
段3、中間リスト作成手段2により作成された中間リス
トに含まれる描画領域の情報と中間リスト記憶手段3に
記憶された中間リストに含まれる描画情報とを用いて先
に描画される図形(第1の図形)の描画領域がこの図形
より後に描画される図形(第2の図形)の描画領域に包
含されるか否かを判定する描画領域包含判定手段4、描
画領域包含判定手段4により第2の図形の描画領域に包
含されると判定された第1の図形における中間リスト記
憶手段3に記憶された中間リストを削除する中間リスト
削除手段5、中間リスト削除手段5による削除処理後の
中間リスト記憶手段3に記憶された中間リストを順次読
み出してこれをビットマップに変換するビットマップ化
手段6、ビットマップ化手段6により作成されたビット
マップを記憶するビットマップ記憶手段7から構成され
ている。
【0020】次に、このような画像処理装置において、
プリンタ記述言語がビットマップデータに変換されるま
での説明を図2のフローチャートを参照しながら行う。
また、説明のための例として、図3の図形を使用する。
【0021】図3において、符号8は最終的な描画画像
を示しており、符号9a,9b,9cは星型の多角形で
ある図形、符号10はビットマップである図形をそれぞ
れ示している。そして、図形9a、図形9b、図形9
c、図形10の順に描画されるものとする。なお、実際
には、図形9aの一部と図形9bは図形10の下に隠れ
て見えないが、説明のため破線で表現している。
【0022】ホストコンピュータで作成されたプリンタ
記述言語は、一旦プリンタ記述言語記憶手段1に記憶さ
れる。
【0023】中間リスト作成手段2は先ず初期化を行い
(ステップS101)、プリンタ記述言語記憶手段1に
記憶されたプリンタ記述言語を順次読み出し(ステップ
S102)、プリンタ記述言語を解釈しながら中間リス
トを作成していく(ステップS103)。
【0024】図3に示す場合、図形9a、図形9b、図
形9c、図形10の順に図形を表現したプリンタ記述言
語がホストコンピュータにより作成され、プリンタ記述
言語記憶手段1に記憶されている。中間リスト作成手段
2は、プリンタ記述言語記憶手段1に記憶されたプリン
タ記述言語を順次読み出し、1つの図形を表現するため
の情報が全てプリンタ記述言語記憶手段1より取得でき
たら、中間リストを1つ作成する。
【0025】ここで、中間リストとは、プリンタ記述言
語で与えられたページ情報や描画コマンド等の描画内容
情報と描画領域情報を後述するビットマップ化手段6が
効率良く処理できるような構成で表現したリストであ
る。また、ページ情報とは、ページの大きさ、解像度、
回転指定、反転指定等の情報である。
【0026】次に、中間リスト作成手段2の詳細な説明
を行う。
【0027】図4に示すように、中間リスト作成手段2
は、図形の種類を判定する図形種類判定手段11、図形
がグラフィックの場合に中間リストを作成するグラフィ
ック用中間リスト作成手段12、図形がビットマップの
場合に中間リストを作成するビットマップ用中間リスト
作成手段13、図形がテキストの場合に中間リストを作
成するテキスト用中間リスト作成手段14より構成され
ている。
【0028】先ず、図形種類判定手段11によって、図
形の種類が、図形9a,9b,9cの星型の多角形よう
なベクトルで表現されたグラフィック、図形10のよう
なビットマップ、あるいは文字コードで表現されるテキ
ストの何れであるかが判定される。
【0029】図形種類判定手段11で図形がグラフィッ
クであると判定された場合には、プリンタ記述言語によ
り表現された描画情報は、グラフィック用中間リスト作
成手段12より、図形を水平な直線(以下、「スキャン
ライン」という。)に分解した場合の各スキャンライン
の座標、色情報、描画領域情報等に変換される。なお、
描画領域情報とは、図形の外接矩形の座標であり、図5
(a)における点Aと点Bの座標(X1,Y1)、(X
2,Y2)である。
【0030】図形種類判定手段11で図形がビットマッ
プであると判定された場合には、プリンタ記述言語によ
り表現された描画情報は、ビットマップ用中間リスト作
成手段13により、色変換、二値化処理等必要な処理を
施したビットマップ、座標情報、描画領域情報等に変換
される。そして、描画領域情報として、図5(b)にお
ける点Aと点Bの座標(X1,Y1)、(X2,Y2)
が生成される。
【0031】図形種類判定手段11で図形がテキストで
あると判定された場合には、プリンタ記述言語により表
現された描画情報は、テキスト用中間リスト作成手段1
4により、座標情報、色情報、描画領域情報等に変換さ
れる。描画領域情報として、図5(c)における点Aと
点Bの座標(X1,Y1)、(X2,Y2)が生成され
る。
【0032】また、何れの場合も、中間リストは、次の
図形の中間リストとリンクするための仕組み、具体的に
は、次の中間リストが存在する領域の先頭番地等を記憶
する仕組みを持っている。
【0033】なお、ここで説明した中間リストおよび中
間リスト作成手段2の構成は一例であり、この構成に限
定されるものではない。
【0034】中間リスト作成手段2で作成された各図形
の中間リストは中間リスト記憶手段3に記憶される。こ
こで、3つの図形9a,9b,9cの中間リストが作成
され、中間リスト記憶手段3に記憶された場合の一例を
図6に示す。図6において、図形9a,9b,9cの中
間リストはそれぞれ領域15,16,17に対応してい
る。
【0035】また、中間リスト作成手段2で作成された
描画領域情報(以下、「現描画情報」という。)は描画
領域包含判定手段4にも転送される。そして、描画領域
包含判定手段4は、先ず包含判定処理の初期化を行う
(ステップS104)。その後、中間リスト記憶手段3
に記憶されている各図形の中間リストより描画領域情報
(以下、「記憶描画領域」という。)を順次読み出し
(ステップS105)、中間リスト作成手段2より転送
された描画領域(以下、「現描画領域」という。)が記
憶描画領域を包含するかどうかを判定する(ステップS
106)。
【0036】図8において、符号18の破線で表された
領域を記憶描画領域、符号19の実線で表された領域を
現描画領域とした場合、図8(a)は現描画領域19が
記憶描画領域18を包含すると判定する例、図8(b)
および図8(c)は包含しないと判定する例である。
【0037】これによれば、図3における図形10を処
理した場合、描画領域包含判定手段4で図形9bは包含
されると判定される。なお、描画領域包含判定手段4の
動作は一例であり、この構成に限定されるものではな
い。また、描画領域情報の構成が変更された場合は、描
画領域包含判定手段4の動作も変更される。
【0038】描画領域包含判定手段4において、ある図
形の描画領域が後に描画される図形の描画領域に包含さ
れると判定された場合、中間リスト削除手段5は包含さ
れる図形の中間リストを中間リスト記憶手段3より削除
する(ステップS107)。具体的には、中間リストの
リンク構造を変更し、包含される図形の中間リスト記憶
領域を開放する。図6において、領域15に存在する図
形9bの中間リストを削除する場合、領域15から領域
16へのリンクを領域15から領域17へのリンクに変
更し、領域16を解放する。これらの処理が終わった後
の例を図7に示す。なお、中間リスト削除手段5の動作
は一例であり、この構成に限定されるものではない。ま
た、中間リストの構成が変更された場合は、中間リスト
削除手段5の動作も変更される。
【0039】その後、中間リスト記憶手段3に記憶され
た全ての図形の描画領域情報との比較が終了したかを判
定し(ステップS108)、比較を終了した場合は次の
処理に移り、終了していない場合は、次の中間リストを
取得する準備を行い(ステップS109)、以上の処理
を繰り返す。
【0040】このようにして、プリンタ記述言語記憶手
段1に記憶されたプリンタ記述言語を中間リストに変換
する。そして、中間リストへの変換が終了する毎に、プ
リンタ記述言語記憶手段1に記憶された全てのプリンタ
記述言語の読み出しを終了したかを判定し(ステップS
110)、読み出しを終了した場合はビットマップ変換
処理に移り、終了していな場合は、次のプリンタ記述言
語を取得する準備を行い(ステップS111)、以上の
処理を繰り返す。
【0041】以上の全ての処理が終了した後、ビットマ
ップ化手段6により中間リスト記憶手段3に記憶された
中間リストが順次ビットマップに変換され、ビットマッ
プ記憶手段7に記憶される。図3に示す場合、中間リス
ト記憶手段3に中間リストが記憶されている図形9a、
9c、10がビットマップ化され記憶されることにな
る。
【0042】以上のようにしてプリンタ記述言語で表現
された図形は全てビットマップに変換される。
【0043】このように、本実施の形態によれば、最終
的な描画結果を考慮して中間リストの作成を行うことに
より、後に描画される図形の描画領域に包含される先に
描画される図形の中間リストを削除しているので、中間
リストの記憶領域が減少してビットマップ化速度の向上
を図ることが可能になる。
【0044】(実施の形態2)図9は本発明の実施の形
態2における画像処理装置の構成を簡略的に示すブロッ
ク図、図10は図9の画像処理装置の動作を示すフロー
チャート、図11は図9の画像処理装置における描画領
域重なり判定手段の動作を示すフローチャート、図12
は図9の画像処理装置のクリッピング領域を示す説明図
である。なお、本実施の形態を説明するに際しては、実
施の形態1において説明した図3から図6が用いられて
いる。
【0045】図9に示すように、本発明の実施の形態2
の画像処理装置は、ホストコンピュータ(図示せず)よ
り送られてきたプリンタ記述言語を記憶するプリンタ記
述言語記憶手段1、プリンタ記述言語記憶手段1よりプ
リンタ記述言語を順次読み出してこれを中間リストに変
換する中間リスト作成手段2、中間リスト作成手段2に
より作成された中間リストを記憶する中間リスト記憶手
段3、中間リスト作成手段2により作成された中間リス
トに含まれる描画領域の情報と中間リスト記憶手段3に
記憶された中間リストに含まれる描画情報とを用いて先
に描画される図形(第1の図形)の描画領域がこの図形
より後に描画される図形(第2の図形)の描画領域と重
なっているか否かを判定する描画領域重なり判定手段2
0、描画領域重なり判定手段20により第2の図形の描
画領域と重なりを有すると判定された第1の図形におけ
る中間リスト記憶手段3に記憶された中間リストの重な
り部分を削除する修正を行う中間リスト修正手段21、
中間リスト修正手段21による修正処理後の中間リスト
記憶手段3に記憶された中間リストを順次読み出してこ
れをビットマップに変換するビットマップ化手段6、ビ
ットマップ化手段6により作成されたビットマップを記
憶するビットマップ記憶手段7より構成されている。
【0046】次に、このような画像処理装置において、
プリンタ記述言語がビットマップデータに変換されるま
での説明を図10および図11のフローチャートを参照
しながら行う。また、説明のための例として、図3の図
形を使用する。
【0047】図3において、符号8は最終的な描画画像
を示しており、符号9a,9b,9cは星型の多角形で
ある図形、符号10はビットマップである図形をそれぞ
れ示している。そして、図形9a、図形9b、図形9
c、図形10の順に描画されるものとする。なお、実際
には、図形9aの一部と図形9bは図形10の下に隠れ
て見えないが、説明のため破線で表現している。
【0048】ホストコンピュータで作成されたプリンタ
記述言語は、一旦プリンタ記述言語記憶手段1に記憶さ
れる。
【0049】中間リスト作成手段2は先ず初期化を行い
(ステップS201)、プリンタ記述言語記憶手段1に
記憶されたプリンタ記述言語を順次読み出し(ステップ
S202)、プリンタ記述言語を解釈しながら中間リス
トを作成していく(ステップS203)。
【0050】図3に示す場合、図形9a、図形9b、図
形9c、図形10の順に図形を表現したプリンタ記述言
語がホストコンピュータにより作成され、プリンタ記述
言語記憶手段1に記憶されている。中間リスト作成手段
2は、プリンタ記述言語記憶手段1に記憶されたプリン
タ記述言語を順次読み出し、1つの図形を表現するため
の情報が全てプリンタ記述言語記憶手段1より取得でき
たら、中間リストを1つ作成する。
【0051】ここで、中間リストとは、プリンタ記述言
語で与えられたページ情報や描画コマンド等の描画内容
情報と描画領域情報を後述するビットマップ化手段6が
効率良く処理できるような構成で表現したリストであ
る。また、ページ情報とは、ページの大きさ、解像度、
回転指定、反転指定等の情報である。
【0052】次に、中間リスト作成手段2の詳細な説明
を行う。
【0053】図4に示すように、中間リスト作成手段2
は、図形の種類を判定する図形種類判定手段11、図形
がグラフィックの場合に中間リストを作成するグラフィ
ック用中間リスト作成手段12、図形がビットマップの
場合に中間リストを作成するビットマップ用中間リスト
作成手段13、図形がテキストの場合に中間リストを作
成するテキスト用中間リスト作成手段14より構成され
ている。
【0054】先ず、図形種類判定手段11によって、図
形の種類が、図形9a,9b,9cの星型の多角形よう
なベクトルで表現されたグラフィック、図形10のよう
なビットマップ、あるいは文字コードで表現されるテキ
ストの何れであるかが判定される。
【0055】図形種類判定手段11で図形がグラフィッ
クであると判定された場合には、プリンタ記述言語によ
り表現された描画情報は、グラフィック用中間リスト作
成手段12より、図形を水平な直線(以下、「スキャン
ライン」という。)に分解した場合の各スキャンライン
の座標、色情報、描画領域情報等に変換される。なお、
描画領域情報とは、図形の外接矩形の座標であり、図5
(a)における点Aと点Bの座標(X1,Y1)、(X
2,Y2)である。
【0056】図形種類判定手段11で図形がビットマッ
プであると判定された場合には、プリンタ記述言語によ
り表現された描画情報は、ビットマップ用中間リスト作
成手段13により、色変換、二値化処理等必要な処理を
施したビットマップ、座標情報、描画領域情報等に変換
される。そして、描画領域情報として、図5(b)にお
ける点Aと点Bの座標(X1,Y1)、(X2,Y2)
が生成される。
【0057】図形種類判定手段11で図形がテキストで
あると判定された場合には、プリンタ記述言語により表
現された描画情報は、テキスト用中間リスト作成手段1
4により、座標情報、色情報、描画領域情報等に変換さ
れる。描画領域情報として、図5(c)における点Aと
点Bの座標(X1,Y1)、(X2,Y2)が生成され
る。
【0058】また、何れの場合も、中間リストは、次の
図形の中間リストとリンクするための仕組みとクリッピ
ング領域の情報を持っている。ここで、リンクするため
の仕組みとは、具体的には、次の中間リストが存在する
領域の先頭番地等を記憶する仕組みである。また、クリ
ッピング領域とは、中間リストで表現される図形で実際
に描画する領域である。図12において図形22をクリ
ッピング領域23で描画した場合、実際に描画されるの
は実線の部分のみであり、破線部分は描画されない。な
お、クリッピング領域もプリンタ記述言語で指定され
る。
【0059】なお、ここで説明した中間リストおよび中
間リスト作成手段2の構成は一例であり、この構成に限
定されるものではない。
【0060】中間リスト作成手段2で作成された各図形
の中間リストは中間リスト記憶手段3に記憶される。こ
こで、3つの図形9a,9b,9cの中間リストが作成
され、中間リスト記憶手段3に記憶された場合の一例を
図6に示す。図6において、図形9a,9b,9cの中
間リストはそれぞれ領域15,16,17に対応してい
る。
【0061】また、中間リスト作成手段2で作成された
中間リストは描画領域重なり判定手段20にも転送され
る。そして、描画領域重なり判定手段20は、先ず重な
り判定処理の初期化を行う(ステップS204)。その
後、中間リスト記憶手段3に記憶されている各図形の中
間リストより描画領域情報(以下、「記憶描画領域」と
いう。)を順次読み出し(ステップS205)、中間リ
スト作成手段2より転送された描画領域(以下、「現描
画領域」という。)と比較する(ステップS206)。
そして、現描画領域と記憶描画領域が重なりを持ち、且
つ現描画領域のラスタオペレーションの指定がコピーの
場合にのみ、重なりがあると判定する(ステップS20
7)。
【0062】ここで、ラスタオペレーションとは、描画
図形と描画先との演算方法の指定であり、コピーとは描
画図形を描画先にそのまま上書きすることである。図3
における図形10を処理した場合、描画領域重なり判定
手段20で図形9a、図形9bは重なりを持つと判定さ
れる。但し、ラスタオペレーションはコピーの場合であ
る。なお、描画領域重なり判定手段20の動作は一例で
あり、この構成に限定されるものではない。また、描画
領域情報の構成が変更された場合は、描画領域重なり判
定手段20の動作も変更される。
【0063】描画領域重なり判定手段20において、あ
る図形の描画領域が後に描画される図形の描画領域と重
なりを持つと判定された場合、中間リスト修正手段21
は中間リスト記憶手段3に記憶されている当該図形の中
間リストを修正する(ステップS208)。具体的に
は、中間リストのクリッピング領域情報を重なりを持つ
部分が描画されないように変更する。なお、中間リスト
修正手段21の動作は一例であり、この構成に限定され
るものではなく、スキャンラインの座標を変更すること
などでも実現できる。また、中間リストの構成が変更さ
れた場合は、中間リスト修正手段21の動作も変更され
る。
【0064】その後、中間リスト記憶手段3に記憶され
た全ての図形との比較が終了したかを判定し(ステップ
S209)、比較を終了した場合は次の処理に移り、終
了していない場合は、次の中間リストを取得する準備を
行い(ステップS210)、以上の処理を繰り返す。
【0065】このようにして、プリンタ記述言語記憶手
段1に記憶されたプリンタ記述言語を中間リストに変換
する。そして、中間リストへの変換が終了する毎に、プ
リンタ記述言語記憶手段1に記憶された全てのプリンタ
記述言語の読み出しを終了したかを判定し(ステップS
211)、読み出しを終了した場合はビットマップ変換
処理に移り、終了していな場合は、次のプリンタ記述言
語を取得する準備を行い(ステップS212)処理を繰
り返す。
【0066】以上のようにしてプリンタ記述言語で表現
された図形は全てビットマップに変換される。
【0067】このように、本実施の形態によれば、最終
的な描画結果を考慮して中間リストの作成を行うことに
より、後に描画される図形の描画領域と重なりを有する
先に描画される図形の中間リストの重なり部分を削除す
る修正を行っているので、中間リストの記憶領域が減少
してビットマップ化速度の向上を図ることが可能にな
る。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第2の
図形の描画領域に包含される第1の図形の中間リストを
削除しているので、中間リストの記憶領域が減少してビ
ットマップ化速度の向上を図ることが可能になるという
有効な効果が得られる。
【0069】また、本発明によれば、第2の図形の描画
領域と重なりを有する第1の図形の中間リストの重なり
部分を削除する修正を行っているので、中間リストの記
憶領域が減少してビットマップ化速度の向上を図ること
が可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像処理装置の
構成を簡略的に示すブロック図
【図2】図1の画像処理装置の動作を示すフローチャー
【図3】図1の画像処理装置による描画例を示す説明図
【図4】図1の画像処理装置における中間リスト作成手
段の構成を示すブロック図
【図5】図1の画像処理装置における描画領域情報の一
例を示す説明図
【図6】図1の画像処理装置における中間リストの削除
および修正前の状態を示す説明図
【図7】図1の画像処理装置における中間リストの削除
後の状態を示す説明図
【図8】図1の画像処理装置における描画領域包含判定
手段での領域判定の一例を示す説明図
【図9】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
構成を簡略的に示すブロック図
【図10】図9の画像処理装置の動作を示すフローチャ
ート
【図11】図9の画像処理装置における描画領域重なり
判定手段の動作を示すフローチャート
【図12】図9の画像処理装置のクリッピング領域を示
す説明図
【図13】従来の画像処理装置における図形の処理の一
例を示す説明図
【符号の説明】
2 中間リスト作成手段 3 中間リスト記憶手段 4 描画領域包含判定手段 5 中間リスト削除手段 6 ビットマップ化手段 20 描画領域重なり判定手段 21 中間リスト修正手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】描画される図形に対応した描画内容情報と
    描画領域情報から構成される中間リストを作成する中間
    リスト作成手段と、 前記中間リストを記憶する中間リスト記憶手段と、 先に描画される第1の図形の描画領域がこの第1の図形
    より後に描画される第2の図形の描画領域に包含される
    か否かを判定する描画領域包含判定手段と、 前記描画領域包含判定手段で前記第1の図形が前記第2
    の図形に包含されると判定された場合に前記中間リスト
    記憶手段から前記第1の図形の中間リストを削除する中
    間リスト削除手段と、 前記中間リスト削除手段による削除処理後の前記中間リ
    スト記憶手段に記憶された前記中間リストを順次読み出
    してこれをビットマップに変換するビットマップ化手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】描画される図形に対応した描画内容情報と
    描画領域情報から構成される中間リストを作成する中間
    リスト作成手段と、 前記中間リストを記憶する中間リスト記憶手段と、 先に描画される第1の図形の描画領域がこの第1の図形
    より後に描画される第2の図形の描画領域と重なってい
    るか否かを判定する描画領域重なり判定手段と、 前記描画領域重なり判定手段で前記第1の図形が前記第
    2の図形に対して重なりを有すると判定された場合に前
    記中間リスト記憶手段から前記第1の図形の中間リスト
    の重なり部分を削除する修正を行う中間リスト修正手段
    と、 前記中間リスト修正手段による修正処理後の前記中間リ
    スト記憶手段に記憶された前記中間リストを順次読み出
    してこれをビットマップに変換するビットマップ化手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7330196B2 (en) 2002-07-23 2008-02-12 Ricoh Company Ltd. Apparatus and method for image processing capable of accelerating image overlay process
JP2008107970A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011008689A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2013123231A (ja) * 2012-12-28 2013-06-20 Casio Comput Co Ltd 表示端末装置及びプログラム
JP2016001882A (ja) * 2015-07-14 2016-01-07 カシオ計算機株式会社 表示端末装置及びプログラム

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