JP2001088067A - オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2001088067A
JP2001088067A JP27274899A JP27274899A JP2001088067A JP 2001088067 A JP2001088067 A JP 2001088067A JP 27274899 A JP27274899 A JP 27274899A JP 27274899 A JP27274899 A JP 27274899A JP 2001088067 A JP2001088067 A JP 2001088067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
stop position
set position
auto
handler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27274899A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Uchino
好章 内野
Yuji Kawanishi
裕司 川西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ando Electric Co Ltd filed Critical Ando Electric Co Ltd
Priority to JP27274899A priority Critical patent/JP2001088067A/ja
Publication of JP2001088067A publication Critical patent/JP2001088067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、オートハンドラのデバイス搬送に
おける搬送位置ずれを自動的に補正することによって、
位置補正作業の負担を軽減し、位置ずれによるデバイス
搬送ミスを防止できるオートハンドラ、その制御方法、
及び記憶媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 吸着ユニット6の移動方向に沿ってリニ
アスケール10を設け、リニアスケール10からセンサ
11によって吸着ユニット6の停止位置を検出する。予
め設定されている回転数だけモータ1を回転させて、リ
ニアスケール10からセンサ11で停止位置を読み取
り、当該停止位置と設定位置とを比較する。ずれが生じ
ている場合は、モータを再度回転させ、設定位置まで移
動させ、この位置でのモータ1の回転数を取得して回転
数を補正し、RAM20fに回転数を更新記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートハンドラ、
その制御方法、及び記憶媒体に関し、特に供給トレーか
らキャリアにデバイスを搬送あるいはキャリアから収容
トレーにデバイスを搬送するときに生ずる移送体の位置
ずれを補正する機能を備えるオートハンドラ、その制御
方法、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】IC(Integrated Circuit)等の半導体
デバイスの電気的特性を測定するIC試験システムにお
いて、測定対象となるデバイスを搬送するオートハンド
ラが利用されている。
【0003】次に、オートハンドラにおける従来のデバ
イス搬送機構200の構成を図3により説明する。図3
に示すように、デバイス搬送機構200は連結ブロック
5の上部がベルト2に係止し、連結ブロック5の下部に
吸着ユニット6を取り付ける。連結ブロック5は直動ベ
アリング4を内包する。直動ベアリング4とすべり結合
する直動ガイドはベルト2の走行方向と平行に配置され
る。制御装置の駆動制御部(図示省略)によってモータ
1が駆動すると、モータ1の回転軸に巻き掛けされるプ
ーリ3Aに回転が伝動される。プーリ3A・3B間に巻
き掛けされるベルト2が走行すると、吸着ユニット6は
前記直動ガイドに案内されて移動する。図3において、
吸着ユニット6はトレー7とキャリア9間を往復し、ト
レー7に載置された複数のデバイス8を逐次、キャリア
9に移載する。デバイス8が満杯となったキャリア9は
測定部に移動し、デバイスの試験後、分類収容され、空
となったキャリア9が元の位置に戻る。このように、キ
ャリア9はオートハンドラ内を循環する。なお、図3に
おいて、吸着ユニット6の移動位置を確実とするため、
ベルトは内歯を形成するタイミングベルトが使用され、
プーリは外歯をもつタイミングプーリが使用される。す
なわち、図3においては、いわゆるベルト伝動より鎖
(チェーン)伝動に等しい。
【0004】なお、水平搬送式のオートハンドラにおい
ては、デバイス搬送機構200は供給側及び収容側の2
系統にそれぞれ備えられている。各々の動作はトレー7
からキャリア9へデバイス8を搬送する(供給側)か、
あるいはキャリア9からトレー7へデバイス8を搬送す
る(収容側)かの違いを除けば同じものである。
【0005】デバイス搬送機構200の各動作は、制御
装置によって制御されている。制御装置内の記憶装置に
は、デバイス搬送位置マップが記憶されている。デバイ
ス搬送位置マップには、各キャリア9のデバイス8が載
置される位置の原点座標や、その原点座標へ到達するま
でのモータ1の回転数が設定されている。CPUは、デ
バイス搬送位置マップに予め設定されているデバイス搬
送位置までモータ1を回転させる。
【0006】しかしながら、従来のデバイス搬送機構2
00は、組み立て初期や経年変化によるベルト2の伸び
等によって、予め設定されている回転数だけモータ1を
回転させたときにも、実際のデバイスの搬送位置にずれ
が生じることがある。
【0007】デバイス8の搬送位置にずれが生じた場合
には、デバイス8をキャリア9に移すとき、または、キ
ャリア9からトレー7に移すときに、正常な位置にデバ
イスが載置できなくなり、挿入ミスによってデバイス8
を破損させることがある。そこで、従来は操作者が定期
的に搬送動作における吸着ユニット6の停止位置を補正
し、搬送位置のずれを補正していた。
【0008】従来のデバイス搬送機構200の位置補正
では、供給キャリア、または収容キャリア上に、位置補
正用の治具をセットし、また、吸着ユニット6の停止位
置をマニュアル操作できるような位置補正画面を制御装
置の表示部に表示させ、表示されている位置補正画面に
おいて「→」、「←」、「↑」、「↓」等のカーソル移
動キーを操作することにより、吸着ユニット6の吸着部
を治具の位置補正用穴の中心部に入るように縦方向、横
方向の位置を調整し、基準点からこの調整後の位置まで
の移動量を補正後の目的移動量として装置設定のパラメ
ータに追加記憶し、以降は、この追加記憶された目的移
動量に基づいて、デバイス搬送機構200を駆動制御す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
人手を介して位置を補正しており、また定期的に位置を
補正することが必要であり、操作者の労力の負担が大き
かった。
【0010】本発明は、オートハンドラのデバイス搬送
における搬送位置ずれを自動的に補正することによっ
て、位置補正作業の負担を軽減し、位置ずれによるデバ
イス搬送ミスを防止できるオートハンドラ、その制御方
法、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を1例として例示する。
【0012】請求項1記載の発明は、所定の設定位置へ
デバイスを搬送する搬送手段(例えば、図1に示すデバ
イス搬送機構100)を備えるオートハンドラであっ
て、前記搬送手段による搬送体(例えば、図1に示す連
結ブロック5)の停止位置を計測する計測手段(例え
ば、図1に示すセンサ11、リニアスケール10)と、
前記計測手段によって計測された停止位置と前記設定位
置とのずれを補正する補正手段(例えば、図2に示すC
PU20a)と、を備えることを特徴としている。
【0013】この請求項1記載の発明のオートハンドラ
は、所定の設定位置へデバイスを搬送する搬送手段を備
え、計測手段によって前記搬送手段による搬送体の停止
位置を計測し、補正手段によって、計測された停止位置
と前記設定位置とのずれを補正する。
【0014】請求項4記載の発明は、所定の設定位置へ
デバイスを搬送する搬送手段を備えるオートハンドラの
制御方法であって、前記搬送手段による搬送体の停止位
置を計測する計測工程と、計測された停止位置と前記設
定位置とのずれを補正する補正工程と、を含むことを特
徴としている。
【0015】請求項4記載の発明のオートハンドラの制
御方法は、所定の設定位置へデバイスを搬送する搬送手
段を備えるオートハンドラの制御方法であって、前記搬
送手段による搬送体の停止位置を計測する計測工程と、
計測された停止位置と前記設定位置とのずれを補正する
補正工程とを含む。
【0016】請求項5記載の発明は、所定の設定位置へ
デバイスを搬送する搬送手段を備えるオートハンドラを
制御するプログラムを格納した記憶媒体であって、前記
搬送手段による搬送体の停止位置を計測するプログラム
コードと、計測された停止位置と前記設定位置からのず
れを補正するプログラムコードと、を含むプログラムを
格納することを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明の記憶媒体は、所定の
設定位置へデバイスを搬送する搬送手段を備えるオート
ハンドラを制御するためのプログラムを格納した記憶媒
体であって、前記搬送手段による搬送体の停止位置を計
測するプログラムコードと、計測された停止位置と前記
設定位置とのずれを補正するプログラムコードとを含
む。
【0018】したがって、請求項1、4、及び5記載の
発明によれば、デバイスの搬送動作における停止位置の
ずれが自動的に補正されるので操作者の作業負担が無く
なり、また、停止位置のずれによるデバイスの搬送ミス
を防止できる。また、補正時期を意識する必要がなくな
り、保守点検や管理が容易となる。
【0019】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明のオートハンドラにおいて、前記搬送手段は搬送
体の搬送方向に沿ってスケールを備え、前記計測手段は
前記スケールから前記停止位置を検出することを特徴と
している。
【0020】この請求項2記載の発明のオートハンドラ
によれば、搬送手段は、その搬送方向に沿ってスケール
を備えており、前記計測手段は、前記スケールから前記
停止位置を検出する。
【0021】したがって、搬送動作における任意の停止
位置を計測できる。
【0022】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明のオートハンドラにおいて、前記設定位置と前記
設定位置まで前記搬送体を搬送するモータの回転数とを
対応付けて記憶する記憶手段(例えば、図2に示すRA
M20f)と、前記記憶手段に記憶されている設定位置
と前記計測手段によって計測された停止位置とが一致す
るか否かを判断する判断手段(例えば、図2に示すCP
U20a)とを備え、前記補正手段は、前記判断手段に
よって前記設定位置と前記停止位置とが一致しないと判
断された場合に、前記モータの回転数を補正し、補正し
たモータの回転数により前記記憶手段に記憶されたモー
タの回転数を更新することを特徴としている。
【0023】この請求項3記載の発明のオートハンドラ
によれば、前記設定位置と前記設定位置まで前記搬送体
を搬送するモータの回転数とを対応付けて記憶手段に記
憶し、判断手段によって、前記記憶手段に記憶されてい
る設定位置と前記計測手段によって計測された停止位置
とが一致するか否かを判断し、前記補正手段は、前記判
断手段によって前記設定位置と前記停止位置とが一致し
ないと判断された場合に、前記モータの回転数を補正
し、補正したモータの回転数により前記記憶手段に記憶
されたモータの回転数を更新する。
【0024】したがって、補正後はモータの回転数を更
新記憶するので、次回の搬送動作の停止位置が保証さ
れ、停止位置の精度を確保できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1と図2を参照して本発
明に係るオートハンドラの実施の形態を詳細に説明す
る。図1は本発明に係るオートハンドラのデバイス搬送
機構100の構成を示す図であり、図2は、本発明に係
るオートハンドラの各部を制御する制御装置20の構成
を示す機能ブロック図である。
【0026】まず、構成を説明する。図1に示すよう
に、本実施の形態のオートハンドラのデバイス搬送機構
100は、従来のデバイス搬送機構200(図3参照)
と同様に、モータ1、ベルト2、プーリ3A,3B、直
動ベアリング4、連結ブロック5、及び吸着ユニット
6、を備える他に、デバイス搬送機構100によるデバ
イスの搬送位置を計測するリニアスケール10及びセン
サ11が備えられている。
【0027】なお、図1のデバイス搬送機構100は、
縦方向あるいは横方向のいずれかの一方向にデバイス8
を搬送する機構を例示しているが、デバイス搬送機構1
00を組み合わせ、吸着ユニット6をXY方向に移動す
ることもできる。
【0028】デバイス8の搬送方向、すなわち、直動ガ
イドに沿って、リニアスケール10は固定されており、
吸着ユニット6の移動可能な範囲に、移動位置が計測で
きるようにリニアスケール10には所定の刻み幅で位置
目盛が設けられている。
【0029】センサ11は、吸着ユニット6の備えられ
た連結ブロック5に一体的に設けられており、吸着ユニ
ット6の停止位置において、リニアスケール10から停
止位置を読み取り、制御装置20のI/F部20hを介
してCPU20aに出力する。また、このとき、吸着ユ
ニット6の基準位置から停止位置までのモータ1の回転
量がエンコーダ1aによってモータの回転数に変換され
て、I/F部20hを介してCPU20aに出力され
る。
【0030】制御装置20の駆動制御部20bによっ
て、モータ1の駆動が制御される。また、モータ1は、
モータ1の回転量からパルス数を生成するエンコーダ1
aを備え、生成したパルス数がI/F部20hを介して
CPU20aに入力されて、デバイス搬送機構100に
おける吸着ユニット6の移動量が計算される。
【0031】ベルト2は、例えばタイミングベルトであ
り、モータ1の回転に連動するプーリ3Aと従動するプ
ーリ3Bとに巻掛され、モータ1の回転運動を直線運動
に変換し、すべりのない確実な伝動を確保する。ベルト
2には、連結ブロック5を介して吸着ユニット6が備え
られており、直動ガイドに沿った連結ブロック5の往復
運動を直動ベアリング4によって支えている。ベルト2
の伝動によって、吸着ユニット6を移動させる。
【0032】次に、オートハンドラの制御装置20につ
いて図2を参照して説明する。図2に示すように、制御
装置20は、CPU(Central Processing Unit)20
a、駆動制御部20b、入力部20c、表示部20d、
ROM(Read Only Memory)20e、RAM(Random A
ccess Memory)20f、記憶装置20g、及びI/F
(InterFace)部20hにより構成されており、この制
御装置20によってデバイス搬送機構100のモータ
1、エンコーダ1a、センサ11が制御される。
【0033】CPU20aは、ROM20eあるいは記
憶装置20g内に格納されているシステムプログラム及
び当該システムに対応する各種アプリケーションプログ
ラムの中から指定されたアプリケーションプログラムを
RAM20f内の図示しないプログラム格納領域に展開
し、入力部20cから入力される各種指示あるいはデー
タをRAM20f内に一時的に格納し、入力指示及び入
力データに応じてROM20eあるいは記憶装置20g
内に格納されたアプリケーションプログラムに従って各
種処理を実行し、その処理結果をRAM20f内に格納
するとともに、表示部20dに表示する。そして、RA
M20fに格納した処理結果を入力部20cから入力指
示される記憶装置20g内の保存先に保存する。
【0034】また、CPU20aは、デバイス搬送機構
100を制御して、所定の設定位置までデバイス8を搬
送する際は、その設定位置に対応するモータ回転数をR
AM20fから読み出して、このモータ回転数に応じて
モータ1を駆動制御する。モータ回転数だけモータ1を
回転させ、停止すると、その停止位置をリニアスケール
10からセンサ11によって読み取り、計測された停止
位置と前記設定位置とが一致するか否かを判断する。計
測された停止位置と前記設定位置とがずれている場合
は、再度モータ1を回転させ、前記設定位置まで搬送さ
せ、設定位置まで搬送した際のモータ回転数を取得し
て、この取得したモータ回転数から、記憶されているモ
ータ回転数を補正し、補正後のモータ回転数をRAM2
0fに更新記憶する。
【0035】駆動制御部20bは、CPU20aから入
力される各種指示信号に応じて、デバイス搬送機構10
0におけるモータ1を駆動制御する駆動制御信号を生成
して、モータ1を駆動制御する。
【0036】入力部20cは、カーソル移動キー、数字
入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボード及びマ
ウス、及びタッチパネルを含み、押下されたキーの押下
信号やマウスの位置信号をCPU20aに出力する。
【0037】表示部20dは、CRT(Cathode Ray Tu
be)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成
され、CPU20aから入力されるデータを表示する。
【0038】ROM20eには、オートハンドラの制御
装置20に対応する基本プログラムや、デバイス搬送位
置マップなどのオートハンドラに対応する各種パラメー
タが予め記憶されている。デバイス搬送位置マップに
は、トレー7上或いはキャリア9上の各デバイス8の搬
送位置情報が設定されている。
【0039】RAM20fは、CPU20aが上記各種
アプリケーションプログラムを実行する際に各種データ
を展開するプログラム格納領域を形成するとともに、所
定の設定位置までデバイス8を搬送するためのモータ回
転数がその設定位置に対応付けて記憶される。また、セ
ンサ11によってデバイス搬送位置のずれが検出された
際には、前記設定位置まで搬送するための、CPU20
aによって補正された新たなモータ回転数が更新記憶さ
れる。
【0040】記憶装置20gは、プログラムやデータ等
が予め記憶されており、磁気的、光学的記録媒体、若し
くは半導体メモリで構成されている。記憶装置20g
は、制御装置20に固定的に設けたもの、若しくは着脱
自在に装着するものであり、この記憶装置20gには上
記システムプログラム、各種アプリケーションプログラ
ム、及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶
する。
【0041】I/F20hは、センサ11によって読み
取った、デバイス搬送機構100の各デバイス8の搬送
位置におけるリニアスケール10による位置情報をCP
U20aに伝達し、また、モータ1に備えられたエンコ
ーダ1aから入力される、モータ1の回転量に対応した
モータ回転数(パルス数)をCPU20aに伝達する。
【0042】次に動作を説明する。搬送動作における各
部の停止位置(設定位置)の初期設定がなされ、設定位
置に停止させるためのモータ1の回転数が設定位置と対
応付けられて、RAM20fに記憶されているものとす
る。
【0043】ここでは搬送動作の一例として、供給側の
デバイス搬送機構100の吸着ユニット6が、トレー7
上のデバイス8を吸着して保持した状態で搬送し、キャ
リア9へ移載する例を説明する。
【0044】吸着ユニット6がデバイス8をトレー7か
ら吸着した状態において、CPU20aは、デバイス8
の搬送先の設定位置、及びその設定位置に対応するモー
タ回転数をRAM20fから読み出して、モータ回転数
を駆動制御部20bに出力する。駆動制御部20bで
は、入力されたモータ回転数だけモータ1を回転させ、
その後停止させる。吸着ユニット6はモータ回転数に応
じた距離だけ移動された状態となる。
【0045】ここで、連結ブロック5に設けられている
センサ11によって、リニアスケール10から停止位置
を計測し、この停止位置情報をI/F部20hを介して
CPU20aへ出力する。CPU20aでは、この停止
位置情報と、前記設定位置とを比較して、ずれが生じて
いるか否かを判断する。
【0046】停止位置情報と設定位置とが一致しない場
合は、CPU20aは、位置補正動作を開始する。
【0047】位置補正動作では、CPU20aは、モー
タ1を再度回転させ、正しい設定位置まで搬送させ、セ
ンサ11によって設定位置を検出すると、この位置でモ
ータ1の回転を停止させる。そして、当該停止位置にお
けるモータ1の回転数をI/F部20hを介してCPU
20aへ出力する。CPU20aは、この位置補正動作
によるモータ1の回転によって、設定位置で停止させる
ための正しいモータ回転数を取得し、取得したモータ回
転数をRAM20fに記憶されているモータ回転数に代
えて更新記憶する。その後、通常どおりのデバイス搬送
動作を再開する。
【0048】次回の前記設定位置までのデバイス搬送動
作では、RAM20fに更新記憶されたモータ回転数に
したがって、モータ1を回転させ、センサ11によって
リニアスケール10から読み取った停止位置が、設定位
置と比較して異なる位置でなければ、位置補正の必要が
なく通常のデバイス搬送動作を続行し、位置にずれが生
じていれば、再度、上述の位置補正動作を実行して、デ
バイス搬送位置までのモータ回転数を補正する。
【0049】この位置補正動作は、所定の設定位置に吸
着ユニット6を搬送する時、例えば、トレー7上のデバ
イス位置で停止させる時、あるいは吸着したデバイス8
をキャリア9上に搬送し、キャリア9の所定の載置位置
で停止させる時等に行われる。またデバイス8の収容側
のデバイス搬送機構でも同様の動作を実行する。
【0050】以上説明したように、本実施の形態のオー
トハンドラのデバイス搬送機構100は、直動ガイド
(デバイス搬送機構100の搬送方向)に沿ってリニア
スケール10を設け、リニアスケール10からセンサ1
1によって停止位置を検出する。搬送動作では、予め設
定されているモータ回転数だけモータ1を回転させて、
センサ11によってリニアスケール10から吸着ユニッ
ト6の停止した位置を読み取り、当該停止位置と設定位
置とを比較する。前記停止位置と前記設定位置とにずれ
が生じている場合は、位置補正動作を開始し、モータ1
を再度回転させ、設定位置まで移動させ、この位置での
モータ1の回転数を取得して補正し、RAM20fに更
新記憶する。
【0051】したがって、本実施の形態のオートハンド
ラのデバイス搬送機構100は、自動的に停止位置を補
正するので操作者の作業負担が軽減される。また、定期
的に位置を補正するなど、補正する時期を意識しなくて
もよくなり、保守点検、管理が容易となる。さらに、デ
バイス8の搬送位置が設定位置とずれており、補正する
必要がある場合でも、デバイス8の載置前に停止位置を
補正して、その後、正常な位置にデバイス8を載置する
ので、位置がずれた状態のままデバイス8を載置すると
いうデバイスの搬送ミスがなくなり、デバイス8の破損
を無くすことができる。
【0052】また補正後のモータ回転数は、補正される
都度、RAM20fに更新記憶されるので、搬送体の停
止位置を精度良く保持できる。
【0053】またリニアスケール10は、デバイス搬送
機構100の搬送方向に沿って吸着ユニット6の移動範
囲に設置されるので、任意の停止位置でその位置を計測
することができる。すなわち、ベルト2の経年変化等の
原因によって生ずる微細なずれも検出できる。
【0054】なお、本実施の形態では、ベルト駆動のデ
バイス搬送機構を例示したが、これに限ることはなく、
例えば、ボールねじによる移動機構や、その他の駆動機
であってもよい。また、その他の詳細な部分についても
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0055】
【発明の効果】請求項1、4、及び5記載の発明によれ
ば、デバイスの搬送動作における停止位置のずれが自動
的に補正されるので操作者の作業負担が軽減され、ま
た、停止位置のずれによるデバイスの破損を無くすこと
ができる。また、位置補正作業の時期を意識する必要が
なくなり、保守点検や管理が容易となる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、搬送動作に
おける任意の停止位置を精密に計測できる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、補正後のモ
ータ回転数を更新記憶することによって、次回の搬送動
作の停止位置が保証され、半永続的に停止位置の精度を
保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートハンドラのデバイス搬送機構1
00の構成を示す図である。
【図2】オートハンドラの制御装置20の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】従来のオートハンドラのデバイス搬送機構20
0の構成を示す図である。
【符号の説明】
100 デバイス搬送機構 1 モータ 2 ベルト 3A,3B プーリ 4 直動ベアリング 5 連結ブロック 6 吸着ユニット 7 トレー 8 デバイス 9 キャリア 10 リニアスケール 11 センサ 20 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AG11 AG16 AH01 3F059 AA01 AA11 AA14 BA09 DA08 DC08 DD01 DE01 FA08 FB16 FC15 4M106 AA04 BA20 DG02 DG08 DG16 DG20 DG21 DJ18 DJ21 DJ23 DJ24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の設定位置へデバイスを搬送する搬送
    手段を備えるオートハンドラであって、 前記搬送手段による搬送体の停止位置を計測する計測手
    段と、 前記計測手段によって計測された停止位置と前記設定位
    置とのずれを補正する補正手段と、 を備えることを特徴とするオートハンドラ。
  2. 【請求項2】前記搬送手段は搬送体の搬送方向に沿って
    スケールを備え、 前記計測手段は前記スケールから前記停止位置を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載のオートハンドラ。
  3. 【請求項3】前記設定位置と前記設定位置まで前記搬送
    体を搬送するモータの回転数とを対応付けて記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている設定位置と前記計測手段
    によって計測された停止位置とが一致するか否かを判断
    する判断手段とを備え、 前記補正手段は、前記判断手段によって前記設定位置と
    前記停止位置とが一致しないと判断された場合に、前記
    モータの回転数を補正し、補正したモータの回転数によ
    り前記記憶手段に記憶されたモータの回転数を更新する
    ことを特徴とする請求項1記載のオートハンドラ。
  4. 【請求項4】所定の設定位置へデバイスを搬送する搬送
    手段を備えるオートハンドラの制御方法であって、 前記搬送手段による搬送体の停止位置を計測する計測工
    程と、 計測された停止位置と前記設定位置とのずれを補正する
    補正工程と、 を含むことを特徴とするオートハンドラの制御方法。
  5. 【請求項5】所定の設定位置へデバイスを搬送する搬送
    手段を備えるオートハンドラを制御するプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 前記搬送手段による搬送体の停止位置を計測するプログ
    ラムコードと、 計測された停止位置と前記設定位置とのずれを補正する
    プログラムコードと、 を含むプログラムを格納することを特徴とする記憶媒
    体。
JP27274899A 1999-09-27 1999-09-27 オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体 Pending JP2001088067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27274899A JP2001088067A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27274899A JP2001088067A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001088067A true JP2001088067A (ja) 2001-04-03

Family

ID=17518219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27274899A Pending JP2001088067A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001088067A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100367444C (zh) * 2000-07-24 2008-02-06 松下电器产业株式会社 阴极射线管装置
KR101034504B1 (ko) * 2008-11-27 2011-05-19 세메스 주식회사 리니어 스케일을 이용하는 기판 이송 장치
WO2017221576A1 (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 東京エレクトロン株式会社 搬送装置および搬送方法、ならびに検査システム
JP2020025128A (ja) * 2019-11-06 2020-02-13 東京エレクトロン株式会社 搬送装置および検査システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100367444C (zh) * 2000-07-24 2008-02-06 松下电器产业株式会社 阴极射线管装置
KR101034504B1 (ko) * 2008-11-27 2011-05-19 세메스 주식회사 리니어 스케일을 이용하는 기판 이송 장치
WO2017221576A1 (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 東京エレクトロン株式会社 搬送装置および搬送方法、ならびに検査システム
KR20190008358A (ko) * 2016-06-20 2019-01-23 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 반송 장치 및 반송 방법, 그리고 검사 시스템
KR102157949B1 (ko) * 2016-06-20 2020-09-18 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 반송 장치 및 반송 방법, 그리고 검사 시스템
JP2020025128A (ja) * 2019-11-06 2020-02-13 東京エレクトロン株式会社 搬送装置および検査システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5054991A (en) Wafer positioning apparatus
US5249356A (en) Method and apparatus for mounting electronic component
US5365672A (en) Positioning apparatus for a semiconductor wafer
US20130074326A1 (en) Substrate transfer apparatus, substrate transfer method, and surface mounter
EP2538267B1 (en) A method and a device for titling
KR20110072584A (ko) 프로브 핀의 위치 자동 보정 기능을 갖는 프로브 구동 장치
KR20090123909A (ko) 기판 이송 장치
KR100899146B1 (ko) 페이스트 도포기의 기판 정렬 방법
JP2001088067A (ja) オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体
JP4357619B2 (ja) マルチチャンバシステム
JP2002124556A (ja) ウエハ搬送装置
US11300507B2 (en) Optical measurement device and method
JP2007192748A (ja) リークデテクタ
US20220406636A1 (en) Monitor wafer measuring method and measuring apparatus
JP2001013212A (ja) オートハンドラ、その制御方法、及び記憶媒体
JPH09294000A (ja) 電子部品実装装置及び方法
KR100786365B1 (ko) 변위센서를 이용한 웨이퍼 맵핑방법
KR20000002415U (ko) 액정 패널의 실리콘 도포 장치
KR0161023B1 (ko) 인쇄회로기판의 위치편차 보정방법
JP2000068695A (ja) 部品搭載装置
JPH1177562A (ja) 移動ロボット
JP2006059954A (ja) 部品搭載装置及び部品搭載方法
JPH0737967A (ja) ウエハの位置合わせ装置および位置合わせ方法
JP2653093B2 (ja) チッププレーサーの部品高さ情報入力方法
KR100586449B1 (ko) 피더 정밀도 교정 방법