JP2001087076A - シートバネ支持体 - Google Patents
シートバネ支持体Info
- Publication number
- JP2001087076A JP2001087076A JP26591899A JP26591899A JP2001087076A JP 2001087076 A JP2001087076 A JP 2001087076A JP 26591899 A JP26591899 A JP 26591899A JP 26591899 A JP26591899 A JP 26591899A JP 2001087076 A JP2001087076 A JP 2001087076A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- spring support
- seat spring
- vertical member
- longitudinal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バネ部分を構成する線材のフレーム体の縦方
向部材への結合を改善し、線材のズレを防止させる。 【解決手段】 線材（５）を縦方向部材（２）の裏側か
ら表側へとねじり上げ、進入してきた線材（５）の上側
を通って線材（５）を抜き出す。
向部材への結合を改善し、線材のズレを防止させる。 【解決手段】 線材（５）を縦方向部材（２）の裏側か
ら表側へとねじり上げ、進入してきた線材（５）の上側
を通って線材（５）を抜き出す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シート、椅
子或いはベット等に適用可能なシートバネ支持体に関す
る。
子或いはベット等に適用可能なシートバネ支持体に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】車両用シート、椅子或いはベット等は、
使用者に快適な着座感を与えるため、負荷を受ける部分
に金属製の線材を張設して、バネ支持体を作り、このバ
ネ支持体の上にクッション材を配することが多い。
使用者に快適な着座感を与えるため、負荷を受ける部分
に金属製の線材を張設して、バネ支持体を作り、このバ
ネ支持体の上にクッション材を配することが多い。
【０００３】従来のシートバネ支持体は、特公昭５６−
１１４４４号公報に開示される如く、対の離間した縦方
向部材（側杆）間に横線を複数個離間して配し、各横線
の端部を縦方向部材に巻きつけその端部を横線の上側を
通しかつ縦方向部材に溶接させる構成のものである。こ
の従来例は、一本一本の横線の端部を縦方向部材として
の側杆に溶接させていくもので横線配置のための作業性
が悪い。
１１４４４号公報に開示される如く、対の離間した縦方
向部材（側杆）間に横線を複数個離間して配し、各横線
の端部を縦方向部材に巻きつけその端部を横線の上側を
通しかつ縦方向部材に溶接させる構成のものである。こ
の従来例は、一本一本の横線の端部を縦方向部材として
の側杆に溶接させていくもので横線配置のための作業性
が悪い。
【０００４】前述した従来例とは別に一本の鋼線を一定
ピッチで縦方向部材に対して横方向に張設していく例
が、実公昭６２−１９６８号公報に開示される。この従
来例は鋼線を一端が縦方向部材に固定されたスプリング
の一端に係止させるか、或いはサポートワイヤに単純に
向きを折り返す形で（Ｕ字形に通す）鋼線を横方向に張
っていく構成のものである。この例は、鋼線を横方向に
一定のピッチで張っていくことでバネ支持体を構成して
いるが、このような構成では、バネ支持体に負荷が作用
したとき、バネ支持体を構成する鋼線がずれて一定ピッ
チがくずれ、局部的に負荷が作用し、負荷の分散がなく
なり好ましい着座感が阻害される。
ピッチで縦方向部材に対して横方向に張設していく例
が、実公昭６２−１９６８号公報に開示される。この従
来例は鋼線を一端が縦方向部材に固定されたスプリング
の一端に係止させるか、或いはサポートワイヤに単純に
向きを折り返す形で（Ｕ字形に通す）鋼線を横方向に張
っていく構成のものである。この例は、鋼線を横方向に
一定のピッチで張っていくことでバネ支持体を構成して
いるが、このような構成では、バネ支持体に負荷が作用
したとき、バネ支持体を構成する鋼線がずれて一定ピッ
チがくずれ、局部的に負荷が作用し、負荷の分散がなく
なり好ましい着座感が阻害される。
【０００５】前述した従来例のバネ支持体を、車両用の
シートバックに組込んだとき背から受ける面圧の高い部
分の鋼線がシートバックの上下方向に移動し、面圧を本
来支えるべき部位のバネ感が損なわれるという不具合が
顕著に出る。
シートバックに組込んだとき背から受ける面圧の高い部
分の鋼線がシートバックの上下方向に移動し、面圧を本
来支えるべき部位のバネ感が損なわれるという不具合が
顕著に出る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、縦方向部材
に対して線材を１回交差するようにして巻回させること
で、前述した従来技術の不具合を解消させることを解決
すべき課題とする。
に対して線材を１回交差するようにして巻回させること
で、前述した従来技術の不具合を解消させることを解決
すべき課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
解決のため、縦方向部材に対して線材を斜め下方に進入
させかつ折り返した線材を斜め下方に進入した線材の上
側を通って斜め下方へと延出させる基本的な技術的手段
を採用する。
解決のため、縦方向部材に対して線材を斜め下方に進入
させかつ折り返した線材を斜め下方に進入した線材の上
側を通って斜め下方へと延出させる基本的な技術的手段
を採用する。
【０００８】具体的には、本発明は、離間対向する縦方
向部材と、該縦方向部材に、線材をジグザグ状に順次係
止させ横方向部材としたマット状のシートバネ支持体に
おいて、横方向部材を構成する線材の縦方向部材への係
止が、縦方向部材に対し斜め上方より進入した線部が縦
方向部材を囲みかつ斜め上方より進入した線材の上部を
通って斜め下方へと抜けていく屈曲部でなされることを
特徴とするシートバネ支持体を提供する。
向部材と、該縦方向部材に、線材をジグザグ状に順次係
止させ横方向部材としたマット状のシートバネ支持体に
おいて、横方向部材を構成する線材の縦方向部材への係
止が、縦方向部材に対し斜め上方より進入した線部が縦
方向部材を囲みかつ斜め上方より進入した線材の上部を
通って斜め下方へと抜けていく屈曲部でなされることを
特徴とするシートバネ支持体を提供する。
【０００９】このようなシートバネ支持体は、線材が縦
方向部材に対して、自縛力を発生させるように、抜け出
る線材が入り込む線材の上側を通り、線材にねじり上げ
た部分を作り、このねじり上げた部分が縦方向部材に対
して、負荷を受けたとき、くい込み線材のずれがない。
方向部材に対して、自縛力を発生させるように、抜け出
る線材が入り込む線材の上側を通り、線材にねじり上げ
た部分を作り、このねじり上げた部分が縦方向部材に対
して、負荷を受けたとき、くい込み線材のずれがない。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１に示すように、シートバネ支
持体１は、対の縦方向部材２，２と、その下部を結合さ
せる連結部材３からなる略Ｕ字状のフレーム体４、並び
に、一本の鋼線を所定ピッチ（面圧の高い部分のピッチ
を小さくさせる）で横方向に張設した線材５からなる。
フレーム体４はバネ鋼からなり、シートやシートクッシ
ョンの中に組込まれる。
持体１は、対の縦方向部材２，２と、その下部を結合さ
せる連結部材３からなる略Ｕ字状のフレーム体４、並び
に、一本の鋼線を所定ピッチ（面圧の高い部分のピッチ
を小さくさせる）で横方向に張設した線材５からなる。
フレーム体４はバネ鋼からなり、シートやシートクッシ
ョンの中に組込まれる。
【００１１】線材５の両端は、一方の縦方向部材２に巻
回固定されており、その他の部位は、対の縦方向部材
２、２間にジグザグに橋渡しされ、図２に示すように、
線材５はねじり上げた形で折り返されかつ巻回される。
即ち、横方向部材を構成する線材５は、縦方向部材２に
対し、斜め上方より下向きに進入し、縦方向部材２の裏
側から表側へとねじり上げて、進入してきた線材５の上
側を通って斜め下方へと抜けていく。この形状は横方向
部材に面圧が作用すると、縦方向部材２に対して進入し
てきた線材５と抜け出ていく線材５が、縦方向部材２を
巻回する線材部分が縦方向部材２にくい込むように作用
する。よって、線材５の縦方向部材２に対するずれが防
止される。
回固定されており、その他の部位は、対の縦方向部材
２、２間にジグザグに橋渡しされ、図２に示すように、
線材５はねじり上げた形で折り返されかつ巻回される。
即ち、横方向部材を構成する線材５は、縦方向部材２に
対し、斜め上方より下向きに進入し、縦方向部材２の裏
側から表側へとねじり上げて、進入してきた線材５の上
側を通って斜め下方へと抜けていく。この形状は横方向
部材に面圧が作用すると、縦方向部材２に対して進入し
てきた線材５と抜け出ていく線材５が、縦方向部材２を
巻回する線材部分が縦方向部材２にくい込むように作用
する。よって、線材５の縦方向部材２に対するずれが防
止される。
【００１２】図３に示すように、一方の縦方向部材２の
方向に張り出した曲部又は凹部６を作り、この凹部６で
線材５をねじり上げるよう縦部材２に巻回してもよい。
方向に張り出した曲部又は凹部６を作り、この凹部６で
線材５をねじり上げるよう縦部材２に巻回してもよい。
【００１３】図４に示すように、線材２の表面に合成樹
脂の層７を設け、層７に環状の凹部６′を形成して、こ
の凹部６′に線材５のねじり上げ部を配するとよい。図
３と図４の例は、高負荷が線材５に作用しても線材５の
縦方向部材２に対するズレを防止するのに有効である。
脂の層７を設け、層７に環状の凹部６′を形成して、こ
の凹部６′に線材５のねじり上げ部を配するとよい。図
３と図４の例は、高負荷が線材５に作用しても線材５の
縦方向部材２に対するズレを防止するのに有効である。
【図１】本発明の一例のシートバネ支持体の正面図であ
る。
る。
【図２】縦方向部材と線材との結合部分を示す拡大詳細
図である。
図である。
【図３】図２の例の変形例を示す図である。
【図４】図２の例の他の変形例を示す図である。
２ 縦方向部材 ５ 線材 ６，６′ 凹部 ７ 合成樹脂の被覆層
Claims (5)
- 【請求項１】 離間対向する縦方向部材と、該縦方向部
材に、線材をジグザグ状に順次係止させ横方向部材とし
たマット状のシートバネ支持体において、 横方向部材を構成する線材の縦方向部材への係止が、縦
方向部材に対し斜め上方より進入した線部が縦方向部材
を囲みかつ斜め上方より進入した線材の上部を通って斜
め下方へと抜けていく屈曲部でなされることを特徴とす
るシートバネ支持体。 - 【請求項２】 縦方向部材の線材の係止部が対向する縦
方向部材の方向に山部を有する凹部となっている請求項
１に記載のシートバネ支持体。 - 【請求項３】 縦方向部材に合成樹脂が被覆され、該合
成樹脂の被覆層に線材の屈曲部を受けるくぼみを設けて
いる請求項１に記載のシートバネ支持体。 - 【請求項４】 対の縦方向部材の下部を連結部材にて結
合させている請求項２又は３に記載のシートバネ支持
体。 - 【請求項５】 面圧の大きい部分の線材のピッチを小と
させる請求項４に記載のシートバネ支持体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26591899A JP2001087076A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | シートバネ支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26591899A JP2001087076A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | シートバネ支持体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001087076A true JP2001087076A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17423914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26591899A Pending JP2001087076A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | シートバネ支持体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001087076A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100340869C (zh) * | 2005-01-26 | 2007-10-03 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 电光双调制偏振光激光测距方法及其装置 |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26591899A patent/JP2001087076A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100340869C (zh) * | 2005-01-26 | 2007-10-03 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 电光双调制偏振光激光测距方法及其装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2466360C (en) | Tension structure of seat back | |
| JPH0755166B2 (ja) | 荷重受け座席メンバ−のｊクリツプによる取付け構造 | |
| US20010050506A1 (en) | Chair construction and method of making same | |
| WO2005094633A1 (en) | Lumbar support structure with cross-bars providing additional support | |
| JPH11513911A (ja) | シートフレームに組み込むための支持体の改良 | |
| JP2002219985A (ja) | 乗物用シート | |
| US10434911B2 (en) | Vehicle seat including a cloth spring member | |
| JP2022132540A (ja) | シート | |
| GB2342287A (en) | Improvements in or relating to seat suspension arrangements | |
| JP2001087076A (ja) | シートバネ支持体 | |
| AT409922B (de) | Stuhl mit einer rückenlehne | |
| US7398567B2 (en) | Steelwire-hook mode web sheet | |
| US7588297B1 (en) | Shaped fabric chair diaphragm and method of forming same | |
| JP3397952B2 (ja) | 自動車用シートバックの腰椎支持構造 | |
| US5678261A (en) | Cushion device | |
| JP3769429B2 (ja) | シート用ばねアセンブリおよびフレーム装置 | |
| JPH01171507A (ja) | 車両用シート等のバネ構造 | |
| JPH023315Y2 (ja) | ||
| JP2539763Y2 (ja) | 椅子における背もたれ板 | |
| JPH0430934Y2 (ja) | ||
| JPS6135083Y2 (ja) | ||
| JPH08280475A (ja) | クッションスプリング | |
| JPH0119895Y2 (ja) | ||
| JPH056825Y2 (ja) | ||
| JPS6041158Y2 (ja) | 座席用クツシヨン体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050926 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050926 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051019 |